JPH0842591A - 捩じれ緩衝ディスク - Google Patents
捩じれ緩衝ディスクInfo
- Publication number
- JPH0842591A JPH0842591A JP17825594A JP17825594A JPH0842591A JP H0842591 A JPH0842591 A JP H0842591A JP 17825594 A JP17825594 A JP 17825594A JP 17825594 A JP17825594 A JP 17825594A JP H0842591 A JPH0842591 A JP H0842591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- disc
- flange
- hub
- flanged hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トーション部材がたわみ収縮されている際の
シートのプレートによる摩耗を抑制すること。 【構成】 シート（５３，５４）にフランジ付ハブ
（１）のフランジ（１１）に嵌挿保持される保持部（５
３ｃ，５３ｄ）及びフランジ付ハブ（１）のフランジ
（１１）をガイドするガイド部（５３ｄ，５４ｄ）を形
成して、シート（５３，５４）のフランジ付ハブ（１）
に対するディスク径方向及びディスク軸方向の動きを規
制するようにした。
シートのプレートによる摩耗を抑制すること。 【構成】 シート（５３，５４）にフランジ付ハブ
（１）のフランジ（１１）に嵌挿保持される保持部（５
３ｃ，５３ｄ）及びフランジ付ハブ（１）のフランジ
（１１）をガイドするガイド部（５３ｄ，５４ｄ）を形
成して、シート（５３，５４）のフランジ付ハブ（１）
に対するディスク径方向及びディスク軸方向の動きを規
制するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、捩じれ緩衝ディスクに
関するものであり、プレートからの入力をトーション部
材により緩衝しながらトーション部材を介してフランジ
付ハブに伝達するものであつて、クラツチディスク等に
利用される。
関するものであり、プレートからの入力をトーション部
材により緩衝しながらトーション部材を介してフランジ
付ハブに伝達するものであつて、クラツチディスク等に
利用される。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の捩じれ緩衝ディスクとし
ては、特開昭５８−１８７６２３号公報，特開昭５９−
２６６２５号公報及び実開昭５９−１６６０３０号公報
等に示されるものが知られている。これは、フランジ付
ハブとフランジ付ハブのフランジに対して対向するよう
にフランジ付ハブのハブ周りに配置されたトーション部
材を介してディスク周方向において弾性的に連結したも
のであつて、プレート側からの入力をトーション部材の
たわみ収縮で緩衝させながらトーション部材を介してフ
ランジ付ハブ側に伝達している。この従来装置では、ト
ーション部材が配置されるプレート側の窓の縁にツバ形
状のガイドを形成し、このガイド及び窓の周面及び端面
でトーション部材とプレート及びフランジ付ハブとの間
に配設されるシートをプレートに対して規制していた。
ては、特開昭５８−１８７６２３号公報，特開昭５９−
２６６２５号公報及び実開昭５９−１６６０３０号公報
等に示されるものが知られている。これは、フランジ付
ハブとフランジ付ハブのフランジに対して対向するよう
にフランジ付ハブのハブ周りに配置されたトーション部
材を介してディスク周方向において弾性的に連結したも
のであつて、プレート側からの入力をトーション部材の
たわみ収縮で緩衝させながらトーション部材を介してフ
ランジ付ハブ側に伝達している。この従来装置では、ト
ーション部材が配置されるプレート側の窓の縁にツバ形
状のガイドを形成し、このガイド及び窓の周面及び端面
でトーション部材とプレート及びフランジ付ハブとの間
に配設されるシートをプレートに対して規制していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、シートはフランジ付ハブに対して規制さ
れているとはいえず、例えば、トーション部材がプレー
トによつてディスク周方向一方側端からたわみ収縮され
