JPH0839974A - Icカード用icモジュールとその製造方法、及びicカード - Google Patents
Icカード用icモジュールとその製造方法、及びicカードInfo
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- JPH0839974A JPH0839974A JP6175045A JP17504594A JPH0839974A JP H0839974 A JPH0839974 A JP H0839974A JP 6175045 A JP6175045 A JP 6175045A JP 17504594 A JP17504594 A JP 17504594A JP H0839974 A JPH0839974 A JP H0839974A
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- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配線部分の断線等のおそれをなくし、機械的
強度に優れたICモジュールを提供する。 【構成】 樹脂層21a及び樹脂層21a内に散在され
た導電粒子21bから構成される導電性接着フィルム2
1により、ICチップ12のボンディング部分とプリン
ト基板11の外部接続端子部13とを導通するように接
着した。
強度に優れたICモジュールを提供する。 【構成】 樹脂層21a及び樹脂層21a内に散在され
た導電粒子21bから構成される導電性接着フィルム2
1により、ICチップ12のボンディング部分とプリン
ト基板11の外部接続端子部13とを導通するように接
着した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカードに用いら
れるICチップを有するICモジュールとその製造方
法、及び前記ICモジュールを用いたICカードに関す
るものである。
れるICチップを有するICモジュールとその製造方
法、及び前記ICモジュールを用いたICカードに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のICカード等に装着され
ているICモジュールの一例の構成を示す断面図であ
る。ICモジュール10は、プリント基板11と、プリ
ント基板11上に搭載されたICチップ12とを有す
る。プリント基板11の一方の面上(図中上面)には、
外部接続端子部13が設けられている。外部接続端子部
13は、金メッキ層13a、Niメッキ層13b、銅箔
層13cとから構成されている。プリント基板11の他
方の面上には、外部接続端子部13と同様の層構成から
なる配線パターン層14が設けられている。外部接続端
子部13と配線パターン層14とは、スルーホール15
を介して電気的に接続されている。プリント基板11の
配線パターン層14側には、ICチップ12が接着剤層
16により接着されている。ICチップ12と配線パタ
ーン層14とは、例えば直径約25μmの金,アルミニ
ウム等からなるワイヤ17により電気的に接続されてい
る(ワイヤボンディング方式)。ICチップ12の上部
は、ワイヤ17を含めて封止樹脂18により被覆されて
いる。以上のように構成されたICモジュール10は、
ICチップ12をプリント基板(Board)11上に
マウントすることから、COB(Chip On Bo
ard)と呼ばれている。一方、カード基材は、厚みが
0.76mmに形成された樹脂等の積層体である。この
表面にザグリ等により凹部が形成され、この凹部に上述
のICモジュール10が埋設される。
ているICモジュールの一例の構成を示す断面図であ
る。ICモジュール10は、プリント基板11と、プリ
ント基板11上に搭載されたICチップ12とを有す
る。プリント基板11の一方の面上(図中上面)には、
外部接続端子部13が設けられている。外部接続端子部
13は、金メッキ層13a、Niメッキ層13b、銅箔
層13cとから構成されている。プリント基板11の他
方の面上には、外部接続端子部13と同様の層構成から
なる配線パターン層14が設けられている。外部接続端
子部13と配線パターン層14とは、スルーホール15
を介して電気的に接続されている。プリント基板11の
配線パターン層14側には、ICチップ12が接着剤層
16により接着されている。ICチップ12と配線パタ
ーン層14とは、例えば直径約25μmの金,アルミニ
ウム等からなるワイヤ17により電気的に接続されてい
る(ワイヤボンディング方式)。ICチップ12の上部
は、ワイヤ17を含めて封止樹脂18により被覆されて
いる。以上のように構成されたICモジュール10は、
