JPH10185436A - コークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置 - Google Patents
コークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置Info
- Publication number
- JPH10185436A JPH10185436A JP34752196A JP34752196A JPH10185436A JP H10185436 A JPH10185436 A JP H10185436A JP 34752196 A JP34752196 A JP 34752196A JP 34752196 A JP34752196 A JP 34752196A JP H10185436 A JPH10185436 A JP H10185436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- suction
- suction pipe
- cooling device
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 堆積物の吸引時の吸引圧力を小さくし、且
つ、簡易な冷却手段で堆積物の冷却除去を行う。 【解決手段】 吸引管１は一端部がコークス炉の端の燃
焼室２の側壁に既設された端フリューバーナー孔３に水
平に挿入されてその挿入端が燃焼室２内のバーナー孔４
の手前に近傍配置されている。吸引管１は燃焼室２から
離間する側に延びた後、下方に略直角に湾曲してその他
端部が冷却装置５の内部に挿入されている。冷却装置５
内には水が収容されており、水面下に吸引管１の他端部
が位置している。冷却装置５の外部にはエジェクタ６が
配置されており、エジェクタ６には工場エア配管７が接
続されている。また、エジェクタ６には吸気管８の一端
部が接続されており、該吸気管８の他端部は冷却装置５
の内部に挿入されて水面上に位置している。
つ、簡易な冷却手段で堆積物の冷却除去を行う。 【解決手段】 吸引管１は一端部がコークス炉の端の燃
焼室２の側壁に既設された端フリューバーナー孔３に水
平に挿入されてその挿入端が燃焼室２内のバーナー孔４
の手前に近傍配置されている。吸引管１は燃焼室２から
離間する側に延びた後、下方に略直角に湾曲してその他
端部が冷却装置５の内部に挿入されている。冷却装置５
内には水が収容されており、水面下に吸引管１の他端部
が位置している。冷却装置５の外部にはエジェクタ６が
配置されており、エジェクタ６には工場エア配管７が接
続されている。また、エジェクタ６には吸気管８の一端
部が接続されており、該吸気管８の他端部は冷却装置５
の内部に挿入されて水面上に位置している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉の端の
燃焼室内の堆積物を除去する装置に関する。
燃焼室内の堆積物を除去する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】コークス炉は端にいくほど温度変化が大
きくなるため、端の燃焼室においては目地切れによって
流れ込んだ石炭やレンガ自身が脆くなって落ちたもの或
いは補修時の吹き付けの際に生じる屑等がバーナー孔及
びその周辺に堆積して燃焼室を使えなくしてしまう。
きくなるため、端の燃焼室においては目地切れによって
流れ込んだ石炭やレンガ自身が脆くなって落ちたもの或
いは補修時の吹き付けの際に生じる屑等がバーナー孔及
びその周辺に堆積して燃焼室を使えなくしてしまう。
【０００３】そこで、該燃焼室内の堆積物を除去する装
置として次に示すものが提案されている。この堆積物除
去装置は燃焼室の上方から吸引管を挿入してその先端を
バーナー孔の近傍に配置し、この状態で吸引装置により
吸引管に吸引力を付与してバーナー孔及びその周辺に堆
積した堆積物を吸い上げ、該吸い上げ途中で燃焼室の外
部で吸引管に取り付けられた冷却コイル等によって堆積
物を冷却しつつ除去するものである。
置として次に示すものが提案されている。この堆積物除
去装置は燃焼室の上方から吸引管を挿入してその先端を
バーナー孔の近傍に配置し、この状態で吸引装置により
吸引管に吸引力を付与してバーナー孔及びその周辺に堆
積した堆積物を吸い上げ、該吸い上げ途中で燃焼室の外
部で吸引管に取り付けられた冷却コイル等によって堆積
物を冷却しつつ除去するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の堆積物除去装置においては、上方向に堆積物を吸
い上げるため、吸引管に吸引力を付与する吸引装置とし
て吸引圧力の大きいものを用いる必要が生じ、しかも、
堆積物の吸い上げ時に燃焼室内の高温ガスを吸引しやす
くなるため冷却コイル等の大がかりな冷却手段が必要に
なって堆積物除去作業のコストを低くする妨げになって
いる。
従来の堆積物除去装置においては、上方向に堆積物を吸
い上げるため、吸引管に吸引力を付与する吸引装置とし
て吸引圧力の大きいものを用いる必要が生じ、しかも、
堆積物の吸い上げ時に燃焼室内の高温ガスを吸引しやす
くなるため冷却コイル等の大がかりな冷却手段が必要に
なって堆積物除去作業のコストを低くする妨げになって
いる。
【０００５】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、堆積物の吸引時の吸引圧力を小さく
できると共に、簡易な冷却手段で堆積物の冷却除去を行
うことができるコークス炉の端燃焼室内の堆積物除去装
置を提供することを目的とする。
されたものであり、堆積物の吸引時の吸引圧力を小さく
できると共に、簡易な冷却手段で堆積物の冷却除去を行
うことができるコークス炉の端燃焼室内の堆積物除去装
置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の係るコークス炉の端燃焼室の堆積物除去
装置は、コークス炉の端の燃焼室内の堆積物を除去する
装置において、前記燃焼室の側壁に設けられた端フリュ
ーバーナー孔に一端部が挿入される吸引管と、水が内部
に収容されると共に前記吸引管がその他端部を水面下に
位置させた状態で挿入される冷却装置と、該冷却装置内
の空気を吸引排出して前記冷却装置内に負圧を発生さ
せ、これにより前記吸引管に吸引力を付与して前記燃焼
室内の堆積物を該吸引管を介して前記冷却装置内の水中
に導く負圧発生手段とを備えたことを特徴とする。
めに、本発明の係るコークス炉の端燃焼室の堆積物除去
装置は、コークス炉の端の燃焼室内の堆積物を除去する
装置において、前記燃焼室の側壁に設けられた端フリュ
ーバーナー孔に一端部が挿入される吸引管と、水が内部
に収容されると共に前記吸引管がその他端部を水面下に
位置させた状態で挿入される冷却装置と、該冷却装置内
の空気を吸引排出して前記冷却装置内に負圧を発生さ
せ、これにより前記吸引管に吸引力を付与して前記燃焼
室内の堆積物を該吸引管を介して前記冷却装置内の水中
に導く負圧発生手段とを備えたことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図１を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態
の一例であるコークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置を
説明するための説明図である。
を図１を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態
の一例であるコークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置を
説明するための説明図である。
【０００８】図１において符号１は吸引管であり、該吸
引管１は一端部がコークス炉の端の燃焼室２の側壁に既
設された端フリューバーナー孔３に水平に挿入されてそ
の挿入端が燃焼室２内のバーナー孔４の手前に近傍配置
されている。
引管１は一端部がコークス炉の端の燃焼室２の側壁に既
設された端フリューバーナー孔３に水平に挿入されてそ
の挿入端が燃焼室２内のバーナー孔４の手前に近傍配置
されている。
【０００９】吸引管１は燃焼室２から離間する側に延び
た後、下方に略直角に湾曲してその他端部が冷却装置５
の内部に挿入されている。冷却装置５内には水が収容さ
れており、該水面下に吸引管１の他端部が位置してい
る。冷却装置５の外部にはエジェクタ６が配置されてお
り、エジェクタ６には工場エア（４〜５ｋｇ／ｍＨ
2 Ｏ）の配管７が接続されている。また、エジェクタ６
には吸気管８の一端部が接続されており、該吸気管８の
他端部は冷却装置５の内部に挿入されて水面上に位置し
ている。ここで、この実施の形態では、工場エア配管
７、吸気管８及びエジェクタ６により本発明の負圧発生
手段を構成する。
た後、下方に略直角に湾曲してその他端部が冷却装置５
の内部に挿入されている。冷却装置５内には水が収容さ
れており、該水面下に吸引管１の他端部が位置してい
る。冷却装置５の外部にはエジェクタ６が配置されてお
り、エジェクタ６には工場エア（４〜５ｋｇ／ｍＨ
2 Ｏ）の配管７が接続されている。また、エジェクタ６
には吸気管８の一端部が接続されており、該吸気管８の
他端部は冷却装置５の内部に挿入されて水面上に位置し
ている。ここで、この実施の形態では、工場エア配管
７、吸気管８及びエジェクタ６により本発明の負圧発生
手段を構成する。
【００１０】配管７を介して工場エアをエジェクタ６に
供給して高圧のエアを噴射させると、冷却装置５内の空
気が吸気管８を介して吸引排出されて該冷却装置５内に
負圧が発生する。冷却装置５内が負圧になると吸引管１
に吸引力が付与され、これにより、燃焼室２内のバーナ
ー孔４及びその周辺に堆積した堆積物が該吸引管１を介
して冷却装置５内に導かれて水中に落下し、そこで冷却
される。そして、冷却された堆積物は水ごと廃棄され、
これにより堆積物の除去作業が終了する。
供給して高圧のエアを噴射させると、冷却装置５内の空
気が吸気管８を介して吸引排出されて該冷却装置５内に
負圧が発生する。冷却装置５内が負圧になると吸引管１
に吸引力が付与され、これにより、燃焼室２内のバーナ
ー孔４及びその周辺に堆積した堆積物が該吸引管１を介
して冷却装置５内に導かれて水中に落下し、そこで冷却
される。そして、冷却された堆積物は水ごと廃棄され、
これにより堆積物の除去作業が終了する。
【００１１】このようにこの実施の形態では、燃焼室２
の側壁に既設された端フリューバーナー孔３に吸引管１
を水平方向に挿入して、該吸引管１によって燃焼室２内
の堆積物を横方向に吸引除去するようにしているので、
従来のように堆積物を上方向に吸引する場合に比べて吸
引圧力を小さくすることができ、したがって、この実施
の形態のように工場エアを使用した場合でも吸引管１に
十分な吸引力を付与することができる。また、横方向に
吸引することから堆積物の吸引時に燃焼室２内の高温ガ
スが吸引されにくくなるため、この実施の形態のように
水を収容しただけの簡易な冷却装置５でも堆積物の冷却
を十分に行うことができ、この結果、堆積物除去作業の
コストを大幅に削減することができる。
の側壁に既設された端フリューバーナー孔３に吸引管１
を水平方向に挿入して、該吸引管１によって燃焼室２内
の堆積物を横方向に吸引除去するようにしているので、
従来のように堆積物を上方向に吸引する場合に比べて吸
引圧力を小さくすることができ、したがって、この実施
の形態のように工場エアを使用した場合でも吸引管１に
十分な吸引力を付与することができる。また、横方向に
吸引することから堆積物の吸引時に燃焼室２内の高温ガ
スが吸引されにくくなるため、この実施の形態のように
水を収容しただけの簡易な冷却装置５でも堆積物の冷却
を十分に行うことができ、この結果、堆積物除去作業の
コストを大幅に削減することができる。
【００１２】また、吸引管１の他端部を水面下に位置さ
せているため、吸気管８と吸引管１との短絡（ショート
パス）がなくなり、高温堆積物がエジェクタ６から排出
されるのを防止することができる。
せているため、吸気管８と吸引管１との短絡（ショート
パス）がなくなり、高温堆積物がエジェクタ６から排出
されるのを防止することができる。
【００１３】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、吸引管によって燃焼室内の堆積物を横方向に
吸引除去することができるので、従来のように堆積物を
上方向に吸引する場合に比べて吸引圧力を小さくするこ
とができ、したがって、既設の工場エアを使用した場合
でも吸引管に十分な吸引力を付与することができる。ま
た、横方向に吸引することから堆積物の吸引時に燃焼室
内の高温ガスが吸引されにくくなるため、水を収容した
だけの簡易な冷却装置でも堆積物の冷却を十分に行うこ
とができ、この結果、堆積物除去作業のコストを大幅に
低減することができる。
によれば、吸引管によって燃焼室内の堆積物を横方向に
吸引除去することができるので、従来のように堆積物を
上方向に吸引する場合に比べて吸引圧力を小さくするこ
とができ、したがって、既設の工場エアを使用した場合
でも吸引管に十分な吸引力を付与することができる。ま
た、横方向に吸引することから堆積物の吸引時に燃焼室
内の高温ガスが吸引されにくくなるため、水を収容した
だけの簡易な冷却装置でも堆積物の冷却を十分に行うこ
とができ、この結果、堆積物除去作業のコストを大幅に
低減することができる。
【図１】本発明の実施の形態の一例であるコークス炉の
端燃焼室の堆積物除去装置を説明するための説明図であ
る。
端燃焼室の堆積物除去装置を説明するための説明図であ
る。
１…吸引管 ２…コークス炉の端燃焼室 ３…端フリューバーナー孔 ５…冷却装置 ６…エジェクタ（負圧発生手段） ７…工場エア配管（負圧発生手段） ８…吸気管（負圧発生手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 コークス炉の端の燃焼室内の堆積物を除
去する装置において、前記燃焼室の側壁に設けられた端
フリューバーナー孔に一端部が挿入される吸引管と、水
が内部に収容されると共に前記吸引管がその他端部を水
面下に位置させた状態で挿入される冷却装置と、該冷却
装置内の空気を吸引排出して前記冷却装置内に負圧を発
生させ、これにより前記吸引管に吸引力を付与して前記
燃焼室内の堆積物を該吸引管を介して前記冷却装置内の
水中に導く負圧発生手段とを備えたことを特徴とするコ
ークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34752196A JPH10185436A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | コークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34752196A JPH10185436A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | コークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10185436A true JPH10185436A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18390794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34752196A Pending JPH10185436A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | コークス炉の端燃焼室の堆積物除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10185436A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7523326B2 (en) | 2004-09-28 | 2009-04-21 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for maintaining a suspension state after powering down and fully powering down upon expiration of a timer or low battery level |
| CN103591812A (zh) * | 2013-10-19 | 2014-02-19 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种管式加热炉结焦物清理方法 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34752196A patent/JPH10185436A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7523326B2 (en) | 2004-09-28 | 2009-04-21 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for maintaining a suspension state after powering down and fully powering down upon expiration of a timer or low battery level |
| CN103591812A (zh) * | 2013-10-19 | 2014-02-19 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种管式加热炉结焦物清理方法 |
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