ている際には、トーション部材のディスク周方向他方側
端では遠心力等でディスク径方向やディスク軸方向に動
き、この動く端側に配設されているシートがプレートに
押圧されて摩耗する恐れがある。
装置であると、シートはフランジ付ハブに対して規制さ
れているとはいえず、例えば、トーション部材がプレー
トによつてディスク周方向一方側端からたわみ収縮され
ている際には、トーション部材のディスク周方向他方側
端では遠心力等でディスク径方向やディスク軸方向に動
き、この動く端側に配設されているシートがプレートに
押圧されて摩耗する恐れがある。
【０００４】故に、本発明は、トーション部材がたわみ
収縮されている際のシートのプレートによる摩耗を抑制
することを、その技術的課題とするものである。
収縮されている際のシートのプレートによる摩耗を抑制
することを、その技術的課題とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、トーショ
ン部材とプレート及びフランジ付ハブとの間に配設され
一方の側面が前記トーション部材のディスク周方向端面
と当接すると共に他方の側面が前記プレート及び前記フ
ランジ付ハブのフランジと当接し前記他方の側面に前記
フランジ付ハブのフランジに嵌挿保持される突状の保持
部及び前記フランジ付ハブのフランジをディスク軸方向
において挟持する突状のガイド部が形成されたシートを
有した、ことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、トーショ
ン部材とプレート及びフランジ付ハブとの間に配設され
一方の側面が前記トーション部材のディスク周方向端面
と当接すると共に他方の側面が前記プレート及び前記フ
ランジ付ハブのフランジと当接し前記他方の側面に前記
フランジ付ハブのフランジに嵌挿保持される突状の保持
部及び前記フランジ付ハブのフランジをディスク軸方向
において挟持する突状のガイド部が形成されたシートを
有した、ことである。
【０００６】
【作用】上記技術的手段によれば、保持部のフランジ付
ハブのフランジへの嵌挿保持によつてシートがフランジ
付ハブに対してディスク径方向において規制され、ガイ
ド部によるフランジ付ハブのフランジの挟持によつてシ
ートがフランジ付ハブに対してディスク軸方向において
規制される。よつて、トーション部材がたわまされてい
る際のシートの動きが規制され、シートのプレートによ
る摩耗が抑制され得る。
ハブのフランジへの嵌挿保持によつてシートがフランジ
付ハブに対してディスク径方向において規制され、ガイ
ド部によるフランジ付ハブのフランジの挟持によつてシ
ートがフランジ付ハブに対してディスク軸方向において
規制される。よつて、トーション部材がたわまされてい
る際のシートの動きが規制され、シートのプレートによ
る摩耗が抑制され得る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００８】図１及び図２は、自動車のエンジンと変速
機との間に配設される摩擦クラツチのクラツチディスク
であつて、後述する捩じれ緩衝ディスクＡのディスクプ
レート２の外周部に駆動軸としてのエンジンフライホイ
ール（図示せず）及びプレツシヤープレート（図示せ
ず）との間にスプリング力で挟着され得るフエーシング
６Ａ，６Ｂがリベツト７により両側に固着された多数の
波付板バネ８をリベツト９により固定して構成してい
る。尚、捩じれ緩衝ディスクＡのフランジ付ハブ１のハ
ブ１１に出力軸としての変速機インプツトシヤフト（図
示せず）がスプライン嵌合される。
機との間に配設される摩擦クラツチのクラツチディスク
であつて、後述する捩じれ緩衝ディスクＡのディスクプ
レート２の外周部に駆動軸としてのエンジンフライホイ
ール（図示せず）及びプレツシヤープレート（図示せ
ず）との間にスプリング力で挟着され得るフエーシング
６Ａ，６Ｂがリベツト７により両側に固着された多数の
波付板バネ８をリベツト９により固定して構成してい
る。尚、捩じれ緩衝ディスクＡのフランジ付ハブ１のハ
ブ１１に出力軸としての変速機インプツトシヤフト（図
示せず）がスプライン嵌合される。
【０００９】図１及び図２に示されるように、捩じれ緩
衝ディスクＡは、ハブ１１及びその中央に外周からディ
スク径方向に延在するフランジ１２を有するフランジ付
ハブ１，フランジ付ハブ１のハブ１１周りにフランジ１
