JPH0834440A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】側壁２により囲まれた底部４を上方に膨出させ
ることにより形成された凸条７〜１２からなる物品載置
部３及び該底部を下方に膨出させることにより形成され
た脚柱５を有する薄板により形成された合成樹脂製パレ
ットに関するものである。 【効果】パレットを、薄板により形成するとともに、底
部を上方に膨出させることにより形成された凸条からな
る物品載置部及び底部を下方に膨出させることにより形
成された脚柱により構成したので、所定の強度を有し、
しかも、軽量なパレットを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、物品を載置し、物品の
運搬、搬送、保管等に使用する合成樹脂製パレットに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、射出成形により上部デッキボード
と下部デッキボードを、それぞれ別個に成形し、その
後、上部デッキボードと下部デッキボードを接着するこ
とにより形成された、側壁にフォーク差し込み口を有す
る合成樹脂製パレットが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形された
上部デッキボードと下部デッキボードを接着して形成さ
れた合成樹脂製パレットは、パレットの肉厚が厚く、パ
レット自体が相当に重くなり、従って、パレットの保管
性、取扱性等が悪いという問題がある。また、このよう
な肉厚が厚く、重い合成樹脂製パレットの廃棄処分に
は、相当の設備と費用を要することにもなる。更には、
従来の合成樹脂製パレットにおいては、パレット上に多
段に載置された物品をバンド等で緊締するための手段が
配設されていないために、緊締作業に相当の熟練と時間
を要することになり、緊締作業性に問題がある。

【０００４】本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂
製パレットが有する課題を解決するとともに、作業性、
保管性等に優れた合成樹脂製パレットを提供することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、薄板により形成された合成樹脂製パ
レットにおいて、第１には、側壁により囲まれた底部を
上方に膨出させることにより形成された凸条からなる物
品載置部及び底部を下方に膨出させることにより形成さ
れた脚柱を有するものであり、第２には、側壁に略Ｕ字
状に屈曲された下部折り返し部を設けるとともに、該側
壁に略垂直状の凹部を設けたものであり、第３には、側
壁から該側壁付近に配設された脚柱の底面に達する傾斜
面を設けたものであり、第４には、側壁により囲まれた
底部を上方に膨出させることにより形成された凸条から
なるパレットの物品載置部に載置される物品を被う凸条
を有する薄板により形成されたカバーを有するものであ
り、第５には、カバーにバンドが挿入されるバンド用凹
部を設けるとともに、カバーの側壁に垂直状の凹部を設
けたものである。

【０００６】以下に、本発明の合成樹脂製パレットの斜
視図である図１、本発明の合成樹脂製パレットの一部断
面を含む概略斜視図である図２、本発明の合成樹脂製パ
レットの正面図である図３、本発明の合成樹脂製パレッ
トの側面図である図４、本発明の合成樹脂製パレットの
下部折り返し部を含む要部拡大斜視図である図５、本発
明の合成樹脂製パレットの傾斜面を含む要部拡大斜視図
である図６、本発明の合成樹脂製パレットと共に使用さ
れるカバーの斜視図である図７及び本発明の合成樹脂製
パレットとカバー間の使用手段を示す斜視図である図８
を用いて本発明の合成樹脂製パレット等について説明す
るが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限
定されるものではない。

【０００７】図１に示されているように、本発明の平面
形状が矩形状の合成樹脂製パレット（以下、単に、「パ
レット」ともいう。）Ｐは、物品が載置される薄板状の
本体部１及び本体部１を四面から囲むように略垂直に立
設された薄板状の側壁２とを有し、側壁２は、相対する
長側壁２ａ及び同じく相対する短側壁２ｂから構成され
ており、パレットＰは、本体部１及び側壁２により、浅
い皿状に形成されている。

【０００８】本体部１は、物品が載置される凸条の載置
部３、載置部３が突設されている載置部３より一段低い
平面で形成されている底部４及び底部を下方に膨出させ
ることにより形成された本体部１の中央部、本体部１の
４つの隅部付近、長側壁２ａの略中央部付近及び短側壁
２ｂの略中央部付近との合計９か所に配設された脚柱５
ａ〜５ｉから構成されている。なお、底部４を上方に膨
出させることにより形成される載置部３の上面は、側壁
２より低く形成されており、載置部３に載置される物品
が、横方向に移動した際には、側壁２に当接し、側壁２
を越えて移動しないように構成されている。

