JPH0844268A - 記録装置及びその方法 - Google Patents

記録装置及びその方法

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JPH0844268A
JPH0844268A JP6174593A JP17459394A JPH0844268A JP H0844268 A JPH0844268 A JP H0844268A JP 6174593 A JP6174593 A JP 6174593A JP 17459394 A JP17459394 A JP 17459394A JP H0844268 A JPH0844268 A JP H0844268A
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JP
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JP6174593A
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Inventor
Yoshihiko Umizumi
嘉彦 海住
Fumiaki Seto
文明 瀬戸
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録装置及びその方法に関し、情報群の中断
時に印字品質を損なうことなく、記録効率が高く、連続
媒体に悪影響を与えることなく、簡単な機構で低コスト
で実現され、かつ使い勝手の良い記録装置及びその方法
を提供することを目的とする。 【構成】データ保持手段と、記録担持体と、データ保持
手段への情報群供給の中断を検出すると、中断直前に供
給された前情報群の最後の部分について転写した後、中
断後に後情報群が供給されるまで、記録担持体上への被
転写像の形成及び連続媒体の搬送の停止を指示する中断
処理手段と、連続媒体を記録担持体に密着させて走行さ
せた状態から、前記連続媒体を前記記録担持体から分離
して退避させ、直ちに前記連続媒体を記録担持体に密着
させた状態にさせるまでの間に、連続媒体が移動する距
離以上の長さの転写領域をもつ転写手段とを有するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置及びその方法
に係り、特に、感光ドラムやシートフィルム等の記録担
持体に被転写材で像を形成し、紙やフィルム等の転写媒
体に転写する記録装置及びその方法に関する。媒体とし
て枚葉紙(カット紙)やカットフィルムを使用する場合
は、その1枚分の情報を担持体上に像として形成、転写
する位置まで移動した後、該像を媒体上に転写すれば、
記録が完了する。情報が続いてくれば、媒体の動作に対
応して担持体上に像を形成、転写し、情報が止まれば、
担持体上への書き込みをやめ、次の媒体の送り込みをや
めればよい。つまり情報がとまれば、媒体1枚分(1ペ
ージ分)をまとめて書き込みさえすれば、きちんと媒体
上への記録が完了する。
【0002】しかるに媒体が連続したもの(ウェブある
いは連続帳票など、以下連続媒体という)の時は厄介で
ある。情報を連続媒体全部の長さ分、連続し、とぎれる
ことなく送るということは、一般には困難である。当然
あるまとまった情報群(例えば1ページ分など)単位で
情報がとぎれても良いように、情報の有無に応じて、担
持体への書き込みと停止、連続媒体の移動・転写動作と
停止動作を行い、結果として、連続媒体上への記録は情
報群が連続してつながっているように形成されなければ
ならない。
【0003】
【従来の技術】従来、記録担持体(感光ドラムやシート
フィルム等)にトナーなどの被転写材で像を形成し、転
写媒体(紙やフィルム等)に転写する記録装置があっ
た。従来例に係る記録装置にあっては、例えば、感光ド
ラム上に光で情報が書き込まれ、現像領域にて現像され
てトナー像となる。当該トナー像の連続媒体に対する転
写は、図24に示すように、転写領域において行われ
る。
【0004】ここで、転写領域は、たとえば、紙等の連
続媒体と感光ドラム等が対向する領域であってその領域
の中央点を転写ポジションと呼び、その前後の転写可能
領域をいう。図22(a)は、感光ドラム等の記録担持
体(以下「担持体」という)25上で、ページA′の最
後の部分までがトナー像となって記録され、その後の情
報が中断している状態を示す。このトナー像の最後の部
分をa′、最後端をα′とする。
【0005】図22(b)は、中断後に書き込まれて、
担持体25上に形成された次のページB’のトナー像を
示す。ページB′トナー像の最初の部分をb′、最先端
をβ′で示す。図22(c)は、ページA′が転写され
て連続媒体26上に形成されたトナー像のページAを示
しており、ページA′の最後の部分a′及び最後端α′
のそれぞれの転写像をa及びαで表す。
【0006】また、図22(d)は、ページB′が転写
されて連続媒体26上に形成されたトナー像のページB
を示しており、ページB′の最初の部分b′及び最先端
β′のそれぞれの転写像をb及びβで表す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来例に係る記
録装置にあっては、記録情報の書き込みが終了または中
断したときは、担持体は移動を続け、担持体上の像の最
後端(これを前述の如く、ページA′の最後端α′とす
る)が現像領域を通り、転写ポジションに来た時(ペー
ジA′の像は完全に連続媒体26上に転写されてい
る。)、転写ガイドが担持体25からの分離(これは連
続媒体26上に転写されている。)を開始し、また連続
媒体26は媒体搬送機構によって停止しはじめる。連続
媒体26が停止した時、転写像の最後端αは当然転写ポ
ジションを過ぎてしまっている。
【0008】記録情報の書き込みが再開されて、担持体
25上の次の像の最先端(これを前述の如くページB′
の最先端β′とする)が転写領域に入ってくるのに応じ
て、連続媒体26の移動開始、転写ガイドの担持体25
への接近(これは連続媒体26の担持体25への密着動
作を意味する。)が行われ、例えばタイミングを合わせ
ることにより該最先端β′が転写ポジションに来た時
に、その像の連続媒体26上への転写が開始させること
ができ、最先端のトナー像β以下ページB全体および、
以降順次像転写が正常に行われていく。
【0009】図23に示すように、この場合、前の情報
(ページA)の最後端αは転写ポジションを過ぎた所か
ら連続媒体26が再スタートするので、担持体25に密
着した時(ページB′の最先端β′が転写される時)に
は隙間つまり、ページAの最後端αとページBの最先端
βに隙間のある状態で転写される。この状態を分かり易
くするために、担持体25と連続媒体26の位置関係を
模式的に図24に示す。
【0010】は連続媒体2が分離開始、次いで停止開
始 は連続媒体2の分離完了、停止 は連続媒体2の移動開始、次いで密着開始 は連続媒体2の定速移動、密着完了 の状態をそれぞれ示している。これら〜は図23
(a)(b)及び図11(a)〜(d)に対し共通にこ
れらの位置関係を示している。
【0011】図23(a)に示すように、ページAと
ページBとは隙間があいて転写されている状況が示され
ている。一方、この隙間をなくすために、連続媒体26
の停止、分離の開始を早めに行い、連続媒体26上のペ
ージAの最後端αが転写ポジションに対向する位置で停
止させ、さらに連続媒体26の密着動作や移動の開始を
遅めにして、ページAの最後端αとページBの最先端β
を接するように転写を始めようとすると、ページA′の
最後の部分a′がまだ転写されないうちに連続媒体26
が分離してしまい、図24(b)に示すように、該最
後の部分a′の転写が不十分になる。また、図24
(b)に示すように、ページB′の最初の部分b′が
連続媒体26と担持体25とが十分密着しないうちに転
写領域を通過してしまって、該ページB′の最初の部分
b′の転写が不十分になるという問題点を有していた。
【0012】連続媒体26上で、前の情報(ページA)
と後の情報(ページB)との間に隙間があいたり、中断
前後の情報の最後や最初の部分の転写が不十分になるの
は好ましいことではないので、従来は次のような手段で
記録装置を実現していた。 1)図24(b)の転写を行う際に、ページAの最後の
