JPH0840154A - 自動車のエンジンルーム用遮音カバー - Google Patents

自動車のエンジンルーム用遮音カバー

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JPH0840154A
JPH0840154A JP17711694A JP17711694A JPH0840154A JP H0840154 A JPH0840154 A JP H0840154A JP 17711694 A JP17711694 A JP 17711694A JP 17711694 A JP17711694 A JP 17711694A JP H0840154 A JPH0840154 A JP H0840154A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周囲の部材との間に形成される隙間を塞ぐため
のシール材等を必要とせず、部品数の低減化が可能なエ
ンジンルーム用遮音カバーを提供する。 【構成】車体フレームに取付けられる鉄板よりなるバッ
クプレート2と、バックプレートの一面に固着されたポ
リウレタンフォームよりなる高分子材料発泡体3と、高
分子材料発泡体3の表面を覆うポリウレタンフィルムよ
りなる表皮材4とからなり、高分子材料発泡体3を発泡
成形により形成する際に一体成形によりバックプレート
2及び表皮材4を一体的に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ム内に発生する騒音の漏洩を防止するエンジンルーム用
遮音カバーに関する。
【0002】
【従来技術】図5及び図6に示すように、キャビン5が
前方部に搭載されるトラックにおいては、エンジン6を
収納するエンジンルーム6aがキャビン5の下方からや
や後方にかけて形成されている。このエンジンルーム6
aの左右両側には、キャビンが5搭載される車体フレー
ム7とキャビン5との間に形成される間隙部からエンジ
ン6の騒音が漏洩しないように遮音カバー8が配設され
ている。このような遮音カバー8としては、車体フレー
ム7に取付けられる鉄板等からなる遮蔽板と、その遮蔽
板の内面に取付けられるグラスウール等からなる吸音材
とで構成したものが従来より多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
遮音カバーは、エンジン6から放射される騒音の相当量
を遮音することができるが、遮音カバー8とその周縁部
に配設された部材との間に形成される構造的に回避でき
ない隙間から騒音が漏洩してしまい、充分な遮音が得ら
れない。特に、車体フレーム7に搭載されるキャビン5
はキャブマウント等を介して弾性支持されているため、
キャビン5の下面5aと遮音カバー8の上端との間には
その相対変位を許容する間隙が必要となる。そこで従来
は、そのような間隙にゴム等のシール材を装着してその
間隙を塞ぐように対処していた。しかし、この場合に
は、遮音カバー8の取付作業に加えてシール材を接着剤
や取付具で取付ける取付作業を行う必要があり、また全
体としての部品数が多くなることからコスト高を招くと
いう問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、周囲の部材との間に形成される隙間を塞ぐための
シール材等を必要とせず、部品数の低減化が可能なエン
ジンルーム用遮音カバーを提供することを解決すべき課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の自動車のエンジンルーム用遮音カバーは、自動車の
車体フレームに弾性支持されて搭載されたキャビンと前
記車体フレームとの間に形成される間隙部を遮蔽し、エ
ンジンルーム内に発生する騒音の漏洩を防止する遮音カ
バーであって、前記車体フレーム及び前記キャビンのい
ずれか一方に取付けられるバックプレートと、該バック
プレートの少なくとも一面に固着された高分子材料発泡
体と、該高分子材料発泡体の表面を覆う表皮材と、から
なり、前記バックプレート、前記高分子材料発泡体及び
前記表皮材が一体成形により一体的に構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0006】本発明におけるバックプレートは、エンジ
ン等から発生する騒音を遮蔽するものであって、車体フ
レーム及びキャビンのいずれか一方に取付けるように構
成される。このバックプレートは、金属板や硬質樹脂板
等で構成することができる。高分子材料発泡体は、エン
ジン等から発生する騒音や反射音を吸収するものであっ
て、樹脂を発泡成形することにより形成した軟質フォー
ムで構成される。この高分子材料発泡体は、発泡成形す
る際にバックプレート及び表皮材を成形型内に配置して
それらと一体的に形成される。高分子材料発泡体は、耐
熱性を有するものが好ましく、例えばポリウレタンの軟
質発泡体あるいはシリコンゴム等のゴム材料発泡体を用
いて形成することができる。
【0007】表皮材は、高分子材料発泡体を水や泥、
油、光等から保護し、当接部材による高分子材料発泡体
の摩耗や損傷を防止するものである。この表皮材は、例
えばポリウレタンフィルム、アクリルフィルム等の合成
樹脂フィルムで構成することができる。この表皮材の表
面は、吸音率を向上させるために、凹凸状のしぼ面とす
ることができる。このしぼ面は、深さが0.2〜0.5
mm、各山の頂部間の距離が0.5〜2.0mmとなる
範囲で形成すると、エンジン騒音の中心である1000
〜1250Hzの騒音吸収において特に効果的である。
【0008】本発明の好適な態様として、高分子材料発
泡体及び表皮材は、バックプレートの端縁と車体フレー
ム又はキャビンとの間に挟持される挟持部を有し、その
挟持部はバックプレートの端縁と車体フレーム又はキャ
ビンとの間隔より大きく形成されているように構成する
ことができる。この高分子材料発泡体及び表皮材の挟持
部は、他の部分より弾性が高くなるように形成すること
ができる。
【0009】また、挟持部の表皮材は、例えばその肉厚
を厚くしたり、補強繊維等を配合して形成した補強部を
有するように構成することができる。
【0010】
【作用】本発明のエンジンルーム用遮音カバーは、高分
子材料発泡体を発泡成形する際に、バックプレート及び
表皮材と共に一体成形により形成されるため、高分子材
料発泡体を目的の形状に対応して任意の形状に形成し、
かつバックプレートの任意の位置に配置することが可能
となる。このため、遮音カバーの周囲の部材との間に隙
間が形成されないように高分子材料発泡体の形状や配置
位置を設定することにより、その隙間を塞ぐためのシー
ル材等を必要としなくなる。また、高分子材料発泡体の
発泡成形時にバックプレート及び表皮材が一体化される
ため、遮音カバーが1個の部品として構成され、部品数
が低減する。
【0011】そして、本発明のエンジンルーム用遮音カ
バーにおいて、表皮材の表面が、深さが0.2〜0.5
mm、各山の頂部間の距離が0.5〜2.0mmの凹凸
状のしぼ面とされていれば、エンジン騒音の中心である
1000〜1250Hzの騒音が効率良く吸音される。ま
た、高分子材料発泡体及び表皮材が、バックプレートの
端縁と車体フレーム又はキャビンとの間に挟持される挟
持部を有し、その挟持部がバックプレートの端縁と車体
フレーム又はキャビンとの間隔より大きく形成されてい
れば、バックプレートと車体フレーム又はキャビンとの
間に生じる相対変位が挟持部の弾性変形により吸収さ
れ、隙間の発生が良好に回避される。
【0012】また、その挟持部が他の部分より弾性が高
くなるように形成されていれば、挟持部の変形が相対変
位に追従しやすくなり、隙間の発生がより一層効果的に
防止される。また、挟持部の表皮材に補強部が設けられ
ていれば、耐摩耗性や強度等が向上して耐久性が良好と
なる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は実施例のエンジンルーム用遮音カバーの図2
におけるI−I線矢視断面図であり、図2はその正面図
であり、図3はその平面図である。本実施例のエンジン
ルーム用遮音カバー1は、バックプレート2と、バック
プレートの一面に固着された高分子材料発泡体3と、高
分子材料発泡体3の表面を覆う表皮材4とからなり、高
分子材料発泡体3を発泡成形する際にバックプレート2
及び表皮材4を一体成形することにより形成されてい
る。
【0014】バックプレート2は、厚さ約1mmの鉄板
により所定形状に形成されており、平面状の中央部21
と、中央部21の上端に略直角に屈曲して形成された上
屈曲部22と、中央部21の下端に上屈曲部22と反対
側へ略直角に屈曲して形成された下屈曲部23とからな
る。中央部21の一側端の上下2箇所には突出部24が
形成されており、各突出部24にはバックプレート1を
車体フレームにねじ止め等により取付けるための取付孔
25が設けられている。また、中央部21の他端から中
央寄り位置にも同様の2個の取付孔26が設けられてい
る。
【0015】高分子材料発泡体3は、ポリウレタンを発
泡倍率約10倍で発泡させて形成したポリウレタンフォ
ームで構成されている。このポリウレタンフォームは、
密度が0.1g/cm3 、硬さがヤング率0.5〜5.0kg
f/cm2 のものである。この高分子材料発泡体3は、バッ
クプレート1の中央部21の一面と上屈曲部22の上面
とを覆うようにしてバックプレート2に固着されてい
る。高分子材料発泡体3の上屈曲部22上面に設けられ
た部分は、断面形状が山形となって膨出し上屈曲部22
の長手方向に延びる突条に形成されており、この突条は
上屈曲部22とキャビンの下面(図1において仮想線で
示す。)5aとに挟持される挟持部31を構成してい
る。この挟持部31は、上屈曲部22とキャビンとの間
隔より大きく形成され、かつ他の部分よりも発泡倍率を
小さくして弾性が高くなるように形成されている。ま
た、バックプレート2の中央部21に設けられた高分子
材料発泡体3の一側部には、中央部21の端面から少し
食出して形成された食出し部32を有する。
【0016】表皮材4は、厚さ30μmのポリウレタン
フィルムからなり、高分子材料発泡体3の表面全体を覆
うようにして高分子材料発泡体3に接合されている。こ
の表皮材4の表面は、深さが0.2〜0.5mm、各山
の頂部間の距離が0.5〜2.0mmとなる凹凸状のし
ぼ面とされている。表皮体4の挟持部31を覆う部分
は、挟持部31と共に上屈曲部22とキャビンとにより
挟持される挟持部41を構成する部分であって、この挟
持部41には補強部42となる厚さ100μmのポリウ
レタンフィルムが貼着されている。
【0017】本実施例のエンジンルーム用遮音カバー1
は次のようにして形成されている。先ず、所定の大きさ
に裁断した表皮材4(ポリウレタンフィルム)を下型の
所定位置に配置し、下型の下面側から真空引きすること
により表皮材4を型面に沿うように密着させる。この表
皮材4が密着する型面には表皮材4の表面に形成すべき
しぼ模様が形成されている。次に、所定形状に形成した
バックプレート2を上型に設けられたマグネットに吸着
させて型面の所定位置に配置する。
【0018】そして、ポリウレタンに発泡剤等を所定の
割合で配合した発泡体材料を下型に配置された表皮材4
の上に投入して型締めをする。これにより、型内で発泡
体材料が発泡して所定形状の高分子材料発泡体3が形成
されることにより、バックプレート2、高分子材料発泡
体3及び表皮材4が一体となった遮音カバーが形成され
る。その後、型内から取出した遮音カバーの表皮材4の
挟持部41表面に補強部42となるポリウレタンフィル
ムを貼着することによって上記実施例の遮音カバー1が
完成する。
【0019】以上のように構成された本実施例の遮音カ
バー1は、図4に示すように、エンジン6を収容するエ
ンジンルーム6aの側部において、車体フレーム7に弾
性支持されて搭載されたキャビン5と車体フレーム7と
の間に形成される間隙部を遮蔽するように、バックプレ
ート2の取付孔25、26を介して車体フレーム7にね
じ止めされて取付けられる。
【0020】このとき、遮音カバー1の上端に位置する
高分子材料発泡体3及び表皮材4の挟持部31、41
は、バックプレート2の上屈曲部22とキャビン5の下
面5aとによってわずかに圧縮された状態で挟持され
る。これにより、バックプレート2とキャビン5との間
に振動等によって相対変位が生じたときにも挟持部3
1、41が弾性変形してその相対変位を吸収し、隙間の
形成されない状態が維持される。特に、高分子材料発泡
体3の挟持部31は、弾性が高く形成されているためそ
の相対変位に良好に追従しつつ弾性変形する。
【0021】また、遮音カバー1の一側端は、バックプ
レート1の端面から少し食出して形成された高分子材料
