JPS6055402B2 - 物品収納位置検索装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はそれぞれの収納面が複数に区画された複数
の棚に多種類の物品を収納し、その物品の出納を能率良
く行なえるようにした物品収納位置検索表示に関する。

従来、このような装置の収納位置検索表示手段として
は、棚の番号や収納区画をコード化した収納位置コード
を設定し、物品の出し入れに際しては、この収納位置コ
ードを収納位置表示装置に入力し、この表示装置出力に
よつて該当物品の収納されている棚間の通路や収納区画
位置に設けた表示器を点灯させる方式がある。たとえば
物品の種類毎に、その物品の収納位置コードがパンチさ
れたパンチカードを用意しておき、このカードを読取器
に挿入することにより、該当物品の収納棚の主通路に面
した側面と該当物品収納区画位置に設けたランプを点灯
させる方式、あるいは０〜９の数字キーにより収納位置
コードを入力することにより上記同様に動作するよう構
成した方式などがある。 しかし、このように収納位置
コードを入力として収納位置の表示器を点灯させる従来
の物品収納位置検索表示装置は収納物品の種類が多くな
るに従つて不便な点が出てくる。

すなわち、前記のパンチカードを用いる方式においては
、収納物品の種類と同数のパンチカードが必要であり、
所望の物品の収納位置を知るには多数のカードの中から
１枚のカードをさがして取り出すという作業が必要であ
り、これはカード枚数が多いと非常に手間のかかるもの
となる。また、収納位置コードをキーで入力する方式に
おいては、まずキー入力するコードを知る必要があり、
このため、物品毎に収納位置コードを記載したリストを
用意し、このリストの中から所望の物品の収納位置コー
ドを索すことになり、やはり物品種類が多くなるに従つ
て手間がかかることになる。したがつて、これら従来の
方式においては、種類の異なる物品の追加収納や収納場
所の変更により、新しいカードの製作、カードの作り直
し、あるいはリストへの記入追加、記入変更などが必要
であることから、このような追加や変更が多い場合には
適さないものであつた。この発明は上記の点に鑑みてな
されたもので、それぞれの収納面が複数に区画された複
数の棚に対し、多種類の出納を所定の動作モードに従つ
て行なう装置において、その物品の出納を能率良く行え
、かつ装置内に登録されている内容を容易に確認でき、
装置への登録内容と現実の物品収納状態との対応が正し
いか否かを容易にチェックができるようにした物品収納
位置検索装置を提供することを目的としている。

以下この発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図はこの発明の一実施例による物品収納位置検索表
示装置の構成を示す図である。第１図において、１は入
力装置であり、これは収納物品コードなどを入力するた
めの数字キーＮＫｌ入力したコードの訂正や登録、除外
、検索などの処理種別を指定入力するための機能キーＦ
Ｋｌ〜ＦＫ，から成るキーボードである。２は収納物品
コードとそのコードに対応する物品の収納位置コードを
対応づけて記憶する読み出し書き込み可能なメモリ装置
、３は入力された収納物品コード等に対し、上記機能キ
ーＦＫｌ〜ＦＫ，により指定された処理を行うよう構成
された演算制御部、４は入力された収納物品コードや指
定された処理結果などを表示する表示する表示装置、５
は上記演算制御部３での処理結果に応じて、必要により
棚装置の物品収納位置の図示しないランプを点灯させる
ための信号を出力する出力装置である。

このような構成において次にその動作を説明する。操作
者がある物品の取り出し、あるいは収納を行う際には、
入力装置１のキーボードで、収納物品コードを所定の桁
数だけ数字キーＮＫにより入力し、続いて機能キーの１
検索ョキーＦＫ３を押すことによつて演算制御部３が、
メモリ装置２内に書き込まれている収納物品コードを順
次読み出して、上記入力された収納物品コードと比較し
て一致がとれると、その収納物品コードに対応づけて記
憶されている収納位置コードを表示装置４に表示すると
ともに出力装置５から、その収納位置・コードに対応す
る収納位置に設けられたランプを点灯させる信号が出さ
れる。これにより操作者は表示装置４に示された収納位
置コードから容易に所望の物品収納位置場所を知ること
ができ、物品出し入れに要する時間の短縮が図れること
になる。

一方、新規に物品を収納する場合には、操作者は入力装
置１のキーボードから収納物品コードを所定の桁数だけ
入れ、続けてその物品を収納する収納位置コードを入力
し、表示装置４の表示を確認して１登録ョキーＦＫｌを
押す。

