JPH0843104A - ラジコンヘリコプターにおける姿勢制御装置 - Google Patents

ラジコンヘリコプターにおける姿勢制御装置

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JPH0843104A
JPH0843104A JP6181415A JP18141594A JPH0843104A JP H0843104 A JPH0843104 A JP H0843104A JP 6181415 A JP6181415 A JP 6181415A JP 18141594 A JP18141594 A JP 18141594A JP H0843104 A JPH0843104 A JP H0843104A
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radio
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Kiyokatsu Furuichi
精克 古市
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジコンヘリコプターにおける姿勢制御装置
に関し、安定した姿勢制御ができるラジコンヘリコプタ
ーにおける姿勢制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 機体の特定の回転方向への角速度を検出する
レートジャイロ10と、上記レートジャイロ10の出力
に基づいて機体を水平に保つようにロータ軸の方向を制
御する制御手段と、上記垂直ジャイロの示す機体垂直方
向よりの傾きと、レートジャイロの制御に基づくロータ
軸の回動角の差に基づいてロータ軸を垂直に保持する制
御手段とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラジコンヘリコプターに
関し、特にラジコンヘリコプターにおける姿勢制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、ラジコンヘリコプターにカメラを搭
載して上空から目的地の写真撮影をしたり、あるいは農
薬散布装置を搭載して農薬を散布することが行われてお
り、この場合、ラジコンヘリコプターが姿勢を正しく保
持していることが大切な条件となる。
【0003】特公平3−6829号公報には自由度2の
垂直ジャイロと自由度1のレートジャイロを用いること
によって、ラジコンヘリコプターの姿勢を制御する装置
が開示されている。
【0004】すなわち、垂直ジャイロで機体のピッチン
グ角及びローリング角を検出し、該検出値に基づいてロ
ータ軸の垂直性を保持し、一方のレートジャイロで機体
のヨー軸の角速度を検出し、該検出値に基づいて機体の
水平面内の揺れを制御することがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、垂直ジャイロはラジコンヘリコプターのロータ軸
と連動する。すなわち、機体が水平方向から前方にピッ
チングすると、図3(a)に示すようにピッチング角を検
出してロータ軸を該ピッチング角だけ後方に上げて、そ
の姿勢を保持しようとする。機体が右にローリングする
と、図3(b) に示すようにロータ軸は該ローリング角だ
け左に起き上がって垂直を保つようになる。
【0006】従って、フォバーリング状態のときに何等
かの原因で機体が傾斜したとき、傾いたままでのフォバ
ーリングは可能であるが、例えば、カメラを搭載しての
撮影中にこの状態になると目標物に正確にカメラを向け
ることができない。また、この状態から機体自体を水平
に戻すためには更にロータ軸を上記ローリング、あるい
はピッチング方向とは逆方向に倒す必要があるが、この
操作は手動で行うことになり、また、この作業中にフォ
バ−リング状態が保てない危険性が発生する。
【0007】機体のローリング方向(あるいはピッチン
グ方向)の角速度をレートジャイロで検出し、その検出
値に基づいてロータ軸を上記角速度を発生させた原因と
なる力の方向と逆の方向に復元力が発生するように傾け
ることによって、機体の水平を保つことができる。
【0008】しかしながら、レートジャイロによる制御
は、レートジャイロ自体の精度が充分でない場合は、上
記角速度と反対方向に加える力の大きさの制御が難し
く、該力が大き過ぎるとチャタリングの原因となり、少
な過ぎると制御不足となって機体の安定を保つことがで
きない。逆に精度の高いレートジャイロを使用しようと
すると、コストが著しく高くつくことになる。
【0009】本発明は上記従来の事情に鑑みて提案され
たものであって、より安定した姿勢制御ができるラジコ
ンヘリコプターにおける姿勢制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、図1に示すように、機体の特定の回転方向
への角速度を検出するレートジャイロと、上記レートジ
ャイロの出力に基づいて機体を水平に保つようにロータ
軸の方向を制御する制御手段と、上記垂直ジャイロの示
す機体垂直方向よりの傾きと、レートジャイロの制御に
基づくロータ軸の回動角の差に基づいてロータ軸を垂直
に保持する制御手段とを備えた構成としたものである。
【0011】上記垂直ジャイロがローリング方向とピッ
チング方向に自由度を持つ2軸ジャイロであり、上記レ
ートジャイロがローリング方向角速度を検出するローリ
ング方向レートジャイロと、ピッチング方向角速度を検
出するピッチング方向レートジャイロである構成とす
る。
【0012】また、上記ロータ軸の回動角は、上記レー
トジャイロで検出した角速度を積分する角度検出手段に
よってなされる。
【0013】
【作用】レートジャイロで検出された角速度に対応した
大きさの反対方向の角速度がロータ軸に与えられて、機
体を起こそうとする。
【0014】ここで、ロータ軸が傾いた角度は角度検出
手段に現れる。その角度と絶対垂直を示す垂直ジャイロ
の出力を比較して不足角を検出する。この検出された角
に従って更に、ロータ軸を垂直方向に保持する。これに
よって、機体は常に水平方向に安定を保つことになる。
【0015】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す概念図であ
る。ローリング方向レートジャイロ10a(ピッチング
方向レートジャイロ10b)は機体が風等の外力を受け
ると、特定の角速度でローリング(ピッチング)しよう
とするときの該角速度を検出し、該角速度に応じたアナ
ログ量を出力し、アンプ1a(1b)に入力する。該ア
ンプ1a(1b)では上記アナログ量を増幅するととも
に、上記角速度に応じた幅のパルスを出力する。
【0016】すなわち、外力を受けていないときの水平
方向を基準とする出力パルス幅に対してある特定方向に
ローリング(ピッチング)しようとするときには、該基
準パルス幅より大きい幅のパルスが、また、上記方向と
逆の方向の角速度でローリング(ピッチング)している
ときには、上記基準パルス幅より小さい幅のパルスが出
力される。
【0017】図示しないサーボモータ駆動回路ではこの
パルスを受けて、該パルスが基準幅より多い場合と小さ
い場合とで逆極性となる直流値を生成して、モータに印
加することになる。
【0018】上記基準のパルス幅は送信機によっても変
えることができ、従ってオペレータが機体を操縦時に左
右にローリングさせること、あるいは前後にピッチング
させることはもちろん可能である。
【0019】上記ロータ軸に加えられたローリング方向
(ピッチング方向)の角速度を積分すると、ロータ軸が
駆動された角度を検出することができる。この原理によ
って角度検出手段3a(3b)でロータ軸の機体に対す
る角度が求められる。
【0020】上記レートジャイロ10a(10b)は機
体を水平に保つように作用しているのであるから、上記
角度検出手段3aは理想的には零になるべきであるが、
現実にはレートジャイロ10a(10b)の精度誤差、
増幅回路の精度誤差等に起因して、正確に零にはならな
い。この状態を放置すると機体が不安定になり、ローリ
ング(ピッチング)しようとし、このとき再びレートジ
ャイロが作動し、この結果機体を前後左右に振るチャタ
リング現象が発生する。
【0021】そこで、上記角度検出手段3a(3b)を
介して得られた角度に対して絶対基準を与えることがな
される。すなわち、垂直ジャイロ20は、絶対垂直ある
いは水平を示す信号をアンプ2a(2b)に入力し、該
アンプ2a(2b)の出力は比較手段4a(4b)に入
力される。
【0022】該、比較手段4a(4b)には現在のロ−
リング方向(ピロチング方向)のロ−タ軸の角度である
角度検出手段3a(3b)の出力が入力されており、従
って、該比較手段4a(4b)で現在の機体の角度と上
記絶対垂直(水平)との角度差が検出されることにな
る。この検出の結果は、上記レートジャイロ10a(1
0b)よりの出力と同様、機体が水平であるときを基準
の幅とするパルスに変換され、比較手段4a(4b)よ
り出力され、図示しないサーボ駆動回路に入力される。
これによってレートジャイロ10a(10b)の作動に
よって機体が水平にならないときであっても、ロータ軸
を絶対垂直に向けることによって機体の安定を保つこと
ができる。
【0023】本発明においても、もちろんテールロータ
を制御することによって機体をロータ軸に垂直な面での
向きを調整することができる。すなわち、レートジャイ
ロ30によってヨー軸に対する角速度を検出し、アンプ
1cの出力でテールロータの回転を制御するものであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レートジ
ャイロのみによる制御による不安定性を垂直ジャイロに
よって解消し、常に安定した水平制御が行うことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例ブロック図である。
【図3】従来例説明図である。
【符号の説明】
10(10a,10b) レ−トジャイロ 20 垂直ジャイロ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の特定の回転方向への角速度を検出
    するレートジャイロと、 上記レートジャイロの出力に基づいて機体を水平に保つ
    ようにロータ軸の方向を制御する制御手段と、 ロータ軸に垂直基準を与える垂直ジャイロと、 上記垂直ジャイロの示す機体垂直方向よりの傾きと、レ
    ートジャイロの制御に基づくロータ軸の回動角の差に基
    づいてロータ軸を垂直に保持する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするラジコンヘリコプターにおける姿勢制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記垂直ジャイロがローリング方向とピ
    ッチング方向に自由度を持つ2軸ジャイロであり、 上記レートジャイロがローリング方向角速度を検出する
    ローリング方向レートジャイロと、ピッチング方向角速
    度を検出するピッチング方向レートジャイロである請求
    項1に記載のラジコンヘリコプターにおける姿勢制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ロータ軸の回動角を検出する角度検
    出手段を備えた請求項1に記載のラジコンヘリコプター
    における姿勢制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201183A (ja) * 2007-02-17 2008-09-04 Morioka Seiko Instruments Inc 姿勢制御装置
JP2016501154A (ja) * 2012-12-07 2016-01-18 デロリアン エアロスペース リミテッド ライアビリティ カンパニー 垂直離着陸機
WO2020098561A1 (zh) * 2018-11-14 2020-05-22 深圳市斯威普科技有限公司 无人机水面翻转装置及系统
US10994838B2 (en) 2012-12-07 2021-05-04 Delorean Aerospace, Llc Vertical takeoff and landing aircraft

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WO2020098561A1 (zh) * 2018-11-14 2020-05-22 深圳市斯威普科技有限公司 无人机水面翻转装置及系统

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