JPH0839110A - 圧延ロールの冷却装置 - Google Patents
圧延ロールの冷却装置Info
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- JPH0839110A JPH0839110A JP19384094A JP19384094A JPH0839110A JP H0839110 A JPH0839110 A JP H0839110A JP 19384094 A JP19384094 A JP 19384094A JP 19384094 A JP19384094 A JP 19384094A JP H0839110 A JPH0839110 A JP H0839110A
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- Japan
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- rolling roll
- cooling
- forming block
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延材の板幅に対応させて圧延ロールを冷却
する。 【構成】 圧延ロール１の外周面に沿うようにジャケッ
ト形成ブロック１１を配置する。ジャケット形成ブロッ
クの圧延ロール対向面に、冷却水供給路５と連通する冷
却ジャケット１０を形成する。ジャケット形成ブロック
１１に、冷却水供給路５から冷却ジャケット１０に亘り
左右の整流板１３を組み付け、アクチュエータ１２の作
動で間隔を調整できるようにする。圧延材８の板幅に合
わせて左右の整流板１３の間隔を選定し、圧延ロール１
を効果的に冷却する。
する。 【構成】 圧延ロール１の外周面に沿うようにジャケッ
ト形成ブロック１１を配置する。ジャケット形成ブロッ
クの圧延ロール対向面に、冷却水供給路５と連通する冷
却ジャケット１０を形成する。ジャケット形成ブロック
１１に、冷却水供給路５から冷却ジャケット１０に亘り
左右の整流板１３を組み付け、アクチュエータ１２の作
動で間隔を調整できるようにする。圧延材８の板幅に合
わせて左右の整流板１３の間隔を選定し、圧延ロール１
を効果的に冷却する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は圧延機における圧延ロー
ルの冷却装置に関するものである。
ルの冷却装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱間圧延において、圧延ロールにより圧
延材の圧延を行うと、圧延材自体が高温であること、圧
延材の塑性変形によって加工熱が発生すること、圧延材
と圧延ロールとの間に摩擦熱が発生すること、等により
圧延ロールに熱膨張によるヒートクラウンが生じて圧延
材の板厚が不均一になる、等の問題が生じるため、圧延
ロールを冷却する必要がある。
延材の圧延を行うと、圧延材自体が高温であること、圧
延材の塑性変形によって加工熱が発生すること、圧延材
と圧延ロールとの間に摩擦熱が発生すること、等により
圧延ロールに熱膨張によるヒートクラウンが生じて圧延
材の板厚が不均一になる、等の問題が生じるため、圧延
ロールを冷却する必要がある。
【０００３】上記圧延ロールを冷却する従来の装置とし
ては、図４にその一例の概要を示す如く、圧延ロール１
への対向面となる前面の周縁部を除く位置を冷却ジャケ
ット２としたジャケット形成ブロック３を、圧延ロール
１の外周面に沿わせて配置すると共に、該ジャケット形
成ブロック３の前面周縁部をシール部４として上記冷却
ジャケット２を密封構造とし、且つ上記ジャケット形成
ブロック３内には、下端部に、冷却ジャケット２へ冷却
水Ｗを供給する冷却水供給路５を設け、上端部に、冷却
ジャケット２からの冷却水を排出する冷却水排出路６を
設け、ジャケット形成ブロック３外の冷却水供給装置７
から冷却水供給路５を通して冷却ジャケット２に供給し
た冷却水Ｗを冷却水排出路６を通してジャケット形成ブ
ロック３外へ排出させられるようにし、冷却ジャケット
２内を通る冷却水Ｗによって圧延ロール１を冷却できる
ようにしたものがある（特公平４−５４５２４号）。８
は圧延材、９はバックアップロールを示す。
