JPH0841788A - 草木染料で染色する中白糸の製造方法 - Google Patents
草木染料で染色する中白糸の製造方法Info
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- JPH0841788A JPH0841788A JP6176664A JP17666494A JPH0841788A JP H0841788 A JPH0841788 A JP H0841788A JP 6176664 A JP6176664 A JP 6176664A JP 17666494 A JP17666494 A JP 17666494A JP H0841788 A JPH0841788 A JP H0841788A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸の表面部分は、染色性が良好又は中間的で
あり、糸の中心部分は、染色性が劣る草木染料で染色す
る中白糸の製造方法を提供する。 【構成】 草木染料の染着性が良好な又は中間的なセル
ロース系繊維の綿を作成し、そして、草木染料の染着性
が劣るセルロース系繊維の綿を作成する。更に、この草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸する。
あり、糸の中心部分は、染色性が劣る草木染料で染色す
る中白糸の製造方法を提供する。 【構成】 草木染料の染着性が良好な又は中間的なセル
ロース系繊維の綿を作成し、そして、草木染料の染着性
が劣るセルロース系繊維の綿を作成する。更に、この草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、草木染料で染色する中
白糸の製造方法に関し、更に詳しくは、糸の表面部分
は、染色性が良好又は中間的であり、糸の中心部分は、
染色性が劣る草木染料で染色する中白糸の製造方法に関
するものである。
白糸の製造方法に関し、更に詳しくは、糸の表面部分
は、染色性が良好又は中間的であり、糸の中心部分は、
染色性が劣る草木染料で染色する中白糸の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、糸の表面部分のみが染着され、中
心部分が染着されない中白糸の製造方法としては、例え
ば、特開昭63−145491号公報に開示された、中
白表層染色糸の製造方法が従来例として知られている。
心部分が染着されない中白糸の製造方法としては、例え
ば、特開昭63−145491号公報に開示された、中
白表層染色糸の製造方法が従来例として知られている。
【0003】この従来例の中白表層染色糸の製造方法
は、アゾイック染料を用いる染色法であり、被染色糸を
下漬剤溶液に浸漬した後、中間乾燥処理工程を省略し、
標準的使用濃度及び使用量の80%以下に減少させた顕
色剤溶液で処理して、カップリング反応を起こさせ、糸
の表層部分にアゾ染料を生成して、発色させるものであ
る。
は、アゾイック染料を用いる染色法であり、被染色糸を
下漬剤溶液に浸漬した後、中間乾燥処理工程を省略し、
標準的使用濃度及び使用量の80%以下に減少させた顕
色剤溶液で処理して、カップリング反応を起こさせ、糸
の表層部分にアゾ染料を生成して、発色させるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この中白表層染色糸の
製造方法は、処理溶液の濃度及び使用量を制限すること
によって、被染色糸に化学的な染色処理を行うものであ
り、糸の太さ、溶液の濃度、処理温度、処理時間等の諸
条件の管理が厄介であり、品質や色調が不均一になって
しまい、常に安定した染色が得難いという問題点があっ
た。
製造方法は、処理溶液の濃度及び使用量を制限すること
によって、被染色糸に化学的な染色処理を行うものであ
り、糸の太さ、溶液の濃度、処理温度、処理時間等の諸
条件の管理が厄介であり、品質や色調が不均一になって
しまい、常に安定した染色が得難いという問題点があっ
た。
【0005】また、この従来例の製造方法においては、
草木染料で染色しようとしても、その方法が全く相違す
るため適用できないという不都合もあった。
草木染料で染色しようとしても、その方法が全く相違す
るため適用できないという不都合もあった。
【0006】従って、従来例における中白表層染色糸の
製造方法では、草木染料のようなバラエティーに富んだ
染色趣味が生かせる点で欠如し、且つ、常に品質や色調
が均一で安定した製品を製造することに解決しなければ
ならない課題を有している。
製造方法では、草木染料のようなバラエティーに富んだ
染色趣味が生かせる点で欠如し、且つ、常に品質や色調
が均一で安定した製品を製造することに解決しなければ
ならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、草木染料の染着性が良
好な又は中間的なセルロース系繊維の綿と、草木染料の
染着性が劣るセルロース系繊維の綿とを作成し、該草木
染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心にし、
