JPH07218326A - ベルトコンベヤーにおける荷重計量方法 - Google Patents

ベルトコンベヤーにおける荷重計量方法

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JPH07218326A
JPH07218326A JP1125494A JP1125494A JPH07218326A JP H07218326 A JPH07218326 A JP H07218326A JP 1125494 A JP1125494 A JP 1125494A JP 1125494 A JP1125494 A JP 1125494A JP H07218326 A JPH07218326 A JP H07218326A
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JP
Japan
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current
load
belt conveyor
drive motor
circuit
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JP1125494A
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English (en)
Inventor
Kihachiro Suzuki
喜八郎 鈴木
Takehiko Takazawa
武彦 高澤
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Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コンパクトで設置スペースの制限
も少なく、安価に得られランニングコストも低廉で、か
つ精度の良好なベルトスケールを用いたベルトコンベヤ
ーの搬送物(荷重)計量方法を提供する。 【構成】 ベルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路
に変流計を接続し、この変流計により駆動モーターに流
れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に入力し
て、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演算
(減算)するとともに、このときの電流増加量と、予め
設定した電流増加量と荷重との関係から荷重量を演算
し、ベルトコンベヤーにおける荷重を計量することを特
徴とし、複数のベルトコンベヤーを配設した場合の各ベ
ルトコンベヤーの起動、停止、ベルトコンベヤー間のシ
ュートの詰まり、あるいはベルトコンベヤー、ベルトス
ケール等の異常の検出等にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体、粒状体、塊状体
あるいは、これらの混合体、その他各種の被搬送物をベ
ルトコンベヤーで搬送する場合において、この搬送過程
で被搬送物の搬送量を計量する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、被搬送物をベルトコンベヤーで搬
送過程の搬送量の計量(荷重計量)は、ベルトコンベヤ
ーに近接配置したベルトスケールと呼ばれる秤量機によ
って行われる例が多い。この秤量機は、一般には、例え
ば図8に示すように、被搬送物を搬送するベルトコンベ
ヤーaの全体または一部の重量(含む荷重)を、衡橋
b、吊り棒c、こう桿dを介して、この重量による変位
をデスクeの回転に変換しこの回転を,カウンターfで
計数、積算することによりベルトコンベヤーa上の荷重
を計量するように構成されている。しかし、これらの秤
量機は、ベルトコンベヤーに近接して配設する必要があ
り、大型であるため、大きい設置スペースを必要とする
他、高価なものであり、運転コスト、精度維持のための
点検、補修等のコストも高いという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンパクト
で設置スペースの制限も少なく、安価に得られランニン
グコストも低廉で、かつ精度の良好なベルトスケールを
用いたベルトコンベヤーの荷重計量方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ベ
ルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路に変流計を接
続し、この変流計により駆動モーターに流れる電流を測
定し、この測定信号を演算装置に入力して、空荷重時の
電流レベルに対する測定電流を比較演算(減算)すると
ともに、このときの電流増加量と、予め設定した電流増
加量と荷重との関係から荷重を演算し、ベルトコンベヤ
