JPH084325Y2 - タイヤチェーン用コネクタ - Google Patents

タイヤチェーン用コネクタ

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JPH084325Y2
JPH084325Y2 JP1987167659U JP16765987U JPH084325Y2 JP H084325 Y2 JPH084325 Y2 JP H084325Y2 JP 1987167659 U JP1987167659 U JP 1987167659U JP 16765987 U JP16765987 U JP 16765987U JP H084325 Y2 JPH084325 Y2 JP H084325Y2
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JP
Japan
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chain
connector
open end
lateral
tire chain
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JP1987167659U
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JPH0172404U (ja
Inventor
良一 上東
Original Assignee
東洋製鎖工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、タイヤチェーン用コネクタに係り、特に湾
曲部の開放端部の締付け時にプライヤ等の工具が滑ら
ず、小さな締付け力で相当太いコネクタでも手作業で締
め付け得るようにしたコネクタに関する。
従来技術 従来、一対の長尺周鎖に複数の横鎖を連結するための
タイヤチェーン用コネクタが採用され、これらはJIS規
格によりその寸法や形状が定められており、例えば第9
図から第11図に示すようなコネクタ1が規格化されてい
た(JIS D 4241)。該従来例のコネクタ1においては、
横鎖連結部1aがU字形に形成され、該横鎖連結部から立
ち上がり形成された一対の湾曲部1bの開放端部1cは一直
線状に形成されていた。
このため、プライヤ等の工具で開放端部1cを締め付け
て周鎖のサイドリンクにコネクタ1を連結しようとする
場合に、工具が滑ってしまって力が入らず、非常に大き
な締付け力を必要としていた。従って、乗用車用のタイ
ヤチェーン程度まではプライヤ等の工具を使って手作業
でコネクタ1の開放端部1cを締め付けることが可能であ
ったが、例えば直径10mmφ程度のものではすでに手作業
で開放端部1cの締付けを行うことは不可能とされ、横鎖
が破損して交換する場合には、例えばコネクタ1と連結
された横鎖のリンクを焼き切って取り外し、新品のリン
クも同様に焼き切って開いてコネクタ1に係合させ、そ
の後溶接により切断部を接続しなければならなかった。
このため一般のユーザにおいて横鎖の交換を行うことは
不可能であり、整備工場等においても切断や溶接作業に
多くの工数と経費がかかるという欠点があった。
また実開昭57−179506には、タイヤチェーン用のコネ
クターが開示されているが、該従来例は、コネクターの
両端切口近くに溝をつけて、その部分の実質的な太さ、
即ち直径を減少させて曲げ強度を低下させることにより
曲げ易くしたもので、本願のように変曲点を形成し、か
つ開放端部を横鎖連結部と平行に形成することにより工
具が掛かり易くするという着眼は何ら開示しておらず、
本願とはその目的、構成及び作用効果が全く異なる考案
である。
また実開昭61−31905には、タイヤチェーン用フック
が開示されているが、該従来例は、タイヤチェーンをタ
イヤに装着するための道具であって、タイヤチェーンそ
のものではなく、全体が合成樹脂製である点も本願考案
とは全く異なるものである。またサイドチェーン用フッ
ク部に変曲点があるとしても、これはここを曲げるため
のものではなく、サイドチェーンを掛け易くするため
に、開口部を広げているのであり、またこの開口部は本
体部に対して平行でもない。以上の点からして、該従来
例は本願考案とはその目的、構成及び作用効果が全く異
なる別異の考案である。
目的 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、一対の長
尺周鎖に複数の横鎖を連結するためのタイヤチェーン用
コネクタにおいて、長尺周鎖のサイドリンクに係合する
一対の湾曲部の開放端部を該湾曲部と逆方向にわずかに
湾曲させて該開放端部の外周面に変曲点を形成し、かつ
該開放端部を横鎖連結部と平行に形成することによっ
て、プライヤ等の工具で開放端部の締付けを行う場合
に、工具の食い付きを良好にして該工具が滑らないよう
にし、締付け力の大幅な低減を図ることであり、またこ
れによって直径10mmφ程度の太いコネクタの場合でも、
コネクタを開いて破損した横鎖を取り外した後、新品の
横鎖を取り付けて、プライヤ等の工具を用いて手作業で
開放端部を締め付けることができるようにし、焼切りや
溶接等の作業を不要化して横鎖の交換作業を著しく容易
化することである。
構成 要するに本考案は、一対の長尺周鎖に複数の横鎖を連
結するためのタイヤチェーン用コネクタにおいて、前記
長尺周鎖のサイドリンクに係合する一対の湾曲部をU字
形又は馬蹄形の横鎖連結部から立ち上げ形成し、その開
放端部を前記湾曲部の湾曲方向と逆方向にわずかに湾曲
させて該開放端部の外周面に変曲点を形成し、かつ該開
放端部を横鎖連結部に対して平行に形成したことを特徴
とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。ま
ず第1図から第5図により本考案の第1実施例について
説明する、本考案に係るタイヤチェーン用コネクタ2
は、第5図に示すようなタイヤチェーン3の一対の長尺
周鎖4に複数の横鎖5を連結するためのコネクタであっ
て、長尺周鎖4のサイドリンク6に係合する一対の湾曲