発泡体3の食出し部32の部分が車体フレーム7に当接
した状態となる。これにより、キャビン5と車体フレー
ム7との間に形成される間隙部は、遮音カバー1により
隙間が形成されることなく遮蔽される。したがって、エ
ンジン6から発生する騒音は、遮音カバー1のバックプ
レート2により遮蔽されるとともに、高分子材料発泡体
3及び表皮材4により吸収されることによって外部への
漏洩が良好に防止される。特に、表皮材4はその表面が
しぼ面とされているため騒音の吸収率が良好となり、高
分子材料発泡体3と共に騒音を効果的に吸収する。
【0022】以上のように、本実施例の遮音カバー1
は、バックプレート2と高分子材料発泡体3と表皮材4
とからなり、これらが高分子材料発泡体3を発泡成形に
より形成する際に一体的に構成されているため、周囲の
部材との間に形成される隙間を塞ぐためのシール材等を
必要としない1個の部材で形成することができる。した
がって部品数を低減化できる。
【0023】また、表皮材4の表面は、上記所定範囲の
凹凸状のしぼ面とされているため、エンジン騒音を効率
良く吸収し、吸音率を向上させることができる。これに
より、吸音材として機能する高分子材料発泡体3の表面
が保護用の表皮材3で覆われることによって高分子材料
発泡体3の吸音率が低下する分を充分に賄うことができ
る。
【0024】また、高分子材料発泡体3及び表皮材4
は、バックプレート2の上屈曲部22とキャビン5との
間隔より大きく形成された挟持部31、41を有するた
め、バックプレート2とキャビン5との間に相対変位が
生じたときにも、挟持部31、41が弾性変形してその
変位を吸収することにより、隙間の発生を回避すること
ができる。さらに、挟持部31、41は他の部分より弾
性が高く形成されているため、挟持部31、41の変形
が相対変位に追従しやすくなり、隙間の発生をより一層
効果的に防止することができる。
【0025】また、表皮材4の挟持部41は、厚肉化さ
れた補強部42を有するため、耐摩耗性や強度が良好で
あることから耐久性を向上させることができる。 〔試験〕上記実施例の遮音カバーについて吸音効果を調
べるため、下記の3種類の試料を用い、周波数1000
Hz及び1250Hzの音について吸音率を測定する試験を
行った。試料1は、厚さ30mm、密度0.1g/cm3
ポリウレタンフォームのみのもの、試料2は、試料1と
同じポリウレタンフォームの表面に厚さ30μmのポリ
ウレタンフィルム(表皮材)を貼着したもの、試料3
は、試料2におけるポリウレタンフィルムの表面にしぼ
模様(深さが0.2〜0.5mm、各山の頂部間の距離
が0.5〜2.0mm)を形成したものである。この試
験は、JIS.A1405の基準に従い、垂直入射法に
より吸音率を測定することにより行った。その結果を表
1に示す。
【0026】
【表1】 表1からも明らかなように、表面にポリウレタンフィル
ムをもつ試料2の場合には、ポリウレタンフィルムのな
い試料1に比べていずれの周波数の音に対しても吸音率
が低下していた。しかし、ポリウレタンフィルムの表面
にしぼ模様が形成されている試料3の場合には、試料1
と同等に近い吸音率が得られた。したがって、吸音材と
してのポリウレタンフォームの表面に表皮材としてのポ
リウレタンフィルムを設けても、その表面にしぼ模様を
設けることによって、吸音効果の低減を充分に抑制でき
ることが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明のエンジンルーム用遮音カバー
は、車体フレーム及びキャビンのいずれか一方に取付け
られるバックプレートと、該バックプレートの少なくと
も一面に固着された高分子材料発泡体と、該高分子材料
発泡体の表面を覆う表皮材と、からなり、前記バックプ
レート、前記高分子材料発泡体及び前記表皮材が一体成
形により一体的に構成されているため、周囲の部材との
間に形成される隙間を塞ぐためのシール材等を必要とし
なくなり、部品数の低減化が可能となる。
【0028】そして、表皮材の表面が、深さが0.2〜
0.5mm、各山の頂部間の距離が0.5〜2.0mm
の凹凸状のしぼ面とされていれば、エンジン騒音の中心
である1000〜1250Hzの騒音に対しての吸音率を
向上させることができる。これにより、吸音材として機
