JPH0839845A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH0839845A
JPH0839845A JP9547095A JP9547095A JPH0839845A JP H0839845 A JPH0839845 A JP H0839845A JP 9547095 A JP9547095 A JP 9547095A JP 9547095 A JP9547095 A JP 9547095A JP H0839845 A JPH0839845 A JP H0839845A
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JP
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web
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shaped carrier
transfer
colorant
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Withdrawn
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JP9547095A
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Manh Tang
マン・タン
Kin Kwong Lum
クウォン・ラム キン
James Edward Pickering
エドワード・ピッカリング ジェームズ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイド部材を用いて、色材供与ウェブの分離
位置および分離角を制御することにより、積層領域の前
縁部エッジおよび側部エッジにおいて、積層材料を一様
に剥離すること。 【構成】 サーマルヘッド12と、プラテンローラ構造
体18と、色材供与ウェブ26および受容媒体シート2
8に対する巻取装置とを有して構成され、色材供与ウェ
ブ26から受容媒体シート28に積層材料領域を熱転写
する熱転写プリンタにおいて、サーマルヘッド12下流
部には供与体ガイド40が設置され、該供与体ガイド4
0では、色材供与ウェブ26と受容媒体シート28とが
大きな分離角を有して分離され、これらが分離する際
に、受容媒体シート28に転写された積層材料領域が、
色材供与ウェブ26上に残された積層材料からなる非積
層領域からきれいに剥離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色材からなる画像を受
容媒体に転写するために使用され、受容媒体および色材
供与ウェブをサーマルヘッドを通過するように移動させ
る移送機構を備えた熱転写プリンタに係り、特に、受容
媒体に形成された色材からなる画像上に転写されて保護
層を形成する熱転写可能な積層材料が色材供与ウェブに
備えられている熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写において、取扱い時の不手際によ
り色材からなる画像が損なわれることがある。体内の化
学物質により、色材からなる画像は著しく損なわれるか
ら、指紋は特に要注意である。それゆえ、熱転写可能な
積層材料を用いて、色材からなる画像上に保護層を形成
する技術が知られている。例えば、アメリカ合衆国特許
4,738,555号(1988年4月19日に、M.Nagashima氏
に付与)には、保護層を形成する熱転写可能な積層材料
が開示されている。この積層材料は、色材供与ウェブに
個別のパッチとして組込まれ、サーマルヘッドの熱によ
り転写される。
【0003】色材供与ウェブから受容媒体に積層材料を
転写する工程において、問題が生じることがしばしばあ
る。熱転写可能な積層材料のなかで実際に受容媒体に積
層された領域が、積層されなかった領域からきれいに剥
離されず、図1に示すようなでこぼこした不揃いなエッ
ジが残される。この問題を解決するために、従来の技
術、例えば英国特許GB2,258,843号(1993年2月2
4日公開)では、積層領域のエッジ近傍において過剰な
熱エネルギーが供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、色材供与ウ
ェブに個別のパッチとして組込まれ、サーマルヘッドの
熱により転写される際に、過剰な熱エネルギーを加えな
くても鋭くて直線状の前縁部エッジ及び/又は側部エッ
ジが形成される熱転写可能な積層材料を用いて、受容媒
体に転写された色材からなる画像上に保護層を形成する
ことを目的とする。
【0005】さらに、本発明は、供与体ガイドを用い
て、色材供与ウェブの分離位置および分離角を制御する
ことにより、積層領域の前縁部エッジ及び/又は側部エ
ッジにおいて、積層材料を一様に剥離することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施態様
においては、色材供与ウェブおよび受容媒体に対して、
サーマルヘッドとそれぞれの巻取装置との間においてそ
れぞれの移送経路を形成するために、熱転写プリンタに
は、サーマルヘッドの下流部にてガイド部材が設けられ
ている。それぞれの移送経路はサーマルヘッドとガイド
部材との間では隣接するから、色材供与ウェブおよび受
容媒体がこの間で緊密に保持される。また、それぞれの
移送経路はガイド部材より先においては分岐するから、
ガイド部材より前方では色材供与ウェブと受容媒体とが
分離する。色材供与ウェブおよび受容媒体は、移送機構
により、それぞれの移送経路に沿って前方へ移動され
る。それぞれの移送経路は、(i)熱を発生させて色材
供与ウェブから受容媒体へ積層材料からなるコーティン
グエリアを転写するサーマルヘッドを通過し、(ii)
色材供与ウェブと受容媒体とが大きな分離角を有して分
離されるガイド部材を通過し、そして、(iii)それ
ぞれの巻取装置に到達する。これにより、色材供与ウェ
ブが受容媒体から分離する際に、受容媒体に転写された
積層材料からなる積層領域が、色材供与ウェブ上に残さ
れた積層材料からなる非積層領域からきれいに剥離され
るようになる。
【0007】本発明の好適な実施態様では、色材供与ウ
ェブおよび受容媒体の移送経路は、ガイド部材において
向きを変えて、色材供与ウェブおよび受容媒体それぞれ
の巻き角が決定される。この際、色材供与ウェブの巻き
角は、受容媒体の巻き角よりも充分に大きく取られてい
る。
【0008】
【実施例】次に、以下の図面を参照して、本発明を詳細
に説明する。図1は、従来技術により熱転写可能な材料
を積層された受容媒体を示す平面図である。図2は、色
材の受容媒体にカラー画像を形成するために使用される
熱転写プリンタを示す図である。図3は、図2に示され
たプリンタのサーマルヘッド内にて使用される複数の発
熱体を示す斜視図である。図4は、典型的な色材供与ウ
ェブの一部を示す図である。図5は、従来技術により積
層領域前縁部エッジにおいて積層材料が剥離される際
の、色材供与ウェブおよび受容媒体を示す部分側断面図
である。図6は、本発明に従って構成された装置におい
て、図5と同様に積層材料が剥離される際の色材供与ウ
ェブおよび受容媒体を示す部分側断面図である。図7
は、本発明の第2の実施例に従って構成された装置にお
いて、図6と同様に積層材料が剥離される際の色材供与
ウェブおよび受容媒体を示す部分側断面図である。
【0009】本発明による装置の一部を構成するか、あ
るいは本発明による装置に直接に関わる構成要素に特に
関連して、以下説明がなされる。また、ここでは特に図
示あるいは記載されない構成要素が、当業者に周知であ
る様々な形態をとり得ることが解されるであろう。以下
の記載では、本発明が昇華色材型の熱転写プリンタを対
象として説明されているが、本発明を他の型式の熱転写
プリンタに適用することも可能である。
【0010】図2に示すように、熱転写プリンタ10に
は、サーマルヘッド構造体12、色材供与ウェブの供給
スプール14および巻取スプール16が備えられてい
る。また、主要なプリンタ支持構造が、プラテンローラ
構造体18、色材の受容媒体移送機構の一組のピンチロ
ーラ20,22、および受容媒体の供給装置24を有し
て構成されている。
【0011】一般的な熱転写プリンタの作動工程は、色
材の受容媒体を供給する工程と、受容媒体上に画像情報
をプリントする工程と、プリントされた媒体を送出する
工程とから構成されている。それぞれの工程は、共同出
願によるアメリカ合衆国特許5,176,458号(1993年
1月5日にH.G.Wirth氏に付与)に詳細に説明されてい
る。
【0012】プリンタの作動工程の最初の段階である供
給工程では、サーマルヘッド構造体12が供給位置に移
動される。色材供与ウェブ26および色材の受容媒体で
あるシート28は、次第に収束する移送経路に沿って、
プリント位置まで移動される。そして、サーマルヘッド
構造体12が、プリント工程に対する準備位置まで移動
される。
【0013】色材の受容媒体であるシート28が前進す
る際には、シート28はガイド部材30により構成され
るカーブした移送経路に沿って移動され、サーマルヘッ
ド構造体12とプラテンローラ構造体18との間の間隙
に導入される。色材の受容媒体であるシート28がこの
間隙に導入されると、シート28は色材供与ウェブ26
に接触され、色材の受容媒体移送機構のピンチローラ2
0,22に向けて案内される。本実施例では、色材の受
容媒体がシート状に形成されているが、ロール状に形成
されている受容媒体を用いることも可能である。
【0014】色材の受容媒体28が、色材の受容媒体移
送機構のピンチローラ20,22に保持されると、サー
マルヘッド構造体12がプラテンローラ構造体18に向
けて移動され、色材供与ウェブ26および色材の受容媒
体28がプラテンローラ構造体18に対して押圧され、
熱転写プリントのためにサンドイッチ状の構造が形成さ
れる。
【0015】供給段階が終了すると、熱転写プリンタ1
0はプリント段階に入り、この段階においては、サーマ
ルヘッド構造体12により、色材供与ウェブ26および
色材の受容媒体28がプラテンローラ構造体18に対し
て押圧され、色材の受容媒体上に画像情報がプリントさ
れる。
【0016】図3に示されるように、サーマルヘッド構
造体12のサーマルヘッドには、例えば電気的抵抗体の
ような複数の発熱体32が備えられている。これらの発
熱体32は色材供与ウェブ26に対して押圧され、これ
により色材供与ウェブ26が色材の受容媒体28に対し
て押圧される。複数のスイッチ34のなかの1つのスイ
ッチが閉じられると、このスイッチに対応する発熱体3
2が電圧源Vsに連結される。転写される色材の量は、
スイッチ34が閉じられる時間の関数として与えられ
る。
【0017】図4に示されるように、色材供与ウェブ2
6には、先頭部にリード部分が形成されており、この後
には色材フレームの列が繰り返されるように続いてい
る。色材フレームは、図に示されるように隣接するよう
配置されることもあれば、中間フレームが介在され離間
して配置されることもある。そして、それぞれの色材フ
レームの列は、順にイエロー、マゼンタ、およびシアン
の色材フレームから構成されている。色材の受容媒体2
8上に1つのカラー画像をプリントするために、1列の
色材フレームが使用される。
【0018】本明細書において、「色材」という用語
は、サーマルヘッドのそれぞれの発熱体に供給されるエ
ネルギーに応じて、色材供与ウェブから色材の受容媒体
へ転写される着色材料を示している。図示された本発明
の実施例では、色材供与ウェブ26において、それぞれ
の色材フレーム列の後には、積層材料がコーティングさ
れたパッチが続いている。積層材料は透明であるのが好
適であり、積層材料もサーマルヘッドのそれぞれの発熱
体に供給されるエネルギーに応じて、色材供与ウェブか
ら色材の受容媒体へ転写される。図示された積層材料は
色材供与ウェブにより運ばれるが、当業者であれば、積
層材料を別のウェブで運び、サーマルヘッドの下流部に
設置された積層装置によって、画像上に積層材料を転写
することが可能であるのを解するであろう。
【0019】図示されたサーマルヘッドには電気抵抗に
よる発熱体32が設けられているが、当業者であれば、
ダイオードレーザ・アレイ(diode laser array )および
個別のレーザ光源のような別のエネルギー源も、本発明
によるサーマルヘッドにおいて効果的に使用されること
を解するであろう。色材の受容媒体上にカラー画像が形
成された後は、この受容媒体は’プリント(print )’と
称される。
【0020】図4に示されるように、熱転写プリンタに
は、色材供与ウェブに上方から光を照射する2つのLE
D36,38が設けられている。LED36は緑色光を
照射し、LED38は青色光を照射する。色材供与ウェ
ブの下方には2つの光検知器A,Bが設置されており、
色材供与ウェブを通った光がこれらの光検知器に受容さ
れる。光検知器A,Bにより、色材フレームの列の先頭
位置およびそれぞれの色材フレームの先頭位置を識別す
るための信号が出力される。この識別に関しては、共同
出願によるアメリカ合衆国特許4,710,781号(S.Stephen
son 氏に付与)に詳細に説明されている。当業者であれ
ば、色材フレームの列の先頭位置を識別するのに、周知
である他の型の装置を使用できることを解するであろ
う。例えば、アメリカ合衆国特許4,893,951 号に、この
ような装置に関して開示されている。
【0021】このように、カラー熱転写プリンタでは、
受容媒体上に単色の色材をプリントし、次の色材をプリ
ントするために受容媒体をプリント開始位置に戻すとい
う工程を繰り返し行なうことで、’プリント’を形成す
る。色材供与ウェブ上の要求されるすべての色の色材が
受容媒体にプリントされるまで、上記の工程が継続され
る。そして、色材からなる画像に積層材料を転写するた
めに、色材供与ウェブ上の積層材料からなる追加のパッ
チに対しても、上記の工程がプリンタにおいて繰り返さ
れる。すなわち、サーマルヘッドが上昇されるととも
に、熱転写可能な積層材料からなるパッチの先頭部が所
定の位置にくるように、色材供与ウェブが移動される。
次に、コーティングされる画像の先頭部がサーマルヘッ
ドに対して位置合わせされるように、受容媒体が再配置
される。そして、サーマルヘッドが下げられるととも
に、色材供与ウェブに対してサーマルヘッドから熱およ
び圧力が加えられて積層工程が開始され、積層材料が受
容媒体上に転写される。
【0022】図1に示すように、上記のような工程を経
て保護材料が積層された典型的な’プリント’では、エ
ッジの形状がでこぼこして不揃いになっている。積層材
料のエッジのでこぼこした形状は、少なくとも一部に
は、色材供与ウェブが受容媒体から分離する角度の大き
さに原因があるとされている。
【0023】ここで、説明のために図5と図6とを比較
する。これらの図は、従来技術(図5)および本発明に
よる好適な実施例(図6)において、積層材料が剥離さ
れる際の色材供与ウェブおよび受容媒体の移送経路を示
す部分側断面図である。図5において、サーマルヘッド
12の下流部には供与体ガイド40が設置されている。
この供与体ガイド40は、色材供与ウェブ26および受
容媒体シート28のそれぞれの移送経路に沿った移送を
妨げることなく、色材供与ウェブ26と受容媒体シート
28との分離点を制御するために使用される。
【0024】1つのカラー面がプリントされると、サー
マルヘッド12が上昇され、次の色材フレームが所定の
位置にくるように色材供与ウェブ26が移動されるとと
もに、受容媒体シート28が画像の先頭位置まで巻戻さ
れる。画像に要求されるすべての色材フレームに対し
て、このプリント工程が継続される。最後の色材フレー
ムに対する画像のプリントが終了すると、サーマルヘッ
ド12が上昇され、積層材料パッチの先頭部が所定の位
置にくるように色材供与ウェブ26が移動される。ま
た、受容媒体シート28は、積層材料が転写される領域
の先頭部がサーマルヘッド12に対して位置合わせされ
るように、再配置される。そして、サーマルヘッド12
が下降され、積層工程が開始される。サーマルヘッド1
2により色材供与ウェブ26が加熱され、これにより、
受容媒体シート28に積層材料が転写される。
【0025】積層工程の間、分離点42(色材供与ウェ
ブ26上の積層材料が受容媒体シート28上に転写され
た積層材料から剥離する点)は、供与体ガイド40の位
置に応じて変動する。図5に示されるように、供与体ガ
イド40が高い位置に配置されると、分離点42はニッ
プ44と供与体ガイド40との間に位置するようにな
る。分離点の正確な位置は、分離角α、色材供与ウェブ
に生ずる張力、積層エネルギー、および積層材料特性か
ら決められる。図5に示されたような形態を有する市販
されているあるプリンタにおいては、分離角αが約4度
を下限として変動するとされている。分離角αが小さい
から、積層材料内のポリマー・チェイン(polymer chai
n)が容易に切断されない。それゆえ、分離点42が積層
材料パッチのすべての位置で一定にならないから、積層
材料パッチの2つの側部においてでこぼこしたエッジが
形成される。
【0026】本発明の特徴に従って、図6に示されるよ
うな位置まで供与体ガイド40を下降させることで、サ
ーマルヘッド12のヒートライン(heat line) と供与体
ガイド40との間において、色材供与ウェブ26と受容
媒体シート28とが分離することがなくなる。色材供与
ウェブ26と受容媒体シート28とがサンドイッチ状で
供与体ガイド40を通過した後、すぐに供与体ガイド4
0により、色材供与ウェブ26が受容媒体シート28か
ら離れるように急激に向きを変えられるので、一様な分
離が可能となる。このような構成により、分離点42が
積層材料パッチのすべての位置で一定となる。これに加
えて、新たな分離角βは前記の分離角αよりも充分に大
きく、側部エッジにおいても一様な分離がなされる。分
離角βの大きさは、約90度から110度の範囲内にあ
るのが好適であり、約100度が最適である。
【0027】供与体ガイドの形状により分離角βの大き
さが制御されるので、供与体ガイドの形状を変えること
で、よりよい結果を得ることが可能である。角度が大き
くなるほど、良い結果が得られる。大きな分離角を有す
ることで、積層材料内のポリマー・チェインをきれいに
切断することができ、直線状のエッジを形成することが
できる。図7には、供与体ガイドの変形例が示されてい
る。
【0028】上記の工程(方法)は、画像をプリントす
る機構から隔てて配置された機構において積層工程が実
施される熱転写プリンタに対しても適用される。
【0029】プリント段階が終了すると、熱転写プリン
タ10は送出段階に入る。この段階では、サーマルヘッ
ド構造体12がプラテンローラ構造体18に対して引込
められ、完成した’プリント’が、熱転写プリンタ10
から送出される。すなわち、サーマルヘッド構造体12
が送出位置に置かれると、色材の受容媒体移送機構のピ
ンチローラ20,22により受容媒体が挟持され、熱転
写プリンタ10の外部に完成された’プリント’が送出
される。そして、送出段階が終了した時点において、次
のプリント工程を開始する準備がなされている。
【0030】以上、好適な実施例を特に参照して本発明
を詳細に説明したが、本発明の範囲内において、実施例
の変形および修正を効果的に実施できることが解される
であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術により熱転写可能な材料を積層された
受容媒体を示す平面図である。
【図2】色材の受容媒体にカラー画像を形成するために
使用される熱転写プリンタを示す図である。
【図3】図2に示されたプリンタのサーマルヘッド内に
て使用される複数の発熱体を示す斜視図である。
【図4】典型的な色材供与ウェブの一部を示す図であ
る。
【図5】従来技術により積層領域前縁部エッジにおいて
積層材料が剥離される際の、色材供与ウェブおよび受容
媒体を示す部分側断面図である。
【図6】本発明に従って構成された装置において、図5
と同様に積層材料が剥離される際の色材供与ウェブおよ
び受容媒体を示す部分側断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例に従って構成された装置
において、図6と同様に積層材料が剥離される際の色材
供与ウェブおよび受容媒体を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
10 熱転写プリンタ 12 サーマルヘッド構造体(サーマルヘッド) 18 プラテンローラ構造体(プラテン) 26 色材供与ウェブ(ウェブ状担体) 28 受容媒体シート(受容媒体) 40 供与体ガイド(ガイド部材) β 分離角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ エドワード・ピッカリング アメリカ合衆国・ニューヨーク・14469・ ホルコム・フラットアイアン・ロード・ 2998

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッド(12)と、ウェブ状担
    体(26)および受容媒体(28)を前記サーマルヘッ
    ドに対して押圧するために、前記サーマルヘッドに隣接
    して設置されたプラテン(18)と、前記ウェブ状担体
    および前記受容媒体に対するそれぞれの巻取装置とを有
    して構成され、 前記ウェブ状担体から前記受容媒体に積層材料領域を熱
    転写するのに用いられ、 転写工程の後には、前記ウェブ状担体と前記受容媒体と
    が、分離角(β)を有して分離されるとともに、前記そ
    れぞれの巻取装置に向けて移送される熱転写プリンタ
    (10)において、 前記サーマルヘッドと前記各巻取装置との間における前
    記ウェブ状担体および前記受容媒体のそれぞれの移送経
    路を決定するために、前記ウェブ状担体の移送方向を基
    準として前記サーマルヘッドおよび前記プラテンの下流
    部には、ガイド部材(40)が離間設置され、 前記サーマルヘッドおよび前記プラテンから前記ガイド
    部材までの区間では、前記ウェブ状担体の移送経路と前
    記受容媒体の移送経路とが隣接して、前記ウェブ状担体
    と前記受容媒体とが緊密に保持され、前記ガイド部材か
    ら先の区間では、それぞれの移送経路が分岐して、前記
    ウェブ状担体と前記受容媒体とが分離され、 前記ウェブ状担体の移送経路と前記受容媒体の移送経路
    とが、前記ガイド部材において異なる度合で向きを変
    え、前記ウェブ状担体および前記受容媒体それぞれに対
    して異なる巻き角が決定され、 前記ウェブ状担体と前記受容媒体とを前記それぞれの移
    送経路に沿って移動させるために移送機構が設置され、 前記それぞれの移送経路は、前記ウェブ状担体から前記
    受容媒体に積層材料領域を転写するための熱を発生させ
    る前記サーマルヘッドを通過し、前記ウェブ状担体と前
    記受容媒体とが大きな分離角を有して分離される前記ガ
    イド部材を通過し、そして、前記それぞれの巻取装置に
    到達し、 前記ウェブ状担体が前記受容媒体から分離する際に、前
    記受容媒体に転写された積層材料領域が、前記ウェブ状
    担体上に残された積層材料からなる非積層領域からきれ
    いに剥離されることを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写プリンタにおい
    て、 前記ガイド部材にて、前記ウェブ状担体に対して決定さ
    れる巻き角が、前記受容媒体に対して決定される巻き角
    よりも十分に大きいことを特徴とする熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱転写プリンタにおい
    て、 前記ガイド部材では、前記ウェブ状担体の移送経路およ
    び前記受容媒体の移送経路により異なる巻き角がそれぞ
    れ決定され、巻き角が異なることで生じる前記ウェブ状
    担体と前記受容媒体との分離角の大きさが、約90度以
    上であることを特徴とする熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の熱転写プリンタにおい
    て、 前記ガイド部材では、前記ウェブ状担体の移送経路およ
    び前記受容媒体の移送経路により異なる巻き角がそれぞ
    れ決定され、巻き角が異なることで生じる前記ウェブ状
    担体と前記受容媒体との分離角の大きさが、約90度か
    ら110度の範囲内にあることを特徴とする熱転写プリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の熱転写プリンタにおい
    て、 前記ガイド部材では、前記ウェブ状担体の移送経路およ
    び前記受容媒体の移送経路により異なる巻き角がそれぞ
    れ決定され、巻き角が異なることで生じる前記ウェブ状
    担体と前記受容媒体との分離角の大きさが、約100度
    であることを特徴とする熱転写プリンタ。
JP9547095A 1994-05-18 1995-04-20 熱転写プリンタ Withdrawn JPH0839845A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US24534694A 1994-05-18 1994-05-18
US245,346 1994-05-18

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