JP2004075267A - 図書保管管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、同一コンテナに収容される図書のサイズに自由度を持たせた管理を行なうことにより、図書サイズの入力作業等を容易化して、図書の返却作業の能率、特に新規図書の入庫の作業能率をより一層向上させることを可能とした図書保管管理装置を提供することを目的としている。
【解決手段】図書32のサイズを複数の図書サイズ識別コードとして括り、新しく書庫に保管する図書32を入庫する際に、その図書32のサイズを許容し、かつ、最大に収容効率の良い図書サイズ識別コードを選択し、それに見合うコンテナ12を出庫する。そして、その図書32の図書コードを読み取り、出庫したコンテナ12に収容することにより、その図書32の図書サイズを図書サイズ識別コードとして登録する。
【選択図】  図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば多量の図書を保管する大型図書館等に使用して好適する図書保管管理装置に係り、特にその新規図書の入庫の作業能率向上を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近時、多量の蔵書を有する大規模図書館等にあっては、図書の取り出しや返却に要する作業の能率向上を図るために、自動入出庫システムが導入されてきている。
【0003】
この自動入出庫システムは、利用者が貸し出しを要求した図書を書庫から取り出して利用者カウンターまで搬送するとともに、その図書が貸し出されたことを記録する作業や、図書が返却されたことを記録しその図書を書庫まで戻して収容位置を記録する作業等を自動化して、図書の取り出し及び返却に要する作業を正確かつ迅速に実行することができるようにしたものである。
【0004】
すなわち、自動入出庫システムにおいては、保管されている多量の図書の管理を容易にするために、各図書それぞれにバーコードを付している。また、各図書は、複数冊毎にコンテナに収容されており、書庫に対してコンテナ単位で入出庫されるようになされている。
【0005】
そして、図書の取り出しが要求された場合には、その図書の収容されたコンテナが書庫から自動出庫され利用者カウンターまで搬送される。図書館員は、利用者カウンターに搬送されてきたコンテナの中から所望の図書を取り出して利用者に渡し、ここに、図書の貸し出しが行なわれる。
【0006】
また、図書の返却が要求された場合には、その返却図書を収容すべきコンテナが書庫から自動出庫され利用者カウンターに取り出される。図書館員は、利用者カウンターに取り出されたコンテナに返却された図書を入れた後、そのコンテナを書庫の元の位置に入庫させ、ここに、図書の返却が行なわれる。
【0007】
一方、現在の図書館においては、図書の保管管理手段として殆ど例外なく分類別固定ロケーション配架方式が採用されている。この分類別固定ロケーション配架方式は、複数の図書を、例えば『日本文学』や『機械工学』等の各種の分野別に分類して書庫に収容しておく手法であって、一般の図書館では、この分類別固定ロケーション配架方式に上述した自動入出庫システムが組み合わされる形態となっている。
【0008】
ところで、分類別固定ロケーション配架方式による図書の保管管理を行なう場合、1つの分類の中には種々のサイズの図書が混在するために、各分類毎に最大サイズの図書(例えばA4版)に合わせて書棚の高さや奥行きを設定することが必要になる。
【0009】
しかしながら、実際の図書館における蔵書の約80%はA5版(A4版の半分)以下のサイズであることから、各分類毎に最大サイズの図書に合わせて書棚の高さや奥行きを設定するということは、取りも直さず、書庫内における無駄な空間を増大させ図書の収容効率を悪化させるという問題を招くことになる。
【0010】
また、分類別固定ロケーション配架方式による図書の保管管理手段では、ある分類の図書を収容する書棚のスペースが満杯になった場合、超過した図書を離れた別の書棚に収容したのでは分類別にしている効果が低下することになり、また分類別の収容を維持するために、他の分類の図書までも含めて書棚上で図書を全体的にずらせることは、大変な労力と時間を費やすことになる。
【0011】
そこで、このような事態に対処するために、現在の図書館では、各分類毎にその分類に属する図書を収容する本来のスペースに、その数10%に及ぶ余裕スペースを予め設けておくようにしている。このため、なお一層、書庫内における無駄な空間が増大し図書の収容効率が悪化するという問題が生じることになる。
【0012】
さらに、分類別固定ロケーション配架方式による図書の保管管理手段では、図書を返却する場合、その図書の分類に対応するコンテナを書庫から利用者カウンターまで取り出す必要があるため、互いに分類の異なる複数の図書が返却されると、1冊毎に別のコンテナを書庫から利用者カウンターにいちいち取り出す必要が生じる。
【0013】
このため、書庫と利用者カウンターとの相互間でコンテナを搬送する搬送機構の稼動回数が多くなるので、自動入出庫システムを導入しているにもかかわらず図書の取り出し及び返却作業の能率向上が十分に図れないという不都合も生じている。
【0014】
そこで、現在では、多量の図書をそれらの内容には無関係に、サイズ(例えばA4版,B5版,A5版,B6版等で厚さは不問)のみによって分類し、同一コンテナには同一サイズの図書のみを収容するようにして、各サイズの図書が収容されたそれぞれのコンテナを、書庫の異なる棚領域に格納する新規な保管管理システムが開発されてきている(特開平7−82915号公報)。
【0015】
この保管管理システムによれば、書庫の各棚領域では、それぞれに収容される図書のサイズに応じて、その図書を効率的に収容することができるように、高さや奥行きを設定することができ、図書の収容効率を効果的に向上させることができるようになる。
【0016】
ここで、上記のような新規な保管管理システムでは、複数のコンテナの書庫内における収容位置と、各コンテナに収容された複数の図書の各図書コードとを対応させて記憶しておき、図書の取り出し及び返却が行なわれる毎にその記憶内容を更新するフリーロケーション方式が採用されている。
【0017】
このフリーロケーション方式によれば、同一サイズの図書ならばそのサイズの図書を収容するためのコンテナ内に空きのある限り任意に収容することができるので、書庫と利用者カウンターとの相互間でコンテナを搬送するための搬送機構の稼動回数を少なくすることができ、自動化による図書の取り出し及び返却作業の能率を効果的に向上させることができる。
【0018】
