JPH0835320A - 複合床材 - Google Patents

複合床材

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Publication number
JPH0835320A
JPH0835320A JP17237394A JP17237394A JPH0835320A JP H0835320 A JPH0835320 A JP H0835320A JP 17237394 A JP17237394 A JP 17237394A JP 17237394 A JP17237394 A JP 17237394A JP H0835320 A JPH0835320 A JP H0835320A
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JP
Japan
Prior art keywords
unit
tiles
unit frame
frame body
floor material
Prior art date
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Pending
Application number
JP17237394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koujiyuurou Tagawa
絋十郎 田川
Matsuki Koga
末喜 古閑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP17237394A priority Critical patent/JPH0835320A/ja
Publication of JPH0835320A publication Critical patent/JPH0835320A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単かつ確実に施工でき、雨水などの腐敗によ
る悪臭も防止することのできる複合床材を提供すること
を目的としている。 【構成】タイル3の嵌合用凹部を形成するユニット単体
20が、縦横に複数列並べられた状態で一体成形されて
なる樹脂製のユニット枠体2と、このユニット枠体2の
各凹部に嵌め込み接着された複数枚のタイル3とを具備
し、ユニット枠体2の底面に、弾性変形可能な複数の脚
部4が突設された複合床材1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床上に、連結状態で敷
設するようになされたユニット式の複合床材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、床上にタイルを敷設する場合、
床面上に等間隔でタイルを貼設し、各タイルの目地間に
目地剤を充填して仕上げていた。
【0003】しかし、この場合、作業が煩わしく、等間
隔の綺麗な目地に仕上げるためには、熟練した技能が必
要とされていた。
【0004】そこで、従来より、床面に敷設し、各区画
にタイルを嵌め込むようになされた敷設枠が提案されて
いる(例えば、特公平4−7206号公報参照)。
【0005】同様に、木レンガなどを敷設するための敷
設枠も提案されている(特公平4−12762号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベランダや玄
関先など厚みの薄い無機質のタイルが使用されている場
所において、上記従来の敷設枠を使用してタイルを敷設
する場合、単にタイルを嵌め込んだだけでは剥離しやす
くなるといった不都合を生じることとなる。そのため、
床面に敷設枠を敷設した後、各区画にタイルを嵌め込ん
だ状態で接着することが考えられるが、この場合、接着
作業を現場で行うため手間がかかるといった不都合を生
じることとなる。また、このような接着作業を現場で行
う場合には、人手によらなければならず、施工費用が嵩
むといった不都合を生じることとなる。
【0007】また、このような敷設枠を使用する場合、
各区画に合致するタイルを各区画の数に合わせて用意し
なければならず、現場に応じた仕入れなどの段取りが煩
わしいといった不都合を生じる。特に、各区画毎に嵌め
込むタイルを変えてタイルによる市松模様その他各種の
模様に仕上げようとした場合、複数種類のタイルを所定
の数だけ用意し、現場において各区画の所定の場所に接
着しなければならず、仕入れおよび作業ともに煩わしい
といった不都合を生じることとなる。
【0008】さらに、不陸のある床面に、上記従来の敷
設枠を使用して施工した場合、敷設枠の各区画が床面の
不陸に沿って撓む一方、変形不能な無機質のタイルは、
不陸に沿わず、この敷設枠の各区画から浮き上がってし
まう。その結果、床鳴り音やタイルのがたつきを生じた
り、タイルの割れを招くといった不都合を生じることと
なる。
【0009】そのため、シート状に形成した弾性力のあ
る発泡シートなどを床面に貼設した後、その表面に敷設
枠を敷設することで不陸調整をすることが行われている
が、この場合、発泡シートの貼設作業が煩わしく、工数
や費用が嵩む。また、充分な通気性を確保できないた
め、床面と発泡シートとの間に雨水などが入り込んだ場
合には、この入り込んだ雨水が腐敗して悪臭の原因とな
る。
【0010】なお、木レンガを敷設する敷設枠の場合
は、タイルと違って木レンガ自身が膨張収縮しやすいた
め、敷設枠の各区画と木レンガとの間隙をある程度確保
しなければならず、かつ木レンガ自身が相当な厚みがあ
るため、接着を行わず嵌め込んでいるだけなので、仕上
がりが荒くなり、ベランダや玄関先などには適応できな
い。また、適応できたとしても別途仕上げ作業に手間が
かかるといった不都合を生じることとなる。
【0011】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、簡単かつ確実に施工でき、雨水などの腐敗による悪
臭も防止することのできる複合床材を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の複合床材は、タイル嵌合用の凹部を形成する
