JPH0835878A - 原料投入装置 - Google Patents

原料投入装置

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JPH0835878A
JPH0835878A JP17091094A JP17091094A JPH0835878A JP H0835878 A JPH0835878 A JP H0835878A JP 17091094 A JP17091094 A JP 17091094A JP 17091094 A JP17091094 A JP 17091094A JP H0835878 A JPH0835878 A JP H0835878A
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hopper
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charging
weighing
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JP17091094A
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Norio Hirayama
憲雄 平山
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な投入速度制御の可能な原料投入装置を
提供する。 【構成】 原料投入装置1は原料を秤量する秤量ホッパ
11と、ホッパスケール11の下部に設けられた投入ホ
ッパ12と、投入ホッパ12の下部に設けられた投入フ
ィーダ13と、投入フィーダ13の下部に設けられた投
入ゲート14とを、ホッパスケール11〜投入ゲート1
4を制御する制御部15とを含む。制御部15はホッパ
スケール11の秤量値と投入ホッパ12のレベルとの関
係を示す検量線を作成する検量線作成部21を含む。原
料投入装置1はこの検量線を用いて投入フィーダ13が
投入する原料を制御するため、実際に投入された原料の
量がリアルタイムで把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はホッパスケールとレベ
ル計または秤量計を有する排出ホッパまたは投入ホッパ
を有する原料投入装置に関し、特に投入量を正確に把握
できる原料投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来産業界において原料の切出し、投入
を行なうのに原料の切出し、投入設備が用いられてい
た。このような原料の切出し、投入設備のうち、原料を
備蓄するホッパと切出す原料を秤量する秤量ホッパと秤
量済原料を備蓄して投入速度を制御する設備において投
入ホッパのレベル計としてロードセル等の荷重量を計測
する計測装置を配置した設備がある。なおここで投入速
度とは、原料の単位時間当りの投入量をいう。
【0003】秤量ホッパは、ホッパスケールとして工業
取引用計器の精度維持管理下に置かれる。一方投入ホッ
パに配置されたレベル計としては、荷重センサとしてホ
ッパスケールと同じロードセルを用いているものがあ
る。このようなレベル計はホッパスケールと同様分銅に
よる計器の較正方法を用いて精度管理される。
【0004】投入速度制御を行なう投入ホッパの投入ゲ
ート下部には、投入フィーダ等の投入速度を制御する機
器が配置され、レベル計の信号は速度制御演算を行なう
調節計や、DDC(direct digital control)の速度調
節演算を行なうソフトウェアに入力され、PIDなどの
計算を施した後、投入フィーダ等の電気機器の速度制御
回路に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、秤量ホッパ
から投入ホッパに排出された原料のすべてが投入ホッパ
から排出されないこともある。このときは、秤量ホッパ
の秤量値を投入量として計上すると製品成分の計算値と
実際の成分値に狂いが生じる。
【0006】一方で、鉄鋼業における原料は鉄鉱石やス
ケール等の粒度や嵩比重の異なる重量物が一般的で、そ
のために投入速度を精密に制御しようとする考えはなか
った。そのため、実際に製品の製造のために投入された
原料の量が正確に把握できず、製品成分がばらついてコ
ンピュータによる生産設備の自動運転が困難であるとと
もに材料コストの抑制が困難であるという問題点があっ
た。
【0007】さらに、従来の原料投入装置においては、
投入完了判定は投入ホッパのレベルが前もって設定して
ある「空」判定値より低いか否かで判断し、投入フィー
ダの停止や投入ゲートの閉制御を行なっていた。この方
法の欠点は、投入ホッパ内に原料が固着して残留してし
まう量の過多により設定値を逐次変更しなければならな
いという点である。また一方で、ある投入時点でこのよ
うな棚付き現象が起こった場合、投入フィーダは永遠に
起動し続けて、オペレータの非常介入なしには止めるこ
とができないという問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、原料の投入量を正確に把握し、
製品のばらつきを抑え、生産設備の自動運転が可能で、
オペレータの介入が少なくて済む原料投入装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る原料投入装置は、原料を秤量する所定の精度を有する
秤量ホッパと、秤量ホッパの下流に設けられ、原料を一
時貯留する投入ホッパを含む。投入ホッパはその貯蔵量
を所定の精度で検出する手段を有する。装置はさらに、
投入ホッパの下流に設けられた原料供給装置と、秤量ホ
ッパによる原料の秤量値と投入ホッパの貯蔵量との関係
を示す検量線を作成する手段とを含み、検量線に裏付け
られた投入ホッパのレベルに基づいて原料供給装置の供
給量を制御する手段を含む。
【0010】請求項2に係る原料投入装置においては、
請求項1の原料供給装置の供給量を制御する手段は、供
給量の最小供給速度を設定する手段を含み、原料投入装
置は、原料供給装置の供給速度が最小供給速度以下にな
ったときは、投入ホッパ内の原料の堆積の有無を判定す
る。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る原料投入装置におい
ては、秤量ホッパの秤量値と投入ホッパの実際の投入量
との関係を示す検量線に裏付けられた投入ホッパレベル
に基づいて原料の投入量が制御されるため、実際に投入
された原料の量がリアルタイムで把握できる。
【0012】請求項2に係る原料投入装置においては、
最小供給速度が設定され、供給速度が設定された最小値
よりも小さくなると投入ホッパ内の堆積の有無が自動的
に判定される。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1はこの発明に係る原料投入装置の模式図であ
る。図1を参照して、原料投入装置1は原料を秤量する
ための秤量ホッパ11と、秤量ホッパ11の下部に設け
られ、排出ゲート11aから排出された秤量済の原料を
一時貯留するための投入ホッパ12と、投入ホッパ12
の下部に設けられ原料を投入ゲート14へ供給する投入
フィーダ13と、投入フィーダの下部に設けられ原料を
製造設備へ投入する投入ゲート14とを含む。秤量ホッ
パ11〜投入ゲート14は制御部15によって制御され
ている。制御部15は後に説明する検量線を作成する検
量線作成部21と、投入実績データを収集する実績収集
部22と、投入速度制御を行なう投入速度制御部23と
を含む。
【0014】次に検量線の作成方法について説明する。
まず検量線について説明する。検量線とは投入ホッパ1
2内の原料の重量WT と秤量ホッパ11の実際の秤量値
Hとの関係を示す線であり図2のように表わされる。
【0015】図3は原料の流れとその原料の秤量等の関
係を示す図である。図3を参照して具体的な原料の流れ
について説明する。まず原料は(A)に示す切出し工程
において前工程から秤量ホッパ11に搬入される。ここ
で秤量ホッパ11で秤量値W Hiが計量される。秤量が完
了した後排出ゲート11aのゲートが開かれて原料は
(B)に示す排出工程で投入ホッパ12に供給される。
投入ホッパ12はレベル計を有しており、そのレベル計
は荷重センサとしてホッパスケールと同じロードセルを
用いている。この状態から原料は少しずつ投入フィーダ
13によって後工程へ投入されていく。そして(C)に
示すように投入ホッパ12からの原料が後工程へすべて
排出される。
【0016】次に検量線の具体的な求め方について説明
する。投入ホッパの検量線を求める目的は、秤量ホッパ
11での原料秤量値が秤量ホッパ11の検定に用いられ
た分銅と同等の精度を再現していると仮定して、秤量後
の原料が投入ホッパ12に投入されたとき、投入ホッパ
12のレベル計が示すレベル値は秤量ホッパ11の秤量
値と同じはずであるため、秤量ホッパ11の示す値と投
入ホッパ12が示す値の関係を求めれば投入ホッパのレ
ベルを用いて原料の実際の投入量を知ることができるた
めである。
【0017】検量線は具体的には次の式で求められる。 WHi:(WTi−WT0i )→1/ai=WHi/(WTi−WT0i ) …(1) ここでWHiは秤量ホッパ11の秤量値を表わし、WTi
