JPH084145Y2 - 平型塗装乾燥炉 - Google Patents

平型塗装乾燥炉

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JPH084145Y2
JPH084145Y2 JP1989111928U JP11192889U JPH084145Y2 JP H084145 Y2 JPH084145 Y2 JP H084145Y2 JP 1989111928 U JP1989111928 U JP 1989111928U JP 11192889 U JP11192889 U JP 11192889U JP H084145 Y2 JPH084145 Y2 JP H084145Y2
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JP
Japan
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work
shutter
furnace body
flat
contour
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JP1989111928U
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JPH0354776U (ja
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麟 庄司
幸夫 浅岡
仁士 矢野
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、出入部に開閉扉を備えた平型塗装乾燥炉に
関する。
[従来の技術] 塗装剤ワークを連続搬送しつつ乾燥焼付処理する塗装
乾燥炉には、第3図に示す平型構造と第4図に示す山型
構造とがある。図中1は炉体、2はセッティング部であ
る。
平型構造は、小型・短寸でコンベア等搬送手段5の形
態も簡単なため低コストであるが、第3図に示す如く炉
体1の両側に強力なエアーカーテン3,3を設けてもシー
ル性が劣る。
この点、山型構造は、シール性が良好であるが、第4
図に示すように連通立上部7,7を設ける必要があるの
で、大型(長寸、嵩高)となり搬送手段5等も複雑・高
価となる欠点を有する。
ここに、平型構造において、例えば100〜180℃の高温
空気の大量流出防止を図るために、そのシール性を高め
ることが強く要請される。
この要請に応える従来構成としては、例えば、特開昭
64-34465号公報に示されるターンテーブル方式や、実公
昭63-10468号公報に開示されている搬送方向に往復動可
能な一対のシャッターを設けるいわゆる二重シャッター
方式が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記ターンテーブル方式および二重シャッタ
ー方式は、ともにシール性を向上できるが、設備複雑で
コスト高となるばかりか、ワークW全体を収容可能な長
大空間を必要とするので設備大型となる欠点を解消する
ことができない。特に、二重シャッター方式の場合に
は、両シャッターをワーク長だけそれぞれ移動させなけ
ればならず、その移動距離は全体としてワーク長以上の
長さとなるので自動車車体等の長大ワークには不向きで
あるという指摘がある。
本考案の目的は、設備小型化を図りつつシール性を高
めることのできる平型塗装乾燥炉を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、シャッターをワークの輪郭に追従可能に形
成するとともにワーク自体をシャッターの一部を形成す
るものとして、前記目的を達成するものである。
すなわち、塗装済ワークを水平に連続搬送しつつ乾燥
処理する平型塗装乾燥炉において、 炉体の入口側および出口側に上下動可能なシャッター
を配設し、 炉体内に搬送されるワークの形態を特定する形態特定
手段を設け、 この形態特定手段で特定された特定形態に基づいてシ
ャッターの下端部がワークの輪郭に追従させて両者間の
間隙が狭小な設定間隔となるようにシャッターを上下動
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案は、ワークが炉体内にあるときには、両側のシ
ャッターが閉鎖されているので完全密閉のもとに高温空
気の流出を完全防止できる。
ワークが炉体に取込搬送されるときには、形態特定手
段によって予め当該ワークの形態が特定され、この特定
形態に基づいて制御手段がシャッターの下端部を当該ワ
ークの輪郭に追従させて両者間の間隙が狭小となるよう
に上下動制御する。したがって、シャッターは、当該ワ
ークの取込搬送を許容しつつその一部を形成するワーク
と協働して、炉体の内外を遮断する。つまり、シャッタ
ーを上記した如く上下動制御することにより、ワークを
熱遮断物として積極的に利用して炉体内外を遮断して、
シャッターが1つでも炉体からの高温空気流出を防止で
きる。取出搬送についても同様である。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例) この実施例は、第1図(側断面図)に示される如く、
シャッター10と形態特定手段と制御手段を設けた構成と
されている。
シャッター10は、炉体1の入口側に設けられ、巻取手
段11に上下動可能に支持されている。高温に耐えかつ可
撓性ある例えば薄鋼板から形成されている。
形態特定手段は、炉体1内に搬送取込みされるワーク
Wの形態を特定する手段であって、この実施例では、イ
メージセンサ乃至複数の光電スイッチからなる検出ユニ
ット31と、装置全体の駆動制御用の制御装置30の一部構
成要素(CPU等)と一部機能を利用して形成されてい
る。すなわち、セッティング部2から搬送手段5で連続
移送されるワークWと関与して検出ユニット31から発せ
られるON-OFF信号DTCを受け、制御装置30により当該ワ
ークWの形態を特定するものとされている。
また、制御手段は、形態特定手段(30,31)で特定さ
れた特定形態に基づいて、シャッター10の下端部10Dを
ワークWの輪郭に追従させて両者間の間隙(h)が狭小
となるように、シャッター10を上下動制御する手段であ
って、この実施例では、制御装置30の構成・機能の一部
を利用するものとして構成されている。
なお、制御装置30は、演算・命令・実行等を行うCP
U、各種プログラムを記憶したROM、各種データを一時記
憶するRAM、外部機器との接続機能を有するI/Oポート等
を含み形成されている。
すなわち、制御手段は、上記CPU、ROM、RAM、I/Oポー
ト等から形成され、RAMに記憶された特定形態と搬送手
段5の搬送速度Vを読出して、CPUでワークWの輪郭つ
まりシャッター10の配設位置に搬送されてきた当該ワー
クWの部位W1の高さHを演算し、I/Oポートを介してド
ライバー12に巻取手段11がシャッター10の下端部10Dを
当該高さ(詳しくは当該ワーク部位高さHより間隙hだ
け高い寸法)に上昇(又は下降)させる制御信号CONT1
を出力するものと形成されている。ここにおいて、間隙
hは、ワークWと干渉せず、かつワークWがシャッター
10と協働して炉体1の内外を熱遮断できる長さとなるよ
うに選定されている。
上記特定形態は、検出ユニット31からの信号DTCを受
けたCPUが、輪郭判断してRAMに記憶されたものであり、
また、搬送速度Vはキーボードから打込まれたデータに
基づきRAMに記憶されたものである。
なお、第1図において、制御信号CONT2のみを示し、
炉体1の出口側に設けられたシャッター(10)、巻取手
段(11)等については図示省略している。
また、この実施例では、入口側(出口側)シャッター
31の先方(後方)に比較的弱いエアーカーテン3(3)
が設けられている。高温空気流出防止の完璧化を図るた
めである。
次に、作用を説明する。
ワークWがセッティング部2から搬送速度Vで炉体1
に搬送されてくると、検出ユニット31がワークWの高さ
Hiを検出する。すると、形態特定手段を形成するCPU
は、その高さHiとワークWの移動距離との関係からワー
クWの形態(輪郭)を特定しRAMに記憶する。
次に、制御手段を形成するCPUは、予めRAMに記憶され
た特定形態と搬送速度Vと読出しつつ搬送速度Vとの関
係からシャッター10の配設位置に来たワークW(部位W
1)の高さHを求める。引き続き、シャッター10の下端
部10Dを当該部位W1の高さHよりも隙間hだけ高い位置
に位置づけすべく、I/Oポートを介して信号CONT1を出力
する。これにより、シャッター10は、ドライバー12,巻
取手段11によって上下動制御され、ワークWの輪郭に追
従する。
すなわち、経時的には、シャッター10は、第1図に2
点鎖線で示した順序,,(説明便宜のためにシャ
ッター10とワークWとの相対位置を、ワークWを静止
し、シャッター10を搬送方向に移動させたとして表示し
ている)の如く、シャッター10(下端部10D)は、ワー
クWの輪郭に沿って追従制御される。
よって、炉体1とセッティング部2とは、シャッター
10とワークWとの協働によって閉鎖され炉体1内の高温
空気の流出が防止される。さらに、エアーカーテン3に
より完璧なシールが確立される。
このようにして、ワークWがシャッター10を通過し炉
体1内に入ってしまうと、シャッター10は、下端部10D
が最下位置つまりシャッター10が炉体1の入口側を完全
閉鎖するように下降される。
なお、炉体1の出口側についても同様である。
しかして、この実施例によれば、炉体1の入口・出口
側にシャッター10(10)を設ける、とともに形態特定手
段で特定した特定形態に基づいて、制御手段を作動させ
各シャッター10の下端部10DをワークWの輪郭に追従す
るように上下動制御する構成としたので、ワークWを連
続搬送して炉体1への持込・持出しを許容しながら、シ
ャッター10とワークW自体との協働により、炉体1の出
入口を閉鎖でき高温空気の流出を防止できる。
また、シャッター10、巻上手段11は、炉体1の所定位
置に設定すればよいので、従来二重シャッター方式の如
くワーク長強のシャッター移動空間を設ける必要がない
から小型かつ経済的である。
また、形態特定手段,制御手段は、塗装装置全体を駆
動制御する制御位置30、特にCPU等を用いて構成されて
いるので、具現化容易で信頼性の高いものとなる。
また、シャッター10の上下動は、搬送速度Vとの関係
においてコントロールされるから、炉体1の入口側と出
口側とを同期させ、あるいは時間差をもって上下動させ
ることもでき、搬送手段5を格別の仕様とする必要がな
い。
さらに、シャッター10の前方(後方)には、弱いエア
ーカーテン3(3)が付設されているので、シール性を
一層完璧なものとできる。
(第2実施例) 第2実施例は、第2図に示される。
