JPH0834376A - ベル装置 - Google Patents

ベル装置

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JPH0834376A
JPH0834376A JP6189940A JP18994094A JPH0834376A JP H0834376 A JPH0834376 A JP H0834376A JP 6189940 A JP6189940 A JP 6189940A JP 18994094 A JP18994094 A JP 18994094A JP H0834376 A JPH0834376 A JP H0834376A
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handlebar
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指で弾くことでベルを鳴らすように構成し
て、操作と構造を大幅に簡素化し、且つ付属の前方ハン
ドルバーにも適応可能にする。 【構成】 ハンドルバーAとして例えば前方ハンドルバ
ー25の所定の位置に取付けられる樹脂の取付け具2
と、取付け具2のスタンド6に締結される金属の碗形の
ベル10と、容易に撓んで強いスプリング力により復帰
するように揺動するアーム16の一端に操作部を兼ねた
重錘17を備え、ベル10の外側の半径方向に中心で片
持ち支持して非接触に配置され、重錘17を指で弾くこ
とでその重錘17をベル10に打撃して鳴らす揺動ハン
マ15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車等に使用して警
報を発するベル装置に関し、詳しくは、指で弾いてベル
を鳴らす方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自転車等においてはハンドルに
警報器としてベル装置が取付けられる。そして乗者が手
でハンドルを握った状態で、例えば、人差指によりベル
装置を操作することで、ベルを鳴らして警報を発するよ
うになっている。
【0003】従来、この種のベル装置としては、例えば
実開昭62−132882号公報に開示されるように、
ベルの側方に突出する操作レバーを人差指で進行方向の
前後方向に揺動操作し、このレバー操作によりベル内部
でラックとピニオンを介し回転ゴマを回転させ、回転ゴ
マの重錘をベルに打撃してベルを鳴らす。また、例えば
実開平2−108685号公報に開示されるように、ベ
ルの側方に突出する操作レバーを人差指で上下方向に揺
動操作し、このレバー操作によりベル内部でヤジロベエ
を揺動し、ヤジロベエの両端の打撃部をベルに打撃して
ベルを鳴らす方法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術の
ものにあっては、いずれもベルの内部にギヤによる回転
式の打撃部や、ヤジロベエによる揺動式の打撃部を収容
する構成であるから、構造が複雑であってコスト的に不
利になる。また、多数の部品を有するので、雨水による
腐食で耐久性を損うおそれがある。また、人差指により
操作レバーを前後または上下の方向に揺動する方式であ
るから、ハンドルが通常の直線的な形状で乗者がそのハ
ンドルを手首を折らないで握って、人差指を前後または
上下の方向に強く揺動操作することができる場合は適応
できるが、特殊なハンドル形状の場合は適応できないこ
とがある。
【0005】近年、スポーツ用や競争用の自転車のハン
ドルバーとして、例えば、特開平1−132487号公
報、特開平1−306386号公報により付属の前方ハ
ンドルバーが提案されている。この前方ハンドルバー
は、肘パッドを有して平面視U字形のループ状に形成さ
れ、ハンドルポストより前方に突出して取付けられる。
この前方ハンドルバーを使用した場合は、乗者が両腕の
肘をパッド上に乗せて上体をハンドル上で支えること
で、腕の疲労が少なくなる。また、両方の脇を締めた状
態で両腕を前方に出し、両手で上方に立上ったハンドル
を握って操舵しながら走行するのであり、これにより自
然と前かがみの乗車姿勢になって、走行中の空気抵抗を
低減でき、エネルギーロスの少ない状態で長時間走行可
能になる。
【0006】ところで上記前方ハンドルバーによると、
乗者が両腕を前方に真直ぐ伸ばし、且つ両手の手首をハ
ンドル形状により上方に折って、力の抜けた状態でハン
ドルを握っている。従って、このハンドル握り状態で
は、親指、人差指の部分が非常に窮屈になって、更に人
差指を前後や上下の方向に強く操作することがやりずら
くなる。このため前方ハンドルバーに従来技術のベル装
