JPH084207Y2 - スライディングノズル装置用プレート - Google Patents

スライディングノズル装置用プレート

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JPH084207Y2
JPH084207Y2 JP1989139727U JP13972789U JPH084207Y2 JP H084207 Y2 JPH084207 Y2 JP H084207Y2 JP 1989139727 U JP1989139727 U JP 1989139727U JP 13972789 U JP13972789 U JP 13972789U JP H084207 Y2 JPH084207 Y2 JP H084207Y2
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JP
Japan
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porous ring
plate
plate body
opening
sliding nozzle
Prior art date
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Application number
JP1989139727U
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English (en)
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JPH0381258U (ja
Inventor
洋 海老沢
浩一 晴気
Original Assignee
黒崎窯業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製鋼設備の連続鋳造等に関して、溶湯の流
出制御に使用するスライディングノズル装置用プレート
に関する。
〔従来の技術〕
バブリング機能を有するスライディングノズル装置用
のプレートにとって、同プレート本体内に内嵌されるポ
ーラスリングと、同プレート本体間の目地部にシール構
造を具備しなければならないことは必要不可欠の条件で
ある。
ここで、従来のスライディングノズル装置用プレート
のバブリング構造とシール構造を第6図に示す。
同図において、プレート本体21の上部中央に開口部22
が形成され、この開口部22に円筒形状のポーラスリング
23が内嵌されており、このポーラスリング23の外周に通
気溝4が形成されている。そして、この通気溝4の上下
には同通気溝4の開口部を保護するためのテープ5,6が
ポーラスリング23に外嵌されている。更に、通気溝4の
対向する位置において、プレート本体21性にエアー送気
用の通路7が設けられている。そして、この通路7を介
して送気されるエアーの漏洩を防止するために、プレー
ト本体21とポーラスリング23との縦目地及び横目地にそ
れぞれ縦目地シール材8及び横目地シール材9が充填さ
れている。
なお、このプレート本体21とポーラスリング23とのセ
ットの方法は、第7図及び第8図に示すように、まずプ
レート本体21の開口部22底面に横目地シール材9を、ポ
ーラスリング23の外周部に縦目地シール材8を塗布し、
次いでポーラスリング23を開口部22内に挿入してセット
することにより行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところがこの場合、縦目地の間隔が1mm程度と薄く、
しかも縦目地の方向が垂直に一直線状となっているた
め、ポーラスリング23を開口部22に挿入するときに、第
7図に示すように縦目地シール材8がプレート本体21と
の摩擦によってめくれあがった状態となり、プレート本
体21側に残ってしまい、ポーラスリング23をセットした
状態において、第8図に示すようにテープ5と縦目地シ
ール材8の最下部との間に空隙30が生じ、気泡が介在し
てシール性が低下し、通路7側のエアーの圧力が低下す
るという欠点があった。
そこで本考案は、上記の欠点を解消して、プレート本
体とポーラスリングとの間のシール性を向上させること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のスライディングノズル装置用プレートは、上
部中央に開口部を有するプレート本体と、同開口部に内
嵌されその外周部に通気溝を有するポーラスリングとを
備えたプレートであって、上記通気溝の上方において、
同プレート本体と同ポーラスリングとの嵌合部がテーパ
ー状に形成されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案のスライディングノズル装置用プレートによる
と、ポーラスリングをプレート本体に挿入して組立てる
ときに、通気溝の上方の嵌合部がテーパ状に形成されて
いることによって、ポーラスリングに塗布した縦目地シ
ール材がずれることなく嵌合部を完全にシールし、通気
溝側のエアーの気密性が良好に保たれ、エアー圧力が低
下しないため、ポーラスリングのパブリング機能が正常
に発揮される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案のスライディング
ノズル装置用プレートの特徴を実施例に基づいて具体的
に説明する。なお、従来例と同一部分は同一符号を付し
て説明を省略する。
第1図は、本考案のプレートの断面図を示す。ここ
で、プレート本体1の上部中央には、開口部2が穿設さ
れている。そして、この開口部2にポーラスリング3が
内嵌されている。このポーラスリング3の外周部には通
気溝4が形成され、この通気溝4の上下にテープ5,6が
外嵌され、プレート本体1側に設けた通路7の開口部が
縦目地シール材8及び横目地シール材9によって閉塞さ
れないように保護されている。なお、ポーラスリング3