これにより演算制御部３は、入力された収納物品コード
、収納位置コードを対応づけてメモリ装置２の空き部分
に記憶させるように動作する。また出力装置５から該当
収納位置のランプを点灯させる信号が出される。また、
収納されていた物品を廃却あるいは棚外の他の収納場所
に移す場合には、操作者は該当物品コードを入力装置１
のキーボードから入力し、続いて１除外ョキーＦＫ２を
押す。これにより演算制御部３はメモリ装置２内の収納
物品コードを順次読み出して、入力された収納物品コー
ドと比較し、一致がとれると、その収納物品コードに対
応づけて記憶されている収納位置コードを、表示装置４
に表示するとともに、出力装置５からその収納位置コー
ドに対応する収納位置のランプを点灯させる信号が出さ
れる。同時にメモリ装置２内に入力された収納物品コー
ドが消去され、空き部分を示すコードがその部分に書き
込まれる。さらにまた、棚内て物品の収納場所を移した
場合にも、前記の除外と登録の操作を組み合わせ行うこ
とにより、収納物品とその収納位置を位置を対応づけて
メモリ装置２に記憶させることができる。以上のように
物品の収納位置を簡単に知ることができ、また収納物品
の追加、変更に対しても簡単に対応できる物品収納位置
検索装置を得ることができる。次に登録内容の確認を行
なう場合について説明する。

収納物品コードから収納位置検索を行なうためには、前
述の如く各収納物品コードと収納位置コードを対応づけ
てメモリ装置２に記憶しておく必要がある。従つて新た
に収納物品を収納した場合、あるいは物品の収納位置を
変更した際には、このメモリ装置２の内容を変更しなけ
ればならない。これは収納物品コード、収納位置コード
を入力し直すことにより行えるが、この作業は人手によ
つて行なわれるものであるため、変更作業を忘れること
もある。このため、メモリ装置２内の記憶内容と現実の
収納状態に差異が生じることが相定される。この差異の
有無を容易にチェックできる手段を設ける必要がある。
この発明ではこれをモード切換スイッチにより設定でき
る一つの動作モードを追加することにより実現する。

すなわち、このモードにおいては、物品の収納位置コー
ドを入力することによつて、その収納位置コードに対応
した収納物品コードをメモリ装置２から検索して表示す
るように動作を行なう。なお、以後の説明ではこのモー
ドを“確認モード゛と呼称し、又、入力装置１としては
０確認ョキーＦＫ４を用いる。以下、上記確認モードの
動作を詳細に説明する。

第２図はメモリ装置２の記憶内容例の一部を示すもので
ある。このメモリ装置２は一語８ビット（１バイト）構
成のものとし、８ビット単位にアドレスが付けられてお
り第３図においてはＮ，ｎ＋１、・・・，ｎ＋１１がこ
のアドレスを示している。これら各々のアドレスは４ビ
ットずつ区切られ、これに各々ｗ進又は托進１桁のコー
ドが書き込まれている。そして、ｎ＋１，ｎ＋２番地に
は、ＮＯ．ｌの棚の１連１段の収納区画をコード化した
ＲＯｌｌｌＪが書き込まれ、これに続く３番地（ｎ＋３
，ｎ＋４，ｎ＋５）にはこのＮＯ．ｌの棚に収納された
物品コードＲｌ２３４５６ョが、さらにこれに続く３番
地（ｎ＋６，ｎ＋７，ｎ＋８）には同一収納区画に収納
された物品コードＲ６５４３２ｌョが書き込まれている
。なおｎ番地、およびｎ＋９番地には托進コードでＲＡ
ＡＪが書き込まれ、これは次の番地からの２番地に収納
位置コードが書かれていることを示すための区切りコー
ドである。ところで、確認モードにおいて、収納位置コ
ード、例えばＲＯｌｌＬが入力され、入力装置１で１確
認ョキーＦＫ４押されると、演算制御部３はメモリ装置
２のコード記憶領域の最も若い番地から区切りコードＲ
ＡＡョの直後２番地に書かれた内容を順次読み出して、
入力された収納位置コードと比較して行く。この実施例
の場合、ｎ＋１，ｎ＋２番地で一致を検出することにな
る。一致を検出すると、この収納装置コードの直後の番
地の内容を区切りコードＲ，ＡＡＪと比較し、一致がな
ければ、この番地を含めた３番地の内容、この例ではＲ
ｌ２３４５６Ｊを表示装置４に表示する。操作者がこの
表示を別途用意したリスト等により、目視の確認照合を
行なつた後、再度０確認ョキーＦＫ４を押すと、演算制
御部３は表示した収納物品コード番地の次の番地の内容
を区切りコードＲＡＡＪと比較して、この一致がとれな
い場合には、そこにさらに収納物品コードが書かれてい
るものとして、その番地を含めた３番地の内容、この例
ではＲ６５４３２ｌＪを表示する。ひき続き１確認ョキ
ーＦＫ４が押されると、表示されている収納物品コード
の次の番地の内容が区切りコード１ＡＡョと比較される
。ここに示した例では両者の一致がとれるが、この場合
には、この区切りコードＲＡＡＪに続く２番地が新しい
収納位置コードと判断されて、表示装置４に表示され、
さらにこの直後の番地の内容が区切りコードＲ，ＡＡョ
と比較され、区別コードてなければその番地を含めた３
番地の内容を表示装置４に表示し区切りコードであれば
、″それに続く２番地を表示装置４に表示し同様に進め
ていく。以上のように、１確認ョキーＦＫ４を押すこと
によつて、順次各収納位置コードとそれに対応して記憶
している内容が順次表示されていくことになり、操作者
はこの表示と別途用意したリストとを見比べていくこと
により、記憶内容の確認を容易に行うことが可能となる
。