前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロース
系繊維の綿を外側にして紡糸することを特徴とする草木
染料で染色する中白糸の製造方法を提供するものであ
り、前記草木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿
は、酢酸第1錫、フッ化第1錫、又はシュウ酸第1錫の
1種又は2種以上を3%濃度になるように水に溶解した
液を綿に噴霧し、乾燥させるものである。
する具体的手段として本発明は、草木染料の染着性が良
好な又は中間的なセルロース系繊維の綿と、草木染料の
染着性が劣るセルロース系繊維の綿とを作成し、該草木
染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心にし、
前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロース
系繊維の綿を外側にして紡糸することを特徴とする草木
染料で染色する中白糸の製造方法を提供するものであ
り、前記草木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿
は、酢酸第1錫、フッ化第1錫、又はシュウ酸第1錫の
1種又は2種以上を3%濃度になるように水に溶解した
液を綿に噴霧し、乾燥させるものである。
【0008】また、前記草木染料の染着性が良好なセル
ロース系繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を水に
3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定温度
に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル基、又
はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃度にな
るように混入し、更にこの溶液中にタンニン酸又は澱粉
を略3%濃度になるように混入し、綿を20〜30分間
含浸させた後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥させ
るものであり、更に、前記草木染料の染着性が中間的な
セルロース系繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を
水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定
温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル
基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃
度になるように混入し、更にこの溶液中に酢酸マグネシ
ュウム、酢酸、又はカルボン酸の1種又は2種以上を3
〜5%濃度になるように混入し、この溶液中に綿を20
〜30分間含浸させ、次いで5〜7%濃度になるように
明ばん(二重硫酸塩)を添加して15〜20分間処理し
た後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥させるもので
ある。
ロース系繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を水に
3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定温度
に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル基、又
はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃度にな
るように混入し、更にこの溶液中にタンニン酸又は澱粉
を略3%濃度になるように混入し、綿を20〜30分間
含浸させた後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥させ
るものであり、更に、前記草木染料の染着性が中間的な
セルロース系繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を
水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定
温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル
基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃
度になるように混入し、更にこの溶液中に酢酸マグネシ
ュウム、酢酸、又はカルボン酸の1種又は2種以上を3
〜5%濃度になるように混入し、この溶液中に綿を20
〜30分間含浸させ、次いで5〜7%濃度になるように
明ばん(二重硫酸塩)を添加して15〜20分間処理し