ーにおける荷重を計量することを特徴とするベルトコン
ベヤーにおける荷重計量方法。
【0005】請求項2は、ベルトコンベヤーが複数段配
設され、ホッパーから被搬送物を順次乗り継いで搬送す
るようにした、ベルトコンベヤーによる搬送ラインにお
いて、各ベルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路に
それぞれ変流計を接続して、この変流計により駆動モー
ターに流れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に
入力して、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比
較演算(減算)するとともに、このときの電流増加量
と、予め設定した電流増加量と荷重との関係から荷重を
演算する計量回路を形成し、これらの各計量回路をシー
ケンス制御装置を介して、各駆動モーターの駆動電源に
接続しており、各計量回路で荷重量設定値に達したと
き、駆動電源を開閉し、各ベルトコンベヤーの起動、停
止を制御することを特徴とするベルトコンベヤーにおけ
る荷重計量方法。
【0006】請求項3は、ベルトコンベヤーが複数段配
設され、ホッパーから被搬送物を順次乗り継いで搬送す
るようにした、ベルトコンベヤーによる搬送ラインにお
いて、各ベルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路に
それぞれ変流計を接続して、この変流計により駆動モー
ターに流れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に
入力して、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比
較演算(減算)するとともに、このときの電流増加量
と、予め設定した電流増加量と荷重との関係から荷重を
演算する計量回路を形成し、これらの各計量回路をシー
ケンス制御装置に接続し、前段のベルトコンベヤーの計
量回路で荷重設定値に達してから一定時間経過後の後段
の計量回路での荷重設定値到達の有無を検知して、前段
ベルトコンベヤーと後段ベルトコンベヤー間のシュート
の詰まりを検出することを特徴とするベルトコンベヤー
における荷重計量方法。
【0007】また請求項4は、既設のベルトスケールを
備えたベルトコンベヤーにおいて、その駆動モーターの
電流回路に、変流計を接続しこの変流計により駆動モー
ターに流れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に
入力して、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比
較演算(減算)するとともに、このときの電流増加量
と、予め設定した電流増加量と荷重との関係から荷重量
を演算する計量回路を形成し、この計量回路と、既設の
ベルトスケールによる荷重計量回路を計量表示装置に装
置に接続し、この二つの荷重計量回路での計量結果を比
較し、その差により、ベルトコンベヤーおよびベルトス
ケールの異常を検知することを特徴とするベルトコンベ
ヤーにおける荷重計量方法である。
【0008】
【作用】本発明においては、ベルトコンベヤーの駆動モ
ーターの電流回路に接続した変流計からの電流情報によ
り、これを演算処理して、被搬送物(荷重)を計量する
ので、コンパクトで設置スペースの制限も少なく、安価
に得られランニングコストも低廉で、かつ精度の良好な
荷重計量ができる。また、この荷重計量原理は、複数の
ベルトコンベヤーの起動、停止、ベルトコンベヤー間の
ホッパーシュートの詰まり検出、ベルトコンベヤーの異
常検出等にも応用でき、ベルトコンベヤーのきめ細かい
運転管理、保守管理を実現することができる。
【0009】
【実施例1】以下に本発明の実施例1を、図1に示す本
発明を実施する装置の構成例とともに説明する。この実
施例は、高炉に供給される焼結鉱の搬送用ベルトコンベ
ヤーにおいて本発明を適用した場合のものである。
【0010】図1において、1は、ホッパーで、このホ
ッパーには、焼結鉱2が貯留されており、切りだし装置
3を経て適時ベルトコンベヤー4に切り出され、ベルト
コンベヤーを経て次工程に搬送される。このベルトコン
ベヤー4の駆動プーリ5の駆動モーター6に電源から電
流を供給する三相の電流回路7の一相7aに、計量回路
8の変流計9を接続する。
【0011】そして、この変流計9により駆動モーター
6に流れる電流を取り出し、変換器11で直流に変換し
て、この測定信号をプログラマブル演算装置12に入力
して、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演
算(減算)するとともに、このときの電流増加量と、予
め設定した電流増加量と荷重との関係から荷重を演算
し、ベルトコンベヤー4における焼結鉱2による荷重を
計量し、瞬時の搬送量(荷重量)を指示計13で指示し
長期の搬送量を積算計14で積算し表示器15に表示す
ることができる。なお図中10は負荷電流計である。
【0012】この計量原理について、以下に簡単に説明
する。本発明者等は実験を通じて、図2に示すように、
ベルトコンベヤー上の被搬送物による荷重(秤量値)と
ベルトコンベヤーを駆動する駆動プーリの駆動モーター
に流れる電流とは相関関係にあり、荷重が変化すると駆
動モーターの電流が比例的に変化することを知見するに
至り、この駆動モーターに流れた電流を測定することに
よってベルトコンベヤー上の荷重を計量することを着想
した。ベルトコンベヤーの駆動モーターは、一般に三相
モーターであるが、各相での負荷は平衡負荷と考えられ
るので、一相のみの電流測定によって、ベルトコンベヤ
ー上の荷重を測定することができる。
【0013】ベルトコンベヤー上の荷重(含む空運転時
の荷重)に対応する仕事量は、電力量であり、この電力
量Pは
【数1】 となるが、なぜ一相すなわちi(A)のみでの測定でよ
いのか、図3(a),図3(b)に示す等価回路に基づ
いて説明する。三相モーターの有効電力Pは、一般的に
【数2】 となる。実際に測定されるのは、一相のみの電流である
(平衡している)ので、図3(a)の等価回路で取り扱
って間違いはない。図3(a),図3(b)に基づいて
計算すれば、
【数3】 ここで、Rは固定と考えられるので、P’(比例記号)
2 となる。よって、一相のみでの電流測定により、ベ
ルトコンベヤー上の荷重を測定することができる。
【0014】特性図を示すと図3(c)のようになる。
実際に測定しているのは、iinであるが、それを、P
(w)として表現するために、i(比例記号)√Pの特
性より、プログラマブル演算器内にて、√を使用し、i
OUT(W)になるように特性を合わせている。
【0015】本発明によるベルトコンベヤーの荷重計量
方法の精度確認のため、従来の既設のベルトスケールに
よる荷重計量との比較を行った。図4は、ここで用いた
装置の構成例を示す。既設のベルトスケール16を備え
たベルトコンベヤー4において、その駆動モーター6の
電流回路7に、荷重計量回路8の変流計9を接続しこの
変流計により駆動モーター6に流れる電流を変換器11
で変換、測定しこの測定信号を演算装置12に入力し
て、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演算
(減算)するとともにこのときの電流増加量と、予め設
定した電流増加量と荷重との関係から荷重量を演算して
得た荷重計量信号と既設のベルトスケール16によるメ
リック信号を計量表示装置18に入力し演算、比較し
た。その結果、本発明による荷重計量値は、既設のベル
トスケールによる計量値に対して、誤差は±1.0%の
範囲内で、通常の搬送管理には、十分に適用可能である
ことが確認された。
【0016】このようにして、この実施例ではベルトコ
ンベヤーの駆動モーターの電流回路に接続した変流計か
らの電流情報により、これを演算処理して、被搬送物
(荷重)を計量するので、コンパクトで設置スペースの
制限も少なく、安価に得られランニングコストも低廉
で、かつ精度の良好な荷重計量ができる。
【0017】
【実施例2】以下に本発明の実施例2を、図5に示すこ
の発明を実施する装置の構成例とともに説明する。この
実施例は、複数(4列)のベルトコンベヤーを直列の配
置し、高炉に供給する焼結鉱を荷乗するように構成した
ベルトコンベヤーによる搬送ラインにおいて、実施例1
に記載の荷重計量原理(回路)を、各ベルトコンベヤー
の起動、停止制御に、適用した場合の例である。
【0018】図5において、1は、ホッパーで、このホ
ッパーには、焼結鉱2が貯留されており、切りだし装置
3を経て適時ベルトコンベヤー4aに切り出され、この
ベルトコンベヤーを経て、順次後段のベルトコンベヤー
4b,4c,4dに送られ、トラック19に移載され次
工程に搬送される。図中20a,20b,20cは各ベ
ルトコンベヤー間に配設したシュートである。
【0019】各ベルトコンベヤー4a,4b,4c,4
dの駆動プーリ5a,5b,5c,5dの駆動モーター
6a,6b,6c,6dに電源からそれぞれ電流を供給
する三相の電流回路7の一相7a,7b,7c,7d
に、それぞれ計量回路の変流計9を接続し、各駆動モー
ターに流れる電流を変換器11により直流電流に変換し
て測定し、この測定信号を演算装置12に入力する。こ
の演算器12は、空荷重時の電流レベルに対する測定電
流を比較演算(減算)するとともに、このときの電流増
加量と、予め設定した電流増加量と荷重との関係から荷
重を演算する。
【0020】これらの各計量回路は、シーケンス制御装
置21を介して、電源に接続しており、各ベルトコンベ
ヤーにおいて、被搬送物が供給され計量回路で荷重設定
値に達したとき、このベルトコンベヤーの電流回路7を