部分a、ページBの最初の部分bの記録を保証しないと
いう制限条件を記録装置につける。言い換えれば、ペー
ジAの初め、ページBの終わりの各何行かを空白行とす
る。実際問題としては、記録する情報の各ページの初め
と終わりの各何行かはすべて記録を禁止する。
【0013】2)ページAの最後端まで転写終了後、連
続媒体26を逆方向に戻しておき、ページBの情報が書
き込まれたときは、連続媒体26を再駆動し、ページB
の最先端βがページAの最後端αと連続するように同期
をとって転写させる(特公昭61−49663)。しか
し、1)のやり方はページの前後に余白を取る印刷を行
う印刷書式の場合は可能だが、一般にはこの制限条件が
記録装置の使い方として障害になることが多いという問
題点を有していた。
【0014】また、2)のやり方は使い方として障害に
はならないが、連続媒体の搬送機構が順送りの他に、逆
送りも必要となり、装置構成上複雑で、装置コストも高
いものとなるという問題点を有していた。そこで、本発
明は、情報群の中断時に、転写不十分になったり隙間が
できて印字品質を損なうことなく、連続媒体を戻して待
機させる必要がない記録装置及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】さらに、連続媒体を戻して待機させる必要
がないので、記録速度を保つことができて、記録の効率
が高く、連続媒体に悪影響を与えることもない。また、
連続媒体の逆送り機構の必要がないので簡単な機構で低
コストで実現することができる記録装置及びその方法を
提供することを目的とする。また、印刷書式に左右され
ない、さらには、印字非保証領域を設けるという制約の
必要のない使い勝手の良い記録装置及びその方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、第一の発明は、図1に示すように、所定情報
群毎に転写すべき情報を保持するデータ保持手段2と、
前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担持体
10と、データ保持手段2への情報群供給の中断を検出
すると、中断直前に供給された前情報群の最後の部分ま
でを転写した後、中断後に後情報群が供給されるまで、
記録担持体上への被転写像の形成及び連続媒体の搬送の
停止を指示する中断処理手段3と、連続媒体を記録担持
体に密着させて走行させた状態から、前記連続媒体を前
記記録担持体10から分離して退避させ、直ちに前記連
続媒体を記録担持体に密着させた状態にさせるまでの間
に、連続媒体が移動する距離以上の長さの転写領域をも
つ転写手段11とを有するものである。
【0017】ここで、「所定情報群」とは、例えば、ペ
ージ単位等の一定の情報量の単位をいい、当該単位毎
に、記録担持体上に被転写像が形成される。「前情報
群」とは、中断直前に供給される情報群をいい、「後情
報群」とは、中断直後に供給される情報群をいう。「中
断」とは、何らかの事情で、上位装置であるホスト等か
ら前記データ保持手段2への情報群毎のデータの供給が
滞ることをいう。「中断」のうち、中断後に、後情報群
の供給がない場合は終了である。
【0018】被転写像の形成及び搬送の停止等の「指
示」は、必ずしも、中断処理手段が直接的に指示する場
合に限られず、上位装置を介して指示する場合も含む。
「転写領域」とは、記録担持体上に形成された被転写像
を前記媒体上に転写する際に、一度の密着で転写が行わ
れる記録担持体上の領域をいう。尚、「転写手段」と
は、必ずしも、転写領域が通常の転写領域に比較して長
くすることに限られず、連続媒体の搬送(走行)速度を
通常の搬送速度よりも遅くすることによっても得られ
る。
【0019】第二の発明は、図2に示すように、所定情
報群毎に転写すべき情報を保持するデータ保持手段12
と、前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担
持体10と、データ保持手段への情報群供給の中断を検
出すると、中断直前に供給された前情報群の最後の部分
までを転写した後、中断後に後情報群が供給されるま
で、記録担持体上への被転写像の形成及び連続媒体の搬
送の停止を指示する中断処理手段13と、連続媒体を記
録担持体に密着させて転写領域にある被転写像を転写
し、転写後連続媒体を記録担持体から分離して退避させ
る転写手段14と、中断が検出されると、前記前情報群
の最後域を抽出する最後域抽出手段15と、抽出された
最後域を、前記後情報群の前方で当該後情報群に合体さ
せ、中断後停止している連続媒体を再駆動する際に、前
記最後域同士を重複して後情報群について転写をさせる
最後域重複転写指示手段16とを有するものである。
【0020】ここで、「最後域」とは、前情報群の最後
端から「最後の部分」をはみ出さない程度の長さ分の領
域をいう。第三の発明は、図3に示すように、所定情報
群毎に転写すべき情報を保持するデータ保持手段12
と、前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担
持体10と、データ保持手段への情報群供給の中断を検
出すると、中断直前に供給された前情報群の最後の部分
までを転写した後、中断後に後情報群が供給されるま
で、記録担持体上への被転写像の形成及び連続媒体の搬
送の停止を指示する中断処理手段13と、連続媒体を記
録担持体に密着させて転写領域にある被転写像を転写
し、転写後連続媒体を記録担持体から分離して退避させ
る転写手段14と、中断が検出されると、前記後情報群
の最初域を抽出する最初域抽出手段17と、抽出された
最初域を、前記前情報群の後方で当該前情報群に合体さ
せた後中断前に転写させ、中断後停止している連続媒体
を再駆動する際に、前記最初域同士を重複して後情報群
について転写をさせる最初域重複転写指示手段18とを
有するものである。
【0021】ここで、「最初域」とは、後情報群の最先
端から「最初の部分」をはみ出さない程度の長さ分の領
域をいう。第四の発明は、図4に示すように、所定情報
群毎に記録担持体上に被転写像を形成し、当該記録担持
体に連続媒体を密着させて転写領域にある被転写像を連
続媒体に転写して記録し、密着後連続媒体を記録担持体
から分離させて順次記録を行う記録装置であって、前記
情報群の境界にまたがって付加されたマークの検出を行
うマーク検出手段19と、検出されたマークに基づいて
転写の良否の判定を行う転写良否判定手段20と、当該
判定結果が否の場合には、前記記録装置の機能を停止す
る装置機能停止手段21又は、警告信号を発生する警告
信号発生手段22とを有するものである。
【0022】第五の発明は、第二の発明及び第三の発明
において、中断直後に供給される後情報群の一部又は全
部が記録担持体に記録できることを確認した後に、抽出
された前記前情報群の最後域を、前記後情報群の前方
で、当該後情報群と合体させ、又は、抽出された後情報
群の最初域を、前情報群の後方で、当該前情報群と合体
させるものである。
【0023】第六の発明は、図5に示すように、所定情
報群毎に転写すべき情報を保持し、情報群供給の中断が
検出された場合には、中断直前に供給された前情報群の
最後部分までを転写した後、中断後に後情報群が供給さ
れるまで、前記記録担持体上への被転写像の形成及び搬
送が停止される記録方法であって、情報群の供給が中断
されると(S1)、前記前情報群の最後域を抽出し(S
2)、抽出された前記最後域を、前記後情報群の前方で
当該後情報群に合体させ、中断後停止している連続媒体
の搬送を再駆動する際に、前記最後域同士を重複させて
後情報群の転写を行う(S3)ことである。
【0024】第七の発明は、図6に示すように、所定情
報群毎に転写すべき情報を保持し、情報群供給の中断が
検出された場合には、中断直前に供給された前情報群の
最後部分までを転写した後、中断後に後情報群が供給さ
れるまで、前記記録担持体上への被転写像の形成及び搬
送が停止される記録方法であって、情報群の供給が中断
されると(S10)、前記後情報群の最初域を抽出し
(S11)、抽出された前記最初域を、前記前情報群の
後方で当該前情報群に合体させた後中断前に転写し、中
断後停止している連続媒体の搬送を再駆動する際に、前
記最初域同士を重複させて後情報群の転写を行う(S1
3)ことである。
【0025】
【作用】第一の発明の処理動作を説明する。図1に示す
ように、当該記録装置のデータ保持手段2にホスト等か
ら記録しようとするデータが伝送され、所定情報群毎に
保持される。当該データ保持手段2に転写可能な情報群
が保持されている場合には、前記記録担持体10に露光
等の手段によって、被転写像が形成される。
【0026】すると、転写手段11は、搬送された連続
媒体を当該記録担持体10に密着させて、転写領域にあ
る被転写像を転写し、転写後に当該記録担持体10から
分離して、退避する。同様にして、次に転写領域にくる
被転写像を転写し、順次連続媒体上に記録が行われる。
もし、前記データ保持手段2にホスト等から供給される
データの供給がなんらかの事情で中断した場合には、前
記中断処理手段3の指示によって、前記転写手段11
は、中断直前の前情報群の最後部分を転写した後、記録
担持体上への被転写像の形成及び搬送が停止される。
【0027】その後、次の後情報群の供給がされると、
その被転写像が形成され、当該後情報群の最初の部分を
転写するために連続媒体の搬送が開始され、連続媒体が
再び密着される。ところで、本発明に係る転写手段11
は、「連続媒体を記録担持体に密着させて走行させた状
態から、前記連続媒体を前記記録担持体から分離して退
避させ、直ちに前記連続媒体を記録担持体に密着させた
状態にさせるまでの間に、連続媒体が移動する距離以上
の長さの転写領域をもつ」としている。
【0028】従って、中断直前の前情報群の最後の部分
の被転写像が転写されて、連続媒体が記録担持体から分
離及び停止した後、続いて来る後情報群の最初の部分の
被転写像が転写領域内に存在する間に、連続媒体の搬送
起動及び密着動作を完了させることができるので、中断
の際に、前記前情報群の最後端と後情報群の最初端とが
接するように転写しても連続媒体を逆戻りさせることな
く、十分な転写を行うことができる。
【0029】第二の発明及び第五の発明についてその動
作を図2及び図6に基づいて説明する。ステップS1
で、前記中断処理手段13によって、次の情報群の供給
が何らかの事情で中断されたことが検出されると、当該
中断処理手段13は、中断直前に供給された前情報群の
最後部分について転写した後、中断後に後情報群が供給
されるまで、前記記録担持体上への被転写像の形成及び
連続媒体の搬送が停止される。
【0030】中断が検出されると、ステップS2で、前
記最後域抽出手段15は、前情報群の最後域を抽出す
る。ステップS3で、前記最後域重複転写指示手段16
は、抽出された最後域を、前記後情報群の前方で、当該
後情報群に合体させ、中断後停止している連続媒体を再
駆動する際に、前記最後域同士を重複して転写させるよ
うに転写手段14に指示する。
【0031】このため、前記転写手段14の転写領域が
十分広くなくても、中断の際に、前記前情報群の最後端
と後情報群の最初端とが接するように転写しても、連続
媒体を逆戻りさせる必要もなく、転写不十分な部分を重
複転写を行うことによって解消することができる。続い
て、第三の発明についてその処理動作を図3及び図7に
基づいて説明する。
【0032】ステップS10で、前記中断処理手段13
によって、何らかの理由で、次の情報群の供給が中断さ
れたことが検出されると、当該中断処理手段13は、中
断直前に供給された前情報群の最後部分について転写し
た後、中断後に後情報群が供給されるまで、被転写像の
形成及び連続媒体の搬送が停止される。中断が検出され
ると、ステップS11で、前記最初域抽出手段17は、
後情報群の最初域の供給を待って、その最初域を抽出す
る。
【0033】ステップS12で、前記最初域重複転写指
示手段18は、抽出された最初域を、前情報群の後方
で、当該前情報群に合体させ、中断後停止している連続
媒体の搬送を再駆動する際に、前記最初域同士を重複し
て転写させるように転写手段14に指示する。このた
め、前記前情報群の最後端と前記後情報群の最先端とを
接合させて転写する場合に、前記転写手段14の転写領
域が十分広くなくても、連続媒体を逆戻りさせることな
く、転写不十分な部分を重複転写を行うことによって解
消することができる。
【0034】また、第三の発明において、前記最初域抽
出手段17及び最初域重複転写指示手段18の他に、第
二の発明に係る前記最後域抽出手段15、及び最後域重
複転写指示手段16をも設けることによって、中断の際
に、連続媒体を逆戻りさせる必要もなく、より十分な記
録を行うことができる。続いて、第四の発明について説
明する。
【0035】本発明では、予め、又は、前記データ保持
手段内で、所定情報群の境界近傍に境界マークを付加す
る。連続媒体の情報群の境界にまたがって、欄外等に付
加されたマークは、転写後に、前記マーク検出手段19
によって、検出されると、前記転写良否判定手段20
は、検出されたマークに基づいて転写の良否の判定を行
う。
【0036】当該判定結果が否の場合には、前記装置機
能停止手段21によって、記録装置の機能を停止させ、
又は警告信号発生手段22によって、警告信号を発生さ
せる。このマークの検出によって、情報群と情報群との
境界の転写の良否の判定結果が容易にわかるので、直ち
に、再記録等の処置をとることができる。
【0037】続いて、第五の発明について説明する。本
発明は、第二の発明又は第三の発明について、中断後に
供給される後情報群の一部または全部が記録担持体に記
録できることを確認した後に、抽出された前情報群の最
後域を、後情報群の前方で、当該後情報群に合体させ、
又は、抽出された後情報群の最初域を、前情報群の後方
で当該前情報群に合体するようにしたものである。
【0038】これによって、前情報群で終了して、後情
報群の供給がない場合に無駄な処理を行わないようにす
るものである。または、前情報群で終了する場合には、
後情報群として、空白の情報群を前記データ保持手段に
送ることによって、第二の発明又は第三の発明を適用可
能にすることができる。
【0039】以上によって、本発明は、情報の中断時
に、連続媒体を戻して待機させることもなく、かつ情報
の中断があってもその前後の転写像が連続するようにす
るものである。尚、第一の発明〜第五の発明について、
複数の発明を適当に組み合わせて用いても良い。
【0040】
【実施例】本発明の実施例について、図面に基づいて説
明する。図7は、本発明が適用される記録装置の印字機
構の概略を示すものである。同図(a)に示すように、
記録担持体である光感光体からなる担持体25上の情報
書込み点24において照射され、潜像が記録され。現像
器40が担持体25に向き合う現像領域44において、
該潜像がトナーで現像され、トナー像28’となり、該
トナー像28’は紙等の連続媒体26と担持体25が向
き合った転写領域34(そのほぼ中央点を転写ポジショ
ン31とよび、その前後を転写可能領域という)におい
て、転写帯電器30(転写ローラ他の手段でも良い)で
帯電等をさせることによって、該トナー像28’を連続
媒体搬送機構27によって運ばれる連続媒体26上に転
写させ、連続媒体26上にトナー像28を作成する。こ
の後、連続媒体26は、図示されていない定着手段(加
熱器等)に送られ、トナー像28が連続媒体上に定着さ
れる。
【0041】ここで、前記転写手段は、転写ガイド2
9、及び転写帯電器30を有する。その他、本実施例で
は、図7(a)に示すように、担持体である担持体を一
様にある一定の電圧値に帯電させる前帯電器39と、転
写後の担持体上の帯電量を零電位としてクリニングブラ
シ37等によって残トナーを取り除きやすくする除電帯
電器35及び除電ランプ36と、クリニングブラシ37
及びクリーニングフリース38とを有する。
【0042】さらに、前記現像器40は、トナーホッパ
部、現像材攪拌部、トナー補給部、現像材収容部、現像
マグロールからなる。トナー補給部は現像材の濃度検出
器の出力によって濃度が薄いと判断した時、トナーホッ
パ部からトナーを現像材収容部に供給するものである。
同図(b)には、連続媒体26が転写ガイド29の分離
動作によって担持体25から離されて、かつ搬送動作も
停止している状態を示している。
【0043】図8は、第一の実施例〜第四の実施例を実
現する制御系を示す。同図に示すように、本実施例に係