なお、上記実施例において、メモリ装置２の内容を現実
の棚の収納物を見ながら確認できるようにすれば、棚の
中で収納ｋ場所と収納物品コードをチェックし、それを
メモするという作業を不要なものにできる。これを実現
するためには、収納位置コードを指定して入力すること
のできるスイッチおよび確認キーおよび収納位置コード
、収納物品コード表示器を備えた携帯式の入・出力装置
を設け、これをケーブル等により接続可能なようにすれ
ば良い。以上説明したようにこの発明によれば、それぞ
れの収能面が複数に区画された複数の棚に対し、多種類
の物品の出納を所定の動作モードに従つて行なう装置に
おいて、その物品の出納を能率良く行なえ、かつ装置内
に登録されている内容を容易に確認でき、装置内への登
録内容と現実の物品収納状態との対応が正しいか否かを
容易にチェックすることができる。

さらに、メモリ装置は、収納位置コードの記憶番地の前
の番地に必ず区切りコードを記憶し、物品収納位置コー
ドの次の記憶番地から収納物品コードを複数記憶する構
成としたので、同一収納区画に対して複数の物品が収納
される場合であつても容易に対応でき、特に同一収納区
画に対して登録、除外、検索があつてもその管理が容易
であり、さらに同一収納区画の物品コードの確認も容易
である。これにより、物品の在庫管理などの大幅な能率
向上に大きく寄与てきる物品収納位置検索装置を提供て
きる。これにより、物品の在庫管理などの大幅な能率向
上に大きく寄与できる物品収納位置検索装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体的な構成を示すブロ
ック図、第２図は上記一実施例を説明するためのメモリ
装置の内容を示す図である。 １・・・・・・入力装置、２・・・・・・メモリ装置、
３・・・・・・演算制御部、４・・・・・・表示装置、
５・・・・・・出力装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 個々の物品に対応した物品コードや物品収納位置コ
   ード等の物品情報を入力する数字キーおよび登録、除外
   、検索および確認等の処理項目を指示する機能キーを有
   する入力装置と、前記物品収納位置コードおよびこの物
   品収納位置コードの記憶番地の次の番地から順次前記物
   品収納位置コードに対応した同一収納区画の前記物品コ
   ードを複数記憶し、かつ前記同一収納区画の区切りを示
   す区切りコードを前記物品収納位置コードの記憶番地の
   前の番地に記憶するメモリ装置と、前記入力装置により
   入力された前記機能キーの処理項目に応じた制御を行な
   う演算処理部と、前記入力装置により入力した前記物品
   情報および前記処理項目に応じて前記メモリ装置から読
   み出された前記物品コード、物品収納位置コードを表示
   する表示装置と、前記メモリ装置から読み出された前記
   物品収納位置コードに対応する収納位置に設けられたラ
   ンプを点灯させる出力装置とを具備し、前記制御演算部
   は、前記入力装置から前記確認の機能および前記物品収
   納位置コードを受けると前記メモリ装置の最も若い番地
   の前記区切りコードの次の番地に記憶された前記物品収
   納位置コードを読み出し、次に今読み出した物品収納位
   置コードの次の番地に記憶された前記物品コードを順次
   読み出して前記区切りコードと比較し、この比較結果が
   一致するまで前記物品コードを読み出し続ける機能を備
   えたことを特徴とする物品収納位置検索装置。