JPH0840514A - 書類の自動管理システム - Google Patents

書類の自動管理システム

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JPH0840514A
JPH0840514A JP17871894A JP17871894A JPH0840514A JP H0840514 A JPH0840514 A JP H0840514A JP 17871894 A JP17871894 A JP 17871894A JP 17871894 A JP17871894 A JP 17871894A JP H0840514 A JPH0840514 A JP H0840514A
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亨夫 相沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要とする書類を迅速に出し入れすることが
でき、しかも、小型で設置し易い書類の自動管理システ
ムを提供する。 【構成】 自動取出機構を備えた第1の格納庫10と、
発光チップを取り付けたホルダーにファイリングされた
状態で書類を格納するオートラック方式の第2の格納庫
20と、通常のオートラック方式の第3の格納庫30
と、一般の倉庫である第4の格納庫40と、前記第1の
格納庫10、第2の格納庫20、第3の格納庫30のそ
れぞれに接続され、特に、それぞれの格納庫10、2
0、30、40における書類の入出庫を総合的に管理す
ると共に前記第1の格納庫10の前記自動出入機構及び
第2の格納庫20における前記発光チップの作動を制御
する制御手段としての管理用コンピュータ50を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、医療用カルテ
のような各人毎の種々の書類を入手容易に保管・管理す
る書類の自動管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動格納庫あるいは自動格納シス
テム(以下、単に自動格納システムと呼ぶ。)として、
多数の書類を格納庫の所定の棚に格納しておき、これを
キーボードその他の信号入力手段から所定物品の位置コ
ードを入力させることによって、当該書類を自動的に格
納庫外へ取り出し、また、自動的に返却し得るような種
々の装置あるいはシステムが開発されている。これらの
うち病院におけるカルテ等の自動管理システムとして実
用化されているものとしては、例えば、特開昭52−1
49号公報、特開昭56−108601号公報、特開昭
62−74808号公報等に開示されているものがあ
る。
【0003】例えば特開昭56−108601号公報に
開示されたものは、一時に多数の書類を出し入れする場
合、台車が出入りできる入出庫部をファイル格納棚の一
側面に設け、搬送台にて挟持した書類を前記入出庫部と
格納棚の所定位置との間を往復して書類の出し入れを行
う一方、格納棚毎に単体の出庫部を設けて、臨時にひと
つの格納棚を装置外に取り出すように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の自動管理システムでは、例えば病院にお
ける外来患者の個人用カルテ等のようなアクティブな書
類、即ち頻繁に出し入れする書類と、同じく病院におけ
る入院患者のカルテ等のようにインアクティブな書類、
即ちめったに出し入れしない書類とを、同じ格納棚に格
納しておき、必要に応じてこれらのうちから選択して所
望の書類を取り出すようにしているので、格納している
書類の総数もその分多くならざるを得ず、頻繁に出し入
れし、しかも短時間で取り出すことが必要なアクティブ
な書類、即ち、外来患者の個人用カルテ等を迅速に出し
入れすることが困難であった。
【0005】また、薄手のファイルホルダーに保持され
たカルテ等のように薄手の書類と、厚手のファイルホル
ダーに保持されたカルテ等のような厚手の書類やX線フ
ィルム等の大きな書類とを同じ格納棚に格納しておき、
必要に応じてこれらのうちから選択して所望の書類を取
り出すようにしているので、書類の格納スペースも必然
的に大きくならざるを得ず、個々の収納空間も空いてい
る部分が多くなり不経済であった。
【0006】また、このようにシステム全体が大型化す
ると、病院内に設置場所を確保するのも大変であり、設
置スペースを確保できないためにせっかくのシステムを