た後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥させるもので
ある。
【0009】
【作用】本発明に係る草木染料で染色する中白糸の製造
方法は、草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿と、草木染料の染着性が劣るセルロース
系繊維の綿とを作成し、該草木染料の染着性が劣るセル
ロース系繊維の綿を中心にし、前記草木染料の染着性が
良好な又は中間的なセルロース系繊維の綿を外側にして
紡糸することにより、品質や色調が均一で安定した製品
を製造することができると共に、この中白糸から作られ
る衣料を、繰り返して着用し又は洗濯することによっ
て、染料が脱落して中白部分が露出し、衣料の表面に摩
耗退色ムラが発現するので、フェード感や着古感を効果
的に現出させることができる。
方法は、草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿と、草木染料の染着性が劣るセルロース
系繊維の綿とを作成し、該草木染料の染着性が劣るセル
ロース系繊維の綿を中心にし、前記草木染料の染着性が
良好な又は中間的なセルロース系繊維の綿を外側にして
紡糸することにより、品質や色調が均一で安定した製品
を製造することができると共に、この中白糸から作られ
る衣料を、繰り返して着用し又は洗濯することによっ
て、染料が脱落して中白部分が露出し、衣料の表面に摩
耗退色ムラが発現するので、フェード感や着古感を効果
的に現出させることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施する一例について説明す
る。まず、草木染料の染着性が良好な又は中間的なセル
ロース系繊維の綿を作成し、そして、草木染料の染着性
が劣るセルロース系繊維の綿を作成する。更に、この草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸することにより、草木
染料で染色する中白糸を製造する。
る。まず、草木染料の染着性が良好な又は中間的なセル
ロース系繊維の綿を作成し、そして、草木染料の染着性
が劣るセルロース系繊維の綿を作成する。更に、この草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸することにより、草木
染料で染色する中白糸を製造する。
【0011】草木染料の染着性が劣るセルロース系繊維
の綿は、通常、撚糸前の綿をそのまま用いても良い。し
かしながら、アニオン染料の種類の中には、セルロース
系繊維の綿への染着性が良好である場合があるので、そ
の際には、酢酸第1錫、フッ化第1錫、又はシュウ酸第
1錫の1種又は2種以上を3%濃度になるように水に溶
解した液を、セルロース系繊維の綿に噴霧し、乾燥機等
で乾燥させることによって、染着性が劣る綿を作成す
る。
の綿は、通常、撚糸前の綿をそのまま用いても良い。し
かしながら、アニオン染料の種類の中には、セルロース
系繊維の綿への染着性が良好である場合があるので、そ
の際には、酢酸第1錫、フッ化第1錫、又はシュウ酸第
1錫の1種又は2種以上を3%濃度になるように水に溶
解した液を、セルロース系繊維の綿に噴霧し、乾燥機等
で乾燥させることによって、染着性が劣る綿を作成す
る。
【0012】草木染料の染着性が良好なセルロース系繊
維の綿を作成する場合は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を
水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定
温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル
基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃
度になるように混入する。その際、この溶液の温度を9
0〜100℃に加熱する。
維の綿を作成する場合は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を
水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶液を所定
温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル
基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃
度になるように混入する。その際、この溶液の温度を9
0〜100℃に加熱する。
【0013】更に、前記の溶液中にタンニン酸又は澱粉
を略3%濃度になるように混入し、この溶液中にセルロ
ース系繊維の綿を20〜30分間含浸させた後、この綿
を取り出して水洗いし、乾燥機等で乾燥させることによ
って、染色性が良好な綿を作成する。
を略3%濃度になるように混入し、この溶液中にセルロ
ース系繊維の綿を20〜30分間含浸させた後、この綿
を取り出して水洗いし、乾燥機等で乾燥させることによ
って、染色性が良好な綿を作成する。
【0014】また、草木染料の染着性が中間的なセルロ
ース系繊維の綿を作成する場合は、苛性ソーダ又はアル
カリ剤を水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶
液を所定温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボ
キシル基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜2
0%濃度になるように混入する。その際、この溶液の温
度を90〜100℃に加熱する。
ース系繊維の綿を作成する場合は、苛性ソーダ又はアル
カリ剤を水に3〜5%濃度になるように溶解し、この溶
液を所定温度に加熱し、第4級アンモニウム塩、カルボ
キシル基、又はリン酸基の1種又は2種以上を10〜2
0%濃度になるように混入する。その際、この溶液の温
度を90〜100℃に加熱する。
【0015】更に、前記の溶液中に酢酸マグネシュウ
ム、酢酸、又はカルボン酸の1種又は2種以上を3〜5
%濃度になるように混入し、この溶液中に綿を20〜3
0分間含浸させ、次いで5〜7%濃度になるように明ば
ん(二重硫酸塩)を添加して15〜20分間処理した
後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥機等で乾燥させ
ることによって、染着性が中間的な綿を作成する。
ム、酢酸、又はカルボン酸の1種又は2種以上を3〜5
%濃度になるように混入し、この溶液中に綿を20〜3
0分間含浸させ、次いで5〜7%濃度になるように明ば
ん(二重硫酸塩)を添加して15〜20分間処理した
後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥機等で乾燥させ
ることによって、染着性が中間的な綿を作成する。
【0016】次に、前記の要領で作成された草木染料の
染着性が劣るセルロース系繊維の綿と、草木染料の染着
性が良好なセルロース系繊維の綿又は草木染料の染着性
が中間的なセルロース系繊維の綿とから、中白糸を紡糸
する方法について説明する。
染着性が劣るセルロース系繊維の綿と、草木染料の染着
性が良好なセルロース系繊維の綿又は草木染料の染着性
が中間的なセルロース系繊維の綿とから、中白糸を紡糸
する方法について説明する。
【0017】無撚タイプの中白糸を製造する場合は、撚
糸機の巻き込みロールの内側に、染着性の劣るセルロー
ス系の繊維の綿を装填し、外側に染着性の良好な又は中
間的なセルロース系の繊維の綿を装填して、この中心部
分から、染着性の劣るセルロース系の綿を引っ張り上げ
ることにより、外側に染着性が良好な又は中間的な綿が
位置し、実質的に中心部分が着色し難い中白用糸が製造
される。
糸機の巻き込みロールの内側に、染着性の劣るセルロー
ス系の繊維の綿を装填し、外側に染着性の良好な又は中
間的なセルロース系の繊維の綿を装填して、この中心部
分から、染着性の劣るセルロース系の綿を引っ張り上げ
ることにより、外側に染着性が良好な又は中間的な綿が
位置し、実質的に中心部分が着色し難い中白用糸が製造
される。
【0018】また、撚糸機の撚方向に対して外側に、染
着性の良好な又は中間的な綿を配置し、撚糸機の撚方向
に対して内側に、染着性の劣る綿を配置して、両綿を引
き出しながら順次糸を燃糸することにより、実質的に中
心部分が着色し難い中白糸が製造される。
着性の良好な又は中間的な綿を配置し、撚糸機の撚方向
に対して内側に、染着性の劣る綿を配置して、両綿を引
き出しながら順次糸を燃糸することにより、実質的に中
心部分が着色し難い中白糸が製造される。
【0019】本発明に係る中白糸は、例えば、次に掲げ
る草木染料を用いて、チーズ染色、又は綛染色で染色す
る。この草木染料は、藍、茜草、樫、杏、虎杖、楓、一
位、ウコン、梅、桜、葡萄、大葉ヒル木、柏、桂、刈
安、花梨、ギシギシ、菖蒲、黄ハダ、栗、桑、ケヤキ、
ザクロ、サフラン、コチニール、杉、桷、セイタカアワ
ダチソウ、センダン、大黄、ウメモドキ、タマネギ、茶
の木、丁子、橡、肉珪、ウルシ、コーヒー、紅茶、ハゼ
ノ木、ハンの木、ヨモギ、ラック、ビンロウジュ、藤の
木、芙蓉、ペグノ木、ベニバナ、ムラサキ草、桃、矢車
附子、ヤマモモ、ロックウッド、バラ、ハッカ、稲、ド
クダミ、椿、リンゴ、ミカン、月桂樹、イチヂク、ビ
ワ、ゴボウ、ゲンノショウコ、オオバコ、柿、サンショ
ウ、シソ、ショウガ、ソバ、ナス、ナンキンマメ、ニン
ニク、朝鮮人参、マタタビ、ワサビ、ラベンダー、ペパ
ーミント、バジリコ、カルダモン、オレンジ、ユーカ
リ、ローズマリー、ゼラニュウム、ウイキョウ、コショ
ウ、セージ、ビャクダン、レイシ、アロエ、ベラドン
ナ、カラシ、バニラ、アンソクコウ、等の薬草や香草実
のなる木を染料とする。
る草木染料を用いて、チーズ染色、又は綛染色で染色す
る。この草木染料は、藍、茜草、樫、杏、虎杖、楓、一
位、ウコン、梅、桜、葡萄、大葉ヒル木、柏、桂、刈
安、花梨、ギシギシ、菖蒲、黄ハダ、栗、桑、ケヤキ、
ザクロ、サフラン、コチニール、杉、桷、セイタカアワ
ダチソウ、センダン、大黄、ウメモドキ、タマネギ、茶
の木、丁子、橡、肉珪、ウルシ、コーヒー、紅茶、ハゼ
ノ木、ハンの木、ヨモギ、ラック、ビンロウジュ、藤の
木、芙蓉、ペグノ木、ベニバナ、ムラサキ草、桃、矢車
附子、ヤマモモ、ロックウッド、バラ、ハッカ、稲、ド
クダミ、椿、リンゴ、ミカン、月桂樹、イチヂク、ビ
ワ、ゴボウ、ゲンノショウコ、オオバコ、柿、サンショ
ウ、シソ、ショウガ、ソバ、ナス、ナンキンマメ、ニン
ニク、朝鮮人参、マタタビ、ワサビ、ラベンダー、ペパ
ーミント、バジリコ、カルダモン、オレンジ、ユーカ
リ、ローズマリー、ゼラニュウム、ウイキョウ、コショ
ウ、セージ、ビャクダン、レイシ、アロエ、ベラドン
ナ、カラシ、バニラ、アンソクコウ、等の薬草や香草実
のなる木を染料とする。
【0020】また、これらの染料に、適宜の量のコーヒ
ドロキシベンゾフェノンと澱粉を加えることによって、
ムラなく均一に染色され、また、染料が脱落する際にも
綺麗な落ち方をするのである。
ドロキシベンゾフェノンと澱粉を加えることによって、
ムラなく均一に染色され、また、染料が脱落する際にも
綺麗な落ち方をするのである。
【0021】上記のように製造される中白糸から作られ
る衣料は、品質や色調が均一で安定していると共に、繰
り返して着用し又は洗濯することにより、染料が脱落し
て中白部分が露出し、衣料の表面に摩耗退色ムラが発現
する。従って、フェード感や着古感を効果的に現出させ
ることができ、例えば、ブルージーンズに代表されるデ
ニム等に用いれば、この種のファッション感覚を求める
消費者の要請に答えることができるのである。
る衣料は、品質や色調が均一で安定していると共に、繰
り返して着用し又は洗濯することにより、染料が脱落し
て中白部分が露出し、衣料の表面に摩耗退色ムラが発現
する。従って、フェード感や着古感を効果的に現出させ
ることができ、例えば、ブルージーンズに代表されるデ
ニム等に用いれば、この種のファッション感覚を求める
消費者の要請に答えることができるのである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る草木染
料で染色する中白糸の製造方法は、草木染料の染着性が
良好な又は中間的なセルロース系繊維の綿と、草木染料
の染着性が劣るセルロース系繊維の綿とを作成し、該草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸することによって、品
質や色調が均一で安定した製品を製造することができる
と共に、この中白糸から作られる衣料を、繰り返して着
用し又は洗濯することにより、染料が脱落して中白部分
が露出し、衣料の表面に摩耗退色ムラが発現するので、
フェード感や着古感を効果的に現出させることができ
る。従って、ブルージーンズに代表されるデニム等に用
いれば、この種のファッション感覚を求める消費者の要
請に答えることができるという優れた効果を奏する。
料で染色する中白糸の製造方法は、草木染料の染着性が
良好な又は中間的なセルロース系繊維の綿と、草木染料
の染着性が劣るセルロース系繊維の綿とを作成し、該草
木染料の染着性が劣るセルロース系繊維の綿を中心に
し、前記草木染料の染着性が良好な又は中間的なセルロ
ース系繊維の綿を外側にして紡糸することによって、品
質や色調が均一で安定した製品を製造することができる
と共に、この中白糸から作られる衣料を、繰り返して着
用し又は洗濯することにより、染料が脱落して中白部分
が露出し、衣料の表面に摩耗退色ムラが発現するので、
フェード感や着古感を効果的に現出させることができ
る。従って、ブルージーンズに代表されるデニム等に用
いれば、この種のファッション感覚を求める消費者の要
請に答えることができるという優れた効果を奏する。
Claims (4)
- 【請求項1】 草木染料の染着性が良好な又は中間的な
セルロース系繊維の綿と、草木染料の染着性が劣るセル
ロース系繊維の綿とを作成し、該草木染料の染着性が劣
るセルロース系繊維の綿を中心にし、前記草木染料の染
着性が良好な又は中間的なセルロース系繊維の綿を外側
にして紡糸することを特徴とする草木染料で染色する中
白糸の製造方法。 - 【請求項2】 草木染料の染着性が劣るセルロース系繊
維の綿は、酢酸第1錫、フッ化第1錫、又はシュウ酸第
1錫の1種又は2種以上を3%濃度になるように水に溶
解した液を綿に噴霧し、乾燥させることを特徴とする請
求項1に記載の草木染料で染色する中白糸の製造方法。 - 【請求項3】 草木染料の染着性が良好なセルロース系
繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を水に3〜5%
濃度になるように溶解し、この溶液を所定温度に加熱
し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル基、又はリン
酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃度になるよう
に混入し、更にこの溶液中にタンニン酸又は澱粉を略3