る記録装置は、記録しようとするデータを送出したり種
々の指示を発する上位装置50と、前記データ保持手段
に相当する画像メモリ51と、画像メモリ51に保持さ
れている画記録ビデオ情報に基づいて光信号のオン・オ
フを行うための輝度変調を行う光変調部53と、当該記
録装置に関する種々の制御を行うプリンタ制御部52
と、各種の機構を制御するモータ制御部55とを有す
る。
【0044】前記光変調部53として、本実施例では、
レーザダイオードやLEDがある。ここで前記モータ制
御部55には、転写ガイド62を制御する転写ガイド制
御部55aと、媒体搬送機構27を制御する媒体搬送制
御部55bと、担持体25を制御する担持体制御部55
cと、現像器40を制御する現像器制御部55dとを有
する。
【0045】符号52aは上位装置から発せられたコマ
ンドを解析するコマンド解析部52aである。以下、各
実施例について、図面に基づいて説明する。各実施例で
は、情報供給の中断時に連続媒体を戻して待機させるこ
ともなく、かつ情報の中断があってもその前後の転写像
が連続するようにするものである。
【0046】そのため、第一の実施例としては、転写領
域を十分広くとったものであり、第二の実施例以下は、
中断する前後の情報の最後の部分、最初の部分、または
その両方を二度転写させることにより、より確実な転写
像を得たり、より広範囲な記録速度にも応用したりする
ことである。第一の実施例を図9に基づいて説明する。
【0047】同図に示すように、本実施例にあっては、
所定情報群毎に転写すべき情報を保持するデータ保持手
段としての画像メモリ51と、プリンタ制御部52と、
情報群に基づいて被転写像が形成される担持体25と、
連続媒体を担持体25に密着させて走行させた状態か
ら、前記連続媒体を前記担持体から分離して退避させ、
直ちに前記連続媒体を担持体に密着させた状態にさせる
までの間に、連続媒体が移動する距離以上の長さの転写
領域をもつ転写手段56を有する。
【0048】転写手段56は、転写ガイド29の他に、
転写ガイドモータ制御部55a、転写帯電器30等を有
する。前記プリンタ制御部52は、前記前情報群の最後
端と前記後情報群の最先端とを接合させて転写するよう
に制御を行うとともに、前記画像メモリ51への情報群
供給の中断を検出すると、中断直前に供給された前情報
群の最後の部分までを転写した後、中断後に後情報が供
給されるまで、担持体25上への被転写像の形成及び連
続媒体の搬送の停止を指示する中断処理部61を有す
る。
【0049】続いて、第一の実施例の動作について説明
する。上位装置50から伝送され、記録情報によって変
調された光は、図7に示すように、担持体25上の情報
書込み点24において、照射され、潜像が記録される。
現像器40が担持体25に対向する現像領域44におい
て該潜像がトナーで現像され、トナー像28’となる。
該トナー像28’は紙等の連続媒体26と担持体25が
対向する転写領域34(そのほぼ中央点を転写ポジショ
ン31と呼び、その前後の転写可能領域をいう)におい
て、転写帯電器30で帯電等をさせることによって、該
トナー像28’を媒体搬送機構27によって運ばれる連
続媒体26上に転写させ、連続媒体26上にトナー像2
8を作成する。この後連続媒体は図示されていない定着
手段(加熱器等)に送られてトナー像28が連続媒体上
に定着される。
【0050】ここで、前記連続媒体26の移動・停止、
及び担持体25との密着・分離の動作について述べる。
一般的にこれらの動作は図10のように行われる。ここ
で縦軸に時間、縦に3種類の状態、即ちI.「連続媒体
26の移動距離」、II.「連続媒体26の速度」、II
I.「転写ガイド29の動作(これによる連続媒体2
6の密着・分離動作)」をそれぞれ時間を合わせて並べ
たグラフを示す。
【0051】ここで、M0 は、未着動作開始時点を示
す。M1 は、完全分離領域を示す。M2 は、部分的未着
開始時点を示す。M3 は、部分的にくっついたり、離れ
たりしている領域を示す。M4 は、部分的に分離開始時
点を示す。
【0052】M5 は、完全密着領域を示す。M6 は、分
離動作開始時点を示す。次に、図10に基づいて、連続
媒体の動作を示す。時間「イ」に連続媒体26が移動を
開始、時間「ロ」に連続媒体26の密着動作開始、時間
「ハ」に連続媒体26が担持体25と等速になりその速
度を保持、時間「ニ」に連続媒体26が担持体25に対
し部分的に密着し始め、時間「ホ」に連続媒体26が担
持体25に完全密着し、時間「ヘ」に広域転写ガイド2
9の動作が終了(当然連続媒体26は担持体25に完全
密着し、かつ担持体25と等速で移動している)という
一連の動作を示している。
【0053】次に情報群が中断又は終了する際の、停止
動作の説明をする。時間「ト」になると転写ガイド29
が分離動作を始め(当然連続媒体26が担持体1からの
分離動作開始となる)、時間「チ」に連続媒体26が担
持体25に対し部分的に分離し始め、時間「リ」に連続
媒体26が担持体25から完全に分離し、時間「ヌ」に
連続媒体26が減速し始め、時間「ル」に広域転写ガイ
ド29の動作停止、時間「ヲ」に連続媒体26が停止す
る。
【0054】ここで、 時間「ニ」〜時間「ホ」をT1 ′ 時間「ホ」〜時間「ヘ」をT1 時間「ト」〜時間「チ」をT2 時間「チ」〜時間「リ」をT2 ′ 時間「イ」〜時間「ヘ」の間に進む連続媒体26の移動
距離をΔL1 時間「ト」〜時間「ヲ」の間に進む連続媒体26の移動
距離をΔL2 とする。
【0055】T1 ′、T2 ′は連続媒体26が担持体2
5に部分的にくっついたり、離れたりしている領域で、
転写が保証されない不十分な時間帯である。しかし連続
媒体26と担持体25とは等速になっているので、転写
される像がずれることはない。T1 、T2 は連続媒体2
6と担持体25とは等速、完全密着であるため、時間
「ヘ」から時間「ト」との間と同じく像は完全に転写さ
れる、いわゆるマージン確保の時間帯である。
【0056】以上のような連続媒体26と担持体25の
動作関係に対し、本実施例では、転写領域34を広げる
ことによって対処するものである。本実施例について、
転写領域近傍の担持体25及び連続媒体26の状態を示
す図11(a)に基づいて説明する。中断直前に供給さ
れた前情報群の最後部分の被転写像(最終トナー像)が
転写領域34に入って転写されて、連続媒体26が担持
体25からの分離・停止動作に入り、続いて来る後情報
群の最初部分の被転写像が転写領域34内に存在する間
に、連続媒体26の搬送起動及び密着動作を完了させ
て、中断直前の前情報群の最後端と後情報群の最初端と
が接するように転写するように転写領域34の長さを設
けるものである。
【0057】即ち、図11(a)に示すように、ページ
A′のトナー像を連続媒体26上に転写させ、その最後
端α′が転写領域34に入ってから(ページA′の転写
は十分となる。)図11(a)に示すように、分離・
停止動作を開始させ、図11(a)に示すように、次
の後情報群のページB′の最先端β′が転写領域34と
するのである。このとき当然α′、β′の転写像α、β
は接するように時間設定することは言うまでもない。
【0058】したがって、前述したように、連続媒体2
6が動き出してから、完全に密着するまでに連続媒体が
移動する距離△L1 と、分離動作を開始してから連続媒
体が停止するまでの連続媒体が移動する距離△L2 とし
た場合には、転写領域34のの長さは、ΔL2 +ΔL1
≦転写領域34の長さ、とする。これにより図11
(a)に示すように、ページAとページBとが、転写
十分でかつ互いに連続して記録され、従来の問題点が解
決できる。
【0059】続いて、第二の実施例を図12に基づいて
説明する。本実施例に係る記録装置は、同図に示すよう
に、所定情報群毎に転写すべき情報を保持する画像メモ
リ51と、プリンタ制御部52と、被転写像が形成され
る担持体25と、連続媒体26を担持体25に密着させ
て転写領域にある被転写像を転写し、転写後に連続媒体
を担持体25から分離して退避させる転写手段64とを
有する。
【0060】また、前記プリンタ制御部52は、前記前
情報群の最後端と前記後情報群の最先端とを接合させて
転写する制御を行うとともに、画像メモリ51への情報
