JPH0836846A - 情報記録再生装置及び情報記録再生システム - Google Patents

情報記録再生装置及び情報記録再生システム

Info

Publication number
JPH0836846A
JPH0836846A JP17516694A JP17516694A JPH0836846A JP H0836846 A JPH0836846 A JP H0836846A JP 17516694 A JP17516694 A JP 17516694A JP 17516694 A JP17516694 A JP 17516694A JP H0836846 A JPH0836846 A JP H0836846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
recording
defective
information
sectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17516694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kiguchi
博之 木口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP17516694A priority Critical patent/JPH0836846A/ja
Publication of JPH0836846A publication Critical patent/JPH0836846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交替セクタ領域を節約し、しかも交替セクタ
不足による書込み不能を防止して記録媒体の有効寿命を
長くする。 【構成】 記録モード時は光磁気ディスク装置1の情報
記録手段61が光磁気ディスク8上に情報を記録し、欠
陥セクタがあると交替処理手段62が交替セクタにその
分の情報を記録し、FAT67に両セクタのアドレスを
登録してカウンタ65をインクリメントする。ホストマ
シン50から復帰のコマンドが入力すると、セクタ復帰
手段64はセクタ検査手段63によってFAT67に登
録されている全欠陥セクタを検査し、欠陥があればその
まま、欠陥なしと判定されたセクタにはその交替セクタ
の内容を転送して復帰させ、該セクタとその交替セクタ
のアドレスをFAT67から抹消してカウンタ65をデ
クリメントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスク等の
書換え可能な記録媒体上に情報を記録又は再生する情報
記録再生装置、あるいは該装置と該装置に情報の記録又
は再生を行わせるホストマシンとからなる情報記録再生
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置である光磁気ディスク
装置は、光磁気ディスクのディスク面に1.6μm のピ
ッチで多数本形成されているトラックに、約1μmのス
ポットに集光させたレーザビームを照射して情報の記録
又は再生を行うものであり、小型で大容量の交換可能な
記録媒体を使用する情報記録再生装置として注目されて
いるが、使用されている光磁気ディスクは、塵,埃及び
ごみ等の異物の付着による汚れの影響が避けられない。
【0003】すなわち、例えば固定磁気ディスク装置の
場合には記録媒体を密封構造にすることによりごみ等に
よる影響を防止することが出来る。また、フロッピディ
スクのような磁気ディスクの場合には記録密度が低く、
ごみ等を除去できる記録/再生ヘッドが使用可能であ
り、さらに多少の汚れでは磁気がほとんど減衰しない等
の理由により、塵,埃及びごみ等による影響はほとんど
生じない。
【0004】しかしながら、光磁気ディスク装置に使用
される交換可能な記録媒体である光磁気ディスクの場合
は、高密度記録である上に、汚れによって光量が変化し
易い光学方式による記録/再生を行うため、汚れの影響
を大きく受けてしまうという問題がある。
【0005】塵や埃等によって情報の記録/再生に係る
光学系が受ける影響は予想以上に大きく、通常のオフィ
ス環境であっても空気中にはレーザスポットに比べて大
きな面積で軽く簡単に舞い上がってしまうごみ等が多く
存在するため、使用しているうちに光磁気ディスク等の
記録媒体に突然情報が書き込めなくなってしまうトラブ
ルが発生している。
【0006】その主な原因としては2つあって、1つは
装置本体の光ヘッド側の光路が塵や埃で汚染されて記録
媒体の記録面におけるレーザーパワーが弱くなるため情
報が書込めなくなる場合であり、もう1つは記録媒体の
記録面にごみ等の異物が付着して部分的に情報が書込め
なくなる場合である。
【0007】そのため、光磁気ディスク装置では、強力
な誤り訂正回路を設けることと、フロッピディスク等の
磁気ディスクに比べて多くの交替セクタを確保すること
とで、これまでは対応してきた。
【0008】すなわち、例えば特開平3−63970号
公報に示されたように、記録媒体である光磁気ディスク
の各トラック毎に交替セクタを設け、複数のトラックを
まとめたブロック毎に多数の交替セクタからなる第1次
代替トラックを、さらに複数の欠陥セクタに対してトラ
ック単位で代替を行う第2次交替トラックを設ける等、
大容量の交替領域を設けて交替処理を高速化する提案が
あった。
【0009】また、例えば特開平3−147583号公
報に示されたように、発生する欠陥セクタの数をカウン
トして、使用する交替セクタの増加分が許容数に達する
と記録媒体のクリーニングを行って、クリーニング以降
の交替セクタの増加を抑制するという提案もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開平3−63970号公報に示された提案のように予
め大容量の交替領域を設定しておけば、その分だけ有効
な記録領域が減少することは明らかであり、またいかに
大容量の交替領域を設定しておいても、汚れがひどくな
れば使用される交替領域が加速度的に増加し、遂には記
録領域に余裕があっても交替領域が無くなって書込み不
能になるという問題があった。