利用できないというケースも多く見られている。
【0007】そこで、この発明の課題は、必要とする書
類を迅速に出し入れすることができ、しかも、小型で設
置し易い書類の自動管理システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、格納又は取出指令に応じて、コード符
号が付された所定厚み以下でかつ使用頻度の高い書類を
自動出入機構によって自動的に格納し、又は取出すよう
にした第1の格納庫と、格納される書類に、格納又は取
出指令に応じて作動する表示手段を備えたホルダーを取
付け、このホルダーと共に前記所定厚み以上でかつ使用
頻度の高い書類を格納するようにした第2の格納庫と、
使用頻度の低い書類を格納する第3の格納庫と、極めて
使用頻度の低い書類を格納する第4の格納庫と、必要な
書類のコード及び格納又は取出指令を入力する入力手段
と、前記各格納庫に格納されている各書類のコード及び
各書類の行き先コードを記憶する記憶手段と、前記各格
納庫に保管されている各書類の保管情報を出力する出力
手段と、前記入力手段から取出指令が入力された書類の
コードに応じて、その書類がいずれの格納庫に格納され
ているかを検索し、第1の格納庫に格納されている場合
には前記自動出入機構を作動させてその書類を取出し、
第2の格納庫に格納されている場合にはその書類に取り
付けられたホルダーの前記表示手段を作動させ、第3の
格納庫又は第4の格納庫に格納されている場合には、ど
ちらの格納庫に格納されているかを前記出力手段に出力
する制御手段とを備えた書類の自動管理システムを提供
するものである。
【0009】また、書類の格納に際して、原則として第
1の格納庫に格納し、前記第1の格納庫に格納できない
前記所定厚み以上の厚さを有する書類については前記第
2の格納庫に格納するようにしておくとよい。
【0010】さらに、前記第1の格納庫及び第2の格納
庫に収容された書類のうち所定期間出庫要求のなかった
書類については、前記第3の格納庫に収容するように
し、前記第3の格納庫に収容された書類のうち所定期間
出庫要求のなかった書類については、前記第4の格納庫
に収容するようにしてもよい。
【0011】
【作用】以上のように構成された書類の自動管理システ
ムにおいて格納された書類を取り出す場合、アクティブ
でかつ薄手の書類は第1の格納庫に格納されてるので、
これらの書類についての取出指令を入力手段に入力する
と、自動出入機構によって自動的にその書類が取出され
る。
【0012】また、アクティブでかつ厚手の書類は表示
手段を備えたホルダーと共に第2の格納庫に格納される
ので、これらの書類について入力手段に取出指令が入力
されると、その書類に取り付けられたホルダーの表示手
段が作動して取出すべき書類が指示され、作業者は直ち
に書類の取出しが行える。
【0013】また、使用頻度の低い書類については第3
の格納庫に、さらに使用頻度の低い書類については第4
の格納庫にそれぞれ格納されるので、これらの書類につ
いての取出し指令を入力手段に入力すると、第3又は第
4のいずれの格納庫にその書類が格納されているのかが
出力手段に示され、作業者は、その指示にしたがって、
第3又は第4の格納庫から書類を取り出す。
【0014】一方、書類を格納する場合は、原則とし
て、第1の格納庫に格納され、厚手の書類については、
第2の格納庫に格納されるので、頻繁に使用される書類
は必然的に第1又は第2の格納庫に集まり、書類の取り
出しが迅速に行われる。
【0015】また、第1の格納庫及び第2の格納庫に収
容された書類のうち所定期間出庫要求のなかった書類に
ついて、第3の格納庫に保管するようにしておくと、第
1の格納庫及び第2の格納庫内に使用頻度の低い書類が
蓄積することがなく、格納庫の有効利用が図れる。
【0016】さらに、第3の格納庫に収容された書類の
うち所定期間出庫要求のなかった書類について第4の格
納庫に保管するしておくと、使用頻度の極めて低い廃棄
処分に相当する書類が第4の格納庫に集まってくる。
【0017】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、この書類の自動管理システム
は、ホルダーにファイリングされた状態で複数の保管棚
に格納された書類をピッカーによって自動的に取り出し
たり、返却したりする自動取出機構を備えた第1の格納
庫10と、表示手段として発光チップを取り付けたホル
ダーにファイリングされた状態で各々の書類を格納する
