JPH0836096A - ガラス溶融炉の流下通路の閉塞復旧装置 - Google Patents

ガラス溶融炉の流下通路の閉塞復旧装置

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Publication number
JPH0836096A
JPH0836096A JP19133694A JP19133694A JPH0836096A JP H0836096 A JPH0836096 A JP H0836096A JP 19133694 A JP19133694 A JP 19133694A JP 19133694 A JP19133694 A JP 19133694A JP H0836096 A JPH0836096 A JP H0836096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
glass
melting furnace
flow
glass melting
Prior art date
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Pending
Application number
JP19133694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Higuchi
達夫 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH0836096A publication Critical patent/JPH0836096A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/005Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture of glass-forming waste materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高レベル放射性廃液をガラスで固化するため
に用いるガラス溶融炉の流下通路の閉塞を復旧するこ
と。 【構成】 溶融槽(1)の中を減圧し、流下通路に堆積
した堆積物を除去するために、ガラス溶融炉の溶融槽
(1)に設置したオフガス排出管(10)に第一弁(13)
を取り付け、溶融槽(1)と第一弁(13)との間に一端
を接続し、他端を第一弁(13)の後のオフガス排出管
(10)に接続した枝管(12)を設けると共に、この枝管
(12)に第二弁(14)及び排気ブロア(15)を取り付けた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高レベル放射性廃液を
ガラスで固化するために用いるガラス溶融炉の流下通路
の閉塞復旧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高レベル放射性廃液の処理法の一
つとして、ガラス固化処理法が採用されている。このガ
ラス固化処理法は、ガラス溶融炉に高レベル放射性廃液
及びガラス原料を入れて溶融混合し、この溶融混合した
ガラス溶融物を炉底から排出し、キャニスター中で冷却
固化する方法であるが、ガラス溶融炉の炉底に設けた流
下通路の開口部などに高レベル放射性廃液に含まれてい
る金属、炉内耐火物の破片などの堆積物が堆積して流下
通路が閉塞することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このガラス溶融
炉の流下通路の開口部などに高レベル放射性廃液に含ま
れている金属、炉内耐火物の破片などの堆積物が堆積し
て流下通路が閉塞した場合、この堆積物を除去する方法
はなかったので、ガラス溶融炉を冷却してガラス固化体
と共にガラス溶融炉を廃棄しなければならなかった。し
かし、廃棄するにしても、ガラス溶融炉にガラス固化体
が入っていると、重量が重くなり、搬出用のクレ−ンに
も限界があるので、少しでもガラス溶融体を排出して重
量を軽減する必要があった。本発明は、ガラス溶融炉の
流下通路の閉塞復旧装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガラス溶融炉の流下通路の閉塞復旧装置に
おいては、ガラス溶融炉の溶融槽(1)に設置したオフ
ガス排出管(10) に開閉できる第一弁(13)を取り付
け、溶融槽(1)と第一弁(13)との間に枝管(12)の
一端を接続し、枝管(12)の他端を第一弁(13)の後の
オフガス排出管(10)に接続すると共に、この枝管(1
2)に開閉できる第二弁(14)及び排気ブロア(15) を
取り付けたことである。なお、本発明における「流下通
路」とは、ガラス溶融炉中の溶融ガラスをガラス溶融炉
外に排出するための通路のことで、ガラス溶融炉の溶融
槽(1)の底壁、流下ノズル、その他のものに設けられ
ているもののことである。
【0005】
【作用】上記のように構成したことにより、流下ノズル
の周囲に設けた高周波加熱コイル(7)に通電して流下
ノズル(6)の中のガラスを溶融した状態にすると共
に、材料供給ノズル(11) に接続した高レベル放射性廃
液及びガラス素材を供給する材料供給設備を密閉した状
態にし、オフガス排出管(10)に取り付けた第一弁(1
3)を閉じ、枝管(12)に取り付けた第二弁(14)開
き、排気ブロア(15)を起動すると、ガラス溶融炉の溶融
槽(1)の中が減圧されるので、流下ノズル(6)から
空気が入り、溶融槽(1)の中の溶融ガラスがバブリン
グをし、流下通路(4)の開口部(5)などに堆積した
堆積物が除去されて流下通路(4)の閉塞が復旧され
る。この場合の減圧は、炉内圧を溶融槽(1)内の溶融
ガラスの高さhmm、ガラスの密度ρとすると、大気圧
(10,000mmAq)−hρ以下の圧力にする。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。 実施例1 先ず本発明の装置について図1を参照して説明すると、
本発明の溶融ガラスを排出する流下通路の閉塞復旧装置
を取り付けるガラス溶融炉は、溶融槽(1)、主電極
(2,3)、溶融槽(1)の底壁に設けた流下通路
(4)、流下通路(4)に接続した流下ノズル(6)、
溶融槽(1)の下部に接続され、下にキャニスター
(9)が結合される結合装置(8)、高レベル放射性廃
液及びガラス素材を溶融するときに発生する高レベル放
射性物質を含むガスをオフガス処理設備に導くオフガス
排出管(10)、高レベル放射性廃液及びガラス素材を供
給する材料供給ノズル(11) などからなっている。この
ガラス溶融炉に設けたオフガス排出管(10)には、オフ
ガス処理設備に入るオフガスを通したり遮断したりする
ことができる第一弁(13)が設けられ、オフガス排出管
(10)の溶融槽(1)と第一弁(13)の間から枝管(1
2)が分岐され、この枝管(12)にはオフガスを通した
り遮断することができる第二弁(14)及びオフガスを吸
引する排気ブロア(15)が取り付けられ、枝管(12)の他
端が第一弁(13)とオフガス処理設備との間のオフガス
排出管(10)に接続されている。
【0007】次に本発明の装置の使用方法を説明する
と、流下通路(4)の開口部(5)などに高レベル放射
性廃液に含まれている金属、炉内耐火物の破片(16) な
どの堆積物が堆積して流下通路が閉塞又は閉塞に近い状
態になった場合、高周波加熱コイル(7)に通電して流
下ノズル(6)の中のガラスを溶融した状態のままで、
材料供給設備を外から空気が入らないように密閉した状
態にし、第一弁(13)を閉じ、第二弁(14)を開いて排
気ブロア(15)を起動して溶融槽(1)内を減圧する。減
圧すると図2に記載したように流下ノズル(6)から空
気が入って溶融ガラスにバブリングが生じ、流下通路の
開口部などに堆積した堆積物が除去されて流下通路の閉
塞が復旧される。
【0008】実施例2 次に本発明の装置を使用した場合の実施例を説明する。
溶融槽(1)内の溶融ガラスの高さh=1,000m
m、溶融ガラスの密度ρ=2.5、溶融ガラスの温度
1,200℃の条件で操業中に流下通路(4)が閉塞し
たので、高周波加熱コイル(6)に通電したままで、材
料供給設備を外から空気が入らないように密閉した状態
にし、第一弁(13)を閉じて第二弁(14)を開き、排気
ブロア(15)を起動して溶融槽(1)内を7,300mm
Aq(536mmHg)に減圧したところ、溶融ガラス
にバブリングが生じて流下通路の堆積物が除去され、溶
融ガラスが正常に排出されるようになった。
【0009】上記実施例では、流下通路(4)が溶融槽
(1)の底壁及び流下ノズル(6)に設けられている
が、流下通路(4)が溶融槽(1)の底壁に設けた底部
電極、底壁及び流下ノズルに設けられている場合も同様
に行うことができ,また流下通路(4)が流下ノズル
(6)を溶融槽(1)の中まで伸びるように設けている
場合の流下ノズルの穴であるときにも同様に行うことが
できる。
【0010】なお、本発明は、上記に説明したもののみ
に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り
種々の変更を加え得ることはもちろんである。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記構成にしたことにより、
直接溶融ガラスに接触することなく、また比較的簡単な
装置を使用することによって流下通路の閉塞を復旧する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス溶融炉に本発明の閉塞復旧装置を取り付
けたものの一部断面図である。
【図2】本発明の装置の使用状態を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
1 溶融槽 2,3 電極 4 流下通路 5 開口部 6 流下ノズル 7 高周波加熱コイル 8 結合装置 9 キャニスター 10 オフガス排出管 11 材料供給ノズル 12 枝管 13 第一弁 14 第二弁 15 排気ブロア 16 耐火物の破片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス溶融炉の溶融槽(1)に設置した
    オフガス排出管(10)に第一弁(13)を取り付け、溶融
    槽(1)と第一弁(13)との間に一端を接続し、他端を
    第一弁(13)の後のオフガス排出管(10)に接続した枝
    管(12)を設けると共に、この枝管(12)に第二弁(1
    4)及び排気ブロア(15)を取り付けたことを特徴とする
    ガラス溶融炉の流下通路(4)の閉塞復旧装置。
JP19133694A 1994-07-22 1994-07-22 ガラス溶融炉の流下通路の閉塞復旧装置 Pending JPH0836096A (ja)

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JPH0836096A true JPH0836096A (ja) 1996-02-06

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