ところで、一口に図書と言っても、そのサイズは、例えばA4版、B5版、A5版、B6版、A6版(文庫本)等の他に、それらの変形版、菊版、倍菊版、菊版変、四六版、新書版等、多種多様である。さらに、年々、新規なサイズの図書や、極端な変形サイズの図書等が数多く出現している。このため、図書をサイズ別に分類して収容すると言っても、全てのサイズに対応して図書を分類することは、到底不可能なこととなる。
【0019】
また、図書の返却時には、図書館員が、返却された図書のサイズに対応したコンテナを書庫から取り出すために、図書のサイズ情報を入力する必要がある。この場合、図書のサイズが多種類に渡ると、図書館員による図書サイズ情報の入力作業が煩雑になり、ひいては、図書返却作業の効率の劣化を招くという問題が生じる。
【0020】
このため、サイズ別フリーロケーション方式を採用し、自動化による図書の取り出し及び返却作業の能率を効果的に向上させるようにした保管管理システムにあって、次に要望されることは、現状における多種多様なサイズの図書だけでなく、新規に出現するサイズの図書にも十分に対応することが可能な柔軟な管理体制を実現して、図書の返却や新規図書の入庫に要する作業のさらなる能率向上を図るようにすることである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、サイズ別フリーロケーション方式を採用した保管管理システムにおいては、多種多様なサイズの図書に十分に対応することが可能な柔軟な管理体制を実現することにより、図書の返却や新規図書の入庫作業に対するより一層の能率向上を図ることが強く要望されている。
【0022】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、同一コンテナに収容される図書のサイズに自由度を持たせた管理を行なうことにより、図書サイズの入力作業等を容易化して、図書の返却作業の能率、特に新規図書の入庫の作業能率をより一層向上させることを可能とした極めて良好な図書保管管理装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る図書保管管理装置は、
図書のサイズ別に分類された複数の棚領域を有する書庫と、
この書庫の各棚領域に格納され、それぞれが格納された棚領域に対応するサイズの複数の図書を収容する複数のコンテナと、
この複数のコンテナの識別情報と、各コンテナの書庫内における収容位置情報と、各コンテナに収容された図書の識別情報と、各コンテナに収容された図書のサイズ情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
この記憶手段の記憶内容を参照して書庫から所望のコンテナを選択的にステーションに取り出すように制御するとともに、このステーションに取り出されたコンテナに対して図書の入庫または出庫が行なわれることに対応して記憶手段の記憶内容を更新する制御手段とを備えるようにしたものである。
【0024】
上記のような構成によれば、コンテナの識別情報と、コンテナの書庫内における収容位置情報と、コンテナに収容された図書の識別情報とともに、コンテナに収容された図書のサイズ情報を対応させて記憶するようにしたので、同一コンテナに収容される図書のサイズに自由度を持たせた管理を行なうことができ、図書サイズの入力作業等を容易化して、図書の返却作業の能率、特に新規図書の入庫の作業能率をより一層向上させることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する、サイズ別フリーロケーション方式の採用された図書保管管理システムの全体的な構成を示している。
【0026】
すなわち、図1において、符号11は、例えば図書館の地階の書庫内に設置された書棚群である。この書棚群11は、互いに一定間隔をあけて対向するように設置された複数対(図示の場合は3対)の書棚(11a,11b)、(11c,11d)、(11e,11f)から構成されている。これら各書棚11a〜11fには、それぞれに複数の図書(図1では図示せず)が収容された複数のコンテナ12,12,……が収容されている。
【0027】
ここで、上記書棚11a,11b相互間には、スタッカークレーン13が設置されている。このスタッカークレーン13は、書棚11a,11b相互間に形成された空間内を移動し、いずれかの書棚11a,11bから所望のコンテナ12を取り出して出庫用ラックステーション14に移送する。この出庫用ラックステーション14に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア15を介してコンテナ搬出口16に移送された後、垂直搬送機49を介して、1階向コンテナ搬入口17または2階向コンテナ搬入口18まで搬送される。
【0028】
このうち、1階向コンテナ搬入口17に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア19を介して利用者カウンターである1階ステーション20のコンテナ受入部20aに搬送される。また、2階向コンテナ搬入口18に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア21を介して利用者カウンターである2階ステーション22のコンテナ受入部22aに搬送される。
【0029】
一方、1階ステーション20のコンテナ受入部20aに搬送されたコンテナ12は、コンテナ排出部20bに移送され、搬送コンベア23を介して1階向コンテナ搬出口24に搬送される。また、2階ステーション22のコンテナ受入部22aに搬送されたコンテナ12は、コンテナ排出部22bに移送され、搬送コンベア25を介して2階向コンテナ搬出口26に搬送される。そして、1階向コンテナ搬出口24または2階向コンテナ搬出口26に搬送されたコンテナ12は、上記垂直搬送機49により地階のコンテナ搬入口27に移送され、搬送コンベア28を介して入庫用ラックステーション29に移送された後、スタッカークレーン13により書棚11aまたは11bに入庫される。
【0030】
なお、他の書棚11c,11d相互間及び書棚11e,11f相互間にも、それぞれスタッカークレーン(図示せず)が設置されている。そして、上記と略同様の動作により、各書棚11c〜11fと1階または2階ステーション20,22との間で、コンテナ12を搬送することができる。
【0031】
また、上記搬送コンベア15,19,21の経路途中には、搬送されるコンテナ12を180°回転させて向きを変えるための、回転機構部30,31a,31bがそれぞれ設置されている。
【0032】
ここで、図2(a)は、上記コンテナ12の詳細な構成を示している。すなわち、このコンテナ12は、その内部が略直交する仕切り板12a,12bによって、4つのブロックA,B,C,Dに分割されている。そして、各ブロックA,B,C,D内には、図2(b)に示すように、それぞれ複数の図書32,32,……が厚み方向に1列に並んで収容されるようになっている。つまり、コンテナ12内には、ブロックA,Bに収容された図書32,32,……の列と、ブロックC,Dに収容された図書32,32,……の列とが、2列に並んで収容されることになる。
【0033】
そして、コンテナ12内で2列に並んだ各図書32,32,……同士は、互いにその背表紙32aを外側に向けるようにして収容されている。なお、コンテナ12は、その側面にバーコードラベル12cが付されている。また、各図書32,32,……にも、それぞれ固有のバーコードが付されている。
【0034】
一方、図3は、上記1階ステーション20の詳細な構成を示している。なお、2階ステーション22については、1階ステーション20と同様な構成であるため、その説明を省略する。すなわち、この1階ステーション20には、カウンター台33が設置されている。
【0035】
このカウンター台33の裏側には、前記コンテナ受入部20aとコンテナ排出部20bとが配置されている。そして、搬送コンベア19を介して1階ステーション20に搬送されてきたコンテナ12は、コンテナ受入部20aで受け入れられた後、コンテナ排出部20bに移送されて保持される。
【0036】
また、上記カウンター台33には、コンテナ排出部20bに対応する部分に開口部33aが形成されている。そして、図書館員は、この開口部33aを介することにより、コンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12に対して、図書32の取り出しや返却を行なうことができる。この場合、カウンター台33の開口部33aからは、コンテナ12内に厚み方向に2列になって収容されている図書32,32,……のうち、一方側の列の図書32,32,……がそれらの背表紙32aを含めて、外部に露出されることになる。そして、このコンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12は、搬送コンベア23を介して1階向コンテナ搬出口24に搬送される。
【0037】
さらに、上記カウンター台33上には、図書館員が図書32,32,……の入出庫に関する種々の操作を行なうとともに、コンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12の中から、取り出すべき図書32の図書名や図書番号、及びその図書32の含まれるブロック番号等を表示するための、入力タッチパネル式の操作表示ユニット34と、図書32に付されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダ35とが配設されている。
【0038】
また、図4は、1階ステーション20におけるカウンター台33の裏側の構造を示している。すなわち、前記搬送コンベア19を介して1階ステーション20に搬送されてきたコンテナ12は、1階ステーション20内のステーション搬送機20cを介してコンテナ受入部20aに移送される。そして、コンテナ受入部20aに移送されたコンテナ12は、ステーション搬送機20dを介してコンテナ排出部20bに移送され、図書32の取り出しや返却に供される。この場合、コンテナ12に付されたバーコードラベル12cが、コンテナ排出部20bに設置されたバーコードリーダ36によって読み取られる。
【0039】
そして、コンテナ排出部20bで図書32の取り出しや返却の終了したコンテナ12は、1階ステーション20内のステーション搬送機20eを介して、1階ステーション20外部の搬送コンベア23に移送され、書棚群11の所定の収容位置に入庫される。
【0040】
ここで、このステーション搬送機20eには、図書高さ検出器37が設置されている。この図書高さ検出器37は、ステーション搬送機20eによって搬送されるコンテナ12に収容された図書32の高さが、所定の高さを越えているか否かを判別するものである。そして、所定の高さを越えていると判断された場合、コンテナ12は、コンテナ排出部20bに戻され、その判別結果が操作表示ユニット34に表示される。
【0041】
また、上記搬送コンベア23の経路途中には、搬送コンベア23によって搬送されるコンテナ12内における図書32の充填率を検出するための図書充填率検出器38が設置されている。この図書充填率検出器38は、通過するコンテナ12内の図書32の在席部分または不在席部分を検知することにより、そのコンテナ12内における図書12の充填率を算出することができる。
【0042】
ここで、この実施の形態で説明する図書保管管理システムは、3種類のサイズのコンテナ12を備えている。そして、多種多様なサイズの図書32を、全て、この3種類のサイズのコンテナ12に選択的に収容するようにしている。また、書棚群11は、3種類のサイズのコンテナ12を収容するための、3種類の棚領域に分割されている。この場合、書棚群11内におけるコンテナ12の収容位置は、固定されていても良いし、そのサイズのコンテナ12を収容する棚領域の中で自由に移動可能となされていても良いものである。
【0043】
また、図5は、利用者から返却された図書32を、コンテナ12に戻す前に図書館員が一時的に保管しておくためのブックトラック39を示している。このブックトラック39は、コンテナ12の3種類のサイズ別に図書32を収容するための3つの棚段39a,39b,39cを有している。
【0044】
例えば、棚段39aには、縦横の両寸法がA5版以内の図書32、棚段39bには、B5版以内の図書32、棚段39cには、A4版以内の図書32が収容される。なお、各棚段39a,39b,39cには、それぞれ、図中向かって左側から図書32を縦に順次収容していくようになっている。
【0045】
ここで、このブックトラック39の天板39dの正面には、横方向つまり収容される図書32の厚み方向に沿って、複数に色分けされた目盛り部39eが形成されている。これにより、図書館員は、各棚段39a,39b,39c毎に、一番右端に位置している図書32が目盛り部39eのどの色のところまで達しているかを認識することで、返却すべき図書32の量つまり厚みの合計寸法を定量化することができる。
【0046】
そして、ブックトラック39に収容された図書32をコンテナ12に収容する際に、図書館員は、前記操作表示ユニット34に、ブックトラック39で認識した色をタッチ操作で入力することにより、返却する図書32の量を入力することができる。
【0047】
図6は、上記のような図書保管管理システムの制御システムを示している。すなわち、図書館システムサーバ(LSS)40は、書棚群11に保管されている閉架保管区分の図書32だけでなく、図示しない開架保管区分の図書をも含めた図書館の全ての図書32を統括管理するものである。
【0048】
この図書館システムサーバ40は、全図書32の開架、閉架保管区分の管理、新規図書32の図書コード登録処理等の業務管理を行なっている。また、この図書館システムサーバ40は、図示しないが、開架図書32の貸し出し返却処理を行なう利用者カウンタ端末、開架/閉架図書32を対象とした図書検索端末、閉架図書32の貸し出し要求端末等が接続されて、閉架図書32の貸し出し要求情報を書庫システムサーバ(BSS)41に伝送している。
【0049】
なお、図書館システムサーバ40の内部記憶装置には、図書館内の全図書32の図書マスタが記憶され、新規購入図書32の発注/納品/登録、全蔵書の貸し出し予約、貸し出し/返却情報を管理している。
【0050】
そして、上記書庫システムサーバ41は、図書館システムサーバ40とLAN(Local Area Network)回線で接続され、開架書庫内の図書32の所在位置管理、貸し出し、返却処理の管理を行なっている。貸し出し要求は、図書館システムサーバ40から供給され、貸し出しの作業が終了すると、図書館システムサーバ40に図書貸し出し実績報告を行なっている。また、返却図書32が書庫に戻されると、図書館システムサーバ40に図書返却実績報告を行なっている。
【0051】
また、書庫システムサーバ41の内部記憶装置には、書庫に保管された全図書32の図書コード、書誌データ、各図書32の保管位置に関するデータが記憶されている。これらのデータは、図示しない複数の障害対策用ハードディスク、マスタバックアップ管理用DAT、無停電電源装置により保護されている。
【0052】
さらに、書庫システムサーバ41は、書庫内の図書32を取り出し、返却する場所である1階及び2階ステーション20,22にそれぞれ設けられたステーション端末機(STU)42と、書庫内のスタッカークレーン13や各種の搬送機器をコントロールする統括制御盤43とに、LAN回線で接続されている。
【0053】
このうち、1階ステーション20に設置されたステーション端末機42は、1階ステーション20において、前記操作表示ユニット34及びバーコードリーダ35,36をそれぞれ制御している。また、2階ステーション22に設置されたステーション端末機42は、2階ステーション22において、1階ステーション20と同様の図示しない操作表示ユニット及びバーコードリーダをそれぞれ制御している。
【0054】
ここで、操作表示ユニット34は、入庫処理及び出庫処理の選択設定、コンテナ12の種別、図書32の内容等を表示し、返却図書32のサイズ情報を設定する入力タッチパネル式の画面を備えている。バーコードリーダ35は、図書32に付されたバーコードを読み取り、その図書32の図書コードを得る。バーコードリーダ36は、コンテナ12に付されたバーコードラベル12cを読み取り、そのコンテナ12のコンテナ番号を得る。
【0055】
また、上記統括制御盤43は、ステーション搬送機制御盤44、入出庫搬送機制御盤45、垂直搬送機制御盤46及びスタッカークレーン制御盤47等を統括的に制御している。
【0056】
そして、ステーション搬送機制御盤44は、1階ステーション20において、ステーション搬送機20c,20d,20e及び図書高さ検出器37をそれぞれ制御している。また、このステーション搬送機制御盤44は、2階ステーション22において、1階ステーション20と同様の図示しないステーション搬送機及び図書高さ検出器をそれぞれ制御している。
【0057】
さらに、上記入出庫搬送機制御盤45は、入出庫搬送機48(前記搬送コンベア15,19,21,23,25,28及び回転機構部30,31a,31bに相当)、図書充填率検出器38等をそれぞれ制御している。また、上記垂直搬送機制御盤46は、前述した垂直搬送機49を制御し、スタッカークレーン制御盤47は、書庫内におけるスタッカークレーン13を制御している。
【0058】
ここで、書庫システムサーバ41の内部記憶装置には、図書館システムサーバ40からシステム立ち上げ時に登録された図書コード及び書誌データを基に、基本管理データファイルである3つのマスタが構成され記憶されている。これら3つのマスタは、図7(a),(b),(c)に示す図書マスタ、コンテナマスタ、ロケーションマスタである。
【0059】
まず、各マスタ内のデータ(棚領域区分コード、コンテナ種別コード、図書サイズ種別コード)について説明する。すなわち、前述したように、書庫内の書棚群11は、保管する図書32のサイズに応じて3種類のサイズの棚領域に分割されている。
【0060】
棚領域のサイズとは、3種類のサイズ別に分類されたコンテナ12をそれぞれ収容するために、書棚11a〜11fが備える空間領域の大きさのことである。すなわち、分類した3種類の図書32のサイズに対応した奥行き、幅、高さ等の寸法から決められる。
【0061】
棚領域のサイズは、ロケーションマスタの棚領域区分コードで示され、コンテナ12が、主として、A4,B5,A5の3種類の図書32のサイズに対応して分類されているとすると、図8に示すように、棚領域区分コードは、“TLL”,“TMM”,“TSS”の3種類となる。この棚領域区分コードの数や種類は、システムの計画時にロケーション毎に規定され、通常は図書保管管理システムが稼動した後に変更されることはない。
【0062】
また、コンテナ種別コードは、通常、“CLL”,“CMM”,“CSS”の3種類となり、それぞれ、A4,B5,A5のサイズの図書32を収容できる3種類のコンテナ12のサイズを示している。さらに、図書サイズ種別コードは、通常、“BA4”,“BB5”,“BA5”の3種類としており、これらに対応して収容するコンテナ種別コードが、それぞれ、“CLL”,“CMM”,“CSS”の3種類となっている。
【0063】
図8は、上記棚領域区分コード、コンテナ種別コード、図書サイズ種別コードの対応関係をまとめた設定テーブルを示している。この設定テーブルでは、棚領域、コンテナサイズ及び図書サイズを、それぞれ3種類に分割している。そして、A4サイズの図書32を収容したLサイズのコンテナ12が棚領域LLに保管され、B5サイズの図書32を収容したMサイズのコンテナ12が棚領域MMに保管され、A5サイズの図書32を収容したSサイズのコンテナ12が棚領域SSに保管される。
【0064】
また、収容した図書32の高さとコンテナ12の底板の厚みとの合計を、許容高さ欄に示している。そして、例えばMサイズのコンテナ12の場合、前記図書高さ検出器37で検出された高さが277mm以下であれば、そのコンテナ12を書庫に返却することが許可され、277mmを越えていれば、そのコンテナ12がコンテナ排出部20bに戻されるように制御される。
【0065】
ここで、コンテナ12のサイズとそれに収容する図書32のサイズとの組み合わせは、システム初期設定処理により変更することが可能である。例えば、コンテナ種別コードが“CLL”,“CMM”,“CSS”の3種類であっても、コンテナ12のサイズは、“CMM”,“CSS”の両者を1種類とし、“CLL”との2種類に設定することができる。この場合、同一形状のコンテナ12であっても、“CMM”のコンテナ12にはB5サイズの図書3を収容し、“CSS”のコンテナ12にはA5サイズの図書32を収容することになる。
【0066】
次に、上記図書マスタは、図書32を新規に購入して、もしくは保管区分を開架区分から書庫(閉架)区分とする変更に伴ない、図書館システムサーバ40から伝送される図書コード及び書誌データ(書名等からなる)を、新規登録図書情報として追加記憶する。この保管区分の変更には、制御システムを立ち上げ、新規図書を新しく書庫に保管する業務も含まれる。
【0067】
コンテナ12が書庫に保管されると、そのコンテナ12のコンテナ番号、コンテナ種別コード、初期登録図書サイズ識別コードが対応付けられて記憶された図書マスタが完成される。
【0068】
適宜、図書館システムサーバ40からの書誌データ書き替え情報により変更が行なわれることはあるが、保管区分を書庫外とする、もしくは廃棄する等の事情からの削除情報があり、その図書32がコンテナ12から取り出されるまで、その図書32は図書マスタに記憶される。
【0069】
また、保管登録処理後でも、収容されているコンテナ番号のみならず、コンテナ種別コード、図書サイズ識別コードは取り出し、返却の都度、変動することもありえる。ただし、初期登録図書サイズ識別コードは、保管登録処理で登録したコードが書き込まれ、別途の処理をするまで変更更新はできないことを基本とする。
【0070】
上記コンテナマスタは、コンテナ番号毎に構成され、そのコンテナ12のコンテナ種別コード、図書サイズ識別コード、コンテナ12の図書充填率、コンテナ12に収容されている全図書32の図書コードからなる。コンテナマスタでコンテナ番号を検索すると、そのコンテナ12の種類、そのコンテナ12に設定されている図書サイズ、そのコンテナ12の空きスペース容量、コンテナ12内の全図書コードを検索することができる。
【0071】
上記ロケーションマスタは、書庫内の場所を数値符号で示すロケーション、そのロケーションが付された書庫内の場所の棚領域区分、そこに保管されているコンテナ12のコンテナ番号、それに連係されたコンテナ種別コードで構成されている。
【0072】
なお、図7において、◎印は固定データであり、最上位のデータ単位に構成される。また、○印はその上覧のデータと連係されるが、初期設定処理によってある条件の中で変更可能とするコードである。さらに、□印はマスタの中で通常作業中に常に変動し書き替えられるデータ、コードである。また、△印はその上覧のデータと連係されるが、作業の中での操作によってある条件の中で変更可能とするコードである。さらに、☆印は図書32の保管登録処理で登録されるコードである。
【0073】
上記のような構成となされた図書保管管理システムにおいて、以下、その動作を説明する。
【0074】
1.新規登録図書の入庫
ステップ1
図書館システムサーバ40にて、図書コードを付した新規図書32の書誌データを登録し、書庫システムサーバ41に伝送する。書庫システムサーバ41は、図書マスタに図書コード及び書誌データ新規登録図書情報として記憶する。新規登録図書32に対しては、図書コード及び書誌データのみで、コンテナ番号、コンテナ種別コード及び図書サイズ識別コードは記憶されていないが、それらの記憶エリアは用意されている。
【0075】
ステップ2
新規に書庫に保管する図書32をコンテナ12のサイズに見合う3つのサイズにサイズ分類し、それぞれ、その図書32の量を計測した後、ステーション端末機42により操作表示ユニット34に、図9(a)に示すような入庫設定画面を表示させる。
【0076】
ステップ3
入庫設定画面に対して、サイズ分類指定とその図書32の量とをタッチ操作により設定する。図9(a)では、サイズ分類をB5、図書32の量を30cmとした例を示している。図書32の量の30cmは、B5サイズ対応のコンテナ12の充填率50%に対応している。入庫設定画面上の“A4”,“B5”,“A5”はサイズ分類呼称であるが、図書サイズ呼称とも一致している。図書32の版型名が分かり易いのでこのようにしているが、呼称は大、中、小でも良い。ステーション端末機42は、設定されたサイズ分類指定を図書サイズ識別コードとし、図書32の量とともに入庫設定情報として書庫システムサーバ41に送信する。この例では、サイズ分類をB5としたので、図書サイズ識別コードは“BB5”となる。
【0077】
ステップ4
書庫システムサーバ41では、図8に示した設定テーブルから、入力された図書サイズ識別コードに対応するコンテナ種別コードを決定する。この例では、コンテナ種別コードは“CMM”となる。そして、書庫システムサーバ41は、コンテナマスタの該当するコンテナ種別コードのコンテナ12の中から、入庫設定情報の図書32の量に最も見合う充填率(空きスペース量)を持つコンテナ番号を選択する。その後、書庫システムサーバ41は、選択されたコンテナ番号に、コンテナ種別コード及び図書サイズ識別コードを付してステーション端末機42に送信し、ステーション端末機42はこれらの情報を入庫コンテナ情報として記憶する。
【0078】
ステップ5
書庫システムサーバ41は、ロケーションマスタにて、そのコンテナ番号のコンテナ12を格納しているロケーションを検索し、統括制御盤43に送信する。以下、スタッカークレーン制御盤47、垂直搬送機制御盤46、入出庫搬送機制御盤45及びステーション搬送機制御盤44にて、各種搬送手段を制御し、書庫内の該当ロケーションに格納されているコンテナ12を、例えば1階ステーション20まで搬送する。
【0079】
ステップ6
ステーション端末機42は、バーコードリーダ36により、1階ステーション20のコンテナ排出部20bに到達したコンテナ12のバーコードラベル12cを読み取り、入庫コンテナ情報の中のコンテナ番号と照合して、図書32を収容するコンテナ12であることを確認する。ステーション端末機42は、操作表示ユニット34の表示画面を、図9(b)に示すような入庫処理画面に切り替え、入庫コンテナ情報に基づいて、図書サイズ(B5)、コンテナサイズ(M)、コンテナ番号(12345)等を表示する。
【0080】
ステップ7
