JPH0839662A - コイル管等の巻きぐせ矯正方法及び装置 - Google Patents

コイル管等の巻きぐせ矯正方法及び装置

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Publication number
JPH0839662A
JPH0839662A JP7868294A JP7868294A JPH0839662A JP H0839662 A JPH0839662 A JP H0839662A JP 7868294 A JP7868294 A JP 7868294A JP 7868294 A JP7868294 A JP 7868294A JP H0839662 A JPH0839662 A JP H0839662A
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JP
Japan
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roller
coil tube
straightening
curl
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7868294A
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English (en)
Inventor
Takayuki Handa
孝幸 半田
Naotake Uda
尚武 宇田
Hirobumi Yoshida
博文 吉田
Hideki Kimura
秀樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIBU GAS KK
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
SEIBU GAS KK
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 支持台に回動可能に装着されるコイル管等
を支持台より引出して少なくとも一つを駆動ローラとし
た1ないし複数のローラよりなる矯正装置に通し、コイ
ル管等に巻きぐせの付いた方向と反対側より押し当てら
れる曲きぐせ矯正用のローラで巻きぐせの付いた方向と
逆向きに屈曲させて巻きぐせを矯正する方法において、
コイル管等の引出しをスムースに行えるようにする。 【構 成】 支持台61は、コイル管65を内外より支
持するローラ63と、ガイドローラ64を有し、引出し
方向及びそれと直交する方向の回りに回動可能である。
引出しはコイル管の外周部より行われ、捩れを生じる
と、捩れに応じて支持台61が回動する。矯装置の送り
出し側には、コイル管のセンタリングを行うセンターガ
イドローラ51が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル状に巻かれ、或
いはリール、ドラム等に巻き取られた可撓性を有する管
やケーブル(本明細書ではこれらを単にコイル管等とい
う)を直線状に伸ばし、或いは引き出す際に使用され、
コイル管等の巻きぐせを直す矯正方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、例えばポリエチレン製のガス管によ
る配管工事を行うには、ポリエチレン製のコイル管を直
管状に引伸ばして地面に堀削した長溝内に敷設すること
により行われているが、コイル管には巻きぐせが付いて
いるために真直ぐに伸ばしても端部がカールしがちとな
り、パイプ同志を接続する場合、ことに長溝内に配置し
た状態でカールしたパイプ端同志を接続するのは容易で
なかった。そこで従来、長溝内に配置されるパイプ同志
を接続する際には多くの場合、パイプの端部を持ち上げ
て溝外に出したのち、少くとも一方のパイプの端部に一
旦直管を融着接合してから行っていたが、パイプ同志の
接続に直管を介在させるため、二度の融着作業(両パイ
プ端にそれぞれ直管を連結したのち、直管同志を接続す
る場合には三度の融着作業)が必要となるなど、配管作
業にかなりな手間を要し、非能率的であった。
【0003】コイル管等の曲きぐせを直すために、巻き
ぐせのついた方向と反対側より矯正ローラをコイル管等
に押し当てゝ、コイル管等を曲きぐせのついた方向とは
逆向きに屈曲させるようにした矯正装置も提案されてい
る(特開昭62−189136号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コイル管等の曲きぐせ
矯正のため、矯正装置に通されるコイル管等はコイル状
に巻かれるものゝ場合、残量が少なくなると、引出し方
向に引張られて矯正装置に突き当たったり、左右に転倒
して跳ねたりし、スムースな引出しが行えなくなりがち
である。
【0005】そこで、本発明はコイル状に巻かれたコイ
ル管等を1図に示すように、支持台11に装着して回動
のみできるようにし、引出し時における上述の妄動を規
制しようとするものであるが、この場合、コイル管等が
引出しに伴ってはだけたり、或いはまた支持台との接触
部分の摩擦によりスムースな回転が損なわれると、図1
1に示されたように、コイル管等が途中で折れ曲がり、
ついには引出しができなくなることがある。
【0006】またリール等を使用する場合も同様である
が、コイル管等は引出し時に捩れを生じがちで、これに
よりスムースな引出しができなくなることもある。本発
明の第1の目的は、コイル管等の引出しがスムースに行
えるような曲きぐせ矯正方法及び装置を提供しようとす
るものである。矯正装置によって矯正されたコイル管等
は、巻きぐせによる反りの方向ばかりでなく、それと直
交する方向にも直線状になっていることが望ましいが、
引き出されたコイル管等は反りの方向に矯正されていて
も、それと直交する方向に曲がっていることがある。こ
の現象は、コイル管等が矯正装置に送り込まれるとき矯
正用のローラ軸と直交せず、直交する方向に対し、幾分
傾いているときに生ずる。
【0007】そこで、本発明はコイル管等が矯正用のロ
ーラに直交して送り込まれるように、支持台に装着さ
れ、或いはリールやドラム等に巻かれたコイル管等が矯
正用のローラに至るまでの経路上に、矯正用のローラと
平行なセンターガイドローラを設け、該センターガイド
ローラと矯正用のローラとにコイル管等が嵌合し、各ロ
ーラと直交する同一平面が通る円周溝を形成しようとす
るものであるが、この場合、センターガイドローラは、
コイル管等をセンターリングするだけでコイル管等への
加圧力は弱いため、コイル管等がこれより外れるおそれ
がある。
【0008】本発明の第2の目的は、コイル管等をセン
ターリングするために設けられるセンターガイドローラ
よりコイル管等が外れるのを防止できるような矯正装置
を提供しようとするものである。図2〜図4に示される
ような矯正装置に用いられるローラは、円周上に断面が
半円形の溝を有し、コイル管等が嵌合するプーリ状のも
のが望まれる。コイル管等に矯正のため押付けられたと
き、コイル管等に潰れが生じにくゝなるからであるが、
この場合の問題は、径の異なるコイル管等の曲きぐせを
直すときには、其に適合できるような大きさの半円形断
面の溝を有するローラに取換えねばならないことであ
る。コイル管等の径が溝の径よりも大きいと嵌合するこ
とができないし、小さくても巻きぐせ矯正時にローラが
コイル管等を押し付けるとき、図7に示すように、押し
潰された状態となって偏平に変形しがちとなり、管継手
やサドル継手の融着接合ができないか或いは困難となる
からである。溝をV溝にすれば、径の異なるコイル管等
を嵌合することができるが、コイル管等は径が大きくな
る程曲げるのに要する加圧力が大となるため、径の小さ
なものは巻きぐせ矯正時に変形を殆ど生じないのに対
し、径の大きなものでは図8に示すように、大きく変形
してしまい好ましくない。
【0009】本発明の第3の目的は、上記の問題を解消
し、径の異なる複数のコイル管等を変形を来たすことな
く嵌合させることができるようなローラを備えた曲きぐ
せ矯正装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段及び作用】第1の目的を達成するため
の矯正方法は、支持台に回動可能に装着されるコイル管
等を支持台より引出して少なくとも一つを駆動ローラと
した1ないし複数のローラよりなる矯正装置に通し、コ
イル管等に巻きぐせの付いた方向と反対側より押し当て
られる曲きぐせ矯正用のローラで巻きぐせの付いた方向
と逆向きに屈曲させて巻きぐせを矯正する方法におい
て、コイル管等を外周部に接するローラにより回動可能
に支持すると共に、コイル管等の引出しをコイル状に巻
かれたコイル管等の外周部より行うことを特徴とする。
【0011】本方法によれば、コイル状に巻かれたコイ
ル管等の外周部が円周側のコイル管等により保形される
ため、引出すときにはだけにくゝ、外周部がローラに支
持されているため、引出し時のコイル管等の回転がスム
ースに行われ、外周側からのコイル管等の引出しも可能
となる。本方法において用いられる支持台には、コイル
管等を外周部より支持するローラのほか、コイル管等の
内周側にもガイドローラを配置するのが望ましい。これ
により、コイル管等がはだけたり、折れ曲がったりする
のが阻止できるようになる。こうしたローラやガイドロ
ーラは、複数(ガイドローラの場合には三個以上)それ
ぞれ同一円周上に配置するのが望ましい。
【0012】本方法において用いられる矯正装置として
は、例えば図2に示されるように、一つの駆動ローラか
らなり、コイル管等にを管がカールする向きと反対側よ
り駆動ローラ1を押し当て、該ローラで巻きぐせの付い
た方向と逆向きに屈曲させて送り出す装置、図3に示さ
れるように、少くとも一つを駆動ローラとした二個のロ
ーラ4、5からなり、コイル管等2を両ローラ4、5に
掛け、送り込み側のローラ5で巻きぐせの付いた方向と
逆向きに屈曲させて送り出す装置、図4に示されるよう
に、少くとも一つを駆動ローラとした三個のローラ7、
8、9ないしそれ以上の個数のローラからなり、各ロー
ラに掛けて通されるコイル管等2を中間部のローラ8で
巻きぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させて送出す装置
などを例示することができる。
【0013】図2〜図4には、コイル管等を巻きぐせの
付いた方向と逆向きに屈曲させる機能を行うためのロー
ラが示されているが、これ以外にも単なるガイドとして
の機能を行うローラ、コイル管等の規制を行うローラ、
コイル管等の潰れを矯正するプーリ状のローラ等が必要
に応じて設けられる。例えば図2に示されるタイプのも
のにおいては、送り出し側で図の矢印方向に戻ろうとす
るコイル管等2の動きを阻止する必要がある。矢印方向
への動きを手動により直接或いは工具を使用して規制す
ることもできるが、好ましくはコイル管等に係合するロ
ーラを設け、これにより上記動きを規制させるようにす
る。なお図3に示されるタイプのものではまた、コイル
管等を屈曲させる中間部の巻きぐせ矯正用のローラは、
図示するように一個でもよいが、複数個であってもよ
い。
【0014】図2〜図4に示される装置のローラは、少
なくとも巻きぐせの付いた方向の反対側よりコイル管等
に押付けられる矯正用のローラが押付方向に進退できる
ようになっているのが望ましい。ローラ間にコイル管等
を通したり、外したりするのが容易になると共に、コイ
ル管等の径や曲きぐせの強弱に応じて屈曲量を変えるこ
とができるようになるからである。
【0015】矯正装置から送り出される矯正済のコイル
管等は、水平に送り出されるのが望ましいが、図4に示
されるようなタイプのものであっても、コイル管等が矯
正装置より上向き或いは下向きに傾斜して出がちで、出
てきたコイル管端を作業者が押し下げたり、持上げたり
しなければならず、駆動用のローラに大きな負荷がかゝ
ったり或いは巻きぐせの付いた元の状態に戻る方向に曲
げられるようになり好ましくない。
【0016】この問題を解消するには、図4に示される
矯正装置のローラ7、8、9のうち、矯正用のローラ8
と左右いづれか一方のローラ7或いは9若しくは双方の
ローラ7及び9を共に上下或いは斜め方向に位置調整で
きるようにするとよい。上述する方法において、支持台
に装着のコイル管等は上述するように、引出しに伴って
回転するが、回転時にコイル管等の終端が巻かれたコイ
ル管等の外周より外側に反り出していると、ローラを通
過する都度、ローラによって押し込められた終端部が撥
ね、作業者とくに矯正装置側のローラを通過する際に該
装置側にいる運転者に当る危険性がある。
【0017】この問題を解消するには、支持ローラの外
側に保護部材、例えばコイル状に巻かれたコイル管等の
軸方向の長さよりも長く、かつ軸方向と平行な1ないし
複数本の棒、板、格子等を配置し、これにローラを通過
した直後に撥ねるコイル管等の終端が当たるようにする
とよい。上述する方法において用いられる支持台は、矯
正装置に一体に組み込むのが望ましいが、矯正装置とは
別個に独立させてもよい。
【0018】支持台或いはリール等と矯正装置を一体に
組込む場合にはことに、装置の移動が容易となるように
キャスターを設けるのが望ましい。第1の目的を達成す
るための別の矯正装置は、少なくとも一つを駆動ローラ
とした1ないし複数のローラよりなり、コイル管等に巻
きぐせの付いた方向と反対側より押し当てた矯正用のロ
ーラで巻きぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させるコイ
ル管等の巻きぐせ矯正装置において、コイル管等が回動
可能に装着される支持台或いはコイル管等が巻き取られ
るリール、ドラム等と送り出し側のローラのうち、いづ
れか一方若しくは相方が水平軸線及び若しくは垂直軸線
の回りに回動可能に支持されることを特徴とする。
【0019】本装置によれば、コイル管等を引き出す
際、コイル管等に捩れを生じたときには、その捩れに応
じて支持台或いはリール、ドラム等が引出し方向に沿っ
た水平軸線(x軸)の回りに傾動して捩れが修正され、
その結果、コイル管等の引き出しがスムースに行えるよ
うになる。そのうえ更に、支持台に装着され、或いはリ
ール、ドラム等に巻き取られるコイル管等の軸線が水平
である場合には垂直軸線の回りに、コイル管等の上記軸
線が垂直である場合には、上記軸線と直交する水平軸線
の回りに傾動できるようにすれば、上記軸線を引き出し
方向と直交させることができるようになり、その結果、
コイル管等の引き出しがよりスムースに行えるようにな
る。
【0020】第2の目的を達成するための矯正装置は、
少なくとも一つを駆動ローラとした1ないし複数のロー
ラよりなり、コイル管等に巻きぐせの付いた方向と反対
側より押し当てた矯正用のローラで巻きぐせの付いた方
向と逆向きに屈曲させるコイル管等の巻きぐせ矯正装置
において、支持台に回動可能に装着され、或いはリール
やドラム等に巻かれたコイル管等が矯正用のローラに至
るまでの経路上に円周溝の溝を深くし、コイル管等のセ
ンタリングを行うセンターガイドローラを設けたことを
特徴とし、別の矯正装置は、センターガイドローラの円
周溝の溝を深くする代わりに、センターガイドローラの
両側に該ローラよりのコイル管等の飛び出しを規制する
規制具を設けたことを特徴とする。
【0021】本装置で用いられる規制具としては、例え
ば図12に示されるように、センターガイドローラ51
の両側の支持軸52に取着され、ローラ51に掛けられ
るコイル管等53を囲むU形状の枠54が例示される。
ここでローラ51と枠54との間隙a及びcは、コイル
管等が嵌まり込むのを防止し、ローラ51より外れかゝ
ってもローラ51に戻るように、コイル管等の径dの1
/2よりも小さくなるようにされる。
【0022】上記の目的を達成する更に別の装置におい
ては、矯正用のローラが側方に移動可能で送り込まれる
コイル管等と直交するようにされる。第3の目的を達成
するための矯正装置は、少なくとも一つを駆動ローラと
した1ないし複数のローラよりなり、コイル管等に巻き
ぐせの付いた方向と反対側より押し当てた矯正用のロー
ラで巻きぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させるコイル
管等の巻きぐせ矯正装置において、上記各ローラの円周
上に図9に示すように、断面半円形の溝41を形成する
と共に、該溝41の溝底に更に断面が円弧形の小溝42
を形成し、溝41に大径のコイル管等43を、小溝42
に小径のコイル管等44を嵌合するようにしたものであ
る。
【0023】ここで小溝42はその曲率半径が小さい程
望ましい。大径のコイル管等に対する溝41の接触面積
が大きくなり、変形が少なくなるからである。また溝4
1と小溝42の境には図示するように面取りをし、角が
コイル管等に喰い込まないようにしておくのが望まし
い。第3の目的を達成するための別の矯正装置における
ローラは、図10に示すように、断面半円形の溝45の
溝底にV溝46を形成し、大径のコイル管等47を溝4
5に、小径のコイル管等48をV溝46に嵌合するよう
にしたものである。
【0024】ここでV溝46は、その角度θが好ましく
は90±10°の範囲に設定され、図示するように曲率
半径R1 の溝45に接するか或いは交わるように形成さ
れる。溝45を交わるように形成した場合、溝45とV
溝46とは、境が上述するように面取りされ、連続面に
形成されるのが望ましい。なお、上記各ローラにおいて
形成される溝41及び45は、U溝のように、溝底が断
面半円形の溝になっているものであってもよい。
【0025】
【実施例】図1は、コイル管が回動可能に装着される支
持台をコイル管の巻きぐせ矯正装置と別個に独立して設
けた例について示すもので、逆Y字形をなす支持台11
には両脚11´にそれぞれ支持ローラ13が取付けら
れ、この上に装着されたコイル管14を回動可能に支持
するようになっている。15は一方の脚11´に着脱可
能に取付けられるガイドローラで、コイル管14の内側
より係合し、コイル管14が安定した状態で保持される
ようにしている。
【0026】支持台11と別個に構成される架台16
は、キャスター17により任意に移動できるようにして
あり、キャスター17にはブレーキが設けられ、運搬中
や作業中に移動しないようにブレーキがかけられるよう
にしてある。そして送り込み側と送り出し側にはそれぞ
れプーリ状のローラ18、19が軸支され、また中間部
をローラ19と同軸上に軸支したレバー21には、その
一端にプーリ状の巻きぐせ矯正用のローラ22を軸着し
た二又23が巻きぐせ矯正用のローラ22と同軸上に軸
支され、巻きぐせ矯正用のローラ22とローラ19は、
レバー21の他端に取着される減速機付モータ24と該
モータとの間に掛け渡された無端チェーン25よりなる
チェーン伝動装置により互いに逆方向に回転駆動される
ようにしてある。26はアイドルスプロケットである。
【0027】二又23は、上方に突設される螺杆27を
円周溝28に嵌合するピン29により架台16に回動か
つ自転可能に軸支したナット31に捩込み、ナット31
には該ナットより突出する上記螺杆27が嵌挿されるパ
イプ32が固着され、その上端に設けたハンドル33を
回動操作することによりレバー21により回転止めされ
る螺杆27がナット31を通して進退し、巻きぐせ矯正
用のローラ22がローラ19の軸を中心として回動し、
上下動するようになっている。図中35は架台16に支
持される潰れ矯正用のローラである。
【0028】次に本装置の使用時における手順について
説明する。コイル管14を支持台11に下側から引き出
せるようにして装着し、かつハンドル33の回動操作に
より巻きぐせ矯正用のローラ22を降下させる。次に支
持台11より引き出したコイル管14の端部をローラ1
8及び19がコイル管14のカールする側に、巻きぐせ
矯正用のローラ22が反対側に位置するようにして通し
たのち、ハンドル操作により巻きぐせ矯正用のローラ2
2を上昇させ、該ローラ22でローラ18、 19間のコ
イル管14を押上げ、カールする向きと逆向きに屈曲さ
せる。以上のようにしてコイル管等をセットしたのちモ
ータ24を駆動する。これによりコイル管14が支持台
11より引出され、巻きぐせの付いた方向と逆向きに曲
げられながら図の左方に送り出される。
【0029】図5は、支持台にコイル管の巻きぐせ矯正
装置を組込んで一体化した例について示すもので、支持
台61は両脚61′が本体61″に回動可能に軸着され
て折りたゝめるようにしてあり、両脚61′を開いた状
態で、固定枠62によって連結され、逆Y字形をなすよ
うにしてある。そして両脚61′にそれぞれコイル管6
5を回動可能に支持する支持ローラ63とコイル管65
の内側に配置されるガイドローラ64とが設けられ、ガ
イドローラ64は更に本体61″にも設けられ、コイル
管65を内側より支持するようになっている。
【0030】両脚61′には更に一方の脚に図11に示
されるように、コイル管離脱防止用のU形枠を備えたプ
ーリ状のセンターガイドローラ51が設けられてコイル
管のセンターリングをし、コイル管65が後述の巻きぐ
せ矯正用ローラ軸に直交して送り込まれるように案内し
ている。そして他方の脚にガイドローラ66を備えてい
る。
【0031】巻きぐせ矯正装置は、支持台61の一方の
脚61′に一体に連結された取付台67を有し、取付台
67は図6に詳細に示されるように、取付台67に回動
可能に軸支され、側方(紙面と直交する方向)に突出す
るハンドル69の操作によって回動するクランク68
と、該クランク68より上方に突設される腕71に軸支
されるナット72と、ナット72と一体をなし、ナット
72を回動操作するためのハンドル73と、ナット72
に捩込まれるネジ軸74と、中間部をプーリ状の固定ロ
ーラ75と共に、クランク68より下方に垂れ下がる腕
76に軸着し、一端を上記ネジ軸74に軸着したブラケ
ット77と、ブラケット77の一端に軸着され、図9或
いは図10に示される如き構造をなすプーリ状の曲がり
ぐせ矯正用のローラ78と、ブラケット77に取着のモ
ータ79と、該モータより上記ローラ78と同様の構造
をなす固定ローラ75及びローラ78を回転駆動させる
減速機80と、取付台上に斜め上向きに突設され、外方
に反ったコイル端が支持ローラ63より撥ねるのを受け
る保護枠81とよりなっており、ハンドル73を回動操
作すると、ネジ軸74が昇降してブラケット77が腕7
6との軸着点を中心として上下に回動し、これにより曲
がりぐせ矯正用のローラ78が上下動してガイドローラ
66と固定ローラ75間のコイル管65への押し込み量
を変え、コイル管65の曲がり(撓み量)が変えられる
ようになっている。またハンドル69を操作してクラン
ク68を回動させると、全体がクランク68と共に傾
き、ローラ75、78の位置が調整できるようになって
いる。
【0032】なお図5において符号83で示すものはキ
ャスターである。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の矯正方法によれば、
支持台に回動可能に装着されるコイル管等は、残量が少
なくなっても引出し時に妄動するようなことがなく、ま
たその引出しは、コイル管等の外周部より行えるように
したため、はだけにくゝ、引出しがスムースに行えるよ
うになる。
【0034】請求項2記載の支持台によれば、コイル管
等の折れ曲がりが防止され、その引出しをスムースに行
うことができる。請求項3のローラを使用すれば、曲が
りぐせを矯正されたコイル管等の潰れを矯正することが
できる。請求項4記載のローラによれば、ローラ間にコ
イル管等を通したり、外したりするのが容易になると共
に、コイル管等の径や曲がりぐせの強弱に応じて屈曲量
を変えることができる。
【0035】請求項5記載のローラによれば、矯正済の
コイル管等を水平にして送り出すことができる。請求項
6記載の保護部材を使用することにより、外方に反るコ
イル管端がローラを通過する直後に撥ねて作業者や運転
者に当たる危険性を解消し、作業の安全性を図ることが
できる。
【0036】請求項7記載の矯正装置によれば、支持台
と装置を同時に、かつ容易に移動させることができる。
請求項8ないし10記載の矯正装置によれば、コイル管
等を引き出す際、コイル管等に捩れを生ずると、その捩
れに応じて支持台或いはリール等又は送り出し側のロー
ラが傾動できるようになっているので、コイル管等の引
き出しがスムースに行える。
【0037】請求項11或いは12記載の矯正装置によ
れば、センターガイドローラからコイル管等が外れるの
を防止することができる。請求項13記載の矯正装置に
よれば、径の異なる複数種のコイル管等に適用し、巻き
ぐせを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である矯正装置の正面図。
【図2】 本発明の基本タイプの一例を示す概略図。
【図3】 本発明の基本タイプの別の例を示す概略図。
【図4】 本発明の基本タイプの更に別の例を示す概略
図。
【図5】 別の実施例の正面図。
【図6】 図5の要部拡大正面図。
【図7】 小径のコイル管等をローラに押付けたときの
状態を示す図。
【図8】 V溝を有するローラに大径のコイル管等を押
付けたときの状態を示す図。
【図9】 本発明に係るローラにコイル管等を押付けた
ときの状態を示す図。
【図10】 別のローラの図。
【図11】 コイル管等の引出し時の概略図。
【図12】 センターガイドローラの側面図。
【符号の説明】
1・・駆動ローラ 2、 43、 44、 47、 48、
53 ・・コイル管等 4、5、7、8、9・・・ローラ 11・・支
持台 14、65・・コイル管 16・・架
台 18、19・・ローラ 21・・レ
バー 22・・ローラ 24・・モ
ータ 31・・ナット 33・・ハ
ンドル 41、45・・溝 42・・小
溝 46・・V溝 51・・セ
ンターガイドローラ 54・・枠 61・・支
持台 63・・支持ローラ 64、66
・・ガイドローラ 65・・コイル管 67・・取
付台 68・・クランク 69、73
・・ハンドル 72・・ナット 74・・ネ
ジ軸 75・・固定ローラ 78・・ロ
ーラ 81・・保護枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 秀樹 福岡県福岡市中央区黒門4番25号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に回動可能に装着されるコイル管
    等を支持台より引出して少なくとも一つを駆動ローラと
    した1ないし複数のローラよりなる矯正装置に通し、コ
    イル管等に巻きぐせの付いた方向と反対側より押し当て
    られる曲きぐせ矯正用のローラで巻きぐせの付いた方向
    と逆向きに屈曲させて巻きぐせを矯正する方法におい
    て、コイル管等を外周部に接するローラにより回動可能
    に支持すると共に、コイル管等の引出しをコイル状に巻
    かれたコイル管等の外周部より行うことを特徴とする巻
    きぐせ矯正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の巻きぐせ矯正方法で用い
    られる支持台には、コイル管等を外周より支持するロー
