JPH083992B2 - 放電灯 - Google Patents
放電灯Info
- Publication number
- JPH083992B2 JPH083992B2 JP17747787A JP17747787A JPH083992B2 JP H083992 B2 JPH083992 B2 JP H083992B2 JP 17747787 A JP17747787 A JP 17747787A JP 17747787 A JP17747787 A JP 17747787A JP H083992 B2 JPH083992 B2 JP H083992B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primer
- discharge lamp
- titania
- glass envelope
- fluororesin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はメタルハライドランプ,高圧水銀ランプ等の
放電灯に関するものである。
放電灯に関するものである。
従来の技術 この種放電灯は小型化が進み、店舗,デパート,ホテ
ル等の比較的低天井の照明はもちろんのこと大出力放電
灯は屋外各種フイールドや魚業用など用途も多様化して
いる。
ル等の比較的低天井の照明はもちろんのこと大出力放電
灯は屋外各種フイールドや魚業用など用途も多様化して
いる。
かかる放電灯は何らかの外的要因でガラス外囲器が破
損した際にガラス破片が飛散するのを防止するために、
各種の樹脂被膜をガラス外囲器外面に被着することが例
えば実開昭59-128163号公報等において知られている。
損した際にガラス破片が飛散するのを防止するために、
各種の樹脂被膜をガラス外囲器外面に被着することが例
えば実開昭59-128163号公報等において知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる従来の放電灯では、店舗等での使用に
際して、不要な紫外線が放射されているので、展示商品
の褪色劣化等が生じる欠点があった。
際して、不要な紫外線が放射されているので、展示商品
の褪色劣化等が生じる欠点があった。
本発明はこのような欠点を除去するためになされたも
ので、不要な紫外線を遮断し、被照射物の褪色劣化等を
防止することのできる弗素樹脂膜付放電灯を提供するも
のである。
ので、不要な紫外線を遮断し、被照射物の褪色劣化等を
防止することのできる弗素樹脂膜付放電灯を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 本発明の放電灯は、内部に発光管を備えたガラス外囲
器の外面にチタニヤを含むプライマーを被着し、その上
に光透過率が95〜99%の弗素樹脂膜を形成した構成を有
している。
器の外面にチタニヤを含むプライマーを被着し、その上
に光透過率が95〜99%の弗素樹脂膜を形成した構成を有
している。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
全長175mm,ガラス外囲器外径70mmの100Wメタルハライ
ドランプ(透明型)において、ガラス外囲器の外面に、
プライマーとしてノニオン系界面活性剤とシリカ粉末と
アルミナ粉末との混合水溶液に重量比5%のチタニヤ微
粉を混在せしめたものを塗布乾燥後、その上に透明の弗
素樹脂膜を公知の静電塗装方法により形成した。
ドランプ(透明型)において、ガラス外囲器の外面に、
プライマーとしてノニオン系界面活性剤とシリカ粉末と
アルミナ粉末との混合水溶液に重量比5%のチタニヤ微
粉を混在せしめたものを塗布乾燥後、その上に透明の弗
素樹脂膜を公知の静電塗装方法により形成した。
前記ガラス外囲器内に設けられた発光管内には水銀と
ともにタリウム,ナトリウム,インジウムの沃化物とア
ルゴンガスが所定量封入されている。ガラス外囲器の表
面の弗素樹脂膜の厚さは60μで光透過率が97%のものを
用いた。
ともにタリウム,ナトリウム,インジウムの沃化物とア
ルゴンガスが所定量封入されている。ガラス外囲器の表
面の弗素樹脂膜の厚さは60μで光透過率が97%のものを
用いた。
前記メタルハライドランプと、チタニヤを含有しない
プライマーを用いた弗素樹脂膜付きメタルハライドラン
プとを衣料品店の店内照明用に供し、点灯実験を行っ
た。
プライマーを用いた弗素樹脂膜付きメタルハライドラン
プとを衣料品店の店内照明用に供し、点灯実験を行っ
た。
前記実験において点灯時間1000時間で衣料品の被照射
部分を調べたところ、プライマーにチタニヤを含有した
本発明の放電灯においては、衣料品の褪色は全く生じて
いなかったのに対し、チタニヤを含有していないプライ
マーを用いた放電灯の照射を受けた衣料品は褪色が認め
られ店舗照明用として満足できるものとはいえなかっ
た。
部分を調べたところ、プライマーにチタニヤを含有した
本発明の放電灯においては、衣料品の褪色は全く生じて
いなかったのに対し、チタニヤを含有していないプライ
マーを用いた放電灯の照射を受けた衣料品は褪色が認め
られ店舗照明用として満足できるものとはいえなかっ
た。
以上の実験結果からみて、プライマー中にチタニヤを
混有せしめることにより、紫外線吸収効果を生じ、被照
射物の褪色を防止することができたものと考えられる。
混有せしめることにより、紫外線吸収効果を生じ、被照
射物の褪色を防止することができたものと考えられる。
さらに、上記実験でチタニヤ微粉による紫外線遮断効
果はもとより、屈折率の高いチタニヤの採用により光拡
散性が、プライマー中にチタニヤを含有しないものに比
して増大し、眼や被照射物に対する柔かい光を感じるな
ど相乗効果を得ることができた。
果はもとより、屈折率の高いチタニヤの採用により光拡
散性が、プライマー中にチタニヤを含有しないものに比
して増大し、眼や被照射物に対する柔かい光を感じるな
ど相乗効果を得ることができた。
次に、プライマー中のチタニヤ微粉の量を変えて実験
を行ったところ、プライマー中のチタニヤが重量比15%
を越えると、弗素樹脂膜の被着強度が弱く、弗素樹脂膜
塗布焼付け後、膜が剥離するので、飛散防止作用が発揮
できず、実用上不適であった。また、チタニヤがプライ
マー中重量比で0.5%未満のものは、放電灯点灯中弗素
樹脂膜の剥離はなかったが、1000時間点灯後には被照射
物の褪色が認められ、店舗照明用等としては不適であっ
た。したがって、チタニヤはプライマー中重量比0.5〜1
5%が最適であることが判明した。
を行ったところ、プライマー中のチタニヤが重量比15%
を越えると、弗素樹脂膜の被着強度が弱く、弗素樹脂膜
塗布焼付け後、膜が剥離するので、飛散防止作用が発揮
できず、実用上不適であった。また、チタニヤがプライ
マー中重量比で0.5%未満のものは、放電灯点灯中弗素
樹脂膜の剥離はなかったが、1000時間点灯後には被照射
物の褪色が認められ、店舗照明用等としては不適であっ
た。したがって、チタニヤはプライマー中重量比0.5〜1
5%が最適であることが判明した。
さらに、プライマー中に重量比5%のチタニヤを含む
もので、弗素樹脂の膜厚を変えて実験を行ったところ、
膜厚150μを越えるものは光透過率が94%となり、光束
面で不十分であり、また膜厚が20μ未満のものは光透過
率は99%であっても、ガラス外囲器の破損時にガラス片
の飛散防止ができず、被膜の効果が発揮できなかった。
したがって、弗素樹脂膜は、プライマー中に重量比チタ
ニヤ含有量が0.5〜15%含有された場合、光透過率を94
〜99%の範囲にする膜厚を有する放電灯は、寿命中を通
じて被照射物の褪色防止、弗素樹脂膜の剥離防止,放電
灯の発光光束低下防止,光拡散性の増大等の諸効果とガ
ラス片飛散防止維持効果とを合わせ持つものである。
もので、弗素樹脂の膜厚を変えて実験を行ったところ、
膜厚150μを越えるものは光透過率が94%となり、光束
面で不十分であり、また膜厚が20μ未満のものは光透過
率は99%であっても、ガラス外囲器の破損時にガラス片
の飛散防止ができず、被膜の効果が発揮できなかった。
したがって、弗素樹脂膜は、プライマー中に重量比チタ
ニヤ含有量が0.5〜15%含有された場合、光透過率を94
〜99%の範囲にする膜厚を有する放電灯は、寿命中を通
じて被照射物の褪色防止、弗素樹脂膜の剥離防止,放電
灯の発光光束低下防止,光拡散性の増大等の諸効果とガ
ラス片飛散防止維持効果とを合わせ持つものである。
なお、本発明の放電灯においては、ガラス外囲器は蛍
光灯の塗布されたものでもよく、発光管は通常の水銀灯
や各種メタルハライドランプの何れも適用でき、またガ
ラス外囲器に付着するプライマー本体は、上記実施例以
外のプライマーでもよく、チタニヤの添加方法は有機,
無機の形態のいずれをも適用できるものである。
光灯の塗布されたものでもよく、発光管は通常の水銀灯
や各種メタルハライドランプの何れも適用でき、またガ
ラス外囲器に付着するプライマー本体は、上記実施例以
外のプライマーでもよく、チタニヤの添加方法は有機,
無機の形態のいずれをも適用できるものである。
発明の効果 以上のように、本発明は寿命中を通じて衣料品等の被
照射物の褪色防止を図ること等ができ、弗素樹脂膜付放
電灯の性能を向上することができ、その改良効果は大き
い。
照射物の褪色防止を図ること等ができ、弗素樹脂膜付放
電灯の性能を向上することができ、その改良効果は大き
い。
Claims (1)
- 【請求項1】内部に発光管を備えたガラス外囲器の外面
にチタニヤを含むプライマーを被着し、前記プライマー
上に光透過率が95〜99%の弗素樹脂膜を形成したことを
特徴とする放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17747787A JPH083992B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17747787A JPH083992B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421855A JPS6421855A (en) | 1989-01-25 |
JPH083992B2 true JPH083992B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=16031597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17747787A Expired - Fee Related JPH083992B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083992B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5243251A (en) * | 1990-04-13 | 1993-09-07 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Lamp having a glass envelope with fluorocarbon polymer layer |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP17747787A patent/JPH083992B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421855A (en) | 1989-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |