JP4540036B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに紫外線を照射する紫外線照射装置に関する。
この種の紫外線照射装置としては、例えば、下記特許文献1に示すように、搬送されるワークが通過可能な出入口を有する照射室内に紫外線ランプを備えて、照射室内に位置するワークに紫外線を照射することでそのワークに施された紫外線硬化性樹脂(以下、「UV樹脂」)を硬化させるものがある。ところで、UV樹脂は、紫外線を照射しても酸素が含まれる大気雰囲気に曝された状態では、いわゆる酸素阻害により表面硬化不良を起こしてしまうため、通常、窒素や二酸化炭素などの不活性気体雰囲気内で紫外線を照射することが望ましい。従って、従来から、照射室内に窒素を供給して窒素雰囲気内で紫外線ランプからの紫外線をワークに照射させるよう構成されたものがある。
特開昭55−1815号公報
ところが、従来のものでは、出入口は常に固定の開口量で空いた状態となっているので、そこから大気が照射室内に流入してしまい、照射室内の窒素濃度が低下してしまう。しかも、ワークはさまざまな形状のものがあり、また同一形状であってもそれぞれ異なる姿勢で出入口に進入する可能性があるため、それらさまざまなワークの通過を許容できる程度に出入口の開口面積を大きくしておく必要がある。従って、酸素阻害を防止できる程度に照射室内の窒素濃度を維持するために多量の窒素を供給せざるを得ないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、比較的少量の気体の使用で済む紫外線照射装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、搬送されるワークが通過可能な出入口を有する紫外線照射室と紫外線ランプとを備えて、この紫外線ランプからの紫外線を前記紫外線照射室内に位置したワークに照射するよう構成された紫外線照射装置において、前記紫外線照射室の入口及び出口のうち少なくともいずれか一方には、前記ワークの搬送方向に直交する面内で所定方向に沿って並設され、スライドして開閉可能な複数の単位扉から構成された扉装置が設けられるとともに、前記複数の単位扉それぞれに対応して設けられ、前記各単位扉に向かうワークを検出し、そのワークの形状に応じた検出信号を出力する複数の検出センサと、前記各単位扉を、それに対応する前記検出センサからの検出信号に基づきそれぞれ開閉動作させることで前記ワークを通過させる扉制御手段とを備えているところに特徴を有する。
なお、請求項1の発明でいう「検出信号」には、ワークの高さ寸法又は幅寸法に応じた信号、或いは、ワーク高さ及び幅の両寸法に応じた信号に加えて、ワークの有無に応じた信号が含まれる。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記検出センサは、前記面内で前記所定方向に直交する方向における前記ワークの寸法に応じた検出信号を出力する変位センサであって、前記扉制御手段は、前記各検出センサからの検出信号レベルに応じた開口量だけそれぞれに対応する各単位扉を開くよう開閉動作させるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
本構成によれば、搬送されるワークの形状、例えば高さ寸法や幅寸法などが検出センサにて検出され、扉装置は検出センサからの検出信号に応じた量だけ開口してワークを通過させるよう動作する。つまり、ワークの形状や出入口への進入姿勢に応じた必要最小限の開口量でワークを紫外線照射室内に送り込んだり、或いは紫外線照射室外に送り出したりすることができるのである。これにより、ワークが入口(または出口)を通過する際、紫外線照射室内外の気体の移動を極力抑えることができる。
また、扉装置は、ワークの搬送方向に直交する面内で所定方向(例えばワークの横幅方向)に沿って並設され、スライドして開閉可能な複数の単位扉から構成されている。各単位扉は、搬送経路の上流側に位置するワークの各部位の、例えば高さ寸法に応じて検出センサから出力される検出信号に基づき開き動作をする。つまり、扉装置は、全体として、ワークの上記所定方向における寸法に応じた開口量で開き動作をする。
<請求項2の発明>
請求項の構成によれば、各単位扉が上記面内で所定方向に直交する方向(以下、直交方向。例えばワーク高さ方向)におけるワークの寸法に応じた開口量で開き動作を行うから、例えば上記直交方向における寸法が一定でないワークについても必要最小限の開口量でワークを通過させることができる。