この実施例は、ワークWが自動車車体の場合の如く、
穴明部S1,S2が存在する場合に適用するものとして、第
2のシャッター10Aを付設したものである。
そして、第2のシャッター10Aは、レール15に摺動自
在とされた摺動体16を設け、この摺動体16に固着され、
ドライバー17で駆動される巻取手段11Aに吊下取付けさ
れている。また、CPU等から構成された横動制御手段が
設けられている。
すなわち、シャッター10が、第2図に実線で示したよ
うに、ワークWの天井部に追従しているときには、穴明
部S1,S2が連通している。そこで、横動制御手段からの
信号DRV1に基づいて摺動体16を第2図で2点鎖線で示す
ように位置づけし、かつ制御手段からの信号CONT1Aに基
づいて第2のシャッター10Aを穴明部S2を閉じるように
上下動制御するように構成している。
したがって、制御手段と横動制御手段とは、シャッタ
ー10および第2のシャッター10Aのいずれか一方が穴明
部S1またはS2を閉鎖するように、協調作動するものと形
成されている。
このために、摺動体16の横動距離Lsは、ワークWの穴
明部S1,S2間の寸法Lwとほぼ等しいものと選定されてい
る。いずれにしても、横動距離LsはワークWの全長より
も短いものとすることができる。
なお、制御装置30からの信号CONT2,CONT2A,DRV2は、
炉体1の出口側に設けられた巻取手段等をコントロール
するものである。
しかして、この第2実施例によれば、シャッターで第
1実施例の場合と同様にワークWの通過を許容しながら
高温空気の流出を防止できる。
さらに、第2のシャッター10Aを、ワークWの全長よ
り短い移動距離Lsだけ横動する摺動体16に設ける構成ゆ
え、従来二重シャッター方式の如く長大な移動空間を設
ける必要がなく小型で、穴明部S1,S2を有するワークW
にも適用できる利用性の広いものとなる。
なお、以上の各実施例では、形態特定手段を、搬送さ
れているワークWと関与して信号DTCを出力する検出ユ
ニット31と制御装置30(CPU等)とから形成されていた
が、要はワークWの形態(輪郭)を特定できればよいの
で、検出ユニット31は高さを検出する光電式等に限定さ
れず例えば自動車車体(ワークW)の車種を検出する構
造等でもよく、さらに検出ユニット31を排除してROMに
ワークWの型番別形態を記憶させておき、キーボードで
型番を指定するだけでCPUが当該ワークWの形態を特定
するように構成してもよい。
[考案の効果] 本考案は、炉体の出入口に配設した上下動可能なシャ
ッターと、ワークの形態特定手段と、特定形態に基づい
てシャッターの下端部をワークの輪郭に追従させて両者
間の間隙が狭小となるように上下動制御する制御手段と
を設けた構成とされているので、ワークの炉体への出入
れ搬送を連続的に許容しつつワークをも積極的に利用し
て高温空気の流出を防止できる小型でシール性の高い平
型塗装乾燥炉を提供することができる。また、ワークが
どのような形態であっても,シャッターをワークの輪郭
に追従させて高温空気の流出を防止でき適応性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す側断面図、第2図は
第2実施例を示す側断面図および第3図,第4図は従来
の塗装乾燥炉を示し第3図が平型、第4図が山型を示す
ものである。 1……炉体、10,10A……シャッター、10D……下端部、3
0……制御装置(形態特定手段、制御手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装済ワークを水平に連続搬送しつつ乾燥
    処理する平型塗装乾燥炉において、 炉体の入口側および出口側に上下動可能なシャッターを
    配設し、 炉体内に搬送されるワークの形態を特定する形態特定手
    段を設け、 この形態特定手段で特定された特定形態に基づいてシャ
    ッターの下端部をワークの輪郭に追従させて両者間の間
    隙が狭小な設定間隔となるようにシャッターを上下動制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする平型塗装乾燥
    炉。
JP1989111928U 1989-09-25 1989-09-25 平型塗装乾燥炉 Expired - Lifetime JPH084145Y2 (ja)

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JP1989111928U JPH084145Y2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 平型塗装乾燥炉

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JPH0354776U JPH0354776U (ja) 1991-05-27
JPH084145Y2 true JPH084145Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31660389

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JPH0354776U (ja) 1991-05-27

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