JPH084338Y2 - 車両用燃料タンク - Google Patents

車両用燃料タンク

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JPH084338Y2
JPH084338Y2 JP1988116816U JP11681688U JPH084338Y2 JP H084338 Y2 JPH084338 Y2 JP H084338Y2 JP 1988116816 U JP1988116816 U JP 1988116816U JP 11681688 U JP11681688 U JP 11681688U JP H084338 Y2 JPH084338 Y2 JP H084338Y2
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JP
Japan
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fuel tank
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groove
bulge
vehicle
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JP1988116816U
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JPH0238326U (ja
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純一 河西
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、燃料タンクの材質および取付構造を改良し
た車両用燃料タンクに関する。
[従来の技術] 一般に車両用燃料タンクは第7図の(イ)又は(ロ)
に示すように鋼板をプレス成型等することによりタンク
構成片a、bあるいはc、dを形成し、これらタンク構
成片を溶接e等により接合することによって容器状に形
成されている。
そして、このように形成された燃料タンクtは第8図
に示すようシャシフレームのサイドメンバfの外側にL
字状ブラケットgおよびスチールバンドhによりエラス
トマ製緩衝材料iを介して取付けられている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記燃料タンクは鋼板製で重いため
に、燃費あるいは動力性能の低下の一因となっていると
共に、車体に対する取付作業も容易でなく、また取付の
安全性を確保する必要上、車体側取付部およびブラケッ
トの強度アップを図る必要があり、取付部品も重くなる
という問題があった。
また、燃料タンクは防錆を目的として表面処理鋼板が
用いられ、外面には塗装が施されているが、水の浸入に
より、内面が腐蝕したり、飛石等で傷付くことにより外
面が腐蝕したりする問題があった。
更に、燃料タンクがシャシフレームのサイドメンバの
外側に設置されているため、車両左右方向の重量バラン
スをとる必要上、他の部品、装置の取付け位置が制限さ
れ、また車体の外側に露出しているので、外観や耐久性
確保のため塗料や付属品の材質が制限されると共に、横
からの衝突により破損したりいたずらされ易く、防火な
どの安全性の面でも十分とはいえなかった。
なお、サイドメンバ間に燃料タンクを設置する構造
(実開昭60−137623号公報)が提案されているが、燃料
タンクの交換等、そのタンクを取外す必要が生じた場合
リアボディを取外さなければならず、作業が容易ではな
い。
そこで、本考案の目的は上記従来技術の課題を解決
し、燃料タンク本体および取付部品の軽量化が図れ、腐
蝕せず、車体の左右配分設計が容易で効率的な部品、装
置の配置が可能となり、安全性の向上が図れると共に取
外し作業を容易に行うことができる車両用燃料タンクを
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、断面コ字状の一対のサ
イドメンバをその溝部が対向するように平行に配置して
なるシャシフレームの溝部間に係合して取り付けるべ
く、燃料タンクの一側をサイドメンバの溝部内の上端角
部に当てて、これを支点としながら他側を持ち上げて取
り付けるためのプラスチック製の車両用燃料タンクにお
いて、燃料タンクの両側部に、サイドメンバの溝部と係
合する膨み部を形成すると共にその一方の膨み部をサイ
ドメンバの溝部内の上端角部に係合する小さい膨み部と
し、他方の膨み部を、上記小さい膨み部を中心に、かつ
サイドメンバの断面方向で、略円弧状となる大きい膨み
部とし、さらにサイドメンバの両下部フランジ間の幅を
Wとし、一方のサイドメンバの溝部上端角部と他方のサ
イドメンバの下部フランジ端の距離をVとし、燃料タン
クの両側の膨み部間の幅をXとしたとき、膨み部間の最
大幅Xが、W<X<Vとなるようにしたものである。
[作用] 上記構成によれば、燃料タンクの両側に小さい膨み部
と大きい膨み部を形成し、サイドメンバ間の下方から、
その小さい膨み部を一方のサイドメンバの溝部に挿入
し、その小さい膨み部を一方のサイドメンバの溝部内上
端角部に当ててこれを支点としながら他方の大きい膨み