ては、図４にその一例の概要を示す如く、圧延ロール１
への対向面となる前面の周縁部を除く位置を冷却ジャケ
ット２としたジャケット形成ブロック３を、圧延ロール
１の外周面に沿わせて配置すると共に、該ジャケット形
成ブロック３の前面周縁部をシール部４として上記冷却
ジャケット２を密封構造とし、且つ上記ジャケット形成
ブロック３内には、下端部に、冷却ジャケット２へ冷却
水Ｗを供給する冷却水供給路５を設け、上端部に、冷却
ジャケット２からの冷却水を排出する冷却水排出路６を
設け、ジャケット形成ブロック３外の冷却水供給装置７
から冷却水供給路５を通して冷却ジャケット２に供給し
た冷却水Ｗを冷却水排出路６を通してジャケット形成ブ
ロック３外へ排出させられるようにし、冷却ジャケット
２内を通る冷却水Ｗによって圧延ロール１を冷却できる
ようにしたものがある（特公平４−５４５２４号）。８
は圧延材、９はバックアップロールを示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、連続的に圧
延する圧延ラインでは圧延材８の板幅が変って来ること
があるが、上記従来の圧延ロールの冷却装置では、圧延
材８の板幅に対応させて冷却ジャケット２の幅を変更す
ることができないので、板幅によっては圧延ロール１の
端部が過冷却になる等により、圧延ロール１のサーマル
クラウンが不適正になってしまう問題がある。
延する圧延ラインでは圧延材８の板幅が変って来ること
があるが、上記従来の圧延ロールの冷却装置では、圧延
材８の板幅に対応させて冷却ジャケット２の幅を変更す
ることができないので、板幅によっては圧延ロール１の
端部が過冷却になる等により、圧延ロール１のサーマル
クラウンが不適正になってしまう問題がある。
【０００５】そこで、本発明は、あらゆる板幅に対応さ
せて圧延ロールを適正に冷却することができるようにし
ようとするものである。
せて圧延ロールを適正に冷却することができるようにし
ようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、圧延ロールの外周面に沿うよう冷却ジャ
ケットを形成したジャケット形成ブロックを圧延ロール
に沿い配置して、該ジャケット形成ブロックの下端部を
シール部とすると共に、上記冷却ジャケットの下端位置
と連通するようにした冷却水供給路をジャケット形成ブ
ロック内に設け、且つアクチュエータの作動でロール幅
方向に変位して上記冷却水供給路内への張り出し量を変
更できるようにした操作部と、該操作部の張り出し端か
ら延びて先端が上記冷却ジャケットの下端位置まで達す
るようにした導流部と、該導流部の先端から冷却ジャケ
ット内を圧延ロールに沿い立ち上がらせた仕切部とから
なる左右の整流板を、上記ジャケット形成ブロックに組
み付けた構成とする。
決するために、圧延ロールの外周面に沿うよう冷却ジャ
ケットを形成したジャケット形成ブロックを圧延ロール
に沿い配置して、該ジャケット形成ブロックの下端部を
シール部とすると共に、上記冷却ジャケットの下端位置
と連通するようにした冷却水供給路をジャケット形成ブ
ロック内に設け、且つアクチュエータの作動でロール幅
方向に変位して上記冷却水供給路内への張り出し量を変
更できるようにした操作部と、該操作部の張り出し端か
ら延びて先端が上記冷却ジャケットの下端位置まで達す
るようにした導流部と、該導流部の先端から冷却ジャケ
ット内を圧延ロールに沿い立ち上がらせた仕切部とから
なる左右の整流板を、上記ジャケット形成ブロックに組
み付けた構成とする。
【０００７】又、整流板を、操作部と導流部とからなる
構成とし、且つ上記導流部を、操作部の先端から冷却ジ
ャケットの中央部側へ向けて適宜傾斜させた構成として
もよい。
構成とし、且つ上記導流部を、操作部の先端から冷却ジ
ャケットの中央部側へ向けて適宜傾斜させた構成として
もよい。
【０００８】
【作用】狭幅の圧延材を圧延する場合、アクチュエータ
の作動で左右の整流板の間隔を圧延材の板幅に対応させ
て狭くすると、冷却水は冷却水供給路内にて左右の整流
板の導流部によりその水流幅が狭められて冷却ジャケッ
ト内へ送られ、更に仕切部でその水流幅が保持されたま
ま冷却ジャケット内を通過させられる。したがって、圧
延ロールは板幅に対応した範囲が冷却されることにな
る。
の作動で左右の整流板の間隔を圧延材の板幅に対応させ
て狭くすると、冷却水は冷却水供給路内にて左右の整流
板の導流部によりその水流幅が狭められて冷却ジャケッ
ト内へ送られ、更に仕切部でその水流幅が保持されたま
ま冷却ジャケット内を通過させられる。したがって、圧
延ロールは板幅に対応した範囲が冷却されることにな
る。
【０００９】又、整流板を操作部と導流部とからなる構
成とし、且つ導流部を中央部へ向けて傾斜させた場合
は、冷却水供給路の冷却水が左右の導流部の傾斜により
中央部側へ集められるため、圧延ロールの両端部が過冷
却されることがなくなる。
成とし、且つ導流部を中央部へ向けて傾斜させた場合
は、冷却水供給路の冷却水が左右の導流部の傾斜により
中央部側へ集められるため、圧延ロールの両端部が過冷
却されることがなくなる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１１】図１の（イ）（ロ）は本発明の一実施例の
要部を示すもので、圧延ロール１への対向面となる前面
の左右縁部及び下縁部を除く位置に冷却ジャケット１０
を形成したジャケット形成ブロック１１を、上記圧延ロ
ール１の外周面に沿わせて配置すると共に、該ジャケッ
ト形成ブロック１１の左右縁部及び下縁部をシール部４
として上記冷却ジャケット１０を半密閉構造とし、且つ
上記ジャケット形成ブロック１１内に、冷却ジャケット
１０の下端部位置に開口するよう水平に延びる冷却水供
給路５を設け、図示しない冷却水供給装置から冷却水供
給路５を通して冷却ジャケット１０に冷却水Ｗを送給で
きるようにする。
要部を示すもので、圧延ロール１への対向面となる前面
の左右縁部及び下縁部を除く位置に冷却ジャケット１０
を形成したジャケット形成ブロック１１を、上記圧延ロ
ール１の外周面に沿わせて配置すると共に、該ジャケッ
ト形成ブロック１１の左右縁部及び下縁部をシール部４
として上記冷却ジャケット１０を半密閉構造とし、且つ
上記ジャケット形成ブロック１１内に、冷却ジャケット
１０の下端部位置に開口するよう水平に延びる冷却水供
給路５を設け、図示しない冷却水供給装置から冷却水供
給路５を通して冷却ジャケット１０に冷却水Ｗを送給で
きるようにする。
【００１２】上記ジャケット形成ブロック１１の冷却水
供給路５と冷却ジャケット１０には、本発明の特徴をな
す左右一対の整流板１３を左右方向へ変位自在に収納配
置する。上記整流板１３は、シリンダの如きアクチュエ
ータ１２に連結させられてジャケット形成ブロック１１
の左右端壁部１１ａより冷却水供給路５内へ出し入れ自
在に挿入されている操作部１３ａと、該操作部１３ａの
先端より冷却ジャケット１０の下端部まで直角方向に延
びるように連設された導流部１３ｂと、該導流部１３ｂ
の先端から冷却ジャケット１０に沿って立ち上がるよう
に連設された仕切部１３ｃとからなる構成としてあり、
上記アクチュエータ１２の作動により左右の整流板１３
をロール幅方向となる左右方向へ変位させることによ
り、冷却ジャケット１０へ供給する冷却水Ｗの水流幅を
左右の整流板１３の間隔によって規制させられるように
する。
供給路５と冷却ジャケット１０には、本発明の特徴をな
す左右一対の整流板１３を左右方向へ変位自在に収納配
置する。上記整流板１３は、シリンダの如きアクチュエ
ータ１２に連結させられてジャケット形成ブロック１１
の左右端壁部１１ａより冷却水供給路５内へ出し入れ自
在に挿入されている操作部１３ａと、該操作部１３ａの
先端より冷却ジャケット１０の下端部まで直角方向に延
びるように連設された導流部１３ｂと、該導流部１３ｂ
の先端から冷却ジャケット１０に沿って立ち上がるよう
に連設された仕切部１３ｃとからなる構成としてあり、
上記アクチュエータ１２の作動により左右の整流板１３
をロール幅方向となる左右方向へ変位させることによ
り、冷却ジャケット１０へ供給する冷却水Ｗの水流幅を
左右の整流板１３の間隔によって規制させられるように
する。
【００１３】なお、上記ジャケット形成ブロック１１
は、図２に示す如く、圧延機ハウジングに取り付けられ
たフレーム１５に回動軸１６によって取り付けられ且つ
リンク機構１７を介して流体圧シリンダ１４の作動によ
り回動させられるようにした出側ガイド板１８の先端に
連結支持されている。
は、図２に示す如く、圧延機ハウジングに取り付けられ
たフレーム１５に回動軸１６によって取り付けられ且つ
リンク機構１７を介して流体圧シリンダ１４の作動によ
り回動させられるようにした出側ガイド板１８の先端に
連結支持されている。
【００１４】圧延ロール１にて幅の広い圧延材８を圧延
する場合には、図１の（ロ）において二点鎖線で示す如
く、アクチュエータ１２の作動で左右の整流板１３の間
隔を圧延材８の板幅に合わせて拡げておくようにする。
する場合には、図１の（ロ）において二点鎖線で示す如
く、アクチュエータ１２の作動で左右の整流板１３の間
隔を圧延材８の板幅に合わせて拡げておくようにする。
【００１５】この状態で、冷却水供給装置から冷却水供
給路５内に冷却水Ｗが供給されると、該冷却水Ｗは、左
右の整流板１３の導流部１３ｂ間を広幅の水流として流
れ、更に、冷却ジャケット１０の下端に到達すると、仕
切部１３ｃ間にてその水流幅が維持されたまま上方へ変
向させられる如く冷却ジャケット１０内へ送給させられ
る。したがって、圧延ロール１の表面を、板幅の広い圧
延材８に対応させて幅方向全長にわたり冷却することが
できる。
給路５内に冷却水Ｗが供給されると、該冷却水Ｗは、左
右の整流板１３の導流部１３ｂ間を広幅の水流として流
れ、更に、冷却ジャケット１０の下端に到達すると、仕
切部１３ｃ間にてその水流幅が維持されたまま上方へ変
向させられる如く冷却ジャケット１０内へ送給させられ
る。したがって、圧延ロール１の表面を、板幅の広い圧
延材８に対応させて幅方向全長にわたり冷却することが
できる。
【００１６】一方、圧延ロール１にて板幅の狭い圧延材
８を圧延する場合には、図１の（ロ）において実線で示
す如く、アクチュエータ１２の作動で左右の整流板１３
の間隔を圧延材８の板幅に合わせて狭くしておくように
する。
８を圧延する場合には、図１の（ロ）において実線で示
す如く、アクチュエータ１２の作動で左右の整流板１３
の間隔を圧延材８の板幅に合わせて狭くしておくように
する。
【００１７】これにより、冷却水供給路５に供給された
冷却水Ｗは、左右の整流板１３の導流部１３ｂ間を通る
ときにその水流幅が狭められ、その幅が仕切部１３ｃに
て保持されたまま冷却ジャケット１０内へ送給されるこ
とになる。したがって、圧延ロール１の表面を、板幅の
狭い圧延材８に対応させて幅方向中央部だけを冷却する
ことができ、両端部の過冷却を防止することができる。
冷却水Ｗは、左右の整流板１３の導流部１３ｂ間を通る
ときにその水流幅が狭められ、その幅が仕切部１３ｃに
て保持されたまま冷却ジャケット１０内へ送給されるこ
とになる。したがって、圧延ロール１の表面を、板幅の
狭い圧延材８に対応させて幅方向中央部だけを冷却する
ことができ、両端部の過冷却を防止することができる。
【００１８】このように、本発明においては、左右の整
流板１３の間隔を調整することにより冷却ジャケット１
０の冷却水流通幅を変更することができるので、圧延材
８の板幅に対応して圧延ロール１を冷却することができ
て、圧延ロール１のサーマルクラウンを適正な状態に維
持することができる。
流板１３の間隔を調整することにより冷却ジャケット１
０の冷却水流通幅を変更することができるので、圧延材
８の板幅に対応して圧延ロール１を冷却することができ
て、圧延ロール１のサーマルクラウンを適正な状態に維
持することができる。
【００１９】次に、図３の（イ）（ロ）は本発明の他の
実施例を示すもので、上記実施例と同様な構成におい
て、整流板１３を、アクチュエータ１２によって押し引
き操作される操作部１３ａと該操作部１３ａに連設した
導流部１３ｂのみからなる構成とし、且つ上記導流部１
３ｂを、冷却ジャケット１０の幅方向中央部へ向けて、
たとえば、３０°程度の傾斜角αを有するように傾斜配
置したものである。
実施例を示すもので、上記実施例と同様な構成におい
て、整流板１３を、アクチュエータ１２によって押し引
き操作される操作部１３ａと該操作部１３ａに連設した
導流部１３ｂのみからなる構成とし、且つ上記導流部１
３ｂを、冷却ジャケット１０の幅方向中央部へ向けて、
たとえば、３０°程度の傾斜角αを有するように傾斜配
置したものである。
【００２０】図３の実施例の場合には、図１の実施例の
場合と相違して整流板１３に仕切部１３ｃはないが、導
流部１３ｂを冷却ジャケット１０の幅方向中央部へ向け
