JPH0839995A - 装飾ライニング方法及び装飾ライニング製品 - Google Patents
装飾ライニング方法及び装飾ライニング製品Info
- Publication number
- JPH0839995A JPH0839995A JP18234594A JP18234594A JPH0839995A JP H0839995 A JPH0839995 A JP H0839995A JP 18234594 A JP18234594 A JP 18234594A JP 18234594 A JP18234594 A JP 18234594A JP H0839995 A JPH0839995 A JP H0839995A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating material
- decoration
- base material
- coating
- decorative lining
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 より鮮明かつ立体感のある多色装飾を容易に
形成することができ、かつ、長いものや凹凸のあるもの
にも適用できる装飾ライニング方法及び装飾ライニング
製品を提供する。 【構成】 基材1の表面に下地処理2としてZ−S処理
を施し、この下地処理2の上に第一塗装材3を所定厚さ
に塗着し、この第一塗装材3の表面に凹凸装飾5を形成
し、次に、前記第一塗装材3の上に第二塗装材4を所定
厚さに塗着し、次に、前記第一塗装材3及び第二塗装材
4の乾燥後、前記第二塗装材4の凸部5aを研磨して前記
第一塗装材3の一部を露出する。
形成することができ、かつ、長いものや凹凸のあるもの
にも適用できる装飾ライニング方法及び装飾ライニング
製品を提供する。 【構成】 基材1の表面に下地処理2としてZ−S処理
を施し、この下地処理2の上に第一塗装材3を所定厚さ
に塗着し、この第一塗装材3の表面に凹凸装飾5を形成
し、次に、前記第一塗装材3の上に第二塗装材4を所定
厚さに塗着し、次に、前記第一塗装材3及び第二塗装材
4の乾燥後、前記第二塗装材4の凸部5aを研磨して前記
第一塗装材3の一部を露出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に景観が重視され
る場所に設置されるガードレール、高欄等の安全柵、街
路灯やガーデン灯やフットライト等の屋外照明器具及び
その支柱等の屋外工作物、又は車止め支柱や植木サポー
ト等のエクステリア製品、或いは建物の外装パネル等の
建材製品等の表面装飾に適用される装飾ライニング方法
及び装飾ライニング製品に関する。
る場所に設置されるガードレール、高欄等の安全柵、街
路灯やガーデン灯やフットライト等の屋外照明器具及び
その支柱等の屋外工作物、又は車止め支柱や植木サポー
ト等のエクステリア製品、或いは建物の外装パネル等の
建材製品等の表面装飾に適用される装飾ライニング方法
及び装飾ライニング製品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
スチール材や合成樹脂材等からなる基材の表面に木目装
飾等の様々な装飾を施したものが、手すりや建材等とし
て広く使用されている。
スチール材や合成樹脂材等からなる基材の表面に木目装
飾等の様々な装飾を施したものが、手すりや建材等とし
て広く使用されている。
【0003】従来、この種の装飾ライニング製品は、混
ざらない特性の、色彩の異なる数種類の塗料により、基
材の表面に木目装飾等の多色装飾を直接付けたり、或い
は屋内で使用されるもに対しては、塩化ビニール製の装
飾シートを基材の表面に張り付ける等して形成してい
た。
ざらない特性の、色彩の異なる数種類の塗料により、基
材の表面に木目装飾等の多色装飾を直接付けたり、或い
は屋内で使用されるもに対しては、塩化ビニール製の装
飾シートを基材の表面に張り付ける等して形成してい
た。
【0004】しかし、このような方法では、前者の方法
では同じ装飾の再現が略不可能なため、工業性が望めな
いという課題があった。
では同じ装飾の再現が略不可能なため、工業性が望めな
いという課題があった。
【0005】また、後者の方法では張り付け方が悪い
と、エアーを巻き込んだりシワ等が出来たりして、特に
長いものや凹凸のあるものに対しては、張り付けが困難
である等の課題があった。更に、いずれの方法も平面的