【0011】また、後者の特開平3−147583号公
報に示された提案のようにクリーニングを行えば、クリ
ーニング以降の交替セクタの増加を抑制することは出来
るから、前者の提案に比べて交替領域を少なく設定する
ことは可能であるが、クリーニング以前に使用されてい
た交替セクタの数が減少する訳ではないから、いずれは
前者の提案と同様に交替セクタが無くなって書込み不能
になることは避けられない。
【0012】そのように書込み不能になった光磁気ディ
スクであっても、既に書き込んである情報の読出しはで
きる場合が多いから記録されている情報まで失うわけで
はないが、情報を続けて記録しようとすれば、そこに記
録されている情報を別の欠陥セクタがない新しい光磁気
ディスクにコピーして、所要セクタ数を圧縮しなければ
ならない。
【0013】しかるに、光磁気ディスクは、フロッピデ
ィスク等に比べて記録容量が大きいため、コピーに時間
がかかるだけではなく、さらに光磁気ディスクの記録容
量以上の容量を持った固定磁気ディスク装置か、光磁気
ディスク装置を2台用意しなければ、実行することがで
きない。しかしながら、そのような使用環境を一般のユ
ーザに求めるのは困難であり、情報のコピーができなけ
れば情報を失うことと同じであるため大きな問題になっ
ていた。
【0014】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、交替セクタの領域を節約して有効な記録領域を
広く設定しながら、交替セクタがなくなって書込み不能
になることを防止して、記録媒体の有効寿命を長くする
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光磁気ディスク等の書換え可能な記録媒
体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報記録手段
と、該記録手段によりセクタに情報が正常に記録出来な
かった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セクタの欠陥
によって記録出来なかった情報を予め設定した交替セク
タに記録させる交替処理手段とを備えた情報記録再生装
置において、セクタを検査して欠陥の有無を判定するセ
クタ検査手段と、欠陥セクタの個数をカウントする欠陥
セクタ数カウンタとを設け、さらにそれぞれ次のように
したものである。
【0016】すなわち、記録媒体が装着された時に、欠
陥セクタ数カウンタがカウントした欠陥セクタの個数が
予め設定した閾値を超えていれば、欠陥セクタとされた
各セクタをセクタ検査手段によってそれぞれ検査し、該
検査によって欠陥が無いと判定されたセクタを正常なセ
クタとして復帰させるセクタ復帰手段とを設けたもので
ある。
【0017】また、記録媒体に情報を記録する記録モー
ドが終了した時に、欠陥セクタ数カウンタがカウントし
た欠陥セクタの個数が予め設定した閾値を超えていれ
ば、欠陥セクタとされた各セクタをセクタ検査手段によ
ってそれぞれ検査し、該検査によって欠陥が無いと判定
されたセクタを正常なセクタとして復帰させるセクタ復
帰手段とを設けたものである。
【0018】また、記録媒体のクリーニングを行う記録
媒体クリーニング手段と、該クリーニング手段が記録媒
体のクリーニングを終了した時に、欠陥セクタ数カウン
タがカウントした欠陥セクタの個数が予め設定した閾値
を超えていれば、欠陥セクタとされた各セクタをセクタ
検査手段によってそれぞれ検査し、該検査によって欠陥
が無いと判定されたセクタを正常なセクタとして復帰さ
せるセクタ復帰手段とを設けたものである。
【0019】あるいは、光磁気ディスク等の書換え可能
な記録媒体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報
記録手段と、該記録手段によりセクタに情報が正常に記
録出来なかった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セク
タの欠陥によって記録出来なかった情報を予め設定した
交替セクタに記録させる交替処理手段とを備えた情報記
録再生装置と、該装置にコマンドを出力して情報の記録
又は再生を行わせるホストマシンとからなる情報記録再
生システムにおいて、ホストマシン側に、情報記録再生
装置にセクタ復帰を実行させるセクタ復帰コマンドを出
力する手段を設け、情報記録再生装置側に、セクタを検
査して欠陥の有無を判定するセクタ検査手段と、ホスト
マシンからセクタ復帰コマンドが入力した時に、欠陥セ
クタとされた各セクタをセクタ検査手段によってそれぞ
れ検査し、該検査によって欠陥が無いと判定されたセク
タを正常なセクタとして復帰させるセクタ復帰手段とを
設けたものである。
【0020】さらに、上記の情報記録再生システムにお
いて、情報記録再生装置側に、欠陥セクタの個数をカウ
ントする欠陥セクタ数カウンタと、該カウンタがカウン
トした欠陥セクタの個数をホストマシンに出力する欠陥
セクタ数出力手段とを設け、ホストマシン側のセクタ復
帰コマンドを出力する手段を、欠陥セクタ数出力手段か
ら入力する欠陥セクタの個数が予め設定した閾値を超え
ていた時にセクタ復帰コマンドを出力する手段とすると
よい。
【0021】
【作用】上記のようにそれぞれ構成した情報記録再生装
置は、記録媒体が装着された時に、セクタ復帰手段は欠
陥セクタ数カウンタがカウントした欠陥セクタの個数を
予め設定した閾値と比較し、閾値以下であればそのま
ま、閾値を超えていれば欠陥セクタとされていた各セク
タをセクタ検査手段によってそれぞれ検査し、該検査に
よって欠陥が無いと判定されたセクタを正常なセクタと
して復帰させる。
【0022】すなわち、正常なセクタとして復帰させた
セクタの数だけ欠陥セクタの個数が減少するが、欠陥セ
クタとされたセクタのなかには偶発的な原因によるもの
や、何等かの原因で汚れがとれているものが少くないか
ら、欠陥セクタとされたセクタの数が増加するに従って
復帰されるセクタの数も増えることになり、交替セクタ
の数を節約し、有効な記録領域を広く設定することが出
来る。
【0023】また、1組の情報の記録が済んで記録モー
ドが終了した時に、セクタ復帰手段が上記のように欠陥
セクタの復帰処理を実行すれば、同様の効果が得られる
だけでなく、一般に情報記録再生装置の休止期間中に復
帰処理が行われる場合が多いから、該装置の作業効率を
損なう恐れがない。
【0024】また、記録媒体クリーニング手段が記録媒
体のクリーニングを終了した時に、セクタ復帰手段が同
様な欠陥セクタの復帰処理を実行すれば、クリーニング
によって欠陥セクタとされたセクタの欠陥が解消される
率が大きいから、復帰処理が有効に行われ、その効果が
極めて大きい。
【0025】あるいは、上記のように構成した情報記録
再生システムは、ホストマシンのセクタ復帰コマンドを
出力する手段からのセクタ復帰コマンドに応じて、情報
記録再生装置のセクタ復帰手段がセクタ検査手段により
欠陥セクタとされていた各セクタをそれぞれ検査し、該
検査によって欠陥が無いと判定されたセクタを正常なセ
クタとして復帰させる。
【0026】したがって、交替セクタの数を節約して有
効な記録領域を広く設定出来ると共に、ホストマシン
は、情報記録再生装置がセクタ復帰処理の所要時間だけ
空けられるタイミングを計ってセクタ復帰コマンドを出
力することが出来るから、セクタ復帰処理によって情報
記録再生装置の作業効率が損なわれることがない。
【0027】さらに、情報記録再生装置側にそれぞれ設
けた欠陥セクタ数出力手段は、欠陥セクタ数カウンタが
カウントする欠陥セクタの個数をホストマシンに出力
し、ホストマシン側のセクタ復帰コマンドを出力する手
段が、入力する欠陥セクタの個数が予め設定した閾値を
超えていた時にセクタ復帰コマンドを出力することによ
り、情報記録再生装置に空き時間があってもセクタ復帰
コマンドを頻発することがなく、必要な時だけ該コマン
ドを出力するようになるから、無駄なセクタ復帰処理を
防止することが出来る。
【0028】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図2はこの発明による情報記録再生装置
の一実施例である光磁気ディスク装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0029】図2に示した光磁気ディスク装置1は、該
装置全体の制御及び情報処理を行うメイン回路部2と、
光学的に情報の記録再生を行う光ヘッドを互いに対をな
して構成する光ヘッド固定部3,光ヘッド可動部4と、
サーボ機構系を制御するサーボ回路部5と、記録モード
時と消去モード時に光磁気ディスク8に互いに逆方向の
バイアス磁場を与えるバイアス磁気回路6及び着脱自在
な光磁気ディスク8とからなっている。
【0030】光ヘッド固定部3は、HF(高周波)回路
21,LD(レーザダイオード)22,PD(フォトダ
イオード)23,プリアンプ24とからなっている。光
ヘッド固定部3と対をなす光ヘッド可動部4は、該可動
部4を光磁気ディスク8の半径方向に移動させるリニア
モータ26と、レーザビームを光磁気ディスク8の記録
面に結像させるレンズ27と、レンズ27をそれぞれそ
の光軸方向と光磁気ディスク8の半径方向にサーボ駆動
するF(フォーカシング)アクチュエータ28,T(ト
ラッキング)アクチュエータ29とからなっている。
【0031】サーボ回路部5は、Tアクチュエータ29
を駆動制御するT(トラッキング)サーボコントローラ
31,Tドライバ32と、Fアクチュエータ28を駆動
制御するF(フォーカシング)サーボコントローラ3
3,Fドライバ34と、リニアモータ26を駆動制御す
るLM(リニアモータ)サーボコントローラ35,LM
ドライバ36と、光磁気ディスク8を回転するディスク
モータ37を駆動制御するDM(ディスクモータ)サー
ボコントローラ38とからなっている。
【0032】図3は、図2に示したメイン回路部2の構
成の一例を示す回路図であり、メイン回路部2はシーケ
ンス制御,プロセス制御と情報処理の中核をなすCPU
10と、メモリ群を構成するROM11,RAM12,
バッファRAM13と、CPU10と共に情報処理系を
構成する誤り訂正回路14,変復調回路15,LD(レ
ーザダイオード)コントローラ16,データ検出回路1
7と、パーソナルコンピュータ,ワークステーション等
のホストマシン50とSCSIバスにより結ばれて情報
やコマンドを入出力するI/O回路18とからなってい
る。
【0033】メイン回路部2のCPU10は、I/O回
路18を介してホストマシン50から入力するコマンド
に応じて制御及び情報処理を実行する。ROM11には
CPU10が実行する各種のルーチンのプログラムや定
数データが格納されている。RAM12は変数データや
テーブル、例えば光磁気ディスク8に記録されている欠
陥セクタのアドレス(トラック番号,セクタ番号等)と
該欠陥セクタの代りに使用された交替セクタのアドレス
とからなるディフェクトテーブルや欠陥セクタ数カウン
タ等の管理データを一時的に記憶し、更新された管理デ
ータは再び光磁気ディスク8に記録される。
【0034】また、ホストマシン50からI/O回路1
8を介して入力する記録すべき情報である記録データ
は、バッファRAM13に一時的に格納されたのち光磁
気ディスク8上に記録され、ホストマシン50から要求
された情報は光磁気ディスク8から再生されて、再生デ
ータとしてバッファRAM13に格納されたのち、I/
O回路18を介してホストマシン50に出力される。
【0035】すなわち、記録モード時には、バッファR
AM13上の記録データは1セクタ分ずつの長さに分割
され、作動状態にない誤り訂正回路14をそのままパス
し、変復調回路15によりフォーマットに従った型式に
変調された後、LDコントローラ16によりオン/オフ
信号になって図2に示した光ヘッド固定部3に出力さ
れ、作動状態にないHF回路21をパスしてLD22に
印加され、オン/オフするレーザビームに変換される。
【0036】レーザビームは平行光となってリニアモー
タ26により駆動される光ヘッド可動部4に入射し、レ
ンズ27によって光磁気ディスク8上にスポットとして
結像する。この時、光磁気ディスク8にはバイアス磁気
回路6によって記録モードの方向にバイアスされた磁場
が形成され、レーザスポットにより照射された径約1.
0μm 程度の微少部分は記録モードの方向に垂直磁気
記録される。記録面は予め記録モードと逆方向に垂直磁
気記録されているから、照射されない部分はそのまま残
される。
【0037】再生モード時には、LDコントローラ16
は記録時より弱いパワーを連続出力し、HF回路21に
よってHF(高周波)信号が重畳されてLD22に印加
される。LD22から出力される弱いパワーの(偏光さ
れた)レーザビームは、光磁気ディスク8の記録面によ
って磁場の方向に応じて偏光面が互いに逆方向に回転さ
れた反射光となってPD23に入射し、プリアンプ24
で増幅されたのちデータ検出回路17によりオン/オフ
信号に変換されて変復調回路15に入力する。
【0038】変復調回路15により復調された再生デー
タは、誤り訂正回路14によって強度の誤り訂正処理を
受けて、ビットの誤りが訂正された後、バッファRAM
13に一時的に記憶され、I/O回路18を介してホス
トマシン50に出力される。
【0039】光磁気ディスク8上に記録された情報を消
去する消去モード時には、LD22は強いパワーが印加
されて連続発光し、バイアス磁気回路6は記録モードと
逆方向の消去モードの方向にバイアスされた磁場を形成
するから、光磁気ディスク8の記録面は消去モードの方
向に一様に垂直磁気記録され、それ以前に記録されてい
た磁気記録は消滅する。
【0040】サーボ回路部5の各回路の作用、及びリニ
アモータ26,Fアクチュエータ28,Tアクチュエー
タ29,ディスクモータ37等のサーボ機構系の作用
は、既によく知られていることであるから、説明を省略
する。
【0041】図4は、図2に示した光磁気ディスク装置
1に用いられる光磁気ディスクの記録面上の各領域の配
置の一例を示す図であり、輪帯を形成しているトラック
群を外周部を上に、内周部を下にして直線的に展開して
示したものである。
【0042】図4において、最外周部と最内周部のトラ
ック群には、ファイルの管理テーブルであるFAT(フ
ァイル・アロケーション・テーブル)領域40a,40
bが割当てられ、全く同一内容のFATが記録されてい
る。FATには情報のドキュメント名と、その情報が記
録されている先頭アドレスと終端アドレスやその間のセ
クタ数等が記録されているが、ディフェクトテーブルや
欠陥セクタ数カウンタの内容も記録されている。
【0043】FAT領域40a,40b以外のトラック
群はいくつかのゾーン41a,41b,41c…に分割
され、各ゾーンはそれぞれ記録領域42a,42b,4
2c…と交替領域43a,43b,43c…とから構成
されている。交替領域43a…は、それぞれ独立に使用
される交替セクタからなるトラックの集合である。
【0044】情報は記録領域42a…にセクタ単位に分
割されて連続的に記録されるが、それらのセクタの中に
欠陥セクタがあると、空いている交替セクタを探して欠
陥セクタに記録される筈であった1セクタ分の情報を記
録し、ディフェクトテーブルに欠陥セクタのアドレスと
その交替セクタのアドレスを対にして記録すると共に、
欠陥セクタ数カウンタの内容を1つインクリメントす
る。
【0045】なお、記録領域42a…と交替領域43a
…とを組にしたゾーン41a…を設けたが、光磁気ディ
スクを常に一定の回転数で駆動する定速駆動方式の場合
は、欠陥セクタが発生した時に同一ゾーンの交替セクタ
を使用するとは限らず、隣接する両側の交替領域のうち
近い方の交替領域に空いた交替セクタがあれば、その交
替セクタを使用した方がアクセスが速くなるためで、必
ずしもゾーンそのものが必要な訳ではない。
【0046】また、ゾーン毎に回転数を変えて記録する
ことにより容量を増大させる変速駆動方式の場合は、原
則的には同一ゾーンの交替セクタを使用し、交替セクタ
の空きがなくなれば他のゾーンの交替セクタを使用した
方がアクセスが速い。いずれの駆動方式においても、記
録領域と交替領域とをそれぞれまとめた領域として処理
した方が光磁気ディスクの容量を有効に生かすことが出
来る。
【0047】情報を再生する時は、ドキュメント名によ
ってFATをサーチしてその先頭アドレスと終端アドレ
スとを求め、次にディフェクトテーブルを参照してその
間にある欠陥セクタとその交替セクタのアドレスを拾い
出す。続いて先頭アドレスのセクタから順にセクタ単位
で再生するが、再生すべきセクタが欠陥セクタであれば
その交替セクタから情報を再生する。
【0048】図4から明らかなように、交替領域43a
…の全容量すなわち交替セクタの数が少な過ぎると、欠
陥セクタが多発した場合に交替セクタが一杯になって、
記録領域42a…の全容量に余裕があっても記録不能に
なる。反対に交替セクタの数が多過ぎると、記録領域4
2a…の全容量が少なくなるため、光磁気ディスク8の
有効な記録容量が減少して了う。
【0049】図1は、図2及び図3に示した光磁気ディ
スク装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図で
ある。図1に示した光磁気ディスク装置1は、情報記録
手段61,交替処理手段62及びセクタ検査手段63,
セクタ復帰手段64と、それぞれRAM12上の欠陥セ
クタ数カウンタ65及びFAT67と、光磁気ディスク
8とにより構成されている。
【0050】記録モードの時は、ホストマシン50から
入力する情報は情報記録手段61により光磁気ディスク
8上の記録領域42に記録されるが、記録領域42内の
セクタに欠陥があると、交替処理手段62は該セクタを
欠陥セクタとしてそのアドレスをFAT67のディフェ
クトテーブルの欠陥セクタテーブルに記録する。次に、
交替領域43内の空いている交替セクタを探してそのア
ドレスをディフェクトテーブルの交替セクタテーブルに
記録し、欠陥セクタに記録出来なかった1セクタ分の情
報を交替セクタに記録した後、欠陥セクタ数カウンタ6
5の内容(欠陥セクタの個数)を1つインクリメントす
る。
【0051】セクタ復帰モードの時は、セクタ復帰手段
64が作動して、FAT67内の欠陥セクタテーブルに
よって欠陥セクタとされている全セクタのアドレスを求
め、セクタ検査手段63に指示して光磁気ディスク8上
の全欠陥セクタをそれぞれ検査させる。セクタ検査手段
63が検査して依然欠陥が有ると判定されたセクタにつ
いてはそのままとする。
【0052】セクタ検査手段63は、欠陥が無いと判定
したセクタが見付かると該セクタのアドレスをセクタ復
帰手段64に連絡する。セクタ復帰手段64は欠陥セク
タテーブルと交替セクタテーブルとによって、連絡され
たアドレスの欠陥セクタと対をなす交替セクタのアドレ
スを求め、該交替セクタに記録されていた内容を連絡さ
れたアドレスのセクタに記録し直す。
【0053】次にセクタ復帰手段64は、交替セクタを
イレース(データを記録する直前にそのセクタをイレー
スする場合は不要)し、ディフェクトテーブルから当該
欠陥セクタと交替セクタのアドレスを抹消して、欠陥セ
クタ数カウンタ65の内容を1つデクリメントする。以
上の処理は、全欠陥セクタの処理が終了するまで繰返え
される。
【0054】図5はこの発明の第1実施例である光磁気
ディスク装置のルーチンの一例を、図6は該ルーチンが
使用するセクタ復帰のサブルーチンの一例をそれぞれ示
すフロー図である。図5に示した第1実施例は、光磁気
ディスク装置1に光磁気ディスク8(以下「メディア」
ともいう)が装着された時に、先ずセクタ復帰モードに
なってセクタ復帰手段64がスタートするものである。
【0055】図5に示した光磁気ディスク装置の初期設
定のルーチンがスタートすると、ステップ1で光磁気デ
ィスク(メディア)8の装着を待機し、光磁気ディスク
8が装着されるとステップ2に進んで、光磁気ディスク