及びプレート本体1の中央部には、溶湯流通孔10,11が
形成されている。
なおここで、ポーラスリング3及びプレート本体1の
開口部2は、共にその上部にテーパ部12,13を有してい
る。
このテーパ部12,13の形状によって、以下に説明する
ように縦目地シール材8によるシール性が完全になるよ
うになっている。
すなわち、ポーラスリング3をプレート本体1の開口
部2に嵌合させるときには、第2図に示す状態から第3
図に示す状態にポーラスリング3を押し込んで嵌合させ
るが、第3図に示すように、テーパ部12,13の形状によ
ってポーラスリング3を押し下げる力Pがテーパ面に沿
った方向の力τとテーパ面に垂直の方向の力σに分散す
る。ここで、テーパ面に沿った方向の力τにより、縦目
地シール材8をテーパ方向(挿入方向)に押し下げ、同
縦目地シール材8をリング5に接するように充填させる
ことができる。
ポーラスリング3を第3図の状態から更に押し込ん
で、第1図の状態に組込み完成した状態においては、通
気溝4は通路7に対向し、しかも通路7の開口部はテー
プ5,6によって保護され、縦目地シール材8及び横目地
シール材9が完全な状態で充填されるため、ポーラスリ
ング3とプレート本体1間のシール性は完全なものとな
る。
この状態においては、通路7側からの送気に対して漏
洩がほとんどないため、通路7側のエアー圧力低下がな
く、ポーラスリング3のバブリング機能は正常に発揮さ
れることとなる。
なお、プレート本体1に形成する開口部2の形成方法
は次の通りである。
まず第一に、第4図に示す形状のテーパ部13を成形工
程において形成し、次いで第5図に示す形状の中空部14
を切削加工によって形成する。なおこの場合、テーパ部
13のテーパ角度は、1/10〜1/5の範囲が適当であり、テ
ーパ部深さHはタボ15の高さとほぼ同等の高さが適当で
ある。
これは、角度を付けすぎると抜けやすくなり、また角
度がないと、テーパとしての効果を充分に発揮できない
ためである。
なお、上述のように開口部2の形成方法は、テーパ部
13を成形工程で形成し、中空部14を切削工程で形成する
方法とし、全てを成形工程で制作するものとはしなかっ
たが、これは次の理由による。
すなわち、開口部の形状を全テーパ状に形成しようと
すれば、プレート本体の完成品について各部の厚みが異
なっているため、成形時において各部の圧縮比が異な
り、かさ比重が均一とならず、ひびが発生するためであ
る。
また、全テーパ状を切削加工によるとする方法も考え
られるが、この場合、テーパ状の刃物が必要となるた
め、加工も難しくコストもアップし実用的ではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、プレート本体
とポーラスリングとの嵌合部にテーパ部を形成したの
で、縦目地部シール材が完全に充填されるために嵌合部
のシール性が完全となり、プレート本体の通路側からの
エアー送気圧が低下しないので、ポーラスリングのバブ
リング機能が正常に発揮され、溶湯作業が円滑に行える
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はポー
ラスリングをプレート本体に嵌合するときの要領説明
図、第3図はシール材が充填される状態説明図、第4図
は成形工程によるテーパ部形状の説明図、第5図は切削
加工工程による中空部形状の説明図、第6図は従来例に
おけるスライディングノズル装置用プレートの断面図、
第7図及び第8図は同ポーラスリングの挿入時の説明図
である。 1:プレート本体、2:開口部 2:ポーラスリング、4:通気溝 5,6:リング、7:通路 8:縦目地シール材、9:横目地シール材 10,11:溶湯流通孔、12,13:テーパ部 14:中空部、15:タボ 21:プレート本体、22:開口部 23:ポーラスリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部中央に開口部を有するプレート本体
    と、同開口部に内嵌されその外周部に通気溝を有するポ
    ーラスリングとを備えたプレートであって、上記通気溝
    の上方において、同プレート本体と同ポーラスリングと
    の嵌合部がテーパー状に形成されていることを特徴とす
    るスライディングノズル用プレート。
JP1989139727U 1989-11-30 1989-11-30 スライディングノズル装置用プレート Expired - Lifetime JPH084207Y2 (ja)

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JP1989139727U JPH084207Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 スライディングノズル装置用プレート

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JPH0381258U JPH0381258U (ja) 1991-08-20
JPH084207Y2 true JPH084207Y2 (ja) 1996-02-07

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US3783188A (en) * 1972-04-17 1974-01-01 Rca Corp Fade-to-black video signal processing apparatus
JPS53125724U (ja) * 1977-03-14 1978-10-05

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JPH0381258U (ja) 1991-08-20

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