群供給の中断を検出すると、中断直線に供給された前情
報群の最後の部分について転写した後、中断後に後情報
群が供給されるまで、担持体25上への被転写像の形成
及び連続媒体の搬送の停止を指示する中断処理部61
と、中断が検出されると、前記前情報群の最後域を抽出
する最後域抽出部63と、抽出された前情報群の最後域
を、前記後情報群の前方で当該後情報群に合体させ、中
断後停止している連続媒体を再駆動する際に、前記最後
域同士を重複して後情報群について転写をさせる最後域
重複転写指示部64とを有する。
【0061】本実施例の動作を図11(b)に基づいて
説明する。本実施例は、中断した後、次に来る情報の始
めに、中断前の最後の情報を再記録し、その再記録した
情報を中断前に転写した同一情報と重なるように転写す
るものである。ページAの転写までは前述した図11
(a)と同じように行い、次に書き込まれるページBの
情報が来た時、担持体25への書き込みを行う前に、前
のページAの最後の部分aに相当する情報と同じもの
(この現像後のトナー像をa′′とする。)をまず担持
体25に書き込み、その後続けてページBの書き込みを
行う。つまり〔ページAの最後の部分a+ページB〕と
いう情報群(トナー像としては、ページAの最後の部分
a′+ページB′)として扱うのである。そして、連続
媒体26の移動・担持体25への接近を同期をとって開
始させ、転写領域34において、連続媒体26上のペー
ジAの最後の部分aと、担持体25上のページA′の最
後の部分a”とが重なるように、連続媒体26を担持体
25に密着させるのである。こうすることにより、図1
1(b)に示すように、ページA′の最後の部分a”
は再度転写されるほか、ページB′も当然最先端b′か
ら十分転写される。
【0062】図10のタイムチャートからもわかるよう
に、連続媒体26が担持体25に密着するときは、互い
に同速になっているため、重ねて転写されるaの情報は
ずれることはない。図13に基づいて、前記プリンタ制
御部52の動作を説明する。前記プリンタ制御部52の
中断処理部61によって、前記画像メモリ51への後情
報群である、N+1ページの供給が滞り、中断が検出さ
れた場合には、その通知を受けた上位装置であるホスト
からのストップコマンドによってプリンタ制御部52は
同図(a)の処理を行う。
【0063】ここで、前記中断処理部61の中断の検出
は、例えば、転写可能な情報群が前記画像メモリ51に
保持されている場合には、非中断と判断して被転写像の
形成及び搬送を指示し、転写可能な情報群が画像メモリ
51に保持されていない場合には、中断と判断して担持
体25上への被転写像の形成及び搬送の停止を指示す
る。
【0064】ステップS20で、前記中断処理部61に
よって中断が検出されると、前情報群であるNページ目
の最後域を示す画像メモリの終了アドレスを指定する。
ステップS21で、当該終了アドレスまで前記担持体2
5に露光し、前情報群であるNページ目の最後端α’が
転写領域に到達すると、ステップS22で、前記転写ガ
イド62によって密着転写及び分離が行われる。
【0065】ステップS23で、前記中断処理部61に
よって、連続媒体の停止が指示され、停止が開始され、
ステップS24で連続媒体が停止し、必要に応じて記録
担持体である担持体25が停止する。プリンタ制御部5
2は、やがて、記録装置に、ホストから、N+1ページ
目の情報群が供給されたと判断すると、その通知を受け
たホストからのスタートコマンドによって、図13
(b)の処理に移行する。
【0066】同図に示すように、ステップS30で、前
記プリンタ制御部52、例えば、前記最後域重複転写指
示部64は、PSQの値を“1”に設定する。ステップ
S31で、前記プリンタ制御部52の中断処理部61に
よって、前記記録担持体である担持体25を駆動させ
る。ステップS32で、プリンタ制御部52は、前記画
像メモリ51上に、前記ホストから供給された、中断直
前のNページの前情報群及びN+1ページの後情報群を
イメージデータに展開する。
【0067】ステップS33で、前記最後域重複転写指
示部64は、PSQの値を見て、その値が“2”でない
場合に、ステップS34に進み、前記最後域抽出部63
が前情報群であるNページ目の最後域のa”の先頭アド
レスを抽出して露光の開始を指示する。ステップS35
で、前記a”が転写ポジション31に到達すると、ステ
ップS36で、最後域重複転写指示部64は、連続媒体
の移動を開始させる。
【0068】ステップS37で、前記転写ガイド62に
指示して密着が開始される。このようにして、ステップ
S38で、前情報群の最後域a”の露光が終了したと判
断した場合には、ステップS39に進み、プリンタ制御
部52、例えば、前記最後域重複部64は前記PSQの
値を“2”に設定する。ステップS40で、次に前記N
にN+1を代入し、ステップS32に戻る。
【0069】したがって、前記画像メモリ51には、N
+1とN+2のページの情報群が保持されている。ステ
ップS33では、既に、前記PSQの値は“2”に設定
されているので、ステップS41に進み、N(=N+
1)ページ目の露光が開始される。ステップS38で、
当該N(=N+1)ページ目の露光が終了したと判断さ
れた場合にはステップS40に進み、以上の処理が繰り
返されることになる。
【0070】この方法の利点は、転写領域34を通過す
る時間が短いため、転写時間が少ない情報aを重ねて転
写することにより、より確実に記録することができるこ
とと、ΔL2 +ΔL1 ≦転写領域34の長さという関係
が取れない、つまり転写領域34が、ΔL2 +ΔL1
りも短い場合でも利用できることである。後者の場合
は、図10におけるマージン時間T1 、T2 をも利用し
ようというものである。特に高速の記録装置になればな
るほど有効である。
【0071】第三の実施例を図14及び図15に基づい
て説明する。本実施例には、中断する情報の最後尾に、
次に来る情報の最初の部分を記録し、中断した後次に来
る情報を初めから記録することにより、その最初の部分
が重なるように転写するものである。本実施例に係る記
録装置のプリンタ制御部52には、図14に示すよう
に、前記画像メモリ51への情報群供給の中断が検出さ
れた場合には、中断直前に供給された前情報群の最後の
部分について転写した後、中断後に後情報群が供給され
るまで、記録担持体上への被転写像の形成及び連続媒体
のあ搬送の停止を指示する中断処理部61と、中断が検
出されると、前記後情報群の最初域を抽出する最初域抽
出部66と、抽出された最初域を、前記前情報群の後方
で当該前情報群に合体させた後中断前に転写させ、中断
後停止している連続媒体を再駆動する際に、前記最初域
同士を重複して後情報群について転写させる最初域重複
転写指示部67とを有する。
【0072】本実施例について、転写領域近傍の担持体
25及び連続媒体26の状態を示す図11(c)に基づ
いて説明する。中断直前の前情報群(ページAの情報群
とする)の担持体25上への書込みを行うに際し、後情
報群(ページBの情報群とする)の最初域も書き込んで
しまい、それらのトナー像28’、つまり、図11
(c)に示すように、〔ページA′+ページB′の最
初の部分b′〕を転写して連続媒体26を停止させる。
連続媒体26が再駆動されるときは、図11(c)に
示すように、ページBの情報を最初から書き込み、転写
することにより、ページAとページBがきちんと連続し
た形で記録ができる。
【0073】本実施例は、前述した第二の実施例におい
て、情報aが情報bになり、タイミングがそれに応じて
変わったというだけで、考え方は同じである。ただし、
ある情報群の担持体25への記録(情報書き込み点24
における書込み)を次の情報群または少なくとも次の情
報群の最初の部分の記録の準備ができるのを待って行う
必要がある。
【0074】次に、図15に基づいて、本実施例におけ
るプリンタ制御部52の処理動作について説明する。前
記プリンタ制御部52の中断処理部61によって、中断
後に供給される後情報群である、N+1ページの供給が
滞ることによって、中断が検出された場合には、その通
知を受けたホストからのストップコマンドによって、プ
リンタ制御部52は同図(a)の処理を行う。ステップ
S50で、前記最初域抽出部66は、中断処理部61か
らの指示によって、後情報群であるN+1ページ目の最
初域であるb”の終了アドレスを指定する。
【0075】ステップS51で、前記最初域重複転写指
示部67は、当該終了アドレスまで、前記担持体25上
に露光する。ステップS52で、後情報群であるN+1
ページ目の最初域β’が転写領域に達すると、ステップ
S53で、前記転写ガイド62によって密着転写及分離
が行われる。
【0076】ステップS53で、前記中断処理部61に
よって、連続媒体の停止が指示され、停止が開始し、ス
テップS54で連続媒体が停止し、必要に応じて担持体
25が停止する。前記中断処理部61は、やがて、ホス
トから、N+1ページ目の後情報群が供給されたと判断
すると、ホストに対し、その通知を行い、その通知を受
けたホストからのスタートコマンドによって、プリンタ
制御部52は、図15(b)の処理に移行する。
【0077】同図に示すように、ステップS60で、前
記プリンタ制御部52はPSQの値“1”を設定する。
ステップS61で、前記プリンタ制御部52は、前記担
持体25を駆動させる。ステップS62で、プリンタ制
御部52は、前記画像メモリ51上に、前記ホストから
供給された、中断直前のNページの前情報群及びN+1
ページの後情報群をイメージデータに展開する。
【0078】ステップS63で、前記プリンタ制御部5
2は、N+1ページ目の先頭アドレスから露光を開始す
る。ステップS64で、PSQの値を見て、その値が
“2”でない場合に、ステップS65に進み、N+1ペ
ージ目の先頭が転写領域に到達したと判断した場合に
は、ステップS66に進み、前記プリンタ制御部52
は、連続媒体の移動を開始させ、ステップS67で、前
記転写ガイド62に指示して密着が開始される。
【0079】このようにして、ステップS68で、N+
1ページの後情報群の露光が終了したと判断した場合に
は、ステップS69に進み、PSQの値を“2”に設定
する。ステップS70で、前記NにN+1を代入し、ス
テップS62に戻る。したがって、前記画像メモリ51
には、N+1とN+2のページの情報群が保持されてい
る。
【0080】ステップS63でN+2ページ目の先頭ア
ドレスから露光が開始され、ステップS64で、PSQ
の値が“2”なので、ステップS68に進みN+1(実
際にはN+2)ページ目の露光が終了していると判断さ
れた場合には、ステップS69を経て、ステップS70
で、さらにNにN+1を代入して、ステップS62に戻
る。
【0081】次に、第四の実施例について図16及び図
17に基づいて説明する。本実施例は、第二の実施例と
第三の実施例を併用したものである。図16に示すよう
に、本例に係るプリンタ制御部52には、前述した、最
後域抽出部63と、最後域重複転写指示部64と、最初
域抽出部66と、最初域重複転写指示部67と、中断処
理部61とを有する。
【0082】本例にあっては、図11(d)に示すよ
うに、ページAの末尾にページBの情報群の最初域b
(トナー像としてはb”)を加えて転写して連続媒体を
分離した後に停止し、ページBの情報の先端にページA
の情報の最後の部分a(トナー像としてはa”)を加え
て書き込み、ページA、ページBがきちんと重なるよう
に連続媒体26の搬送及び密着を行って転写する。
【0083】図17に基づいて、本例に係るプリンタ制
御部52の処理動作について説明する。前記プリンタ制
御部52の中断処理部61によって、中断後に供給され
る後情報群である、N+1ページ目の画像メモリ51へ
の供給が滞ることによって中断が検出された場合には、
その通知を受けたホストからのストップコマンドによっ
て、プリンタ制御部52は同図(a)の処理を行う。
【0084】ステップS80で、前記最初域抽出部66
は、後情報群であるN+1ページ目の最初域b”の終了
アドレスを指定する。ステップS81で、前記最初域重
複転写指示部67は、当該終了アドレスまで、前記担持
体25上に露光する。ステップS82で、後情報群であ
るN+1ページ目の先端部β’が転写領域に達すると、
ステップS83で、連続媒体26が担持体25に密着転
写及び分離が行われる。
【0085】ステップS84で、前記中断処理部61に
よって、連続媒体の停止が指示され、停止が開始し、ス
テップS85で連続媒体が停止し、必要に応じて担持体
25が停止する。前記中断処理部61は、やがて、記録
装置に、ホストから、N+1ページ目の後情報群が供給
されたと判断すると、ホストに通知し、その通知を受け
たホストからのスタートコマンドによって、プリンタ制
御部52は、図17(b)の処理に移行する。
【0086】同図に示すように、ステップS90で、前
記プリンタ制御部52は、中断処理部61からの指示に
よってPSQの値“1”を設定する。ステップS91
で、プリンタ制御部52の中断処理部61によって、前
記担持体25を駆動させる。ステップS91で、プリン
タ制御部52は、前記画像メモリ51上に、前記ホスト
から供給された、中断直前のNページの前情報群及びN
+1ページの後情報群をイメージデータに展開する。
【0087】ステップS93で、前記プリンタ制御部5
2の最後域抽出部63は、中断処理部61からの指示に
よってPSQの値を見て、その値が“2”でない場合に
は、ステップS94に進み、Nページ目の最後域a”を
抽出し、前記最後域重複転写指示部64はその先頭アド
レスから露光を開始させる。ステップS95で、当該
a”が転写ポジション33に到達したと判断した場合に
は、ステップS96に進み、前記プリンタ制御部52
は、連続媒体の移動を開始させ、ステップS97で、前
記転写ガイド62に指示して密着が開始される。
【0088】このようにして、ステップS98で、Nペ
ージ目の露光が終了したと判断した場合には、ステップ
S99に進み、PSQの値を“2”に設定する。ステッ
プS100で、前記NにN+1を代入し、ステップS9
2に戻る。したがって、前記画像メモリ51には、N+
1とN+2のページの情報群が保持されている。
【0089】ステップS93で、PSQの値が“2”な
ので、ステップS101に進み、N(実際には=N+
1)ページ目の露光が開始され、ステップS98でN
(実際には=N+2)ページ目の露光が終了したと判断
した場合には、ステップS99を経て、ステップS10
0に進むという処理が繰り返されることになる。次に、
第五の実施例について説明する。
【0090】本実施例は、上記の実施例をさらにうまく
活用するためのものであって、中断前後の転写が、予定
通り行われたか否かを確認するためのものである。図1
8には、本実施例を実現する制御系を示す。同図に示す
ように、本実施例に係る記録装置は、記録しようとする
データを送出したり種々の指示を発する上位装置50
と、前記データ保持手段に相当する画像メモリ51と、
画像メモリ51に保持されている画記録ビデオ情報又は
マーク発生部54から発生したマークビデオ情報に基づ
いて光信号のオン・オフを行うための輝度変調を行う光
変調部73と、前記マークビデオ情報を発生するマーク
ビデオ発生部54と、当該記録装置に関する種々の制御
を行うプリンタ制御部72と、モータ制御部55と、前
記転写良否判定手段20に相当する、マークの転写の可
否の判定を行うマーク判定部57と、前記境界マーク検
出手段21に相当するマーク検出器59からの受光信号
に基づいて、転写後のマークの検出を行うマーク検出部
58と、発光素子と受光素子とからマークの検出を行う
マーク検出器59と、用紙検出スイッチ60とを有す
る。
【0091】前記マーク発生部54は、最初の転写と後
の転写とが重なるページAの最後の部分aやページBの
最初部分bの範囲、またはそれを含む前後の範囲で、ペ
ージAやBの欄外(左右の空白部分)に、マークを記
録、転写するためのマーク・ビデオ情報を発生させて前
記光変調部73に送出する。。
【0092】このマークを転写後読み取ることにより、
重なる部分の転写がうまく行われたか否か(ページ間に
隙間が開いたり、転写がずれたりしなかったか)がチェ
ックでき、もし不具合があれば、前述したように警告信
号発生手段23を設けてアラーム信号を出したり、前述
した装置停止手段22によって装置を停止させれば良
い。
【0093】図19はページAとページBの欄外にマー
クを連続媒体に印刷した状態を表す。転写マークMKa 、
