JPH083899B2 - ロック機構によるテンション制御方法 - Google Patents
ロック機構によるテンション制御方法Info
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- JPH083899B2 JPH083899B2 JP63250337A JP25033788A JPH083899B2 JP H083899 B2 JPH083899 B2 JP H083899B2 JP 63250337 A JP63250337 A JP 63250337A JP 25033788 A JP25033788 A JP 25033788A JP H083899 B2 JPH083899 B2 JP H083899B2
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- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気データ等の長尺テープを脱着ロールによ
り保持し、一定のテンションを与えて種々の処理を施す
装置におけるテープテンションの制御方法に関し、詳し
くは脱着ロールが脱状態となる場合にもテープに与えら
れるテンションが所定値を維持し得るように制御するロ
ック機構によりテンション制御方法に関するものであ
る。
り保持し、一定のテンションを与えて種々の処理を施す
装置におけるテープテンションの制御方法に関し、詳し
くは脱着ロールが脱状態となる場合にもテープに与えら
れるテンションが所定値を維持し得るように制御するロ
ック機構によりテンション制御方法に関するものであ
る。
（従来の技術） 磁気テープ等の製造工程においては、長尺のテープを
走行させながら塗布等の種々の処理が行われるようにな
っており、これらの処理をテープ全面に亘り均一に行な
うため、各セクション毎にテープに所定のテンションが
加わるように調整される。ダンサロールの上下動により
テープテンションを所定値に保持するダンサ装置もこの
ような調整を目的として配設されたものである。一方、
このようなテープ走行路内にはカレンダ処理セクション
等多くのセクションに脱着ロールが配されており、この
脱着ロールが通常のテープ処理時には“着”状態、テー
プ接合部通過時等には、“脱”状態となるように制御さ
れる。なお、テープ接合部通過時に脱着ロールを“脱”
状態、すなわち１対のロールを互いに難した状態にセッ
トするのは、例えばテープ接合部に圧力が加えられたた
めに接着剤が押し出されたりテープにしわが生じたりす
るという状態を排除するためである。ところが、このよ
うに所定のセクションにおいて脱着ロールが“脱”状態
となった場合には、走行しているテープの保持力がなく
なるため上記ダンサ装置のダンサロールが急降下もしく
は急上昇する。このダンサロールが大幅に降下もしくは
上昇しこの状態が持続すると装置の構成上種々の点で好
ましくないばかりでなく、次セクションのダンサ装置を
用いて行なうテープのテンション制御にも一定の限界が
あるため応答遅れ等が生じ好ましくない。
走行させながら塗布等の種々の処理が行われるようにな
っており、これらの処理をテープ全面に亘り均一に行な
うため、各セクション毎にテープに所定のテンションが
加わるように調整される。ダンサロールの上下動により
テープテンションを所定値に保持するダンサ装置もこの
ような調整を目的として配設されたものである。一方、
このようなテープ走行路内にはカレンダ処理セクション
等多くのセクションに脱着ロールが配されており、この
脱着ロールが通常のテープ処理時には“着”状態、テー
プ接合部通過時等には、“脱”状態となるように制御さ
れる。なお、テープ接合部通過時に脱着ロールを“脱”
状態、すなわち１対のロールを互いに難した状態にセッ
トするのは、例えばテープ接合部に圧力が加えられたた
めに接着剤が押し出されたりテープにしわが生じたりす
るという状態を排除するためである。ところが、このよ
うに所定のセクションにおいて脱着ロールが“脱”状態
となった場合には、走行しているテープの保持力がなく
なるため上記ダンサ装置のダンサロールが急降下もしく
は急上昇する。このダンサロールが大幅に降下もしくは
上昇しこの状態が持続すると装置の構成上種々の点で好
ましくないばかりでなく、次セクションのダンサ装置を
用いて行なうテープのテンション制御にも一定の限界が
あるため応答遅れ等が生じ好ましくない。
そこで、従来上記脱着ロールが“脱”状態となった場
合にこの脱着ロールに代わってテープを保持する代替ロ
ールをこの脱着ロールの付近に設け、これにより上記
“脱”状態においても、上記ダンサロールの位置が急変
動しないように工夫していた。
合にこの脱着ロールに代わってテープを保持する代替ロ
ールをこの脱着ロールの付近に設け、これにより上記
“脱”状態においても、上記ダンサロールの位置が急変
動しないように工夫していた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記代替ロールを設けた場合には装置
が大型化、複雑化し製造コストも高価となる。
が大型化、複雑化し製造コストも高価となる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、装置
の小型化、簡易化さらには製造コストの低廉化を図り得
るロック機構によるテンション制御方法を提供すること
を目的とするものである。
の小型化、簡易化さらには製造コストの低廉化を図り得
るロック機構によるテンション制御方法を提供すること
を目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 本発明のロック機構によるテンション制御方法は、走
行するテープの上流側から第１のダンサ手段、脱着ロー
ル、第２のダンサ手段およびニップロールがこの順で配
列された装置に使用されるもので、脱着ロールが“着”
状態となる場合には、上記第１のダンサ手段のダンサロ
ールがテープテンションを調整するために上下動すると
この移動位置に基づいてこのダンサロールを所定の位置
に戻すべく上記脱着ロールがテープの走行速度を調整す
るように回転するとともに、上記第２のダンサ手段のダ
ンサロールがテープテンションを調整するために上下動
するとこの移動位置に基づいてこのダンサロールを所定
の位置に戻すべく上記ニップロールがテープの走行速度
を調整するように回転し、これによりテープのテンショ
ン制御がなされるようにし、一方、脱着ロールが“脱”
状態となる場合には、この“脱”となるタイミングで上
記第１のダンサ手段のダンサロールをロック状態として
テープのテンション制御は上記第２のダンサ手段および
ニップロールにより行なうことを特徴とするものであ
る。
行するテープの上流側から第１のダンサ手段、脱着ロー
ル、第２のダンサ手段およびニップロールがこの順で配
列された装置に使用されるもので、脱着ロールが“着”
状態となる場合には、上記第１のダンサ手段のダンサロ
ールがテープテンションを調整するために上下動すると
この移動位置に基づいてこのダンサロールを所定の位置
に戻すべく上記脱着ロールがテープの走行速度を調整す
るように回転するとともに、上記第２のダンサ手段のダ
ンサロールがテープテンションを調整するために上下動
するとこの移動位置に基づいてこのダンサロールを所定
の位置に戻すべく上記ニップロールがテープの走行速度
を調整するように回転し、これによりテープのテンショ
ン制御がなされるようにし、一方、脱着ロールが“脱”
状態となる場合には、この“脱”となるタイミングで上
記第１のダンサ手段のダンサロールをロック状態として
テープのテンション制御は上記第２のダンサ手段および
ニップロールにより行なうことを特徴とするものであ
る。
（作用） 上記構成によれば、上記第１のダンサ手段のダンサロ
ールは脱着ロールが“脱”となるタイミングでロック状
態とされ、脱着ロールによるテープの保持力がなくなっ
ても降下もしくは上昇することがないので装置の構成上
不都合を生じることがない。また、上記“脱”状態とな
ったことにより発生するテープの緩みは上記第２のダン
サ手段のダンサロールが移動することにより吸収され、
さらにこのダンサロールは上記ニップロールの回転速度
が上昇することにより速やかに所定の位置に戻されるの
でその後のテープのテンション制御に支障をきたすこと
もない。
ールは脱着ロールが“脱”となるタイミングでロック状
態とされ、脱着ロールによるテープの保持力がなくなっ
ても降下もしくは上昇することがないので装置の構成上
不都合を生じることがない。また、上記“脱”状態とな
ったことにより発生するテープの緩みは上記第２のダン
サ手段のダンサロールが移動することにより吸収され、
さらにこのダンサロールは上記ニップロールの回転速度
が上昇することにより速やかに所定の位置に戻されるの
でその後のテープのテンション制御に支障をきたすこと
もない。
これにより従来のように代替ロールを用いなくても脱
着ロールの“脱”状態のテープテンション制御を安全か
つ適確に行なうことが可能となるので、本発明の制御方
法を用いれば、装置の小型化、簡易化および製造コスト
の低廉化を図ることが可能となる。
着ロールの“脱”状態のテープテンション制御を安全か
つ適確に行なうことが可能となるので、本発明の制御方
法を用いれば、装置の小型化、簡易化および製造コスト
の低廉化を図ることが可能となる。
（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。
る。
図面は本発明の一実施例方法に係るロック機構による
テンション制御方法を用いたセクショナルドライブ装置
を示すものである。すなわち、この装置は走行する磁気
テープベース１の上流側から第１のダンサ手段２、脱着
ロール３、第２のダンサ手段４およびニップロール５を
この順に配設してなるもので、該第１のダンサ手段２と
該脱着ロール３により第１のセクションが、該第２のダ
ンサ手段４と該ニップロール５により第２のセクション
が構成されている。第１のセクションにおいて前記テー
プベース１のテンションは前記第１のダンサ手段２のダ
ンサロール2aが上下動することにより一定の大きさに調
整され、このダンサロール2aの上下位置に基づき前記脱
着ロール３の回転速度が制御されてこのダンサロール2a
が所定のセンタ位置に戻される。一方、前記第２のセク
ションにおいて前記テープ１のテンションは前記第２の
ダンサ手段４のダンサロール4aが上下動することにより
一定の大きさに調整され、このダンサロール4aの上下位
置に基づき前記ニップロール５の回転速度が制御されて
このダンサロール4aが所定のセンタ位置に戻される。
テンション制御方法を用いたセクショナルドライブ装置
を示すものである。すなわち、この装置は走行する磁気
テープベース１の上流側から第１のダンサ手段２、脱着
ロール３、第２のダンサ手段４およびニップロール５を
この順に配設してなるもので、該第１のダンサ手段２と
該脱着ロール３により第１のセクションが、該第２のダ
ンサ手段４と該ニップロール５により第２のセクション
が構成されている。第１のセクションにおいて前記テー
プベース１のテンションは前記第１のダンサ手段２のダ
ンサロール2aが上下動することにより一定の大きさに調
整され、このダンサロール2aの上下位置に基づき前記脱
着ロール３の回転速度が制御されてこのダンサロール2a
が所定のセンタ位置に戻される。一方、前記第２のセク
ションにおいて前記テープ１のテンションは前記第２の
ダンサ手段４のダンサロール4aが上下動することにより
一定の大きさに調整され、このダンサロール4aの上下位
置に基づき前記ニップロール５の回転速度が制御されて
このダンサロール4aが所定のセンタ位置に戻される。
上記脱着ロール３は前記磁気テープベース１にカレン
ダ処理を施こすために、このベース１を間に挾持して走
行せしめる一対のロールであって、通常の状態ではこの
一対のロールが互いに当接して前記ベース１を挾持する
“着”状態となるが、例えばこのベース１の接合部が前
記脱着ロール３付近まで走行してきた場合にはこの接合
部が前記脱着ロール３により挾持されることを回避する
ため上記一対のロールは互いに間隔をあけるようにして
ベース１の挾持を解除する“脱”状態となる。
ダ処理を施こすために、このベース１を間に挾持して走
行せしめる一対のロールであって、通常の状態ではこの
一対のロールが互いに当接して前記ベース１を挾持する
“着”状態となるが、例えばこのベース１の接合部が前
記脱着ロール３付近まで走行してきた場合にはこの接合
部が前記脱着ロール３により挾持されることを回避する
ため上記一対のロールは互いに間隔をあけるようにして
ベース１の挾持を解除する“脱”状態となる。
次に、前記脱着ロール３が“着”状態となっていると
きの本実施例におけるテープテンションの制御機構につ
いて説明する。まず前記第１セクションにおいて、前記
テープベース１のテンションは前記第１のダンサ手段２
のダンサロール2aが上下動することにより制御される。
さらに、この上下した位置が位置検出器６により検出さ
れ、この検出器６からの検出信号が比較器７において所
定の位置信号と比較され、この比較信号は所定の参照信
号とともに演算器８に入力される。さらにこの演算器８
には、前記脱着ロール３を回転駆動せしめるモータ９の
回転数に基づいて出力される、検出器10からの検出信号
が入力される。この演算器８では、入力された前記各信
号が比較演算され、この演算結果に基づいて前記モータ
９の回転が制御され、前記第１のダンサ手段２のダンサ
ロール2aが所定のセンタ位置にセットされるように制御
される。これにより前記第１のダンサ手段２は継続的に
テンション制御を行なうことが可能となる。一方、前記
第２のセクションにおいて、前記テープベース１のテン
ションは前記第２のダンサ手段４のダンサロール4aが上
下動することにより制御される。さらに、この上下した
位置が位置検出器11により検出され、この検出器11から
の検出信号が比較器12において所定の位置信号と比較さ
れ、この比較信号は所定の参照信号とともに演算器13に
入力される。さらにこの演算器13には、前記ニップロー
ル５を回転駆動せしめるモータ14の回転数に基づいて出
力される、検出器15からの検出信号が入力され、この演
算器13において、入力された前記各信号が比較演算さ
れ、この比較結果に基づいて前記モータ14の回転が制御
され、前記第２のダンダ手段４のダンサロール4aが所定
のセンタ位置にセットされるように制御される。これに
より前記第２のダンサ手段４は継続的にテンション制御
を行なうことが可能となる。
きの本実施例におけるテープテンションの制御機構につ
いて説明する。まず前記第１セクションにおいて、前記
テープベース１のテンションは前記第１のダンサ手段２
のダンサロール2aが上下動することにより制御される。
さらに、この上下した位置が位置検出器６により検出さ
れ、この検出器６からの検出信号が比較器７において所
定の位置信号と比較され、この比較信号は所定の参照信
号とともに演算器８に入力される。さらにこの演算器８
には、前記脱着ロール３を回転駆動せしめるモータ９の
回転数に基づいて出力される、検出器10からの検出信号
が入力される。この演算器８では、入力された前記各信
号が比較演算され、この演算結果に基づいて前記モータ
９の回転が制御され、前記第１のダンサ手段２のダンサ
ロール2aが所定のセンタ位置にセットされるように制御
される。これにより前記第１のダンサ手段２は継続的に
テンション制御を行なうことが可能となる。一方、前記
第２のセクションにおいて、前記テープベース１のテン
ションは前記第２のダンサ手段４のダンサロール4aが上
下動することにより制御される。さらに、この上下した
位置が位置検出器11により検出され、この検出器11から
の検出信号が比較器12において所定の位置信号と比較さ
れ、この比較信号は所定の参照信号とともに演算器13に
入力される。さらにこの演算器13には、前記ニップロー
ル５を回転駆動せしめるモータ14の回転数に基づいて出
力される、検出器15からの検出信号が入力され、この演
算器13において、入力された前記各信号が比較演算さ
れ、この比較結果に基づいて前記モータ14の回転が制御
され、前記第２のダンダ手段４のダンサロール4aが所定
のセンタ位置にセットされるように制御される。これに
より前記第２のダンサ手段４は継続的にテンション制御
を行なうことが可能となる。
このように前記脱着ロール３が“着”状態となってい
る場合には前記ベース１のテンション制御がスムーズに
なされるのに対し、“脱”状態となった場合には前記脱
着ロール３による前記ベース１の保持力がなくなり、他
の保持手段がなければ前記両ダンサ手段２、４のダンサ
ロール2a、4aは急降下してしまう。この場合、前記第２
のダンサ手段４のダンサロール4aの位置は前記ニップロ
ール５の回転速度の上昇により速やかに所定のセンタ位
置に戻されるが、この状態において前記脱着ロール３は
前記ベース１を駆動する力を有していないので、前記第
１のダンサ手段２のダンサロール2aを所定のセンタ位置
まで容易に引き上げることができない。このような事態
を回避するため本実施例においては前記第１のダンサ手
段２のダンサロール2aを所定のセンタ位置（もしくは前
記脱着ロール３が“脱”状態となって時点における前記
ダンサロール2aの位置）に保持するロック機構16を設け
ている。このロック機構16は、前記ダンサロール2aを上
下から保持し得る１対のエアシリンダ17a、17bからなっ
ており、このエアシリンダ17a、17bのエア吸排気はソレ
ノイドバルブ18を通して行なわれる。このロック機構16
は前記脱着ロール３の“脱”状態となるタイミングに同
期してダンサロール2aをロック状態にセットし、“着”
状態となるタイミングに同期して該ロック状態を解除す
る。すなわち、前記脱着ロールの脱着の切替えはエアシ
リンダ19を用いて行なわれ、このときの該エアシリンダ
19のエア吸排気はソレノイドバルブ20を通してなされる
ので、このソレノイドバルブ20の開閉と同期して前記ソ
レノイドバルブ18の開閉が行なわれる。例えば前記ソレ
ノイドバルブ20の電源スイッチ20aがON状態となると、
このタイミングに同期して前記ソレノイドバルブ18の電
源スイッチ18aがON状態となり、同様に、前記電源スイ
ッチ20aがOFF状態となれば前記電源スイチ18aもOFF状態
となり、これにより前記脱着ロール３の“脱”および
“着”のタイミングに同期して前記第１ダンサ手段２の
ダンサロール2aのロックおよびロック解除がなされる。
る場合には前記ベース１のテンション制御がスムーズに
なされるのに対し、“脱”状態となった場合には前記脱
着ロール３による前記ベース１の保持力がなくなり、他
の保持手段がなければ前記両ダンサ手段２、４のダンサ
ロール2a、4aは急降下してしまう。この場合、前記第２
のダンサ手段４のダンサロール4aの位置は前記ニップロ
ール５の回転速度の上昇により速やかに所定のセンタ位
置に戻されるが、この状態において前記脱着ロール３は
前記ベース１を駆動する力を有していないので、前記第
１のダンサ手段２のダンサロール2aを所定のセンタ位置
まで容易に引き上げることができない。このような事態
を回避するため本実施例においては前記第１のダンサ手
段２のダンサロール2aを所定のセンタ位置（もしくは前
記脱着ロール３が“脱”状態となって時点における前記
ダンサロール2aの位置）に保持するロック機構16を設け
ている。このロック機構16は、前記ダンサロール2aを上
下から保持し得る１対のエアシリンダ17a、17bからなっ
ており、このエアシリンダ17a、17bのエア吸排気はソレ
ノイドバルブ18を通して行なわれる。このロック機構16
は前記脱着ロール３の“脱”状態となるタイミングに同
期してダンサロール2aをロック状態にセットし、“着”
状態となるタイミングに同期して該ロック状態を解除す
る。すなわち、前記脱着ロールの脱着の切替えはエアシ
リンダ19を用いて行なわれ、このときの該エアシリンダ
19のエア吸排気はソレノイドバルブ20を通してなされる
ので、このソレノイドバルブ20の開閉と同期して前記ソ
レノイドバルブ18の開閉が行なわれる。例えば前記ソレ
ノイドバルブ20の電源スイッチ20aがON状態となると、
このタイミングに同期して前記ソレノイドバルブ18の電
源スイッチ18aがON状態となり、同様に、前記電源スイ
ッチ20aがOFF状態となれば前記電源スイチ18aもOFF状態
となり、これにより前記脱着ロール３の“脱”および
“着”のタイミングに同期して前記第１ダンサ手段２の
ダンサロール2aのロックおよびロック解除がなされる。
したがって、前記脱着ロール３が“脱”状態となった
場合には前記テープベース１の緩みは前記第２セクショ
ンの前記第２のダンサ手段４により吸収され、このとき
前記ダンサロール4aは急降下するが、前述したようにこ
のダンサロール4aは前記ニップロール５の回転が増速す
るのに伴ない速やかに引き上げられ、これにより適切な
るテープのテンション制御が継続して行なわれることと
なる。
場合には前記テープベース１の緩みは前記第２セクショ
ンの前記第２のダンサ手段４により吸収され、このとき
前記ダンサロール4aは急降下するが、前述したようにこ
のダンサロール4aは前記ニップロール５の回転が増速す
るのに伴ない速やかに引き上げられ、これにより適切な
るテープのテンション制御が継続して行なわれることと
なる。
なお、上述した実施例のおいてはロック機構として１
対のエアシリンダを用いているが、このロック機構とし
てはこれに限られるものではなく前記脱着ロール３の
“脱”および“着”のタイミングに基づいて前記第１の
ダンサ手段２のダンサロール2aを所定位置にロックし、
さらにこのロックを解除し得るものであればよい。
対のエアシリンダを用いているが、このロック機構とし
てはこれに限られるものではなく前記脱着ロール３の
“脱”および“着”のタイミングに基づいて前記第１の
ダンサ手段２のダンサロール2aを所定位置にロックし、
さらにこのロックを解除し得るものであればよい。
なお、本発明方法を応用する装置の構成としては上述
した実施例のものに限られるものではなく種々の変更が
可能であり、例えば信号の比較、演算等はCPUを用いて
ソフト的に行なうことも可能である。
した実施例のものに限られるものではなく種々の変更が
可能であり、例えば信号の比較、演算等はCPUを用いて
ソフト的に行なうことも可能である。
（発明の効果） 以上説明したように本発明のロック機構によるテンシ
ョン制御方法によれば、脱着ロールが“脱”状態となっ
た場合に、代替ロールを用いなくてもダンサロールの急
変動を防止し得、また、元の状態に速やかに戻すことが
可能となるので、装置の小型化、簡易化さらには製造コ
ストの低廉化を図ることが可能となる。さらに該ダンサ
ロールを所定位置にロックすることで前記脱着ロール脱
着時における外乱を吸収すること、およびテンション制
御の応答遅れを吸収することができる。
ョン制御方法によれば、脱着ロールが“脱”状態となっ
た場合に、代替ロールを用いなくてもダンサロールの急
変動を防止し得、また、元の状態に速やかに戻すことが
可能となるので、装置の小型化、簡易化さらには製造コ
ストの低廉化を図ることが可能となる。さらに該ダンサ
ロールを所定位置にロックすることで前記脱着ロール脱
着時における外乱を吸収すること、およびテンション制
御の応答遅れを吸収することができる。
図面は本発明の一実施例方法を用いたセクショナルドラ
イブ装置の一例を示す概略図である。 １……テープベース ２……第１のダンサ手段 2a……ダンサロール、３……脱着ロール ４……第２のダンサ手段 4a……ダンサロール、５……ニップロール ９、14……モータ、16……ロック機構 17a、17b、19……エアシリンダ 18、20……ソレノイドバルブ
イブ装置の一例を示す概略図である。 １……テープベース ２……第１のダンサ手段 2a……ダンサロール、３……脱着ロール ４……第２のダンサ手段 4a……ダンサロール、５……ニップロール ９、14……モータ、16……ロック機構 17a、17b、19……エアシリンダ 18、20……ソレノイドバルブ
Claims (1)
- 【請求項１】走行するテープの上流側から第１のダンサ
手段、脱着ロール、第２のダンサ手段およびニップロー
ルがこの順に配され、前記第１のダンサ手段のダンサロ
ールの上下位置に基づき前記脱着ロールの回転速度を、
前記第２のダンサ手段のダンサロールの上下位置に基づ
き前記ニップロールの回転速度を各々調整して前記テー
プのテンションを制御する方法において、 前記脱着ロールが脱となるタイミングで前記第１のダン
サ手段のダンサロールを所定位置でロック状態とし、着
となるタイミングで該ロック状態を解除することを特徴
とするロック機構によるテンション制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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