な装飾しかできないという課題があった。
と、エアーを巻き込んだりシワ等が出来たりして、特に
長いものや凹凸のあるものに対しては、張り付けが困難
である等の課題があった。更に、いずれの方法も平面的
な装飾しかできないという課題があった。
【0006】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、より鮮明かつ立体感のある多色装飾を
容易に形成することができ、しかも、長いものや凹凸の
あるものにも適用できる装飾ライニング方法及び装飾ラ
イニング製品を提供することを目的とする。
なされたもので、より鮮明かつ立体感のある多色装飾を
容易に形成することができ、しかも、長いものや凹凸の
あるものにも適用できる装飾ライニング方法及び装飾ラ
イニング製品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項第
1項記載の装飾ライニング方法は、基材の表面に下地処
理を施し、この下地処理の上に第一塗装材を所定厚さに
塗着し、この第一塗装材の表面に凹凸装飾を形成し、次
に、前記第一塗装材の上に第二塗装材を所定厚さに塗着
し、次に、前記第一及び第二塗装材の乾燥後、前記第二
塗装の表面を研磨して第一塗装材の一部を露出すること
を特徴とする。
1項記載の装飾ライニング方法は、基材の表面に下地処
理を施し、この下地処理の上に第一塗装材を所定厚さに
塗着し、この第一塗装材の表面に凹凸装飾を形成し、次
に、前記第一塗装材の上に第二塗装材を所定厚さに塗着
し、次に、前記第一及び第二塗装材の乾燥後、前記第二
塗装の表面を研磨して第一塗装材の一部を露出すること
を特徴とする。
【0008】この発明に係る請求項第2項記載の装飾ラ
イニング方法は、前項の塗装方法において、基材が鋼、
ステンレス鋼等の合金鋼、亜鉛、亜鉛−アルミニウム合
金又はアルミニウムによるメッキ鋼、アルミニウム又は
アルミニウム合金又は銅合金の金属よりなることを特徴
とし、請求項第3項記載の装飾ライニング方法は基材が
モルタル又はコンクリート系の無機材やポリマーセメン
ト系の無機−有機混合材よりなることを特徴とし、か
つ、請求項第4項記載の装飾ライニング方法は基材が合
成樹脂材よりなることを特徴とする。
イニング方法は、前項の塗装方法において、基材が鋼、
ステンレス鋼等の合金鋼、亜鉛、亜鉛−アルミニウム合
金又はアルミニウムによるメッキ鋼、アルミニウム又は
アルミニウム合金又は銅合金の金属よりなることを特徴
とし、請求項第3項記載の装飾ライニング方法は基材が
モルタル又はコンクリート系の無機材やポリマーセメン
ト系の無機−有機混合材よりなることを特徴とし、か
つ、請求項第4項記載の装飾ライニング方法は基材が合
成樹脂材よりなることを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る請求項第5項記載の
装飾ライニング方法は、前2項の装飾ライニング方法に
おいて、基材の表面に下地処理としてZ−S処理を施し
たことを特徴とする。
装飾ライニング方法は、前2項の装飾ライニング方法に
おいて、基材の表面に下地処理としてZ−S処理を施し
たことを特徴とする。
【0010】この発明に係る請求項第6項記載の装飾ラ
イニング製品は、基材の表面に下地処理を施し、この下
地処理の上に第一塗装材を所定厚さに塗着し、この第一
塗装材の表面に凹凸装飾を形成し、前記第一塗装材の上
に第二塗装材を所定厚さに塗着し、かつ、前記第二塗装
材を研磨して第一塗装材の一部を露出してなることを特
徴とする。
イニング製品は、基材の表面に下地処理を施し、この下
地処理の上に第一塗装材を所定厚さに塗着し、この第一
塗装材の表面に凹凸装飾を形成し、前記第一塗装材の上
に第二塗装材を所定厚さに塗着し、かつ、前記第二塗装
材を研磨して第一塗装材の一部を露出してなることを特
徴とする。
【0011】この発明に係る請求項第7項記載の装飾ラ
イニング方法は、基材の表面に色彩の異なる複数の塗装
材を複数層に重ねて塗着し、次に、前記塗装材の乾燥
後、前記塗装材を研磨することにより前記塗装材の一部
を露出させることを特徴とする。
イニング方法は、基材の表面に色彩の異なる複数の塗装
材を複数層に重ねて塗着し、次に、前記塗装材の乾燥
後、前記塗装材を研磨することにより前記塗装材の一部
を露出させることを特徴とする。
【0012】また、この発明に係る請求項第8項記載の
装飾ライニング製品は、基材の表面に色彩の異なる複数