8のFAT領域40a又は40bの内容であるFATを
RAM12にDMA転送する。
【0056】次にステップ3で、RAM12に転送され
たFATの欠陥セクタ数カウンタ65の内容、即ち欠陥
セクタの個数(使われている交替セクタの個数でもあ
る)が、予め設定された閾値(例えば全交替セクタの個
数の80%の値)を超えているか否かを判定して、否で
あればエンドに行き、閾値を超えていればステップ4に
進んでセクタ復帰のサブルーチンを実行した後エンドに
なる。
【0057】図6に示したセクタ復帰手段64によるセ
クタ復帰のサブルーチンにジャンプすると、先ずステッ
プ10でRAM12上のFAT内のディフェクトテーブ
ルを構成する欠陥セクタテーブルと交替セクタテーブル
から互いに対をなす欠陥セクタと交替セクタの各アドレ
スを一組読出す。
【0058】次に、ステップ11でセクタ検査手段63
によって欠陥セクタとされているセクタの欠陥の有無を
検査して、ステップ12で欠陥があれば(残っていれ
ば)ステップ17にジャンプし、無ければ(消えていれ
ば)ステップ13に進んでセクタ復帰処理を行う。
【0059】ステップ13で欠陥セクタをイレースし、
ステップ14で交替セクタの内容すなわち情報を欠陥セ
クタに転送する。次にステップ15でディフェクトテー
ブルの欠陥セクタテーブルと交替セクタテーブルから、
復帰した欠陥セクタとその交替セクタのアドレスをそれ
ぞれ抹消し、ステップ16で欠陥セクタ数カウンタ65
の内容を1つデクリメントして、ステップ17に進む。
【0060】ステップ17では、欠陥セクタテーブル上
のすべての欠陥セクタについてセクタ復帰処理を行った
か否かを判定し、否ならばステップ10に戻り、すべて
処理していればメインルーチンにリターンして、セクタ
復帰手段64によるセクタ復帰処理を終了する。
【0061】図7は、図6に示したセクタ復帰のルーチ
ンのうち、ステップ11の欠陥セクタの検査とステップ
12の欠陥の有無判定の部分を更に詳しく示すフロー図
であり、図7の(A)は一般的に用いられているフロ
ー、同図の(B)はさらに判定の精度を上げたフローで
ある。
【0062】図7の(A)に示した第1の検査は通常の
ベリファイ法によるもので、欠陥セクタとされているセ
クタをステップ20でイレースし、ステップ21で予め
設定したテストデータを書込み、ステップ22でデータ
のベリファイを行なう。即ち、書込んだテストデータを
読出し、誤り訂正回路14により誤り訂正を行って復原
したデータをもとのテストデータと比較する。
【0063】ステップ23で両者が一致していれば欠陥
なし、一致しなければ欠陥ありとして、それぞれ図6に
示したステップ13又はステップ17に進む。この通常
のベリファイ法による判定は、読出したデータに若干の
ビットの誤りがあっても、強力な誤り訂正回路14が訂
正して復原したデータをもとのデータと比較しているか
ら、実用的ではあるが一歩誤ればセクタに欠陥があって
も見逃して了う恐れがある。
【0064】図7の(B)に示した第2の検査は誤り訂
正以前のデータについて行うものであり、ステップ2
5,ステップ26はそれぞれステップ20,ステップ2
1と同様である。ステップ27では変復調回路15が出
力する誤り訂正以前のデータともとのテストデータとを
ビット比較するビットベリファイ、即ち両者の排他的論
理和をとって、「1」になっているビット(誤りのあるビ
ット)の数を求める。
【0065】次にステップ28で誤りのあるビットの数
が予め設定した許容値以上であるか否かを判定し、否で
あれば欠陥なし、許容値以上であれば欠陥ありとして、
それぞれ図6に示したステップ13又はステップ17に
進む。このようにすれば、図7の(A)に示した通常の
ベリファイ法に比べて厳密な判定が行われるから判定の
精度が高く、欠陥のあるセクタを見逃す恐れがない。
【0066】この第1実施例は、光磁気ディスクが装着
された時(一般に光磁気ディスク装置の電源をオフにし
て装着したのち電源をオンにするから、光磁気ディスク
を外さないで装着したまま電源オンにする場合も含まれ
る)の初期設定においてセクタ復帰処理が行なわれる。
従って実際には光磁気ディスク装置を使用する都度に欠
陥セクタの復帰が行なわれるから、当初に交替セクタの
数を従来のものより少なく設定して置いても、交替セク
タ不足による記録不能のトラブルが発生することはな
い。
【0067】図8はこの発明の第2実施例である光磁気
ディスク装置のルーチンの一例を示すフロー図である。
図8に示した第2実施例は、1組の情報を記録した後、
すなわち記録モードが終了した時に、セクタ復帰モード
になって、セクタ復帰手段64がスタートするものであ
る。
【0068】図8に示した記録後復帰のルーチンは、先
ずステップ30で記録モードの終了を待機し、記録モー
ドが終了すれば直ちにステップ31乃至ステップ33に
示した欠陥セクタの個数が閾値以下であればそのまま、
閾値を超えていればセクタ復帰を行なうプログラムを実
行するが、ステップ31乃至ステップ33の各ステップ
はそれぞれ第1実施例(図5)のステップ2乃至ステッ
プ4のそれぞれ対応する各ステップと同じものであり、
同様にセクタ復帰のサブルーチン(図6)を使用するか
ら、説明を省略する。
【0069】この第2実施例は、記録モード終了毎にセ
クタ復帰処理を行うため、容量の大きい情報を記録する
場合であっても一回の記録の間に発生する欠陥セクタの
数すなわち使用される交替セクタの数はそれほど多いも
のではないから、閾値の全交替セクタ数に対する比率は
第1実施例の場合例えば80%より大きく設定しておく
ことが出来る。さらに1回の記録毎にセクタ復帰を行な
うから、欠陥セクタ数カウンタの内容も余り大きくなら
ない。従って、第1実施例に比べて全交替セクタ数すな
わち交替領域の容量を少なく設定し、それだけ有効な記
録領域を大きくとることが出来る。
【0070】また、一般に記録モードの直後に別の記録
モード又は再生モードになることは少なく、欠陥セクタ
数カウンタの内容も大きくなることはないから、セクタ
復帰の処理に要する時間も少なくて済む。従って、LA
Nに組込まれたように多数のホストマシンから共通にア
クセスされる場合を除けば、セクタ復帰のために光磁気
ディスク装置の作業効率を損なうことがない。
【0071】図9はこの発明の第3実施例である光磁気
ディスク装置のルーチンの一例を示すフロー図である。
図9に示した第3実施例は、光磁気ディスクのクリーニ
ングが終了した時に、セクタ復帰モードになってセクタ
復帰手段64がスタートするものである。
【0072】図9に示したクリーニング後復帰のルーチ
ンは、先ずステップ35でクリーニングの終了を待機
し、クリーニングが終了すれば直ちにステップ36乃至
ステップ38に示した欠陥セクタの個数が閾値以下であ
ればそのまま、閾値を超えていればセクタ復帰を行なう
プログラムを実行するが、ステップ36乃至ステップ3
8の各ステップはそれぞれ第1実施例(図5)のステッ
プ2乃至ステップ4のそれぞれ対応する各ステップと同
じものであり、同様にセクタ復帰のサブルーチン(図
6)を使用するから、説明を省略する。
【0073】この第3実施例は、クリーニング終了後直
ちにセクタ復帰処理を行う。クリーニングによって光磁
気ディスクの記録面の汚れが除去されるから、それ以前
に欠陥セクタとされていたセクタのうち、汚れが原因で
あったセクタの殆んどがセクタ復帰処理によって正常な
セクタと判定されて復帰することが出来る。従って、こ
の第3実施例の効果は極めて大きく、それだけ交替領域
を小さく、有効な記録領域を大きく設定することが出来
る。
【0074】クリーニングについては、既に多数の方法
が知られているから説明を省略するが、後述するよう