入庫する図書32の図書コードをバーコードリーダ35で読み取る。すると、ステーション端末機42は、読み取った図書コードと、そのコンテナ12に関する入庫コンテナ情報とを、書庫システムサーバ41に送信する。書庫システムサーバ41は、入力された図書コードを、図書マスタの中の新規登録図書情報の図書コードと照合し、一致したとき、図書コードとその書誌データとを新規登録図書であることを示す符号を付して、ステーション端末機42に送信する。ステーション端末機42は、図9(b)に示した入庫処理画面に、入力された図書コードと書誌データとを追加して表示する。また、「初期登録図書です」のメッセージも表示して、新規登録分であることを知らせる。
【0081】
次に入庫する図書32の図書コードをバーコードリーダ35で読み取ると、書庫システムサーバ41は、その前の図書コードの登録が確定されたものとして、図書マスタの中の該当する図書コードの登録図書サイズ識別コードの記憶エリアに、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードを記憶する。また、書庫システムサーバ41は、コンテナマスタの該当コンテナ番号の記憶エリアに図書コードを記憶する。次の図書コードを読むとステップ7が繰り返される。入庫処理画面は、図書コード読み取りの都度、その図書コードと書誌データとを表示する。以上の処理が、同一サイズの図書32がなくなるまで繰り返される。
【0082】
ステップ8
全ての入庫が終了すると、入庫処理画面上の「コンテナ返却」をタッチして、コンテナ12を書庫に格納する入庫指示が行なわれる。この入庫指示は、ステーション端末機42から書庫システムサーバ41に入庫コンテナ情報を付けて伝送される。書庫システムサーバ41は、図8に示した設定テーブルから、コンテナ種別コードに対応する棚領域区分コードを決定し、ロケーションマスタにて、当該棚領域でコンテナ12が格納されていないロケーションを決定する。決定されたロケーションに、入庫コンテナ情報のコンテナ番号及びコンテナ種別コードが記憶される。この例では、コンテナ種別コード“CMM”から棚領域区分コード“TMM”が決定され、この棚領域の中からコンテナ12が保管されていないロケーションが選択される。
【0083】
書庫システムサーバ41は、1階ステーション20のコンテナ12を、書庫内のそのロケーションに格納する命令を、統括制御盤43に伝送する。以下、スタッカークレーン制御盤47、垂直搬送機制御盤46、入出庫搬送機制御盤45及びステーション搬送機制御盤44にて、各種搬送手段を制御することにより、1階ステーション20のコンテナ12を、書庫内の該当するロケーションまで搬送して収容する。書庫システムサーバ41は、コンテナ12の書庫への格納完了時に、図書館システムサーバ40に対して、コンテナ12に収容された図書32の図書コードの登録完了を一括して報告する。
【0084】
このステップ8において、入庫指示を受けたコンテナ12が1階ステーション20から外部に移送されると、図書高さ検出器37がそのコンテナ12に収容された図書12の高さを検出する。この検出結果は、ステーション搬送機制御盤44及び統括制御盤43を介して書庫システムサーバ41に送られる。すると、書庫システムサーバ41は、図8に示した設定テーブルで各コンテナ種別コード毎に規定される許容高さと、図書高さ検出器37の検出出力信号とを比較し、許容高さを越えるときはコンテナ12に収容された図書32がサイズ過大であると判断し、ステーション端末機42に荷高異常の信号を送り、統括制御盤43にコンテナ12の1階ステーション20への戻し搬送指令を伝送する。1階ステーション20で、荷高異常を発生した図書32を取り出し、その図書コードを読み取って図書マスタ及びコンテナマスタから消去する。
【0085】
以上の手順から、最初に入庫する図書32をサイズ分類して設定を行ない、そのサイズの図書32を収容するためのコンテナ12を1階ステーション20に出庫した後、図書コードを読み取るだけで図書コードに対応した図書サイズデータを生成することができる。入庫作業の間、サイズ登録は作業者が意識することはない。
【0086】
2.既に登録した図書のサイズ違い入庫の禁止
これは、登録サイズに一致しないと入庫を禁止するものである。
【0087】
ステップ9
上記ステップ6の後、入庫する図書32の図書コードをバーコードリーダ35で読み取る。この場合、ステーション端末機42は、図9(b)に示した入庫処理画面に、入力された図書コードと書誌データとを表示するが、「初期登録図書です」のメッセージは表示しない。
【0088】
書庫システムサーバ41は、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードと図書マスタの登録図書サイズ識別コードとを比較する。一致している場合は、次の図書32の図書コードの読み込み、または、「コンテナ返却」のタッチ操作を可能とする。一致していないときは、例えば警告メッセージを発してその旨を報知し、次の図書32のコードを読めなくする。また、「コンテナ返却」のタッチ操作も無効として、この図書コードを取り消す処理を実行する。この場合、報知方法としては、図10(a)に示すように、入庫処理画面に、「登録サイズと異なるコンテナに入庫しようとしています」のメッセージを表示する。
【0089】
以上の手順により、既に登録済みの図書32を対象に、図書マスタ記憶時、登録されている登録図書サイズ識別コードと異なるサイズとして収容することを禁止することができる。
【0090】
3.既に登録した図書の入庫方法1
これは、登録サイズと異なるコンテナへの入庫を許可する1つの方法である。図書マスタの図書コードの記憶エリアの図書サイズ識別コードは、保管図書サイズ識別コードと登録図書サイズ識別コードとからなる。
【0091】
ステップ10
上記ステップ6の後、入庫する図書32の図書コードをバーコードリーダ35で読み取る。この場合、ステーション端末機42は、図9(b)に示した入庫処理画面に、入力された図書コードと書誌データとを表示するが、「初期登録図書です」のメッセージは表示しない。
【0092】
書庫システムサーバ41は、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードと図書マスタの登録図書サイズ識別コードとを比較する。一致している場合は、次の図書32の図書コードの読み込み、または、「コンテナ返却」のタッチ操作を可能とする。一致していないときは、例えば警告メッセージを発してその旨を報知し、次の図書32のコードを読めなくする。また、「コンテナ返却」のタッチ操作も無効とする。この場合、報知方法としては、図10(b)に示すように、入庫処理画面に、「登録サイズと異なるコンテナに入庫しようとしています」のメッセージを表示する。
【0093】
登録サイズと異なる図書32を入庫するときは、図10(b)に示す入庫処理画面の「強制入庫」をタッチ操作する。すると、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードが保管図書サイズ識別コードのエリアに記憶される。ただし、登録図書サイズ識別コードは変更されない。
