JPH0840477A - 液体芳香剤容器 - Google Patents

液体芳香剤容器

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JPH0840477A
JPH0840477A JP6178886A JP17888694A JPH0840477A JP H0840477 A JPH0840477 A JP H0840477A JP 6178886 A JP6178886 A JP 6178886A JP 17888694 A JP17888694 A JP 17888694A JP H0840477 A JPH0840477 A JP H0840477A
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JP6178886A
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Shinichi Murakami
真一 村上
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でかつ簡単な構造の液体芳香剤容器を提
供することを目的とする。 【構成】 この発明の液体芳香剤容器は、上部に開口7
を有しかつ内部に液体芳香剤4が貯溜された押圧変形可
能かつ弾性復帰可能な容器本体1と、開口7に装着され
た中栓部材10とを有し、中栓部材10には、液体芳香
剤4を外気に向かって案内して吐散させるために上部か
ら下方に向かって延びて液体芳香剤4に侵漬された液体
吐出管14と、液体芳香剤4を浸透現象により外気に導
いて自然蒸散させるために上部から下方に向かって延び
かつ液体吐出管14の外部に液体吐出管に隣接して設け
られて液体芳香剤4に侵漬された可とう性の吸液性棒状
芯材22とが設けられ、吸液性棒状芯材22はアクリル
樹脂又はポリエステル樹脂からなる繊毛を固形化して形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器本体の内部に貯溜
された液状芳香剤を吐散させることができると共に自然
蒸散させる液体芳香剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、容器本体の内部に貯溜された
液体芳香剤を吐散させることができると共に自然蒸散さ
せる液体芳香剤容器が知られている。この容器本体は偏
平形状を有し、部分的に押圧変形可能かつ弾性復帰可能
で、その上部には開口が形成されている。この開口には
内部に貯溜された液体芳香剤(又は液体活性剤)の流出
を防止するための中栓部材が着脱可能に装着されてい
る。
【0003】その中栓部材には、液体芳香剤を外気に向
かって案内して吐散させるために上部から下方に向かっ
て延びて液体芳香剤に侵漬された液体吐出管と、液体芳
香剤を浸透現象により外気に導いて自然蒸散させるため
に上部から下方に向かって延びて液体芳香剤に侵漬され
るろ紙等の吸液材を案内するための吸液材案内管とが設
けられている。その吸液材の上部は外気に広範囲で接触
する蒸散助長部とされている。中栓部材と液体吐出管と
吸液材案内管とは一体成形される。吸液材案内管の下部
には、液体芳香剤の吐散の際に、液体芳香剤が吸液材案
内管に流入するのを防止するためにボール弁が設けられ
ている。
【0004】この従来の液体芳香剤容器によれば、容器
本体を押圧することにより液体吐出管を通じて液体芳香
剤を外気に向かって吐散させることができる。また、吸
液材案内管を介して液体芳香剤に侵漬された吸液材を通
じて浸透現象により液体芳香剤を自然蒸散させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の液体芳香剤容器は、液体芳香剤を外気に向かって案
内して吐散させるための液体吐出管と液体芳香剤を浸透
現象により外気に導いて自然蒸散させるための吸液材を
案内するための吸液材案内管との2本の管が必要である
ので、中栓部材が大型化し、従来の液体芳香剤容器は、
概して構造が複雑で、大型であるという問題点が存在す
る。更に、容器本体の形状によっては、吸液材案内管の
下端が容器本体の底に突き当たるために中栓部材の開口
への装着に留意しなければならないという問題点もあ
る。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みて為されたもの
