JPH0838541A - 超音波手術装置 - Google Patents
超音波手術装置Info
- Publication number
- JPH0838541A JPH0838541A JP6197982A JP19798294A JPH0838541A JP H0838541 A JPH0838541 A JP H0838541A JP 6197982 A JP6197982 A JP 6197982A JP 19798294 A JP19798294 A JP 19798294A JP H0838541 A JPH0838541 A JP H0838541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- suction
- hole
- outflow hole
- probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
ができるとともに、加工が容易な超音波手術装置を提供
する。 【構成】 超音波振動子を持ったプロ−ブと、該プロ−
ブの先端に取り付けられ超音波振動子からの超音波振動
が増幅伝達されるチップとを備える超音波手術装置にお
いて、前記チップは軸方向に破砕乳化物を吸引するため
の吸引通路を有し、該吸引通路の途中に前後の吸引通路
より細い径の流出孔を設けたことを特徴とする。
Description
り、特に白濁した水晶体の核を破砕乳化させて吸引する
超音波手術装置に好適である。
化吸引に使用される超音波手術装置は、プロ−ブの先端
に管状のチップを取り付け、このチップに超音波振動子
の振動を増幅伝達して水晶体の核を破砕乳化させるもの
である。この装置は、灌流液を眼内に供給しながら水晶
体の核を破砕乳化させ、破砕乳化した核を灌流液ととも
にチップに設けられた吸引通路を介して体外に吸引排除
する。
径の貫通孔をチップに形成していた。また、破砕力を増
大させるために先端開口径に対してより後方ポ−ト径を
細くしたものも提案されている。
太さの径の貫通孔は、チップの肉厚が厚くなりがちであ
り、破砕効率が悪いという問題があった。また、後者の
チップでは、核吸引時の前房変動を小さくするには後方
ポ−ト径を先端開口径より十分小さくする必要がある
が、小さな径の貫通孔をチップに形成することは、製造
技術上容易ではないという問題があった。
で、その技術課題は手術中の眼内圧力変動を小さく押さ
えることができるとともに、加工が容易な超音波手術装
置を提供することにある。
決するために次のような構成を有する。
と、該プロ−ブの先端に取り付けられ超音波振動子から
の超音波振動が増幅伝達されるチップとを備える超音波
手術装置において、前記チップは軸方向に破砕乳化物を
吸引するための吸引通路を有し、該吸引通路の途中に前
後の吸引通路より細い径の流出孔を設けたことを特徴と
する。
て、前記チップの先端開口から前記流出孔に向かう吸引
通路を階段状に細くしたことを特徴とする。
置において、前記チップの先端の開口径を前記流出孔後
方の吸引通路の開口径より大きくしたことを特徴とす
る。
明する。図1は実施例の装置の概略構成を示した図であ
る。1は術者に把持されるプロ−ブである。プロ−ブ1
の内部の中空部には絶縁フィルム2を介してシリコンゴ
ムでモ−ルドされた圧電素子からなる振動子3が保持さ
れている。振動子3は通電線4を介して駆動装置30か
ら供給される駆動信号により超音波振動を発生する。5
は超音波振動を増幅させるホ−ンであり、ホ−ン5と振
動子3は不図示のボルト及びナット6により一体的に固
定されている。
向に貫通した吸引通路7が形成されており、この吸引通
路7の後端部は吸引チュ−ブ8に接続される。吸引チュ
−ブ8にはポンプ等から構成される吸引装置31により
吸引圧が発生され、吸引圧により廃液を廃液袋に排出す
る。
−ン5の先端にネジ止めされる。チップ20の全体は管
状形状を呈し、その吸引通路はホ−ン5の吸引通路と連
通している。チップ20の先端形状については後述す
る。
先細りのスリ−ブであり、スリ−ブ9の先端は灌流液を
眼内に供給するための流出口(図示せず)が設けられて
いる。スリ−ブ9の後端はプロ−ブ1の先端に取り付け
られる。10は灌流液をスリ−ブ9に導くための灌流通
路であり、灌流液は灌流チュ−ブ11を介し灌流装置3
2から送出される。12は灌流液の水密性を保つために
ホ−ン5の外周に装着されたOリングである。
り、34は各種の条件設定を行うコントロ−ルスイッチ
部である。35はフットスイッチであり、そのポジショ
ン位置の信号に対応して制御装置33は駆動装置30、
吸引装置31及び灌流装置32を駆動する。
により説明する。図2は図1のチップ20の先端部Aを
拡大した図である。22は超音波振動が伝達されて患部
組織を破砕乳化するチップ20の先端面である。先端面
22は軸の垂直面に対し角度θを持って形成されてお
り、この角度θは0を含め種々の角度のものから選択さ
れる。23は破砕乳化物を吸引する先端吸引孔であり、
先端吸引孔23の内径は吸引通路21の内径より大きく
してある。このため、先端吸引孔23の側壁の肉厚は薄
く形成され、患部組織への圧力が増大されて破砕効率が
高くなっている。
路21の径より十分に細い径の流出孔24を介して連通
している。流出孔24の軸方向の長さはとくに長く取る
必要はなく、加工が容易なように短くできる。流出孔2
4を設けることにより吸引圧を高くしても単位時間あた
りの吸引流量を少なくできるので、前房変動を小さくで
きる。
は、内径が階段状に徐々に細くなるように段違い孔25
が設けてある。この段違い孔25の階段状の端面部25
aは、先端吸引孔23から吸引した破砕乳化物をさらに
細かく破砕し、破砕効率を高めるとともに流出孔24の
閉塞を防ぐ。
置の動作を簡単に説明する。術者は、プロ−ブ1を把持
し患者眼の角膜輪部に開けられた創口からチップ20を