ICチップ12をプリント基板(Board)11上に
マウントすることから、COB(Chip On Bo
ard)と呼ばれている。一方、カード基材は、厚みが
0.76mmに形成された樹脂等の積層体である。この
表面にザグリ等により凹部が形成され、この凹部に上述
のICモジュール10が埋設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
ICモジュールでは、ICチップ12とプリント基板1
1とが極めて直径の小さいワイヤ17で複数箇所接続さ
れている構造であるため、ICモジュール10又はIC
カードに過負荷がかかると、ワイヤ17が断線してしま
うおそれがあるという問題がある。また、ワイヤ17の
全てを封止樹脂18により被覆するため、ワイヤ17が
ICチップ12の上面部から突出している分だけ、封止
樹脂18の厚みを厚くしなければならず、ICモジュー
ル10の薄型化を図る上での妨げとなるという問題があ
る。さらに、ICチップ12及びワイヤ17(ステッチ
側を含む)の全体を封止樹脂18により被覆するため、
封止樹脂18の面積が大きくなり、クラック等が生じや
すくなるという問題がある。
ICモジュールでは、ICチップ12とプリント基板1
1とが極めて直径の小さいワイヤ17で複数箇所接続さ
れている構造であるため、ICモジュール10又はIC
カードに過負荷がかかると、ワイヤ17が断線してしま
うおそれがあるという問題がある。また、ワイヤ17の
全てを封止樹脂18により被覆するため、ワイヤ17が
ICチップ12の上面部から突出している分だけ、封止
樹脂18の厚みを厚くしなければならず、ICモジュー
ル10の薄型化を図る上での妨げとなるという問題があ
る。さらに、ICチップ12及びワイヤ17(ステッチ
側を含む)の全体を封止樹脂18により被覆するため、
封止樹脂18の面積が大きくなり、クラック等が生じや
すくなるという問題がある。
【0004】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、配線部分の断線等のおそれ
がなく、機械的強度に優れ、かつ、薄型化したICカー
ド用ICモジュールとその製造方法、及びこのICモジ
ュールを用いたICカードを提供することを目的とす
る。
めになされたものであって、配線部分の断線等のおそれ
がなく、機械的強度に優れ、かつ、薄型化したICカー
ド用ICモジュールとその製造方法、及びこのICモジ
ュールを用いたICカードを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、樹脂材料(21a)及び前記樹
脂材料内に散在された導電粒子(21b)から構成され
る導電性接着部材(21)により、ICチップ(12)
と電子回路基板(11)とを所定部が導通するように接
着したことを特徴とする。請求項2の発明は、樹脂材料
及び前記樹脂材料内に散在された導電粒子から構成され
る導電性接着フィルムの所定位置に凸部を形成する第1
の工程(ステップ101)と、前記導電性接着フィルム
の凸部がICチップの導通部分と対応するように、前記
ICチップと電子回路基板とを前記導電性接着フィルム
を介して熱プレスする第2の工程(ステップ102)
と、前記ICチップを樹脂により封止する第3の工程
(ステップ103)とを含むことを特徴とする。請求項
3の発明は、ICチップの導通部分に凸部を形成する第
1の工程(ステップ201)と、前記ICチップの凸部
が電子回路基板の所定位置と対応するように、前記IC
チップと前記電子回路基板とを、樹脂材料及び前記樹脂
材料内に散在された導電粒子から構成される導電性接着
部材を介して熱プレスする第2の工程(ステップ10
2)と、前記ICチップを樹脂により封止する第3の工
程(ステップ103)とを含むことを特徴とする。請求
項4の発明は、カード基材と、前記カード基材に装着さ
れた請求項1に記載のICカード用ICモジュールとを
備えることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、樹脂材料(21a)及び前記樹
脂材料内に散在された導電粒子(21b)から構成され
る導電性接着部材(21)により、ICチップ(12)
と電子回路基板(11)とを所定部が導通するように接
着したことを特徴とする。請求項2の発明は、樹脂材料
及び前記樹脂材料内に散在された導電粒子から構成され
る導電性接着フィルムの所定位置に凸部を形成する第1
の工程(ステップ101)と、前記導電性接着フィルム
の凸部がICチップの導通部分と対応するように、前記
ICチップと電子回路基板とを前記導電性接着フィルム