の塗装材を複数層に重ねて塗着し、かつ、前記塗装材の
乾燥後、上側の塗装材を研磨することにより下側の塗装
材の一部を露出させてなることを特徴とする。
装飾ライニング製品は、基材の表面に色彩の異なる複数
の塗装材を複数層に重ねて塗着し、かつ、前記塗装材の
乾燥後、上側の塗装材を研磨することにより下側の塗装
材の一部を露出させてなることを特徴とする。
【0013】
実施例1.図2は、この発明に係る装飾ライニング方法
によって塗装された塗装製品の一例を示し、図におい
て、符号1は基材、2はこの基材1の表面に塗装材の接
着性をより良くするために施された下地処理、3はこの
下地処理2の上に塗着された第一塗装材、4はこの第一
塗装材3の上に塗着された第二塗装材、5はこの第一塗
装材3及び4に形成された凹凸装飾、そして、符号6は
第一塗装材3及び第二塗装材4の上に塗着された仕上げ
塗装材である。
によって塗装された塗装製品の一例を示し、図におい
て、符号1は基材、2はこの基材1の表面に塗装材の接
着性をより良くするために施された下地処理、3はこの
下地処理2の上に塗着された第一塗装材、4はこの第一
塗装材3の上に塗着された第二塗装材、5はこの第一塗
装材3及び4に形成された凹凸装飾、そして、符号6は
第一塗装材3及び第二塗装材4の上に塗着された仕上げ
塗装材である。
【0014】基材1は建材製品によって異なり、一般に
鋼、ステンレス鋼等の合金鋼、亜鉛、亜鉛−アルミニウ
ム合金又はアルミニウムによるめっき鋼、アルミニウム
又はアルミニウム合金又は銅合金の金属、或いは、モル
タル又はコンクリート系の無機材やポリマーセメント系
の無機−有機混合材、更には、合成樹脂材等から形成さ
れている。
鋼、ステンレス鋼等の合金鋼、亜鉛、亜鉛−アルミニウ
ム合金又はアルミニウムによるめっき鋼、アルミニウム
又はアルミニウム合金又は銅合金の金属、或いは、モル
タル又はコンクリート系の無機材やポリマーセメント系
の無機−有機混合材、更には、合成樹脂材等から形成さ
れている。
【0015】下地処理2としては、例えば、第一塗装材
3の接着性を良くするために、基材1の表面にプライマ
ー処理、又はアルミニウム系処理としてアルマイト処理
を施し、或いは、基材1の表面に亜鉛−鉄合金粒を投射
し、かつ、クロメート処理又はリン酸塩処理等の化成処
理を施すことにより基材1の表面に亜鉛−鉄合金の被膜
を形成する、いわゆるZ−S処理が施されている(特願
昭62-115335 号、特願昭62-819005 号参照)。
3の接着性を良くするために、基材1の表面にプライマ
ー処理、又はアルミニウム系処理としてアルマイト処理
を施し、或いは、基材1の表面に亜鉛−鉄合金粒を投射
し、かつ、クロメート処理又はリン酸塩処理等の化成処
理を施すことにより基材1の表面に亜鉛−鉄合金の被膜
を形成する、いわゆるZ−S処理が施されている(特願
昭62-115335 号、特願昭62-819005 号参照)。
【0016】第一塗装材3には粘性の高いものが使用さ
れ、かつ、基材1の表面に0.05〜8.00mm程度の厚さに
塗着されている。一方、第二塗装材4には第一塗装材3
とは色彩の異なるものが使用され、かつ、5μm〜8.00
mmの厚さに塗着されている。
れ、かつ、基材1の表面に0.05〜8.00mm程度の厚さに
塗着されている。一方、第二塗装材4には第一塗装材3
とは色彩の異なるものが使用され、かつ、5μm〜8.00
mmの厚さに塗着されている。
【0017】更に、第一塗装材3及び第二塗装材4に
は、互いに混ざりにくいもの、例えば、油性の塗料と水
性の塗料がそれぞれ使用されている。
は、互いに混ざりにくいもの、例えば、油性の塗料と水
性の塗料がそれぞれ使用されている。
【0018】凹凸装飾5は第一塗装材3の塗着後乾燥す
る前に、第一塗装材3の表面を、例えば、表面に突起を
有するローラ(図省略)でローラ引きする等して畝状に
形成されている(図1参照)。
る前に、第一塗装材3の表面を、例えば、表面に突起を
有するローラ(図省略)でローラ引きする等して畝状に
形成されている(図1参照)。
【0019】尚、ローラ引き等は、第一塗装材3、第二
塗装材4の塗装後、乾燥する前に行ってもよい。
塗装材4の塗装後、乾燥する前に行ってもよい。
【0020】そして、第二塗装材4が塗着され、第一塗
装材3及び第二塗装材4が充分に乾燥してから、凹凸装
飾5の凸部5aがグラインダー等で軽く研磨され、その結
果として、第一塗装材3の一部が縞状に露出し、この第
一塗装材3と第二塗装材4の色彩からなる縞装飾が基材
1の表面に形成されている。
装材3及び第二塗装材4が充分に乾燥してから、凹凸装
飾5の凸部5aがグラインダー等で軽く研磨され、その結
果として、第一塗装材3の一部が縞状に露出し、この第
一塗装材3と第二塗装材4の色彩からなる縞装飾が基材
1の表面に形成されている。
【0021】従って、第一塗装材3及び第二塗装材4と
して、茶系統の色彩を使用すれば、木目装飾も簡単に形
成できる。
して、茶系統の色彩を使用すれば、木目装飾も簡単に形
成できる。
【0022】仕上げ塗装材6は第一塗装材3及び第二塗
装材4の表面を保護するために塗着され、透明のものが
使用されるが、薄く塗布したり、又は半透明の塗料を用
いて塗装すれば、第一塗装材3と第二塗装材4との相乗
効果を有する装飾仕上げとなる。
装材4の表面を保護するために塗着され、透明のものが
使用されるが、薄く塗布したり、又は半透明の塗料を用
いて塗装すれば、第一塗装材3と第二塗装材4との相乗
効果を有する装飾仕上げとなる。
【0023】実施例2.次に、この発明に係る装飾ライ
ニング方法の一例について説明すると、最初に、基材1
の表面に下地処理2としてZ−S処理を施す。次に、こ
の下地処理2の上に第一塗装材3を数mmの厚さに塗着
し、次に、この第一塗装材3が乾燥する前に、第一塗装
材3の表面を、表面に突起を有するローラ(図省略)で
ローラ引きして第一塗装材3の表面に凹凸装飾5を畝状
に形成する。
ニング方法の一例について説明すると、最初に、基材1
の表面に下地処理2としてZ−S処理を施す。次に、こ
の下地処理2の上に第一塗装材3を数mmの厚さに塗着
し、次に、この第一塗装材3が乾燥する前に、第一塗装
材3の表面を、表面に突起を有するローラ(図省略)で
ローラ引きして第一塗装材3の表面に凹凸装飾5を畝状
に形成する。
【0024】次に、この第一塗装材3の上に第二塗装材
4を数μm〜数十μmの厚さに塗着し、充分に乾燥させ
る。
4を数μm〜数十μmの厚さに塗着し、充分に乾燥させ
る。
【0025】次に、第一塗装材3及び第二塗装材4が充
分に乾燥したら、凹凸装飾5の凸部5aをグラインダー等
によって軽く研磨して第二塗装材4の表面に第一塗装材
3の一部を縞状に露出させる。
分に乾燥したら、凹凸装飾5の凸部5aをグラインダー等
によって軽く研磨して第二塗装材4の表面に第一塗装材
3の一部を縞状に露出させる。
【0026】尚、第一塗装材3と第二塗装材4の色彩を
色々組み合わせることにより様々な縞装飾を形成するこ
とができる。
色々組み合わせることにより様々な縞装飾を形成するこ
とができる。
【0027】実施例3.図3は、この発明に係る請求項
第7項記載の装飾ライニング方法によって塗装された塗
装製品の一例を示し、図において、符号7は基材、8は
この基材7の表面に塗着された第一塗装材、9はこの第
一塗装材8の上に塗着された第二塗装材、そして、符号
10は第一塗装材8及び第二塗装材9の上に形成された凹
凸装飾である。
第7項記載の装飾ライニング方法によって塗装された塗
装製品の一例を示し、図において、符号7は基材、8は
この基材7の表面に塗着された第一塗装材、9はこの第
一塗装材8の上に塗着された第二塗装材、そして、符号
10は第一塗装材8及び第二塗装材9の上に形成された凹
凸装飾である。
【0028】基材1は実施例1の場合と同様に製品によ
って異なり、金属、或いは、モルタル又はコンクリート
系の無機材やポリマーセメント系の無機−有機混合材、
更には、合成樹脂材等から形成されている。
って異なり、金属、或いは、モルタル又はコンクリート
系の無機材やポリマーセメント系の無機−有機混合材、
更には、合成樹脂材等から形成されている。
【0029】また、第一塗装材8及び第二塗装材9に
は、実施例1の場合と同じものが使用され、いずれも可
能な限り薄く塗着されている。
は、実施例1の場合と同じものが使用され、いずれも可
能な限り薄く塗着されている。
【0030】凹凸装飾10は第二塗装材9、又は第一塗装
材8及び第二塗装材9の両方を研磨機(図省略)によっ
て溝状に研磨することにより第一塗装材8又は基材9の
一部を縞状に露出することにより形成されている。
材8及び第二塗装材9の両方を研磨機(図省略)によっ
て溝状に研磨することにより第一塗装材8又は基材9の
一部を縞状に露出することにより形成されている。
【0031】尚、実施例では、第一塗装材8と第二塗装
材9は二層に塗着されいるが、色彩の異なるものを何層
にも重ねて塗着すれば、多種類の色彩からなる縞装飾を