移動自在の複数の保管棚を備えたオートラック方式の第
2の格納庫20と、移動自在の複数の保管棚を備えた通
常のオートラック方式の第3の格納庫30と、一般の倉
庫である第4の格納庫40と、前記第1の格納庫10、
第2の格納庫20、第3の格納庫30のそれぞれに接続
され、特に、それぞれの格納庫10、20、30、40
における書類の入出庫を総合的に管理すると共に前記第
1の格納庫10の前記自動出入機構及び第2の格納庫2
0における前記発光チップの作動を制御する制御手段と
しての管理用コンピュータ50を有している。また、こ
の管理用コンピュータ50は、ホストコンピュータ60
にも接続されている。
【0018】なお、前記自動出入機構を備えた第1の格
納庫10としては、例えば特開昭62−74808号公
報記載の自動倉庫を用いることができる。
【0019】前記第2の格納庫20は、上述したよう
に、発光チップを取り付けたホルダーを、格納棚に格納
することにより、前記発光チップが格納棚に設けられた
コネクタに接続されるようになっている。一方、格納棚
に設けられたコネクタは、信号線を介して前記管理コン
ピュータに接続されており、管理コンピュータからの指
令に基づいて、任意のホルダーに取り付けられた発光チ
ップを点灯させることができるようになっている。
【0020】前記第1の格納庫10には、例えば、厚さ
30mm以下のホルダーに保持されたカルテ等の薄手の
書類で、しかも、外来患者の個人用カルテのようにアク
ティブな書類が保管格納されており、前記第2の格納庫
20には、例えば、厚さ30mm以上のホルダーに保持
されたカルテ等で、しかも、外来患者の個人用カルテの
ようにアクティブな書類が保管格納されている。
【0021】前記第3の格納庫30には、前記第1の格
納庫10及び第2の格納庫20に格納されていた書類の
うち一定期間取出し要求のなかったカルテ等の使用頻度
の低い書類やX線フィルム等の大きな書類が保管格納さ
れており、前記第4の格納庫40には、ほとんど使用さ
れることのないカルテ等が保管格納されている。
【0022】前記管理用コンピュータ50には、入力手
段としてのバーコードリーダ51及びキーボード52、
出力手段としてのプリンタ53及び複数台のモニタ54
がそれぞれ接続されている。なお、前記モニタ54は、
各格納庫10、20、30、40のほか、病院内の所用
箇所にそれぞれ設置されている。
【0023】以上のように構成された書類の自動管理シ
ステムにおけるカルテの取出しについて、図2〜図4に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0024】まず、図2に示すように、外来患者が所定
の用紙に必要事項を記入し、病院内の受付けに提出する
と、受付け嬢は当該患者の氏名・生年月日等所定のデー
タをホストコンピュータ60に入力し、ホストコンピュ
ータ60から管理用コンピュータ50に転送される。又
は、管理用コンピュータ50の入力端末機としてのキー
ボード52により入力する(S1)。この入力されたデ
ータは管理用コンピュータ50からホストコンピュータ
60に転送されると共に、当該患者のID番号が登録さ
れているか否かがチェックされ、登録されている場合に
はこのID番号を検索して当該患者の個人用カルテがど
のような状態にあるか、即ち、当該患者のカルテが第1
〜第4の格納庫10,20,30,40のうちいずれの
格納庫に入庫中なのか、或いは、貸出中なのかを検出す
る(S2)。
【0025】この検索は、マスターファイル及び取出フ
ァイルからなる管理ファイルを検索することにより行わ
れる。前記マスターファイルには、図6に示すように、
当該ID番号を付されたカルテ等の各格納庫10、2
0、30、40における状態(保管されている格納
庫)、それぞれのカルテ等の送付先、当該送付先へ送付
した日付及びロケーションが記録・保存されている。
【0026】従って、このマスターファイルを検索する
ことにより当該患者の関係ファイルが今どの様な状態に
あるか、例えば、当該患者のカルテがいずれの格納庫に
入庫中なのか否かが分かる。仮に当該患者のカルテがい
ずれの格納庫にも入庫されていない場合には、当該カル
テの送付先、送付した日付等をチェックする。
【0027】また、前記取出ファイルは、前記第1ない
し第3格納庫10、20、30については、保管棚
(「XX」号機)毎にそれぞれ設けられており、前記第
1格納庫の取出ファイルには、図8に示すように、ID
番号、取出種別、送付先、ロケーション、出庫口、フラ
