JPH0839563A - 塗料粕の粉末化処理方法 - Google Patents
塗料粕の粉末化処理方法Info
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- JPH0839563A JPH0839563A JP18106694A JP18106694A JPH0839563A JP H0839563 A JPH0839563 A JP H0839563A JP 18106694 A JP18106694 A JP 18106694A JP 18106694 A JP18106694 A JP 18106694A JP H0839563 A JPH0839563 A JP H0839563A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/52—Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉砕した塗料粕のブロッキング現象を回避
し、塗料粕の微粉砕時の処理能力を向上させる。 【構成】 粉砕機22により粉砕された塗料粕20を、
微粉砕機25により微粉砕する前に分級機23によって
分級し、微粉砕の対象となる塗料粕20の分級粒度を2
mm以下とする。塗料粕20の分級粒度を2mm以下に
することにより、塗料粕20中の溶剤の残存率を少なく
し、塗料粕20がブロッキング現象により塊状となるの
を回避する。
し、塗料粕の微粉砕時の処理能力を向上させる。 【構成】 粉砕機22により粉砕された塗料粕20を、
微粉砕機25により微粉砕する前に分級機23によって
分級し、微粉砕の対象となる塗料粕20の分級粒度を2
mm以下とする。塗料粕20の分級粒度を2mm以下に
することにより、塗料粕20中の溶剤の残存率を少なく
し、塗料粕20がブロッキング現象により塊状となるの
を回避する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装作業で生じた塗料
粕を粉末化する処理方法に関する。
粕を粉末化する処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料作業により生じた塗料粕の処理に関
する先行技術として、たとえば特開平6−470号公報
が知られている。本公報に開示されている塗料廃棄物の
再生処理方法は、処理タンクに投入された塗料粕を処理
タンクの外側から加熱するとともにスチームを吹きかけ
て粉砕し、その後、スチームを停止して塗料粕を加熱乾
燥させ、加熱乾燥により硬化した塗料粕を微粉砕するよ
うにしている。
する先行技術として、たとえば特開平6−470号公報
が知られている。本公報に開示されている塗料廃棄物の
再生処理方法は、処理タンクに投入された塗料粕を処理
タンクの外側から加熱するとともにスチームを吹きかけ
て粉砕し、その後、スチームを停止して塗料粕を加熱乾
燥させ、加熱乾燥により硬化した塗料粕を微粉砕するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特開平
6−470号公報の処理方法の場合は、粉砕後の塗料粕
が溶剤を多く含んでいるので、粉砕後の塗料粕を長時間
放置しておくとブロッキング現象により、塗料粕は堅い
小塊状物となり、微粉砕時の処理能力が低下する。
6−470号公報の処理方法の場合は、粉砕後の塗料粕
が溶剤を多く含んでいるので、粉砕後の塗料粕を長時間
放置しておくとブロッキング現象により、塗料粕は堅い
小塊状物となり、微粉砕時の処理能力が低下する。
【0004】本発明は、粉砕した塗料粕を長時間放置し
た場合でも、塗料粕がブロッキング現象によって塊状に
なるのを回避し、微粉砕時の処理能力を向上させること
が可能な塗料粕の粉末化処理方法を提供することを目的
とする。
た場合でも、塗料粕がブロッキング現象によって塊状に
なるのを回避し、微粉砕時の処理能力を向上させること
が可能な塗料粕の粉末化処理方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る塗料粕の粉末化処理方法は、粉砕された
塗料粕を微粉砕する前に分級し、微粉砕の対象となる塗
料粕の分級粒度を2mm以下にする方法からなる。
の本発明に係る塗料粕の粉末化処理方法は、粉砕された
塗料粕を微粉砕する前に分級し、微粉砕の対象となる塗
料粕の分級粒度を2mm以下にする方法からなる。
【0006】
【作用】本発明に係る塗料粕の粉末化処理方法において
は、分級粒度が2mm以下となった塗料粕のみを微粉砕
するので、微粉砕の対象となる塗料粕中の溶剤の残存率
が著しく少なくなる。すなわち、粒度が大である塗料粕
の場合は、中心部に多くの溶剤が残存しているが、粒度
を2mm以下とすることにより、塗料粕からの溶剤の抜