MKb はページAとページBとの境界線上で接している。
図20は転写マークのチェックタイミングを表す。上位
装置から送られてきた記録情報は画像メモリに一旦、格
納される。プリンタ制御部72は上位装置50のコマン
ドを解析し、記録情報を加工し、ページ単位の印刷が可
能な配列にドット単位で画像メモリ51上に割りつけ
る。そのページ単位のデータをページA、ページB、そ
してページNとする。画像メモリ51上のドット単位の
データはプリンタ制御部72の指示により、記録ビデオ
情報として光変調部73に送られ、そのドット信号によ
り、光をオン、オフする。そしてオン、オフされた光は
担持体25上の情報書き込み点24に照射される。
【0094】マーク発生部54は図19の転写マークMK
a とMKb のビデオ情報をプリンタ制御部72の指示によ
り発生させる。マーク発生部54から出力されたマーク
ビデオ情報は前記、記録ビデオ情報と同じく、光変調部
73に送られ、そのマークビデオ信号で光がオン、オフ
される。マーク検出部58はマーク検出器59からのア
ナログ信号を予め定められたスライスレベルと比較し、
ディジタル信号に変換する。マークチェックタイミング
信号は転写されたマークMKa とMKb の境界線がマーク検
出器59に到達する時間にオンとなる信号である。マー
ク判定部57はプリンタ制御部72から指示されるマー
クチェックタイミング信号がオンの時、ディジタルマー
ク信号がオンであることを判定する。もし、ディジタル
マーク信号がオフがあった時、マーク判定部57は転写
エラー信号をプリンタ制御部72に通知する。プリンタ
制御部72は上位装置50にスティタスラインを通じて
転写エラーを報告する。上位装置50は転写エラーを受
信するとそのエラーを表示すると同時にプリンタ制御部
72に記録の停止を指示する。プリンタ制御部72はモ
ータ制御部55に対し、各動作の停止を指示する。モー
タ制御部55は転写ガイド62、媒体搬送機構27、担
持体25そして、現像器40の各動作をプリンタ制御部
の指示で停止する。
【0095】次に、第六の実施例について説明する。本
実施例は、さらに、記録作業(ジョブ)をすべて終了、
あるいは中断したところで終わりとし、さらに連続媒体
26を装置から取り出したい、という場合の実現例であ
る。この場合、情報が中断して、連続媒体26が停止し
ているときには、まだ書込みのすんでいない情報が残っ
たままとなっている。上記実施例では、いずれも、ペー
ジBの情報が残ったままになっている。
【0096】従って、中断後に、後情報群がこない、又
はその後情報群を打ち切りたい場合にはこの書込み未了
の情報をも出してしまう必要がある。そのため、記録作
業がすべて終了(ジョブの終了)というときや、人為的
に中断したところで終結とする場合は、ページBのあと
に空白の情報、または空白のページを送ることにより、
次の情報があるという扱いになり残っていたページBが
すべて書き込まれ、転写されて記録作業を終了させるこ
とができる。
【0097】次に、図18に示す用紙排出スイッチ60
が連続印刷中に押された時の人為的記録中断シーケンス
を図21に示す。ページB ′のデータを担持体25上に
露光中に用紙排出スイッチ60が押されるとプリンタ制
御部52は上位装置50に対し、スティタスラインを通
じて、用紙排出スイッチ60が押されたことを通知す
る。上位装置50はプリンタ制御部72に用紙排出コマ
ンドを指示する。プリンタ制御部72はページB’の次
ページの露光は行わない。ページB’の連続媒体26へ
の転写が完了した後、ページBの定着、連続媒体26の
排出が完了するまで媒体搬送機構27を駆動する。転写
ガイド62は図10に示すように、媒体搬送機構27が
停止する直前の一定速の期間に分離動作を開始し、完全
分離を行う。図21に示されている時間t8 は情報書き
込み点24から転写ポジション33までの潜像の移動時
間である。又、次のジョブがなく記録作業が終了の時
は、その最後のページに上記と同じように、用紙排出コ
マンドを上位装置50からプリンタ制御部72に指示す
る。プリンタ制御部50は人為的記録中断と同じシーケ
ンスで記録を中断する。
【0098】なお、以上の説明において情報の書き込み
は、光を用いているが、光だけでなく、磁気、イオン、
インク、放射線など、これらに対応する像の記録担持体
を用い、そのまま、あるいは現像を行って、連続媒体に
転写する方式の記録装置すべてに対し、本発明が有効で
ある。ここで、光によって記録担持体に記録をする場合
としては、レーザの他にLEDを用いる場合がある。磁
気を用いる記録はマグネトグラフィと呼ばれ、磁性体の
ドラム上に磁荷を帯びたトナーを担持させて、磁気ヘッ
ドによって記録を行うものである。イオンを用いる記録
は、電極が設けられたイオン線の通過孔に電界をかける
ことによって、帯電したイオン線をオンオフさせて、誘
電体で形成された記録担持体上にイオン線をあてて像を
形成する。インクを用いる記録としては、担持体の表面
にインクを吹きつけて像を形成し、記録媒体に転写して
記録するものである。また、放射線としては、可視光に
代えて、紫外線や赤外線又はX線やガンマ線等の電磁波
を利用するものがある。
【0099】以下に、本実施例を実現する、一層具体的
な例を示す。記録速度(記録端自体周速)が100mm/秒、
転写領域の長さが10mmの記録装置において記録した場合
には、図23(b)に示すように転写不十分な領域が
生じた。図10の如き各動作の確認をしたところ、ΔL
1 、ΔL2 がそれぞれ9mm であったので、転写領域の長
さを18mmとしたところ、図11(a)のようにページA
とページBとがあたかも中断がなかったの如く連続媒体
上で連続し、かつきれいに転写できた。
【0100】更に、ページAの際の部分a”、ページB
の最初の部分b”を図11(b)〜図11(d)に示す
方法で書き込み、転写したところ、いずれもページAと
ページBとが連続し、かつきれいに転写できた。また、
これらの場合、転写領域の長さは16mmにしても問題なか
った。また、以上の例では、広域転写手段を用いた場合
について説明したが、広域転写手段を用いる代わりに、
広域転写手段を用いた場合と同じ効果を生ずるように、
媒体搬送速度を遅くするか、又は、その両方を用いても
良い。
【0101】さらに、記録担持体としては、前述したよ
うに、感光ドラム等のドラム状のものに限られず、回転
ベルト式であっても良い。また、記録装置としては、モ
ノクロに限られず、カラーであっても良い。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、 記録中断時、連続媒体の逆送りを必要としないた
め、それに要する時間が不要で、次の情報がくればすぐ
に書き込みしても、転写にの対応することができる。こ
れによって、記録のスループット(効率)が向上する。
【0103】 連続媒体の逆送りを必要としないた
め、これを行っている装置に比べ、連続媒体の送り穴破
損の恐れがない。 連続媒体の逆送りを必要としないため、その機構が
不必要であり、連続媒体搬送機構やその制御機構が簡素
となり、コストが少なくてすむ。 印字非保証領域を設けるなどの、制限条件がなく、
装置として使い勝手が良い。
【0104】中断があっても印字品質を低下させるこ
とがない。 という記録装置及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明に係る原理ブロック図
【図2】第二の発明に係る原理ブロック図
【図3】第三の発明に係る原理ブロック図
【図4】第四の発明に係る原理流れ図
【図5】第六の発明に係る原理流れ図
【図6】第七の発明に係る原理流れ図
【図7】実施例に係る記録装置の概念図
【図8】第一〜第四の実施例に係る機器構成ブロック図
【図9】第一の実施例に係るブロック図
【図10】第一の実施例に係る動作説明図
【図11】各実施例に係る転写領域近傍の担持体及び連
続媒体の状態を示す図
【図12】第二の実施例に係るブロック図
【図13】第二の実施例に係る処理流れ図
【図14】第三の実施例に係るブロック図
【図15】第三の実施例に係る処理流れ図
【図16】第四の実施例に係るブロック図
【図17】第四の実施例に係る処理流れ図
【図18】第五及び第六の実施例に係る機器構成ブロッ
ク図