グが、前記第2及び第3格納庫20、30の取出ファイ
ルには、図9に示すように、ID番号、取出種別、送付
先、ロケーション、フラグが記録・保存されている。前
記第4格納庫40については、格納庫全体として取出フ
ァイルが設けられており、この取出ファイルには、ID
番号、取出種別、送付先、ロケーション、フラグが記録
・保存されている。
【0028】従って、この取出ファイルを検索すること
によって、例えば、第1の格納庫10について言えば、
当該ファイルがどの保管棚に保管されており、どの出庫
口から取り出すことができるのかが分かる。
【0029】以上のチェック結果をもとに当該患者のカ
ルテ等が取り出し可能か否かを判断し、当該患者のカル
テが第1〜第4の格納庫10、20、30、40のうち
いずれの格納庫に入庫中であり、取出可能と判断すれ
ば、以下に示すようにしてカルテが取出される。
【0030】なお、ステップS1において、入力ミス等
があれば、前記プリンタ53又はモニタ54に出力され
(S24)、再度入力操作を行うことになる。
【0031】(1)当該カルテが第1の格納庫に保管さ
れている場合 図3に示すように、前記管理用コンピュータ50が、前
記取出ファイルに基づいて第1の格納庫10の複数の出
庫口のうち最適の出庫口を決定し(S3)、当該ファイ
ルが保管されている保管棚を受け持つ前記自動出入機構
に当該カルテの出庫指示を出す(S4)。すると、前記
自動出入機構が作動して当該カルテを取出し、決定され
た前記出庫口から台車に載せて送り出す。ここで、取り
出されたカルテが目的のカルテであるかどうかを確認し
(S5)、目的のカルテであれば以下に示すように管理
ファイルを更新する(S23)。即ち、図7に示すよう
に、当該ID番号を付されたカルテまたはX線フィルム
につき状態を「取出中」と改め、また送付先を「XX
X」、日付を「XXXXXX]というようにそれぞれ改
める。マスターファイルの更新に続いて取出しファイル
についても同様に更新される。
【0032】(2)当該カルテが第2の格納庫に保管さ
れている場合 図4に示すように、前記管理用コンピュータ50が、前
記取出ファイルに基づいて当該カルテが保管されている
保管棚の通路表示ランプを点灯させる(S6)。ここ
で、自動モードか手動モードかの判断を行い(S7)、
自動モードの場合には、自動的にオートラックが移動し
て取出通路が形成され(S9)、手動モードの場合に
は、オペレータが点灯している保管棚に設けられた通路
形成スイッチを押すと(S8)、オートラックが移動し
て取出通路が形成される(S9)。
【0033】この時、前記管理用コンピュータ50が、
当該カルテをファイリングしているホルダーに取り付け
られた発光チップを点灯させているので(S10)、オ
ペレータは目的のカルテを直ちに見つけることができ、
そのカルテを取り出す(S11)。
【0034】そして、取り出したカルテに付されたバー
コードを前記バーコードリーダ51に読みとらせるか、
或いはキーボード52に入力すると(S22)、そのデ
ータが前記管理コンピュータ50に送られ、前記管理コ
ンピュータ50は上述したように管理ファイルを更新す
る(S23)。
【0035】(3)当該カルテが第3の格納庫に保管さ
れている場合 図5に示すように、前記管理用コンピュータ50が、前
記取出ファイルに基づいて前記プリンタ53又はモニタ
54に、当該カルテが保管されている保管棚番号及びロ
ケーションデータを印刷又は表示し(S12)、当該カ
ルテが保管されている保管棚の通路表示ランプを点灯さ
せる(S13)。ここで、自動モードか手動モードかの
判断を行い(S14)、自動モードの場合には、自動的
にオートラックが移動して取出通路が形成され(S1
6)、手動モードの場合には、オペレータが点灯してい
る保管棚に設けられた通路形成スイッチを押すと(S1
5)、オートラックが移動して取出通路が形成されるの
で(S16)、オペレータは、形成された通路に入り、
前記保管棚から目的のカルテを探して取り出す(S1
7)。
【0036】そして、取り出したカルテに付されたバー
コードを前記バーコードリーダ51に読みとらせるか、
或いはキーボード52に入力すると(S22)、そのデ
ータが前記管理コンピュータ50に送られ、前記管理コ
ンピュータ50は上述したように管理ファイルを更新す
る(S23)。
【0037】(4)当該カルテが第4の格納庫に保管さ
れている場合 図2に示すように、前記管理用コンピュータ50が、前