能する高分子材料発泡体の表面が保護用の表皮材で覆わ
れることによって高分子材料発泡体の吸音率が低下する
分を充分に賄うことができる。
【0029】また、高分子材料発泡体及び表皮材は、バ
ックプレートの端縁と車体フレーム又はキャビンとの間
に挟持される挟持部を有し、該挟持部はバックプレート
の端縁と車体フレーム又はキャビンとの間隔より大きく
形成されているように構成すれば、バックプレートと車
体フレーム又はキャビンとの間に生じる相対変位が挟持
部の弾性変形により吸収されるため、隙間の発生を常時
回避することができる。
【0030】さらに、高分子材料発泡体及び表皮材の挟
持部が他の部分より弾性が高く形成されていれば、挟持
部の変形が相対変位に追従しやすくなるため、隙間の発
生をより一層効果的に防止することができる。さらに、
挟持部の表皮材が補強部を有する構成とすることにより
耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンルーム用遮音カ
バーの図2におけるI−I線矢視断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るエンジンルーム用遮音カ
バーの正面図である。
【図3】本発明の実施例に係るエンジンルーム用遮音カ
バーの平面図である。
【図4】本発明の実施例に係るエンジンルーム用遮音カ
バーの取付状態を示す模式図である。
【図5】自動車の側方から見たときのエンジンルーム用
遮音カバーの配置を示す模式図である。
【図6】自動車の後方から見たときのエンジンルーム用
遮音カバーの配置を示す模式図である。
【符号の説明】
1…遮音カバー 2…バックプレート 21…中央
部 22…上屈曲部 23…下屈曲部 24…突出部 25、26…取付孔 3…高分子材料発泡体 31
…挟持部 4…表皮材 41…挟持部 42…補強部 5…
キャビン 6…エンジン 6a…エンジンルーム 7…車体フ
レーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体フレームに弾性支持されて
    搭載されたキャビンと前記車体フレームとの間に形成さ
    れる間隙部を遮蔽し、エンジンルーム内に発生する騒音
    の漏洩を防止する遮音カバーであって、 前記車体フレーム及び前記キャビンのいずれか一方に取
    付けられるバックプレートと、 該バックプレートの少なくとも一面に固着された高分子
    材料発泡体と、 該高分子材料発泡体の表面を覆う表皮材と、からなり、 前記バックプレート、前記高分子材料発泡体及び前記表
    皮材が一体成形により一体的に構成されていることを特
    徴とする自動車のエンジンルーム用遮音カバー。
  2. 【請求項2】 表皮材の表面は、深さが0.2〜0.5
    mm、各山の頂部間の距離が0.5〜2.0mmの凹凸
    状のしぼ面とされている請求項1記載の自動車のエンジ
    ンルーム用遮音カバー。
  3. 【請求項3】 高分子材料発泡体及び表皮材は、バック
    プレートの端縁と車体フレーム又はキャビンとの間に挟
    持される挟持部を有し、該挟持部は前記バックプレート
    の端縁と前記車体フレーム又は前記キャビンとの間隔よ
    り大きく形成されている請求項1又は請求項2記載の自
    動車のエンジンルーム用遮音カバー。
  4. 【請求項4】 高分子材料発泡体及び表皮材の挟持部
    は、他の部分より弾性が高く形成されている請求項3記
    載の自動車のエンジンルーム用遮音カバー。
  5. 【請求項5】 挟持部の表皮材は補強部を有する請求項
    3又は請求項4記載の自動車のエンジンルーム用遮音カ
    バー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6237717B1 (en) 1999-01-28 2001-05-29 Tokai Rubberindustries, Ltd. Noise insulating member having low degree of water and oil absorbency
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