て傾斜させてあるため、左右の整流板１３の間隔を狭く
すると、冷却水Ｗの水流を幅方向中央部へ寄せることが
でき、熱交換前の冷たい冷却水Ｗを冷却ジャケット１０
の下端部位置にて圧延ロール１の幅方向中央部に対し接
触させることができる。したがって、圧延ロール１の両
端部を過冷却することがなく、上記実施例と同様な作用
効果が奏し得られる。
場合と相違して整流板１３に仕切部１３ｃはないが、導
流部１３ｂを冷却ジャケット１０の幅方向中央部へ向け
て傾斜させてあるため、左右の整流板１３の間隔を狭く
すると、冷却水Ｗの水流を幅方向中央部へ寄せることが
でき、熱交換前の冷たい冷却水Ｗを冷却ジャケット１０
の下端部位置にて圧延ロール１の幅方向中央部に対し接
触させることができる。したがって、圧延ロール１の両
端部を過冷却することがなく、上記実施例と同様な作用
効果が奏し得られる。
【００２１】なお、上記実施例では、冷却ジャケットを
半密閉構造としてこれに整流板を適用した場合を示した
が、図４に示す如き、冷却ジャケットを密閉構造とした
ジャケット形成ブロックに対して適用しても同様な効果
が得られることは勿論であり、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
半密閉構造としてこれに整流板を適用した場合を示した
が、図４に示す如き、冷却ジャケットを密閉構造とした
ジャケット形成ブロックに対して適用しても同様な効果
が得られることは勿論であり、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の圧延ロールの
冷却装置によれば、圧延ロールの外周面に沿い配置した
ジャケット形成ブロックのロール対向面に、アクチュエ
ータの作動で左右方向に変位して冷却ジャケットの下端
に連通させた冷却水供給路内への張り出し量を変更でき
るようにした操作部と、該操作部の張り出し端から冷却
ジャケットの下端位置へ延びるようにした導流部と、該
導流部から冷却ジャケットに沿って立ち上がるようにし
た仕切部とからなる左右の整流板をジャケット形成ブロ
ックに組み付けたので、圧延材の板幅に対応させて整流
板の間隔を変更することにより、圧延ロールの表面に圧
延条件に合わせて冷却水を供給することができ、圧延ロ
ールのサーマルクラウンを適正な状態に維持させること
ができる。
冷却装置によれば、圧延ロールの外周面に沿い配置した
ジャケット形成ブロックのロール対向面に、アクチュエ
ータの作動で左右方向に変位して冷却ジャケットの下端
に連通させた冷却水供給路内への張り出し量を変更でき
るようにした操作部と、該操作部の張り出し端から冷却
ジャケットの下端位置へ延びるようにした導流部と、該
導流部から冷却ジャケットに沿って立ち上がるようにし
た仕切部とからなる左右の整流板をジャケット形成ブロ
ックに組み付けたので、圧延材の板幅に対応させて整流
板の間隔を変更することにより、圧延ロールの表面に圧
延条件に合わせて冷却水を供給することができ、圧延ロ
ールのサーマルクラウンを適正な状態に維持させること
ができる。
【００２３】又、整流板を、操作部と導流部とからなる
構成とし、且つ上記導流部を操作部の先端から冷却ジャ
ケットの中央部側へ向けて適宜傾斜させた構成とするこ
とにより、冷却水の流れを圧延ロールの中央部側へ向け
て集めることができ、端部の過冷却を防止することがで
きる、等の優れた効果を発揮する。
構成とし、且つ上記導流部を操作部の先端から冷却ジャ
ケットの中央部側へ向けて適宜傾斜させた構成とするこ
とにより、冷却水の流れを圧延ロールの中央部側へ向け
て集めることができ、端部の過冷却を防止することがで
きる、等の優れた効果を発揮する。
【図１】本発明の圧延ロールの冷却装置の一実施例にお
ける要部を示すもので、（イ）は切断側面図、（ロ）は
（イ）の平面図である。
ける要部を示すもので、（イ）は切断側面図、（ロ）は
（イ）の平面図である。
【図２】本発明の圧延ロールの冷却装置を示す全体配置
図である。
図である。
【図３】本発明の他の実施例の要部を示すもので、
（イ）は切断側面図、（ロ）は（イ）の平面図である。
（イ）は切断側面図、（ロ）は（イ）の平面図である。
【図４】従来の圧延ロールの冷却装置の一例を示す概要
図である。
図である。