を介して熱プレスする第2の工程(ステップ102)
と、前記ICチップを樹脂により封止する第3の工程
(ステップ103)とを含むことを特徴とする。請求項
3の発明は、ICチップの導通部分に凸部を形成する第
1の工程(ステップ201)と、前記ICチップの凸部
が電子回路基板の所定位置と対応するように、前記IC
チップと前記電子回路基板とを、樹脂材料及び前記樹脂
材料内に散在された導電粒子から構成される導電性接着
部材を介して熱プレスする第2の工程(ステップ10
2)と、前記ICチップを樹脂により封止する第3の工
程(ステップ103)とを含むことを特徴とする。請求
項4の発明は、カード基材と、前記カード基材に装着さ
れた請求項1に記載のICカード用ICモジュールとを
備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明においては、ICチップと電子
回路基板とが導電性接着部材により電気的に接続され
る。従って、ワイヤを用いることなく両者を接続するこ
とができる。また、電子回路基板に対して、ICチップ
を均一かつ強固に接着することができる。さらにICチ
ップと同面積で電気的接続が可能であり、封止樹脂の面
積を小さくすることができ、ワイヤを用いる場合と比較
して大幅に機械的強度の向上と薄型化が図れる。請求項
2又は3の発明においては、導電性接着フィルム又はI
Cチップに凸部が形成され、ICチップと電子回路基板
とが導電性接着フィルム又は導電性接着部材を介して熱
プレスされる。従って、ICチップと電子回路基板とが
均一かつ強固に接着し、確実に導通したICモジュール
を製造することができる。請求項4の発明においては、
請求項1のICモジュールを用いてICカードが形成さ
れる。従って、機械的強度の優れたICカードを提供す
ることができる。
回路基板とが導電性接着部材により電気的に接続され
る。従って、ワイヤを用いることなく両者を接続するこ
とができる。また、電子回路基板に対して、ICチップ
を均一かつ強固に接着することができる。さらにICチ
ップと同面積で電気的接続が可能であり、封止樹脂の面
積を小さくすることができ、ワイヤを用いる場合と比較
して大幅に機械的強度の向上と薄型化が図れる。請求項
2又は3の発明においては、導電性接着フィルム又はI
Cチップに凸部が形成され、ICチップと電子回路基板
とが導電性接着フィルム又は導電性接着部材を介して熱
プレスされる。従って、ICチップと電子回路基板とが
均一かつ強固に接着し、確実に導通したICモジュール
を製造することができる。請求項4の発明においては、
請求項1のICモジュールを用いてICカードが形成さ
れる。従って、機械的強度の優れたICカードを提供す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図1は、本発明によるICモジュー
ルの第1の実施例の構成を示す図である。以下、本発明
の実施例において、従来例と同一部分には同一符号を付
し、重複する説明は適宜省略する。図1(a)は、IC
モジュール20の断面図である。ICチップ12とプリ
ント基板11とは、導電性接着フィルム21により接合
されている。図1(b)は、この導電性フィルム21の
詳細を示す断面図である。導電性接着フィルム21は、
厚みが数10μm程度(望ましくは30μm程度)に形
成された局部的に導通可能なフィルムであり、樹脂層2
1aと、この樹脂層21a中に散在された導電粒子21
bとから構成されている。樹脂層21aは、熱硬化性樹
脂,熱可塑性樹脂,又は両者の混合樹脂等により形成さ
れた層である。また、導電粒子21bは、金属膜被覆プ
ラスチック粒子等から構成されたものである。図1にお
いて、ICチップ12とプリント基板11とが直接対向
する領域(図中A部)では、導電性接着フィルム21が
導通性を有する程度に加熱加圧されてなく、また、導電
性接着フィルム21の上下に導通部分が存在しないた
め、ICチップ12とプリント基板11とは導通してい
ない。一方、ICチップ12とプリント基板11の配線
パターン層14とが対向する領域(図中B部)では、導
電性接着フィルム21は、導電性を有する程度に加熱加
圧されているため、ICチップ12のボンディングパッ
ドと導電粒子21b、及び導電粒子21bと配線パター
ン層14とが接触し、ICチップ12のボンディングパ
ッドと配線パターン層14とが導通している。また、I
Cチップ12の上部は、従来と同様に封止樹脂18によ
り被覆されている。従って、導電性接着フィルム21も
封止樹脂18により被覆されている。
について説明する。図1は、本発明によるICモジュー
ルの第1の実施例の構成を示す図である。以下、本発明