に、欠陥セクタの数が或る閾値を超えた時に警告する手
段を設けて警告された時にオペレータがクリーニングを
指示するようにすれば、この第3実施例が有効に作用す
ることは明らかである。
【0075】図10はこの発明の第4実施例である情報
記録再生システムにおける光磁気ディスク装置のルーチ
ンの一例を示すフロー図である。図10に示した第4実
施例は、情報記録再生装置である光磁気ディスク装置1
と、セクタ復帰コマンドを出力する手段を備えたホスト
マシン50とからなる情報記録再生システムにおいて、
光磁気ディスク装置1がホストマシン50から出力され
たセクタ復帰コマンドに応じてセクタ復帰モードにな
り、セクタ復帰手段64がスタートするものである。
【0076】図1において、ホストマシン50はオペレ
ータの指示、又は例えば暫らく光磁気ディスク装置1を
作動させることがないタイミングを計って、仮想線で示
したルートを介してセクタ復帰手段64にセクタ復帰を
実行させるセクタ復帰コマンドを出力する。
【0077】図10に示したコマンドによる第1のセク
タ復帰のルーチンは、先ずステップ40でホストマシン
からのセクタ復帰コマンドの入力を待機し、該コマンド
が入力すれば直ちにステップ41に進んで光磁気ディス
ク8のFAT領域40a又は40bの内容であるFAT
をRAM12にDMA転送する。次に、ステップ42で
セクタ復帰のサブルーチン(図6)を実行した後、エン
ドになる。
【0078】この第4実施例は、ホストマシンからのコ
マンドに応じてセクタ復帰処理が行われるから、交替セ
クタの数を少なく有効な記録領域を広く設定出来ると共
に、オペレータが必要と感じた時、あるいはホストマシ
ンが光磁気ディスク装置をセクタ復帰処理に必要な時間
だけアクセスしないタイミングを計ってセクタ復帰コマ
ンドを出力することが出来るから、光磁気ディスク装置
の作業効率がいささかも損なわれることがない。なお、
オペレータの指示による場合については、光磁気ディス
ク装置にセクタ復帰の指示を入力する手段、例えばセク
タ復帰ボタンを設けてもよい。
【0079】図11はこの発明の第5実施例である情報
記録再生システムにおけるセクタ復帰のルーチンの一例
を、ホストマシン側(A)と光磁気ディスク装置側
(B)とを併記して示すフロー図である。図11に示し
た第5実施例は、光磁気ディスク装置側の図10に示し
た第1のコマンド復帰のルーチンに、更に欠陥セクタ数
をホストマシンに出力する手段を設け、ホストマシン側
は入力した欠陥セクタ数が閾値を超えたと判定した時に
セクタ復帰コマンドを出力するものである。
【0080】図11の(B)に示した光磁気ディスク装
置1側の第2のコマンド復帰のルーチンは、先ずステッ
プ44で欠陥セクタ数カウンタ65の内容すなわち欠陥
セクタの個数をホストマシン50に出力し、ステップ4
5に進んでホストマシンからのセクタ復帰のコマンドを
待機する。すなわち、コマンドが入力していなければス
テップ44に戻り、コマンドが入力したらステップ48
に進む。
【0081】図11の(A)に示したホストマシン50
側のコマンド出力のルーチンは、ステップ46で光磁気
ディスク装置1から入力した欠陥セクタの個数が予め設
定した閾値を超えているか否かを判定し、否ならば戻っ
て欠陥セクタ数の変更を待機し、閾値を超えていればス
テップ47に進んでセクタ復帰コマンドを光磁気ディス
ク装置1に出力した後、ステップ46に戻って同様に欠
陥セクタ数の変更を待機する。
【0082】光磁気ディスク装置1側は、ステップ45
でホストマシンからコマンドが入力すると、セクタ復帰
モードとなってステップ48及びステップ49のセクタ
復帰を行うプログラムを実行するが、ステップ48及び
ステップ49は図10に示した第1のコマンド復帰のス
テップ41及びステップ42と同様であるから説明を省
略する。
【0083】この第5実施例は、第1乃至第3実施例と
異なり、欠陥セクタの個数が閾値を超えたか否かの判定
をホストマシン50側で行なう。従って、第4実施例の
ように交替セクタの数を少なく有効な記録領域を広く設
定出来る効果と共に、タイミングを計ってコマンドを出
力すれば光磁気ディスク装置の作業効率を損なわないよ
うにすることが可能になる。
【0084】なお、従来の光磁気ディスク装置におい
て、記録モード時に交替処理が発生し欠陥セクタ数が所
定の値を超えると、ホストマシンに交替セクタの残数が
少なくなったことを示す警告メッセージを出力するもの
があった。さらに、警告メッセージを出力すると共に情
報の記録を停止するものもあった。
【0085】既に説明した各実施例において、上記のよ
うに記録モード実行中に警告メッセージを出力する手段
を設ける場合、あるいは警告メッセージを出力する手段
を備えた情報記録再生装置にこの発明を実施する場合に
は、セクタ復帰を行なうか否かを判定する閾値を第1の
閾値、警告メッセージを出力するか否かを判定する所定
の値を第2の閾値として、第1の閾値を第2の閾値より
も小さく設定するとよい。
【0086】すなわち、第1の閾値を第2の閾値より小
さく設定することにより、警告メッセージを出力する前
に欠陥セクタの復帰処理が行われて欠陥セクタの個数が
減少するから、むやみに警告メッセージが出力されるこ
とがなくなる。さらに、復帰処理を繰返しても欠陥セク
タの個数が予想したほど減少しないように光磁気ディス
クの汚れがひどくなった場合に、最後の手段として警告
メッセージが出力されて、交替セクタ不足によるトラブ
ルが防止される。
【0087】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明による情報
記録再生装置又は情報記録再生システムは、交替セクタ
の領域を節約して有効な記録領域を広く設定し、しかも
交替セクタがなくなって書込み不能になることを防止
し、記録媒体の有効寿命を長くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光磁気ディスク装置
の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した光磁気ディスク装置の回路及び機
構的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したメイン回路部の構成を示す回路図
である。
【図4】図1及び図2に示した光磁気ディスクの記録面
上の各領域の配置の一例を直線的に展開して示す図であ
る。
【図5】この発明の第1実施例である光磁気ディスク装
置のルーチンの一例を示すフロー図である。
【図6】図5に示したルーチンからジャンプするセクタ
復帰のサブルーチンの一例を示すフロー図である。
【図7】図6に示したサブルーチンのうち欠陥セクタの
検査と欠陥有無判定の部分を更に詳しく示すフロー図で
ある。
【図8】この発明の第2実施例である光磁気ディスク装
置のルーチンの一例を示すフロー図である。
【図9】この発明の第3実施例である光磁気ディスク装
置のルーチンの一例を示すフロー図である。
【図10】この発明の第4実施例である情報記録再生シ
ステムの光磁気ディスク装置のルーチンの一例を示すフ
ロー図である。
【図11】この発明の第5実施例である情報記録再生シ
ステムのルーチンの一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:光磁気ディスク装置(情報記録再生装置) 8:光磁気ディスク(記録媒体) 40a,40b:FAT領域 42a,42b,42c…:記録領域 43a,43b,43c…:交替領域 61:情報記録手段 62:交替処理手段 63:セクタ検査手段 64:セクタ復帰手段 65:欠陥セクタ数カウンタ 67:FAT(ファイル管理テーブル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/10 C 7736−5D 20/12 9295−5D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスク等の書換え可能な記録媒
