JPH08390A - シートのペルビスサポート構造 - Google Patents

シートのペルビスサポート構造

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JPH08390A
JPH08390A JP14359694A JP14359694A JPH08390A JP H08390 A JPH08390 A JP H08390A JP 14359694 A JP14359694 A JP 14359694A JP 14359694 A JP14359694 A JP 14359694A JP H08390 A JPH08390 A JP H08390A
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shaft
seat
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seated person
spring
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Yasushi Yoshikawa
靖司 吉川
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着座者の背面に対するシートの適応性を向上
させたペルビスサポート構造を提供する 【構成】 バックフレーム31の下部を横方向に貫通し
て軸線回りに回動可能なシャフト41をギアボックス4
2とモータ43により回転駆動される。略コ字状に形成
され、両端部をシャフト41に巻き付けてストッパ41
aに両端を掛止し、中央部を上方へ延出してS字スプリ
ング33a〜33cに摺動可能に組み付けたサポートス
プリング44がシャフト41の回動に伴い変位すると、
サポートスプリング44の下部は前方へ弓なりに反るよ
うに変形する。これにより、座面形状を調整して着座者
の背面形状に適応させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートのシートバック構
造に係り、特に着座者の骨盤部から腰椎部にわたる部分
を調節可能に支持するペルビスサポート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用に用いられるようなシート
のシートバックには、着座者の腰椎部に対する支持強度
を好みに応じて調整することにより、長距離走行時にお
ける疲労を軽減するため、ランバサポート機構が設けら
れていた。
【0003】このようなランバサポート機構は、シート
バックを構成するクッションパッドの背面に当接される
長方形の平板状の押圧部材と、該押圧部材の裏面にその
先端を接続して同押圧部材に前方への押圧力を付与する
アームを備え、前記押圧部材に付与される前方への押圧
力により、前記クッションパッド背面の着座者の腰椎部
に対応する部分を前方に押し出して着座者の腰椎部分を
押圧支持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のランバ
サポート機構は、平板状の押圧部材にてクッションパッ
ドを前方に押し出す構造であることから、押圧部材が前
方へ押し出されたとき押圧部材の上下両端部付近におい
て着座者の腰椎に対応する部分のクッションパッド表面
の支持圧が急激に高まる。したがって、着座者はクッシ
ョンパッドを通して押圧部材の上下両端部を線当りとし
て不快に感じるという問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するため、着
座者の背面下部に対応する部分をより広い面積にわたっ
てなめらかに調整して、着座者の背面に対する適応性を
向上させたペルビスサポート構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のペルビスサポー
ト構造は、上記の目的を達成するため、クッションパッ
ドの背面に設けられたバックフレームにより同クッショ
ンパッドを支持するように構成したシートにおいて、前
記バックフレームの下部を横方向に貫通して軸線回りに
回動可能なシャフトと、前記バックフレームに組み付け
られて前記シャフトを回動させる駆動機構と、前記シャ
フトの上方にて前記バックフレームの左右両側部に両端
部を固定して張設した弾性支持部材と、略コ字状に形成
され、両端部を前記シャフトに巻き付けるとともに同シ
ャフトに一体的に設けたストッパに両端を掛止し、中央
部を上方へ延出して前記弾性支持部材に摺動可能に組み
付けたサポートスプリングとを備えたことを構成上の特
徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】上述した本発明のペルビスサポー
ト構造においては、前記サポートスプリングの両端部の
前記シャフトに巻き付けた部分が前記シャフト回りにね
じり弾性を発揮することにより、着座者の骨盤部を弾性
的に支持することができる。
【0008】また、前記駆動機構により前記シャフトを
前方へ回動させると、同シャフトに前記ストッパを介し
て組み付けられたサポートスプリングの下端部は前方へ
回動する。このとき、同サポートスプリングの上部は前
記弾性支持部材に組み付けられていることから前方への
回動が制限されるので、サポートスプリングの下部は前
方へ弓なりに反るように変形する。また、前記シャフト
を後方へ回動させるとサポートスプリングの下部の前方
への反りは小さくなる。これにより、サポートスプリン
グの前面に当接しているクッションパッドの座面形状を
調整して着座者の背面形状に適応させることができる。
すなわち、着座者の背面下部をより広い面積にわたって
なめらかに調整して、着座者背面の形状に対する適応性
を向上させることができる。さらに、本発明のペルビス
サポート構造においては、着座者を支持する弾性部材が
座面形状を調節する部材を兼ねているので、シートバッ
ク構造を単純に構成できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。図1には、本発明を車両用シート10に
適用した実施例が概略的に示されている。シートバック
11はバックフレーム構造体12に発泡ウレタン等から
なるクッションパッド21を一体的に組み付け、表皮2
2で被覆して構成されている。バックフレーム構造体1
2を構成するバックフレーム31は鉄パイプ材等をコ字
状に成形してなる。バックフレーム31の左右両下端部
外側にはプレス等により形成した一対のアッパアーム3
2が溶接等の手段により一体的に固定されている。シャ
フト41はアッパアーム32を回動可能に貫通し、その
一端はアッパアーム32に固定されたギアボックス42
内部のウォームホイール(図示せず)に一体的に固定さ
れている。また、アッパアーム32に固定されたモータ
43の出力軸にはウォームギアが一体的に固定されてお
り、ギアボックス42内部のウォームホイールと噛み合
っている(図示せず)。したがって、シャフト41から
の入力によってモータ43の出力軸が回転させられるこ
とはない。
【0010】S字スプリング33a〜33cは左右両端
部を固定して横方向に張設するようにバックフレーム3
1に組み付けられている。サポートスプリング44はバ
ネ鋼材等を曲げ加工することにより略コ字状に成形され
ている。サポートスプリング44の両端部は図2及び図
3に示したように、シャフト41に巻き付けるようにコ
イル状に形成されており、その末端部分はシャフト41
に一体的に設けたストッパ41aの前面に掛止されてい
る。サポートスプリング44の上方へ延出した部分はS
字スプリング33a〜33cの前面を通過するように配
置され、サポートスプリング44とS字スプリング33
a〜33cが交差する箇所は摺動可能にクリップ等によ
り組み付けられている。
【0011】上記のように構成した本発明の一実施例に
おいては、着座者の体重がクッションパッド21にかか
ると、着座者背面上部はS字スプリング33a,33b
によって弾性的に支持される一方、着座者の骨盤部はサ
ポートスプリング44とS字スプリング33cにより支
持される。このとき、サポートスプリング44のコイル
状に形成した部分がシャフト41の軸回りにねじり弾性
を発揮することにより、着座者の骨盤部は弾性的に支持
される。さらに、サポートスプリング44が上方へ延出
されていることから、クッションパッド21表面に着座
者背面に対する支持圧が局所的に高い箇所がないので、
着座者は違和感を感じない。
【0012】さらに、図4に示したように、モータ43
を起動し、シャフト41を反時計方向へ回動させると、
同シャフト41にストッパ41aを介して組み付けられ
たサポートスプリング44の下端部は前方へ変位する。
このとき、サポートスプリング44の上部はS字スプリ
ング33a、33bの背面に押し付けられて前方への回
動が制限されるので、コ字状サポートスプリング44の
下部は図4に示したように前方へ弓なりに反るように変
形する。また、シャフト41を前記と反対方向へ回動さ
せるとサポートスプリング44の下部の前方への弓なり
の反りは小さくなる。すなわち、シャフト41の回動量
を調節することにより、サポートスプリング44の前面
に当接しているクッションパッド21の座面形状を調整
して着座者の背面形状に適応させることにより、着座者
の背面下部をより広い面積にわたってなめらかに調整し
て、着座者背面の形状に対する適応性が向上する。
【0013】加えて、本実施例のペルビスサポート構造
においては、着座者を支持する弾性部材が座面形状を調
節する部材を兼ねているので、従来のランバサポート機
構を備えたシートバック構造よりも簡潔な構造で着座者
の骨盤部から腰椎部にわたる部分を調節可能に支持する
ことができる。
【0014】なお、上記実施例のS字スプリング33a
〜33cのかわりに、鋼材あるいは合成樹脂等からなる
横長な長方形の板状部材または線状部材の左右両端部に
コイルスプリングを組み付けたものを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す車両用シートの斜視
図である。
【図2】 図1のバックフレーム構造体下部を拡大して
示す斜視図である。
【図3】 図1のバックフレーム構造体下部を拡大して
示す正面図である。
【図4】 図1のサポートスプリングの作動を説明する
ための作動説明図である。
【符号の説明】
10…車両用シート、11…シートバック、12…バッ
クフレーム構造体、21…クッションパッド、22…表
皮、31…バックフレーム、32…アッパアーム、33
a…S字スプリング、33b…S字スプリング、33c
…S字スプリング、41…シャフト、41a…ストッ
パ、42…ギアボックス、43…モータ、44…サポー
トスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションパッドの背面に設けられたバ
    ックフレームにより同クッションパッドを支持するよう
    に構成したシートにおいて、 前記バックフレームの下部を横方向に貫通して軸線回り
    に回動可能なシャフトと、 前記バックフレームに組み付けられて前記シャフトを回
    動させる駆動機構と、 前記シャフトの上方にて前記バックフレームの左右両側
    部に両端部を固定して張設した弾性支持部材と、 略コ字状に形成され、両端部を前記シャフトに巻き付け
    るとともに同シャフトに一体的に設けたストッパに両端
    を掛止し、中央部を上方へ延出して前記弾性支持部材に
    摺動可能に組み付けたサポートスプリングとを備えたこ
    とを特徴とするシートのペルビスサポート構造。
JP14359694A 1994-06-24 1994-06-24 車両用シートのペルビスサポート装置 Expired - Fee Related JP3550731B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054573A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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JP2015054573A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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