けがよくなり、溶剤の残存率が低下する。したがって、
微粉砕の対象となる塗料粕を長時間放置していても、塗
料粕はブロッキング現象によって塊状になることはな
く、微粉砕時の処理能力が高められる。
は、分級粒度が2mm以下となった塗料粕のみを微粉砕
するので、微粉砕の対象となる塗料粕中の溶剤の残存率
が著しく少なくなる。すなわち、粒度が大である塗料粕
の場合は、中心部に多くの溶剤が残存しているが、粒度
を2mm以下とすることにより、塗料粕からの溶剤の抜
けがよくなり、溶剤の残存率が低下する。したがって、
微粉砕の対象となる塗料粕を長時間放置していても、塗
料粕はブロッキング現象によって塊状になることはな
く、微粉砕時の処理能力が高められる。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は、本発明の一実施例を示し
ている。まず、本発明を実施するための各装置の概略構
成について図2を参照して説明する。図2において、2
1は脱水機を示している。脱水機21は高速回転体21
aを有する遠心分離機が好ましい。脱水機21は、塗料
粕20への異物の混入トラブル等を考慮すると、塗料粕
20の発生源である塗料粕池(図示略)へ設置するのが
望ましい。図2の22は、粉砕機を示している。粉砕機
22は、処理タンク22a内に塗料粕20を粉砕する回
転粉砕刃22bを有している。処理タンク22aには、
塗料粕20を加熱するためのスチームジャケットが設け
られている。
ている。まず、本発明を実施するための各装置の概略構
成について図2を参照して説明する。図2において、2
1は脱水機を示している。脱水機21は高速回転体21
aを有する遠心分離機が好ましい。脱水機21は、塗料
粕20への異物の混入トラブル等を考慮すると、塗料粕
20の発生源である塗料粕池(図示略)へ設置するのが
望ましい。図2の22は、粉砕機を示している。粉砕機
22は、処理タンク22a内に塗料粕20を粉砕する回
転粉砕刃22bを有している。処理タンク22aには、
塗料粕20を加熱するためのスチームジャケットが設け
られている。
【0008】処理タンク22a内の加熱温度は、塗料粕
20の水分および溶剤分がほとんど蒸発し、未硬化樹脂
が硬化する130℃以上が良く、好ましくは、混練、加
熱硬化、粉砕工程における回転粉砕刃用モータの負荷が
緩慢になる130〜150℃程度が良い。処理タンク2
2aに投入する塗料粕20の量は、処理タンク22aの
実容積の50%を基準とするのが良く、これを基準とす
ることにより、塗料粕20を効率よく処理することがで
きる。処理タンク22aのスチームジャケットへは、図
1のボイラ31からスチームが供給される。塗料粕20
の加熱により生じた水分と溶剤類は、蒸気となって処理
タンク22aから排出され、サイクロン32、コンデン
サー33に導かれる。
20の水分および溶剤分がほとんど蒸発し、未硬化樹脂
が硬化する130℃以上が良く、好ましくは、混練、加
熱硬化、粉砕工程における回転粉砕刃用モータの負荷が
緩慢になる130〜150℃程度が良い。処理タンク2
2aに投入する塗料粕20の量は、処理タンク22aの
実容積の50%を基準とするのが良く、これを基準とす
ることにより、塗料粕20を効率よく処理することがで
きる。処理タンク22aのスチームジャケットへは、図
1のボイラ31からスチームが供給される。塗料粕20
の加熱により生じた水分と溶剤類は、蒸気となって処理
タンク22aから排出され、サイクロン32、コンデン
サー33に導かれる。
【0009】図2の23は分級機を示している。分級機
23は、たとえば振動ふるい又は回転ふるいから構成す
るのが望ましい。分級機23は、9メッシュのふるいを
有しており、塗料粕20の分級粒度は2mm以下に設定
されている。図2の24は、分級粒度が2mm以下とな
った塗料粕20を回収する回収ホッパーを示している。
図2の25は、分級粒度が2mm以下となった塗料粕2
0を微粉砕する微粉砕機を示している。微粉砕機25
は、たとえば中央部に高速回転する中空状のロータ25
aを有しており、ロータ25aには多数の孔が形成され
ている。微粉砕機25では、ロータ25aに塗料粕20
を投入することにより、ロータ25から飛び出た塗料粕
20が外壁25bに衝突し微粉砕される。本実施例で
は、微粉砕機25としてパルペライザーACM10(ホ
ソカワ製)を用いた。
23は、たとえば振動ふるい又は回転ふるいから構成す
るのが望ましい。分級機23は、9メッシュのふるいを
有しており、塗料粕20の分級粒度は2mm以下に設定
されている。図2の24は、分級粒度が2mm以下とな
った塗料粕20を回収する回収ホッパーを示している。
図2の25は、分級粒度が2mm以下となった塗料粕2
0を微粉砕する微粉砕機を示している。微粉砕機25