【0094】
以上の手順は、登録図書サイズ識別コードは書き替えないが、異なるサイズを仮に入庫することを可能にしている。返却作業が繁忙で、本来その図書32が登録されたサイズのコンテナ12ではないが、一時的に大きいコンテナ12に格納して作業効率を向上させることができる。すなわち、本来A4サイズ図書用のコンテナ12にB5やA4サイズの図書32を、B5サイズ図書用のコンテナ12にA5サイズの図書32を収容可能になる。図書マスタの登録図書サイズ識別コードは変えていないので、次の入庫時にも本来のコンテナ12に収容するガイダンスを常に表示することができる。
【0095】
4.既に登録した図書の入庫方法2
これは、登録サイズとは無関係に、常に最適なコンテナ12に入庫可能とするように、登録図書サイズ識別コードを常に書き替える方法である。
【0096】
ステップ11
上記ステップ6の後、入庫する図書32の図書コードをバーコードリーダ35で読み取る。この場合、ステーション端末機42は、図9(b)に示した入庫処理画面に、入力された図書コードと書誌データとを表示するが、「初期登録図書です」のメッセージは表示しない。
【0097】
書庫システムサーバ41は、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードと図書マスタの保管図書サイズ識別コードとを比較する。一致している場合は、次の図書32の図書コードの読み込み、または、「コンテナ返却」のタッチ操作を可能とする。一致していないときは、例えば警告メッセージを発してその旨を報知し、次の図書32のコードを読めなくする。また、「コンテナ返却」のタッチ操作も無効とする。この場合、報知方法としては、図11(a)に示すように、入庫処理画面に、「前回と異なるコンテナに入庫しようとしています」のメッセージを表示する。
【0098】
前回のコンテナ12と異なるコンテナ12に入庫するときは、図11(a)に示す入庫処理画面の「強制入庫」をタッチ操作する。すると、入庫コンテナ情報の中の図書サイズ識別コードが、図書マスタの保管図書サイズ識別コードに記憶更新される。書庫システムサーバ41は、図書マスタの図書コードの記憶エリアに入庫コンテナ情報を記憶する。このとき、図書マスタの登録図書サイズ識別コードは、保管図書サイズ識別コードに書き替えられる。すなわち、登録図書サイズ識別コードは、本来の登録サイズではなく、前回の収容時に登録されたサイズを表わすものとなる。
【0099】
以上の手順では、登録した図書サイズを常に書き替え可能としている。すなわち、登録時のサイズ選定を絶対的なものにしないで、その図書32の形態から最も収容に適したコンテナ種別を選択できることになる。このため、図書マスタの登録図書サイズ識別コードには、その図書32が前回収容されていたコンテナ12の種別が書き込まれることになる。
【0100】
このように、初期の登録時のサイズ選定を絶対的なものにしないで、その図書32の形態から最も収容に適したコンテナ種別を図書返却の都度、選択できることになる。また、本来A4サイズ図書用のコンテナ12にB5やA5サイズ図書32を、B5サイズ図書用のコンテナ12にA5サイズの図書32を収容することができるようになるので、書庫への返却処理が繁忙な場合に、効率良い作業ができることになる。
【0101】
5.出庫作業に続く入庫作業
図書コード及び書誌データからなる図書取り出し情報は、図書館システムサーバ40から伝送される。以後、図書コードを検索項として図書マスタ、コンテナマスタ及びロケーションマスタから書庫のロケーションを割り出し、コンテナ12を1階ステーション20まで搬送する。そして、ステーション端末機42の操作表示ユニット34の画面に表示される図書コード及び書誌データを見て、該当する図書32を取り出し、その図書コードを読み取らせ各マスタの変更を行なって出庫処理を完了する。
【0102】
画面表示された全ての図書32の取り出しが完了した後、発生したコンテナ12の空きスペースに、返却図書32を入庫するように切り替えることができる。すなわち、あるコンテナ12に対する出庫処理が完了すると、操作表示ユニット34の画面には、図11(b)に示すような出庫処理画面が表示される。この画面には、「入庫処理か、コンテナを返却して下さい」のメッセージが表示される。入庫処理を行なう場合には、画面上の「入庫処理」をタッチ操作する。すると、画面が、図9(b)の図書コード読み取り前の画面に切り替わる。すなわち、このときは、通常の入庫設定操作(図書サイズや図書の量の設定)は必要なく、直ちに前記ステップ7以降の処理を行なえることになる。この出庫から入庫への切り替えによる連続作業は、前述した新規図書32の登録、既に登録した図書32の入庫方法の全てを適用することができる。
【0103】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0104】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、同一コンテナに収容される図書のサイズに自由度を持たせた管理を行なうことにより、図書サイズの入力作業等を容易化して、図書の返却作業の能率、特に新規図書の入庫の作業能率をより一層向上させることを可能とした極めて良好な図書保管管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、図書保管管理システムの全体的な構成を説明するために示す斜視図。
【図2】同実施の形態におけるコンテナの詳細な構成とコンテナに図書を収容した状態とを説明するために示す斜視図。
【図3】同実施の形態における利用者カウンターである1階ステーションを表側から見た状態を説明するために示す斜視図。
【図4】同実施の形態における利用者カウンターである1階ステーションの裏側の構成を説明するために示す斜視図。
【図5】同実施の形態における返却図書をサイズ別に仮置きするブックトラックの構成を説明するために示す斜視図。
【図6】同実施の形態における図書保管管理システムの制御システムを説明するために示すブロック構成図。
【図7】同実施の形態における書庫システムサーバに記憶された図書マスタ、コンテナマスタ及びロケーションマスタを説明するために示す図。
【図8】同実施の形態における棚領域区分コード、コンテナ種別コード、図書サイズ識別コード及び許容高さの関係を説明するために示す図。
【図9】同実施の形態における新規図書を登録する場合の入庫設定画面及び入庫処理画面を説明するために示す図。
【図10】同実施の形態における入庫処理画面の他の例を説明するために示す図。
【図11】同実施の形態における入庫処理画面のさらに他の例と出庫処理画面とを説明するために示す図。
【符号の説明】
11…書棚群、
12…コンテナ、
13…スタッカークレーン、
14…出庫用ラックステーション、
15…搬送コンベア、
16…コンテナ搬出口、
17…1階向コンテナ搬入口、
18…2階向コンテナ搬入口、
19…搬送コンベア、
20…1階ステーション、
21…搬送コンベア、
22…2階ステーション、
23…搬送コンベア、
24…1階向コンテナ搬出口、
25…搬送コンベア、
26…2階向コンテナ搬出口、
27…コンテナ搬入口、
28…搬送コンベア、
29…入庫用ラックステーション、
30…回転機構部、
31a,31b…回転機構部、
32…図書、
33…カウンター台、
34…操作表示ユニット、
35…バーコードリーダ、
36…バーコードリーダ、
37…図書高さ検出器、
38…図書充填率検出器、
39…ブックトラック、
40…図書館システムサーバ(LSS)、
41…書庫システムサーバ(BSS)、
42…ステーション端末機(STU)、
43…統括制御盤、
44…ステーション搬送機制御盤、
45…入出庫搬送機制御盤、
46…垂直搬送機制御盤、
47…スタッカークレーン制御盤、
48…入出庫搬送機、
49…垂直搬送機。

Claims (8)

  1. 図書のサイズ別に分類された複数の棚領域を有する書庫と、
    この書庫の各棚領域に格納され、それぞれが格納された棚領域に対応するサイズの複数の図書を収容する複数のコンテナと、
    この複数のコンテナの識別情報と、各コンテナの前記書庫内における収容位置情報と、各コンテナに収容された前記図書の識別情報と、各コンテナに収容された前記図書のサイズ情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
    この記憶手段の記憶内容を参照して前記書庫から所望の前記コンテナを選択的にステーションに取り出すように制御するとともに、このステーションに取り出された前記コンテナに対して前記図書の入庫または出庫が行なわれることに対応して前記記憶手段の記憶内容を更新する制御手段とを具備してなることを特徴とする図書保管管理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記書庫に入庫する図書のサイズ情報を入力する第1の入力手段と、
    この第1の入力手段で入力されたサイズ情報に基づいて、前記書庫から前記コンテナを選択して前記ステーションに取り出すように制御する搬送制御手段と、
    この搬送制御手段の制御に基づいて前記ステーションに取り出された前記コンテナに入庫する前記図書の識別情報を入力する第2の入力手段とを具備してなることを特徴とする請求項1記載の図書保管管理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の入力手段で入力された前記図書のサイズ情報と、
    前記第2の入力手段で入力された前記図書の識別情報と、
    前記搬送制御手段で前記ステーションに取り出された前記コンテナの識別情報と、
    前記搬送制御手段で前記ステーションに取り出された前記コンテナの前記書庫内における収容位置情報とを、
    前記記憶手段に対応させて記憶させることを特徴とする請求項2記載の図書保管管理装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記第1の入力手段で入力された前記図書のサイズ情報と、前記第2の入力手段で識別情報が入力された前記図書の前記記憶手段に記憶されているサイズ情報とを比較する比較手段と、
    この比較手段により両方のサイズ情報が一致していないと判断された場合、その旨を報知する報知手段とを具備してなることを特徴とする請求項2記載の図書保管管理装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記報知手段により両方のサイズ情報が一致していない旨が報知されている状態で、前記搬送制御手段で前記ステーションに取り出された前記コンテナに、前記第2の入力手段で識別情報が入力された前記図書を入庫させることを許可する強制入庫手段を具備し、
    この強制入庫手段によって前記コンテナ内に収容することが許可された前記図書の識別情報と、前記強制入庫手段によって前記図書を収容することが許可された前記コンテナの識別情報及びその前記書庫内における収容位置情報とを、前記記憶手段に対応させて記憶させることを特徴とする請求項4記載の図書保管管理装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記報知手段により両方のサイズ情報が一致していない旨が報知されている状態で、前記搬送制御手段で前記ステーションに取り出された前記コンテナに、前記第2の入力手段で識別情報が入力された前記図書を入庫させることを許可する強制入庫手段を具備し、
    この強制入庫手段によって前記コンテナ内に収容することが許可された前記図書の識別情報及びサイズ情報と、前記強制入庫手段によって前記図書を収容することが許可された前記コンテナの識別情報及びその前記書庫内における収容位置情報とを、前記記憶手段に対応させて記憶させることを特徴とする請求項4記載の図書保管管理装置。
  7. 前記制御手段により前記ステーションに取り出された前記コンテナからの前記図書の出庫が完了した状態で、そのコンテナに対して前記図書を入庫することを許可するように切り替える切替手段を具備してなることを特徴とする請求項1記載の図書保管管理装置。
  8. 図書のサイズ別に分類された複数の棚領域を有する書庫と、
    この書庫の各棚領域に格納され、それぞれが格納された棚領域に対応するサイズの複数の図書を収容する複数のコンテナと、
    この複数のコンテナの識別情報と、各コンテナに収容された前記図書のサイズを複数に括った図書サイズ情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
    新しく書庫に保管する図書を入庫する際に、その図書のサイズを許容し、かつ、最大に収容効率の良い図書サイズ情報を指示することにより、前記書庫から所望のコンテナを選択的にステーションに取り出すように制御するとともに、このステーションに取り出されたコンテナに対して入庫が行なわれることにより、前記記憶手段の記憶内容に図書の識別情報と、この図書の識別情報に対応した図書サイズ情報とを追加記憶する制御手段とを具備し、
    同一コンテナに収容される図書のサイズに自由度を持たせた管理を行なえるようにしたことを特徴とする図書保管管理装置。
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