の実施例において、従来例と同一部分には同一符号を付
し、重複する説明は適宜省略する。図1(a)は、IC
モジュール20の断面図である。ICチップ12とプリ
ント基板11とは、導電性接着フィルム21により接合
されている。図1(b)は、この導電性フィルム21の
詳細を示す断面図である。導電性接着フィルム21は、
厚みが数10μm程度(望ましくは30μm程度)に形
成された局部的に導通可能なフィルムであり、樹脂層2
1aと、この樹脂層21a中に散在された導電粒子21
bとから構成されている。樹脂層21aは、熱硬化性樹
脂,熱可塑性樹脂,又は両者の混合樹脂等により形成さ
れた層である。また、導電粒子21bは、金属膜被覆プ
ラスチック粒子等から構成されたものである。図1にお
いて、ICチップ12とプリント基板11とが直接対向
する領域(図中A部)では、導電性接着フィルム21が
導通性を有する程度に加熱加圧されてなく、また、導電
性接着フィルム21の上下に導通部分が存在しないた
め、ICチップ12とプリント基板11とは導通してい
ない。一方、ICチップ12とプリント基板11の配線
パターン層14とが対向する領域(図中B部)では、導
電性接着フィルム21は、導電性を有する程度に加熱加
圧されているため、ICチップ12のボンディングパッ
ドと導電粒子21b、及び導電粒子21bと配線パター
ン層14とが接触し、ICチップ12のボンディングパ
ッドと配線パターン層14とが導通している。また、I
Cチップ12の上部は、従来と同様に封止樹脂18によ
り被覆されている。従って、導電性接着フィルム21も
封止樹脂18により被覆されている。
【0008】以上のように構成されたICモジュール2
0は、従来例のようなワイヤ17を用いていないので、
ワイヤ17の断線等のおそれがなく、物理的強度が向上
する。また、封止樹脂18の被覆面積を小さくすること
ができ、曲げ強度が向上する。さらに、ICチップ12
とプリント基板11とが均一に接着されているので、I
Cチップ12のクラックを防止することができる。
0は、従来例のようなワイヤ17を用いていないので、
ワイヤ17の断線等のおそれがなく、物理的強度が向上
する。また、封止樹脂18の被覆面積を小さくすること
ができ、曲げ強度が向上する。さらに、ICチップ12
とプリント基板11とが均一に接着されているので、I
Cチップ12のクラックを防止することができる。
【0009】次に、ICモジュール20を用いたICカ
ードの製造方法について図2,図3に基づき説明する。
図2は、このICモジュール20の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。また、図3は、ICカードの
製造方法の第1の実施例の流れを示すフローチャートで
ある。先ず、ステップ101において、導電性接着フィ
ルム21に、バンプ22(凸部)を形成する。このバン
プ22は、導電性材料から形成されており、ICチップ
12の導通部分と対応する位置に設けられている。次の
ステップ102で、ICチップ12の導通部分と導電性
接着フィルム21のバンプ22とが対応するように、導
電性接着フィルム21を介してICチップ12とプリン
ト基板11とを、熱プレスにより接着させる。両者を所
定時間加熱,加圧することにより、導電性接着フィルム
21が変形し、図1(b)のようにICチップ12とプ
リント基板11の配線パターン層14とが、導電粒子2
1bと接触し、ICチップ12とプリント基板11とが
導通する。そして、ステップ103で、ICチップ12
の上部を、封止樹脂18により被覆する。一方、ステッ
プ104でカード基材を作成する。次のステップ105
では、カード基材のICモジュール20を装着する位置
をざぐり、カード基材に凹部を形成する。そして、ステ
ップ106で、モジュールシール、すなわちカード基材
の凹部にICモジュール20を装着する。これにより、
ICカードが形成される。
ードの製造方法について図2,図3に基づき説明する。
図2は、このICモジュール20の製造方法の第1の実
施例を示す断面図である。また、図3は、ICカードの
製造方法の第1の実施例の流れを示すフローチャートで
ある。先ず、ステップ101において、導電性接着フィ
ルム21に、バンプ22(凸部)を形成する。このバン
プ22は、導電性材料から形成されており、ICチップ
12の導通部分と対応する位置に設けられている。次の
ステップ102で、ICチップ12の導通部分と導電性
接着フィルム21のバンプ22とが対応するように、導
電性接着フィルム21を介してICチップ12とプリン
ト基板11とを、熱プレスにより接着させる。両者を所
定時間加熱,加圧することにより、導電性接着フィルム