部を持ち上げて他方のサイドメンバの下部フランジ端を
通して燃料タンクを水平にすることでサイドメンバ間の
溝部に挿入できると共に溝部に燃料タンクを載せること
ができる。
また、両側に小さい膨み部と大きい膨み部は、サイド
メンバへの挿入を容易にするのみならず、小さい膨み部
は、サイドメンバ溝部内上端角部に係合できる形状に、
また大きい膨み部はサイドメンバの下部フランジ端を通
過できる形状にすることで、左右対象の膨み部を形成す
るよりも、そのタンクの内容積を大きくすることが可能
となる。
さらに燃料タンクはシャシフレームのサイドメンバ間
にその下方から挿入されて半回転されることにより、両
側部の膨み部がサイドメンバと係合して取付られる。従
って、これとは逆の手順により燃料タンクをサイドメン
バ間から取外すことができるので、リアボディを取外す
ことなく燃料タンクを容易に取外すことができる。
燃料タンクがプラスチック製であるため、軽量であ
り、従ってその取付けも容易であり、また取付部品も軽
量化できる。特に両サイドメンバ間に配置されるように
燃料タンクが形成されているので、タンク容量を十分確
保できる。
また燃料タンクはプラスチック製であるが故に腐蝕せ
ず、耐久性が向上し、表面処理、塗装が不要のため、コ
スト、工数が低減する。
更に燃料タンクがシャーシフレーム内に配置されるこ
とから、車両重量の左右配分設計が容易になり、効率的
な部品装置の配置が可能となると共に、燃料タンクがシ
ャシフレームによって保護され安全性が向上する。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
車両用燃料タンクの取付け乃至取外し状況を示す第1
図において、1はシャシフレームで、そのサイドメンバ
2間にはその下方から燃料タンク3が挿入されて取付け
られる。
この燃料タンク3はポリエチレン、ナイロン、飽和ポ
リエステル樹脂などの燃料に対して安定なプラスチック
材料単独、複合あるいは複層等を素材とし、ブロー成形
等の一般的なプラスチック成形法により一体成形されて
いる。なお、燃料タンクは一体成形が望ましいが、分割
成形品を溶着等により形成するようにしてもよい。
サイドメンバ2はコ字状の溝形フレームを溝部2aが対
向するように配置してなり、上記燃料タンク3は両サイ
ドメンバ2間に丁度収まる大きさに形成されている。燃
料タンク3は第4図に示すように平面ほぼ四角形に形成
され、その一組の両側部(左右)には第1図に示すよう
にサイドメンバ2の溝部2aに係合する小さい膨み部4
と、その小さい膨み部を中心に、かつサイドメンバの断
面方向で、略円弧状となる大きい膨み部5とが形成さ
れ、他の一組の両側部(前後)には第3図に示すように
サイドメンバ2の溝部2aに係合する大きい膨み部6、7
が形成されている。
これら各組の膨み部間の幅X、Yはサイドメンバ2の
両下部フランジ2b間の幅Wよりも大きく設定され、燃料
タンク3が両サイドメンバ2間に係合保持されるように
なっている。特に左右の膨み部間の幅Xは一方のサイド
メンバ2の溝部2aの上端10と他方のサイドメンバの下部
フランジ端11との間の距離Vよりも小さく設定され、燃
料タンク3が一方のサイドメンバ2の溝部上端10に位置
された小さい膨み部4を支点に上下方向に回動して両サ
イドメンバ2間に挿入可能となっている。また燃料タン
ク3の厚さZは他方のサイドメンバの下部フランジ端11
とプロペラシャフト12との間の距離Sよりも小さく設定
され、これらの間を通って燃料タンク3がサイドフレー
ム2間に挿入されるようになっている。しかも燃料タン
ク3はサイドフレーム2間に位置された時上面3aがリア
ボディの床面乃至横根太15と干渉しないようになってい
る。
なお、第1図中16は縦根太である。また燃料タンク3
には第6図に示すように燃料給油口20が形成され、この
給油口20にはサイドフレーム2に形成された開口部21を
通って給油ノズル22が連結パイプ23を介して接続され
る。
このように構成された燃料タンク3は、第1図に仮想
線で示すようにサイドフレーム2の下方から小さい膨み
部4を上にして傾斜した状態で一方のサイドフレーム2
とプロペラシャフト12との間を通って小さい膨み部4が
サイドフレーム2の溝部上端10に当るまで挿入された
後、その小さい膨み部4を支点に下側を上方に回動させ
ることにより両サイドフレーム2間に挿入される。次い
で、この状態(第2図参照)から水平に半回転させるこ
とにより、第3図、第4図に示すように前後の大きい両
膨み部6、7が両サイドフレーム2の溝部2aに係合す
る。この時の燃料タンク3の回転を可能とするために対
角線上の一組の角部25、26がタンク中心からタンク側部
までの距離Rを半径とする円弧状に形成されている。
なお、Rとサイドメンバ左右の内壁距離Aとの関係
は、2R<Aとなる。
このようにサイドフレーム2間に取付けられた燃料タ
ンク3を固定するために、第4図、第5図に示すように
燃料タンク3の小さい膨み部(大きい膨み部であっても
よい)4がクロスメンバ30の溝部30aに係合され、両サ
イドメンバ2間には後方の膨み部5下面を支持する断面
L字状の支持フレーム31がボルト・ナット等により着脱
自在に取付けられ、この支持フレーム31とクロスメンバ