は、たとえば中央部に高速回転する中空状のロータ25
aを有しており、ロータ25aには多数の孔が形成され
ている。微粉砕機25では、ロータ25aに塗料粕20
を投入することにより、ロータ25から飛び出た塗料粕
20が外壁25bに衝突し微粉砕される。本実施例で
は、微粉砕機25としてパルペライザーACM10(ホ
ソカワ製)を用いた。
【0010】図2の26は、微粉砕機25によって微粉
砕された塗料粕20の粉末を回収するバックフィルター
を示している。バックフィルター26には、図1に示す
ブロワー35が接続されている。バックフィルター26
に回収される塗料粕20の粉末の粒径は、100μ以下
となっている。
砕された塗料粕20の粉末を回収するバックフィルター
を示している。バックフィルター26には、図1に示す
ブロワー35が接続されている。バックフィルター26
に回収される塗料粕20の粉末の粒径は、100μ以下
となっている。
【0011】つぎに、本発明に係る塗料粕の粉末化処理
方法の手順について説明する。図1に示すように、工程
1では脱水機21内に塗料粕20が投入される。脱水機
21に投入される塗料粕20は、水分および溶剤を95
〜95%含んでいるが、脱水機21による脱水処理によ
り含水率が50%以下とされる。塗料粕20の含水率
は、後処理のことを考慮すると、少なければ少ない程良
いが、特にソリッド系、クリア系塗料ミストの塗料粕2
0は、含水率が少なくなると2〜3日の放置で大理石の
ように堅い塊になって粉砕処理が難しくなるので、30
〜40%の含水率が好ましい。
方法の手順について説明する。図1に示すように、工程
1では脱水機21内に塗料粕20が投入される。脱水機
21に投入される塗料粕20は、水分および溶剤を95
〜95%含んでいるが、脱水機21による脱水処理によ
り含水率が50%以下とされる。塗料粕20の含水率
は、後処理のことを考慮すると、少なければ少ない程良
いが、特にソリッド系、クリア系塗料ミストの塗料粕2
0は、含水率が少なくなると2〜3日の放置で大理石の
ように堅い塊になって粉砕処理が難しくなるので、30
〜40%の含水率が好ましい。
【0012】本実施例のように、最初に物理的な脱水処
理工程を設けることにより、後工程での粉砕処理におけ
る水分除去作業が大幅に軽減される。また、高速回転体
21aを通過した塗料粕20を破砕処理するので、粉砕
機22の処理タンク22a内に金属片等の異物が投入さ
れることはなくなり、金属片と回転粉砕刃22bとの衝
突による装置破損の対策としての金属検出機を設ける必
要もなくなる。
理工程を設けることにより、後工程での粉砕処理におけ
る水分除去作業が大幅に軽減される。また、高速回転体
21aを通過した塗料粕20を破砕処理するので、粉砕
機22の処理タンク22a内に金属片等の異物が投入さ
れることはなくなり、金属片と回転粉砕刃22bとの衝
突による装置破損の対策としての金属検出機を設ける必
要もなくなる。
【0013】工程2では、脱水機21によって脱水処理
された塗料粕20は、粉砕機22に投入され、一定の投
入量で粉砕処理される。処理タンク22a内の塗料粕2
0は、回転粉砕刃22bの回転により撹拌、剪断される
とともに、スチームジャケットを通過するスチームによ
り間接的に加熱される。塗料粕20からは、加熱、撹
拌、剪断の交合作用により水分と溶剤類が発生し、この
水分と溶剤類は、蒸気となって処理タンク22aから排
出される。処理タンク22aからの蒸気中に混じった粉
塵は、サイクロン32による遠心効果により沈降し、回
収され、蒸気はコンデンサー33により冷却される。コ
ンデンサー33による冷却により、蒸気は水と溶剤類と
が混在した状態で凝縮し、水と溶剤類は分離液体34と
して回収される。
された塗料粕20は、粉砕機22に投入され、一定の投
入量で粉砕処理される。処理タンク22a内の塗料粕2
0は、回転粉砕刃22bの回転により撹拌、剪断される
とともに、スチームジャケットを通過するスチームによ
り間接的に加熱される。塗料粕20からは、加熱、撹
拌、剪断の交合作用により水分と溶剤類が発生し、この
水分と溶剤類は、蒸気となって処理タンク22aから排
出される。処理タンク22aからの蒸気中に混じった粉
塵は、サイクロン32による遠心効果により沈降し、回
収され、蒸気はコンデンサー33により冷却される。コ
ンデンサー33による冷却により、蒸気は水と溶剤類と
が混在した状態で凝縮し、水と溶剤類は分離液体34と
して回収される。
【0014】水分、溶剤が蒸発した塗料粕20は、その
後、加熱によって硬化し、回転粉砕刃22bによる混合
と剪断の交合作用で次第に粉末化される。破砕処理の最
後には、回転粉砕刃22bによる摩擦熱も加わって塗料
粕20は200℃程度となり、塗料粕20の粒度は5m
m以下程度になる。粉砕機22による粉砕処理が終了す