２を挟んで且つフランジ１２に対して対向するように配
置され複数のピン４により連結されたディスクプレート
２及びサブプレート３，フランジ付ハブ１とディスクプ
レート２及びサブプレート３とをディスク周方向におい
て弾性的に連結する複数のトーション部材５から構成さ
れている。トーション部材５は、大径コイルスプリング
５１及び大径コイルスプリング５１内に収容され並列配
置とされた小径コイルスプリング５２からなる。尚、ト
ーション部材は一つのコイルスプリングとしてもよく、
又、弾性体であればゴム等でもよい。
衝ディスクＡは、ハブ１１及びその中央に外周からディ
スク径方向に延在するフランジ１２を有するフランジ付
ハブ１，フランジ付ハブ１のハブ１１周りにフランジ１
２を挟んで且つフランジ１２に対して対向するように配
置され複数のピン４により連結されたディスクプレート
２及びサブプレート３，フランジ付ハブ１とディスクプ
レート２及びサブプレート３とをディスク周方向におい
て弾性的に連結する複数のトーション部材５から構成さ
れている。トーション部材５は、大径コイルスプリング
５１及び大径コイルスプリング５１内に収容され並列配
置とされた小径コイルスプリング５２からなる。尚、ト
ーション部材は一つのコイルスプリングとしてもよく、
又、弾性体であればゴム等でもよい。
【００１０】この構成において、クラツチの接続時、基
本的に、フエーシング６Ａ，６Ｂ及び波付板バネ８を介
してディスクプレート２及びサブプレート３に入力され
たエンジンからのトルクは、トーション部材５を介して
フランジ付ハブ１に伝達されてフランジ付ハブ１から変
速機に出力される。この際、フランジ付ハブ１とディス
クプレート２及びサブプレート３とが入力されたトルク
値に応じてトーション部材５を撓み収縮させながら所定
の捩じれ特性で相対捩じれ回転し、これにより、ディス
クプレート２及びサブプレート３からフランジ付ハブ１
へのトルク伝達に緩衝作用を働かせている。尚、捩じれ
緩衝ディスクＡには、ディスクプレート２とフランジ付
ハブ１のフランジ１２との間にフランジ付ハブ１のハブ
１１周りで配設された第１スラストプレート１０ａとサ
ブプレート３とフランジ付ハブ１のフランジ１２との間
にフランジ付ハブ１のハブ１１周りで配設された第２ス
ラストプレート１０ｂ及び皿バネ１０ｃとにより構成さ
れるヒステリシス機構１０を設けており、フランジ付ハ
ブ１とディスクプレート２及びサブプレート３とが相対
捩じれ回転する際の捩じれ特性にヒステリシスを持た
せ、ディスクプレート２及びサブプレート３からフラン
ジ付ハブ１へのトルク伝達に減衰作用を働かせている。
本的に、フエーシング６Ａ，６Ｂ及び波付板バネ８を介
してディスクプレート２及びサブプレート３に入力され
たエンジンからのトルクは、トーション部材５を介して
フランジ付ハブ１に伝達されてフランジ付ハブ１から変
速機に出力される。この際、フランジ付ハブ１とディス
クプレート２及びサブプレート３とが入力されたトルク
値に応じてトーション部材５を撓み収縮させながら所定
の捩じれ特性で相対捩じれ回転し、これにより、ディス
クプレート２及びサブプレート３からフランジ付ハブ１
へのトルク伝達に緩衝作用を働かせている。尚、捩じれ
緩衝ディスクＡには、ディスクプレート２とフランジ付
ハブ１のフランジ１２との間にフランジ付ハブ１のハブ
１１周りで配設された第１スラストプレート１０ａとサ
ブプレート３とフランジ付ハブ１のフランジ１２との間
にフランジ付ハブ１のハブ１１周りで配設された第２ス
ラストプレート１０ｂ及び皿バネ１０ｃとにより構成さ
れるヒステリシス機構１０を設けており、フランジ付ハ
ブ１とディスクプレート２及びサブプレート３とが相対
捩じれ回転する際の捩じれ特性にヒステリシスを持た
せ、ディスクプレート２及びサブプレート３からフラン
ジ付ハブ１へのトルク伝達に減衰作用を働かせている。
【００１１】ディスクプレート２及びサブプレート３の
所定部位にはディスク周方向に延在する複数の窓２１，
３１が互いに対向して形成されている。又、フランジ付
ハブ１のフランジ１２には窓２１，３１と対向する複数
の切欠１３が形成されている。この対向する窓２１，３
１及び切欠１３で一つの組を構成し、この組となる窓２
１，３１及び切欠１３内に組毎でトーション部材５が所
定量たわみ収縮されて配置されている。又、このトーシ