置を適応しても、適確に操作できない等の問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑み、指で弾く
ことでベルを鳴らすように構成して、操作と構造を大幅
に簡素化し、且つ付属の前方ハンドルバーにも適応可能
にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係るベル装置は、ハンドルバー
の所定の位置に取付けられる樹脂の取付け具と、取付け
具のスタンドに締結される金属の碗形のベルと、容易に
撓んで強いスプリング力により復帰するように揺動する
アームの一端に操作部を兼ねた重錘を備え、ベルの外側
の半径方向に中心で片持ち支持して非接触に配置され、
重錘を指で弾くことでその重錘をベルに打撃して鳴らす
揺動ハンマとを備えることを特徴とするものである。
【0009】請求項2に係るベル装置は、揺動ハンマ
が、金属のコイルスプリングによる揺動可能なアームを
有し、このアームの一端にコイルスプリングのリングを
直角に折り曲げた支持リング部が、ベルの中心で固定ね
じによりスタンドに締結して揺動ハンマを片持ち支持す
るように設けられ、アームの他端に操作部を兼ねた樹脂
の角錐状の重錘が、ベルの円筒部より外に突出すると共
に肩部に打撃可能に近接して設けられることを特徴とす
るものである。
【0010】請求項3に係る装置はハンドルポストのハ
ンドル付根近傍にベルを右側に向けて配置することを特
徴とするものである。また、請求項4に係るベル装置
は、ハンドルバーが肘パッドを有して平面視U字形のル
ープ状に形成され、自転車のハンドルポストより前方に
突出して取付けられる前方ハンドルバーであり、この前
方ハンドルバーの上方に立上った右ハンドルの直前に、
ベルをハンドルバーの右側に近接して垂直に配置し、且
つ揺動ハンマをベルの中心から真直ぐ下に配置して取付
けられることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】従って、本発明の請求項1にあっては、自転車
の乗者が手の指で揺動ハンマの重錘を弾くように操作す
ると、ベルの外側のアームが自由に撓み且つ強いスプリ
ング力で復帰して、その重錘がベルに外から強く打撃さ
れ、このベルの外からの打撃で大きい音で確実に鳴る。
従って、ハンドルを握った手の状態が窮屈な状態でも、
指で揺動ハンマの重錘を弾くだけの簡単な操作でベルが
鳴り、このため前方ハンドルバー等にも適応することが
可能となる。また、取付け具によりハンドルバーに対す
るベルの位置や方向が調整され、更に、ベルの円周上の
揺動ハンマの方向が任意に調整され、これにより手の親
指、中指、人差指等のいずれの指を使用してベルを鳴ら
すことも可能となる。
【0012】請求項2にあっては、揺動ハンマが、金属
のコイルスプリングによる揺動可能なアームと樹脂の重
錘により、軽量で強いスプリング力を有したものにな
り、支持リング部により強固に片持ち支持される。そこ
で手でハンドルを握った状態でその指により揺動ハンマ
の重錘を外側に押し開くと、アームが弾性的に撓み強い
スプリング力を発生した時点で指が角錐状の傾いた重錘
から滑って外れ、こうして指の操作で重錘がアームの強
いスプリング力を有して適確に弾かれる。そしてベルの
肩部が重錘により外から強く打撃され、このためベルが
全体で効果的に共鳴して澄んだ大きい音で鳴るようにな
る。
【0013】請求項3にあっては、ベルは右側に向き揺
動ハンマは右方向に弾くようになっているので親指を閉
じるように操作することによってベルを鳴らすことがで
きる。また、請求項4にあっては、前方ハンドルバーの
使用時に乗者が、両腕の肘を肘パッド上に乗せ、両方の
脇を締めた状態で両腕を前方に真直ぐ伸ばし、両手で上
方に立上ったハンドルを握って操舵しながら走行する。
このとき両手の手首はハンドル形状により上方に折ら
れ、力の抜けた状態でハンドルを握っており、親指、人
差指の部分が非常に窮屈になるが、この状態でも揺動ハ
ンマの重錘を弾いてベルを適確に鳴らすことが可能にな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図3において、ベル装置の全体の構成
について説明する。ベル装置1は、大別すると樹脂の取
付け具2、金属のベル10及び金属と樹脂の揺動ハンマ
15を備えている。取付け具2は、小径円板状の基板3
を有し、この基板3の一方に円形の締付けバンド4が、
その他方にスタンド6が設けられる。締付けバンド4
は、円周上の一箇所を切断し、この切断部4a,4bに
締付けねじ5が螺着されて、ハンドルバーAの任意の位
置に取付け可能に形成される。スタンド6は、ベル10
の深さと略同一の長さを有して基板3の中心に立設さ
れ、スタンド6の内部にねじ孔6aが形成されている。
【0015】ベル10は碗形に形成されて、大径の円筒
部10aに滑らかに湾曲する肩部10bを介し底部10
cが連設される。底部10cにおいて中心に孔11が明
けられ、この孔11の周囲に凹部12が形成され、凹部
12の周囲に例えば10個の小さい孔13が等間隔で明
けられる。そして、ベル10の肩部10bを揺動ハンマ
15で外から打撃した場合に、ベル全体で共鳴して澄ん
だ大きい音を発生することが可能になっている。
【0016】揺動ハンマ15は、金属のコイルスプリン
グ16aで形成されて指の操作で容易に撓み、且つ強い
スプリング力を生じて復帰するように揺動するアーム1
6有し、このアーム16の一端にコイルスプリングのリ
ングを利用した支持リング部16bが直角に折り曲げて
設けられる。また、アーム16の他端には樹脂の重錘1
7が取付けられて全体で軽量化される。重錘17は、指
により操作することが可能な大きさで操作部を兼ねてお
り、指から外れ易い角錐状に形成される。また、揺動ハ
ンマ15を碗形のベル10の外側で半径方向に略平行に
配置した場合に、重錘17をベル肩部17bに近接配置
するため、アーム16に対して重錘17が偏心して取付
けられる。
【0017】また、ベル10の凹部12に収容される同
一サイズの薄いスペーサ7、全周に細かい歯がギザギザ
に形成される止め板8、固定ねじ9を有する。そこで、
ベル10の中心の凹部12にスペーサ7を入れて止め板
8を当接し、固定ねじ9にアーム16の支持リング部1
6bを挿入して抜止め係合した状態で、その固定ねじ9
をスペーサ7、止め板8、ベル10の孔7a,8a,1
1に挿入しつつスタンド6のねじ孔6aに螺合する。こ
れにより取付け具2のスタンド6の周囲にベル10が締
結され、ベル10の外側に止め板8を介して揺動ハンマ
15が固定ねじ9で共締めし、ベル半径方向に向きを変
えて締結される。
【0018】この場合に揺動ハンマ15は、支持リング
部16bの固定ねじ9による締結で強固に片持ち支持さ
れる。そして、アーム16はベル10の外側で中心から
半径方向に略平行に浮いた状態で揺動可能に配置され、
重錘17はベル10の円筒部10aの外に突出しつつ内
側角部17aを肩部10bに近接して、指により重錘1
7を弾くことでその重錘17によりベル10の肩部10
bを直接打撃することが可能に配置される。
【0019】ここでベル装置1は、取付け具2によりベ
ル10を、ハンドルバーAの任意の位置で上下左右のい
ずれの方向に配置することもできる。また揺動ハンマ1
5も、ベル10の円周上に回転してそのいずれの方向に
配置することが可能である。これによりハンドルが直線
のみならず上下左右に傾斜、屈曲するような形状、右手
または左手で鳴らす場合に、ベル10と揺動ハンマ15
の位置や方向を調整して、いずれの場合にも対応するこ
とが可能になる。
【0020】この場合に、例えば右手の親指でベル10
を鳴らすのに適した配置は、例えば図1と図2のように
なる。即ち、ベル10をハンドルポストAのハンドルの
付根近傍に配置し、且つ揺動ハンマ15をベル10の中
心から略水平に配置して取付けられる。これにより右親
指Dを右方向に閉じるようにして揺動ハンマ15の重錘
17を弾くだけで、ベル10を鳴らすことが可能にな
る。
【0021】次に、スポーツ用等の自転車の前方ハンド
ルバーにベル装置1を取付ける場合について説明する。
図4において、ハンドル部分について説明すると、符号
20は自転車であり、ハンドルポスト21の左右にメイ
ンのハンドルバー22が装着され、このハンドルバー2
2の両端は前方に屈曲した後に下方にU字形に湾曲して
ドロップハンドル23が設けられ、ドロップハンドル2
3の箇所にブレーキレバー24が配設される。また、ハ
ンドルバー22の前方には図示しないクランプ装置によ
り付属の前方ハンドルバー25が一体的に取付けられ
る。
【0022】前方ハンドルバー25は、平面視U字形の
ループ状に形成され、ハンドルバー22との取付け部に
肘パッド26が装着される。また前方ハンドルバー25
は、左右バー25a,25bが前方に略水平に伸び、乗
者が両肘をパッド26に乗せて両腕を真直ぐ前方に伸ば
した場合の両手の位置が、幅が狭くて斜め上方に立上る
ように形成される。そして立上り部に左右のハンドル2
7が設けられ、左右の手の手首を上方に折った状態で握
って前方ハンドルバー25を支えることが可能になって
いる。
【0023】そこで図5と図6に示すように、前方ハン
ドルバー25の右バー25bにおいて、上方に立上った
右ハンドル27の直前の傾斜部25cにベル装置1が取
付けられる。この場合のベル装置1は、図1と図2のよ
うに傾斜部25cの右側にベル10を近接して垂直に配
置し、且つ揺動ハンマ15を真直ぐ下に配置して、ハン
ドル27を右手Cで握った状態で、その人差指Bで揺動