容易に形成することができる。また、研磨溝の幅や形状
を変えることによっても特有の縞装飾を形成することが
できる。
材9は二層に塗着されいるが、色彩の異なるものを何層
にも重ねて塗着すれば、多種類の色彩からなる縞装飾を
容易に形成することができる。また、研磨溝の幅や形状
を変えることによっても特有の縞装飾を形成することが
できる。
【0032】実施例4.続いて、この発明に係る請求項
第7項記載の装飾ライニング方法を順を追って説明する
と、最初に基材7の表面に第一塗装材8と第二塗装材9
とを重ねて塗着する。次に、この第一塗装材8と第二塗
装材9を充分に乾燥させた後で、専用の研磨機(図省
略)によって第二塗装材9、又は第二塗装材9及び第一
塗装材8を溝状に研磨して第一塗装材8、又は第一塗装
材8と基材7の表面を縞状に露出させる。
第7項記載の装飾ライニング方法を順を追って説明する
と、最初に基材7の表面に第一塗装材8と第二塗装材9
とを重ねて塗着する。次に、この第一塗装材8と第二塗
装材9を充分に乾燥させた後で、専用の研磨機(図省
略)によって第二塗装材9、又は第二塗装材9及び第一
塗装材8を溝状に研磨して第一塗装材8、又は第一塗装
材8と基材7の表面を縞状に露出させる。
【0033】この場合、研磨溝の幅及び形状を適当に変
えることにより、様々な装飾を形成することができる。
えることにより、様々な装飾を形成することができる。
【0034】
【発明の効果】この発明に係る請求項第1項、第2項、
第3項、第4項及び第5項記載の装飾ライニング方法及
び第6項記載の装飾ライニング製品は、以上説明したよ
うに構成され、基材の表面に下地処理を施し、この下地
処理の上に第一塗装材を所定厚さに塗着し、この第一塗
装材の表面に凹凸装飾を形成し、次に、前記第一塗装材
の上に第二塗装材を所定厚さに塗着し、又は第一塗装材
及び第二塗装材塗着後の表面に凹凸装飾を形成し、次
に、前記第一及び第二塗装材の乾燥後、前記第二塗装材
を研磨して前記第一塗装材の一部を露出することによ
り、基材の表面に色彩の異なる複数の色彩からなる装飾
を容易に形成できる効果がある。
第3項、第4項及び第5項記載の装飾ライニング方法及
び第6項記載の装飾ライニング製品は、以上説明したよ
うに構成され、基材の表面に下地処理を施し、この下地
処理の上に第一塗装材を所定厚さに塗着し、この第一塗
装材の表面に凹凸装飾を形成し、次に、前記第一塗装材
の上に第二塗装材を所定厚さに塗着し、又は第一塗装材
及び第二塗装材塗着後の表面に凹凸装飾を形成し、次
に、前記第一及び第二塗装材の乾燥後、前記第二塗装材
を研磨して前記第一塗装材の一部を露出することによ
り、基材の表面に色彩の異なる複数の色彩からなる装飾
を容易に形成できる効果がある。
【0035】要するに、塗装材は複数層であり、第一、
第二層に限定するものでなく、凹凸装飾も任意の層にて
実施できる。
第二層に限定するものでなく、凹凸装飾も任意の層にて
実施できる。
【0036】また、この発明に係る請求項第7項記載の
装飾ライニング方法及び第8項記載の塗装製品は、以上
説明したように構成され、基材の表面に色彩の異なる複
数の塗装材を複数層に重ねて塗着し、次に、前記塗装材
の乾燥後、上側の塗装材を研磨して下側の塗装材の一部
を露出することにより、色彩の異なる複数の色彩からな
る縞装飾を容易にできる効果がある。
装飾ライニング方法及び第8項記載の塗装製品は、以上
説明したように構成され、基材の表面に色彩の異なる複
数の塗装材を複数層に重ねて塗着し、次に、前記塗装材
の乾燥後、上側の塗装材を研磨して下側の塗装材の一部
を露出することにより、色彩の異なる複数の色彩からな
る縞装飾を容易にできる効果がある。
【0037】更に、前記装飾ライニング方法の何れによ
っても、より鮮明かつ立体感のある多色装飾を形成する
ことができ、しかも、長いものや凹凸のあるものにも適
用できる効果がある。
っても、より鮮明かつ立体感のある多色装飾を形成する
ことができ、しかも、長いものや凹凸のあるものにも適
用できる効果がある。
【図1】基材の表面に下地処理が施され、その上に第一
塗装材と第二塗装材が塗着され、かつ、凹凸装飾が形成
された状態を示す基材の一部拡大断面図である。
塗装材と第二塗装材が塗着され、かつ、凹凸装飾が形成
された状態を示す基材の一部拡大断面図である。
【図2】装飾が施された基材の一部拡大断面図である。
【図3】装飾が施された基材の一部拡大平面図である。