投入ホッパの排出後のレベル(後風袋)を表わし、W
T0i は投入ホッパ12への排出前レベル(前風袋)を表
わす。なお、ここでaは定数を表わす。
【0018】ここでWTi−WT0i を計算しているのは、
Tiは投入ホッパ12への排出後のレベルであるところ
の後風袋に対応し(図3(B)参照)、WT0i は投入ホ
ッパ12への原料の排出前レベル(前風袋(図3(A)
参照)であるため、後風袋−前風袋がホッパスケール1
1の秤量値に等しいと考えられるためである。また、実
際の投入を繰り返していると図3(D)の15に示すよ
うに投入ホッパ12に原料が固着する場合がある。この
ような固着した原料を補正するためにも上記した「後風
袋」−「前風袋」の計算は意味を持つ。
【0019】一方、投入ホッパ12に投入する前の前風
袋WToi はホッパスケール11と投入ホッパ12の線形
関係からのずれを表わすため、このずれbiは次の式で
表わされる。
【0020】bi=WT0i …(2) 以上の式を組合わせると次の式で検量線が表わされる。
【0021】WT =a・WH +b …(3) ここでWT は投入ホッパ12への排出後の原料の重量で
あり、WH はホッパスケール11の秤量値である。
【0022】検量線の作成は秤量ホッパ11で秤量完了
後投入ホッパ12に排出する時点で実施するものとす
る。また、投入ホッパ12のレベル計の計器誤差はゼロ
点ドリフト(計器のゼロ点が変わること)およびスパン
ドリフト(計器の信号の傾斜が変わること)からなるも
のとし、計器のフルスパンにわたる電圧または電流変換
特性が線形性を維持しているものとする。
【0023】以上のような条件の下で上記のようにして
定数a,bを求めるが、偏りのない値を得るために偶数
のサンプルをとり、最小自乗法や平均値により値を決定
する。
【0024】式(1)、式(2)を用いてiをi=1〜
4まで変化させ、4回分の秤量ホッパ11の秤量値と投
入ホッパ12のレベルを用いて以下の式を計算する。
【0025】
【数1】
【0026】ここでサンプリング数iを4としたのは4
回の切出し結果で十分精度を達成でき、プラントの変動
に即時対応できることがわかったためである。
【0027】経験上スパンドリフトが大きく変動するこ
とがない場合は、式(3)で求めた検量線を以下の方法
で求めることもできる。
【0028】 WHi=(WTi−WT0i )・ki …(6) WT =A・WH …(7) 図4はこの発明に係る原料投入装置の制御部15の詳細
を示すブロック図である。図4を参照して検量線作成部
21は秤量ホッパ11の荷重センサ210からの秤量信
号を入力する秤量信号入力部211と、秤量信号と投入
ホッパ12のレベル計220からの信号ならびに秤量ホ
ッパ11下部の排出ゲート11aからの信号を受けて投
入ホッパ12の前風袋を算出する投入ホッパ前風袋処理
部212と、秤量ホッパ11の排出ゲート11aを開閉
することによって秤量完了後の排出処理を行なう秤量完
了排出処理部213と、秤量ホッパ11の排出ゲート1
1aからの信号を受けて投入ホッパ12の後風袋を検知
する投入ホッパ後風袋処理部214と、投入ホッパ12
の前風袋、後風袋および秤量ホッパ11の秤量信号を受
けて検量線を作成する検量線解析処理部215とを含
む。
【0029】実績収集部22は、投入ホッパ12のレベ
ル計220からの信号を受けて投入ホッパ12のレベル
を検知する投入ホッパレベル検知部221と、投入ホッ
パ12のレベルおよび検量線解析処理部215からの検
量線データを受けて秤量値の補正を行なう秤量値補正処
理部222と、投入ホッパ12内の在庫量を計算する在
庫量計算部223と、投入ホッパのレベルから投入量の
実績データを収集する投入量実績収集部224と、検量
線解析処理部215からの検量線データを受けて投入ホ
ッパ12の風袋補正を行なう風袋補正計算部225とを
含む。
【0030】投入速度制御部23は、投入フィーダ13
のオンオフを行なう起動停止回路231と、在庫量計算
部223からのデータを受けて投入速度計算および異常
監視を行なう投入速度計算異常監視部232と、投入量
実績収集部224からのデータを受けて投入予定量およ
び時間を演算する投入予定量時間計算部233と、投入
予定量をもとに投入速度を設定する投入速度設定部23
4と、設定された投入速度と投入速度計算部232から
のデータに基づいて投入速度の制御演算を行なう投入速
度制御演算部235と、投入速度演算制御部235から
のデータを受けて投入フィーダ13の駆動に適した非線
形データを出力する非線形変換器236と、投入フィー
ダ13の速度を制御する投入フィーダ速度制御回路23
7と、投入ゲート14を開閉を制御する投入ゲート開閉
制御回路238と、投入ゲート開閉制御回路238の信
号を受けて原料の投入開始、終了を判定する投入開始終
了判定回路239とを含む。投入開始終了判定信号は風
袋補正計算部225に与えらる。また、検量線解析処理
部215からのデータは投入開始部240を経て投入予
定量・時間計算部233に与えられる。
【0031】次に実績収集部22の動作について説明す
る。0.2秒〜0.25秒ごとに4回投入ホッパ12の
レベルを読取り、その(0.8秒〜1.0秒の)平均値
を求める。そして投入フィーダ13の起動から停止に状
態が遷移した時点でその積分値を投入量として実績収集
する。
【0032】次に投入速度制御について説明する。まず
投入速度の計算について説明する。投入ホッパ12のレ
ベルの読出周期(スキャン周期:0.2秒〜0.25
秒)ごとに求められるミクロな投入量から投入速度を求
めることができる。具体的には次の式で演算する。
【0033】 dW/dT=WT (i+1)−WT (i) [トン/分] …(8) 投入速度の実績値は投入ホッパ12や投入フィーダ13
の状態監視、投入完了の判定に用いる。
【0034】次に投入速度制御部23の動作について説
明する。投入速度制御部23では投入異常監視と投入量
のデータ収集を行なう。
【0035】図5は投入フィーダ13のオンオフと、そ
の投入速度(トン/分)、投入ゲート14の開度および
投入中の実績収集のそれぞれの状態を示すタイミングチ
ャートである。図5を参照して、投入フィーダ13の停
止時に実績収集が行なわれる。またその間投入ゲート1
4は開いたままである。秤量ホッパ11からの原料の排
出時に作成された検量線はその後の投入作業で投入中の
投入ホッパ12のレベルを投入量に換算するために使わ
れる。投入速度は上記した方法により演算され図のよう
なデータで表わされる。投入速度の演算の基となる投入
ホッパのレベルは実際には図6に示すように細かく変動
している。投入ホッパ12のレベル計の信号を200〜
250m秒ごとに4回読取る(信号をスキャンする)。
そして微小な時間での投入ホッパ12の投入量変化量を
把握し、図6に示すような微少変化による誤差を平滑す
るための読込(スキャン)で投入中の投入ホッパ12の
レベルの平均値を求める。
【0036】次に投入フィーダ13が起動中の状態監視
について説明する。図7は状態監視の内容を説明するた
めのフローチャートである。図7を参照して、投入フィ
ーダ13が起動中の状態監視においては、まず上記した
式8で得られたデータを積分し、平均値を算出して平滑
した投入速度を計算する(ステップS11、以下ステッ
プを略す)。このような平滑した投入速度を判定に用い
るのは、投入ホッパ12の振動等による誤判定を防止す
るためである。次に投入速度の下限を監視する(S1
2)。下限以下の場合は投入ホッパ12のレベルが所定
値以上であるか否かをもとに投入ホッパ12の空判定を
行なう(S15)。ここで判定値以下であると正常な原
料の投入による投入が完了したとして投入フィーダ13
を停止する(S16)。投入ホッパ12のレベルが空判
定値以下でないときは、投入ホッパ12に棚付きが発生
していると判断し、投入フィーダ13を強制停止する
(S17)。そして風袋の取込みを行ない、投入ホッパ
12の空判定値を更新して棚付き量に応じて警報を発す
る(S18)。
【0037】S12で投入速度が下限以上で正常である
場合は投入速度の上限を監視する(S13)。上限以上
の場合は投入フィーダ13の異常またはレベル計の異常
が発生しているとして投入フィーダ13を強制停止する
(S19)。S13で投入速度の上限が正常であると判
断されたときは、異常監視機能ルーチンから抜ける(S
14)。
【0038】以上のように、投入実績を収集するスキャ
ン周期で投入速度を監視し、投入ホッパ12のレベルを
監視することにより、投入ホッパ12への棚付き現象、
投入フィーダ13の故障、投入完了状態、レベル計故障
が判定できる。その結果、操業の異常を引起こすことを
防止できる。
【0039】次に実際の投入データについて説明する。
図8および図9は6トンの秤量ホッパ11を用いた場合
の投入ホッパ12の分割投入量の実績値を示すデータを
示す図である。図8(A)は転炉の炉修後の棚付きがな
い場合のデータであり、(B)は梅雨期の棚付きがある
場合のデータであり、図9は炉修直後の棚付きがない場
合で投入速度制御を行なわない場合のデータである。図
8(A)、(B)を参照して、鉄鉱石を設定量5600
キログラムとした場合に5回に分けて分割投入をしたと
き、それぞれ誤差は0.41%と0.87%となり非常
に小さい誤差となる。この分割投入速度の制御精度は、
分割投入量の実績収集精度に影響を与えるため、小さい
方が好ましい。なお、図中に示す各フィーダの起動回数
は図5の投入フィーダの起動に対応しており(但し、図
5ではフィーダ起動時間は一定していない)、各起動後
の実績収集時に得られた投入ホッパ12のレベルから図
中の分割投入実績値が求められる。また、この実施例に
おいては、事前に分割投入制御方式と制御パラメータの
調整は十分に行なわれているものとする。
【0040】一方図9を参照して、投入速度制御を行な
わない場合は誤差は1%を超えている。以上のように、
分割投入速度制御を行なえばその制御を行なわない場合
に比べて誤差を低い値に保つことができる。
【0041】このように投入ホッパ12への棚付き量を
考慮した状態で投入速度制御を行なえば溶鋼の成分や温
度の予測が容易になり、吹錬的中率向上が可能になる。
これは、従来のように棚付き量を制御しないとたとえば
梅雨期において投入ホッパ12内に蓄積された原料があ
る時期に崩壊して一度に炉内に落下し吹錬の異常反応を
引き起こすということが防げられるためである。
【0042】また、上記実施例によれば、分割投入ごと
に正確な投入量を把握できるため、転炉の吹錬反応を精
密に予測する物質収集モデル等の演算も可能になる。
【0043】以上のほかにもいろいろと実験を行なった
が、その結果達成できる精度は従来のホッパスケール秤
量値に対する2〜10%に対して最大0.2%まで向上
できる。この絶対精度0.2%を得るためには、ホッパ
スケール11の精度維持管理方法が重要となる。たとえ
ばホッパスケールの自動検定装置等による高頻度の検定
作業が必要となる。
【0044】この実施例においては検量線を実操業でリ
アルタイムに作成できる、すなわち操業中に特別の検定
操作をしなくても作成できることにより、操業停止時に
しかできなかった多くの工数のかかる検定作業が合理化
できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
秤量ホッパの秤量値と投入ホッパの実際の投入量との関
係を示す検量線に裏付けられた投入ホッパレベルに基づ
いて原料の投入量が制御されるため、実際に投入された
原料の量がリアルタイムで把握できる。その結果、適切
な投入速度制御の可能な原料投入装置が提供できるとい
う効果がある。
【0046】請求項2の発明によれば、原料供給装置の
最小供給速度が設定され、供給速度が最小供給速度より
も小さくなると投入ホッパ内の堆積の有無が自動的に判
定される。その結果、操業中に堆積に伴なうオペレータ
ーの非常の介入が生じない原料投入装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る原料投入装置の模式図である。
【図2】検量線を示す図である。
【図3】原料投入装置の動作を示す図である。
【図4】原料投入装置の制御部の構成を示すブロック図
である。
【図5】投入フィーダ、投入速度、投入ゲートおよび投
入中の実績収集を示すタイミングチャートである。
【図6】投入ホッパのレベルの時間的変動を示す図であ
る。
【図7】投入フィーダが起動中の状態監視を示すフロー
チャートである。
【図8】分割投入量の実績値を示す図である。
【図9】分割投入量の実績値を示す図である。
【符号の説明】
1 原料投入装置 11 秤量ホッパ 12 投入ホッパ 13 投入フィーダ 14 投入ゲート 21 検量線作成部 22 実績収集部 23 投入速度制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料を秤量する所定の精度を有する秤量
    ホッパと、 前記秤量ホッパの下流に設けられ、前記原料を一時貯留
    する投入ホッパとを含み、前記投入ホッパはその貯蔵量
    を前記所定の精度で検出する手段を有し、 前記投入ホッパの下流に設けられた原料供給装置をさら
    に含み、 前記秤量ホッパによる原料の秤量値と前記投入ホッパの
    貯蔵量との関係を示す検量線を作成する手段と、 前記検量線に裏付けられた前記投入ホッパの貯蔵量に基
    づいて前記原料供給装置の供給量を制御する手段とを含
    む、原料投入装置。
  2. 【請求項2】 前記原料供給装置の供給量を制御する手
    段は、前記供給量の最小供給速度を設定する手段を含
    み、 前記原料投入装置は、前記原料供給装置の供給速度が前
    記最小供給速度以下になったときは、前記投入ホッパ内
    の原料の堆積の有無を判定する、請求項1に記載の原料
    投入装置。
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