１ 圧延ロール ４ シール部 ５ 冷却水供給路 １０ 冷却ジャケット １１ ジャケット形成ブロック １２ アクチュエータ １３ 整流板 １３ａ 操作部 １３ｂ 導流部 １３ｃ 仕切部
Claims (2)
- 【請求項１】 圧延ロールの外周面に沿うよう冷却ジャ
ケットを形成したジャケット形成ブロックを圧延ロール
に沿い配置して、該ジャケット形成ブロックの下端部を
シール部とすると共に、上記冷却ジャケットの下端位置
と連通するようにした冷却水供給路をジャケット形成ブ
ロック内に設け、且つアクチュエータの作動でロール幅
方向に変位して上記冷却水供給路内への張り出し量を変
更できるようにした操作部と、該操作部の張り出し端か
ら延びて先端が上記冷却ジャケットの下端位置まで達す
るようにした導流部と、該導流部の先端から冷却ジャケ
ット内を圧延ロールに沿い立ち上がらせた仕切部とから
なる左右の整流板を、上記ジャケット形成ブロックに組
み付けた構成を有することを特徴とする圧延ロールの冷
却装置。 - 【請求項２】 整流板を、操作部と導流部とからなる構
成とし、且つ上記導流部を、操作部の先端から冷却ジャ
ケットの中央部側へ向けて適宜傾斜させた請求項１記載
の圧延ロールの冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19384094A JPH0839110A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧延ロールの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19384094A JPH0839110A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧延ロールの冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839110A true JPH0839110A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16314617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19384094A Pending JPH0839110A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧延ロールの冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839110A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140112087A (ko) * | 2012-02-02 | 2014-09-22 | 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 | 압연롤 또는 금속 스트립을 냉각하기 위한 유동의 교정 장치 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP19384094A patent/JPH0839110A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140112087A (ko) * | 2012-02-02 | 2014-09-22 | 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 | 압연롤 또는 금속 스트립을 냉각하기 위한 유동의 교정 장치 |
| JP2015509050A (ja) * | 2012-02-02 | 2015-03-26 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | ロール又はストリップを冷却するための流れを整向するための装置 |
| US9440271B2 (en) | 2012-02-02 | 2016-09-13 | Sms Group Gmbh | Device for straightening a flow for cooling a roll or a metal strip |
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