    ラのほか、内周側より支持するガイドローラが設けられ
    る。
  3. 【請求項3】 送り出し側に潰れ矯正用のローラが設け
    られる請求項1記載の巻きぐせ矯正方法で用いられる矯
    正装置。
  4. 【請求項4】 曲きぐせ矯正用のローラは、押付け方向
    に位置調整可能である請求項1記載の巻きぐせ矯正方法
    で用いられる矯正装置。
  5. 【請求項5】 曲きぐせ矯正用のローラの前後に少なく
    とも一方が押付け方向に位置調整可能であるローラが設
    けられる請求項4記載の矯正装置。
  6. 【請求項6】 支持台或いは矯正装置にコイル状に巻か
    れたコイル管等の軸方向の長さよりも長く、かつ軸方向
    と平行な保護部材が設けられる請求項1記載の巻きぐせ
    矯正方法で用いられる矯正装置。
  7. 【請求項7】 支持台と矯正装置は一体に組合せられ、
    キャスターを備えている請求項1記載の巻きぐせ矯正方
    法で用いられる矯正装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つを駆動ローラとした1な
    いし複数のローラよりなり、コイル管等に巻きぐせの付
    いた方向と反対側より押し当てた矯正用のローラで巻き
    ぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させるコイル管等の巻
    きぐせ矯正装置において、コイル管等が回動可能に装着
    される支持台或いはコイル管等が巻き取られるリール、
    ドラム等と送り出し側のローラのうち、いづれか一方若
    しくは相方が水平軸線の回りに回動可能に支持されるこ
    とを特徴とする巻きぐせ矯正装置。
  9. 【請求項9】 コイル管等が回動可能に装着される支持
    台或いはコイル管等が巻き取られるリール、ドラム等と
    送り出し側のローラのうち、いづれか一方若しくは相方
    が水平軸線の回りに回動可能に支持される代わりに垂直
    軸線の回りに回動可能に支持される請求項8記載の巻き
    ぐせ矯正装置。
  10. 【請求項10】 コイル管等が回動可能に装着される支
    持台或いはコイル管等が巻き取られるリール、ドラム等
    と送り出し側のローラのうち、いづれか一方若しくは相
    方が水平軸線と共に垂直軸線の回りに回動可能に支持さ
    れる請求項8記載の巻きぐせ矯正装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つを駆動ローラとした1
    ないし複数のローラよりなり、コイル管等に巻きぐせの
    付いた方向と反対側より押し当てた矯正用のローラで巻
    きぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させるコイル管等の
    巻きぐせ矯正装置において、支持台に回動可能に装着さ
    れ、或いはリールやドラム等に巻かれたコイル管等が矯
    正用のローラに至るまでの経路上に円周溝の溝を深く
    し、コイル管等のセンタリングを行うセンターガイドロ
    ーラを設けたことを特徴とする巻きぐせ矯正装置。
  12. 【請求項12】 センターガイドローラの円周溝の溝を
    深くする代わりに、センターガイドローラの両側に該ロ
    ーラよりのコイル管等の飛び出しを規制する規制具を設
    けたことを特徴とする請求項11記載の巻きぐせ矯正装
    置。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つを駆動ローラとした1
    ないし複数のローラよりなり、コイル管等に巻きぐせの
    付いた方向と反対側より押し当てた矯正用のローラで巻
    きぐせの付いた方向と逆向きに屈曲させるコイル管等の
    巻きぐせ矯正装置において、上記各ローラの円周上にコ
    イル管等が嵌合する断面半円形の凹溝を形成すると共
    に、該溝底にV溝或いは円弧溝を形成したことを特徴と
    する巻きぐせ矯正装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101366681B1 (ko) * 2012-06-18 2014-02-24 (주)금강 금속수지 복합관의 와인딩 및 직관화 방법, 이를 위해 사용되는 와인더, 및 직관기

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