JPH06162681A - 検査用光ディスク媒体,検査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置並びに光ディスク装置検査装置 - Google Patents

検査用光ディスク媒体,検査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置並びに光ディスク装置検査装置

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JPH06162681A
JPH06162681A JP31061092A JP31061092A JPH06162681A JP H06162681 A JPH06162681 A JP H06162681A JP 31061092 A JP31061092 A JP 31061092A JP 31061092 A JP31061092 A JP 31061092A JP H06162681 A JPH06162681 A JP H06162681A
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JP
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optical disk
sector
medium
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error
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JP31061092A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Okumura
紀義 奥村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、光ディスク装置の十分な検査を短
時間に行うことを目的とする。 【構成】 この発明は、欠陥登録領域を持つ光ディスク
媒体18であって、サーティファイ動作によりエラー発
生が大と判定されたセクタ以外のセクタが欠陥登録領域
に登録されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は検査用光ディスク媒体,
検査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置並びに光デ
ィスク装置検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3ー288372号公報には、デ
ィスクのエラー検査を行うドライブ装置(サーティファ
イア)の回路のAGC作用を制限したりエラー検出の基
準電圧を変えたりしてエラー検出の誤動作をなくそうと
する磁気ディスクのエラー検出方式が記載されている。
【0003】通常の光ディスク装置では、内部部品によ
って光ディスク媒体に対するエラー検出の誤動作が生ず
るものがあり、特開平3ー288372号公報記載のエ
ラー検出方式のような何らかの対策をとらなければ光デ
ィスク媒体に対するエラー検出の誤りがあることがある
(同一の光ディスク媒体に対してある光ディスク装置で
はエラーが発生し、別の光ディスク装置ではエラーが発
生しないことがある)。 特開平3ー288372号公
報には、ディスク媒体に対する各種の検査を行う検査機
能を付加した磁気ディスク装置が記載されている。ま
た、「光ディスク技術」ラジオ技術社発行第230〜2
33頁には、光ディスク媒体において欠陥セクタに記録
されるべきデータを交代セクタに記録し、欠陥セクタの
物理的なアドレスとそれに対応する交代セクタのアドレ
スを欠陥登録領域に登録することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク装置は、製
造工程において各部品が組み立てられた後に動作検査が
行われる。特に、光ディスク媒体に対して情報の記録及
び再生を行うことが光ディスク装置の主要目的であるの
で、光ディスク媒体に対して情報の記録及び再生を行っ
てもエラーが生じないことを確かめるというエラー検査
が最重用検査項目となっている。
【0005】また、光ディスク装置は、上述のように内
部部品によってエラー検出の誤動作が生ずるものがある
ので、エラー検査でそのような光ディスク装置を取り除
き、市場に出荷されて使用者先で障害が発生するという
ことがないようにしなければならない。
【0006】しかし、検査しようとする光ディスク装置
に多数の光ディスク媒体を順次に取り付けるにはたくさ
んの人手がかかり、また、検査で記録または再生を行う
セクタ数が多ければ検査時間が長くなり、生産性を上げ
ることが困難であった。例えば、エラー率に1/1012
以下が必要になると、1012bit以上の情報の記録,
再生を行って検査することになり、非常に時間がかか
る。
【0007】光ディスク媒体の情報容量は130mm径
のISO規格の光ディスク媒体で300Mbyteほど
あり、これは磁気フロッピーディスクの情報容量(1.
2Mbyte/枚)の250倍に当る。したがつて、光
ディスク媒体の情報容量を光ディスク媒体1つ当りのエ
ラー発生率(つまり、光ディスク媒体の使用時のエラー
発生率)を磁気フロッピーディスク並みとする場合に
は、光ディスク装置のエラー率を光ディスク媒体の情報
容量が磁気フロッピーディスクの情報容量に比べて大き
い分だけ低くしなければならない。このため、光ディス
ク装置は十分な検査を行ってエラー率の低いものを出荷
しなければならないが、それには磁気フロッピーディス
ク装置より長時間の検査が必要とされる。
【0008】このように、光ディスク装置は、十分な検
査を行えば人手と時間がかかるので、生産性が悪くてコ
ストがかかり、また、検査を少なくすれば出荷した光デ
ィスク装置がエラーを生じてしまうという問題点があっ
た。
【0009】本発明は、上記欠点を改善し、光ディスク
装置の十分な検査を行うことが可能で光ディスク装置の
エラー検査に要する時間を短縮することが可能となる検
査用光ディスク媒体及び光ディスク装置検査装置と、検
査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、欠陥登録領域を持つ光ディ
スク媒体であって、サーティファイ動作によりエラー発
生が大と判定されたセクタ以外のセクタが欠陥登録領域
に登録されているものである。
【0011】請求項2記載の発明は、欠陥登録領域を再
定義する欠陥登録領域再定義手段を有し、この欠陥登録
領域再定義手段によりサーティファイ済み光ディスク媒
体に対してエラー発生が大と判定されているセクタ以外
のセクタを欠陥登録領域に登録するものである。
【0012】請求項3記載の発明は、光ディスク装置に
対して光ディスク媒体の欠陥登録領域から欠陥セクタの
物理アドレスを読み出させる第1の手段と、この第1の
手段で読み出されたセクタの物理アドレスに対する記録
・再生動作を光ディスク装置に行わせてエラー発生を検
査する第2の手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、サーティファイ動作
によりエラー発生が大と判定されたセクタ以外のセクタ
が欠陥登録領域に登録されているから、各光ディスク装
置毎の記録再生動作によるエラー発生の有無の差異が明
確に分かり、光ディスク装置の十分な検査を行うことが
可能で光ディスク装置のエラー検査に要する時間を短縮
することが可能となって生産性を向上させることが可能
となる。
【0014】請求項2記載の発明では、欠陥登録領域再
定義手段によりサーティファイ済み光ディスク媒体に対
してエラー発生が大と判定されているセクタ以外のセク
タを欠陥登録領域に登録する。したがって、請求項1記
載の検査用光ディスク媒体を費用をあまりかけずに短時
間に得ることができる。
【0015】請求項3記載の発明では、第1の手段が光
ディスク装置に対して光ディスク媒体の欠陥登録領域か
ら欠陥セクタの物理アドレスを読み出させ、第2の手段
が第1の手段で読み出されたセクタの物理アドレスに対
する記録・再生動作を光ディスク装置に行わせてエラー
発生を検査する。しがって、各光ディスク装置毎のエラ
ー発生の有無の差異が明確に分かり、光ディスク装置の
十分な検査を行うことが可能で光ディスク装置のエラー
検査に要する時間を短縮することが可能となって生産性
を向上させることが可能となる。
【0016】
【実施例】まず、光ディスク媒体上の欠陥登録領域につ
いて説明する。光ディスク媒体上の欠陥登録領域は光デ
ィスク媒体上の情報記録領域の一部を占めている。光デ
ィスク媒体上の情報記録領域は実際に光ディスク媒体に
記録した情報がおかれる基本データ領域と、欠陥登録領
域にアドレスが登録されている欠陥セクタに情報を登録
するとエラーが生ずるためにその情報を欠陥セクタの代
りに記録する交代領域とを有する。
【0017】欠陥登録領域は欠陥があってエラーが生ず
る欠陥セクタの物理セクタアドレスと、その欠陥セクタ
の代りに実際に情報が記録される交代領域における交代
セクタの物理セクタアドレスとが組になって記録され
る。この場合、その物理セクタアドレスが交代領域にお
かれる。交代領域の容量を大きくする技術は公知であ
る。欠陥登録領域に上記物理セクタアドレスを登録する
動作にはサーティファイがある。
【0018】光ディスク媒体に対して通常の情報の記録
再生を行うセクタは論理セクタアドレスで示される。光
ディスク装置は与えられた論理セクタアドレスと、光デ
ィスク媒体上の欠陥登録領域に登録されている物理セク
タアドレスから情報の記録再生を行うセクタの物理セク
タアドレスを決め、この物理セクタアドレスのセクタに
情報の記録再生を行う。この場合、光ディスク装置はそ
の物理セクタアドレスのセクタが欠陥登録領域に登録さ
れている欠陥セクタである時にはその欠陥セクタの物理
セクタアドレスに対応する物理セクタアドレスの交代セ
クタに情報の記録再生を行う。
【0019】請求項1記載の発明の実施例はサーティフ
ァイでエラー発生数が欠陥判定基準Lより多いと判定さ
れたセクタ以外の、エラー発生の少ないセクタを欠陥登
録領域に登録した検査用光ディスク媒体である。この検
査用光ディスク媒体では論理セクタアドレスから求めら
れた物理セクタアドレスのセクタは基本データ領域にお
かれるエラー発生の多い、つまり欠陥のあるセクタであ
り、このセクタに対して光ディスク装置で情報の記録再
生動作が行われることにより光ディスク装置の検査が実
施される。
【0020】光ディスク装置においては、同じ光ディス
ク媒体の同じセクタに対する記録または再生動作を行っ
ても光ディスク装置毎にそのデータエラーなどの検出す
るエラー数が異なる。本発明者による研究の結果、これ
らのエラー数の光ディスク装置毎の差は主として光ディ
スク媒体における欠陥箇所の存在するセクタに対して記
録または再生動作を行った時に生ずるエラーの数が各光
ディスク装置毎に個別に大きく異なるためであることが
わかった。
【0021】上記エラーの種別としては、光ディスク媒
体に対してテスト信号を記録して再生した場合再生した
テスト信号の波形が欠落するミッシングエラー、再生し
たステト信号の振幅が変動するモジュレーションエラ
ー、テスト信号を光ディスク媒体から消去した状態でそ
の再生信号にテスト信号が湧き出るエキストラエラーな
どがある。
【0022】また、図2は同じ光ディスク媒体の同じセ
クタに対する記録または再生動作を3台の光ディスク装
置○,△,×で行った時のエラー数の例を示す。光ディ
スク媒体におけるセクタアドレスaのセクタに対しては
3台の光ディスク装置○,△,×ともエラー数が0また
は1個であり、各光ディスク装置○,△,×のエラー数
に大差が生じていない。
【0023】ところが、光ディスク媒体におけるセクタ
アドレスbのセクタに対しては光ディスク装置○はエラ
ー数が13個であり、光ディスク装置△はエラー数が1
1個であり、光ディスク装置×はエラー数が21個であ
り、各光ディスク装置○,△,×のエラー数に大差があ
る。また、光ディスク媒体全体に対するエラーレートは
光ディスク装置×が78個、光ディスク装置△が56
個、光ディスク装置○が50個であり、光ディスク装置
×→光ディスク装置△→光ディスク装置○という順に悪
くなった。これはセクタアドレスaのセクタは媒体欠陥
がほとんどなく、セクタアドレスbのセクタは媒体欠陥
が大きいためであり、セクタアドレスcのセクタは2者
a,bの媒体欠陥の中ほどの大きさの媒体欠陥がある。
【0024】このように光ディスク装置は媒体欠陥が存
在するセクタに対するエラー発生を見ることによりエラ
ーレートの良悪を判定することができる。セクタアドレ
スaのセクタのようなエラー発生の無いセクタに対する
エラー発生の有無で光ディスク装置毎のエラー発生数の
差を検査することは難しい。もちろん光ディスク装置で
大量のセクタに対するエラー発生の有無を検査すること
は可能であるが、従来装置と同様に検査に長時間を必要
としてしまう。
【0025】エラー数が例えば18個の欠陥判定基準L
より多いか否かでセクタに欠陥が存在するか否かを判定
するものとすれば、セクタアドレスbのセクタは光ディ
スク装置×ではサーティファイ(光ディスク媒体の全面
欠陥検査)により欠陥と判定されるので、光ディスク媒
体の欠陥登録領域にセクタアドレスbが登録される。し
たがって、セクタアドレスbのセクタは通常の記録,再
生動作で使用されなくなり、つまり光ディスク装置で情
報が読めなくなる。
【0026】そこで、請求項1記載の発明の実施例で
は、サーティファイでエラー発生数が欠陥判定基準Lよ
り多いと判定されたセクタ以外の、エラー発生の少ない
セクタを欠陥登録領域に登録したものとする。
【0027】したがって、この実施例の検査用光ディス
ク媒体では、これを光ディスク装置にセットして通常の
記録,再生を行うように命令をホストコンピュータから
光ディスク装置に与えるだけで、この検査用光ディスク
媒体上の欠陥の存在するセクタに対して記録再生動作を
行えるので、検査用光ディスク媒体上の欠陥の存在する
セクタに対するエラー発生の有無の各光ディスク装置毎
の差異を明確にでき、光ディスク装置の検査を正しく短
時間で行うことができて生産性を向上させることができ
る。また、光ディスク装置は本実施例の欠陥登録領域に
登録されている、サーティファイでエラー発生数が欠陥
判定基準Lより多いと判定されたセクタ以外のセクタを
除いたセクタ、つまり欠陥登録領域に登録されていない
セクタのうちから使用可能なセクタを判断するので、光
ディスク装置が使用可能と判断するセクタが非常に少な
くなり、検査時間を短縮できて生産性を向上させること
ができる。
【0028】そして、検査時間が短いことにより、生産
した全ての光ディスク装置に1つの検査用光ディスク媒
体を使用することができ、検査のばらつきを少なくでき
る。また、ホストコンピュータは本実施例のために特別
なコマンドを光ディスク装置に送る必要がないので、ホ
ストコンピュータはそのまま無改造で使用することがで
きる。
【0029】請求項2記載の発明の実施例は上記実施例
の検査用光ディスク媒体を製造する検査用光ディスク媒
体製造用光ディスク装置である。サーティファイでは光
ディスク装置により光ディスク媒体の全面に対して記録
再生動作を実施するので、長時間を必要とする。したが
って、多数の光ディスク装置を検査するための検査用光
ディスク媒体が多数枚必要となる。
【0030】請求項2記載の発明の実施例は光ディスク
媒体に対してサーティファイを行ってエラー発生が大と
判定したセクタ以外のセクタを欠陥登録領域に登録する
ことにより検査用光ディスク媒体を製造するが、このよ
うな光ディスク装置が1台だけであれば多数枚の検査用
光ディスク媒体を作るには長い時間がかかってしまう。
しかし、このような光ディスク装置は何台も作ると費用
がかかり、一度使ったらあまり使用しない特別な装置で
あるので、お金をかけにくいという問題がある。
【0031】そこで、まず、通常の光ディスク装置で光
ディスク媒体に対してサーティファイを行ってエラー発
生が大と判定したセクタをその光ディスク媒体の欠陥登
録領域に登録する。これは多数の光ディスク装置で平行
して実施することができるので、短い時間で実施するこ
とができる。次に、その光ディスク媒体を請求項2記載
の発明の実施例にかけると、再度のサーティファイ動作
をせずに上記請求項1記載の発明の実施例の検査用光デ
ィスク媒体が得られる。請求項2記載の発明の実施例は
1台あれば十分であるので、費用があまりかからない。
【0032】図3は請求項2記載の発明の実施例を示
す。この実施例の光ディスク媒体は、光磁気ディスク媒
体の例であり、ドライブメカ部11,ドライブメカコン
トロール部12及びドライブコントローラ13を有す
る。ドライブメカ部11は磁気ヘッド14,モータ1
5,光ピックアップの可動部16及び光ピックアップの
固定部17を有する。
【0033】光ディスク媒体18はモータ15により回
転され、磁気ヘッド14により磁界が印加される。光ピ
ックアップ16,17は光源からの光を対物レンズによ
り集光して光スポットとして光ディスク媒体18に照射
し、情報の記録,再生,消去を行う。この場合、光ディ
スク媒体18は光ピックアップ可動部16の移動により
光スポットが目標トラックに移動してトラックアクチュ
エータ19による対物レンズの駆動で光スポットがトラ
ックを追従し、フォーカスアクチュエータ20による対
物レンズの駆動で光スポットが合焦状態にされる。
【0034】ドライブコントローラ13はコントローラ
21,バッファメモリ22,ECC部23,ODC部2
4及びSCSIインターフェース25を有し、コントロ
ーラ21はバッファメモリ22を用いながらSCSIイ
ンターフェース25を介してホストコンピュータとの間
でコマンドやデータ等の授受を行ってODC部24を介
してドライブメカコントロール部12との間で制御信号
やデータの授受を行うことによりドライブメカコントロ
ール部12を制御し、ECC部23によりデータのエラ
ーチェックを行う。
【0035】ドライブメカコントロール部12はコント
ローラ26,磁気ヘッド制御系27,回転制御系28,
キャリッジ制御系29,フォーカス制御系30,トラッ
ク制御系31,光ピックアップ用信号処理回路32及び
符号化・復号部33を有する。コントローラ26はドラ
イブコントローラ13からの制御信号に基づいて磁気ヘ
ッド制御系27,回転制御系28,キャリッジ制御系2
9,フォーカス制御系30,トラック制御系31,光ピ
ックアップ用信号処理回路32を制御し、ドライブコン
トローラ13からのデータを符号化・復号部33を介し
て光ピックアップ用信号処理回路32に転送すると共
に、光ピックアップ用信号処理回路32から符号化・復
号部33を介して転送されてきたデータをドライブコン
トローラ13に転送する。
【0036】磁気ヘッド制御系27はコントローラ26
からの制御信号をもとに磁気ヘッド14を制御し、回転
制御系28はコントローラ26からの制御信号をもとに
モータ15を制御する。キャリッジ制御系29はコント
ローラ26からの制御信号をもとに光ピックアップ可動
部16の移動制御を行い、光ピックアップ用信号処理回
路32は記録動作時に符号化・復号部33からのデータ
により光ピックアップ固定部17内の光源を変調して光
ディスク媒体18の媒体にデータを記録させる。また、
光ピックアップ16,17は光源からの光を対物レンズ
により集光して光スポットとして光ディスク媒体18に
照射し、その反射光を受光部で受光する。光ピックアッ
プ用信号処理回路32は光ピックアップ16,17の受
光部からの信号を処理して再生信号やフォーカスエラー
信号,トラッキングエラー信号等を得、フォーカス制御
系30はコントローラ26からの制御信号をもとに光ピ
ックアップ用信号処理回路32からのフォーカスエラー
信号によりフォーカスアクチュエータ20を制御する。
トラック制御系31はコントローラ26からの制御信号
をもとに光ピックアップ用信号処理回路32からのトラ
ッキングエラー信号によりトラックアクチュエータ19
を制御する。
【0037】図4はこの実施例に関する動作フローを示
す。まず、光ディスク媒体18を通常の光ディスク装置
にセットし、この光ディスク装置にてサーティファイ動
作を行って光ディスク媒体18の全面検査を行う。光デ
ィスク装置はサーティファイ動作では光ディスク媒体1
8上のエラー発生が欠陥判定基準Lより大きいセクタを
欠陥セクタとして判定して光ディスク媒体18上の欠陥
登録領域にそのエラー発生が大きい欠陥セクタのセクタ
アドレスを登録する。
【0038】しかる後に、光ディスク媒体18を本実施
例にセットし、ホストコンピュータからドライブコント
ローラ13に通常の記録再生動作を行うように命令を与
える。この命令によりコントローラ21はドライブコン
トローラ12を制御して光ディスク媒体18の欠陥登録
領域に登録されている欠陥セクタのセクタアドレスを読
み出させ、次いで、その欠陥セクタのセクタアドレス以
外の欠陥判定基準Lよりエラー発生が少ないセクタのセ
クタアドレスを光ディスク媒体18の欠陥登録領域に登
録させる。これにより、光ディスク18は前記請求項1
記載の実施例の検査用光ディスク媒体となる。
【0039】図1は請求項3記載の実施例を示す。この
実施例は請求項1記載の検査用光ディスク媒体を使用し
ない光ディスク装置検査装置34であり、検査しようと
する光ディスク装置35〜37及び電源装置38にSC
SIバス39で接続される。光ディスク装置35〜37
は電源装置38に接続されて動作用電圧が印加され、光
ディスク媒体40〜42がそれぞれセットされる。
【0040】光ディスク媒体40〜42は通常のもので
あり、その欠陥登録領域にセクタアドレスが登録されて
いる欠陥セクタに対して情報の記録再生を行うために本
実施例が用いられる。検査装置34は光ディスク装置3
5〜37に対して光ディスク媒体40〜42の欠陥登録
領域から欠陥セクタの物理アドレスを読み出させてこれ
を保持する第1の手段43と、この第1の手段43で読
み出されたセクタの物理アドレスに対する記録・再生動
作を光ディスク装置35〜37に対して行わせてそのエ
ラー発生を検査し各光ディスク装置35〜37の合格・
不合格を判定する第2の手段44とを有する。
【0041】図5は検査装置34の動作フローを示す。
検査装置34は、まず、第1の手段43により光ディス
ク装置35〜37に対してSCSIインターフェース3
9を介して光ディスク媒体40〜42の欠陥登録領域に
登録されている欠陥セクタの物理セクタアドレスを要求
し、この物理セクタアドレスが光ディスク装置35〜3
7からSCSIインターフェース39を介して送られて
くることによりこれを第1の手段43に保持する。光デ
ィスク装置35〜37は検査装置34による光ディスク
媒体40〜42の欠陥登録領域に登録されている欠陥セ
クタの物理セクタアドレスの要求により光ディスク媒体
40〜42の欠陥登録領域からそこに登録されている欠
陥セクタの物理セクタアドレスを読み出してSCSIイ
ンターフェース39を介して検査装置34に知らせる。
【0042】検査装置34は第2の手段44により、光
ディスク装置35〜37からSCSIインターフェース
39を介して送られてきた光ディスク媒体40〜42の
欠陥登録領域に登録されている欠陥セクタの物理セクタ
アドレスに対する記録再生動作命令をSCSIインター
フェース39を介して光ディスク装置35〜37に送
る。光ディスク装置35〜37は検査装置34からの光
ディスク媒体40〜42の欠陥登録領域に登録されてい
る欠陥セクタの物理セクタアドレスに対する記録再生動
作命令により、光ディスク媒体40〜42の欠陥登録領
域に登録されている欠陥セクタの物理セクタアドレスに
対して記録再生動作を行ってエラー発生の有無をSCS
Iインターフェース39を介して検査装置34に知らせ
る。検査装置34は第2の手段44により光ディスク装
置35〜37からの各エラー発生の有無から各光ディス
ク装置35〜37でのエラー発生が欠陥判定基準Lより
多いか否かを判定することにより各光ディスク装置35
〜37が合格か不合格かを判定する。
【0043】この実施例では、光ディスク媒体40〜4
2が請求項1記載の検査用光ディスク媒体でなくても光
ディスク媒体40〜42上の通常は記録再生が行えない
セクタに対して記録再生動作を実施して各光ディスク装
置35〜37毎のエラー発生の有無の差異を明確にで
き、検査時間を短縮することができて生産性を向上させ
ることができる。また、光ディスク装置35〜37は検
査装置34の命令により光ディスク媒体40〜42の欠
陥登録領域にセクタアドレスが登録されていないセクタ
に対しても記録再生動作を行えるので、光ディスク媒体
40〜42と検査用光ディスク媒体とをかけかえる手間
を省略することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、欠陥登録領域を持つ光ディスク媒体であって、サー
ティファイ動作によりエラー発生が大と判定されたセク
タ以外のセクタが欠陥登録領域に登録されているので、
これを光ディスク装置にセットして通常の記録,再生を
行うように命令を光ディスク装置に与えるだけで、検査
用光ディスク媒体上の欠陥の存在するセクタに対して記
録再生動作を行えて検査用光ディスク媒体上の欠陥の存
在するセクタに対するエラー発生の有無の各光ディスク
装置毎の差異を明確にでき、光ディスク装置の検査を正
しく短時間で行うことができて生産性を向上させること
ができる。また、光ディスク装置が検査用光ディスク媒
体の欠陥登録領域に登録されている、サーティファイで
エラー発生数が欠陥判定基準より多いと判定されたセク
タ以外のセクタを除いたセクタ、つまり欠陥登録領域に
登録されていないセクタのうちから使用可能なセクタを
判断することにより、光ディスク装置が使用可能と判断
するセクタが非常に少なくなり、検査時間を短縮できて
生産性を向上させることができる。そして、検査時間が
短いことにより、生産した全ての光ディスク装置に1つ
の検査用光ディスク媒体を使用することができ、検査の
ばらつきを少なくできる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、欠陥登録領
域を再定義する欠陥登録領域再定義手段を有し、この欠
陥登録領域再定義手段によりサーティファイ済み光ディ
スク媒体に対してエラー発生が大と判定されているセク
タ以外のセクタを欠陥登録領域に登録するので、費用を
あまりかけずに短時間に請求項1記載の検査用光ディス
ク媒体を得ることが可能となる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、光ディスク
装置に対して光ディスク媒体の欠陥登録領域から欠陥セ
クタの物理アドレスを読み出させる第1の手段と、この
第1の手段で読み出されたセクタの物理アドレスに対す
る記録・再生動作を光ディスク装置に行わせてエラー発
生を検査する第2の手段とを備えたので、光ディスク媒
体が請求項1記載の検査用光ディスク媒体でなくても光
ディスク媒体上の通常は記録再生が行えないセクタに対
して記録再生動作を実施して各光ディスク装置毎のエラ
ー発生の有無の差異を明確にでき、検査時間を短縮する
ことができて生産性を向上させることができる。また、
光ディスク装置に命令を与えて光ディスク媒体の欠陥登
録領域にセクタアドレスが登録されていないセクタに対
しても記録再生動作を行えるので、光ディスク媒体と検
査用光ディスク媒体とをかけかえる手間を省略すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3記載の発明の実施例を示すブロック図
である。
【図2】3台の光ディスク装置で記録再生動作をした時
のエラー数の例を示す図である。
【図3】請求項2記載の発明の実施例を示すブロック図
である。
【図4】同実施例に関する動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図5】上記請求項3記載の発明の実施例の動作フロー
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 ドライブメカ部 12 ドライブメカコントロール部 13 ドライブコントローラ 34 検査装置 35〜37 光ディスク装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欠陥登録領域を持つ光ディスク媒体であっ
    て、サーティファイ動作によりエラー発生が大と判定さ
    れたセクタ以外のセクタが欠陥登録領域に登録されてい
    ることを特徴とする検査用光ディスク媒体。
  2. 【請求項2】欠陥登録領域を再定義する欠陥登録領域再
    定義手段を有し、この欠陥登録領域再定義手段によりサ
    ーティファイ済み光ディスク媒体に対してエラー発生が
    大と判定されているセクタ以外のセクタを欠陥登録領域
    に登録することを特徴とする検査用光ディスク媒体製造
    用光ディスク装置。
  3. 【請求項3】光ディスク装置に対して光ディスク媒体の
    欠陥登録領域から欠陥セクタの物理アドレスを読み出さ
    せる第1の手段と、この第1の手段で読み出されたセク
    タの物理アドレスに対する記録・再生動作を光ディスク
    装置に行わせてエラー発生を検査する第2の手段とを備
    えたことを特徴とする光ディスク装置検査装置。
JP31061092A 1992-11-19 1992-11-19 検査用光ディスク媒体,検査用光ディスク媒体製造用光ディスク装置並びに光ディスク装置検査装置 Pending JPH06162681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3840013A1 (de) * 1987-11-27 1989-06-15 Tokyo Keiki Kk Ventil, insbesondere sicherheitsventil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3840013A1 (de) * 1987-11-27 1989-06-15 Tokyo Keiki Kk Ventil, insbesondere sicherheitsventil

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