【０００９】図３に示されているように、例えば、一方
の長側壁２ａの略中央部付近に配設された脚柱５ｆと本
体部１の長側壁２ａ側の隅部付近に配設された脚柱５
ｃ、５ｄとの間には凹部６ａ、６ｂが形成されており、
この凹部６ａ、６ｂによりフォーク差し込み口が形成さ
れる。また、もう一方の長側壁２ａの略中央部付近に配
設された脚柱５ｇと長側壁２ａ側の隅部付近に配設され
た脚柱５ｂ、５ｅとの間にも同様の凹部が形成されてお
り、この凹部により長辺側フォーク差し込み口が形成さ
れる。更に、図４に示されているように、例えば、一方
の短側壁２ｂの略中央部付近に配設された脚柱５ｉと短
側壁２ｂ側の隅部付近に配設された脚柱５ｄ、５ｅとの
間には凹部６ｃ、６ｄが形成されており、この凹部６
ｃ、６ｄにより短辺側フォーク差し込み口が形成され
る。更にまた、もう一方の短側壁２ｂの略中央部付近に
配設された脚柱５ｈと短側壁２ｂ側の隅部付近に配設さ
れた脚柱５ｂ、５ｃとの間にも凹部が形成されており、
この凹部により短辺側フォーク差し込み口が形成され
る。

【００１０】載置部３は、基本的には、底部４を上方に
膨出させることにより、上面が平面状の凸条に形成され
ており、このような凸条は以下のような凸条として配置
されている。

【００１１】上述した凸条の１つは、底部４を下方に膨
出させることにより形成された本体部１の中央部の脚柱
５ａから長側壁２ａの略中央部付近の脚柱５ｆ、５ｇ及
び短側壁２ｂの略中央部付近の脚柱５ｈ、５ｉまで延設
された、それぞれ平行な２本の平行凸条７ａ、７ａ’、
７ｂ、７ｂ’、７ｃ、７ｃ’、７ｄ、７ｄ’であり、ま
た、１つは、一方の長側壁２ａの本体部１の中央部寄り
で長側壁２ａに沿って脚柱５ｂ、５ｇ間及び脚柱５ｅ、
５ｇ間に設けられた長辺側凸条８ａ、８ａ’であり、更
に、１つは、もう一方の長側壁２ａの本体部１の中央部
寄りで長側壁２ａに沿って脚柱５ｃ、５ｆ間及び脚柱５
ｄ、５ｆ間に設けられた長辺側凸条８ｂ、８ｂ’であ
る。

【００１２】また、上述した凸条の１つは、一方の短側
壁２ｂの本体部１の中央部寄りで短側壁２ｂに沿って脚
柱５ｂ、５ｈ間及び脚柱５ｃ、５ｈ間に設けられた平行
な２本の短辺側凸条８ｃ、８ｃ’、８ｄ、８ｄ’であ
り、更に、もう一方の短側壁２ｂの本体部１の中央部寄
りで短側壁２ｂに沿って脚柱５ｄ、５ｉ間及び脚柱５
ｅ、５ｉ間に設けられた平行な２本の短辺側凸条８ｅ、
８ｅ’、８ｆ、８ｆ’である。

【００１３】更に、上述した凸条の１つは、長側壁２ａ
から本体部１の中央に向かって長側壁２ａに対して直交
するように延在する複数の短い長辺側凸条９であり、ま
た、短側壁２ｂから本体部１の中央に向かって短側壁２
ｂに対して直交するように延在する複数の短い短辺側凸
条１０である。そして、一方の短い短辺側凸条１０の一
部は、上述した一方の短側壁２ｂに沿って脚柱５ｂ、５
ｈ間及び脚柱５ｃ、５ｈ間に設けられた平行な２本の短
辺側凸条８ｃ、８ｃ’、８ｄ、８ｄ’のうち外側に位置
する短辺側凸条８ｃ、８ｃ’と連結されており、また、
もう一方の短い短辺側凸部１０の一部は、もう一方の短
側壁２ｂに沿って脚柱５ｄ、５ｉ間及び脚柱５ｅ、５ｉ
間に設けられた平行な２本の短辺側凸条８ｅ、８ｅ’、
８ｆ、８ｆ’のうち外側に位置する短辺側凸条８ｅ、８
ｅ’と連結されている。

【００１４】更にまた、上述した凸条の１つは、本体部
１の中央部の脚柱５ａから、長側壁２ａの略中央部付近
の脚柱５ｆ、５ｇ及び短側壁２ｂの略中央部付近の脚柱
５ｈ、５ｉまで延設された、それぞれ平行な２本の平行
凸条７ａ、７ａ’、７ｂ、７ｂ’、７ｃ、７ｃ’、７
ｄ、７ｄ’、一方の長側壁２ａの本体部１の中央部寄り
で長側壁２ａに沿って脚柱５ｂ、５ｇ間及び脚柱５ｅ、
５ｇ間に設けられた長辺側凸条８ａ、８ａ’、もう一方
の長側壁２ａの本体部１の中央部寄りで長側壁２ａに沿
って脚柱５ｃ、５ｆ間及び脚柱５ｄ、５ｆ間に設けられ
た長辺側凸条８ｂ、８ｂ’、一方の短側壁２ｂに沿って
脚柱５ｂ、５ｈ間及び脚柱５ｃ、５ｈ間に設けられた平
行な２本の短辺側凸条８ｃ、８ｃ’、８ｄ、８ｄ’のう
ち内側に位置する短辺側凸条８ｄ、８ｄ’及びもう一方
の短側壁２ｂに沿って脚柱５ｄ、５ｉ間及び脚柱５ｅ、
５ｉ間に設けられた平行な２本の短辺側凸条８ｅ、８
ｅ’、８ｆ、８ｆ’のうち内側に位置する短辺側凸条８
ｆ、８ｆ’とで囲まれた略方形状の底部４の一部を上方
に膨出させることにより形成された略井桁状の凸条１１
ａ〜１１ｄである。

【００１５】なお、本体部１の中央部に設けられた脚柱
５ａの底面からは、略底部４面まで突出した平面形状方
形状の凸部１２ａが突設されており、また、短側壁２ｂ
の略中央部付近に設けられた脚柱５ｈ、５ｉの底面から
は、略底部４面まで突出した平面形状方形状の凸部１２
ｂ、１２ｃが、それぞれ突設されている。このような凸
部１２ａ〜１２ｃを突設することにより、脚柱５ａ、５
ｈ、５ｉを補強することができる。上記の底部４より一
段高く設けられた凸部１２ａ〜１２ｃの形状及び配置
は、載置される物品の形状、大きさ、重量等を考慮し
て、適宜、設計することができるものである。

【００１６】１３は、短側壁２ｂの両端部付近に設けら
れた略垂直状の凹部であり、後述するバンドを挿入でき
るような深さに形成されている。短側壁２ｂに設けられ
た凹部１３の下部には下部折り返し部１３ａが設けられ
ており、図５に示されているように、下部折り返し部１
３ａにおいて折り返された短側壁２ｂは、略Ｕ字状に屈
曲された後、上述した短側壁２ｂから本体部１の中央に
向かって短側壁２ｂに対して直交するように延在する複
数の短い短辺側凸条１０に連結されている。そして、こ
のような略Ｕ字状に屈曲された凹部１３の下部折り返し
部１３ａに、バンドｂの両端部に取着された略Ｕ字状の
フックｂ１を引っかけることにより、パレットＰに載置
される物品を緊締することができるように構成されてい
る。勿論、このような凹部１３及び下部折り返し部１３
ａを、長側壁２ａ側に配設することも、また、短側壁２
ｂと長側壁２ａ側の両方に設けることもできる。

【００１７】１４は、短側壁２ｂから中央に向かって短
側壁２ｂに対して直交するように延在する短い短辺側凸
条１０に対応して短い短辺側凸条１０の裏面に設けられ
ている短辺側凹部であり、短辺側凹部１４間に位置する
平面形状が矩形状の底部４の短側壁２ｂの略中央部の幾
つかの底部４は、短側壁２ｂから、短側壁２ｂの略中央
部付近に配設された脚柱５ｉの底面５ｉ’に達する傾斜
面４ａに形成されている。このような傾斜面４ａは、も
う一方の短側壁２ｂから、短側壁２ｂの略中央部付近に
配設された脚柱５ｈの底面５ｈ’に達する傾斜面４ａと
して形成されている。

【００１８】更に、長側壁２ａから本体部１の中央に向
かって長側壁２ａに対して直交するように延在する複数
の短い長辺側凸条９に対応して短い長辺側凸条９の裏面
に設けられている長辺側凹部１５間に位置する平面形状
が矩形状の底部４の長側壁２ａの略中央部の幾つかの底
部４は、長側壁２ａから、長側壁２ａの略中央部付近に
配設された脚柱５ｆの底面５ｆ’に達する傾斜面４ｂが
形成されている。このような傾斜面４ｂは、もう一方の
長側壁２ａから、長側壁２ａの略中央部付近に配設され
た脚柱５ｇの底面５ｇ’に達する傾斜面４ｂとして形成
されている。

【００１９】フォーク差し込み口６ａ〜６ｄに、図示さ
れていないフォークを差し込み、パレットＰを運搬し、
所定の位置でフォークを下げてパレットＰを降ろす際
に、隣接した位置にあるパレットＰの端部に、フォーク
で運搬されたパレットＰが載置された場合に、上述した
ような傾斜面４ａ、４ｂが案内面として作用して、フォ
ークで運搬されたパレットＰを、隣接した位置にあるパ
レットＰの端部から移動させてパレット床等に置くこと
ができ、従って、隣接した位置にあるパレットＰの端部
にフォークで運搬されたパレットＰが載置されて、フォ
ークで運搬されたパレットＰが傾動するようなことが防
止できるものであり、フォークで運搬されたパレットＰ
の傾動により、該パレットＰ上に載置されている物品が
該パレットＰから落下するようなことがない。

【００２０】次に、図７及び図８を用いて、パレットＰ
上に載置された物品の上部を被うカバーＣについて説明
する。

【００２１】ｃ１は、略平板状のカバー本体であり、カ
バー本体ｃ１の周囲にはカバー側壁ｃ２が垂下されてい
る。ｃ３は、カバー本体ｃ１を上方に膨出させることに
より形成されたカバー本体ｃ１の長辺側ｃ１’に沿って
配設された略ジグザク状の凸条であり、ｃ４は、カバー
本体ｃ１を上方に膨出させることにより形成された口の
字状の凸条であり、ｃ５は、口の字状の凸条ｃ４から延
びるとともに、略カバー本体ｃ１の長辺側ｃ１’に沿っ
て延びる凸条ｃ５’及び略カバー本体ｃ１の短辺側ｃ
１”に沿って延びる凸条ｃ５”を有する連続凸条であ
り、更に、ｃ６は、カバー本体ｃ１を上方に膨出させる
ことにより形成された口の字状の凸条ｃ４の中央部に配
置された凸部であり、更にまた、ｃ７は、カバー本体ｃ
１の短辺側ｃ１”の付近で短辺側ｃ１”の中央部にカバ
ー本体ｃ１を上方に膨出させることにより形成された凸
部である。このような凸条及び凸部を、適当な形状に、
適当数設けることにより、カバーＣの強度を高めること
ができる。

【００２２】ｃ８は、カバー本体ｃ１の長辺側ｃ１’の
付近で、上述したカバー本体ｃ１の長辺側ｃ１’に沿っ
て配設された略ジグザク状の凸条ｃ３及びカバー本体ｃ
１の長辺側ｃ１’に沿って延びる凸条ｃ５’間に設けら
れた上述したバンドｂが挿着される直線状のバンド用凹
部であり、また、ｃ９は、短辺側カバー側壁ｃ２の両端
部付近に設けられたバンドを挿入することができる垂直
状の凹部である。

【００２３】図８に示されているように、パレットＰの
載置部３上に所定の物品Ｗを載置した後、物品Ｗの上部
にカバーＣを被せる。そして、パレットＰの略Ｕ字状に
屈曲された凹部１３の下部折り返し部１３ａに、バンド
ｂの一方の端部に取着された略Ｕ字状のフックｂ１を引
っかけるとともに、バンドｂをパレットＰの短側壁２ｂ
に設けられた凹部１３に通し、また、カバーＣの短辺側
カバー側壁ｃ２に設けられた凹部ｃ９に通し、更に、カ
バーＣの直線状のバンド用凹部ｃ８に挿着し、その後、
同様に、カバーＣの短辺側カバー側壁ｃ２に設けられた
凹部ｃ９、パレットＰの短側壁２ｂに設けられた凹部１
３を経てパレットＰの略Ｕ字状に屈曲された凹部１３の
下部折り返し部１３ａに、バンドｂのもう一方の端部に
取着された略Ｕ字状のフックｂ１を引っかけることによ
り、パレットＰ上に載置された物品Ｗ及びカバーＣを、
バンドｂにより、しっかりと緊締することができる。な
お、上述したバンドｂは、伸縮性の材料で形成すること
も、また、長さの調整が可能な構造を有するものとして
形成することができる。

【００２４】上述したパレットＰ及びカバーＣは、共
に、合成樹脂性シートを真空成形して成形することが好
ましいが、厚手のパレットＰを形成する場合には、射出
成形により成形することもできる。また、傷つきやすい
物品を運搬する場合には、パレットＰの載置部３或いは
カバーＣの物品と接する面に、発泡シート、軟質合成樹
脂シート或いはゴムシートを貼着することもできる。

【００２５】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏するもので
ある。

【００２６】パレットを、薄板により形成するととも
に、底部を上方に膨出させることにより形成された凸条
からなる物品載置部及び底部を下方に膨出させることに
より形成された脚柱により構成したので、所定の強度を
有し、しかも、軽量なパレットを形成することができ
る。

【００２７】パレットの側壁に略Ｕ字状に屈曲された下
部折り返し部を設けるとともに、側壁に略垂直状の凹部
を設けたので、バンドの緊締作業が簡単になるととも
に、バンドのずれを防止することができる。

【００２８】パレットの側壁から、側壁付近に配設され
た脚柱の底面に達する傾斜面を設けたので、フォークを
下げてパレットを降ろす際に、隣接した位置にあるパレ
ットの端部に、フォークで運搬されたパレットが載置さ
れた場合に、傾斜面が案内面として作用して、フォーク
で運搬されたパレットＰを、隣接した位置にあるパレッ
トＰの端部から移動させてパレット床等に置くことがで
き、従って、隣接した位置にあるパレットの端部にフォ
ークで運搬されたパレットが載置されて、フォークで運
搬されたパレットが傾動するようなことが防止でき、フ
ォークで運搬されたパレットの傾動により、該パレット
上に載置されている物品が該パレットから落下するよう
なことが防止できる。

【００２９】パレットと同様の薄板で形成されるととも
に、凸条を有するカバーにより、パレット上に載置され
た物品を被うようにしたので、カバーを含めパレットの
重量を殆ど増加することなく、雨或いは埃等から物品を
保護することができる。

【００３０】カバーにバンドが挿入されるバンド用凹部
を設けるとともに、カバーの側壁に垂直状の凹部を設け
たので、バンドのずれを防止することができる。

【００３１】側壁に略Ｕ字状に屈曲された下部折り返し
部と側壁に略垂直状の凹部を有するパレット及びバンド
用凹部とカバーの側壁に垂直状の凹部を有するカバーと
により、パレット上に載置された物品を挟持し、バンド
で緊締したので、荷崩れ等を起こすことなく確実に物品
を運搬、搬送或いは保管することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の合成樹脂製パレットの斜視図で
ある。

【図２】図２は本発明の合成樹脂製パレットの一部断面
を含む概略斜視図である。

【図３】図３は本発明の合成樹脂製パレットの正面図で
ある。

【図４】図４は本発明の合成樹脂製パレットの側面図で
ある。

【図５】図５は本発明の合成樹脂製パレットの下部折り
返し部を含む要部拡大斜視図である。

【図６】図６は本発明の合成樹脂製パレットの傾斜面を
含む要部拡大斜視図である。

【図７】図７は本発明の合成樹脂製パレットと共に使用
されるカバーの斜視図である。

【図８】図８は本発明の合成樹脂製パレットとカバー間
の使用手段を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｃ・・・・・・・・・・・カバー Ｐ・・・・・・・・・・・合成樹脂製パレット Ｗ・・・・・・・・・・・物品 １・・・・・・・・・・・本体部 ２・・・・・・・・・・・側壁 ３・・・・・・・・・・・載置部 ４・・・・・・・・・・・底部 ４ａ、４ｂ・・・・・・・傾斜面 ５ａ〜５ｉ・・・・・・・脚柱 １３・・・・・・・・・・凹部 １３ａ・・・・・・・・・下部折り返し部 ｂ・・・・・・・・・・・バンド ｃ８・・・・・・・・・・バンド用凹部 ｃ９・・・・・・・・・・凹部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】側壁により囲まれた底部を上方に膨出させ
   ることにより形成された凸条からなる物品載置部及び該
   底部を下方に膨出させることにより形成された脚柱を有
   することを特徴とする薄板により形成された合成樹脂製
   パレット。
2. 【請求項２】側壁に略Ｕ字状に屈曲された下部折り返し
   部を設けるとともに、該側壁に略垂直状の凹部を設けた
   ことを特徴とする請求項１に記載の合成樹脂製パレッ
   ト。
3. 【請求項３】側壁から該側壁付近に配設された脚柱の底
   面に達する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項１又
   は請求項２に記載の合成樹脂製パレット。
4. 【請求項４】側壁により囲まれた底部を上方に膨出させ
   ることにより形成された凸条からなるパレットの物品載
   置部に載置される物品を被う凸条を有する薄板により形
   成されたカバーを有することを特徴とする合成樹脂製パ
   レット。
5. 【請求項５】カバーにバンドが挿入されるバンド用凹部
   を設けるとともに、カバーの側壁に垂直状の凹部を設け
   たことを特徴とする請求項４に記載の合成樹脂製パレッ
   ト。