JP2009022856A - 塗装セッティング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布された塗料を早期に乾燥させる。また、このときの消費エネルギを低減する。
【解決手段】塗装されたワーク12を受け入れるセッティングチャンバ20内に、除湿機24より、除湿された空気を供給する。セッティングチャンバの入口と出口に、チャンバの開口面積の調整を行うことができる入口絞り装置32、出口絞り装置34を設ける。ワーク12の形状に合わせて絞り装置の進退を調整し、ワーク12が通過可能な程度に、チャンバの入口および出口の開口面積を小さくする。これにより、除湿空気のチャンバ内からの流出を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを連続的に搬送して塗装を行う塗装ラインにおいて、塗料を塗布した後、塗料を予備的に乾燥させるセッティング処理を行う装置に関する。
塗料を塗布したワークを高温で加熱、乾燥させて塗装を行う焼き付け塗装が知られている。また、焼き付け塗装を連続して行うために、複数のワークを連続的に搬送して、塗料の塗布を行うブース、焼き付け乾燥を行う炉を通過させる塗装装置が知られている(下記非特許文献1参照)。この連続塗装装置において、塗料の塗布の後、焼き付け乾燥を行う前に、塗料中の揮発成分を蒸発させるための予備的な乾燥工程であるセッティングと呼ばれる工程を設けることがある。特に、水溶性の塗料を用いる場合、溶媒である水は、有機溶剤の場合よりも蒸発に時間を要するために、上記のセッティング工程を設けること場合が多い。セッティング工程においては、所定の時間、常温で保持する場合、常温よりやや高い温度、例えば60〜80℃の雰囲気中で保持し、予熱を行う場合などがある。
「塗装技術」,株式会社理工出版社,2006年11月,p.48−49
前述のセッティング工程における塗料の乾燥過程を、より精度良く制御するために、雰囲気の温度、湿度を適切に制御する必要がある。また、セッティング工程で予熱を行う場合など、雰囲気の制御に用いられるエネルギの低減に関する要請がある。
本発明は、焼き付け乾燥前のセッティング工程において、ワークが置かれる雰囲気を精度良く制御すること、雰囲気の制御に要するエネルギを低減することの少なくとも一つを目的とする。
本発明の塗装ラインのセッティング装置においては、塗料が塗布されたワークを受け入れ予備的に乾燥させるセッティングを行うチャンバが設けられ、このセッティングチャンバ内には、除湿空気供給手段より除湿された空気が供給される。このセッティングチャンバの常時開放している入口または出口に、その入口または出口の開口面積を調節する絞り手段が設けられる。
入口または出口の開口面積を調整することで、供給された除湿空気のチャンバ外への流出を制御でき、チャンバ内の雰囲気の制御が容易になる。また、空気の除湿に用いるエネルギを抑制することができる。
さらに、セッティングチャンバに搬入されるワークの形状を検出するワーク形状検出手段と、検出された形状に基づき絞り手段を制御して、チャンバ入口または出口の開口面積をワークが通過できる程度に小さくなるように調節する制御手段とを有するようにできる。
さらに、ワークを搬送するコンベアは、ハンガーにワークを吊り下げて搬送するものとでき、セッティングチャンバは、ワークが通過する主チャンバと、コンベアが配置されるコンベアチャンバを含むものとできる。主チャンバとコンベアチャンバの境界には、コンベアのハンガーの通過を許容しつつ、主チャンバとコンベアチャンバとを隔てる仕切り板を設けることができる。
さらに、コンベアチャンバの水平方向の幅は主チャンバのそれより小さくすることができる。
また、除湿空気供給手段は、除湿空気をセッティングチャンバに導くダクトを有するようにでき、このダクトのセッティングチャンバに対する開口は、このセッティングチャンバの上流側に偏って配置されるようにできる。さらに、ダクトの開口は、セッティングチャンバの入口に隣接して配置することもできる。
上述した塗装装置のいずれか一つの態様により、水溶性塗料の塗装を好適に行うことができる。特に、水性二液型ウレタン塗料においては、乾燥過程において水が含まれていると、副次的な反応が促進され、形成される塗膜の特性が低下する場合がある。セッティングの際に、塗料中の水分の蒸発を促進することで、塗膜の性状を安定させることができる。
