JPH083465Y2 - マンホール用蓋 - Google Patents

マンホール用蓋

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JPH083465Y2
JPH083465Y2 JP1989128179U JP12817989U JPH083465Y2 JP H083465 Y2 JPH083465 Y2 JP H083465Y2 JP 1989128179 U JP1989128179 U JP 1989128179U JP 12817989 U JP12817989 U JP 12817989U JP H083465 Y2 JPH083465 Y2 JP H083465Y2
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JP
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manhole
manhole cover
groove
pipe
cover
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JP1989128179U
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JPH0365744U (ja
Inventor
雄司 今崎
Original Assignee
株式会社三木田興業
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、下水道管等、汚水等を輸送する配管内の堆
積物等を除去する際に開閉するマンホール用蓋に係り、
特に、内部に外部の光を充分取り入れ、内部に外気を導
入することができ、管路内に配線コードの最外層シース
の表面を傷付けることなくスムーズにマンホール内に送
入することができ、かつ、作業者がマンホール内に誤っ
て落下するようなことのないマンホール用蓋に関する。
【従来の技術】
近年、大都市集中化現象と大都市周辺における人口増
加に伴い、住宅需要が飛躍的に拡大している。この住宅
需要の拡大が宅地の乱開発を助長し、宅地の狭小化現象
を現出し、住宅事情は、逼迫した状態となっている。こ
れにともない、下水道の整備が行われ、道路上の往来が
激しい点及び衛生の点を考慮して、各家庭から排水され
る汚水等を集めて輸送する下水道管等の配管は、地中に
埋設する方法が採られている。 この配管埋設方式に用いられる配管材としては、陶
管、遠心力鉄筋コンクリート管、FRP層の間にレジンコ
ンクリートを入れて成型した強化プラスチック複合管
(ポリコンFRP管)、FRP管鋼管、及びアスベストセメン
ト管等が有り、その他硬質塩化ビニル管、波付き可撓ポ
リエチレン管(タフレップ)等がある。 このようにして選択された配管は、下水道本管として
地中に埋設される。この配管には、各家庭で排出する生
活排水が流入するようになっている。このような各家庭
から排出される生活排水は、種々の汚物が混入されてお
り、これら汚物が配管底部に沈殿し、スムーズな排水の
流れを妨げることが有る。そこで、このような汚物の沈
殿によって下水道本管を流れが妨げられないように、配
管内を清掃する等のメンテナンスを行う必要が有る。 ところが、各家庭から排出される生活排水の流れを妨
げるのは、必ずしも各家庭から排出される種々の汚物に
よるとは限らない。長い年月の間に、管のズレあるい
は、布設時の施工ミス等で、ジョイント部のパッキン
が、シール部より、はみ出して、配管内部に垂れ下がっ
ている箇所があり、詰まりの原因となることがある。ま
た、作業現場等から流れ出す、コンクリートの洗い汁な
どが、長い間に配管底部に堆積して固まっている場合が
あり、詰まりの原因となることがある。各家庭から排出
するために下水道本管に接続する取付管の内部へのはみ
出しがあり、詰まりの原因となることがある。さらに
は、埋設管に、街路樹花壇等の根がジョイント部の隙間
やクラック部から配管内部に侵入してくることがあり、
詰まりの原因となることがある。 そこで、本考案者は、自走車にテレビカメラを搭載
し、前部に複数個の刃を有し回転して管内堆積物等を切
削する切削部を有し、後部に該切削部と回転させる駆動
部有する堆積物等切削機構と、堆積物等切削機構を移動
させる移動機構とによって構成した管内堆積物等の除去
装置を開発するに至っている。 この管内堆積物等の除去装置100は、第6図に示す如
く、マンホール200の蓋を開けて、このマンホール200の
入口から、配管300内に載置される。また、管内堆積物
等の除去装置100は、作業車400から遠隔でコントロール
される。すなわち、作業車400と、管内堆積物等の除去
装置100との間は、配線コード500によって接続されてい
る。したがって、この管内堆積物等の除去装置100の搬
入の際、及び管内堆積物等の除去装置100の搬入後作業
中は、第6図に示す如く、マンホール200の蓋を開けた
ままで作業をする。
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の管内堆積物等の除去装置100を使
用する場合にあっては、管内堆積物等の除去装置100の
搬入の際、及び管内堆積物等の除去装置100の搬入後の
作業中は、マンホール200入口からマンホール200内に外
部の光を取り入れ、また、マンホール200内で作業する
者のために空気を取り入れる必要からマンホール200の
蓋を開けたままで作業をしている。このため、この開い
たマンホール200の入口から作業者がマンホール200内に
落下してけがをしたり、甚だしい場合には死亡したする
ことがあるという問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、作
業中に作業者がマンホール内に誤って落下するようなこ
とがないように蓋をしたままで、外部から光及び空気を
マンホール内に充分取り入れることができると共に、管
路内に配線コードの最外層シースの表面を傷付けること
なくスムーズにマンホール内に送り込むことができるマ
ンホール用蓋を提供しようというものである。
【課題を解決する手段】
上記目的を解決するために、本考案におけるマンホー
ル用蓋は、円形マンホールに嵌合するマンホール用蓋に
おいて、前記蓋を網状に形成し、外周適宜箇所に中心に
向かって伸びる適宜長さの溝を形成すると共に、該溝に
滑車を設けて構成したものである。 そして、上記マンホール用蓋に、溝形成箇所以外の外
周適宜箇所に少なくとも1ヵ所切欠きを設けたものであ
る。
【作用】
マンホール用蓋を網状に形成し、外周適宜箇所に中心
に向かって伸びる適宜長さの溝を形成すると共に、該溝
に滑車を設けて構成してあるため、マンホール用蓋をマ
ンホールの入口に載せたままでも、外部から光及び空気
をマンホール内に充分取り入れることができると共に、
管路内に配線コードの最外層シースの表面を傷付けるこ
となくスムーズにマンホール内に送り込むことができる
ので、作業中に作業者がマンホール内に誤って落下して
怪我をするのを防止することができる。 そして、マンホール用蓋に、溝形成箇所以外の外周適
宜箇所に少なくとも1ヵ所切欠きを設けてあるため、マ
ンホールより溢れる水によって流れ出さないようにマン
ホールの内壁面とマンホールの蓋を繋ぐ鎖の上にマンホ
ールの蓋を載せなくて済むので、この鎖を傷付けること
がない。
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 第1図〜第4図には、本考案に係るマンホール用蓋の
一実施例が示されている。 図において、1は、マンホール用蓋で、第6図図示マ
ンホール200の上部入口に載置するものである。このマ
ンホール用蓋1は、円形状に形成されており、縁2を有
し内部全体が網目(エキスパンダー網)3によって形成
されている。 4は、マンホール用蓋1の外周端部から中心点に向か
って設けられている所定幅(配線ケーブルが通るに充分
な幅)の溝である。この溝4には、滑車5が回転自在に
設けられている。この滑車5は、第2図に示す如く、軸
6にベアリング7を介して回転自在に取付けられてお
り、滑車5の略中央に断面U字状の嵌合溝8が形成され
ている。この嵌合溝8は、配線コード500を嵌合させる
もので、第3図に示す如く、配線コード500をマンホー
ル200内から搬入出させる際に、マンホール用蓋1によ
って蓋した状態で配線コード500をスムーズに搬入出さ
せるためのものである。 また、このマンホール用蓋1の外周には、2つの切欠
き9、10が設けられている。この切欠き9と、切欠き10
とは、マンホール200の蓋を開けたときに蓋を繋いでお
く鎖を踏まないようにするための鎖逃げである。通常、
マンホール200の入口を塞いでいる蓋は、水がマンホー
ル内より溢れた場合に、溢れた水の圧によって浮いて流
れ出してしまわないようにマンホール200の内壁面に鎖
の一端を固定し、この鎖の他端にマンホール200の蓋を
固着し、マンホール200の内壁面に鎖で繋がれている。
そして、マンホール200の蓋を開けてマンホール200の入
口の脇に置いた場合にも、マンホール200の内壁と蓋と
が鎖によって繋がった状態になっている。切欠き9、10
は、マンホール用蓋1をした際に、マンホール用蓋1の
外周端がこの鎖の上に載せるようになるのを防止するた
めのものである。 この鎖逃げ用の切欠き9と、切欠き10と2つ設けてい
るのは、マンホール200の内壁と蓋とを繋ぐ鎖の位置
が、溝4に設けられている滑車5に対して左右のいずれ
の位置にきていてもうまく鎖を逃げられるようにするた
めである。したがって、この鎖逃げ用の切欠きは、第3
図に示す如く切欠き11を1つ設けたものであっても良
い。 このように構成されるものであるので、まず、第6図
に示す如く、マンホール200の蓋を開けて、このマンホ
ール200の上部入口から、管内堆積物等の除去装置100を
搬入し、配管300内に載置する。この管内堆積物等の除
去装置100からは、作業車400から遠隔でコントロールす
るための配線コード500を引き回し、マンホール200の上
部入口から外に導き出す。その後、マンホール用蓋1の
溝4に嵌合し、さらに、配線コード500をこの溝4に設
けられている滑車5の嵌合溝8に嵌合して、第4図に示
す如く、マンホール200の上部入口にマンホール用蓋1
を嵌め込む。しかる後、作業車400から遠隔で管内堆積
物等の除去装置100をコントロールして作動させる。こ
の場合、管内堆積物等の除去装置100が自走し、配線コ
ード500が第4図図示矢印Aに示す如き方向に走行する
と、滑車5は、第4図図示矢印Bに示す如く回転するた
め、配線コード500を最外層シース表面に傷を付けるこ
となく、スムーズに走行させることができる。
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。 請求項1に記載のマンホール用蓋においては、円形マ
ンホールに嵌合するマンホール用蓋において、前記蓋を
網状に形成し、外周適宜箇所に中心に向かって伸びる適
宜長さの溝を形成すると共に、該溝に滑車を設けて構成
してあるため、マンホール用蓋をマンホールの入口に載
せたままでも、外部から光及び空気をマンホール内に充
分取り入れることができると共に、管路内に配線コード
の最外層シースの表面を傷付けることなくスムーズにマ
ンホール内に送り込むことができるので、作業中に作業
者がマンホール内に誤って落下して怪我をするのを防止
することができる。 請求項2に記載のマンホール用蓋においては、マンホ
ール用蓋を、溝形成箇所以外の外周適宜箇所に少なくと
も1ヵ所切欠きを設けて構成しているため、マンホール
の蓋を開けてマンホールの入口の脇に置いた場合に、マ
ンホールより溢れる水によって流れ出さないようにマン
ホールの内壁面とマンホールの蓋を繋ぐ鎖の上にマンホ
ールの蓋を載せて踏み付けることがなくて済むので、こ
の鎖を傷付けたり、鎖を踏み付けることによってマンホ
ール用蓋が不完全となり、その上で作業している最中に
外れて、作業者がマンホール内に落下して怪我をすると
いったことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマンホール用蓋の実施例を示す平
面図、第2図は第1図図示マンホール用蓋の溝に設けた
滑車の一部断面構成図、第3図は第1図図示マンホール
用蓋をマンホールに嵌着させた状態を示す図、第4図は
第3図図示マンホールに嵌着させたマンホール用蓋の断
面側面図、第5図は管内堆積物等の除去装置を用いて作
業する場合の従来の作業状態を示す図である。 1……マンホール用蓋 3……網目 4……溝 5……滑車 8……嵌合溝 9,10,11……切欠き 200……マンホール 500……配線コード

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形マンホールに嵌合するマンホール用蓋
    において、前記蓋を網状に形成し、外周適宜箇所に中心
    に向かって伸びる適宜長さの溝を形成すると共に、該溝
    に滑車を設けたことを特徴とするマンホール用蓋。
  2. 【請求項2】上記マンホール用蓋は、溝形成箇所以外の
    外周適宜箇所に少なくとも1ヵ所切欠きを設けたもので
    ある請求項1記載のマンホール用蓋。
JP1989128179U 1989-11-01 1989-11-01 マンホール用蓋 Expired - Lifetime JPH083465Y2 (ja)

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JP1989128179U JPH083465Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 マンホール用蓋

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JP1989128179U JPH083465Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 マンホール用蓋

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Publication Number Publication Date
JPH0365744U JPH0365744U (ja) 1991-06-26
JPH083465Y2 true JPH083465Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=31675898

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JP1989128179U Expired - Lifetime JPH083465Y2 (ja) 1989-11-01 1989-11-01 マンホール用蓋

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172860U (ja) * 1984-04-20 1985-11-15 清水 一郎 工事用仮設マンホ−ル蓋

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JPH0365744U (ja) 1991-06-26

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