ユニット単体が、縦横に複数列並べられた状態で一体成
形されてなる樹脂製のユニット枠体と、このユニット枠
体の各凹部に嵌め込み接着された複数枚のタイルとを具
備し、ユニット枠体の底面に、弾性変形可能な複数の脚
部が突設されたものである。
【0013】
【作用】本発明によると、ユニット枠体の底面に突設し
た脚部が弾性変形して床面の不陸を吸収する発泡シート
の役割を果たすとともに、この脚部を介して複合床材と
床面との間に間隙が形成されることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】図1および図2は複合床材1の全体構成の
概略を示し、図3は同複合床材1の施工状態を示してい
る。
【0016】すなわち、この複合床材1は、ユニット単
体20を縦横に三列並べた合計九枚を一体成形して形成
されてなる樹脂製のユニット枠体2と、各ユニット単体
20に嵌め込み接着された複数枚の無機質タイル3とを
具備し、ユニット枠体2の底面に脚部4が突設されてい
る。
【0017】ユニット単体20は、矩形状に形成された
底壁部21の周縁に側壁部22が周設されて有底矩形状
の枠体を形成するようになされたもので、その内側にタ
イル3を嵌め込むようになされている。
【0018】ユニット枠体2は、縦横三列に並べた合計
九枚のユニット単体20を、このユニット単体20の側
壁部22の頂辺同士を部分的に接続するように、樹脂材
料で一体成形したもので、通常は、この九枚分のタイル
3の面積に相当する単位で床面5に敷設できるようにな
されている。また、このユニット枠体2の隣接する二辺
から連結片6が突設されるとともに、他の隣接する二辺
には、この連結片6に連結可能な連結孔7が設けられて
いる。そして、この連結片6と連結孔7を互いに連結す
ることで、床面5に敷設される複数枚のユニット枠体2
を接続できるようになされている。さらに、この側壁部
22の頂辺同士を接続している接続部23を切断するこ
とで、必要数のユニット単体20毎に切り出して使用す
ることもできるようになされている。ただし、接続部2
3で切断して使用すると、連結片6および連結孔7に相
当するものが無いために接続できなくなるので、ユニッ
ト単体20毎に連結孔7を設けておいてもよい。
【0019】タイル3は、ユニット単体20に嵌め込ん
だ状態で、タイル3の裏面とユニット単体20の底壁部
21との間に接着剤(図示省略)を介して接着される。
このタイル3としては、磁器、石およびセメントなどで
形成された各種の無機質のタイル3を使用することがで
きる。そのため、接着剤としても、このような無機質の
タイル3と樹脂製のユニット枠体2とを接着可能なもの
であば各種の接着剤を使用することができる。具体的に
は、可撓性を有する無溶剤型接着剤(例えば、積水化学
社製 エスダイン♯680)を使用することができる。
このような無機質のタイル3は、あまり膨張収縮が無い
ので、この接着状態でユニット枠体2の各ユニット単体
20にぴったりと嵌め込んだ状態で接着することができ
る。また、この接着状態でタイル3がユニット枠体2よ
りも若干上方に突出した状態に接着され、ユニット枠体
2の部分が目地を形成するようになされている。また、
このタイル3の接着作業は、あらかじめ工場において機
械類を使用して自動的に行うことで、大量に効率良く行
うことができる。また、この接着作業をコンピュータな
どで制御することで、色などの異なる複数種類のタイル
3を所望のユニット単体20に接着して所望の模様の複
合床材1とすることができる。
【0020】脚部4は、各ユニット単体20の底壁部2
1の裏面の四隅から突設するように、ユニット枠体2と
一体に成形されている。この脚部4は、円筒状に突設さ
れた脚部本体41の先端部から、十字状に交差して円弧
状に突出するようになされた弾性変形部42が連設され
ている。
【0021】このようになる複合床材1を施工する場合
は、隣接する複合床材1の連結片6と連結孔7とを接続
しながら、単に複合床材1を床面5に敷設すればよい。
【0022】すると、図3に示すように、複合床材1の
自重によって脚部4の弾性変形部42が不陸に沿って変
形し、不陸調整が行われることとなるので、タイル3を
接着しているユニット単体20の部分が撓むのが回避さ
れることとなる。その結果、ユニット単体20の撓みに
よるタイル3の浮き上がりを防止することができること
となり、床鳴り音の発生、タイル3の剥離およびタイル
3の割れなどを生じることなく確実に施工することがで
きる。また、敷設状態で床面5と複合床材1との間に
は、脚部本体41の高さHに相当する間隙が形成される
こととなるので、充分な通気性が確保されることとな
る。
【0023】なお、本実施例の脚部4は、十字状に交差
して円弧状に突出するようになされた弾性変形部42が
弾性変形するようになされているが、この弾性変形可能
な脚部4としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、図4に示すように、脚部本体41に、別途成形した
ゴムやEVAなどの弾性体43を嵌め込んで構成したも
のであってもよい。また、図5に示すように、脚部本体
41の先端部にブラシ状に毛羽立った弾性毛44を形成
したものであってもよい。ただし、このブラシ状の弾性
毛44の場合、一端弾性毛44が変形して座屈してしま
うと充分な弾性力が働かなくなるので、毛先の高さを異
ならせたり、図6に示すように、二段になった弾性毛4
4(図6(a) 参照) や、テーパ状になった弾性毛44
(図6(b)参照) にしたりして弾性力が確保されるよう
に構成することが好ましい。
【0024】また、脚部4の数としては、ユニット単体
20が撓んでタイル3の浮き上がりを生じるのを防止で
きるのであれば、ユニット単体20に付き二本、三本ま
たは五本以上など特に限定されるものではないが、安定
的にユニット単体20の撓みを防止する意味では、本実
施例のように、ユニット単体20に付き四隅に4か所設
けられていることが好ましい。
【0025】さらに、本実施例では、各ユニット単体2
0の側壁部22の頂辺同士を接続する接続部23は、こ
の頂辺同士を部分的に接続するようになされているが、
全体にわたって接続するようになされていてもよい。こ
の場合、接続部23は、施工後にタイル3の目地とな
り、優れた外観が得られることとなる。
【0026】さらに、本実施例では、縦横に三列に並べ
た合計九枚のユニット単体20にタイル3を接着した複
合床材1について述べているが、特にこのような複合床
材1に限定されるものではなく、縦横二列の四枚、縦横
四列の十六枚、縦二列横三列の六枚あるいは縦三列横四
列の十二枚などといったように、各種枚数のタイル3を
接着した複合床材1であってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ユ
ニット枠体の底面に突設した脚部が弾性変形して床面の
不陸を吸収するので、ユニット単体の撓みによるタイル
の浮き上がりを防止することができることとなり、床鳴
り音の発生、タイルの剥離およびタイルの割れなどを生
じることなく確実に施工することができる。
【0028】また、あらかじめユニット枠体とタイルと
を接着一体化しており、かつ、このユニット枠体に突設
された脚部が弾性変形して床面の不陸を吸収すること
で、発泡シートの役割を果たすので、あらかじめ床面に
発泡シートなどを貼設する必要もなくなり、現場で単に
床面に敷設するだけで簡単に施工することができる。
【0029】さらに、このように発泡シートなどを使用
せず、脚部を介して複合床材と床面との間に間隙を形成
した状態で施工することができるので、充分な通気性を
確保して雨水などの腐敗による悪臭の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合床材の一部タイルを除いた状態を示す表面
斜視図である。
【図2】複合床材の全体構成の概略を示す背面斜視図で
ある。
【図3】複合床材の施工状態を示す断面図および部分拡
大図である。
【図4】脚部の他の実施例を示す部分断面図である。
【図5】脚部のさらに他の実施例を示す部分斜視図であ
る。
【図6】図5に示す脚部の弾性変形部の他の実施例を示
す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 複合床材 2 ユニット枠体 20 ユニット単体 3 タイル 4 脚部 5 床面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイル嵌合用の凹部を形成するユニット
    単体が、縦横に複数列並べられた状態で一体成形されて
    なる樹脂製のユニット枠体と、このユニット枠体の各凹
    部に嵌め込み接着された複数枚のタイルとを具備し、 ユニット枠体の底面に、弾性変形可能な複数の脚部が突
    設されたことを特徴とする複合床材。
JP17237394A 1994-07-25 1994-07-25 複合床材 Pending JPH0835320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17237394A JPH0835320A (ja) 1994-07-25 1994-07-25 複合床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17237394A JPH0835320A (ja) 1994-07-25 1994-07-25 複合床材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0835320A true JPH0835320A (ja) 1996-02-06

Family

ID=15940711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17237394A Pending JPH0835320A (ja) 1994-07-25 1994-07-25 複合床材

Country Status (1)

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JP (1) JPH0835320A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030008947A (ko) * 2001-07-21 2003-01-29 정상진 조립식 건식바닥을 위한 수지매트 및 이를 이용한건식바닥 유니트, 그리고 건식바닥공법
JP2010084506A (ja) * 2008-09-02 2010-04-15 Misawa Homes Co Ltd 温度上昇抑制システム
ITBO20130409A1 (it) * 2013-07-29 2015-01-30 Cooperativa Ceramica D Imola S C Sistema di pavimentazione ad elementi modulari e metodo per la realizzazione di detti elementi.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030008947A (ko) * 2001-07-21 2003-01-29 정상진 조립식 건식바닥을 위한 수지매트 및 이를 이용한건식바닥 유니트, 그리고 건식바닥공법
JP2010084506A (ja) * 2008-09-02 2010-04-15 Misawa Homes Co Ltd 温度上昇抑制システム
ITBO20130409A1 (it) * 2013-07-29 2015-01-30 Cooperativa Ceramica D Imola S C Sistema di pavimentazione ad elementi modulari e metodo per la realizzazione di detti elementi.

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