【図4】装飾が施された基材の一部拡大断面図である。
1…基材、2…下地処理、3…第一塗装材、4…第二塗
装材、5…凹凸装飾、6…仕上げ塗装材、7…基材、8
…第一塗装材、9…第二塗装材、10…凹凸装飾、11…ラ
イニング層。
装材、5…凹凸装飾、6…仕上げ塗装材、7…基材、8
…第一塗装材、9…第二塗装材、10…凹凸装飾、11…ラ
イニング層。
Claims (8)
- 【請求項1】 下地処理を施した基材の表面に色彩の異
なる複数の塗装材よりなる層を複数層に塗着したライニ
ング層の表面に凹凸装飾を形成し、乾燥した後、前記凹
凸装飾の凹部表面の塗装材が全面に露出しない程度に、
凸部を形成する塗装材の一部を研削することにより、色
彩の異なる複数の塗装材の一部をそれぞれ表面に露出さ
せることを特徴とする装飾ライニング方法。 - 【請求項2】 基材が鋼、ステンレス鋼等の合金鋼、亜
鉛、亜鉛−アルミニウム合金又はアルミニウムによるメ
ッキ鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金又は銅合金
の金属よりなることを特徴とする請求項第1項記載の装
飾ライニング方法。 - 【請求項3】 基材がモルタル又はコンクリート系の無
機材やポリマーセメント系の無機−有機混合材よりなる
ことを特徴とする請求項第1項記載の装飾ライニング方
法。 - 【請求項4】 基材が合成樹脂材よりなることを特徴と
する請求項第1項記載の装飾ライニング方法。 - 【請求項5】 基材の表面に下地処理としてZ−S処理
を施すことを特徴とする請求項第1項、第2項記載の装
飾ライニング方法。 - 【請求項6】 凹凸装飾形成押圧ローラ又は押圧治具に
てライニング層表面に凹凸装飾を形成することを特徴と
する請求項第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項
記載の装飾ライニング方法。 - 【請求項7】 研削器具にて、ライニング層を形成する
塗装材の一部や基材の一部を研削することにより表面に
凹凸装飾を形成することを特徴とする請求項第1項、第
2項、第3項、第4項又は第5項記載の装飾ライニング
方法。 - 【請求項8】 下地処理を施した基材の表面に色彩の異
なる複数の塗装材よりなる層を複数層に塗着したライニ
ング層の表面に凹凸装飾を形成し、乾燥した後、前記凹
凸装飾の凹部表面の塗装材が全面に露出しない程度に、
凸部を形成する塗装材の一部を研削することにより、色
彩の異なる複数の塗装材の一部をそれぞれ表面に露出さ
せてなることを特徴とする装飾ライニング製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18234594A JPH0839995A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 装飾ライニング方法及び装飾ライニング製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18234594A JPH0839995A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 装飾ライニング方法及び装飾ライニング製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839995A true JPH0839995A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16116691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18234594A Withdrawn JPH0839995A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 装飾ライニング方法及び装飾ライニング製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839995A (ja) |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP18234594A patent/JPH0839995A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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