このような構成であっても、上記請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
なお、例えばワークの上記直交方向における寸法(例えば高さ寸法)が一定である場合には、各検出センサからワークの有無に応じた検出信号を出力させ、検出センサからワークありの検出信号を受けたときにはそれに基づき所定のタイミングで扉装置を所定量開口させ、ワークなしの検出信号を受けたときにそれに基づく所定のタイミングで扉装置を閉めるようにした構成であってもよい。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
1.紫外線照射装置の概要
本実施形態に係る紫外線照射装置10は、紫外線硬化樹脂(以下、「UV樹脂」)による各種加工が施され、順次搬送されるワークW(例えば床材)に気体としての例えば窒素を吹き付けつつ紫外線を照射させてUV樹脂を硬化させるものである。なお、ワークWは各図において紙面左から右へと搬送されるものとする。
2.紫外線照射装置の構成
図1には、紫外線照射装置10の全体を示した断面図が示されている。装置本体は、前後(同図で紙面左右)両側面にワークWが通過可能な搬送入口11と搬送出口12とがそれぞれ開口形成され、搬送入口11に進入したきたワークWを、搬送手段13(例えばベルトコンベア)によって搬送出口12まで搬送するようになっている。搬送手段13の搬送経路上方には、その搬送方向(同図で白抜き矢印方向)に沿って排気室14、プレパージ室15、照射室16、アフターパージ室17及び排気室18が順番に設けられている。各室14〜18を区画する区画壁19には、搬送手段13にて搬送されるワークWが通過可能な通過口20が開口形成されている。
(1)排気室
上記搬送入口11及び搬送出口12にそれぞれ連なる各排気室14,18は、底面に排気孔21が形成されており、この排気孔21に連なる管路途中には、各排気室14,18内の気体を引き込む排気用ファン22が設けられている。後述するように各排気室14,18に隣接するプレパージ室15及びアフターパージ室17内には窒素が供給されており、その窒素が排気室14,18、搬送入口11及び搬送出口12を介して外部に放出されるおそれがある。そこで、排気室14,18内の気体を排気用ファン22によって引き込むことで搬送出入口11,12から放出される窒素量を低減させるようにしているのである。なお、各排気室14,18には酸素濃度を検出するセンサ(図示せず)がそれぞれ設けられており、排気室14,18内の酸素濃度が所定レベル以下になったときに警告器23によって作業者に報知(例えば表示灯を点灯させたり、警告音を発したりする)するようになっている。
(2)プレパージ室及びアフターパージ室
プレパージ室15及びアフターパージ室17には、それぞれ循環用窒素N1を供給する供給孔と、底面に循環用窒素N1を引き込む引込孔24が形成されている。引込孔24に連なる管路途中には循環用ファン25と冷却器26が設けられている。そして、循環用ファン25を駆動させることで、供給孔から各パージ室15,17内に循環用窒素N1が放出され、各パージ室15,17内の循環用窒素N1が引込孔24に引き込まれ、冷却器26で冷却された後に、再び供給孔から各パージ室15,17内に供給されるようになっている。各パージ室15,17では、実際に紫外線を照射する照射室16ほど窒素濃度を高める必要がないので、このようにワークWに吹き付ける窒素を循環させて繰り返し利用することでコスト削減を図っているのである。
(3)照射室16
照射室16は、搬送手段13の搬送経路上方に紫外線ランプ(以下、「ランプ30」)を備えるとともに、ワークWに高純度の窒素(以下、「高純度窒素N2」)を吹き付ける窒素供給部を備えて、窒素雰囲気内でワークWに紫外線を照射させる部屋である。
具体的には、照射室16は、2枚の透光板31,31(例えば石英ガラス)によって上下に区画されており、これら2枚の透光板31,31の上方にランプ30が設けられている。ランプ30の上方には、ランプ30からの放出光を反射させて下方の搬送経路側に導く1対の反射部材32,32が設けられている。更に、1対の反射部材32,32の上方には、冷却用ファン33が設けられており、ランプ30の発光によって暖められた周囲空気を1対の反射部材32,32の間を介して引き込んでランプ30周囲の温度上昇を抑制するようになっている。
次いで、上記2枚の透光板31,31に挟まれる空間には、上記循環用窒素N1とは異なる高純度窒素N2が供給される一方で、下側の透光板31には例えば1対の放出孔34,34が開口形成されており、ここから搬送経路上を搬送されるワークWに高純度窒素N2を吹き付けるようになっている。
(4)扉装置
さて、本実施形態では、例えば排気室14及びプレパージ室15の間の通過口20、プレパージ室15及び照射室16の間の通過口20、照射室16及びアフターパージ室17の間の通過口20、アフターパージ室17及び排気室18の間の通過口20にそれぞれ、開閉可能な扉装置40が設けられている。各扉装置40は、常には通過口20を塞ぐ位置にあり、通過口20手前にワークWが進入してくると、そのワークWの形状(縦寸法や横寸法など)に応じた開口面積を空けてワークWを通過させ、ワークWが通過した後に再び通過口20を塞ぐように開閉動作を行う。
以下、具体的な構成について排気室14及びプレパージ室15の間の通過口20に設けられた扉装置40を例に挙げて説明する。その他の通過口20に設けられる扉装置40も同様の構成である。
図2に示すように、扉装置40は、通過口20を塞ぐように横並び状に配列された複数の単位扉41から構成されている。各単位扉41は、上端が開閉機構42のアームに連結されており、この開閉機構42によって上下に開閉可能になっている。また、各単位扉41に対して搬送経路の上流側には、それぞれ光電センサ43が設けられている。各光電センサ43は、図3に示すように、搬送経路上に向けて並設された投光部43a及び受光部43bを備えて、投光部43aから搬送経路上に向けて斜めに照射された光の反射光を受光部43bで受光するようになっている。受光部43bでの受光量レベルは、投光部43aからの光の照射位置にワークWがない場合に比べてある場合の方が増加する。従って、受光部43bから出力される受光量に応じた受光信号レベルと、所定の閾値との大小比較を行うことで光電センサ43下方にワークWが存在していることを認識することができる。
光電センサ43は、例えば上記受光量に応じた受光信号レベルが所定の閾値を上回ったときに物体検出信号Sを出力し、制御手段44に与えるようになっている。そして、制御手段44は、光電センサ43から物体検出信号Sを受けてから所定のタイミングで開閉機構42に駆動信号を与えて単位扉41を所定量だけ開口させ、この物体検出信号Sを受けている間中、単位扉41を開口状態に維持し、物体検出信号Sを受けなくなったときに、上記所定のタイミングで単位扉41を閉めるよう動作する。なお、本実施形態では、いずれの単位扉41の開口量も同一で、開口高さがワークWの高さ寸法よりやや高めに設定されている。
なお、制御手段44が物体検出信号Sを受けてから開閉機構42が開閉動作を開始する上記所定のタイミングは、搬送手段13の搬送速度と、光電センサ43の検出位置(照射位置)から単位扉41までの距離によって定められ、例えば搬送手段13からの速度信号に応じたタイミングに変更される構成としてもよい。
3.扉装置40の動作
例えばワークWが常に同一姿勢(例えば長手方向が搬送方向に沿った姿勢など)で搬送されるのであれば、複数の単位扉41のうち所定の単位扉41だけを開けばよい。しかしながら、ワークWの姿勢はワークW毎に異なることが多々あり、その姿勢によって開き動作をさせるべき単位扉41が異なってくる。
以下、本実施形態における扉装置40の動作について図4を参照しつつ説明する。
図4は扉装置40に対するワークWの位置と、扉装置40の開口状態との関係を示した模式図である。同図では、ワークWの姿勢は、その長手方向が搬送方向に対して傾いている。
まずワークWが位置Aにあるときには、いずれの光電センサ43もワークWを検出できず物体検出信号Sは出力されない。従って、同図(A)に示すようにいずれの単位扉41を閉まった状態となっている。次に、ワークWが位置Bに来たときには、搬送方向の右(同図紙面下方向)端から2番目、3番目、4番目の光電センサ43がワークWを検出し物体検出信号Sを制御手段44に与え、それぞれ対応する各開閉機構42だけに駆動信号が与えられる。これにより所定タイミング後に同図(B)に示すように、右端から2番目、3番目、4番目の単位扉41のみが開口状態となる。
続いて、ワークWが位置Cに来たときには、搬送方向の左(同図紙面上方向)端から2番目、3番目、4番目の光電センサ43がワークWを検出し物体検出信号Sを制御手段44に与え、それぞれ対応する各開閉機構42だけに駆動信号が与えられる。これにより所定タイミング後に同図(C)に示すように、左端から2番目、3番目、4番目の単位扉41のみが開口状態となる。そして、ワークWが光電センサ43下方を通過したときには、やはりいずれの光電センサ43もワークWを検出できず物体検出信号Sは出力されなくなる。これにより、所定タイミング後に同図(A)に示すように全単位扉41が閉まった状態に戻る。
このように、扉装置40に向かって搬送されてくるワークW姿勢がたとえ傾いている場合であっても、ワークWの各部位に対応した位置の単位扉41だけを開きつつワークWを通過させるよう開閉動作するのである。
4.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態であれば、さまざまな姿勢で搬送されてくる各ワークWに対して、各部位を通過させるのに最低限必要な単位扉41だけを開いて通過させることができる。従って、ワークWが通過口20を通過する際、照射室16から各パージ室15,17への高純度窒素N2の流出を最小限に抑えることができる。また、各パージ室15,17から排気室14,18への循環用窒素N1の流出や外部からの大気の流入を最小限に抑えることができる。従って、循環用窒素N1や高純度窒素N2の供給量を極力抑えつつ各パージ室15,17や照射室16の窒素濃度を所望の濃度に維持することができる。
これにより、酸素阻害を防止しつつワークWに施されたUV樹脂を効率的に硬化することができる。なお、本実施形態であれば、互いに幅寸法が異なる複数のワークWが順次搬送されるような場合であっても有効である。
<実施形態2>
図5は実施形態2を示す。前記実施形態1との相違は、検出センサの構成と単位扉41の開閉動作にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
順次搬送される複数のワークについて全ての高さ寸法が同じであるとは限らない。また、1つのワークであっても図5に示すように上面が凸凹状になっており高さ寸法が異なる場合がある。
そこで、本実施形態では、上記光電センサ43は、ワークW’の高さ寸法に比例した測定信号(検出信号に相当。例えば受光部43bでの受光量に比例した受光信号)を出力する変位センサとしている。具体的には、上記光電センサ43同様、投光部43a及び受光部43bを備えて、受光部43bからの受光信号(ワークW’の高さ寸法に比例したレベルの信号)を測定信号として出力して制御手段44に与えるようになっている。制御手段44は、各変位センサからの測定信号に応じたレベルの駆動信号を各開閉機構50に与えることで、この受光信号レベルに比例した量だけその単位扉41が開口する。
このような構成であれば、図5に示すように、たとえ高さ寸法が異なるワークW’であっても、各単位扉41がワークW’の各部位の高さ寸法に応じた量だけ開口するよう動作するから、通過口20における気体(窒素や大気)の移動を極力抑えつつワークW’を通過させることができる。なお、互いに高さ寸法が異なる複数のワークW’が順次搬送されるような場合であっても有効である。
参考例
図6は参考例を示す。前記実施形態1との相違は、扉装置の構造にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6に示すように、本参考例の扉装置は、区画壁19の下面に形成されたガイド溝60に沿って横方向に開く1対の屈曲可能な薄板61,61(例えばステンレス製)から構成されている。各薄板61は、図示しない移動機構によって各先端が互いに接触する位置と離間する位置との間で横方向(図6に示す矢印方向)に沿って移動するようになっている。
そして、薄板61,61(扉装置)の手前には、実施形態1と同様、複数の光電センサ43が横並び状に配されて、移動機構は、各光電センサ43からの物体検出信号Sを受けて、その物体検出信号Sに応じた量だけ1対の薄板61,61を開口させるよう動作する。例えば、8つの光電センサ43を左右4つずつのグループに分けて、1対の薄板61,61のそれぞれに対応付けられている。ここで、移動機構は、例えば中央位置から左右2台の光電センサ43から物体検出信号Sを受けたときには、当該2台の光電センサ43の並び幅に応じた量だけ互いに先端が接触した状態から側方に開くよう各薄板61,61を移動させる。中央位置から左1つの光電センサ43からだけ物体検出信号Sを受けたときには、当該1台の光電センサ43幅に応じた量、左側の薄板61のみを開き方向に移動させる。
このような構成であっても、搬送されるワークWの幅寸法に応じた開口量でワークWを通過させることができ、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、扉装置40を、排気室14及びプレパージ室15の間の通過口20、プレパージ室15及び照射室16の間の通過口20、照射室16及びアフターパージ室17の間の通過口20、アフターパージ室17及び排気室18の間の通過口20にそれぞれ設ける構成としたが、これに限らず、搬送入口11及び搬送出口12にも設ける構成であってもよい。また、これら通過口20、搬送入口11及び搬送出口12のうちいずれか1箇所または複数箇所に設ける構成であってもよい。
(2)上記各実施形態では、検出センサとして光学式のセンサ(反射型、透過型いずれでもよい)を使用したが、ワークWに応じた検出信号を出力するものであれば、例えば磁気式センサ、超音波センサなどであってもよい。更に、非接触式に限らず、圧力センサなどワークWと接触することでワークWの寸法等に応じた検出信号を出力する接触式のセンサであってもよい。但し、照射室16より搬送入口11側の通過口20や搬送入口11については、非接触式のセンサを使用することが望ましい。硬化前のUV樹脂にセンサが触れて加工状態に影響を与えるおそれがあるからである。
(3)上記実施形態1,2では、単位扉41は同一幅としたが、これに限らず、互いに異なる幅であっても勿論よい。例えば上記実施形態であれば、中央2つの単位扉41には常時ワークWが通過すると考えられる場合には、この中央の2つの単位扉41を2倍の幅を有する単位扉41に代えるとともに、それらに対応する光電センサ43を1つにすることが可能となる。
(4)上記実施形態では、紫外線硬化樹脂に紫外線を照射するものであって、気体として窒素を供給する装置に適用した例を示したが、窒素に限らず、希ガスや二酸化炭素であってもよい。また、例えば紫外線を照射して有機物を分解するためのアッシングや洗浄を行うものであって、オゾンや酸素を供給する装置に適用することもできる。
(5)上記実施形態では、各扉装置は、スライドして開閉する引き戸式のものであったが、所定の軸を中心に回動して開閉する開き戸式であってもよい。例えば1対の扉を備えて観音開き式に開閉可能とし、検出センサからの検出信号に応じた開口量で開き動作をさせる構成であってもよい。
本発明の実施形態1に係る紫外線照射装置の全体構成を示した断面図 複数の光電センサ及び単位扉の配置関係を示した斜視図 光電センサ、扉装置、制御手段の概略的な構成図 扉装置に対するワークの位置と、扉装置の開口状態との関係を示した模式図 実施形態2におけるワークと扉装置の開口状態との関係を示した模式図 参考例の扉装置の構成を示した斜視図
符号の説明
10…紫外線照射装置
11…搬送入口(入口)
12…搬送出口(出口)
16…照射室
20…通過口(入口または出口)
30…ランプ(紫外線ランプ)
40…扉装置
41…単位扉
42,50…開閉機構
43…光電センサ(検出センサ)
44…制御手段(扉制御手段)
61…薄板(扉装置)
W,W’…ワーク

Claims (2)

  1. 搬送されるワークが通過可能な出入口を有する紫外線照射室と紫外線ランプとを備えて、この紫外線ランプからの紫外線を前記紫外線照射室内に位置したワークに照射するよう構成された紫外線照射装置において、
    前記紫外線照射室の入口及び出口のうち少なくともいずれか一方には、前記ワークの搬送方向に直交する面内で所定方向に沿って並設され、スライドして開閉可能な複数の単位扉から構成された扉装置が設けられるとともに、
    前記複数の単位扉それぞれに対応して設けられ、前記各単位扉に向かうワークを検出し、そのワークの形状に応じた検出信号を出力する複数の検出センサと、
    前記各単位扉を、それに対応する前記検出センサからの検出信号に基づきそれぞれ開閉動作させることで前記ワークを通過させる扉制御手段とを備えていることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記検出センサは、前記面内で前記所定方向に直交する方向における前記ワークの寸法に応じた検出信号を出力する変位センサであって、
    前記扉制御手段は、前記各検出センサからの検出信号レベルに応じた開口量だけそれぞれに対応する各単位扉を開くよう開閉動作させることを特徴とする請求項記載の紫外線照射装置。
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