%濃度になるように混入し、綿を20〜30分間含浸さ
せた後、この綿を取り出して水洗いし、乾燥させること
を特徴とする請求項1に記載の草木染料で染色する中白
糸の製造方法。 - 【請求項4】 草木染料の染着性が中間的なセルロース
系繊維の綿は、苛性ソーダ又はアルカリ剤を水に3〜5
%濃度になるように溶解し、この溶液を所定温度に加熱
し、第4級アンモニウム塩、カルボキシル基、又はリン
酸基の1種又は2種以上を10〜20%濃度になるよう
に混入し、更にこの溶液中に酢酸マグネシュウム、酢
酸、又はカルボン酸の1種又は2種以上を3〜5%濃度
になるように混入し、この溶液中に綿を20〜30分間
含浸させ、次いで5〜7%濃度になるように明ばん(二
重硫酸塩)を添加して15〜20分間処理した後、この
綿を取り出して水洗いし、乾燥させることを特徴とする
請求項1に記載の草木染料で染色する中白糸の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6176664A JPH0841788A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 草木染料で染色する中白糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6176664A JPH0841788A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 草木染料で染色する中白糸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841788A true JPH0841788A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16017552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6176664A Pending JPH0841788A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 草木染料で染色する中白糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0841788A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161485A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Katsumi Shoten:Kk | コーヒー染めの染色方法 |
KR20030073897A (ko) * | 2002-03-13 | 2003-09-19 | 정 룡 | 천연약초를 접목한 원적외선방사를 통한 수맥파 및유해전자파 소멸기능을 갖춘 생리활성 섬유의 제조방법. |
CN104068542A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-10-01 | 苏州晃石服装整理有限公司 | 一种复合型时尚牛仔面料 |
JP2015155583A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 甲子 松本 | 桜花染の染色工法 |
CN111411443A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-07-14 | 无锡市红博面料馆有限公司 | 一种利用植物染色纱线的织造工艺及纺织面料 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP6176664A patent/JPH0841788A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002161485A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Katsumi Shoten:Kk | コーヒー染めの染色方法 |
KR20030073897A (ko) * | 2002-03-13 | 2003-09-19 | 정 룡 | 천연약초를 접목한 원적외선방사를 통한 수맥파 및유해전자파 소멸기능을 갖춘 생리활성 섬유의 제조방법. |
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CN104068542A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-10-01 | 苏州晃石服装整理有限公司 | 一种复合型时尚牛仔面料 |
CN111411443A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-07-14 | 无锡市红博面料馆有限公司 | 一种利用植物染色纱线的织造工艺及纺织面料 |
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