部2bの開放端部2cを該湾曲部と逆方向にわずかに湾曲さ
せて、該開放端部の外周面2dに変曲点2eを形成し、かつ
該開放端部を横鎖連結部と平行に形成したものである。
結果として変曲点2eは外周面2dにおいて凹陥することと
なり、従来のコネクタ1(第9図から第11図)とはその
形状が相当異なっている。
なお、第1実施例においては、横鎖連結部2aは、U字
形に形成されていて、一対の湾曲部2bは該横鎖連結部か
ら立ち上がり形成されている。
次に、第6図から第8図に示す第2実施例について説
明すると、タイヤチェーン用コネクタ2の横鎖連結部2a
は、第1実施例と異なり、馬蹄形に形成されている。そ
して一対の湾曲部2bが該馬蹄形の横鎖連結部2aから立ち
上がり形成され、湾曲部2bの開放端部2cは湾曲部2bと逆
方向にわずかに湾曲させて、該開放端部の外周面2dには
変曲点2eが形成され、かつ該開放端部が横鎖連結部と平
行に形成されている。
作用 本考案は、上記のように構成されており、以下その作
用について説明する。本考案の第1実施例に係るタイヤ
チェーン用コネクタ2においては、一対の湾曲部2bの開
放端部2cの外周面2dに変曲点2eが形成され、かつ該開放
端部が横鎖連結部と平行に形成され、該変曲点が凹陥し
ているため、例えば第4図に示すように古い横鎖が破損
してこれを新しい横鎖と交換する場合には、サイドリン
ク6又は横鎖を焼き切る必要がなく、まず工具の一例た
るプライヤ8によってコネクタ2の湾曲部2bを開いて、
古いものをコネクタ2から取り外し、次にこれを新しい
コネクタ2に連結して、第4図に示すように、開放端部
2cの変曲点2eにプライヤ8の爪8aをかけるようにして横
鎖連結部2aに対して開放端部2cを押圧すれば、開放端部
2cが横鎖連結部2aに対して略平行であることと相まって
爪8aは変曲点2eに対して非常によく食い付き、プライヤ
8に力が入って、手作業によっても直径10mmφ程度のコ
ネクタ2であればサイドリンク6に連結することが可能
である。
この場合プライヤ8の爪8aは第9図から第10図に示す
従来例の場合と異なり、開放端部2cが横鎖連結部2aと平
行であることと変曲点2eが外周面2dにおいて凹陥してい
るので該変曲点に対して滑ることがなく、爪8aによる押
圧力が十分に開放端部2cに作用し、比較的小さな力でプ
ライヤ8を操作することによって湾曲部2bを湾曲させて
開放端部2cを横鎖連結部2aに対して密着させることがで
きるのである。
なお第9図から第11図に示す第2実施例においてもそ
の作用は第1実施例と同様であるので、その作用につい
ての説明は省略する。
効果 本考案は、上記のように一対の長尺周鎖に複数の横鎖
を連結するためのタイヤチェーン用コネクタにおいて、
長尺周鎖のサイドリンクに係合する一対の湾曲部の開放
端部を該湾曲部と逆方向にわずかに湾曲させて該開放端
部の外周面に変曲点を形成し、かつ該開放端部を横鎖連
結部と平行に形成したので、プライヤ等の工具で開放端
部の締め付けを行う場合に、工具の食い付きを良好にし
て該工具が滑らないようにすることができ、締付け力の
大幅な低減を図ることができ、この結果直径10mmφ程度
の太いコネクタの場合でも、コネクタを開いて破損した
横鎖を取り外した後、新品の横鎖を取り付けて、プライ
ヤ等の工具を用いて手作業で開放端部を締め付けること
ができることになり、焼き切りや溶接等の作用が不要と
なり、横鎖の交換作業を著しく容易化することができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の第1実施例に係り、第1図
はタイヤチェーン用コネクタの斜視図、第2図は第1図
に示すものの側面図、第3図は第1図に示すものの平面
図、第4図はプライヤによってタイヤチェーン用コネク
タの開放端部を締め付けている状態を示す斜視図、第5
図はタイヤチェーンの平面図、第6図から第8図は本考
案の第2実施例に係り、第6図はタイヤチェーン用コネ
クタの斜視図、第7図は第6図に示すものの側面図、第
8図は第6図に示すものの平面図、第9図から第11図は
従来例に係り、第9図はタイヤチェーン用コネクタの斜
視図、第10図は第9図に示すものの側面図、第11図は第
9図に示すものの平面図である。 2はタイヤチェーン用コネクタ、2aは横鎖連結部、2bは
湾曲部、2cは開放端部、2dは外周面、2eは変曲点、3は
タイヤチェーン、4は長尺周鎖、5は横鎖、6はサイド
リンクである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の長尺周鎖に複数の横鎖を連結するた
    めのタイヤチェーン用コネクタにおいて、前記長尺周鎖
    のサイドリンクに係合する一対の湾曲部をU字形又は馬
    蹄形の横鎖連結部から立ち上げ形成し、その開放端部を
    前記湾曲部の湾曲方向と逆方向にわずかに湾曲させて該
    開放端部の外周面に変曲点を形成し、かつ該開放端部を
    横鎖連結部に対して平行に形成したことを特徴とするタ
    イヤチェーン用コネクタ。
JP1987167659U 1987-10-31 1987-10-31 タイヤチェーン用コネクタ Expired - Lifetime JPH084325Y2 (ja)

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JP1987167659U JPH084325Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31 タイヤチェーン用コネクタ

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Publication Number Publication Date
JPH0172404U JPH0172404U (ja) 1989-05-16
JPH084325Y2 true JPH084325Y2 (ja) 1996-02-07

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