21が変形し、図1(b)のようにICチップ12とプ
リント基板11の配線パターン層14とが、導電粒子2
1bと接触し、ICチップ12とプリント基板11とが
導通する。そして、ステップ103で、ICチップ12
の上部を、封止樹脂18により被覆する。一方、ステッ
プ104でカード基材を作成する。次のステップ105
では、カード基材のICモジュール20を装着する位置
をざぐり、カード基材に凹部を形成する。そして、ステ
ップ106で、モジュールシール、すなわちカード基材
の凹部にICモジュール20を装着する。これにより、
ICカードが形成される。
【0010】図4は、本発明によるICモジュールの第
2の実施例(ICモジュール20A)の構成を示す断面
図である。この基板11Aは、配線パターン層が設けら
れてなく、外部接続端子部13に、直接ICチップ12
を接合したものである。ICチップ12は、導電性接着
フィルム21により基板11Aに接着されている。基板
11Aには、導電性を有する材料から形成された充填材
23が、外部接続端子部13と導通するように設けられ
ており、導電性接着フィルム21が充填材23に接合し
ている。これにより、ICチップ12と外部接続端子部
13とが導通している。図5は、本発明によるICモジ
ュールの第3の実施例(ICモジュール20B)の構成
を示す断面図であり、ICモジュール20Aの変形例を
示したものである。ICチップ12にはバンプ22が設
けられている。このICモジュール20Bの基板11B
は、図4のプリント基板11AのようにICチップ12
の搭載部分がなく、ICチップ12は、外部接続端子部
13に直接、導電性接着フィルム21を介して搭載され
ている。図6は、本発明によるICモジュールの第4の
実施例(ICモジュール20C)の構成を示す断面図で
ある。この基板11Cは、リードフレームにより形成さ
れたものである。ICチップ12にはバンプ22が形成
され、ICチップ12は、導電性接着フィルム21によ
り基板11C上に導通して接着されている。
2の実施例(ICモジュール20A)の構成を示す断面
図である。この基板11Aは、配線パターン層が設けら
れてなく、外部接続端子部13に、直接ICチップ12
を接合したものである。ICチップ12は、導電性接着
フィルム21により基板11Aに接着されている。基板
11Aには、導電性を有する材料から形成された充填材
23が、外部接続端子部13と導通するように設けられ
ており、導電性接着フィルム21が充填材23に接合し
ている。これにより、ICチップ12と外部接続端子部
13とが導通している。図5は、本発明によるICモジ
ュールの第3の実施例(ICモジュール20B)の構成
を示す断面図であり、ICモジュール20Aの変形例を
示したものである。ICチップ12にはバンプ22が設
けられている。このICモジュール20Bの基板11B
は、図4のプリント基板11AのようにICチップ12
の搭載部分がなく、ICチップ12は、外部接続端子部
13に直接、導電性接着フィルム21を介して搭載され
ている。図6は、本発明によるICモジュールの第4の
実施例(ICモジュール20C)の構成を示す断面図で
ある。この基板11Cは、リードフレームにより形成さ
れたものである。ICチップ12にはバンプ22が形成
され、ICチップ12は、導電性接着フィルム21によ
り基板11C上に導通して接着されている。
【0011】図7は、本発明によるICモジュールの製
造方法の第2の実施例を示す断面図である。また、図8
は、ICカードの製造方法の第2の実施例の流れを示す
フローチャートである。この製造方法においては、IC
チップ12側に、バンプ22を形成する(ステップ20
1)。従って、導電性接着フィルム21側には、バンプ
は形成されていない。このように形成しても、第1の実
施例と同様の効果が得られる。
造方法の第2の実施例を示す断面図である。また、図8
は、ICカードの製造方法の第2の実施例の流れを示す
フローチャートである。この製造方法においては、IC
チップ12側に、バンプ22を形成する(ステップ20
1)。従って、導電性接着フィルム21側には、バンプ
は形成されていない。このように形成しても、第1の実
施例と同様の効果が得られる。
【0012】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、実施例では、導電性接着フィルム21を用
いたが、ICチップ12とプリント基板11(又は基板
11A若しくは11B)とを局部的に導通するように接
着することができるものであれば、必ずしもフィルム状
に形成されたものには限定されない。従って、実施例に
おけるICモジュール20,20A,20Bや、ICモ
ジュールの製造方法の第2の実施例(図6)では、導電
性接着フィルム21以外の導電性接着部材、例えば導電
性液状接着剤等を用いても良い。また、バンプ22は、
ICチップ12、又は導電性接着フィルム21のいずれ
に設けても良く、あるいは双方に設けても良い。
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、実施例では、導電性接着フィルム21を用
いたが、ICチップ12とプリント基板11(又は基板
11A若しくは11B)とを局部的に導通するように接
着することができるものであれば、必ずしもフィルム状
に形成されたものには限定されない。従って、実施例に
おけるICモジュール20,20A,20Bや、ICモ
ジュールの製造方法の第2の実施例(図6)では、導電
性接着フィルム21以外の導電性接着部材、例えば導電
性液状接着剤等を用いても良い。また、バンプ22は、
ICチップ12、又は導電性接着フィルム21のいずれ
に設けても良く、あるいは双方に設けても良い。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、導電性接着部
材を用いるため、ワイヤを用いることなくICチップと
電子回路基板とを強固かつ均一に電気的に接続すること
ができるので、ワイヤ断線等の心配がなく、電子回路基
板に対して均一な接着が得られ、ICモジュールの機械
的強度の向上と薄型化を図ることができる。また、IC
モジュールの封止樹脂の面積を小さくすることができる
ため、ICモジュールの強度を向上させることができ
る。請求項2,3の発明によれば、ワイヤを用いないで
ICチップと電子回路基板とを確実に導通したICモジ
ュールを製造することができ、従来のようなICチップ
の接着とワイヤ結線の工程をICチップの接着のみの工
程に短縮することが可能となる。請求項4の発明によれ
ば、コストが低減され、機械的強度に優れたICカード
を提供することができる。
材を用いるため、ワイヤを用いることなくICチップと
電子回路基板とを強固かつ均一に電気的に接続すること
ができるので、ワイヤ断線等の心配がなく、電子回路基
板に対して均一な接着が得られ、ICモジュールの機械
的強度の向上と薄型化を図ることができる。また、IC
モジュールの封止樹脂の面積を小さくすることができる
ため、ICモジュールの強度を向上させることができ
る。請求項2,3の発明によれば、ワイヤを用いないで
ICチップと電子回路基板とを確実に導通したICモジ
ュールを製造することができ、従来のようなICチップ
の接着とワイヤ結線の工程をICチップの接着のみの工
程に短縮することが可能となる。請求項4の発明によれ
ば、コストが低減され、機械的強度に優れたICカード
を提供することができる。
【図1】本発明によるICモジュールの第1の実施例の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1のICモジュール20の製造方法の第1の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図3】ICカードの製造方法の第1の実施例の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】本発明によるICモジュールの第2の実施例の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図5】本発明によるICモジュールの第3の実施例の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図6】本発明によるICモジュールの第4の実施例の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図7】本発明によるICモジュールの製造方法の第2
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図8】ICカードの製造方法の第2の実施例の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図9】従来のICカード等に装着されているICモジ
ュールの一例の構成を示す断面図である。
ュールの一例の構成を示す断面図である。
11 プリント基板 12 ICチップ 13 外部接続端子部 14 配線パターン層 15 スルーホール 18 封止樹脂 20 ICモジュール 21 導電性接着フィルム 21a 樹脂層 21b 導電粒子 22 バンプ 23 充填材