開にし、ベルトコンベヤーを起動する。通常運転の場
合、ベルトコンベヤー4a,4b,4c,4dの順番で
順次、計量回路で荷重設定値に達するので、同じ順番で
電流回路7を開にし、順番に起動することになる。
【0021】また、各ベルトコンベヤーに被搬送物の供
給がなくなり、各ベルトコンベヤーの計量回路で空荷重
時の電流レベルになったとき、各ベルトコンベヤーの駆
動電流回路を閉にし、ベルトコンベヤーを停止する。通
常運転の場合、ベルトコンベヤー4a,4b,4c,4
dの順番で順次、荷重計量回路が空荷重時の電流レベル
になるので、この順番に停止することになる。
【0022】このようにして、この実施例では、複数の
ベルトコンベヤーによる搬送ラインにおいて、各ベルト
コンベヤーの被搬送物(荷重)を計量回路により計量
し、この計量に基づいてベルトコンベヤーの起動、停止
を制御でき、ベルトコンベヤーのきめ細かい運転管理を
実現し、運転のランニングコストを低減することができ
る。
【0023】
【実施例3】この実施例は、複数(2列)のベルトコン
ベヤーを直列の配置し、高炉に供給する焼結鉱を荷乗す
るように構成したベルトコンベヤーによる搬送ラインに
おいて、実施例1に記載の荷重計量原理(回路)を、ベ
ルトコンベヤー間に配設したシュートの詰まり等の異常
の検出に適用した場合の例である。
【0024】図6において、1は、ホッパーで、このホ
ッパーには、焼結鉱2が貯留されており、切り出し装置
3を経て適時ベルトコンベヤー4に切り出され、このベ
ルトコンベヤーから、シュート20を経て、後段のベル
トコンベヤー4bに送られ、次工程に搬送される。
【0025】各ベルトコンベヤー4a,4bの駆動プー
リ5a,5bの駆動モーター6a,6bに電源から電流
を供給する三相の電流回路7の一相7a,7bに、それ
ぞれ荷重計量回路の変流計9を接続し、駆動モーターに
流れる電流を変換器11で直流電流に変換して測定し、
この測定信号を演算装置12に入力する。
【0026】この演算器12は、空荷重時の電流レベル
に対する測定電流を比較演算(減算)するとともに、こ
のときの電流増加量と、予め設定した電流増加量と荷重
との関係から荷重量を演算する被搬送物計量回路を形成
し、これらの各計量回路をシーケンス制御装置21に接
続し、前段のベルトコンベヤー4aの計量回路で荷重設
定値に達してから一定時間経過後の後段のベルトコンベ
ヤー4bの計量回路での荷重設定値到達の有無を検知し
て、前段ベルトコンベヤー4aと後段ベルトコンベヤー
4b間のシュート20の詰まり等の異常を検出する。
【0027】より具体的には、通常運転時においては、
ホッパー1から焼結鉱2がベルトコンベヤー4aに供給
され、このベルトコンベヤーで荷重設定値到達を検知し
て一定時間経過した後、ベルトコンベヤー4bにおい
て、荷重設定値到達を検知するが、シュート20の詰ま
り等異常があると、ベルトコンベヤー4bに焼結鉱2が
所定量到達しないため、ベルトコンベヤー4aで荷重設
定値に到達して一定時間経過してもベルトコンベヤー4
bでは、荷重設定値到着を検知することはできない。
【0028】したがって、ベルトコンベヤー4aで荷重
設定値到達を検知して一定時間経過後、ベルトコンベヤ
ー4aで荷重設定値到達の有無を検知することによっ
て、シュート20の詰まり等の異常を検出することがで
きる。この場合、a1 接点動作後、a2 接点動作までシ
ーケンス(タイマー)で監視し、タイムオーバー時a3
接点を出力し、異常を表示する。
【0029】このようにこの実施例においては、ベルト
コンベヤー間のシュートの詰まりを精度良く検出でき、
きめ細かい運転管理、保守管理を実現することができ
る。なお、この実施例では、便宜的にベルトコンベヤー
を2列直列に配置しているが、実施例2で示すように、
ベルトコンベヤーを数列配置し、ベルトコンベヤー間に
シュートを配設した場合にも適用することができ、ここ
ではシュートの詰まりの検出を主題にしているが、その
他ベルトコンベヤー、ベルトスケールおよび供給系関連
設備の異常も検出することも可能である。
【0030】
【実施例4】この実施例は、既設のベルトスケールを備
えたベルトコンベヤーにおいて、実施例1に記載の荷重
計量原理(回路)を併設しこの二つの荷重計量回路での
計量値を比較し、その差に基づいてコンベヤーおよびベ
ルトスケールの異常を検出するようにした場合の例であ
る。
【0031】図7において、1は、ホッパーで、このホ
ッパーには、焼結鉱2が貯留されており、切りだし装置
3を経て適時ベルトコンベヤー4に切り出され、このベ
ルトコンベヤーを経て、後段のベルトコンベヤーに送ら
れ、次工程に搬送される。ベルトコンベヤー4には、既
設のベルトスケール16を備え、この既設ベルトスケー
ルからのメリック計量情報を瞬時比較演算器22に入力
するとともに、積算計17を介して長期比較演算器23
に入力する。
【0032】そして、駆動モーター6の電流回路7の一
相7aに荷重計量回路8の変流計9を接続し、駆動モー
ター6に流れる電流を変換器11で直流に変換して測定
し、この測定信号を演算装置12に入力して、空荷重時
の電流レベルに対する測定電流を比較演算(減算)する
とともに、このときの電流増加量と、予め設定した電流
増加量と荷重との関係から荷重量を演算、計量し、この
計量情報を瞬時比較演算装置22に入力するとともに積
算計14を介して、長期比較演算装置23に入力する。
【0033】瞬時比較演算器22においては、既設ベル
トスケール16によるメリック計量情報と荷重計量回路
8による瞬時の計量情報を比較演算し、この二つの計量
情報による計量値を比較する。また、長期比較演算器2
3においては、既設のベルトスケール16によるメリッ
ク計量の積算情報と荷重計量回路8による計量の積算情
報を比較演算し、この二つの計量情報による長期の計量
情報(積算値)を比較する。
【0034】瞬時比較演算器と、長期比較演算器には、
それぞれ異常の判別条件が設定されており、二つの計量
情報間に顕著な差がある場合には、これをベルトコンベ
ヤーおよびベルトスケールの異常として検知する。この
二つの計量情報間の差の発生パターンにより、どのよう
な異常が発生したか識別し、異常表示器24に表示し、
警報することができるようになっている。この実施例に
示すものは、二つの計量手段を併設するため、設備コス
ト、運転のランニングコスト低減の観点では、難点があ
るが、より高い計量管理が要求される場合に有効であ
り、この二つの計量手段を新規に併設するのではなく、
既にベルトスケールが配設されているベルトコンベヤー
において適用してより有効である。なおこの実施例では
二つの計量情報を、瞬時および長期に比較するようにし
て構成しているが、瞬時、長期のどちらか一方のみ比較
して、異常を検知するようにしてもよい。
【0035】以上述べたように、本発明は、粉体、粒状
体、塊状体あるいは、これらの混合体、その他各種の被
搬送物をベルトコンベヤーで搬送する場合において、こ
の被搬送物(荷重)を安価でかつ精度よく計量すること
ができる。また、この計量原理は、複数のベルトコンベ
ヤーの起動、停止、ベルトコンベヤー間のシュートの詰
まり検出、ベルトコンベヤーベルトスケールの異常検出
等にも応用でき、ベルトコンベヤーのきめ細かい運転管
理、保守管理を実現することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明においては、ベルトコンベヤーの
駆動モーターの電流回路に接続した変流計からの電流情
報により、これを演算処理して、被搬送物(荷重)を計
量するので、コンパクトで設置スペースの制限も少な
く、安価に得られランニングコストも低廉で、かつ精度
の良好な計量ができる。
【0037】また、この計量原理は、複数のベルトコン
ベヤーの起動、停止、ベルトコンベヤー間のホッパーシ
ュートの詰まり検出、ベルトコンベヤーの異常検出等に
も応用でき、ベルトコンベヤーのきめ細かい運転管理、
保守管理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置構成例(実施例
1)を示すフロー概要説明図。
【図2】ベルトコンベヤーの駆動モーターの電流と秤量
値(荷重)との関係を示す説明グラフ。
【図3】本発明におけるベルトコンベヤーの駆動モータ
ーの電流測定原理説明図で、(a)図および(b)図は
等価回路説明図、(c)図は電流特性説明図。
【図4】本発明による計量精度を評価するための装置例
の構成例を示すフロー概要説明図。
【図5】本発明を実施するための他の装置構成例(実施
例2)を示すフロー概要説明図。
【図6】本発明を実施するための他の装置構成例(実施
例3)を示すフロー概要説明図。
【図7】本発明を実施するための他の装置構成例(実施
例4)を示すフロー概要説明図。
【図8】従来のベルトスケールの例を示す立体概要説明
図。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 焼結鉱 3 切り出し装置 4,4a,4b,4c,4d ベルトコンベヤー 5,5a,5b,5c,5d 駆動プーリー 6,6a,6b,6c,6d 駆動モーター 7 電流回路 7a,7b,7c,7d 一相(電流計接続回路) 8 荷重回路 9 変流計 10 負荷電流計 11 変換器 12 プログラマル演算器 13 指示計 14 積算計 15 表示器 16 既設ベルトスケール 17 積算計 18 比較演算器 19 トラック 20,20a,20b,20c シュート 21 シーケンス制御装置 22 瞬時比較演算器 23 長期比較演算器 24 異常表示器 a ベルトコンベヤー b 衡橋 c 吊り棒 d こう桿 e 回転デスク f 積算計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベヤーの駆動モーターの電流