ョン部材５のディスク周方向端面と窓２１，３１及び切
欠１３のディスク周方向端面との間には後述するシート
５３，５４がトーション部材５の反力で挟持された形で
配設されており、この窓２１，３１のディスク周方向端
面及び切欠１３のディスク周方向端面がシート５３，５
４を介してトーション部材５のディスク周方向端面と当
接する。
所定部位にはディスク周方向に延在する複数の窓２１，
３１が互いに対向して形成されている。又、フランジ付
ハブ１のフランジ１２には窓２１，３１と対向する複数
の切欠１３が形成されている。この対向する窓２１，３
１及び切欠１３で一つの組を構成し、この組となる窓２
１，３１及び切欠１３内に組毎でトーション部材５が所
定量たわみ収縮されて配置されている。又、このトーシ
ョン部材５のディスク周方向端面と窓２１，３１及び切
欠１３のディスク周方向端面との間には後述するシート
５３，５４がトーション部材５の反力で挟持された形で
配設されており、この窓２１，３１のディスク周方向端
面及び切欠１３のディスク周方向端面がシート５３，５
４を介してトーション部材５のディスク周方向端面と当
接する。
【００１２】窓２１，３１のディスク径方向外側は円弧
を呈するものであつて、トーション部材５のディスク径
方向外側を覆うようにディスク軸方向（図２示左右方向
となるディスク厚方向）に延在するツバ形状の第１縁部
分２１ａ，３１ａがディスク周方向全域に渡り形成され
ている。又、窓２１，３１のディスク径方向内側は直線
を呈するものであつて、トーション部材５のディスク径
方向内側を覆うようにディスク軸方向に延在するツバ形
状の第３縁部分２１ｃ，３１ｃがディスク周方向全域に
渡り形成されている。この第１縁部分２１ａ，３１ａ及
び第３縁部分２１ｃ，３１ｃによりトーション部材５が
撓み収縮される際のシート５３，５４をも含めたトーシ
ョン部材５のディスク軸方向における窓２１，３１から
の飛び出しを防止している。
を呈するものであつて、トーション部材５のディスク径
方向外側を覆うようにディスク軸方向（図２示左右方向
となるディスク厚方向）に延在するツバ形状の第１縁部
分２１ａ，３１ａがディスク周方向全域に渡り形成され
ている。又、窓２１，３１のディスク径方向内側は直線
を呈するものであつて、トーション部材５のディスク径
方向内側を覆うようにディスク軸方向に延在するツバ形
状の第３縁部分２１ｃ，３１ｃがディスク周方向全域に
渡り形成されている。この第１縁部分２１ａ，３１ａ及
び第３縁部分２１ｃ，３１ｃによりトーション部材５が
撓み収縮される際のシート５３，５４をも含めたトーシ
ョン部材５のディスク軸方向における窓２１，３１から
の飛び出しを防止している。
【００１３】窓２１，３１のディスク周方向両側のディ
スク径方向外側よりには第２縁部分２１ｂ，３１ｂが形
成されている。この第２縁部分２１ｂ，３１ｂは絞り加
工により窓２１，３１のディスク周方向端面をディスク
軸方向に屈曲させるように成形されディスク軸方向外側
に突出した袋形状を呈するものであつて、第１縁部分２
１ｂ，３１ｂから連続している。この第２縁部分２１
ｂ，３１ｂによつてトーション部材５のたわみ収縮やト
ーション部材５に作用する遠心力等でシート５３，５４
をも含めたトーション部材５から第１縁部分に加わる荷
重に対して第１縁部分２１ｂ，３１ｂを強度アツプして
いる。
スク径方向外側よりには第２縁部分２１ｂ，３１ｂが形
成されている。この第２縁部分２１ｂ，３１ｂは絞り加
工により窓２１，３１のディスク周方向端面をディスク
軸方向に屈曲させるように成形されディスク軸方向外側
に突出した袋形状を呈するものであつて、第１縁部分２
１ｂ，３１ｂから連続している。この第２縁部分２１
ｂ，３１ｂによつてトーション部材５のたわみ収縮やト
ーション部材５に作用する遠心力等でシート５３，５４
をも含めたトーション部材５から第１縁部分に加わる荷
重に対して第１縁部分２１ｂ，３１ｂを強度アツプして
いる。
【００１４】図３ないし図９に示されるように、シート
５３，５４のトーション部材５のディスク周方向端面と
当接する一方の側面５３ａ，５４ａは、その外周の平滑
面で大径コイルスプリング５１の平滑面とされた巻き端
と当接し、外周の平滑面に対して段付とされたその内周
の平滑面で小径コイルスプリング５２の平滑面とされた
巻き端と当接する。又、シート５３，５４のトーション
部材５のディスク周方向端面と当接する他方の側面５３
ｂ，５４ｂは、そのディスク軸方向中央付近でフランジ
付ハブ１のフランジ１２の切欠１３のディスク周方向端
面と当接し、ディスク軸方向両外側でディスクプレート
２及びサブプレート３の窓２１，３１のディスク周方向
端面と当接する。
５３，５４のトーション部材５のディスク周方向端面と
当接する一方の側面５３ａ，５４ａは、その外周の平滑
面で大径コイルスプリング５１の平滑面とされた巻き端
と当接し、外周の平滑面に対して段付とされたその内周
の平滑面で小径コイルスプリング５２の平滑面とされた
巻き端と当接する。又、シート５３，５４のトーション
部材５のディスク周方向端面と当接する他方の側面５３
ｂ，５４ｂは、そのディスク軸方向中央付近でフランジ
付ハブ１のフランジ１２の切欠１３のディスク周方向端
面と当接し、ディスク軸方向両外側でディスクプレート
２及びサブプレート３の窓２１，３１のディスク周方向
端面と当接する。
【００１５】シート５３，５４の他方の側面５３ｂ，５
４ｂのディスク径方向内側には、ディスク軸方向に延在
する断面半円形状の保持部５３ｃ，５４ｃが他方の側面
５３ｂ，５４ｂに対して突出するように一体に形成され
ている。又、シート５３，５４の他方の側面５３ｂ，５
４ｂのディスク径方向外側には、フランジ付ハブ１のフ
ランジ１２の側面と平行にディスク径方向に延在する対
のガイド部５３ｄ，５４ｄが他方の側面５３ｂ，５４ｂ
に対して突出するように一体に形成されている。フラン
ジ付ハブ１のフランジ１２の切欠１３及びディスクプレ
ート２及びサブプレート３の窓２１，３１のディスク周
方向端面にはシート５３，５４の保持部５３ｃ，５４ｃ
と対向するように保持部５３ｃ，５４ｃと同一の断面形
状である半円形状の凹部１３ａ，２１ｄ，３１ｄが形成
されており、保持部５３ｃ，５４ｃはこの凹部１３ａ，
２１ｄ，３１ｄ内に嵌挿され、これにより、シート５
３，５４がフランジ付ハブ１，ディスクプレート２及び
サブプレート３にディスク周方向及び径方向において保
持される。尚、この保持部５３ｃ，５４ｃの断面形状は
半円形状でなくてもよく、又、凹部１３ａ，２１ｄ，３
１ｄの形状も保持部５３ｃ，５４ｃと同一形状であれば
半円形状でなくてもよい。又、フランジ付ハブ１のフラ
ンジ１２は対のガイド部５３ｄ，５４ｄ間で挟持され、
ガイド部５３ｄ，５４ｄはディスクプレート２及びサブ
プレート３の第２縁部分２１ｂ，３１ｂの袋形状内に収
容させている。これにより、シート５３，５４がフラン
ジ付ハブ１，ディスクプレート２及びサブプレート３に
ディスク軸方向においてガイドされる。
４ｂのディスク径方向内側には、ディスク軸方向に延在
する断面半円形状の保持部５３ｃ，５４ｃが他方の側面
５３ｂ，５４ｂに対して突出するように一体に形成され
ている。又、シート５３，５４の他方の側面５３ｂ，５
４ｂのディスク径方向外側には、フランジ付ハブ１のフ
ランジ１２の側面と平行にディスク径方向に延在する対
のガイド部５３ｄ，５４ｄが他方の側面５３ｂ，５４ｂ
に対して突出するように一体に形成されている。フラン
ジ付ハブ１のフランジ１２の切欠１３及びディスクプレ
ート２及びサブプレート３の窓２１，３１のディスク周
方向端面にはシート５３，５４の保持部５３ｃ，５４ｃ
と対向するように保持部５３ｃ，５４ｃと同一の断面形
状である半円形状の凹部１３ａ，２１ｄ，３１ｄが形成
されており、保持部５３ｃ，５４ｃはこの凹部１３ａ，
２１ｄ，３１ｄ内に嵌挿され、これにより、シート５
３，５４がフランジ付ハブ１，ディスクプレート２及び
サブプレート３にディスク周方向及び径方向において保
持される。尚、この保持部５３ｃ，５４ｃの断面形状は
半円形状でなくてもよく、又、凹部１３ａ，２１ｄ，３
１ｄの形状も保持部５３ｃ，５４ｃと同一形状であれば
半円形状でなくてもよい。又、フランジ付ハブ１のフラ
ンジ１２は対のガイド部５３ｄ，５４ｄ間で挟持され、
ガイド部５３ｄ，５４ｄはディスクプレート２及びサブ
プレート３の第２縁部分２１ｂ，３１ｂの袋形状内に収
容させている。これにより、シート５３，５４がフラン
ジ付ハブ１，ディスクプレート２及びサブプレート３に
ディスク軸方向においてガイドされる。
【００１６】上記した構成において、例えば、トーショ
ン部材５がディスク周方向左側の端面からたわみ収縮さ
せられている際、シート５３の他方の側面５３ｂは、デ
イクプレート２及びサブプレート３の窓２１，３１のデ
ィスク周方向左側の端面と当接し且つフランジ付ハブの
フランジ１２の切欠１３のディスク周方向左側の端面か
ら離れ、シート５４の他方の側面５４ｂは、フランジ付
ハブ１のフランジ１２の切欠１３のディスク周方向左側
の端面と当接し且つサブプレート３の窓２１，３１のデ
ィスク周方向左側の端面から離れる。この際、シート５
３は、保持部５３ｃと凹部２１ｄ，３１ｄとの嵌挿，ガ
イド部５３ｄの第２縁部分２１ｂ，３１ｂ内への収納及
び第１縁部分５１ａによつてディスクプレート２及びサ
ブプレート３に対するディスク周方向，ディスク径方向
及びディスク軸方向の動きが規制され、シート５４は、
保持部５４ｃと凹部１３ａとの嵌挿及びガイド部５４ｄ
によるフランジ付ハブ１のフランジ１２の挟持によつて
フランジ付ハブ１に対するディスク周方向，ディスク径
方向及びディスク軸方向の動きが規制される。
ン部材５がディスク周方向左側の端面からたわみ収縮さ
せられている際、シート５３の他方の側面５３ｂは、デ
イクプレート２及びサブプレート３の窓２１，３１のデ
ィスク周方向左側の端面と当接し且つフランジ付ハブの
フランジ１２の切欠１３のディスク周方向左側の端面か
ら離れ、シート５４の他方の側面５４ｂは、フランジ付
ハブ１のフランジ１２の切欠１３のディスク周方向左側
の端面と当接し且つサブプレート３の窓２１，３１のデ
ィスク周方向左側の端面から離れる。この際、シート５
３は、保持部５３ｃと凹部２１ｄ，３１ｄとの嵌挿，ガ
イド部５３ｄの第２縁部分２１ｂ，３１ｂ内への収納及
び第１縁部分５１ａによつてディスクプレート２及びサ
ブプレート３に対するディスク周方向，ディスク径方向
及びディスク軸方向の動きが規制され、シート５４は、
保持部５４ｃと凹部１３ａとの嵌挿及びガイド部５４ｄ
によるフランジ付ハブ１のフランジ１２の挟持によつて
フランジ付ハブ１に対するディスク周方向，ディスク径
方向及びディスク軸方向の動きが規制される。
【００１７】尚、フランジ付ハブ１のフランジ１２に形
成された穴１２ａは保持部５３ｃから加わる応力を効率
良く分散させている。これにより、フランジ付ハブ１の
フランジ１２の強度が確保され、フランジ１２は薄い板
厚とされる。
成された穴１２ａは保持部５３ｃから加わる応力を効率
良く分散させている。これにより、フランジ付ハブ１の
フランジ１２の強度が確保され、フランジ１２は薄い板
厚とされる。
【００１８】上記したように、トーション部材５がたわ
み収縮されている際、ディスクプレート２及びサブプレ
ート３に対して相対するシート（前述ではシート５４）
は、フランジ付ハブ１にその動きが規制されているの
で、ディスクプレート２及びサブプレート３に押圧され
ず、よつて、その摩耗が抑制される。又、シート５３，
５４が保持部５３ｃ，５４ｃ及びガイド部５３ｄ，５４
ｄによつてフランジ付ハブ１に対する動きが規制されて
いるので、シート５３，５４をも含むトーション部材５
のフランジ付ハブ１のフランジ１２に対する配置をトー
ション部材５のディスク径方向外側にまわりこまない
（窓としない）切欠１３とし得る。よつて、グランジ付
ハブ１の重量が軽減される。
み収縮されている際、ディスクプレート２及びサブプレ
ート３に対して相対するシート（前述ではシート５４）
は、フランジ付ハブ１にその動きが規制されているの
で、ディスクプレート２及びサブプレート３に押圧され
ず、よつて、その摩耗が抑制される。又、シート５３，
５４が保持部５３ｃ，５４ｃ及びガイド部５３ｄ，５４
ｄによつてフランジ付ハブ１に対する動きが規制されて
いるので、シート５３，５４をも含むトーション部材５
のフランジ付ハブ１のフランジ１２に対する配置をトー
ション部材５のディスク径方向外側にまわりこまない
（窓としない）切欠１３とし得る。よつて、グランジ付
ハブ１の重量が軽減される。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、シートにフランジ付ハ
ブのフランジに嵌挿保持される保持部及びフランジ付ハ
ブのフランジをガイドするガイド部を形成して、シート
のフランジ付ハブに対するディスク径方向及びディスク
軸方向の動きを規制したので、トーション部材がたわみ
収縮される際にシートがプレートに押圧されるようなこ
とがなく、よつて、シートの摩耗を抑制することができ
る。又、フランジ付ハブのフランジに対するトーション