30との間には燃料タンク3の上面を押さえる二本のバン
ド32が掛け渡されてボルト・ナットにより取付けられ
る。
燃料タンク3を交換する必要が生じた場合には、上記
取付け手順とは逆の手順により燃料タンク3をサイドメ
ンバ2間から取外せばよい。従って、リアボディを取外
すことなく燃料タンク3を容易に取外すことができ、タ
ンク交換等のタンク補修が容易になり、補修時間の短縮
および補修サービス費用の低減が図れる。
燃料タンク3がプラスチック製であるため、軽量であ
り、従ってその取付けも容易であり、また取付部品も軽
量化できる。特に両サイドメンバ2間に配置されるよう
に燃料タンク3が形成されているので、タンク容量を十
分確保できる。
また燃料タンク3はプラスチック製であるが故に腐蝕
せず、耐久性が向上し、表面処理、塗装が不要のため、
コスト、工数が低減する。
更に燃料タンク3がシャーシフレーム内に配置される
ことから、車両重量の左右配分設計が容易になり、効率
的な部品装置の配置が可能となると共に、燃料タンク3
がシャシフレームによって保護され安全性が向上する。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果
を発揮する。
(1)燃料タンクをプラスチックにより形成したので、
燃料タンクおよび取付部品の軽量化が図れると共に、腐
蝕しないことから耐久性が向上し、しかも表面処理、塗
装が不要になり、その分コスト、工数が低減する。
(2)左右のサイドメンバ間に配置されるように燃料タ
ンクを形成したので、タンク容量を十分に確保できると
共に車両重量の左右配分設計が容易になり、より効率的
な部品、装置の配置が可能となると共に従来のタンクス
ペースを有効に活用でき、また頑丈なシャシフレームに
保護され、損傷やいたずらされにくく安全性が向上す
る。
(3)燃料タンクの両側に小さい膨み部と大きい膨み部
を形成し、サイドメンバ間の下方から、その小さい膨み
部を一方のサイドメンバの溝部に挿入し、その小さい膨
み部を一方のサイドメンバの溝部内上端角部に当ててこ
れを支点としながら他方の大きい膨み部を持ち上げて他
方のサイドメンバの下部フランジ端を通して燃料タンク
を水平にすることでサイドメンバ間の溝部に挿入できる
と共に溝部に燃料タンクを載せることができる。
(4)両側に小さい膨み部と大きい膨み部は、サイドメ
ンバへの挿入を容易にするのみならず、小さい膨み部
は、サイドメンバ溝部上端角部に係合できる形状に、ま
た大きい膨み部はサイドメンバの下部フランジ端を通過
できる形状にすることで、左右対象の膨み部を形成する
よりも、そのタンクの内容積を大きくすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図および
第3図は燃料タンクの取付状況を示す断面図および正面
図、第4図は第3図の平面図、第5図は第3図のA−A
線断面図、第6図は給油口部分の構造の一例を示す断面
図、第7図は従来の燃料タンクを示す斜視図、第8図は
その燃料タンクの取付状態を示す断面図である。 図中、2はサイドメンバ、3は燃料タンク、4〜7は膨
み部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面コ字状の一対のサイドメンバをその溝
    部が対向するように平行に配置してなるシャシフレーム
    の溝部間に係合して取り付けるべく、燃料タンクの一側
    をサイドメンバの溝部内の上端角部に当てて、これを支
    点としながら他側を持ち上げて取り付けるためのプラス
    チック製の車両用燃料タンクにおいて、燃料タンクの両
    側部に、サイドメンバの溝部と係合する膨み部を形成す
    ると共にその一方の膨み部をサイドメンバの溝部内の上
    端角部に係合する小さい膨み部とし、他方の膨み部を、
    上記小さい膨み部を中心に、かつサイドメンバの断面方
    向で、略円弧状となる大きい膨み部とし、さらにサイド
    メンバの両下部フランジ間の幅をWとし、一方のサイド
    メンバの溝部上端角部と他方のサイドメンバの下部フラ
    ンジ端の距離をVとし、燃料タンクの両側の膨み部間の
    幅をXとしたとき、膨み部間の最大幅Xが、W<X<V
    となるようにしたことを特徴とする車両用燃料タンク。
JP1988116816U 1988-09-07 1988-09-07 車両用燃料タンク Expired - Lifetime JPH084338Y2 (ja)

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JP1988116816U JPH084338Y2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 車両用燃料タンク

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JPH0238326U JPH0238326U (ja) 1990-03-14
JPH084338Y2 true JPH084338Y2 (ja) 1996-02-07

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