ハンマ15の重錘17を容易に弾くことが可能に取付け
られる。
【0024】次に、この実施例の作用について説明す
る。先ず、自転車走行時に前方ハンドルバー25を使用
する場合は、乗者が両腕の肘を前方ハンドルバー25の
肘パッド26上に乗せて上体をハンドル上で支える。ま
た、両方の脇を締めた状態で両腕を前方に真直ぐ伸ば
し、両手で上方に立上ったハンドル27を握って操舵し
ながら走行するのであり、これにより腕の疲労が少なく
なり、自然と前かがみの乗車姿勢になって走行中の空気
抵抗が低減し、エネルギーロスの少ない状態で長時間走
行可能になる。
【0025】このとき乗者の両手の手首はハンドル形状
により上方に折られ、力の抜けた状態でハンドル27を
握った姿勢になる。このハンドル握り状態では、親指、
人差指の部分が非常に窮屈になるが、この状態でも人差
指Bを側方に強く開くように操作することはできる。
【0026】そこでハンドル27を右手Cで握った状態
で、その人差指Bを図5と図6の一点鎖線のように外側
に強く開くように操作する。すると人差指Bが図1の実
線のようにベル装置1の揺動ハンマ15の重錘17に当
たり、且つその重錘17を更に図1の一点鎖線のように
外側に押し開く。そこでアーム16が外側に反るように
弾性的に撓んで強いスプリング力を発生し、所定量撓ん
だ位置で人差指Bが傾いた重錘17から滑って自動的に
外れる。このため重錘17は、この場合のアーム16の
スプリング力で強く復帰するように弾かれて、内側角部
17aがベル10の肩部10bを外から強く打撃するよ
うになり、この重錘17による打撃でベル10が全域で
効果的に共鳴し、澄んだ大きい音で鳴る。また、揺動ハ
ンマ15の重錘17は、ベル10を打撃後に直ちに元の
位置に復帰して、繰返し操作することが可能となる。
【0027】こうして前方ハンドルバー25のハンドル
27を両手で握った窮屈な状態でも、右手Cの人差指B
を外側に開くように操作するだけで、ベル装置1のベル
10が適確に鳴る。この場合に人差指Bは短時間に繰返
して開くように操作することができ、この操作でベル1
0が繰返し鳴って適切に警報を発することが可能にな
る。尚、前記実施例では、ハンドル27を両手で握った
状態で操作する場合について説明したが、右手Cをハン
ドルから一旦離せば親指で操作することができることは
勿論である。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、取付け具に対するベルと揺動ハンマの取付け状態は
実施例に限定されない。例えば、前方ハンドルバー25
の傾斜部25bやハンドルポスト21の右側に取付け、
揺動ハンマ15を略水平に配置した場合には、親指で重
錘17を弾くことが可能である。ベル装置は、前方ハン
ドルバー以外のハンドルバーにも適応できることは勿論
である。取付け具によりハンドルバーに対するベルの位
置や方向を調整し、ベルの円周上の揺動ハンマの方向を
調整することで、手の親指、中指、人差指等のいずれの
指を使用するようにセットすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1に係るベル装置では、ハンドルバーの所定の位置に取
付けられる樹脂の取付け具と、取付け具のスタンドに締
結される金属の碗形のベルと、容易に撓んで強いスプリ
ング力により復帰するように揺動するアームの一端に操
作部を兼ねた重錘を備え、ベルの外側の半径方向に中心
で片持ち支持して非接触に配置され、重錘を指で弾くこ
とでその重錘をベルに打撃して鳴らす揺動ハンマとを備
える構成であるから、指により揺動ハンマの重錘を弾く
だけでベルが鳴って、操作が非常に容易になる。このた
め前方ハンドルバー等にも適応することが可能となる。
主として取付け具、ベル及び揺動ハンマの構成であるか
ら、構造が非常に簡単になって、コンパクト化し、コス
トや耐久性の点で有利になる。特に、操作部を兼ねた重
錘を備えたアームをベルの外側に配置する構成であるか
ら、その取付位置にかかわらず常に重錘を右側方向に弾
くように配置することが可能である。
【0030】揺動ハンマがベルの外側に配置されるの
で、アームが自由に撓み且つ強いスプリング力で復帰す
るように揺動することができる。また、アームの撓みで
重錘がベルに外から強く打撃されるので、このベルの外
からの打撃で大きい音で確実に鳴る。また取付け具によ
りハンドルバーに対するベルの位置や方向が調整され、
更にベルの円周上の揺動ハンマの方向が任意に調整され
るので、手の親指、中指、人差指等のいずれの指を使用
してベルを鳴らすことも可能となる。
【0031】請求項2に係るベル装置では、揺動ハンマ
が、金属のコイルスプリングによる揺動可能なアームを
有し、このアームの一端にコイルスプリングのリングを
直角に折り曲げた支持リング部が、ベルの中心で固定ね
じによりスタンドに締結して揺動ハンマを片持ち支持す
るように設けられ、アームの他端に操作部を兼ねた樹脂
の角錐状の重錘が、ベルの円筒部より外に突出すると共
に肩部に打撃可能に近接して設けられる構成であるか
ら、揺動ハンマが軽量で強いスプリング力を有したもの
になる。ベルの肩部が重錘により外から強く打撃される
ため、ベルが全体で効果的に共鳴して澄んだ大きい音で
鳴る。
【0032】請求項3に係るベル装置では、ハンドルポ
ストのハンドル付根近傍にベルを右側に向けて配置され
るので、右手の親指を閉じるように操作することでベル
を適確に鳴らすことができる。
【0033】請求項4に係るベル装置では、ハンドルバ
ーが、肘パッドを有して平面視U字形のループ状に形成
され、自転車のハンドルポストより前方に突出して取付
けられる前方ハンドルバーであり、この前方ハンドルバ
ーの上方に立上った右ハンドルの直前に、ベルをハンド
ルバーの右側に近接して垂直に配置し、且つ揺動ハンマ
をベルの中心から真直ぐ下に配置して取付けられるの
で、前方ハンドルバーの使用時にも右手の人差指を側方
に強く開くように操作することで、ベルを適確に鳴らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベル装置の実施例を示す断面図で
ある。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の分解斜視図である。
【図4】前方ハンドルバーを備えた自転車のハンドル部
分を示す斜視図である。
【図5】前方ハンドルバーに対するベル装置の装着状態
を示す平面図である。
【図6】同ベル装置の装着状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベル装置 2 取付け具 6 スタンド 10 ベル 15 揺動ハンマ 16 アーム 17 重錘 A ハンドルポスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーの所定の位置に取付けられ
    る樹脂の取付け具と、取付け具のスタンドに締結される
    金属の碗形のベルと、容易に撓んで強いスプリング力に
    より復帰するように揺動するアームの一端に操作部を兼
    ねた重錘を備え、ベルの外側の半径方向に中心で片持ち
    支持して非接触に配置され、重錘を指で弾くことでその
    重錘をベルに打撃して鳴らす揺動ハンマとを備えること
    を特徴とするベル装置。
  2. 【請求項2】 揺動ハンマは、金属のコイルスプリング
    による揺動可能なアームを有し、このアームの一端にコ
    イルスプリングのリングを直角に折り曲げた支持リング
    部が、ベルの中心で固定ねじによりスタンドに締結して
    揺動ハンマを片持ち支持するように設けられ、アームの
    他端に操作部を兼ねた樹脂の角錐状の重錘が、ベルの円
    筒部より外に突出すると共に肩部に打撃可能に近接して
    設けられることを特徴とする請求項1記載のベル装置。
  3. 【請求項3】 ハンドルポストのハンドル付根近傍にベ
    ルを右側に向けて配置することを特徴とする請求項1記
    載のベル装置。
  4. 【請求項4】 ハンドルバーは、肘パッドを有して平面
    視U字形のループ状に形成され、自転車のハンドルポス
    トより前方に突出して取付けられる前方ハンドルバーで
    あり、この前方ハンドルバーの上方に立上った右ハンド
    ルの直前に、ベルをハンドルバーの右側に近接して配置
    することを特徴とする請求項1記載のベル装置。
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US20150096427A1 (en) * 2013-10-09 2015-04-09 Kevin John Nadolny Handheld sounding device and methods of use

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US20150096427A1 (en) * 2013-10-09 2015-04-09 Kevin John Nadolny Handheld sounding device and methods of use
US9236040B2 (en) * 2013-10-09 2016-01-12 Kevin John Nadolny Handheld sounding device and methods of use

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