    回路に変流計を接続し、この変流計により駆動モーター
    に流れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に入力
    して、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演
    算(減算)するとともに、このときの電流増加量と、予
    め設定した電流増加量と荷重との関係から荷重を演算
    し、ベルトコンベヤーにおける荷重を計量することを特
    徴とするベルトコンベヤーにおける荷重計量方法。
  2. 【請求項2】 ベルトコンベヤーが複数段配設され、ホ
    ッパーから被搬送物を順次乗り継いで搬送するようにし
    た、ベルトコンベヤーによる搬送ラインにおいて、各ベ
    ルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路にそれぞれ変
    流計を接続して、この変流計により各駆動モーターに流
    れる電流を測定し、この測定信号を演算装置に入力し
    て、空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演算
    (減算)するとともに、このときの電流増加量と、予め
    設定した電流増加量と荷重との関係から荷重を演算する
    計量回路を形成し、これらの各計量回路をシーケンス制
    御装置を介して、各駆動モーターの駆動電源に接続して
    おり、各計量回路で荷重量設定値に達したとき、駆動電
    源を開閉し、各ベルトコンベヤーの起動、停止を制御す
    ることを特徴とするベルトコンベヤーにおける荷重計量
    方法。
  3. 【請求項3】 ベルトコンベヤーが複数段配設され、ホ
    ッパーから被搬送物を順次乗り継いで搬送するようにし
    た、ベルトコンベヤーによる搬送ラインにおいて、各ベ
    ルトコンベヤーの駆動モーターの電流回路にそれぞれ変
    流計を接続して、この変流計により駆動モーターに流れ
    る電流を測定し、この測定信号を演算装置に入力して、
    空荷重時の電流レベルに対する測定電流を比較演算(減
    算)するとともに、このときの電流増加量と、予め設定
    した電流増加量と荷重との関係から荷重量を演算する計
    量回路を形成し、これらの各計量回路をシーケンス制御
    装置に接続し、前段のベルトコンベヤーの計量回路で荷
    重設定値に達してから一定時間経過後の後段の計量回路
    での荷重設定値到達の有無を検知して、前段ベルトコン
    ベヤーと後段ベルトコンベヤー間のシュートの詰まりを
    検出することを特徴とするベルトコンベヤーにおける被
    搬送物計量方法。
  4. 【請求項4】 既設のベルトスケールを備えたベルトコ
    ンベヤーにおいて、その駆動モーターの電流回路に、変
    流計を接続しこの変流計により駆動モーターに流れる電
    流を測定し、この測定信号を演算装置に入力して、空荷
    重時の電流レベルに対する測定電流を比較演算(減算)
    するとともに、このときの電流増加量と、予め設定した
    電流増加量と荷重との関係から荷重量を演算する計量回
    路を形成し、この計量回路と、既設のベルトスケールに
    よる荷重計量回路を計量表示装置に装置に接続し、この
    二つの計量回路での計量結果を比較し、その差により、
    ベルトコンベヤーおよびベルトスケールの異常を検知す
    ることを特徴とするベルトコンベヤーにおける荷重計量
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999008078A1 (de) * 1997-08-08 1999-02-18 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zum erkennen des gewichts eines gegenstandes und/oder eines insassen auf einem fahrzeugsitz
KR101024884B1 (ko) * 2008-10-02 2011-03-31 주현수 컨베이어벨트의 모터 커런트 대비 무게측정장치 시스템
JP2012103182A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Yamato Scale Co Ltd コンベヤスケール
JP2012132760A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Yamato Scale Co Ltd コンベヤスケール

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