記取出ファイルに基づいて前記プリンタ53又はモニタ
54に、ロケーションデータを印刷又は表示する(S1
8)。オペレータは、このロケーションデータにより当
該カルテを探して取り出す(S19)。
【0038】そして、取り出したカルテに付されたバー
コードを前記バーコードリーダ51に読みとらせるか、
或いはキーボードに入力すると(S22)、そのデータ
が前記管理コンピュータ50に送られ、前記管理コンピ
ュータ50は上述したように管理ファイルを更新する
(S23)。
【0039】一方、当該カルテが貸出中の場合には、前
記プリンタ53又はモニタ54に、「貸出中」であるこ
と及びその「送付先」が印刷又は表示されるので(S2
0)、その送付先より当該カルテを入手し(S21)、
当該カルテに付されたバーコードを前記バーコードリー
ダ51に読みとらせるか、或いはキーボード52に入力
すると(S22)、そのデータが前記管理コンピュータ
50に送られ、前記管理コンピュータ50は上述したよ
うに管理ファイルを更新する(S23)。
【0040】次に、以上のようにして取り出されたカル
テを入庫する場合について、図10に示すフォローチャ
ートに従って説明する。カルテを入庫する場合は、原則
として前記第1の格納庫10に戻すものとしている。
【0041】図10に示すように、オペレータは、入庫
しようとするカルテに付された患者のID番号を、前記
バーコードリーダ51に読みとらせるか、或いはキーボ
ード52に入力する(S31)。
【0042】次に、入庫しようとするカルテをファイリ
ングしているホルダーの交換が必要か否かを判断する
(S32)。つまり、第2、第3、第4の格納庫20、
30、40から取り出したカルテを入庫する場合は、第
1の格納庫10用のホルダーに交換する必要がある。ホ
ルダーを交換する必要がある場合には、第1の格納庫1
0用のホルダーにを交換した後(S33)、カルテを入
出庫用の台車にセットする(S34)。また、ホルダー
を交換する必要がない場合には、そのままカルテを台車
にセットする(S34)。
【0043】そして、その台車を入庫口から第1の格納
庫10に送り込むと、前記自動取出機構に設けられてい
る厚み検知センサによって当該カルテの厚みが検出さ
れ、そのカルテが第1の格納庫10に格納可能な厚みで
あるか否かが判断される(S35)。ここで、第1の格
納庫に格納可能な厚みである場合には、前記自動出入機
構によって引き続き入庫作業が行われる。
【0044】入庫動作が完了すると、入庫状態が前記モ
ニタ54に表示されるので入庫確認を行い(S36)、
入庫が完了している場合は入庫完了信号が前記管理コン
ピュータ50に送信され、管理コンピュータ50が前記
管理ファイルを更新する(S37)。一方、ステップS
36において、入庫が適切に行われなかった場合は、再
度入庫作業を行う。
【0045】前記ステップS35において、カルテが第
1の格納庫10に格納可能な厚みでない場合には、以下
に示すように、第2の格納庫20に入庫することとなる
(S38)。まず、入庫しようとするカルテをファイリ
ングしているホルダーが、第1の格納庫10用のホルダ
ーになっているので、これを第2の格納庫20用のホル
ダーに交換する(S39)。
【0046】そして、ID番号及び発光チップ番号を前
記キーボード52から入力し(S40)、当該カルテを
棚の任意のロケーションに収納する(S41)。ここ
で、前記発光チップの点灯確認を行い(S42)、発光
チップが正常に点灯すれば、入庫カルテ番号を前記管理
コンピュータ50に入力する。前記管理コンピュータ5
0は入力されたデータに基づいて管理ファイル及び取出
しファイルを更新する(S37)。
【0047】以上のように、この書類の自動管理システ
ムでは、取り出したカルテを原則として自動出入機構を
備えた第1の格納庫10に返却し、第1の格納庫10に
は保管できない厚手のカルテのみを取出し容易な発光チ
ップを備えた第2の格納庫20に返却するようにしたた
め、使用頻度の高いカルテが、常時第1又は第2の格納
庫10、20に集まり、出庫及び入庫が迅速に行える。
【0048】次に、リロケーション処理及びパージ処理
について、図11及び図12に示すフローチャートに基
づいて説明する。ここにいうリロケーション処理とは、
第1又は第2の格納庫10、20に保管されているカル
テのうち、患者が所定期間来院しないため、その間に出
庫及び入庫を行わなかったカルテをインアクティブなカ
ルテとして第3の格納庫30に入庫する処理をいい、パ