眼内に挿入する。術者はチップ20の先端を微細に移動
させながら、フットスイッチ35を操作して駆動装置3
0、吸引装置31及び灌流装置32を作動させる。灌流
装置32の作動により灌流液が眼内に供給される。
生させ、発生する振動はホ−ン5により増幅されてチッ
プ20に伝達される。振動に伴いチップ20の先端面2
2は前進後退を繰り返し水晶体の核に衝撃を加え、核を
破砕乳化する。吸引装置31の作動により吸引チュ−ブ
8に吸引圧が発生され、破砕した核と灌流液をチップ2
0の先端吸引孔23から吸引する。先端吸引孔23から
吸引された核は、その先の階段状の端面部25aにより
さらに細かく破砕されて流出孔24を通過する。また、
先端吸引孔23から吸引される流量は流出孔24の内径
により低く押さえられるため、急激に吸引流出すること
なく、前房変動は小さく抑えられる。このため、術者は
高い吸引圧で手術することができる。
例えば、先端吸引孔23から流出孔24に向かう階段状
の段違い孔25は必ずしも設ける必要はなく、また図3
に示すようにしても良い。このような変容も、技術思想
を同一にする限り本発明に含まれるものである。
ップの途中に前後の吸引通路より細い径の流出孔を設け
たことにより、前房変動を小さく押さえることができ、
高吸引圧の吸引が可能となると共に、細穴の流出孔は短
くて良いので、加工も容易となる。
の吸引通路より大きくしたことにより、破砕効率を向上
させることができる。
でを階段状に段違いを設けて細くしたものは、さらに破
砕効率が向上させることができ、細穴の流出孔の閉塞も
防止する。
径の貫通孔をチップに形成していた。また、破砕力を増
大させるために後方穴径に対してより先端開口径を太く
したものも提案されている。
太さの径の貫通孔は、チップの先端の肉厚が厚くなりが
ちであり、破砕効率が悪いという問題があった。また、
後者のチップでは、核吸引時の前房変動を小さくするに
は後方ポ−ト径を先端開口径より十分小さくする必要が
あるが、小さな径の貫通孔をチップに形成することは、
製造技術上容易ではないという問題があった。
先細りのスリ−ブであり、スリ−ブ9の先端は灌流液を
眼内に供給するための流出口(図示せず)が設けられて
いる。スリ−ブ9の後端はプロ−ブ1の先端に取り付け
られる。10は灌流液をスリ−ブ9に導くための灌流通
路であり、灌流液は灌流チュ−ブ11を介し灌流装置3
2から送出される。12は圧電素子の防水性を保つため
にホ−ン5の外周に装着されたOリングである。
により説明する。図2は図1のチップ20の先端部Aを
拡大した図である。22は超音波振動が伝達されて白内
障水晶体核を破砕乳化するチップ20の先端面である。
先端面22は軸の垂直面に対し角度θを持って形成され
ており、この角度θは0を含め種々の角度のものから選
択される。23は破砕乳化物を吸引する先端吸引孔であ
り、先端吸引孔23の内径は吸引通路21の内径より大
きくしてある。このため、先端吸引孔23の側壁の肉厚
は薄く形成され、患部組織への圧力が増大されて破砕効
率が高くなっている。
Claims (3)
- 【請求項1】 超音波振動子を持ったプロ−ブと、該プ
ロ−ブの先端に取り付けられ超音波振動子からの超音波
振動が増幅伝達されるチップとを備える超音波手術装置
において、前記チップは軸方向に破砕乳化物を吸引する
ための吸引通路を有し、該吸引通路の途中に前後の吸引
通路より細い径の流出孔を設けたことを特徴とする超音
波手術装置。 - 【請求項2】 請求項1の超音波手術装置において、前
記チップの先端開口から前記流出孔に向かう吸引通路を
階段状に細くしたことを特徴とする超音波手術装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2の超音波手術装置におい
て、前記チップの先端の開口径を前記流出孔後方の吸引
通路の開口径より大きくしたことを特徴とする超音波手
術装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19798294A JP3585265B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 眼科用超音波手術装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19798294A JP3585265B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 眼科用超音波手術装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0838541A true JPH0838541A (ja) | 1996-02-13 |
JP3585265B2 JP3585265B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=16383550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19798294A Expired - Lifetime JP3585265B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 眼科用超音波手術装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3585265B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6340355B1 (en) | 1996-08-22 | 2002-01-22 | Graham David Barrett | Intraocular irrigation/aspiration device |