また、本発明の他の態様によれば、ワークをコンベアにより連続的に搬送し、塗装ブースで塗料を塗布した後に、焼き付け乾燥炉にて焼き付け乾燥を行う塗装ラインの、前記塗装ブースの後かつ焼き付け乾燥炉の前に配置され、塗料の予備的な乾燥を行う塗装セッティング装置であって、塗料が塗布されたワークを、焼き付け乾燥する前に予備的に乾燥させるセッティングチャンバと、セッティングチャンバに除湿された空気を供給する除湿空気供給手段と、セッティングチャンバの入口または出口に設置され、その入口または出口の開口面積を調節する絞り手段とを有する塗装セッティング装置が提供される。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の塗装セッティング装置10が適用された塗装ラインの概略構成を示す図である。ワーク12は、オーバヘッドコンベア14のハンガー16に吊り下げられて、図1において左から右へ搬送される。ワーク12は、まず塗装ブース18に送られ、ここで塗料が塗布される。塗料が塗布された後、セッティングチャンバ20を通過し、焼き付け乾燥炉22に送られる。セッティングチャンバ20を通過する間に、塗料内の揮発分が蒸発する。焼き付け乾燥炉22においては、ワーク12を塗料の種類に対応した所定の温度に加熱し、これによりワーク表面に塗膜が形成される。
セッティングチャンバ20における塗料の乾燥は、塗装の品質管理上、重要である。塗料の溶剤が十分に蒸発して除去されていない状態で焼き付け乾燥を行うと、残留していた気泡および溶剤により、塗膜に微小な穴、いわゆるワキが発生し、品質の低下を招く。また、セッティングチャンバ内で、塗布した塗料が重力により流れて、塗膜厚さが不整となる、いわゆるタレが生じ、品質の低下を招く。特に、水性塗料を用いる場合、その溶媒である水は、油性塗料の有機溶剤より蒸発が遅いため、乾燥に時間を要する。その分、前記のワキ、タレが発生しやすい。
塗料の乾燥を促進するために、セッティングチャンバ20内の湿度を低くすることが望まれる。このために、セッティングチャンバ20には、除湿された空気、例えば相対湿度10%程度の空気を供給する装置が設けられる。具体的には、空気の除湿を行う除湿機24、セッティングチャンバ20と除湿機24との間で空気の循環を行うファン26、吸入ダクト28、吐出ダクト30が設けられている。除湿機24は、ヒートポンプ式の冷却機により空気を冷却し、このとき空気中の水蒸気を凝結させて除湿を行う。また、一旦冷却された空気を、ヒートポンプの高温の冷媒を用いて加熱し、高温の除湿された空気を生成する。この除湿空気の温度は、常温よりは高く、焼き付け乾燥炉の温度より低い温度とすることができ、例えば60〜80℃が好ましい。ファン26により、吸入ダクト28を介してセッティングチャンバ20内の空気が除湿機24に送られ、除湿された空気が吐出ダクト30を介してセッティングチャンバ内に戻される。
セッティングチャンバ20内の空気は、除湿機24により除湿され、また加熱されており、この空気がチャンバ外部に流出しないようにすることが好ましい。しかし、連続塗装ラインにおいては、ワーク12は順次送られてくるので、セッティングチャンバ20を密閉することは難しい。本実施形態のセッティングチャンバ20は、その入口と出口に、これらの出入口を絞り、開口面積を調整可能な絞り装置32,34を備える。入口に設けられた絞り装置を入口絞り装置32、出口に設けられた絞り装置34を出口絞り装置34と記す。出入口の開口面積は、絞り装置34の開度で調整される。絞り装置の開度は、ワークの搬送路上、例えば塗装ブース18の前に配置される、ワーク形状を検出するワーク形状センサ46の検出結果に基づき調整される。前のワークが通過し、次のワークが入口または出口に到達するまでの間に次のワークの形状に合わせて開口面積の調整が行われる。同一形状のワークが連続する場合には、開口面積は維持される。ワーク形状センサ46の検出結果に基づき、制御部48にて、適切な絞り装置開度が求められ、絞り装置32,34がこの開度に調整される。絞り装置32,34の構造、動作の詳細については後述する。
さらに、入口と出口に、エアカーテン36,38を形成するようにできる。このために、ファン40,42が設けられている。また、図1に示すように、吐出ダクト30のセッティングチャンバ20内に対する開口44は、チャンバの上流側に偏って配置されている。好ましくは、入口絞り装置32に隣接する領域に集中して配置される。これにより、塗料の塗布後、早い時期に塗料を乾燥させることができ、タレやワキの発生を抑えるのに有利となっている。
図2は、セッティングチャンバ20の断面および入口絞り装置32の構成を示す図である。なお、出口絞り装置34も同様の構成を有しており、ここでは説明を省略する。ワーク12は、図2においては、紙面を貫く方向に手前から奥へと搬送される。セッティングチャンバ20は、ワーク12が通過する主チャンバ50と、コンベア14が配置されるコンベアチャンバ52とを含み、これらの間には、仕切り板54が設けられている。仕切り板54は、ハンガー16を挟んで2個が配置され、この2個の隙間はハンガー16が通れる程度に狭くされている。仕切り板54は剛体板で構成されても良く、また、全体が、または先端が可撓性を有する材料で構成されてもよい。仕切り板54により主チャンバ50からコンベアチャンバ52に流出する空気を少なくしている。また、コンベアチャンバ52の水平方向の幅は、主チャンバ50より小さくされており、コンベアチャンバ52を通ってセッティングチャンバ20より流出する空気を少なくしている。
入口絞り装置32は、セッティングチャンバ20の左右と、下方に配置される3枚の絞り板56,58,60を有する。ワークの進行方向(図2の紙面を貫いて奥に向かう方向)に向かって左側の絞り板を左絞り板56、右側を右絞り板58、下側を絞り板60と記す。左絞り板56は、コンベアチャンバ52とほぼ同じ高さに位置するガイドレール62に吊り下げられ、このレールに沿って、すなわち図中左右方向に移動可能となっている。左絞り板56は、下方にもガイドレールを設け、揺れを抑制するよう構成することもできる。左絞り板56に対応して、エアシリンダ64が配置され、このエアシリンダ64の伸縮により左絞り板56が左右に移動する。右絞り板58も、左絞り板56と同様の構成を有し、ガイドレール64より吊り下げられ、エアシリンダ68によって移動される。下絞り板60は、左右に配置された2本のガイドレール70により上下方向に移動可能にガイドされ、エアシリンダ72によりレール70に沿って上下方向に移動される。各絞り板を駆動するアクチュエータとして、前記のエアシリンダの他に、電気モータ、油圧シリンダなどのアクチュエータを用いることができる
図3は、セッティングチャンバ20を、その入口側から見た斜視図である。入口絞り装置32は、実際には図中手前側に設置されるが、省略されている。セッティングチャンバ20の外壁外側の入口に最も近い位置に、エアカーテン用のダクト74が配置されている。セッティングチャンバ20の左右の壁面には、エアカーテン用のエア吹き出し口76が設けられている。このエアカーテン用ダクト74に前述のファン40よりエアを送り、エア吹き出し口76より吹き出してエアカーテン36が形成される。出口側にもエアカーテン用ダクト78が配置されており、入口側と同様にエア吹き出し口(不図示)が設けられている。このダクト78にファン42よりエアを供給してエアカーテン38が形成される。エアカーテン36,38は、入口、出口の一方のみに配置することができる。また、両方とも省略することもできる。エアカーテンは循環型が好ましい。
セッティングチャンバ20の上流側、この実施形態では、入口に隣接する位置に、除湿空気の吐出ダクト30およびそのチャンバ内に対する開口44が配置される。開口44は、左右の壁面に複数設けられ、それぞれにルーバーが設置されている。ルーバーにより、吹き出す除湿空気の向きが制御され、ワークに強い気流が直接当たらないようにされている。
図4は、ワーク形状センサ46の概略構成を示す図である。ワーク形状センサ46は、複数の光電管80が配列されたセンサフレーム82と、光電管80からの信号を受信し、この信号に基づきワークの形状を検出する検出部84を含む。ハンガー16が通過する部分が開放した方形のセンサフレーム82には、その方形の辺に沿って光電管80が配列されている。センサフレーム82内をワーク12が通過したとき、光電管80の光路をワークが遮る。遮断される光路は、ワークの形状に依存する。検出部84は、光路が遮断された光電管の情報に基づき、ワークの形状、特に、上下方向および左右方向の寸法およびワークの位置を検出する。この検出されたワークの形状に関する情報は、制御部48に送られ、制御部48にて、各絞り板56,58,60の移動量が算出される。ワーク形状センサ46の搬送経路上の位置、入口絞り装置32の位置は既知であり、ワーク12の搬送速度は、コンベア14の運転状況から取得できる。よって、ワーク形状センサ46で形状が判断されたワークが入口絞り装置32の位置に達する時刻、または到達するまでの時間を算出することができ、ワーク12が入口絞り装置32の位置に達した時点で、先に算出された各絞り板56,58,60の移動量を達成すべくエアシリンダ64,68,72が駆動制御される。