部材の配置を切欠とし得、これにより、フランジ付ハブ
の重量を軽減することができる。
ブのフランジに嵌挿保持される保持部及びフランジ付ハ
ブのフランジをガイドするガイド部を形成して、シート
のフランジ付ハブに対するディスク径方向及びディスク
軸方向の動きを規制したので、トーション部材がたわみ
収縮される際にシートがプレートに押圧されるようなこ
とがなく、よつて、シートの摩耗を抑制することができ
る。又、フランジ付ハブのフランジに対するトーション
部材の配置を切欠とし得、これにより、フランジ付ハブ
の重量を軽減することができる。
【図１】本発明に係る捩じれ緩衝ディスクが適用される
クラツチディスクの平面図である。
クラツチディスクの平面図である。
【図２】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図３】本発明に係る捩じれ緩衝ディスクの主要部分を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図４】図３の横断面図である。
【図５】図３の側面図である。
【図６】本発明に係る捩じれ緩衝ディスクの主要部品で
あるシートの平面図である。
あるシートの平面図である。
【図７】図６の側面図である。
【図８】図６の上面図である。
【図９】図６の下面図である。
Ａ 捩じれ緩衝ディスク １ フランジ付ハブ ２ ディスクプレート（プレート） ３ サブプレート（プレート） ５ トーション部材 ５３，５４ シート ５３ｃ，５４ｃ 保持部 ５３ｄ，５４ｄ ガイド部
Claims (1)
- 【請求項１】 フランジ付ハブと該フランジ付ハブのフ
ランジに対して対向するように前記フランジ付ハブのハ
ブ周りに配置されたプレートとをトーション部材を介し
てディスク周方向において弾性的に連結した捩じれ緩衝
ディスクにおいて、前記トーション部材と前記プレート
及び前記フランジ付ハブとの間に配設され一方の側面が
前記トーション部材のディスク周方向端面と当接すると
共に他方の側面が前記プレート及び前記フランジ付ハブ
のフランジと当接し前記他方の側面に前記フランジ付ハ
ブのフランジに嵌挿保持される突状の保持部及び前記フ
ランジ付ハブのフランジをディスク軸方向において挟持
する突状のガイド部が形成されたシートを有する捩じれ
緩衝ディスク。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17825594A JPH0842591A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 捩じれ緩衝ディスク |
| DE69507091T DE69507091T3 (de) | 1994-07-29 | 1995-07-27 | Drehmoment-absorbierende Scheibe |
| EP95111823A EP0696694B2 (en) | 1994-07-29 | 1995-07-27 | Torque absorbing disc |
| US08/508,557 US5626518A (en) | 1994-07-12 | 1995-07-28 | Torque absorbing device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17825594A JPH0842591A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 捩じれ緩衝ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842591A true JPH0842591A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16045302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17825594A Pending JPH0842591A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-29 | 捩じれ緩衝ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0842591A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6332843B1 (en) | 1999-01-19 | 2001-12-25 | Exedy Corporation | Damper disk assembly |