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂材料及び前記樹脂材料内に散在され
た導電粒子から構成される導電性接着部材により、IC
チップと電子回路基板とを所定部が導通するように接着
したことを特徴とするICカード用ICモジュール。 - 【請求項2】 樹脂材料及び前記樹脂材料内に散在され
た導電粒子から構成される導電性接着フィルムの所定位
置に凸部を形成する第1の工程と、 前記導電性接着フィルムの凸部がICチップの導通部分
と対応するように、前記ICチップと電子回路基板とを
前記導電性接着フィルムを介して熱プレスする第2の工
程と、 前記ICチップを樹脂により封止する第3の工程とを含
むことを特徴とするICカード用ICモジュールの製造
方法。 - 【請求項3】 ICチップの導通部分に凸部を形成する
第1の工程と、 前記ICチップの凸部が電子回路基板の所定位置と対応
するように、前記ICチップと前記電子回路基板とを、
樹脂材料及び前記樹脂材料内に散在された導電粒子から
構成される導電性接着部材を介して熱プレスする第2の
工程と、 前記ICチップを樹脂により封止する第3の工程とを含
むことを特徴とするICカード用ICモジュールの製造
方法。 - 【請求項4】 カード基材と、 前記カード基材に装着された請求項1に記載のICカー
ド用ICモジュールとを備えることを特徴とするICカ
ード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6175045A JPH0839974A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | Icカード用icモジュールとその製造方法、及びicカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6175045A JPH0839974A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | Icカード用icモジュールとその製造方法、及びicカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839974A true JPH0839974A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=15989268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6175045A Pending JPH0839974A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | Icカード用icモジュールとその製造方法、及びicカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2761498A1 (fr) * | 1997-03-27 | 1998-10-02 | Gemplus Card Int | Module electronique et son procede de fabrication et carte a puce comportant un tel module |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP6175045A patent/JPH0839974A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2761498A1 (fr) * | 1997-03-27 | 1998-10-02 | Gemplus Card Int | Module electronique et son procede de fabrication et carte a puce comportant un tel module |
WO1998044451A1 (fr) * | 1997-03-27 | 1998-10-08 | Gemplus S.C.A. | Module electronique pour carte a puce |
US6435414B1 (en) | 1997-03-27 | 2002-08-20 | Gemplus | Electronic module for chip card |
US6769619B2 (en) | 1997-03-27 | 2004-08-03 | Gemplus | Electronic module for chip card |
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