JP2007505693A (ja) * | 2003-09-17 | 2007-03-15 | ボーシュ アンド ローム インコーポレイティド | 水晶体超音波乳化吸引術用針 |
JP2010508982A (ja) * | 2006-11-10 | 2010-03-25 | ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド | 水晶体超音波乳化吸引術用カニューレ |
WO2014192584A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | Jmr株式会社 | 水晶体超音波乳化吸引術用チップ |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP19798294A patent/JP3585265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6340355B1 (en) | 1996-08-22 | 2002-01-22 | Graham David Barrett | Intraocular irrigation/aspiration device |
EP1779825A3 (en) * | 1996-08-22 | 2010-08-25 | Oversby Pty. Ltd. | Intraocular irrigation/aspiration device |
JP2007505693A (ja) * | 2003-09-17 | 2007-03-15 | ボーシュ アンド ローム インコーポレイティド | 水晶体超音波乳化吸引術用針 |
JP4768616B2 (ja) * | 2003-09-17 | 2011-09-07 | ボーシュ アンド ローム インコーポレイティド | 水晶体超音波乳化吸引術用針 |
JP2010508982A (ja) * | 2006-11-10 | 2010-03-25 | ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド | 水晶体超音波乳化吸引術用カニューレ |
WO2014192584A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | Jmr株式会社 | 水晶体超音波乳化吸引術用チップ |
US9827142B2 (en) | 2013-05-28 | 2017-11-28 | Jmr Co., Ltd. | Tip for phacoemulsification |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3585265B2 (ja) | 2004-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4816018A (en) | Ultrasonic probe tip | |
JP3807783B2 (ja) | 眼科用超音波手術装置 | |
US9861522B2 (en) | Phacoemulsification hand piece with integrated aspiration pump | |
JP3803535B2 (ja) | 液体ベント式外科手術用装置とカセット | |
JP4162544B2 (ja) | 超音波手術装置 | |
EP1356834B1 (en) | Surgical aspiration system | |
EP0450578A2 (en) | Method and apparatus for controlling ultrasonic fragmentation of body tissue | |
US8308735B2 (en) | Phacoemulsification tip with internal oriented structures | |
US20110144567A1 (en) | Phacoemulsification Hand Piece With Integrated Aspiration Pump and Cartridge | |
US6723065B2 (en) | Intraocular surgical apparatus | |
JP2011509155A (ja) | 水晶体吸引術吸引装置用の吸引制御 | |
JP2012527307A (ja) | 加圧型灌流スクイーズバンド | |
JPH1071166A (ja) | 超音波手術装置 | |
US20060217739A1 (en) | Phacoemulsification tip | |
JPH0838541A (ja) | 超音波手術装置 | |
JP4492881B2 (ja) | 眼科手術装置 | |
JPH08107899A (ja) | 超音波手術装置 | |
JP3791987B2 (ja) | 超音波手術装置 | |
JP3123852B2 (ja) | 灌流吸引装置 | |
US11576815B1 (en) | Fragmentation and emulsification modes in a cataract surgical device | |
JP2020018626A (ja) | 眼科手術装置 | |
JP2579298Y2 (ja) | 超音波白内障手術装置 | |
KR102718008B1 (ko) | 센서 구비 수정체 유화 핸드피스 및 서지 규제 시스템, 방법 | |
US11707382B1 (en) | Cataract surgical device vibration profile | |
JPH11192232A (ja) | 超音波手術用チップ及びこれを有する超音波手術装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |