JPH083973Y2 - 端子台 - Google Patents

端子台

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JPH083973Y2
JPH083973Y2 JP6164392U JP6164392U JPH083973Y2 JP H083973 Y2 JPH083973 Y2 JP H083973Y2 JP 6164392 U JP6164392 U JP 6164392U JP 6164392 U JP6164392 U JP 6164392U JP H083973 Y2 JPH083973 Y2 JP H083973Y2
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JP
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terminal
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bolt
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JP6164392U
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JPH0626165U (ja
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松 孝 史 植
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Kasuga Denki Inc
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Kasuga Denki Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば、配電盤や分
電盤に組み込まれる端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、大電流容量タイプの端子台1
は、図7に示すように、本体2の基台3と一対の側板
4,4と隔壁5を合成樹脂材料を用いて一体成形し、基
台3に設けた凹部にナットを嵌合した後、基台3と隔壁
5の間に端子板6を配置し、端子ねじとしてのボルトを
端子板6の上方より螺着するようにしている。また、基
台3に設けた凹部にナットを嵌合することを省いて端子
板6にねじ面を設け、ボルトを端子板6の上方より螺着
するようにしたものもある。
【0003】また、図8に示すように、端子台1をブロ
ック7aと7aに2つ割りし、シャフト8,8により互
いに結合することで基台3と隔壁の間に設けた凹部に端
子板の両側部分を嵌合させるとともに、基台3に設けた
凹部にボルトのヘッドを嵌合させた構造のものや、多数
の端子台1を連設する場合に、中間に位置するブロック
7bが側板4の両側に基台3bや隔壁5bをブロック7
aの自由端と対称に形成し、ブロック7aと複数のブロ
ック7bとブロック7aを順に配置し、シャフト8,8
により互いに結合することで基台3と隔壁の間に設けた
凹部に端子板の両側部分を嵌合させるとともに、基台3
に設けた凹部にボルトのヘッドを嵌合させた構造のもの
は知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】配電盤や分電盤におい
ては、ブレーカを付設することが通常であり、このブレ
ーカの複数の端子部と複数の端子台の端子部を接続帯で
直結することがしばしば行われている。この場合、ブレ
ーカの端子ピッチと端子台の端子ピッチが同じであれ
ば、接続帯も短冊形のシンプルなものでブレーカの端子
部と端子台の端子部を接続でき仕上りも整然となる。ま
た、端子台に設けた端子板の一方の端子ねじ側には、大
電流容量に見合う太い電線に固着された圧着端子が接続
されることがあるが、この圧着端子を用いた接続作業に
おいては、端子ねじ部がスタッド形であることが望まし
い。これは、圧着端子の開口をスタッドに引っ掛けるこ
とで重い電線の荷重をスタッドに負荷させることができ
るからである。
【0005】一方、太い電線を接続する場合には、電気
的な安全を確保するため、端子ねじもそれ相応の大形サ
イズとなり、圧着端子固定時の締付力が大きくなるの
で、端子板に大きい回転トルクが作用し、端子台に設け
た側板に強い力が加ええられることになる。この回転ト
ルクは端子台に設けた側板を開く方向の力として作用す
るので、端子台に設けた側板はこの力に耐え得る構造と
することが望ましい。
【0006】しかし、基台と側板と隔壁を一体成形した
端子台では、構造的に基台に設けた凹部にボルトのヘッ
ドを嵌合してから端子板を組み込むことが難しくスタッ
ド形の端子台を製作するのに不向きである。また、一体
成形した端子台では、複数の端子台を連設した場合、中
間部は側板が2枚重なるため、ブレーカの端子幅より長
くなり、同等のピッチにできず、ブレーカと端子台間の
接続帯を斜めに接続したり、形の異なる接続帯を用いな
ければならず、作業性が悪くなりかつ仕上りが不規則に
なってしまうという問題点がある。
【0007】分割形端子台では、基台に設けた凹部にボ
ルトのヘッドを嵌合してから端子板を組み込むことがで
きるので、一体成形端子台では不向きのスタッド形の端
子台の製作ができるが、端子台ブロック同士をシャフト
で結合する構造であるため、電線等接続時に生じる締付
力により、端子台ブロックの接合面が開いてしまい、ま
た、複数の端子台を連設した場合、両端に位置する端子
台と中間に位置する端子台の2つの成形品を必要とする
のでコストが高くなってしまううという問題点がある。
【0008】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、一体成形品でありながら、ボルトのヘッドを基台に
嵌合させるスタッド端子形に対応できるとともに、寸法
的にもブレーカ端子ピッチに適合させることができ、し
かも、電線接続時の締付力に影響を受けない端子台を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の端子台は、ボル
トのヘッドまたはナットが嵌合する凹部を上面に設けた
基台を側板の一側面下部に一体に形成するとともに基台
の端縁まで延びる隔壁を側板の一側面上部に形成し、か
つ基台の自由端側に位置し基台上面より上方に延び隔壁
との間に端子板にボルトのヘッドを下側に螺合した端子
板ユットが通る空間を形成する壁部を一体に形成した端
子台本体と、基台の上面の側板と壁部との間に配置され
た端子板ユニットと、端子台本体の自由端側に固定され
たエンドプレートを有して構成される。
【0010】
【作用】本考案の端子台では、基台に設けた隔壁と壁部
との間に端子板ユットが通る空間を形成しているので、
一体成形品でありながらスタッド端子形に対応して形態
が製作され、基台に設けた凹部は分割されていないの
で、圧着端子を締結する際に基台が開くことはなく、ま
た、端子板は側板と壁部との間に配置され動きが規制さ
れているので、圧着端子締結時に端子板により隣接する
基台が影響を受けることはない。
【0011】また、基台に一体成形される壁部は、複数
の端子台を連設する際の側板としての機能を有するの
で、端子板ユニットの端子板に設けたボルトが螺合する
孔を、端子板の中心線からずれた位置に形成すること
で、ブレーカの端子幅と同等のピッチに設定できる。
【0012】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面につき説明す
る。
【0013】図1において符号10は端子台本体を示
し、この端子台本体10は、通常の合成樹脂材料を用い
て、基台11と側板12と隔壁13を一体成形すること
で構成されている。基台11にはボルトのヘッドまたは
ナットが嵌合される6角孔のような凹部14,14が形
成されている。また、この基台11の側板12と反対側
端、すなわち基台の自由端側には、側板12と平行に延
びる壁部15が一体に形成されている。この壁部15と
隔壁13の下面との間には端子板16が通過し得る間隙
Aが形成されている。この壁部15の高さは端子板16
の厚さと同等またはそれ以下に設定されている。、した
がって、端子板16を基台11の上面に配置した際に、
側板12と壁部15により端子板16の動きが規制され
るようになっている。すなわち、電線接続時のボルトを
締結する際に、端子板に発生する強大な回転トルクをエ
ンドプレート12と壁部15で受けるようにしている。
この隔壁13の端面には係合突起17が形成されてい
る。この係合突起17は、端子台本体10を多数連設し
た場合には、隣接する端子台本体10の側板12の図示
しない凹部に嵌合されるか、端子台本体10に接合され
る別個に設けた側板22の図示しない凹部に嵌合され
る。
【0014】一方、端子台本体10の下面には、配電盤
や分電盤に固定されたレール18に係合する係合突条1
9が形成されている。また、端子板16に設けた孔に
は、ボルト20およびナット21が螺着される。
【0015】しかして、端子台を組み立てるには、図1
に示すように、まず、端子板16に設けた孔に下側から
ボルト20を挿入し、ボルト20のねじ軸にナット21
を螺着した端子板ユニットを形成する。ついで、端子板
ユニットをボルト20のヘッドを下側にして壁部15と
隔壁13の下面との間に間隙Aを通して、基台11の上
面の側板12と壁部15との間に形成された空間内に入
れる。端子板ユニットは、ボルトヘッドを基台11に設
けた凹部14,14に嵌合することで端子板16が位置
決めされる。位置決めされた端子板16は、基台11の
下面から基台11に設けた孔23、端子板16に設けた
孔24を通るねじにより端子台本体10に固定される。
【0016】また、多数の端子台をレール18に組み立
てるには、図1と同様に端子板ユニットを端子台本体1
0に固定した端子台を必要な数だけ同じ方向、たとえ
ば、側板12を前方として、図3に示すように、側板1
2を後方としてレール18に互いに当接するように装着
し、前端側に位置する端子台に、図4に示すように、別
個に設けたエンドプレート22を固定することで行われ
る。このように組み立てられた多数の端子台は隣り合う
端子台の間に1つの側板12が位置することになる。
【0017】なお、上記実施例では、基台11に設けた
凹部14にボルトヘッドを嵌合するスタッド形とした
が、基台11に設けた凹部14にナットを嵌合するボル
ト締め形であってもよいのはもちろんである。
【0018】図5および図6は、ブレーカ31と端子台
を接続させた例を示すものであり、この場合、3つの端
子台の両端に支持金具30を配置することで、端子台の
位置決めが行われ、各端子台の端子板16がブレーカ3
1の端子板32に対向配置される。そして、端子台の端
子板16とブレーカ31の端子板32はそれぞれストレ
ートな接続金具33により接続される。複数の分岐接続
35,36,37を形成するには、端子台の端子板16
のブレーカ31と反対側に、断面コ字状をなし上側部分
および下側部分に複数のねじ孔を形成した接続金具34
を固定する。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、端子
台の幅を従来のものより小さくでき、一体成形品であり
ながら、基台に設けた凹部にボルトヘッドの嵌合がで
き、スタッド形に対応できる。また、分割成形品に比べ
てボルト締結時にブロック間が開くこともなく、部品点
数が削減するので作業性の向上とコストの低減を図るが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による端子台本体の分解斜視図。
【図2】本考案による端子台の組み立て前の状態を示す
図。
【図3】本考案による端子台をレールに複数連設する使
用例を示す図。
【図4】レールに複数連設端子台にエンドプレートを固
定する状態を示す図。
【図5】本考案による端子台をブレーカに接続した状態
を示す断面図。
【図6】本考案による端子台をブレーカに接続した状態
を示す平面図。
【図7】従来の一体成形された端子台の斜視図。
【図8】従来の分割タイプの端子台の分解斜視図。
【符号の説明】
10 端子台本体 11 基台 12 側板 13 隔壁 14 凹部 15 壁部 16 端子板 22 エンドプレート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトのヘッドまたはナットが嵌合する凹
    部を上面に設けた基台を側板の一側面下部に一体に形成
    するとともに基台の端縁まで延びる隔壁を側板の一側面
    上部に形成し、かつ基台の自由端側に位置し基台上面よ
    り上方に延び隔壁との間に端子板にボルトをヘッドを下
    側に螺合した端子板ユットが通る空間を形成する壁部を
    一体に形成した端子台本体と、基台の上面の側板と壁部
    との間に配置された端子板ユニットと、端子台本体の自
    由端側に固定されたエンドプレートを有する端子台。
  2. 【請求項2】端子板ユニットの端子板に設けたボルトが
    螺合する孔は、端子板の中心線からずれた位置に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の端子台。
JP6164392U 1992-09-01 1992-09-01 端子台 Expired - Fee Related JPH083973Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009057854A1 (de) * 2009-12-11 2011-06-16 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Elektrische Klemme, insbesondere Reihenklemme, mit einem Gehäuse und einer an dem Gehäuse gehaltenen Stromschiene
JP7239406B2 (ja) * 2019-06-28 2023-03-14 矢崎総業株式会社 端子台
JP7354925B2 (ja) * 2020-05-18 2023-10-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 接続モジュール

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