JP2008267023A - 雨水貯留システム - Google Patents

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Ryosuke Inoue
了介 井上
Osamu Takenaka
修 竹中
Junichi Emi
准一 江見
Noriaki Igata
徳亮 鋳方
Original Assignee
Ito Yogyo Co Ltd
株式会社イトーヨーギョー
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Abstract

【課題】施工が簡単であるとともに耐久性に優れており、ポンプによる雨水の排出を省略することができ、さらにはメンテナンスが容易である雨水貯留システムを提供する。
【解決手段】道路R脇に埋設された集水桝1と、この集水桝1と連通しており前記道路Rの縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函2と、前記集水桝1に接続されており当該集水桝1内の雨水を外部に流出させるための流末管3とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は雨水貯留システムに関する。さらに詳しくは、道路上の雨水を一時的に貯留する雨水貯留システムに関する。
集中豪雨により短時間の間に多量の雨水が河川に流入して当該河川が氾濫するのを防ぐために、前記雨水を一時的に貯留して、徐々に河川に放流するか又は土壌中に浸透させる雨水貯留システムが提案されている。
前記雨水貯留システムのうち、主として市街地に降る雨を対象とするものに、道路の側溝から雨水を取り込むタイプ(例えば、特許文献1参照)と、道路を透水性材料で舗装し、この舗装部を通して直接雨水を道路下方に埋設された貯留槽に取り込むタイプ(例えば、特許文献2参照)とが知られている。
特許文献1記載の雨水流出抑制排水路構造は、ブロックを連設して形成した排水路(暗渠)と、この排水路に併設され、複数の充填部材を連設した浸透渠部とを備えており、前記排水路と浸透渠部の間には、前記排水路内の雨水を浸透渠部へ流出可能な連通部が設けられている。また、前記充填部材はポリプロピレンなどの合成樹脂で作製されており、雨水を一定方向に流すために、水平面に対して一定角度で傾斜する傾斜面を有している。
また、特許文献2記載の雨水貯留槽は、透水性舗装部の下方に貯留槽を複数段上下方向に設置し、各貯留槽は上方から下方へ雨水が順次流下できるように連結配管で連結されている。そして、最下部の貯留槽に溜まった雨水をポンプにより前記舗装部に散水するための配管が設けられている。
さらに、前記両タイプとは異なるが、道路下方又は道路から離れた空き地などの地中に貯留タンクを形成し、降雨時に前記貯留タンクに一旦雨水を貯留し、徐々にタンク内の雨水を河川などに流出させることが知られている。
特開2006−274628号公報 特開2006−225861号公報
しかしながら、特許文献1記載の構造では、充填部材として合成樹脂製品を用いていることから、耐久性及び強度の点において信頼性に欠けるとともに、一旦地中に埋設するとメンテナンスがほとんど不可能であり、道路のような永久構造物には不向きである。
また、特許文献2記載の雨水貯留槽は、現状の道路を改築して雨水貯留槽を形成する場合、舗装全体を改築する必要があるので、施工量が多くなりコストが高くつく。また、透水舗装の目詰まりにより長年の使用により性能が低下してしまう。さらに、一旦施工してしまうとメンテナンスすることができない。
さらに、地中に貯留タンクを埋設する場合、流末管の埋設深さにもよるが、タンク内の雨水を排出するためのポンプが必要となるケースがほとんどであり、ポンプ設置に伴うイニシャルコスト、及び維持、管理も含めたランニングコストがかかる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、施工が簡単であるとともに耐久性に優れており、ポンプによる雨水の排出を省略することができ、さらにはメンテナンスが容易である雨水貯留システムを提供することを目的としている。
本発明の第1の観点に係る雨水貯留システムは、道路脇に埋設された集水桝と、この集水桝と連通しており前記道路の縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函と、前記集水桝に接続されており当該集水桝内の雨水を外部に流出させるための流末管と、を備えたことを特徴としている。
本発明の第1の観点に係る雨水貯留システムでは、道路の縦断方向に沿って複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函(以下、これらを代表して単に「高強度管」ともいう)が埋設されており、この高強度管内に前記集水桝を介して雨水が流入し貯留される。この高強度管は、一般のフューム管などに比べて高強度であるので、土被りを浅くすることができる。すなわち、埋設深さを浅くすることができるので、貯留した雨水を河川などに排出するための流末管の埋設深度が浅くても、自然流下により雨水を排出することができる。したがって、ポンプアップが不要となり、ポンプ設置に伴うイニシャルコスト、及び維持、管理も含めたランニングコストが不要となる。また、管設置のための施工量(掘削量)が少なくて済むので施工コストを抑えることができる。
さらに、埋設深さが浅いことから、既設の埋設物との干渉の可能性が小さいので工事が容易であり、また、管内のメンテナンスも容易である。
また、管の内径や埋設数を選定することで必要な雨水貯留量に合わせた設計を容易に行うことができる。
また、道路の縦断方向に沿って埋設した複数の管を貯留スペースとするので、施工幅を小さくすることができ、その結果、既設埋設物の多い歩道側を避けて施工するするとともに施工時の規制範囲を小さくすることができる。
前記プレキャスト高強度管が台付管であるのが好ましい。台付管は、台の部分が平坦な面であるので、砕石からなる基礎の上に載置するだけで設置工事が完了し、施工が容易である。また、掃流力が高く、土砂の堆積が少なく且つ止水性能に優れているという利点がある。
前記プレキャスト高強度管の端部が、開口部を有する蓋体で閉止されており、前記開口部に接続管の一端が接続されており、この接続管の他端が、前記蓋体に隣接する他のプレキャスト高強度管又は集水桝に接続されているのが好ましい。この場合、プレキャスト高強度管の端部を蓋体で閉止することで、当該プレキャスト高強度管を簡単にタンク(雨水貯留部)にすることができる。また、プレキャスト高強度管同士の接続は、前記蓋体に形成された開口部をつなぐ接続管により行われ、その結果、前記プレキャスト高強度管を横断する埋設物が存在しても、これを容易にかわすことができる。
前記蓋体の開口部に、中空の截頭円錐状の固定具が配設されており、当該固定具は、径小部が外方を向くように、その径大部が前記開口部に固定されているのが好ましい。この構成によれば、固定具の径小側の開口に接続管を挿入し、この固定具の径小側端部と接続管を固定することにより、簡単に接続管を蓋体の開口部に接続することができる。
前記接続管の端部にオリフィス部が設けられているのが好ましい。これにより、高強度管からの雨水の流出速度を調整することができる。
前記流末管の集水桝側端部にオリフィス部が設けられているのが好ましい。これにより、河川などへの雨水の排出速度を調整することができる。
前記オリフィス部が中空円錐状のオリフィス本体を備えており、このオリフィス本体の少なくとも先端付近が切断可能に形成されており、且つ、切断により形成される開口がオリフィスを構成するのが好ましい。この構成によれば、オリフィス本体の切断箇所を変えることにより、オリフィスの開口の大きさを調整することができる。したがって、雨水貯留システムの設置場所の降雨量、雨水排出先の河川などのキャパシティーなどに応じて適切な排出速度を設定することができる。また、一旦施工した後でも、状況に応じて、容易にオリフィスの開口の大きさを調整することができる。さらに、清掃のために取り外すことができるので、清掃作業が容易になる。
前記集水桝内にオーバーフロー機構が配設されており、このオーバーフロー機構は、前記集水桝内に立設されており、上端にオーバーフロー皿を有する縦管と、この縦管の下部に形成され、前記流末管が接続される流出口と、前記縦管の下部に接続されており、集水桝内の雨水が流入し得る流入管とを備えており、この流入管の開口端にオリフィスが設けられているのが好ましい。この場合、集水桝内の雨水は、降雨量が少ないときは、集水桝内に立設された縦管の下部に接続された、オリフィス付きの流入管より流末管に徐々に排出される。一方、降雨量が多くなり、前記オリフィスを経由しての排出では集水桝内の雨水が一杯になり路面上に逆流する惧れがあるときは、前記縦管の上端に設けられたオーバーフロー皿から雨水が流末管に排出される。これにより、前述した路面上への雨水の逆流を防止することができる。
前記集水桝及び/又は高強度管に、雨水を地中に浸透させるための透水口を複数形成することができる。この場合、前記透水口より集水桝や高強度管内の雨水を地中に浸透させることができ、河川や下水などへの雨水排出量を減らすことができる。
また、本発明の第2の観点に係る雨水貯留システムは、勾配を有する道路下に配設される雨水貯留システムであって、
道路脇に埋設された複数の集水桝と、
隣接する集水桝間において道路の縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函と、
前記集水桝に接続されており当該集水桝内の雨水を外部に流出させるための流末管と、
前記集水桝内に配設されたオーバーフロー機構と
を備えており、
前記オーバーフロー機構は、前記集水桝内に立設されており、上端にオーバーフロー皿を有する縦管と、この縦管の下部に形成され、前記流末管が接続される流出口とを備えており、
前記複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函の内部と、当該複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函の下流側に設けられる集水桝内の前記縦管内部とが配管により連通状態にされていることを特徴としている。
本発明の第2の観点に係る雨水貯留システムでは、複数の高強度管の内部と、当該複数の高強度管の下流側に設けられる集水桝内のオーバーフロー機構を構成する縦管内部とが配管により連通状態にされている。このため、集水桝内に流れ込んだ雨水は、当該集水桝に接続された下流側の高強度管内に流れ込み、この雨水は、前記配管を経由して前記高強度管の下流側の集水桝内のオーバーフロー機構を構成する縦管内に流れ、さらにこの縦管に接続された流末管より河川や下水に放流される。雨水の量が多くなると徐々に高強度管内に溜まっていき、設定された貯留量を超えて雨水が集水桝内に流れ込むと、流入した雨水は、前記縦管の上端のオーバーフロー皿より直接流末管に排出されるので、道路が雨水により冠水することがない。
前記配管内、又は当該配管と前記縦管との接続部にオリフィス部が設けられているのが好ましい。この場合、河川などへの雨水の排出速度を調整することができる。
本発明の雨水貯留システムによれば、施工が簡単であるとともに耐久性に優れており、ポンプによる雨水の排出を省略することができ、さらにはメンテナンスが容易である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の雨水貯留システムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る雨水貯留システムの平面説明図であり、図2〜4は、それぞれ図1のA−A線断面図、B−B線断面図及びC−C線断面図である。図1〜4に示される雨水貯留システムSは、市街地における道路及びその近辺に降った雨水を一時的に貯留して、徐々に河川などに放流するシステムであり、道路Rの脇に埋設された集水桝1と、この集水桝1と連通しており前記道路Rの縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管である台付管2と、前記集水桝1に接続されており当該集水桝1内の雨水を外部に流出させるための流末管3とで主に構成されている。なお、高強度管の種類は本発明において特に限定されるものではなく、0〜100cm程度の土被りにて路面下への埋設が可能であるかぎり、前記台付管2以外にも、例えば重圧管、CSB管などを採用することができる。
道路Rは、歩車道境界ブロック4によって区分された車道5及び歩道6からなっており、前記歩車道境界ブロック4の車道側側面4aの下端には、車道5表面を流れてきた雨水を集水するための集水スリット8が所定間隔で形成されている。この集水スリット8は、前記歩車道境界ブロック4内において道路Rの縦断方向に沿って配設された集水管9に接続されており、この集水管9の端部は前記集水桝1内に開口している。
集水桝1は、車道5の歩道6側端部付近において道路Rの縦断方向に沿って所定間隔で配置(埋設)されている。この集水桝1は、コンクリート製の箱状又は円筒状構造物であり、その上部開口にはグレーチング蓋10が嵌め込まれている。道路Rの車道5上の雨水は、前記グレーチング蓋10を経由して、並びに前記集水スリット8及び集水管9を経由して集水桝1内に集められる。そして、この集められた雨水は、前記台付管2からなる貯留タンク内に一旦貯留された後に、前記集水桝1の歩道側の側壁に接続された流末管3を経由して河川などに徐々に排出される。
台付管2は、図2〜4に示されるように、管外周面において軸方向に沿って台部11が形成されており、管の横断方向の断面が略馬蹄形を呈している。台付管1は、前記台部11が形成されていることから、円筒状の一般的なフューム管などに比べて高強度であり、道路R下に埋設するに際し、埋設深さを浅くすることができる。したがって、前記流末管3の埋設深さが比較的浅い場合であっても、ポンプを用いることなく自然流下により雨水を排出することができる。また、管設置のための施工量(掘削量)が少なくて済むので施工コストを抑えることができる。さらに、埋設深さが浅いことから、既設の埋設物との干渉の可能性が小さいので工事が容易であり、また、管内のメンテナンスも容易である。
前記台付管2は、前述したように、道路Rの縦断方向に沿って複数配設され、その内部を雨水の貯留スペースとするものであるが、台付管2の数やサイズ(内径、長さ)は、必要とする雨水の貯留量に応じて適宜選定することができる。換言すれば、台付管2の数やサイズを選定することで必要な雨水貯留量に合わせた設計を容易に行うことができる。また、管体を道路Rの縦断方向に沿って配設することで雨水の貯留スペースとしているので、雨水の貯留スペース形成のための施工幅を小さくすることができ、その結果、既設埋設物の多い歩道側を避けて施工するするとともに施工時の交通規制の範囲を小さくすることができる。なお、一般的な道路の場合、使用される台付管2の内径は500〜1200mm程度であり、また、長さは2000〜2500mm程度である。
前記台部11は、管の長手方向に沿った平坦な底面11aを有しており、図2に示されるように、前記底面11aを、砕石などからなる基礎12の上に打設されたレベリング用のモルタル7上に載置するだけで台付管2の設置工事が完了することから、施工が容易であるという利点がある。また、前記台付管1は、従来、下水管として利用されているものであり、掃流力が高く、土砂の堆積が少ないという利点もある。
図5に示されるように、台付管2の一方の端部には、内周面にガスケット13が埋設されたメス部2aが形成されており、他方の端部にはオス部2bが形成されている。そして、前記オス部2bをメス部2aに挿入することで、複数の台付管2を直接接続することができる(図6参照)が、図5に示されるように、前記台付管2の端部を、例えばプレキャストコンクリートからなる蓋体15で閉止し、この蓋体15に形成された開口部14を介して複数の台付管2を連通状態にすることもできる。この場合、メス部2aが形成された側の端部は、ソケット用の蓋体15aで閉止され、オス部2bが形成された側の端部はスピゴット型の蓋体15bで閉止される。なお、前記スピゴット用の蓋体15bの内周面にも前記メス部2aと同様にガスケット16が埋設されている。このように、台付管2の端部を蓋体15で閉止することにより、当該台付管を簡単に雨水貯留用のタンクとすることができる。
前記蓋体15a、15bの円形の開口部14には、図7に示されるように、中空の截頭円錐状の固定具17が配設されている。この固定具17は、ゴムなどの可撓性を有する材料で作製されており、径小部が外方(蓋体15a、15bにより閉止される台付管2から離間する方向)を向くように、その径大部が前記開口部14に固定されている。より詳細には、前記固定具17の径大側の端縁には、前記開口部14の内周面14aに当接し得る外径を有する短円筒形状の固定リング部17aが軸方向に沿って延設されており、一方、固定具17の径小側の端縁には、同じく短円筒形状の固定リング部17bが軸方向に沿って延設されている。そして、前記固定リング部17aは前記開口部14の内周面14aに拡張バンドにより固定される。
蓋体15により開口端が閉止された台付管2同士は、接続管18により接続される。この接続管18は、例えば塩ビ管、台付管、フューム管などで構成することができ、図7に示されるように、その端部を前記固定具17の固定リング17b内に挿入して、当該固定リング部17bをホースクランプなどにより接続管18の外周面に固定することで、蓋体15に簡単に接続することができる。台付管2同士の接続を接続管18により行うことで、図8に示されるように、前記台付管2を横断する下水横断管や電線管などの干渉物19が地中に存在しても、容易に当該干渉物19を回避させることが可能となる。
また、台付管2は、前述したように平坦な底面11aを有していることから、設置時におけるレベリングが比較的容易であり、また、前記接続管18により集水桝1や隣接する台付管2に接続可能であることから、平坦な道路Rだけでなく、図9に示されるような、傾斜した道路Rにおいても簡単に施工することができる。
前記接続管18の端部には、図7に示されるように、オリフィス部20が設けられており、このオリフィス部20は、中空円錐状のオリフィス本体21と、このオリフィス本体21の底面に配設されるごみよけ用のネット22とを備えている。かかるオリフィス部20を設けることにより、台付管2からの雨水の流出速度を調整することができる。
前記オリフィス本体21は、ポリエチレンやABSなどの合成樹脂や、SBRやEPDMゴムなどにより、少なくとも先端付近が現場にて容易に切断できるように作製されている。これにより、オリフィス本体21の先端付近を切断することでオリフィスの開口の大きさを調整することができ、雨水貯留システムの設置場所の降雨量、雨水排出先の河川や下水などのキャパシティーなどに応じて適切な速度を設定することができる。前記オリフィスの開口は、一般的な道路の場合、例えば30〜100mmの範囲で調整される。
なお、前記オリフィス部20は、接続管18の端部内に着脱自在に配設するのが好ましく、これにより、オリフィス部21の清掃を容易に行うことができ、また、一旦施工した後でも、状況に応じて、容易にオリフィスの開口の大きさを調整することができる。
前記集水桝1内の雨水は、流末管3を経由して河川などに排出されるが、徐々に雨水を排出するために、本実施の形態では、流末管3の集水桝1側端部内にオリフィス部30が配設されるか(図3参照)、又は集水桝1内にオリフィスを有するオーバーフロー機構40が配設されている(図4、10及び11参照)。
図3に示される例では、流末管3が集水桝1の歩道側側壁に形成された開口部に接続されており、この流末管3の接続端内部にオリフィス部30が取り外し自在に配設されている。このオリフィス部30は、中空の截頭円錐状のオリフィス本体31と、このオリフィス本体31の径小側端部に固定される有底の短円筒状のカバー32と、このカバー32の開口端に設けられたフィルター部33とで構成されている。前記カバー32は、フィルター部33が設けられた側から前記オリフィス本体31の径小側の開口に挿入され当該オリフィス本体31に固定される。また、カバー32の底面32aには、オリフィスとして機能する直径30〜100mm程度の孔34が形成されている。この例では、集水桝1内の雨水は、前記オリフィス部30を経由して徐々に河川などに排出され、その際、雨水に含まれるごみは前記フィルター部33により捕捉される。
図4、10及び11に示される例では、オリフィスを有するオーバーフロー機構40が集水桝1内に配設されている。このオーバーフロー機構40は、集水桝1内に立設されており、上端にオーバーフロー皿41を有する縦管42と、この縦管42の下部に形成され、前記流末管3が接続される流出口43と、前記縦管42の下部に接続されており、集水桝1内の雨水が流入し得る流入管44とを備えており、この流入管44の開口端は、オリフィスとして機能する直径30〜100mm程度の孔45が形成された蓋46で閉止されている。この場合、集水桝1内の雨水は、降雨量が少ないときは、図10に示されるように、前記孔45から流入管44内に流れ込み、流出口43を経て流末管3に徐々に排出される。一方、降雨量が多くなり、前記孔45を経由しての排出では集水桝1内の雨水が一杯になり路面上に逆流する惧れがあるときは、図11に示されるように、前記縦管42の上端に設けられたオーバーフロー皿41から雨水が直接縦管42内に流れ込み、流出口43を経て流末管3に排出される。これにより、前述した路面上への雨水の逆流を防止することができる。
図12〜14は、本発明の他の実施の形態に係る雨水貯留システムを示しており、この雨水貯留システムは勾配を有する道路下に配設される。前記雨水貯留システムは、道路脇に埋設された複数の集水桝101と、隣接する集水桝間において道路の縦断方向に沿って埋設された複数の台付管(高強度管)102と、前記集水桝101に接続されており当該集水桝101内の雨水を外部に流出させるための流末管103と、前記集水桝101内に配設されたオーバーフロー機構140とを備えている。なお、図12又は図14において、Mは集水桝101の上部開口を閉止するマンホールである。
前記オーバーフロー機構140は、前記集水桝101内に立設されており、上端にオーバーフロー皿141を有する縦管142と、この縦管142の下部に形成され、前記流末管103が接続される流出口143とを備えている。また、前記複数の台付管102の内部と、当該複数の台付管102の下流側に設けられる集水桝101内の前記縦管142内部とが配管120により連通状態にされている。より詳細には、複数の台付管102のうち最も下流側の台付管102eの端部は蓋体115で閉止されており、この蓋体115に形成された開口部に第1接続管121の一端が接続されており、この第1接続管121の他端は集水桝101に形成された開口部に接続されている。また、前記集水桝101の開口部に第2接続管122の一端が接続されており、この第2接続管122の他端は前記オーバーフロー機構140を構成する縦管142の流入口に接続されている。前記第1接続管121及び第2接続管122からなる配管120により、前記複数の台付管102の内部と、当該複数の台付管102の下流側に設けられる集水桝101内の前記縦管142内部とが連通状態にされている。
前記第2接続管122と前記縦管142との接続部にはオリフィス部を構成する開口(孔)145が設けられており、河川などへの雨水の排出速度を調整することができるようになっている。
つぎに、図15〜19を参照しつつ、前述した他の実施の形態に係る雨水貯留システムの使用状態を説明する。
雨が降り始めると、道路の車道上の雨水は、歩車道境界ブロック104の車道側側面下端に形成された集水スリット108及び当該歩車道境界ブロック104内において道路の縦断方向に沿って配設された集水管109(図14及び図16参照)を経由して集水桝101内に流入し、この集水桝101を経由して当該集水桝101の下流側に配設されている台付管102内に流れ込む。
そして、台付管102内に流れ込んだ雨水は、図15に示されるように、当該台付管102のうち最下流の台付管102eに接続された第1接続管121及びこの第1接続管121と集水桝101内の縦管142とを接続する第2接続管122を経由して、前記縦管142内に流れ込み、さらにこの縦管142に接続された流末管103を経由して河川又は下水に排出される。このとき、本実施の形態では、図16に示されるように、前記第2接続管122と縦管142との接続部にオリフィス部を構成する開口(孔)145が設けられているので、前記河川などへの雨水の排出速度を調整することができる。
集水桝101に流入する雨水の量が増えると、やがて台付管102内は満水状態になる(図17参照)。このとき、下流側の台付管102には、水圧が作用するが、当該台付管102が高強度の管であることから、強度的に何ら問題はない。
さらに雨水の量が増えると、図18に示されるように、集水桝101内に流入した雨水は、オーバーフロー機構140を構成する縦管142上部のオーバーフロー皿141より直接縦管142内に流入し、当該縦管142に接続された流末管103へ流れ込み、河川又は下水に排出される。したがって、集水桝101内が一杯になり溢れた雨水によって道路が冠水されるようなことはない。
そして、小雨になるか、又は降雨が終了すると、図19に示されるように、台付管102内の雨水は、徐々に配管120及び流末管103を経由して河川又は下水に排出され、やがて台付管102は空になる。
なお、前述した実施の形態では、歩車道境界ブロック4に集水スリット8を形成し、集水桝1上部に嵌め込まれたグレーチング蓋10とともに、前記集水スリット8及び集水管9を介して雨水を集水桝1内に導入しているが、前記集水スリット8及び集水管9が省略された道路Rにおいても、本発明の雨水貯留システムを適用することができる。
また、オリフィス部として、前記円すい形状のオリフィス本体以外にも、孔が形成された円盤状のオリフィス本体を採用することもでき、本発明におけるオリフィス部は、オリフィスとしての機能を有するかぎり、特に限定されるものではない。
また、前記集水桝1及び/又は台付管2に、雨水を地中に浸透させるための直径50〜100mm程度の孔(透水口)を複数形成することができる。この場合、前記孔より集水桝1や台付管2内の雨水を地中に浸透させることができ、河川などへの雨水排出量を減らすことができる。
さらに、前述した実施の形態では、雨水を貯留する手段として、台付管などのプレキャスト高強度管を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カルバートなどのプレキャスト高強度函を採用することもできる。
本発明の雨水貯留システムの一実施の形態の平面説明図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 台付管の軸方向断面説明図である。 2本の台付管の接続状態を示す図である。 接続管の端部に配設されるオリフィス部の断面説明図である。 台付管の対向面を接続管により接続することで、地中に埋設された干渉物を回避する状態を説明する図である。 傾斜地における台付管の設置状態を説明する図である。 集水桝内に配設されるオーバーフロー機構を示しており、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図である。 オーバーフロー時におけるオーバーフロー機構の側面説明図である。 本発明の雨水貯留システムの他の実施の形態の平面説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの側面説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの集水桝部分の断面説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの使用状態説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの使用状態説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの使用状態説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの使用状態説明図である。 図12に示される雨水貯留システムの使用状態説明図である。
符号の説明
1 集水桝
2 台付管
3 流末管
4 歩車道境界ブロック
5 車道
6 歩道
7 エプロン部
8 集水スリット
9 集水管
10 グレーチング蓋
11 台部
11a 平坦面
14 開口部
15 蓋体
17 固定具
18 接続管
20 オリフィス部
21 オリフィス本体
30 オリフィス部
31 オリフィス本体
34 孔
40 オーバーフロー機構
41 オーバーフロー皿
42 縦管
43 流出管
44 流入管
45 孔
46 蓋
101 集水桝
102 台付管
103 流末管
104 歩車道境界ブロック
108 集水スリット
109 集水管
120 配管
121 第1接続管
122 第2接続管
140 オーバーフロー機構
141 オーバーフロー皿
142 縦管
145 開口
S システム
R 道路

Claims (11)

  1. 道路脇に埋設された集水桝と、この集水桝と連通しており前記道路の縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函と、前記集水桝に接続されており当該集水桝内の雨水を外部に流出させるための流末管と、を備えたことを特徴とする雨水貯留システム。
  2. 前記プレキャスト高強度管が台付管である請求項1に記載の雨水貯留システム。
  3. 前記プレキャスト高強度管の端部が、開口部を有する蓋体で閉止されており、前記開口部に接続管の一端が接続されており、この接続管の他端が、前記蓋体に隣接する他のプレキャスト高強度管又は集水桝に接続されている請求項1又は2に記載の雨水貯留システム。
  4. 前記蓋体の開口部に、中空の截頭円錐状の固定具が配設されており、当該固定具は、径小部が外方を向くように、その径大部が前記開口部に固定されている請求項3に記載の雨水貯留システム。
  5. 前記接続管の端部にオリフィス部が設けられている請求項3又は4に記載の雨水貯留システム。
  6. 前記流末管の集水桝側端部にオリフィス部が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の雨水貯留システム。
  7. 前記オリフィス部が中空円すい状のオリフィス本体を備えており、このオリフィス本体の少なくとも先端付近が切断可能に形成されており、且つ、切断により形成される開口がオリフィスを構成する請求項5又は6に記載の雨水貯留システム。
  8. 前記集水桝内にオーバーフロー機構が配設されており、このオーバーフロー機構は、前記集水桝内に立設されており、上端にオーバーフロー皿を有する縦管と、この縦管の下部に形成され、前記流末管が接続される流出口と、前記縦管の下部に接続されており、集水桝内の雨水が流入し得る流入管とを備えており、この流入管の開口端にオリフィスが設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の雨水貯留システム。
  9. 前記集水桝及び/又はプレキャスト高強度管に、雨水を地中に浸透させるための透水口が複数形成されている請求項1〜8のいずれかに記載の雨水貯留システム。
  10. 勾配を有する道路下に配設される雨水貯留システムであって、
    道路脇に埋設された複数の集水桝と、
    隣接する集水桝間において道路の縦断方向に沿って埋設された複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函と、
    前記集水桝に接続されており当該集水桝内の雨水を外部に流出させるための流末管と、
    前記集水桝内に配設されたオーバーフロー機構と
    を備えており、
    前記オーバーフロー機構は、前記集水桝内に立設されており、上端にオーバーフロー皿を有する縦管と、この縦管の下部に形成され、前記流末管が接続される流出口とを備えており、
    前記複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函の内部と、当該複数のプレキャスト高強度管又はプレキャスト高強度函の下流側に設けられる集水桝内の前記縦管内部とが配管により連通状態にされていることを特徴とする雨水貯留システム。
  11. 前記配管内、又は当該配管と前記縦管との接続部にオリフィス部が設けられている請求項10に記載の雨水貯留システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191491A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Aron Kasei Co Ltd オリフィス部材およびオリフィス部材を備えたます
JP2013040559A (ja) * 2012-10-02 2013-02-28 Aron Kasei Co Ltd オリフィス部材
JP2015108218A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 株式会社イトーヨーギョー 雨水処理システム、及びこれに用いる境界ブロック
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