図5は、ワーク12の形状の検出に関する他の手法を示す図である。ハンガー16には、フラグ86が設けられている。このフラグ86は、そのフラグ86が設けられたハンガーに吊り下げられているワークの形状に応じて立てられるピン88を含む。ピン88は、ワーク12をハンガー16に掛けるとき、その作業者が立てるようにすることができる。ワークの寸法が所定値以上のときには、ピン88を立てず、所定値未満の場合はピン88を立てるようにすることができる。ピン88の有無を、フラグ86が通過したときにスイッチ90で検出する。例えばピン88が検出されれば、小さな寸法のワークが搬送されていると判断できる。ピンを複数立てることができるようにすれば、ワークの形状をさらに細かく判断することが可能である。
また、ワーク12の形状は、生産計画から取得することもできる。生産計画に示されたワークの種類(形状)から、現在コンベア上を搬送されているワークの形状を検出をすることができる。
図6は、入口絞り装置32の開閉の様子を示す図である。出口絞り装置34も同様であるので、説明は省略する。図6(a)は大きなワーク12aを受け入れる場合の開閉状態を示し、図6(b)は小さなワーク12bを受け入れる場合の状態を示している。大きなワーク12aの場合、十分な開口面積を得るために、各絞り板56,58,60は、後退するよう制御される。また、小さなワーク12bの場合には、各絞り板56,58,60は進出するよう制御される。各絞り板56,58,60は、ワーク12a,bとの間隔が所定値となるように制御される。これは、ワーク12が傾斜したり、揺れたりするときの余裕として、設定される。また、各絞り装置の位置は、連続的に変化させるようにしてもよく、またあらかじめ定められた離散的な位置のいずれかを、ワークの形状に応じて選択するようにもできる。本実施形態においては、絞り板を左、右および下の3枚を用いて、開口面積の絞り量を調整しているが、この構成に限らない。例えば、下を設けず、左右のみとすることもできる。また、各絞り板は、スライドして移動するが、回動するように構成することもできる。
本実施形態の塗装セッティング装置10は、水溶性塗料による塗装に用いることができる。特に、水性二液硬化型ウレタンにおいては、塗料中に水が存在していると、主反応であるウレタン反応と共に、副反応であるウレア反応を生じる。塗料中の水分を早期に蒸発させることにより、ウレア反応を抑制することができ、塗膜の性状が安定する。図7は、水性二液硬化ウレタン塗料の塗膜の特性(温度に対する粘弾性)を示すグラフである。実線は、相対湿度10%に除湿された空気中でセッティングを行った後、焼き付け乾燥した塗膜の特性であり、破線は温度20℃、相対湿度80%の空気中でセッティングを行った後、焼き付け乾燥した塗膜の特性である。破線の場合には、150℃以上で、粘弾性が低下しており、これは、塗膜の熱分解を示唆している。除湿空気中でセッティングを行ったものについては粘弾性の低下は見られず塗膜の性能が安定していることが分かる。
図8は、電着塗装と焼き付け塗装の2層の塗膜を作る塗装ラインの概略構成である。電着槽100内にワーク102を浸漬し、その後水洗ブース104にて水洗を行う。次に第1塗装セッティング装置106によりセッティングを行う。第1セッティング装置106は、図1等に示した前述の塗装セッティング装置10と同様の構成を有するものである。セッティングチャンバ108内には、除湿機110により、除湿され加熱された空気が送られ、チャンバ内は、温度50〜70℃、相対湿度10%程度に維持される。また、チャンバの入口、出口には、前述の入口、出口絞り装置32,34と同様の構成を有する入口、絞り装置112、出口絞り装置114が配置されている。塗装セッティング装置116の次には、炉内が130〜150℃に維持される乾燥炉116が配置され、ここでセッティング時に蒸発しきれなかった水分が蒸発する。なお、セッティング処理により必要な程度に乾燥が行われるのであれば、乾燥炉116は設けなくてもよい。若干の水分が残っていても、下流の焼き付け乾燥炉にて再度乾燥が行われ、そこで蒸発するので、この段階で完全に乾燥しなくてもよい場合がある。乾燥炉116の後は、図1に示した塗装ラインと同じであり、塗装ブース、セッティング装置10のチャンバ20、焼き付け乾燥炉22が並ぶ。このラインにおいては、電着後の乾燥を、除湿空気で行うために、加熱を行って乾燥させる場合よりも、エネルギ消費を抑えることができる。
本実施形態の塗装セッティング装置が備えられた塗装ラインの概略構成を示す図である。 絞り装置の構成を示す図である。 セッティングチャンバの概要を示す図である。 ワーク形状センサの概略構成を示す図である。 ワーク形状センサの他の構成例を示す図である。 絞り装置の開閉の様子を示す図である。 水性二液硬化型ウレタン塗料の、除湿空気によるセッティングの塗膜の特性の向上を示す図である。 2層塗装の塗装ラインの概略構成を示す図である。
符号の説明
10 塗装セッティング装置、12 ワーク、14 コンベア、16 ハンガー、18 塗装ブース、20 セッティングチャンバ、22 焼き付け乾燥炉、24 除湿機、32 入口絞り装置、34 出口絞り装置、46 ワーク形状センサ、48 制御部、50 主チャンバ、52 コンベアチャンバ、54 仕切り板。

Claims (9)

  1. ワークをコンベアにより連続的に搬送し、塗装を行う塗装ラインにおいて、塗料の塗布後、塗料の予備的な乾燥を行う塗装セッティング装置であって、
    塗料が塗布されたワークを受け入れ、塗料を予備的に乾燥させるセッティングチャンバと、
    セッティングチャンバに除湿された空気を供給する除湿空気供給手段と、
    セッティングチャンバの常時開放した入口または出口に設置され、その入口または出口の開口面積を調節する絞り手段と
    を有する、塗装セッティング装置。
  2. 請求項1に記載の塗装セッティング装置であって、
    セッティングチャンバに搬入されるワークの形状を検出するワーク形状検出手段と、
    検出された形状に基づき絞り手段を制御して、前記開口面積を、ワークが通過できる程度に小さくなるよう調節する制御手段と、
    を有する、塗装セッティング装置。
  3. 請求項1または2に記載の塗装セッティング装置であって、
    前記コンベアは、ハンガーにワークを吊り下げて搬送し、
    セッティングチャンバは、ワークが通過する主チャンバと、コンベアが配置されるコンベアチャンバを含み、主チャンバとコンベアチャンバの境界には、前記ハンガーの通過を許容しつつ、主チャンバとコンベアチャンバとを隔てる仕切り板が設けられる、
    塗装セッティング装置。
  4. 請求項3に記載の塗装セッティング装置であって、コンベアチャンバの水平方向の幅は主チャンバのそれより小さい、塗装セッティング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗装セッティング装置であって、
    除湿空気供給手段は、除湿空気をセッティングチャンバに導くダクトを有し、このダクトのセッティングチャンバに対する開口は、このセッティングチャンバの上流側に偏って配置される、
    塗装セッティング装置。
  6. 請求項5に記載の塗装セッティング装置であって、前記ダクトの開口は、セッティングチャンバの入口に隣接して配置される、塗装セッティング装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗装セッティング装置であって、絞り手段は、セッティングチャンバの入口と出口の双方に設けられる、塗装セッティング装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗装セッティング装置であって、当該塗装セッティング装置は、ワークに塗料を塗布する塗装ブースと、塗布された塗料を焼き付け乾燥する乾燥炉の間に配置される、塗装セッティング装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の塗装セッティング装置により、水溶性塗料の予備的な乾燥を行う、塗装方法。
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