JPH0836417A - 走行搬送システムにおける走行制御装置 - Google Patents
走行搬送システムにおける走行制御装置Info
- Publication number
- JPH0836417A JPH0836417A JP6170925A JP17092594A JPH0836417A JP H0836417 A JPH0836417 A JP H0836417A JP 6170925 A JP6170925 A JP 6170925A JP 17092594 A JP17092594 A JP 17092594A JP H0836417 A JPH0836417 A JP H0836417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- point
- traveling
- control means
- side control
- switching device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 55
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 23
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行台車が目的の荷受け渡しステーションに
確実にかつ最短距離を短時間で到達できる走行路を選択
でき、また走行搬送装置の設置時の初期設定、増設等に
伴う作業を容易にする。 【構成】 走行台車2がポイント切替装置4aの手前に
到達すると、情報伝達手段8a、8bが互いに対向し
て、台車側制御手段とポイント側制御手段との情報の伝
達が可能になり、進路決定回路において、台車側制御手
段のメモリに記憶されている記憶情報と、ポイント側制
御手段のメモリに記憶されている記憶情報とに基づい
て、進路、すなわち進行すべき走行路が決定され、その
決定された進路に対応する切替信号がポイント側制御手
段の切替制御回路に入力され、ポイント切替装置4aが
進行すべき走行路側に自動的に切替えられる。
確実にかつ最短距離を短時間で到達できる走行路を選択
でき、また走行搬送装置の設置時の初期設定、増設等に
伴う作業を容易にする。 【構成】 走行台車2がポイント切替装置4aの手前に
到達すると、情報伝達手段8a、8bが互いに対向し
て、台車側制御手段とポイント側制御手段との情報の伝
達が可能になり、進路決定回路において、台車側制御手
段のメモリに記憶されている記憶情報と、ポイント側制
御手段のメモリに記憶されている記憶情報とに基づい
て、進路、すなわち進行すべき走行路が決定され、その
決定された進路に対応する切替信号がポイント側制御手
段の切替制御回路に入力され、ポイント切替装置4aが
進行すべき走行路側に自動的に切替えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井又は床面に架設し
た分岐路付きのレールに沿って走行する走行台車が、レ
ールの分岐点で目的へより早く到達できる走行路を選択
するとともに、走行台車自身の判断で走行路を選択する
ようにした走行搬送システムにおける走行制御装置に関
する。
た分岐路付きのレールに沿って走行する走行台車が、レ
ールの分岐点で目的へより早く到達できる走行路を選択
するとともに、走行台車自身の判断で走行路を選択する
ようにした走行搬送システムにおける走行制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリラックなどの自動倉庫や
移動棚と、通常の製造ラインや自動組立ライン等の部品
棚との間で、天井に架設した分岐路付きのレールに沿っ
て、吊り下げ式の走行搬送装置における走行台車を走行
させるようにした走行搬送システムでは、図5に示すよ
うに、外部の制御装置(3)により走行目的地すなわち目
的の荷受け渡しステーション(ST1)〜(ST8)と、この目的
地に至る経路とが制御されている。すなわち、外部の制
御装置(3)より、荷の受け取りステーション、荷の払い
出しステーションの指定及び走行台車(2)の現在位置か
ら荷の受け取りステーションへ、またこの荷の受け取り
ステーションから荷の払い出しステーションへの走行経
路の指示、さらにはこの走行経路上にある分岐点におけ
る分岐指示等が与えられる。
移動棚と、通常の製造ラインや自動組立ライン等の部品
棚との間で、天井に架設した分岐路付きのレールに沿っ
て、吊り下げ式の走行搬送装置における走行台車を走行
させるようにした走行搬送システムでは、図5に示すよ
うに、外部の制御装置(3)により走行目的地すなわち目
的の荷受け渡しステーション(ST1)〜(ST8)と、この目的
地に至る経路とが制御されている。すなわち、外部の制
御装置(3)より、荷の受け取りステーション、荷の払い
出しステーションの指定及び走行台車(2)の現在位置か
ら荷の受け取りステーションへ、またこの荷の受け取り
ステーションから荷の払い出しステーションへの走行経
路の指示、さらにはこの走行経路上にある分岐点におけ
る分岐指示等が与えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の走行搬送
システムでは、外部の制御装置(3)から、荷の受け渡し
を行うステーション(ST1)〜(ST8)の指示と、直進のレー
ル(1)と分岐路(1a)(1b)(1c)とから構成される走行路の
指示とを受けて走行するため、この指示のための時間が
かかると共に、外部の制御装置はそれらすべての情報を
受け持つこととなり、走行搬送装置の設置時の初期設定
や、ステーションや分岐路等の増設に伴い、制御装置の
内部の制御回路の書き換えに多大の時間と労力を要し
た。また、走行搬送中にトラブル等により、誤って走行
台車が分岐路を通り過ぎた場合においては、再度外部の
制御装置から走行経路をインプットし直して、走行台車
に指示をしなければならず、装置全体が停止することと
なり、運転コストがかさみ、かつ使用しにくいという欠
点があった。
システムでは、外部の制御装置(3)から、荷の受け渡し
を行うステーション(ST1)〜(ST8)の指示と、直進のレー
ル(1)と分岐路(1a)(1b)(1c)とから構成される走行路の
指示とを受けて走行するため、この指示のための時間が
かかると共に、外部の制御装置はそれらすべての情報を
受け持つこととなり、走行搬送装置の設置時の初期設定
や、ステーションや分岐路等の増設に伴い、制御装置の
内部の制御回路の書き換えに多大の時間と労力を要し
た。また、走行搬送中にトラブル等により、誤って走行
台車が分岐路を通り過ぎた場合においては、再度外部の
制御装置から走行経路をインプットし直して、走行台車
に指示をしなければならず、装置全体が停止することと
なり、運転コストがかさみ、かつ使用しにくいという欠
点があった。
【0004】本発明は、走行台車が目的の荷受け渡しス
テーションに確実にかつ最短距離を短時間で到達できる
走行路を選択でき、また、もしも1か所の分岐点を誤っ
て通り過ぎても、外部の制御装置からの再度の指示なし
に、次の分岐点で走行路を選択でき、その上走行搬送装
置の設置時の初期設定、増設等に伴う作業を容易にする
ことを目的とする。
テーションに確実にかつ最短距離を短時間で到達できる
走行路を選択でき、また、もしも1か所の分岐点を誤っ
て通り過ぎても、外部の制御装置からの再度の指示なし
に、次の分岐点で走行路を選択でき、その上走行搬送装
置の設置時の初期設定、増設等に伴う作業を容易にする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 走行搬送装置における走行台車を走行させる分岐
路付きのレールと、このレールの分岐点に配設されたポ
イント切替装置と、前記レールに沿って配設された複数
の荷受け渡しステーションとを有する走行搬送システム
において、前記走行台車に設けられ、外部の制御装置に
より指示された荷を受け渡すべきステーションを記憶す
るメモリを有する台車側制御手段と、前記ポイント切替
装置に接続され、該ポイント切替装置に接続された走行
路に関する情報を記憶するメモリを有するとともに、切
替信号に基づいてポイント切替装置を切替制御する切替
制御回路を有するポイント側制御手段と、前記走行台車
とポイント切替装置の手前の固定部分とに配設され、走
行台車がポイント切替装置の手前に到達することによ
り、互いに対向して台車側制御手段とポイント側制御手
段との情報の伝達を行う情報伝達手段と、台車側制御手
段とポイント側制御手段とのいずれか一方に設けられ、
台車側制御手段のメモリに記憶されている記憶情報とポ
イント側制御手段のメモリに記憶されている記憶情報と
に基づいて、進行すべき走行路を決定し、その決定した
走行路に対応する切替信号をポイント側制御手段の切替
制御回路に入力する進路決定回路とを備えること。
題は、次のようにして解決される。 (1) 走行搬送装置における走行台車を走行させる分岐
路付きのレールと、このレールの分岐点に配設されたポ
イント切替装置と、前記レールに沿って配設された複数
の荷受け渡しステーションとを有する走行搬送システム
において、前記走行台車に設けられ、外部の制御装置に
より指示された荷を受け渡すべきステーションを記憶す
るメモリを有する台車側制御手段と、前記ポイント切替
装置に接続され、該ポイント切替装置に接続された走行
路に関する情報を記憶するメモリを有するとともに、切
替信号に基づいてポイント切替装置を切替制御する切替
制御回路を有するポイント側制御手段と、前記走行台車
とポイント切替装置の手前の固定部分とに配設され、走
行台車がポイント切替装置の手前に到達することによ
り、互いに対向して台車側制御手段とポイント側制御手
段との情報の伝達を行う情報伝達手段と、台車側制御手
段とポイント側制御手段とのいずれか一方に設けられ、
台車側制御手段のメモリに記憶されている記憶情報とポ
イント側制御手段のメモリに記憶されている記憶情報と
に基づいて、進行すべき走行路を決定し、その決定した
走行路に対応する切替信号をポイント側制御手段の切替
制御回路に入力する進路決定回路とを備えること。
【0006】(2) 走行搬送装置における走行台車を走
行させる分岐路付きのレールと、このレールの分岐点に
配設されたポイント切替装置と、前記レールに沿って配
設された複数の荷受け渡しステーションとを有する走行
搬送システムにおいて、前記走行台車に設けられ、外部
の制御装置により指示された荷を受け渡すべきステーシ
ョンを記憶する第1メモリと、各ポイント切替装置に接
続された走行路に関する情報を記憶する第2メモリとを
有する台車側制御手段と、前記ポイント切替装置に接続
され、該ポイント切替装置を特定する情報を記憶するメ
モリを有するとともに、切替信号に基づいてポイント切
替装置を切替制御する切替制御回路を有するポイント側
制御手段と、前記走行台車とポイント切替装置の手前の
固定部分とに配設され、走行台車がポイント切替装置の
手前に到達することにより、互いに対向して台車側制御
手段とポイント側制御手段との情報の伝達を行う情報伝
達手段と、台車側制御手段とポイント側制御手段とのい
ずれか一方に設けられ、台車側制御手段の両メモリに記
憶されている記憶情報とポイント側制御手段のメモリに
記憶されている記憶情報とに基づいて進路を決定し、そ
の決定した進路に対応する切替信号をポイント側制御手
段の切替制御回路に入力する進路決定回路とを備えるこ
と。
行させる分岐路付きのレールと、このレールの分岐点に
配設されたポイント切替装置と、前記レールに沿って配
設された複数の荷受け渡しステーションとを有する走行
搬送システムにおいて、前記走行台車に設けられ、外部
の制御装置により指示された荷を受け渡すべきステーシ
ョンを記憶する第1メモリと、各ポイント切替装置に接
続された走行路に関する情報を記憶する第2メモリとを
有する台車側制御手段と、前記ポイント切替装置に接続
され、該ポイント切替装置を特定する情報を記憶するメ
モリを有するとともに、切替信号に基づいてポイント切
替装置を切替制御する切替制御回路を有するポイント側
制御手段と、前記走行台車とポイント切替装置の手前の
固定部分とに配設され、走行台車がポイント切替装置の
手前に到達することにより、互いに対向して台車側制御
手段とポイント側制御手段との情報の伝達を行う情報伝
達手段と、台車側制御手段とポイント側制御手段とのい
ずれか一方に設けられ、台車側制御手段の両メモリに記
憶されている記憶情報とポイント側制御手段のメモリに
記憶されている記憶情報とに基づいて進路を決定し、そ
の決定した進路に対応する切替信号をポイント側制御手
段の切替制御回路に入力する進路決定回路とを備えるこ
と。
【0007】(3) 上記(1)又は(2)項において、情報
伝達手段を、1対の光通信モデムとする。
伝達手段を、1対の光通信モデムとする。
【0008】(4) 上記(1)又は(3)項において、ポイ
ント側制御手段のメモリに記憶する情報を、ポイント切
替装置に接続された一方の走行路を通って到達できるス
テーションの設置情報とする。
ント側制御手段のメモリに記憶する情報を、ポイント切
替装置に接続された一方の走行路を通って到達できるス
テーションの設置情報とする。
【0009】(5) 上記(1)ないし(4)項のいずれかに
おいて、走行台車を、ポイント切替装置の手前で一旦停
止させるようにする。
おいて、走行台車を、ポイント切替装置の手前で一旦停
止させるようにする。
【0010】
【作用】走行台車がポイント切替装置の手前に到達する
と、情報伝達手段が互いに対向して、台車側制御手段と
ポイント側制御手段との情報の伝達が可能になり、進路
決定回路において、台車側制御手段のメモリに記憶され
ている記憶情報とポイント側制御手段のメモリに記憶さ
れている記憶情報とに基づいて、進路、すなわち進行す
べき走行路が決定され、その決定された進路に対応する
切替信号がポイント側制御手段の切替制御回路に入力さ
れ、ポイント切替装置が進行すべき走行路側に自動的に
切替えられる。したがって、走行台車は、常に最適な走
行路を通って、効率よく走行することができる。
と、情報伝達手段が互いに対向して、台車側制御手段と
ポイント側制御手段との情報の伝達が可能になり、進路
決定回路において、台車側制御手段のメモリに記憶され
ている記憶情報とポイント側制御手段のメモリに記憶さ
れている記憶情報とに基づいて、進路、すなわち進行す
べき走行路が決定され、その決定された進路に対応する
切替信号がポイント側制御手段の切替制御回路に入力さ
れ、ポイント切替装置が進行すべき走行路側に自動的に
切替えられる。したがって、走行台車は、常に最適な走
行路を通って、効率よく走行することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明(請求項1及び3〜5記載の
発明)を実施した走行搬送システムの一例を模式的に示
す略図である。工場の天井又は床面に架設したレール
(走行路)(1)は閉ループを形成しており、かついくつか
の分岐路(走行路)(1a)(1b)(1c)を備えている。これら分
岐路(1a)(1b)(1c)の分岐点にはポイント切替装置(4a)(4
b)(4c)が、また分岐路(1a)(1b)(1c)からの合流点には合
流装置(5)が設けられている。
発明)を実施した走行搬送システムの一例を模式的に示
す略図である。工場の天井又は床面に架設したレール
(走行路)(1)は閉ループを形成しており、かついくつか
の分岐路(走行路)(1a)(1b)(1c)を備えている。これら分
岐路(1a)(1b)(1c)の分岐点にはポイント切替装置(4a)(4
b)(4c)が、また分岐路(1a)(1b)(1c)からの合流点には合
流装置(5)が設けられている。
【0012】これらレール(1)及び分岐路(1a)(1b)(1c)
には、(ST1)〜(ST8)で代表される複数の荷受け渡しステ
ーションが設けられている。レール(1)に沿って走行す
る走行台車(2)(2’)は、これらのステーション(ST1)
〜(ST8)のいずれかから荷を積み込み、いずれかのステ
ーション(ST1)〜(ST8)にこの荷を降ろすのである。
には、(ST1)〜(ST8)で代表される複数の荷受け渡しステ
ーションが設けられている。レール(1)に沿って走行す
る走行台車(2)(2’)は、これらのステーション(ST1)
〜(ST8)のいずれかから荷を積み込み、いずれかのステ
ーション(ST1)〜(ST8)にこの荷を降ろすのである。
【0013】レール(1)及び分岐路(1a)(1b)(1c)には、
公知のトロリ線が沿設されており、走行台車(2)に設け
たトロリ(図示略)により、このトロリ線から動力用の電
力が供給されると共に、外部に配設された制御装置(3)
からの信号が供給される。
公知のトロリ線が沿設されており、走行台車(2)に設け
たトロリ(図示略)により、このトロリ線から動力用の電
力が供給されると共に、外部に配設された制御装置(3)
からの信号が供給される。
【0014】ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)は、直進レ
ール(10)と分岐レール(9)とをプランジャ(11)により切
り換えるようにしたものである。センサ(7a)(7b)は、こ
の切り換えを確認するセンサである。
ール(10)と分岐レール(9)とをプランジャ(11)により切
り換えるようにしたものである。センサ(7a)(7b)は、こ
の切り換えを確認するセンサである。
【0015】ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前の適
宜の固定部には、それぞれ光通信モデムとしたポイント
切替装置側情報伝達手段(8a)が配設されており、走行台
車(2)にはこのポイント切替装置側情報伝達手段(8a)に
対向する位置に同じく光通信モデムとした走行台車側情
報伝達手段(8b)が搭載され、その両方により、走行台車
(2)がポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前に到達する
ことにより、互いに対向して、走行台車(2)と各ポイン
ト切替装置(4a)(4b)(4c)との間の情報の伝達を行う情報
伝達手段(8)が形成されている。
宜の固定部には、それぞれ光通信モデムとしたポイント
切替装置側情報伝達手段(8a)が配設されており、走行台
車(2)にはこのポイント切替装置側情報伝達手段(8a)に
対向する位置に同じく光通信モデムとした走行台車側情
報伝達手段(8b)が搭載され、その両方により、走行台車
(2)がポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前に到達する
ことにより、互いに対向して、走行台車(2)と各ポイン
ト切替装置(4a)(4b)(4c)との間の情報の伝達を行う情報
伝達手段(8)が形成されている。
【0016】ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前のレ
ール(1)脇には、走行台車(2)の停止を確認するセンサ
(6)が配設されている。
ール(1)脇には、走行台車(2)の停止を確認するセンサ
(6)が配設されている。
【0017】図示は省略したが、合流装置(5)について
も、同様な情報伝達手段及びセンサが配設され、走行台
車(2)が進行してきた方向に応じて、合流装置(5)が適
切な切替位置に自動的に切替られるようになっている
が、それらの構成は、本発明には直接関係しないので、
詳細な説明は省略する。
も、同様な情報伝達手段及びセンサが配設され、走行台
車(2)が進行してきた方向に応じて、合流装置(5)が適
切な切替位置に自動的に切替られるようになっている
が、それらの構成は、本発明には直接関係しないので、
詳細な説明は省略する。
【0018】図2は、走行制御装置の回路構成を示すブ
ロック図である。(12)は、走行台車(2)に設けられた台
車側制御手段で、外部の制御装置(3)により指示された
荷を受け渡すべきステーションを記憶するメモリ(13)を
有している。
ロック図である。(12)は、走行台車(2)に設けられた台
車側制御手段で、外部の制御装置(3)により指示された
荷を受け渡すべきステーションを記憶するメモリ(13)を
有している。
【0019】(14)は、各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)
に接続されたポイント側制御手段で、各ポイント切替装
置(4a)(4b)(4c)に接続された分岐路(1a)(1b)(1c)に関す
る情報を記憶するメモリ(15)と、切替信号に基づいてポ
イント切替装置(4a)(4b)(4c)を切替制御する切替制御回
路(16)とを有している。
に接続されたポイント側制御手段で、各ポイント切替装
置(4a)(4b)(4c)に接続された分岐路(1a)(1b)(1c)に関す
る情報を記憶するメモリ(15)と、切替信号に基づいてポ
イント切替装置(4a)(4b)(4c)を切替制御する切替制御回
路(16)とを有している。
【0020】メモリ(15)に記憶させておく分岐路(1a)(1
b)(1c)に関する情報とは、例えば各分岐路(1a)(1b)(1c)
を通って到達できるステーションの設置情報とすること
ができる。
b)(1c)に関する情報とは、例えば各分岐路(1a)(1b)(1c)
を通って到達できるステーションの設置情報とすること
ができる。
【0021】例えば、ポイント切替装置(4a)のポイント
側制御手段(14)におけるメモリ(15)には、分岐路(1a)中
にあるステーション(ST2)と、その分岐路(1a)を通って
到達できるステーション(ST1)とを示すコードを、ポイ
ント切替装置(4b)のポイント側制御手段(14)におけるメ
モリ(15)には、分岐路(1b)中にあるステーション(ST4)
と、その分岐路(1b)を通って到達できるステーション(S
T5)(ST1)(ST2)(ST3)とを示すコードを、またポイント切
替装置(4c)のポイント側制御手段(14)におけるメモリ(1
5)には、分岐路(1c)中にあるステーション(ST6)と、そ
の分岐路(1c)を通って到達できるステーション(ST7)(ST
5)(ST1)(ST2)(ST3)(ST4)とを示すコードをそれぞれ記憶
させておくのがよい。
側制御手段(14)におけるメモリ(15)には、分岐路(1a)中
にあるステーション(ST2)と、その分岐路(1a)を通って
到達できるステーション(ST1)とを示すコードを、ポイ
ント切替装置(4b)のポイント側制御手段(14)におけるメ
モリ(15)には、分岐路(1b)中にあるステーション(ST4)
と、その分岐路(1b)を通って到達できるステーション(S
T5)(ST1)(ST2)(ST3)とを示すコードを、またポイント切
替装置(4c)のポイント側制御手段(14)におけるメモリ(1
5)には、分岐路(1c)中にあるステーション(ST6)と、そ
の分岐路(1c)を通って到達できるステーション(ST7)(ST
5)(ST1)(ST2)(ST3)(ST4)とを示すコードをそれぞれ記憶
させておくのがよい。
【0022】走行台車(2)が各ポイント切替装置(4a)(4
b)(4c)の手前に到達すると、上記の情報伝達手段(8)の
ポイント切替装置側情報伝達手段(8a)と走行台車側情報
伝達手段(8b)とが互いに対向して、台車側制御手段(12)
とポイント側制御手段(14)との間の情報の伝達が可能と
なる。
b)(4c)の手前に到達すると、上記の情報伝達手段(8)の
ポイント切替装置側情報伝達手段(8a)と走行台車側情報
伝達手段(8b)とが互いに対向して、台車側制御手段(12)
とポイント側制御手段(14)との間の情報の伝達が可能と
なる。
【0023】本実施例においては、台車側制御手段(12)
の中に、台車側制御手段(12)のメモリ(13)に記憶されて
いる記憶情報と、ポイント側制御手段(14)のメモリ(15)
に記憶されている記憶情報とに基づいて、進行すべき分
岐路、すなわち進路を決定し、その決定した進路に対応
する切替信号をポイント側制御手段(14)の切替制御回路
(16)に入力するようにした進路決定回路(17)を設けてあ
る。
の中に、台車側制御手段(12)のメモリ(13)に記憶されて
いる記憶情報と、ポイント側制御手段(14)のメモリ(15)
に記憶されている記憶情報とに基づいて、進行すべき分
岐路、すなわち進路を決定し、その決定した進路に対応
する切替信号をポイント側制御手段(14)の切替制御回路
(16)に入力するようにした進路決定回路(17)を設けてあ
る。
【0024】次に、この実施例の装置の作動を、図3に
示すフローチャートを参照して説明する。走行中又は待
機中の走行台車(2)は、外部の制御装置(3)からトロリ
線及びトロリを介して、荷を積み込むステーション及び
荷を降ろすステーションの情報を受け取る。例えば、ス
テーション(ST6)で荷を受け取り、ステーション(ST5)で
荷を降ろす旨の指令を受けたとする。このステーション
情報は、走行台車(2)に搭載の台車側制御手段(12)のメ
モリ(13)に記憶される。これが、ステップ(S1)である。
示すフローチャートを参照して説明する。走行中又は待
機中の走行台車(2)は、外部の制御装置(3)からトロリ
線及びトロリを介して、荷を積み込むステーション及び
荷を降ろすステーションの情報を受け取る。例えば、ス
テーション(ST6)で荷を受け取り、ステーション(ST5)で
荷を降ろす旨の指令を受けたとする。このステーション
情報は、走行台車(2)に搭載の台車側制御手段(12)のメ
モリ(13)に記憶される。これが、ステップ(S1)である。
【0025】ステーション情報を受信した走行台車(2)
が走行を続けて、たとえばポイント切替装置(4a)の手前
に至ると、ここで停止する。この停止は図1に示すセン
サ(6)で確認される(ステップS2)。
が走行を続けて、たとえばポイント切替装置(4a)の手前
に至ると、ここで停止する。この停止は図1に示すセン
サ(6)で確認される(ステップS2)。
【0026】走行台車(2)がポイント切替装置(4a)の手
前で停止すると、ポイント切替装置側情報伝達手段(8a)
と走行台車側情報伝達手段(8b)とが対向し、それらの間
で信号のやりとりが行われる(ステップS3)。
前で停止すると、ポイント切替装置側情報伝達手段(8a)
と走行台車側情報伝達手段(8b)とが対向し、それらの間
で信号のやりとりが行われる(ステップS3)。
【0027】具体的には、ポイント側制御手段(14)のメ
モリ(15)に記憶されている記憶情報、例えば上述のよう
なステーションの設置情報が、情報伝達手段(8)を介し
て、台車側制御手段(12)の進路決定回路(17)に送られ
る。
モリ(15)に記憶されている記憶情報、例えば上述のよう
なステーションの設置情報が、情報伝達手段(8)を介し
て、台車側制御手段(12)の進路決定回路(17)に送られ
る。
【0028】進路決定回路(17)においては、この送られ
てきたステーションの設置情報と、台車側制御手段(12)
のメモリ(13)に記憶されてるステーション情報とに基づ
いて、進路が決定される。この例では、最初に荷を積み
込むべきステーションがステーション(ST6)であり、送
られてきたステーションの設置情報(ステーション(ST2)
(ST1)を示すコード)には、これに対応するものがないの
で、「直進」と決定され、進路決定回路(17)から、情報
伝達手段(8)を介して、切替制御回路(16)に「直進」に
対応する切替信号が送られる。
てきたステーションの設置情報と、台車側制御手段(12)
のメモリ(13)に記憶されてるステーション情報とに基づ
いて、進路が決定される。この例では、最初に荷を積み
込むべきステーションがステーション(ST6)であり、送
られてきたステーションの設置情報(ステーション(ST2)
(ST1)を示すコード)には、これに対応するものがないの
で、「直進」と決定され、進路決定回路(17)から、情報
伝達手段(8)を介して、切替制御回路(16)に「直進」に
対応する切替信号が送られる。
【0029】このように、進路決定回路(17)から送られ
てきた切替信号が「直進」であると(ステップS4)、切替
制御回路(16)により、ポイント切替装置(4a)のプランジ
ャ(11)が直進側に切り換えられる(ステップS5)。
てきた切替信号が「直進」であると(ステップS4)、切替
制御回路(16)により、ポイント切替装置(4a)のプランジ
ャ(11)が直進側に切り換えられる(ステップS5)。
【0030】次いで、センサ(7a)(7b)によりこの切り換
えが確認されると(ステップS6)、走行台車(2)は走行を
開始し(ステップS6)、ポイント切替装置(4a)を直進す
る。
えが確認されると(ステップS6)、走行台車(2)は走行を
開始し(ステップS6)、ポイント切替装置(4a)を直進す
る。
【0031】このようにして、走行台車(2)は、目的の
ステーションに至るまで、各ポイント切替装置(4a)(4b)
(4c)を通過する毎に同じ作動を繰り返す。この例では、
ポイント切替装置(4b)では、上記と同じように直進し、
ポイント切替装置(4c)では、分岐路(1c)側に進行する。
ステーションに至るまで、各ポイント切替装置(4a)(4b)
(4c)を通過する毎に同じ作動を繰り返す。この例では、
ポイント切替装置(4b)では、上記と同じように直進し、
ポイント切替装置(4c)では、分岐路(1c)側に進行する。
【0032】ポイント切替装置(4c)を通過する際の作動
を図3に基づいて説明すると、ポイント切替装置(4c)の
通過時には、ポイント切替装置(4c)のポイント側制御手
段(14)のメモリ(15)に記憶されているステーションの設
置情報(ステーション(ST6)(ST7)(ST5)(ST1)(ST2)(ST3)
(ST4)を示すコード)の中にステーション情報(ステーシ
ョン(ST6))に対応するものがあるので、進路決定回路(1
7)において、「分岐」と決定され、進路決定回路(17)か
ら、情報伝達手段(8)を介して、切替制御回路(16)に
「分岐」に対応する切替信号が送られる。したがって、
上述のステップ(S4)より、ステップ(S8)に移り、ポイン
ト切替装置(4c)が分岐路(1c)へ切り換えられる。この切
り換えは、センサ(7a)(7b)により確認され(ステップS
9)、これが確認されると、走行台車(2)は進行する(ス
テップS10)。
を図3に基づいて説明すると、ポイント切替装置(4c)の
通過時には、ポイント切替装置(4c)のポイント側制御手
段(14)のメモリ(15)に記憶されているステーションの設
置情報(ステーション(ST6)(ST7)(ST5)(ST1)(ST2)(ST3)
(ST4)を示すコード)の中にステーション情報(ステーシ
ョン(ST6))に対応するものがあるので、進路決定回路(1
7)において、「分岐」と決定され、進路決定回路(17)か
ら、情報伝達手段(8)を介して、切替制御回路(16)に
「分岐」に対応する切替信号が送られる。したがって、
上述のステップ(S4)より、ステップ(S8)に移り、ポイン
ト切替装置(4c)が分岐路(1c)へ切り換えられる。この切
り換えは、センサ(7a)(7b)により確認され(ステップS
9)、これが確認されると、走行台車(2)は進行する(ス
テップS10)。
【0033】走行台車(2)は、ポイント切替装置(4c)を
通過して、分岐路(1c)側に進行し、目的のステーション
(ST6)に到達すると、そこで停止し、荷の積み込みが行
われる。荷積み終了後、走行台車(2)は進行を開始し、
2個の合流装置(5)を通過した後、ステーション(ST5)
に到達して、そこで荷降しが行われる。
通過して、分岐路(1c)側に進行し、目的のステーション
(ST6)に到達すると、そこで停止し、荷の積み込みが行
われる。荷積み終了後、走行台車(2)は進行を開始し、
2個の合流装置(5)を通過した後、ステーション(ST5)
に到達して、そこで荷降しが行われる。
【0034】走行台車(2)が最初の合流装置(5)(図1
の左部のもの)を通過する際は、分岐側に、また残りの
2個の合流装置(5)を通過する際は、直進側にそれぞれ
自動的に各合流装置(5)が切替えられる。なお、本発明
は分岐点すなわちポイント切替装置を通過する際の走行
台車(2)の走行制御に関するものであるので、図3のフ
ローチャートにおいては、合流装置の作動についての説
明は省略した。
の左部のもの)を通過する際は、分岐側に、また残りの
2個の合流装置(5)を通過する際は、直進側にそれぞれ
自動的に各合流装置(5)が切替えられる。なお、本発明
は分岐点すなわちポイント切替装置を通過する際の走行
台車(2)の走行制御に関するものであるので、図3のフ
ローチャートにおいては、合流装置の作動についての説
明は省略した。
【0035】上記実施例においては、進路決定回路(17)
を、台車側制御手段(12)の中に設けてあるが、これを各
ポイント側制御手段(14)の中に設けてもよい。このよう
にすると、台車側制御手段(12)のメモリ(13)に記憶され
ている記憶情報を、情報伝達手段(8)を介してポイント
側制御手段(14)に伝達するだけで、その後の制御はすべ
てポイント側制御手段(14)により行われるので、情報伝
達手段(8)を一方向のものとすることができ、双方向の
ものとする必要がないという利点がある。
を、台車側制御手段(12)の中に設けてあるが、これを各
ポイント側制御手段(14)の中に設けてもよい。このよう
にすると、台車側制御手段(12)のメモリ(13)に記憶され
ている記憶情報を、情報伝達手段(8)を介してポイント
側制御手段(14)に伝達するだけで、その後の制御はすべ
てポイント側制御手段(14)により行われるので、情報伝
達手段(8)を一方向のものとすることができ、双方向の
ものとする必要がないという利点がある。
【0036】また、図4に示すように、台車側制御手段
(12)に、図2に示すメモリ(13)に記憶させたと同様の荷
を受け渡すべきステーションを記憶させた第1メモリ(1
8)と、図2に示すメモリ(15)に記憶させたと同様の各ポ
イント切替装置(4a)(4b)(4c)に接続された分岐路(1a)(1
b)(1c)に関する情報を記憶させた第2メモリ(19)とを設
け、かつポイント側制御手段(14)に、その各ポイント切
替装置(4a)(4b)(4c)を特定する情報を記憶させたメモリ
(20)を設け、走行台車(2)がいずれかのポイント切替装
置(4a)(4b)(4c)の手前に達したとき、そのポイント切替
装置を特定する情報が、情報伝達手段(8)を介してポイ
ント側制御手段(14)から台車側制御手段(12)の進路決定
回路(17)に送られ、進路決定回路(17)で、情報伝達手段
(8)により送られてきたポイント切替装置を特定する情
報と、第1メモリ(18)及び第2メモリ(19)に記憶された
情報とに基づいて、そのポイントで進むべき進路を決定
するようにしてもよい(請求項2記載の発明)。
(12)に、図2に示すメモリ(13)に記憶させたと同様の荷
を受け渡すべきステーションを記憶させた第1メモリ(1
8)と、図2に示すメモリ(15)に記憶させたと同様の各ポ
イント切替装置(4a)(4b)(4c)に接続された分岐路(1a)(1
b)(1c)に関する情報を記憶させた第2メモリ(19)とを設
け、かつポイント側制御手段(14)に、その各ポイント切
替装置(4a)(4b)(4c)を特定する情報を記憶させたメモリ
(20)を設け、走行台車(2)がいずれかのポイント切替装
置(4a)(4b)(4c)の手前に達したとき、そのポイント切替
装置を特定する情報が、情報伝達手段(8)を介してポイ
ント側制御手段(14)から台車側制御手段(12)の進路決定
回路(17)に送られ、進路決定回路(17)で、情報伝達手段
(8)により送られてきたポイント切替装置を特定する情
報と、第1メモリ(18)及び第2メモリ(19)に記憶された
情報とに基づいて、そのポイントで進むべき進路を決定
するようにしてもよい(請求項2記載の発明)。
【0037】この場合に、第2メモリ(19)に記憶する情
報は、上述の実施例の各メモリ(15)に記憶させたのと同
様の、各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)に接続された一
方の走行路を通って到達できるステーションの設置情報
とするのがよい。例えば、ポイント切替装置(4a)に関し
ては、分岐路(1a)中にあるステーション(ST2)と、その
分岐路(1a)を通って到達できるステーション(ST1)とを
示すコードを、ポイント切替装置(4b)に関しては、分岐
路(1b)中にあるステーション(ST4)と、その分岐路(1b)
を通って到達できるステーション(ST5)(ST1)(ST2)(ST3)
とを示すコードを、またポイント切替装置(4c)に関して
は、分岐路(1c)中にあるステーション(ST6)と、その分
岐路(1c)を通って到達できるステーション(ST7)(ST5)(S
T1)(ST2)(ST3)(ST4)とを示すコードを、それぞれ各ポイ
ント切替装置(4a)(4b)(4c)に関連させて記憶させておく
のがよい。
報は、上述の実施例の各メモリ(15)に記憶させたのと同
様の、各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)に接続された一
方の走行路を通って到達できるステーションの設置情報
とするのがよい。例えば、ポイント切替装置(4a)に関し
ては、分岐路(1a)中にあるステーション(ST2)と、その
分岐路(1a)を通って到達できるステーション(ST1)とを
示すコードを、ポイント切替装置(4b)に関しては、分岐
路(1b)中にあるステーション(ST4)と、その分岐路(1b)
を通って到達できるステーション(ST5)(ST1)(ST2)(ST3)
とを示すコードを、またポイント切替装置(4c)に関して
は、分岐路(1c)中にあるステーション(ST6)と、その分
岐路(1c)を通って到達できるステーション(ST7)(ST5)(S
T1)(ST2)(ST3)(ST4)とを示すコードを、それぞれ各ポイ
ント切替装置(4a)(4b)(4c)に関連させて記憶させておく
のがよい。
【0038】このようにすると、台車側制御手段(12)に
必要な情報のほとんどを記憶させておき、ポイント側制
御手段(14)は、そのポイントを特定する情報を台車側制
御手段(12)に送るだけでよく、各ポイント側制御手段(1
4)を簡略化できるとともに、情報伝達手段(8)による情
報の伝達量を少なくすることができる。
必要な情報のほとんどを記憶させておき、ポイント側制
御手段(14)は、そのポイントを特定する情報を台車側制
御手段(12)に送るだけでよく、各ポイント側制御手段(1
4)を簡略化できるとともに、情報伝達手段(8)による情
報の伝達量を少なくすることができる。
【0039】さらに、上記実施例においては、走行台車
(2)を各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前で一時停
止させて、情報伝達手段(8)による情報の伝達を確実に
行えるようにしてあるが、情報伝達手段(8)による情報
の伝達を瞬時に行えるようにするか、又は走行台車(2)
がある一定の区間を走行している間であれば、情報伝達
手段(8)により情報をいつでも伝達しうるようにしてお
けば、走行台車(2)を各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)
の手前で一時停止させることなく、走行させながら、情
報伝達手段(8)による情報の伝達と、ポイント切替装置
(4a)(4b)(4c)の切替とを行うようにすることもできる。
(2)を各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)の手前で一時停
止させて、情報伝達手段(8)による情報の伝達を確実に
行えるようにしてあるが、情報伝達手段(8)による情報
の伝達を瞬時に行えるようにするか、又は走行台車(2)
がある一定の区間を走行している間であれば、情報伝達
手段(8)により情報をいつでも伝達しうるようにしてお
けば、走行台車(2)を各ポイント切替装置(4a)(4b)(4c)
の手前で一時停止させることなく、走行させながら、情
報伝達手段(8)による情報の伝達と、ポイント切替装置
(4a)(4b)(4c)の切替とを行うようにすることもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 外部の制御装置により、走行台車に荷の受け渡し
を行うステーションを指示するだけで、その後は走行台
車が各分岐点で進行方向を自ら判断して、ポイント切替
装置を適切な方向に自動的に切替ることができるので、
走行台車の走行に関する細かな制御を外部の制御装置に
頼る必要がなく、したがって外部の制御装置を小型の単
純な制御装置で済ませることができる。またその都度外
部の制御装置と情報をやりとりしたり、指示を待ったり
する必要がないので、作業を迅速に行うことができると
ともに、誤作動のおそれが少なくなる。
ることができる。 (a) 外部の制御装置により、走行台車に荷の受け渡し
を行うステーションを指示するだけで、その後は走行台
車が各分岐点で進行方向を自ら判断して、ポイント切替
装置を適切な方向に自動的に切替ることができるので、
走行台車の走行に関する細かな制御を外部の制御装置に
頼る必要がなく、したがって外部の制御装置を小型の単
純な制御装置で済ませることができる。またその都度外
部の制御装置と情報をやりとりしたり、指示を待ったり
する必要がないので、作業を迅速に行うことができると
ともに、誤作動のおそれが少なくなる。
【0041】(b) 走行搬送装置の設置時の初期設定や
増設に伴う設定の手間が少なくなり、設置や増設の時間
の短縮、設置作業や保守点検の簡易化が図れる。
増設に伴う設定の手間が少なくなり、設置や増設の時間
の短縮、設置作業や保守点検の簡易化が図れる。
【0042】(c) 走行台車が各分岐点で進行方向を自
ら判断して走行するので、もしも誤って分岐点を通過し
ても、次の分岐点で走行路を選択できる。従って、再び
外部の制御措置から指示する必要がなく、そのため装置
全体を停止させることなく、運転を続けることができ、
作業効率を向上させることができる。
ら判断して走行するので、もしも誤って分岐点を通過し
ても、次の分岐点で走行路を選択できる。従って、再び
外部の制御措置から指示する必要がなく、そのため装置
全体を停止させることなく、運転を続けることができ、
作業効率を向上させることができる。
【0043】(d) 請求項2記載の発明のようにする
と、台車側制御手段に必要な情報のほとんどを記憶させ
ておき、ポイント側制御手段は、そのポイントを特定す
る情報を台車側制御手段に送るだけでよく、各ポイント
側制御手段を簡略化できるとともに、情報伝達手段によ
る情報の伝達量を少なくすることができる。
と、台車側制御手段に必要な情報のほとんどを記憶させ
ておき、ポイント側制御手段は、そのポイントを特定す
る情報を台車側制御手段に送るだけでよく、各ポイント
側制御手段を簡略化できるとともに、情報伝達手段によ
る情報の伝達量を少なくすることができる。
【0044】(e) 請求項3記載の発明のように、情報
伝達手段を、1対の光通信モデムとすると、台車側制御
手段とポイント側制御手段との双方向の情報の伝達を迅
速かつ正確に行うことができる。
伝達手段を、1対の光通信モデムとすると、台車側制御
手段とポイント側制御手段との双方向の情報の伝達を迅
速かつ正確に行うことができる。
【0045】(f) 請求項4記載の発明のように、ポイ
ント側制御手段のメモリに記憶する情報を、ポイント切
替装置に接続された一方の走行路を通って到達できるス
テーションの設置情報とすると、そのステーションの設
置情報の中に、外部の制御装置により指示された荷を受
け渡すべきステーションに対応する情報がなければ、他
の走行路を選択することとなり、走行台車は分岐点での
判断作業が一方の走行路について判断すればよく、判断
が容易で誤作動が少なくなり、走行時間の短縮とメモリ
等の容量の小型化が図れ、装置のコストを低減できると
いう効果を奏することができる。
ント側制御手段のメモリに記憶する情報を、ポイント切
替装置に接続された一方の走行路を通って到達できるス
テーションの設置情報とすると、そのステーションの設
置情報の中に、外部の制御装置により指示された荷を受
け渡すべきステーションに対応する情報がなければ、他
の走行路を選択することとなり、走行台車は分岐点での
判断作業が一方の走行路について判断すればよく、判断
が容易で誤作動が少なくなり、走行時間の短縮とメモリ
等の容量の小型化が図れ、装置のコストを低減できると
いう効果を奏することができる。
【0046】(g) 請求項5記載の発明のように、走行
台車を、ポイント切替装置の手前で一旦停止させるよう
にすると、情報伝達手段による台車側制御手段とポイン
ト側制御手段との情報の伝達が確実に行え、安全で確実
に作動する走行搬送システムにおける走行制御装置を提
供することができる。
台車を、ポイント切替装置の手前で一旦停止させるよう
にすると、情報伝達手段による台車側制御手段とポイン
ト側制御手段との情報の伝達が確実に行え、安全で確実
に作動する走行搬送システムにおける走行制御装置を提
供することができる。
【図1】本発明を実施した走行搬送システムの概略を示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】本発明の走行制御装置の回路構成の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明の走行制御装置の作動を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】本発明の走行制御装置の回路構成の変形例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】従来の走行搬送システムの概略を示す模式図で
ある。
ある。
(1) レール(走行路) (1a)(1b)(1c) 分岐路(走行路) (2)(2') 走行台車 (3) 外部の制御装置 (4a)(4b)(4c) ポイント切替装置 (5) 合流装置 (6)(7a)(7b) センサ (8) 情報伝達手段 (8a) ポイント切替装置側情報伝達手段 (8b) 走行台車側情報伝達手段 (9) 分岐レール (10) 直進レール (11) プランジャ (12) 台車側制御手段 (13) メモリ (14) ポイント側制御手段 (15) メモリ (16) 切替制御回路 (17) 進路決定回路 (18) 第1メモリ (19) 第2メモリ (20) メモリ (ST1)(ST2)(ST3)(ST4)(ST5)(ST6)(ST7)(ST8) ステーシ
ョン (S1)(S2)(S3)(S4)(S5)(S6)(S7)(S8)(S9)(S10) ステッ
プ
ョン (S1)(S2)(S3)(S4)(S5)(S6)(S7)(S8)(S9)(S10) ステッ
プ
Claims (5)
- 【請求項1】 走行搬送装置における走行台車を走行さ
せる分岐路付きのレールと、このレールの分岐点に配設
されたポイント切替装置と、前記レールに沿って配設さ
れた複数の荷受け渡しステーションとを有する走行搬送
システムにおいて、 前記走行台車に設けられ、外部の制御装置により指示さ
れた荷を受け渡すべきステーションを記憶するメモリを
有する台車側制御手段と、 前記ポイント切替装置に接続され、該ポイント切替装置
に接続された走行路に関する情報を記憶するメモリを有
するとともに、切替信号に基づいてポイント切替装置を
切替制御する切替制御回路を有するポイント側制御手段
と、 前記走行台車とポイント切替装置の手前の固定部分とに
配設され、走行台車がポイント切替装置の手前に到達す
ることにより、互いに対向して台車側制御手段とポイン
ト側制御手段との情報の伝達を行う情報伝達手段と、 台車側制御手段とポイント側制御手段とのいずれか一方
に設けられ、台車側制御手段のメモリに記憶されている
記憶情報とポイント側制御手段のメモリに記憶されてい
る記憶情報とに基づいて進路を決定し、その決定した進
路に対応する切替信号をポイント側制御手段の切替制御
回路に入力する進路決定回路とを備えることを特徴とす
る走行搬送システムにおける走行制御装置。 - 【請求項2】 走行搬送装置における走行台車を走行さ
せる分岐路付きのレールと、このレールの分岐点に配設
されたポイント切替装置と、前記レールに沿って配設さ
れた複数の荷受け渡しステーションとを有する走行搬送
システムにおいて、 前記走行台車に設けられ、外部の制御装置により指示さ
れた荷を受け渡すべきステーションを記憶する第1メモ
リと、各ポイント切替装置に接続された走行路に関する
情報を記憶する第2メモリとを有する台車側制御手段
と、 前記ポイント切替装置に接続され、該ポイント切替装置
を特定する情報を記憶するメモリを有するとともに、切
替信号に基づいてポイント切替装置を切替制御する切替
制御回路を有するポイント側制御手段と、 前記走行台車とポイント切替装置の手前の固定部分とに
配設され、走行台車がポイント切替装置の手前に到達す
ることにより、互いに対向して台車側制御手段とポイン
ト側制御手段との情報の伝達を行う情報伝達手段と、 台車側制御手段とポイント側制御手段とのいずれか一方
に設けられ、台車側制御手段の両メモリに記憶されてい
る記憶情報とポイント側制御手段のメモリに記憶されて
いる記憶情報とに基づいて進路を決定し、その決定した
進路に対応する切替信号をポイント側制御手段の切替制
御回路に入力する進路決定回路とを備えることを特徴と
する走行搬送システムにおける走行制御装置。 - 【請求項3】 情報伝達手段を、1対の光通信モデムと
した請求項1又は2記載の走行搬送システムにおける走
行制御装置。 - 【請求項4】 ポイント側制御手段のメモリに記憶する
情報を、ポイント切替装置に接続された一方の走行路を
通って到達できるステーションの設置情報とした請求項
1又は3記載の走行搬送システムにおける走行制御装
置。 - 【請求項5】 走行台車を、ポイント切替装置の手前で
一旦停止させるようにした請求項1〜4のいずれかに記
載の走行搬送システムにおける走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170925A JPH0836417A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 走行搬送システムにおける走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170925A JPH0836417A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 走行搬送システムにおける走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836417A true JPH0836417A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15913908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6170925A Pending JPH0836417A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 走行搬送システムにおける走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836417A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109748055A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-05-14 | 重庆大学 | 有向磁性轨道布置结构 |
JP2022063292A (ja) * | 2017-09-25 | 2022-04-21 | キヤノン株式会社 | 搬送システム及び加工システム |
US11929655B2 (en) | 2017-09-25 | 2024-03-12 | Canon Kabushiki Kaishi | Transport system and processing system |
WO2024176551A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | Sus株式会社 | パレット自走搬送装置 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6170925A patent/JPH0836417A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022063292A (ja) * | 2017-09-25 | 2022-04-21 | キヤノン株式会社 | 搬送システム及び加工システム |
US11929655B2 (en) | 2017-09-25 | 2024-03-12 | Canon Kabushiki Kaishi | Transport system and processing system |
CN109748055A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-05-14 | 重庆大学 | 有向磁性轨道布置结构 |
CN109748055B (zh) * | 2019-03-14 | 2024-01-26 | 重庆大学 | 有向磁性轨道布置结构 |
WO2024176551A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | Sus株式会社 | パレット自走搬送装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2328389T5 (es) | Instalación para el transporte de artículos y método para controlar la instalación | |
US7853371B2 (en) | Article transport apparatus and article transport method | |
JPH05181527A (ja) | 自動搬送装置 | |
US20080053941A1 (en) | Article storage facility and control method therefor | |
JP4172465B2 (ja) | 搬送台車システム | |
JP6652083B2 (ja) | 物品搬送設備 | |
JP2004227060A (ja) | 無人搬送車システム | |
JP4478875B2 (ja) | 搬送装置 | |
JPH0836417A (ja) | 走行搬送システムにおける走行制御装置 | |
JP6365136B2 (ja) | 走行車システム | |
JPH10203647A (ja) | 搬送装置 | |
JP2743310B2 (ja) | 走行搬送装置の選択制御装置 | |
JPH0460706A (ja) | 複数の搬送手段制御システム | |
JP2003182567A (ja) | 物品搬送設備 | |
WO2023079797A1 (ja) | 搬送システム | |
JP2002006952A (ja) | 荷搬送設備 | |
JPH0460707A (ja) | 搬送手段制御システム | |
JP7380607B2 (ja) | 物品搬送設備 | |
JP6958534B2 (ja) | 搬送車システム | |
JP2010067146A (ja) | 搬送システム | |
JPH11225402A (ja) | 搬送台車の非接触給電装置 | |
JP2000207026A (ja) | 無人車の運行システム | |
JPS63123106A (ja) | 移動車の分岐走行制御設備 | |
JP2004185248A (ja) | 物品搬送設備 | |
JPH0349505A (ja) | 搬送用電車の走行制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000718 |