ると、塗料粕20は処理タンク22aの排出口から排出
され、工程3の分級機23に搬送される。
後、加熱によって硬化し、回転粉砕刃22bによる混合
と剪断の交合作用で次第に粉末化される。破砕処理の最
後には、回転粉砕刃22bによる摩擦熱も加わって塗料
粕20は200℃程度となり、塗料粕20の粒度は5m
m以下程度になる。粉砕機22による粉砕処理が終了す
ると、塗料粕20は処理タンク22aの排出口から排出
され、工程3の分級機23に搬送される。
【0015】分級機23は、粉砕機22によって粉砕さ
れた塗料粕20を粒度(粒径)を基準に分級(分別)す
るものであり、その分級粒度は2mm(9メッシュふる
い)以下に設定されている。図3は、塗料粕20の粒度
と塗料粕20内の揮発分(溶剤)の残存率との関係を示
している。分級粒度を2mm以下に設定する狙いは、塗
料粕20内の溶剤の残存率を2%以下にして塗料粕20
のブロッキング現象を回避し、微粉砕処理をトラブルの
ないように安定化させるためである。揮発分の残存率の
測定は、赤外線水分計によって行った。図3に示すよう
に、粒度が2mm以上の塗料粕20には、揮発分が多く
残存していることがわかる。
れた塗料粕20を粒度(粒径)を基準に分級(分別)す
るものであり、その分級粒度は2mm(9メッシュふる
い)以下に設定されている。図3は、塗料粕20の粒度
と塗料粕20内の揮発分(溶剤)の残存率との関係を示
している。分級粒度を2mm以下に設定する狙いは、塗
料粕20内の溶剤の残存率を2%以下にして塗料粕20
のブロッキング現象を回避し、微粉砕処理をトラブルの
ないように安定化させるためである。揮発分の残存率の
測定は、赤外線水分計によって行った。図3に示すよう
に、粒度が2mm以上の塗料粕20には、揮発分が多く
残存していることがわかる。
【0016】分級機23の9メッシュふるいを通過した
粒度2mm以下の塗料粕20は、工程4にて回収ホッパ
ー24に回収され、自然冷却される。分級機23では、
9メッシュふるいを通過しない粒度の大きな塗料粕20
が少量(10%以下)発生するが、この粒度の大きな塗
料粕20は粉砕機22に戻され、再度粉砕処理が行われ
る。回収ホッパー24にて自然冷却された塗料粕20
は、工程5の微粉砕機25に一定量搬送され、微粉砕処
理される。微粉砕機25のロータ25aは、たとえば毎
分約6000回転で高速回転しており、ロータ25a内
に投入された塗料粕20は高速でロータ25a外に飛び
出し、外壁25bとの衝突により微粉砕される。微粉砕
機25によって微粉砕された塗料粕20の粒度は100
μ以下となる。
粒度2mm以下の塗料粕20は、工程4にて回収ホッパ
ー24に回収され、自然冷却される。分級機23では、
9メッシュふるいを通過しない粒度の大きな塗料粕20
が少量(10%以下)発生するが、この粒度の大きな塗
料粕20は粉砕機22に戻され、再度粉砕処理が行われ
る。回収ホッパー24にて自然冷却された塗料粕20
は、工程5の微粉砕機25に一定量搬送され、微粉砕処
理される。微粉砕機25のロータ25aは、たとえば毎
分約6000回転で高速回転しており、ロータ25a内
に投入された塗料粕20は高速でロータ25a外に飛び
出し、外壁25bとの衝突により微粉砕される。微粉砕
機25によって微粉砕された塗料粕20の粒度は100
μ以下となる。
【0017】微粉砕機25による塗料粕20の微粉砕処
理が終了すると、塗料粕20は工程6のバックフィルタ
ー26によって回収される。塗料粕20は、バックフィ
ルター26により回収されることから、塗料粕20の微
粒子も捕捉することができる。バックフィルター26内
に一定量の塗料粕20が溜まると、塗料粕20は取り出
され、樹脂粉末製品7として自動車塗料、プラスチック
部品等へ再利用される。
理が終了すると、塗料粕20は工程6のバックフィルタ
ー26によって回収される。塗料粕20は、バックフィ
ルター26により回収されることから、塗料粕20の微
粒子も捕捉することができる。バックフィルター26内
に一定量の塗料粕20が溜まると、塗料粕20は取り出
され、樹脂粉末製品7として自動車塗料、プラスチック
部品等へ再利用される。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る塗料粕の粉末化処理方法に
よれば、粉砕された塗料粕を微粉砕する前に分級し、微
粉砕の対象となる塗料粕の分級粒度を2mm以下とした
ので、微粉砕される塗料粕中の溶剤の残存量を少なくす
ることができる。したがって、分級粒度が2mm以下の
塗料粕を長期間放置しても、塗料粕がブロッキング現象
により塊状になることはなくなり、微粉砕処理における
処理能力を向上させることができる。また、微粉砕処理
して回収された塗料粕の粉末も、長期放置してもブロッ