| WO2012011428A1 (ja) | 2010-07-21 | 2012-01-26 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
| CN112762137A (zh) * | 2019-10-21 | 2021-05-07 | 采埃孚股份公司 | 扭振阻尼器和离合器盘 |
| JP2021134834A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社エクセディ | スプリングシート及びダンパ装置 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17825594A patent/JPH0842591A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6332843B1 (en) | 1999-01-19 | 2001-12-25 | Exedy Corporation | Damper disk assembly |
| WO2012011428A1 (ja) | 2010-07-21 | 2012-01-26 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
| CN112762137A (zh) * | 2019-10-21 | 2021-05-07 | 采埃孚股份公司 | 扭振阻尼器和离合器盘 |
| CN112762137B (zh) * | 2019-10-21 | 2024-03-01 | 采埃孚股份公司 | 扭振阻尼器和离合器盘 |
| JP2021134834A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社エクセディ | スプリングシート及びダンパ装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6240172Y2 (ja) | ||
| JPS6140847B2 (ja) | ||
| US5797474A (en) | Clutch disc | |
| JPS6151687B2 (ja) | ||
| EP0696694B1 (en) | Torque absorbing disc | |
| US5937989A (en) | Clutch disk assembly having cushioning plates and paired friction pads riveted together | |
| JPH0842591A (ja) | 捩じれ緩衝ディスク | |
| JPH09506158A (ja) | トーションダンピング装置 | |
| JPH0214660Y2 (ja) | ||
| JPH0155691B2 (ja) | ||
| EP1460302A1 (en) | Torsional damper apparatus | |
| JP3381396B2 (ja) | 捩じれ緩衝ディスク | |
| JPH09229138A (ja) | トーションダンパ | |
| US4938729A (en) | Damper disk of a rubber-series type | |
| JPH07259879A (ja) | ダンパーディスク | |
| JPH0842589A (ja) | 捩じれ緩衝ディスク | |
| JPH0235081Y2 (ja) | ||
| JP2000205295A (ja) | ダンパ―ディスク組立体 | |
| JPH0842593A (ja) | 捩じれ緩衝ディスク | |
| JP7376334B2 (ja) | ダンパ装置 | |
| WO2017221484A1 (ja) | ダンパ装置 | |
| JPS6139850Y2 (ja) | ||
| JP4073502B2 (ja) | 連結ピン | |
| JPH0519612Y2 (ja) | ||
| JP2000081064A (ja) | 皿ばね |