    体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報記録手段
    と、該記録手段により前記セクタに情報が正常に記録出
    来なかった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セクタの
    欠陥によって記録出来なかった情報を予め設定した交替
    セクタに記録させる交替処理手段とを備えた情報記録再
    生装置において、 前記セクタを検査して欠陥の有無を判定するセクタ検査
    手段と、 前記欠陥セクタの個数をカウントする欠陥セクタ数カウ
    ンタと、 前記記録媒体が装着された時に、前記欠陥セクタ数カウ
    ンタがカウントした欠陥セクタの個数が予め設定した閾
    値を超えていれば、前記欠陥セクタとされた各セクタを
    前記セクタ検査手段によってそれぞれ検査し、該検査に
    よって欠陥が無いと判定されたセクタを正常なセクタと
    して復帰させるセクタ復帰手段とを設けたことを特徴と
    する情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光磁気ディスク等の書換え可能な記録媒
    体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報記録手段
    と、該記録手段により前記セクタに情報が正常に記録出
    来なかった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セクタの
    欠陥によって記録出来なかった情報を予め設定した交替
    セクタに記録させる交替処理手段とを備えた情報記録再
    生装置において、 前記セクタを検査して欠陥の有無を判定するセクタ検査
    手段と、 前記欠陥セクタの個数をカウントする欠陥セクタ数カウ
    ンタと、 前記記録媒体に情報を記録する記録モードが終了した時
    に、前記欠陥セクタ数カウンタがカウントした欠陥セク
    タの個数が予め設定した閾値を超えていれば、前記欠陥
    セクタとされた各セクタを前記セクタ検査手段によって
    それぞれ検査し、該検査によって欠陥が無いと判定され
    たセクタを正常なセクタとして復帰させるセクタ復帰手
    段とを設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 光磁気ディスク等の書換え可能な記録媒
    体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報記録手段
    と、該記録手段により前記セクタに情報が正常に記録出
    来なかった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セクタの
    欠陥によって記録出来なかった情報を予め設定した交替
    セクタに記録させる交替処理手段とを備えた情報記録再
    生装置において、 前記セクタを検査して欠陥の有無を判定するセクタ検査
    手段と、 前記欠陥セクタの個数をカウントする欠陥セクタ数カウ
    ンタと、 前記記録媒体のクリーニングを行う記録媒体クリーニン
    グ手段と、 該クリーニング手段が記録媒体のクリーニングを終了し
    た時に、前記欠陥セクタ数カウンタがカウントした欠陥
    セクタの個数が予め設定した閾値を超えていれば、前記
    欠陥セクタとされた各セクタを前記セクタ検査手段によ
    ってそれぞれ検査し、該検査によって欠陥が無いと判定
    されたセクタを正常なセクタとして復帰させるセクタ復
    帰手段とを設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 光磁気ディスク等の書換え可能な記録媒
    体上にセクタ毎に分割して情報を記録する情報記録手段
    と、該記録手段により前記セクタに情報が正常に記録出
    来なかった時に該セクタを欠陥セクタとし、該セクタの
    欠陥によって記録出来なかった情報を予め設定した交替
    セクタに記録させる交替処理手段とを備えた情報記録再
    生装置と、該装置にコマンドを出力して情報の記録又は
    再生を行わせるホストマシンとからなる情報記録再生シ
    ステムにおいて、 前記ホストマシン側に、前記情報記録再生装置にセクタ
    復帰を実行させるセクタ復帰コマンドを出力する手段を
    設け、 前記情報記録再生装置側に、前記セクタを検査して欠陥
    の有無を判定するセクタ検査手段と、前記ホストマシン
    からセクタ復帰コマンドが入力した時に、前記欠陥セク
    タとされた各セクタを前記セクタ検査手段によってそれ
    ぞれ検査し、該検査によって欠陥が無いと判定されたセ
    クタを正常なセクタとして復帰させるセクタ復帰手段と
    を設けたことを特徴とする情報記録再生システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報記録再生システムに
    おいて、 前記情報記録再生装置側に、前記欠陥セクタの個数をカ
    ウントする欠陥セクタ数カウンタと、該カウンタがカウ
    ントした欠陥セクタの個数を前記ホストマシンに出力す
    る欠陥セクタ数出力手段とを設け、 前記ホストマシン側のセクタ復帰コマンドを出力する手
    段は、前記欠陥セクタ数出力手段から入力する欠陥セク
    タの個数が予め設定した閾値を超えていた時に前記セク
    タ復帰コマンドを出力する手段であることを特徴とする
    情報記録再生システム。
JP17516694A 1994-07-27 1994-07-27 情報記録再生装置及び情報記録再生システム Pending JPH0836846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17516694A JPH0836846A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 情報記録再生装置及び情報記録再生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17516694A JPH0836846A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 情報記録再生装置及び情報記録再生システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0836846A true JPH0836846A (ja) 1996-02-06

Family

ID=15991425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17516694A Pending JPH0836846A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 情報記録再生装置及び情報記録再生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0836846A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044231A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Hitachi Communication Technologies Ltd 記憶媒体交替セクタ管理方式および記憶装置
KR100458838B1 (ko) * 1997-04-09 2005-01-24 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브복구방법을실행하는프로그램이저장된기록매체
US7492683B2 (en) 2003-06-04 2009-02-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information recording method, information recording system, drive control unit, and semiconductor integrated circuit for recording information on a recording medium having a volume space
WO2010004707A1 (ja) * 2008-07-10 2010-01-14 パナソニック株式会社 光ディスク、光ディスク装置、光ディスクの欠陥登録方法、光ディスクの記録方法および光ディスクの再生方法
JP2010152987A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toshiba Corp 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置制御方法
USRE42826E1 (en) 1997-12-18 2011-10-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rewritable optical disk with spare area and optical disk processing apparatus
US8174943B2 (en) 2007-11-12 2012-05-08 Panasonic Corporation Optical disk device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100458838B1 (ko) * 1997-04-09 2005-01-24 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브복구방법을실행하는프로그램이저장된기록매체
USRE42826E1 (en) 1997-12-18 2011-10-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rewritable optical disk with spare area and optical disk processing apparatus
JP2003044231A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Hitachi Communication Technologies Ltd 記憶媒体交替セクタ管理方式および記憶装置
US7492683B2 (en) 2003-06-04 2009-02-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information recording method, information recording system, drive control unit, and semiconductor integrated circuit for recording information on a recording medium having a volume space
US8174943B2 (en) 2007-11-12 2012-05-08 Panasonic Corporation Optical disk device
WO2010004707A1 (ja) * 2008-07-10 2010-01-14 パナソニック株式会社 光ディスク、光ディスク装置、光ディスクの欠陥登録方法、光ディスクの記録方法および光ディスクの再生方法
US8274870B2 (en) 2008-07-10 2012-09-25 Panasonic Corporation Optical disk, optical disk device, optical disk defect registering method, optical disk recording method, and optical disk reproducing method
JP2010152987A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toshiba Corp 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3698371B2 (ja) Cd―rom記録方法
US5303219A (en) Reclamation of dust contaminated sectors in optical disk apparatus
EP1455358A2 (en) Method and apparatus of recording data in the optical recording medium
EP0532356A2 (en) Method of recording data and information regarding defects
JPH0423273A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH0836846A (ja) 情報記録再生装置及び情報記録再生システム
JP2976780B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH09102173A (ja) Cdーrドライブ装置
JP2005310377A (ja) ディスク上の使用不可領域を選択的に回復させる方法
JPH07129330A (ja) 情報記録方法
JPH1050005A (ja) 光ディスク欠陥管理方法および装置
JP2007328865A (ja) 光ディスク記録再生装置及び交替記録処理方法
JPH05135502A (ja) 情報記録再生装置
JPH07147065A (ja) 光ディスクの記録再生方法および装置
JPH07254229A (ja) ディスク装置
JPH08203211A (ja) 光ディスク装置
JPH05205411A (ja) 情報記録媒体の代替処理方法
JP2595318B2 (ja) 書替え可能形記録再生装置のデ−タ消去装置
JP2003068027A (ja) 光ディスク装置
JP2860956B2 (ja) 光カード記録方法
JPS6344364A (ja) 光デイスク制御装置
KR100510444B1 (ko) 하드 디스크 드라이브의 테스트 이력 관리 방법
JPH06162681A (ja) 検査用光ディスク媒体,検査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置並びに光ディスク装置検査装置
JPH0753128Y2 (ja) 光ピックアップ装置の制御装置
JP2004220700A (ja) 光情報処理装置