ージ処理とは、第3の格納庫30に保管されているイン
アクティブなカルテのうち、一定期間出庫及び入庫を行
わなかったカルテを廃棄するという意味で第4の格納庫
40に入庫する処理をいう。
【0049】リロケーション処理は、図11に示すよう
に、まず、オペレータがその旨の指示を前記キーボード
52から前記管理コンピュータ50に入力すると(S5
1)、前記プリンタ53又はモニタ54にリロケーショ
ン処理すべきカルテのID番号、保管場所及び第3の格
納庫30の格納すべき指定ロケーションが印刷又は表示
される(S52)。
【0050】当該カルテが第1の格納庫10に保管され
ている場合は、前記自動出入機構によって当該カルテが
自動的に取り出される(S53、S54)。また、当該
カルテが第2の格納庫20に保管されている場合は、上
述したように、当該カルテが保管されている保管棚の通
路表示ランプが点灯し、自動モードの場合には、自動的
にオートラックが移動して取出通路が形成されると共
に、当該カルテをファイリングしているホルダーに取り
付けられた発光チップが点灯するので(S53)、オペ
レータは前記取出通路に入ってその点灯した発光チップ
に基づいて当該カルテを取り出す(S54)。
【0051】オペレータは、当該ファイルを取り出した
後に、カルテがファイリングされているホルダーを第3
の格納庫30用のホルダーに交換し(S55)、これを
前記指定ロケーションに基づいて、第3の格納庫30に
入庫する(S56)。
【0052】最後に、オペレータが入庫確認を行うと、
前記管理コンピュータ50が管理ファイル及び取出しフ
ァイルを更新する(S57)。
【0053】パージ処理は、図12に示すように、ま
ず、オペレータがその旨の指示を前記キーボード52か
ら前記管理コンピュータ50に入力すると(S61)、
前記プリンタ53又はモニタ54にリロケーション処理
すべきカルテのID番号、第3の格納庫30において当
該カルテが保管されている保管棚番号、ロケーションデ
ータ及び第4の格納庫40の格納すべき指定ロケーショ
ンが印刷又は表示される(S62)。
【0054】そして、上述したように、当該カルテが保
管されている保管棚の通路表示ランプが点灯し、自動モ
ードの場合には、自動的にオートラックが移動して取出
通路が形成されるので(S63)、オペレータは前記取
出通路に入って前記保管棚から当該カルテを取り出す
(S64)。
【0055】オペレータは、当該ファイルを取り出した
後に、カルテがファイリングされているホルダーを第4
の格納庫40用のホルダーに交換し(S65)、これを
前記指定ロケーションに基づいて、第4の格納庫40に
入庫する(S66)。
【0056】最後に、オペレータが入庫確認を行うと、
前記管理コンピュータ50が管理ファイル及び取出しフ
ァイルを更新する(S67)。
【0057】以上のように、定期的にリロケーション処
理を行うと、第1及び第2の格納庫10、20に使用頻
度の低いカルテが長期間保管されることがなく、カルテ
の取り出しを迅速に行える第1及び第2の格納庫10、
20には、常時使用頻度の高いカルテのみが保管される
こととなり、格納庫を効率的に使用することができる。
【0058】また、同様に定期的にパージ処理を行うこ
とにより、廃棄すべきカルテが第4の格納庫40に集め
られ、カルテの廃棄が円滑に行える。
【0059】なお、この実施例では病院におけるカルテ
の管理について本発明を適用した場合を説明したが、特
にこれに限定されるものではなく、一般の事務書類等の
管理にも適用できることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明の書類の自動管
理システムは、書類の使用頻度に応じて保管する格納庫
を分け、使用頻度の高い書類が保管される格納庫には自
動出入機構や表示手段を設けるようにしたため、使用頻
度の高い書類を迅速に出し入れすることができ、作業効
率を向上させることができる。特に、使用頻度の高い書
類については、その厚さによって格納庫を変えるように
したため、収納空間の有効利用が図れるという利点もあ
る。従って、本発明によれば、必要とする書類を迅速に
出し入れすることができる上に小型で設置し易い書類物
品の自動管理システムを提供し得る。
【0061】また、一度取り出された書類は、原則とし
て迅速に出し入れできる第1及び第2の格納庫に返却す
るようにしたので、使用頻度の高い書類を第1及び第2
の格納庫に自然に集めることができる。
【0062】さらに、第1及び第2の格納庫に保管され
た書類のうち、一定期間取り出し要求のなかった書類に
ついては、第3の格納庫に移し変えるようにしたため、
第1及び第2の格納庫に使用頻度の低い書類が長期間保
管されることがなく、書類を迅速に出し入れできる第1
及び第2の格納庫を有効に使用することができる。ま
た、第3の格納庫に保管された書類のうち、一定期間取
り出し要求のなかった書類については、第4の格納庫に
移し変えるようにしたため、廃棄処分に相当する書類が
一箇所に集まり、書類の廃棄処理を円滑に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例を示す書類の自動管理
システムの構成図である。
【図2】同上の書類の自動管理システムにおける書類の
出庫工程を示すフローチャートである。
【図3】同上の書類の自動管理システムにおける書類の
出庫工程を示すフローチャートである。
【図4】同上の書類の自動管理システムにおける書類の
出庫工程を示すフローチャートである。
【図5】同上の書類の自動管理システムにおける出庫処
理を示すフローチャートである。
【図6】マスターファイルを示す概念図である。
【図7】マスターファイルを更新した状態を示す概念図
である。
【図8】取出ファイルを示す概念図である。
【図9】取出ファイルを示す概念図である。
【図10】同上の書類の自動管理システムにおける入庫
処理を示すフローチャートである。
【図11】同上の書類の自動管理システムにおけるリロ
ケーション処理を示すフローチャートである。
【図12】同上の書類の自動管理システムにおけるパー
ジ処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 第1の格納庫 20 第2の格納庫 30 第3の格納庫 40 第4の格納庫 50 管理用コンピュータ 51 バーコードリーダー 52 キーボード 53 プリンター 54 モニタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納又は取出指令に応じて、コード符号
    が付された所定厚み以下でかつ使用頻度の高い書類を自
    動出入機構によって自動的に格納し、又は取出すように
    した第1の格納庫と、 格納される書類に、格納又は取出指令に応じて作動する
    表示手段を備えたホルダーを取付け、このホルダーと共
    に前記所定厚み以上でかつ使用頻度の高い書類を格納す
    るようにした第2の格納庫と、 使用頻度の低い書類を格納する第3の格納庫と、 極めて使用頻度の低い書類を格納する第4の格納庫と、 必要な書類のコード及び格納又は取出指令を入力する入
    力手段と、 前記各格納庫に格納されている各書類のコード及び各書
    類の行き先コードを記憶する記憶手段と、 前記各格納庫に保管されている各書類の保管情報を出力
    する出力手段と、 前記入力手段から取出指令が入力された書類のコードに
    応じて、その書類がいずれの格納庫に格納されているか
    を検索し、第1の格納庫に格納されている場合には前記
    自動出入機構を作動させてその書類を取出し、第2の格
    納庫に格納されている場合にはその書類に取り付けられ
    たホルダーの前記表示手段を作動させ、第3の格納庫又
    は第4の格納庫に格納されている場合には、どちらの格
    納庫に格納されているかを前記出力手段に出力する制御
    手段とを備えた書類の自動管理システム。
  2. 【請求項2】 書類の格納に際して、原則として第1の
    格納庫に格納し、前記第1の格納庫に格納できない前記
    所定厚み以上の厚さを有する書類については前記第2の
    格納庫に格納するようにした請求項1記載の書類の自動
    管理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の格納庫及び第2の格納庫に収
    容された書類のうち所定期間出庫要求のなかった書類に
    ついては、前記第3の格納庫に収容するようにした請求
    項1又は2に記載の書類の自動管理システム。
  4. 【請求項4】 前記第3の格納庫に収容された書類のう
    ち所定期間出庫要求のなかった書類については、前記第
    4の格納庫に収容するようにした請求項1、2又は3に
    記載の書類の自動管理システム。
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