キング現象が生じないので、微粉砕処理後の塗料粕粉末
の全量を所定の粒度で保存することができ、塗料粕粉末
の品質を安定化させることができる。
よれば、粉砕された塗料粕を微粉砕する前に分級し、微
粉砕の対象となる塗料粕の分級粒度を2mm以下とした
ので、微粉砕される塗料粕中の溶剤の残存量を少なくす
ることができる。したがって、分級粒度が2mm以下の
塗料粕を長期間放置しても、塗料粕がブロッキング現象
により塊状になることはなくなり、微粉砕処理における
処理能力を向上させることができる。また、微粉砕処理
して回収された塗料粕の粉末も、長期放置してもブロッ
キング現象が生じないので、微粉砕処理後の塗料粕粉末
の全量を所定の粒度で保存することができ、塗料粕粉末
の品質を安定化させることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る塗料粕の粉末化処理方
法の処理手順を示すフローチャートである。
法の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の粉末化処理方法の各工程における作業状
態を示す工程図である。
態を示す工程図である。
【図3】図1の塗料粕の粒度と残存溶剤との関係を示す
特性図である。
特性図である。
20 塗料粕 21 脱水機 22 粉砕機 23 分級機 25 微粉砕機 26 バックフィルター
Claims (1)
- 【請求項1】 粉砕された塗料粕を微粉砕する前に分級
し、微粉砕の対象となる塗料粕の分級粒度を2mm以下
にすることを特徴とする塗料粕の粉末化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18106694A JPH0839563A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 塗料粕の粉末化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18106694A JPH0839563A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 塗料粕の粉末化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839563A true JPH0839563A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16094205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18106694A Pending JPH0839563A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 塗料粕の粉末化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102777A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗料廃棄物再資源原料化処理方法及び処理装置 |
JP2004512169A (ja) * | 2000-10-27 | 2004-04-22 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | シュレッダー残滓の処理装置及び方法 |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP18106694A patent/JPH0839563A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102777A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 塗料廃棄物再資源原料化処理方法及び処理装置 |
JP4612167B2 (ja) * | 2000-10-03 | 2011-01-12 | 富士重工業株式会社 | 塗料廃棄物再資源原料化処理方法及び処理装置 |
JP2004512169A (ja) * | 2000-10-27 | 2004-04-22 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | シュレッダー残滓の処理装置及び方法 |
JP4921686B2 (ja) * | 2000-10-27 | 2012-04-25 | フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフト | シュレッダー残滓の処理装置及び方法 |
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