で、その第1の目的は、小型でかつ簡単な構造の液体芳
香剤容器を提供することにある。その第2の目的は中栓
部材の開口への装着の容易化を図ることのできる液体芳
香剤容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の液体芳香剤容器は、上記課題を解決するため、内部に
液体芳香剤が貯溜された押圧変形可能かつ弾性復帰可能
な容器本体と、前記液体芳香剤を外気に向かって案内し
て吐散させるために上部から下方に向かって延びて前記
液体芳香剤に侵漬された液体吐出管と、前記液体芳香剤
を浸透現象により外気に導いて自然蒸散させるために上
部から下方に向かって延びかつ前記液体吐出管の外部に
該液体吐出管に隣接して設けられて前記液体芳香剤に侵
漬された吸液性棒状芯材とを有し、該吸液性棒状芯材は
アクリル樹脂又はポリエステル樹脂からなる繊毛を固形
化して形成されている。
【0008】本発明の請求項2に記載の液体芳香剤容器
は、上記課題を解決するため、上部に開口を有しかつ内
部に液体芳香剤が貯溜された押圧変形可能かつ弾性復帰
可能な容器本体と、前記開口に装着された中栓部材とを
有し、該中栓部材には、前記液体芳香剤を外気に向かっ
て案内して吐散させるために上部から下方に向かって延
びて前記液体芳香剤に侵漬された液体吐出管と、前記液
体芳香剤を浸透現象により外気に導いて自然蒸散させる
ために上部から下方に向かって延びかつ前記液体吐出管
の外部に該液体吐出管に隣接して設けられて前記液体芳
香剤に侵漬された可とう性の吸液性棒状芯材とが設けら
れ、該吸液性棒状芯材はアクリル樹脂又はポリエステル
樹脂からなる繊毛を固形化して形成されている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の液体芳香剤容器によれば、容
器本体を押圧すると、液体吐出管を通じて液体芳香剤が
外気に向かって吐散される。また、吸液性棒状芯材を通
じて浸透現象により液体芳香剤が自然蒸散される。
【0010】請求項2に記載の液体芳香剤容器によれ
ば、吸液性棒状芯材が可とう性を有するので容器本体の
開口へ中栓部材の装着が容易である。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わる液体芳香剤容器の実施
例を図面を参照しつつ説明する。
【0012】図1は本発明に係わる液体芳香剤容器の縦
断面図を示し、この図1において、1は偏平状の容器本
体、2はカバー部材である。容器本体1はその側部3が
部分的に押圧変形可能かつ弾性復帰可能に形成されてい
る。容器本体1には液体芳香剤4が貯溜されている。カ
バー部材2は容器本体1に着脱可能で、カバー部材2に
はその上部中央に円形孔5が形成されると共に、その円
形孔5の両側に細長く延びる溝状開口6が形成されてい
る。
【0013】容器本体1の上部には円形開口部7が形成
され、この円形開口部7の外周にはネジ部8が形成さ
れ、このネジ部8には着脱可能のキャップ9が螺着され
ている。このキャップ9は円形開口部7の開口を密封す
る役割を果たし、キャップ9は使用の際には円形開口部
7から取り外される。
【0014】円形開口部7には中栓部材10が着脱可能
に装着される。この中栓部材10の外周部には円形開口
部7の開口端部11に嵌合される環状溝12´が形成さ
れている。中栓部材10は図2に示すように蒸散助長部
材設置用の円形凹処12を有する。この円形凹処12の
中央には上下方向に延びる筒体13が形成されている。
筒体13の上部には、液体芳香剤4を外気に向かって案
内して吐散させるために上部から下方に向かって延びて
液体芳香剤4に侵漬される液体吐出管14を保持するた
めの保持孔15が形成されている。その保持孔15は小
孔16を介して外気に通じている。
【0015】円形凹処12には図3に示すろ紙、フェル
ト材等の蒸散助長部材17を押圧保持するための押圧壁
部18が形成されている。蒸散助長部材17は筒体13
の頂部に嵌合される嵌合孔19aと切込み19bとを有
する。この蒸散助長部材17は筒体13を包囲するよう
にして円形凹処12に取り付けられる。なお、蒸散助長
部材17の形状は図3に示すものに限るものではなく、
外気との接触面積を大きくとることができる形状であれ
ば十分である。
【0016】円形凹処12には筒体13に隣接して後述
する吸液性棒状芯材を保持するための保持円筒21が形
成されている。この保持円筒21には吸液性棒状芯材2
2が取り付けられる。吸液性棒状芯材22は可とう性を
有しており、アクリル樹脂又はポリエステル樹脂からな
る繊毛を固形化して形成され、液体芳香剤4を浸透現象
により外気に導いて自然蒸散させるために上部から下方
に向かって延びて液体芳香剤4に侵漬されている。この
吸液性棒状芯材22は液体吐出管14に隣接してその外
部に設けられている。
【0017】その吸液性棒状芯材22の上端は保持円筒
21から上方に突出されて、蒸散助長部材17に接触さ
れ、浸透現象により吸液性棒状芯材22を通じて吸い上
げられた液体芳香剤4は保持用吸液部材20を介して蒸
散助長部材17に導かれ、外気中に自然蒸散される。ま
た、容器本体1を押圧すると、液体芳香剤4が液体吐出
管14を通って小孔16に導かれ、小孔16から外気に
向かって吐散される。その際、液体吐出管14を通って
小孔16に導かれた余剰の液体芳香剤4は、筒体13の
管路を通って下方に還流される。また、容器本体1が弾
性復帰すると、外気が筒体13の管路を通って容器本体
1内に吸い込まれる。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の液体芳香剤容
器は、以上説明したように構成したので、小型でかつ構
造の簡単化を図ることができるという効果を奏する。す
なわち、液体芳香剤の吐散の際に、液体芳香剤が吸液材
案内管に流入するのを防止するためのボール弁を有する
従来のような吸液材案内管を必要としないという効果を
奏する。
【0019】また、請求項2に記載の液体芳香剤容器に
よれば、吸液性棒状芯材が可とう性を有するので容器本
体の開口へ中栓部材の装着が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる液体芳香剤容器の実施例1を
説明するための要部断面図である。
【図2】 図1に示す中栓部材の平面図である。
【図3】 図1に示す蒸散助長部材の平面図である。
【符号の説明】
1…容器本体 4…液体芳香剤 7…円形開口部(開口) 10…中栓部材 14…液体吐出管 17…蒸散助長部材 22…吸液性棒状芯材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体芳香剤が貯溜された押圧変形
    可能かつ弾性復帰可能な容器本体と、前記液体芳香剤を
    外気に向かって案内して吐散させるために上部から下方
    に向かって延びて前記液体芳香剤に侵漬された液体吐出
    管と、前記液体芳香剤を浸透現象により外気に導いて自
    然蒸散させるために上部から下方に向かって延びかつ前
    記液体吐出管の外部に該液体吐出管に隣接して設けられ
    て前記液体芳香剤に侵漬された吸液性棒状芯材とを有
    し、該吸液性棒状芯材はアクリル樹脂又はポリエステル
    樹脂からなる繊毛を固形化して形成されている液体芳香
    剤容器。
  2. 【請求項2】 上部に開口を有しかつ内部に液体芳香剤
    が貯溜された押圧変形可能かつ弾性復帰可能な容器本体
    と、前記開口に装着された中栓部材とを有し、該中栓部
    材には、前記液体芳香剤を外気に向かって案内して吐散
    させるために上部から下方に向かって延びて前記液体芳
    香剤に侵漬された液体吐出管と、前記液体芳香剤を浸透
    現象により外気に導いて自然蒸散させるために上部から
    下方に向かって延びかつ前記液体吐出管の外部に該液体
    吐出管に隣接して設けられて前記液体芳香剤に侵漬され
    た可とう性の吸液性棒状芯材とが設けられ、該吸液性棒
    状芯材はアクリル樹脂又はポリエステル樹脂からなる繊
    毛を固形化して形成されている液体芳香剤容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112491A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Tokyo Raito Kogyo Kk キャップ
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JP2016182203A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 小林製薬株式会社 車室用薬液揮散器

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