【図19】第五の実施例に係る転写マークを示す図
【図20】第五の実施例に係るマークのチェックタイミ
ングを示す図
【図21】第六の実施例に係るタイミングを示す図
【図22】従来例に係る感光ドラム及び連続媒体上のト
ナー像を示す図
【図23】従来例に係る転写によって生じた隙間を示す
【図24】従来例に係る転写領域近傍の担持体及び連続
媒体の状態を示す図
【符号の説明】
2,12 …データ保持手段 3,13(61)…中断処理手段(中断処理部) 10(25)…記録担持体(担持体) 11,29(14,62)…転写手段(転写手段) 15(63)…最後域抽出手段(最後域抽出部) 16(64)…最後域重複転写指示手段(最後域重複転
写指示部) 17(66)…最初域抽出手段(最初域抽出部) 18(67)…最初域重複転写指示手段(最初域重複転
写指示部) 20(57)…転写良否判定手段(マーク判定部) 21(58)…境界マーク検出手段(マーク検出部) 22…装置停止手段 23…警告信号発生手段 27…媒体搬送機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定情報群毎に転写すべき情報を保持す
    るデータ保持手段と、 前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担持体
    と、 データ保持手段への情報群供給の中断を検出すると、中
    断直前に供給された前情報群の最後の部分までを転写し
    た後、中断後に後情報群が供給されるまで、記録担持体
    上への被転写像の形成及び連続媒体の搬送の停止を指示
    する中断処理手段と、 連続媒体を記録担持体に密着させて走行させた状態か
    ら、前記連続媒体を前記記録担持体から分離して退避さ
    せ、直ちに前記連続媒体を記録担持体に密着させた状態
    にさせるまでの間に、連続媒体が移動する距離以上の長
    さの転写領域をもつ転写手段とを有する記録装置。
  2. 【請求項2】 所定情報群毎に転写すべき情報を保持す
    るデータ保持手段と、 前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担持体
    と、 データ保持手段への情報群供給の中断を検出すると、中
    断直前に供給された前情報群の最後の部分までを転写し
    た後、中断後に後情報群が供給されるまで、記録担持体
    上への被転写像の形成及び連続媒体の搬送の停止を指示
    する中断処理手段と、 連続媒体を記録担持体に密着させて転写領域にある被転
    写像を転写し、転写後連続媒体を記録担持体から分離し
    て退避させる転写手段と、 中断が検出されると、前記前情報群の最後域を抽出する
    最後域抽出手段と、 抽出された最後域を、前記後情報群の前方で当該後情報
    群に合体させ、中断後停止している連続媒体を再駆動す
    る際に、前記最後域同士を重複して後情報群について転
    写をさせる最後域重複転写指示手段とを有する記録装
    置。
  3. 【請求項3】 所定情報群毎に転写すべき情報を保持す
    るデータ保持手段と、 前記情報群に基づいて被転写像が形成される記録担持体
    と、 データ保持手段への情報群供給の中断を検出すると、中
    断直前に供給された前情報群の最後の部分までを転写し
    た後、中断後に後情報群が供給されるまで、記録担持体
    上への被転写像の形成及び連続媒体の搬送の停止を指示
    する中断処理手段と、 連続媒体を記録担持体に密着させて転写領域にある被転
    写像を転写し、転写後連続媒体を記録担持体から分離し
    て退避させる転写手段と、 中断が検出されると、前記後情報群の最初域を抽出する
    最初域抽出手段と、 抽出された最初域を、前記前情報群の後方で当該前情報
    群に合体させた後、中断前に転写させ、中断後停止して
    いる連続媒体を再駆動する際に、前記最初域同士を重複
    して後情報群について転写させる最初域重複転写指示手
    段とを有する記録装置。
  4. 【請求項4】 所定情報群毎に記録担持体上に被転写像
    を形成し、当該記録担持体に連続媒体を密着させて転写
    領域にある被転写像を連続媒体に転写して記録し、密着
    後連続媒体を記録担持体から分離させて順次記録を行う
    記録装置であって、 前記情報群の境界にまたがって付加されたマークの検出
    を行うマーク検出手段と、 検出された前記マークに基づいて転写の良否の判定を行
    う転写良否判定手段と、 当該判定結果が否の場合には、前記記録装置の機能を停
    止する装置機能停止手段又は、警告信号を発生する警告
    信号発生手段とを有する記録装置。
  5. 【請求項5】 中断後に供給される後情報群の一部又は
    全部が記録担持体に記録できることを確認した後に、抽
    出された前記前情報群の最後域を、前記後情報群の前方
    で、当該後情報群と合体させ、又は、抽出された後情報
    群の最初域を、前情報群の後方で、当該前情報群と合体
    させる請求項2又は請求項3記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 所定情報群毎に転写すべき情報を保持
    し、情報群供給の中断が検出された場合には、中断直前
    に供給された前情報群の最後部分までを転写した後、中
    断後に後情報群が供給されるまで、前記記録担持体上へ
    の被転写像の形成及び連続媒体の搬送が停止される記録
    方法であって、 情報群の供給が中断されると、 前記前情報群の最後域を抽出し、 抽出された前記最後域を、前記後情報群の前方で当該後
    情報群に合体させ、中断後停止している連続媒体の搬送
    を再駆動する際に、前記最後域同士を重複させて後情報
    群の転写を行う記録方法。
  7. 【請求項7】 所定情報群毎に転写すべき情報を保持
    し、情報群供給の中断が検出された場合には、中断直前
    に供給された前情報群の最後部分までを転写した後、中
    断後に後情報群が供給されるまで、前記記録担持体上へ
    の被転写像の形成及び搬送が停止される記録方法であっ
    て、 情報群の供給が中断されると、 前記後情報群の最初域を抽出し、 抽出された前記最初域を、前記前情報群の後方で当該前
    情報群に合体させた後中断前に転写し、中断後停止して
    いる連続媒体の搬送を再駆動する際に、前記最初域同士
    を重複させて後情報群の転写を行う記録方法。
JP6174593A 1994-07-26 1994-07-26 記録装置及びその方法 Withdrawn JPH0844268A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359073B2 (en) 2002-04-15 2008-04-15 Canon Kabushiki Kaisha Image printing apparatus and control method therefor
US8869204B2 (en) 1996-05-03 2014-10-21 Starsight Telecast, Inc. Method and system for displaying advertisements in an electronic program guide
US9113107B2 (en) 2005-11-08 2015-08-18 Rovi Guides, Inc. Interactive advertising and program promotion in an interactive television system
US9215504B2 (en) 2006-10-06 2015-12-15 Rovi Guides, Inc. Systems and methods for acquiring, categorizing and delivering media in interactive media guidance applications

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