JP2007126077A - ベル装置 - Google Patents

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Akiji Ichimura
旭二 市村
Kazuharu Seki
和治 関
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Abstract

【解決手段】 ベル装置1は半球状のベル18を有するベル本体8を備えており,このベル本体8は連結手段14によって前輪4のフォーク5に揺動可能に取り付けられている。
ハンドル3に設けた操作レバー7が押されていない状態では、ベル本体8に設けたゴムリング11はリム12から離隔しているのでベル18は鳴らないようになっている。
これに対して、自転車2の走行中に操作レバー7が押されると、ワイヤー15を介してベル本体8が上昇されて、ゴムリング11がリム12に接触して回転される。そのため、ベル本体8の内部に設けた打撃部材21がベル18を叩くことで打音が発生するようになっている。
【効果】 簡略な構成であって、かつリム12を傷めないベル装置1を提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明はベル装置に関し、より詳しくは走行中に操作レバーを操作することで車輪の回転に連動させてベルを鳴らすことが可能な自転車用のベル装置に関する。
従来から自転車用のベル装置として各種のものが提案されている。例えば走行中に車輪のスポークに薄板部材を当接させて音を出すもの(特許文献1)、あるいはブレーキレバーを引いた際に、ベル本体の回転ローラが車輪のリムに接触してベルが鳴るように構成したもの(特許文献2)が知られている。
特開2001−322582号公報 特開2003−320976号公報
ところで、上記特許文献1のベル装置においては、可撓性を有する薄板部材の先端を回転中の前輪のスポークに順次押し当てて打音を発生させる構成となっている。そのため、特許文献1のベル装置においては、薄板部材がスポークの同じ箇所に何度も強く接触することになり、スポークが損傷しやすいという欠点があった。
他方、上記特許文献2のベル装置においては、ベル本体の構成が複雑であるため、ベル装置の製造コストが高くなるという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、スポークやリムを損傷させる虞がなく、しかも構成が簡単なベル装置を提供することである。
上述した事情に鑑み、本発明は、打音を発生させるベル本体と、このベル本体をフレームに移動可能に保持する連結手段と、上記連結手段を介してベル本体を接触位置と離隔位置とに移動させる操作手段とを備えたベル装置であって、
上記ベル本体は、支持軸に回転可能に取り付けた回転部材と、上記支持軸に固定されて上記回転部材と対向させたベルと、上記回転部材又はベルのいずれか一方に可撓性部材を介して取り付けた打撃部材と、上記回転部材又はベルのいずれか他方に形成した突起とを備え、上記回転部材が回転されると上記打撃部材と上記突起が衝突して上記可撓性部材が変形した後に上記打撃部材がベルに衝突して打音が発生するようになっており、
上記操作手段が操作されて上記連結手段を介して上記ベル本体が接触位置に位置すると、上記回転部材が車輪に接触して回転可能となるようにしたものである。
このような構成によれば、ベル装置を取り付けた自転車を走行させている際に、上記操作手段を操作してベル本体を接触位置に位置させると、回転部材が車輪に接触することで該回転部材が回転して打音を発生させることができる。
したがって、自転車のリムやスポークを損傷させることが無く、従来と比較して構成が簡単なベル装置を提供することができる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1から図4において、1は自転車用のベル装置である。このベル装置1は、自転車2におけるハンドル3と前輪4側のフォーク5(フレーム)とにわたって取り付けられている。本実施例のベル装置1は、自転車2を走行させている際にハンドル3に設けた操作手段6の操作レバー7を押し込むと、ベル本体8が下方側の離隔位置から上方側の接触位置まで上昇され、そのベル本体8に設けたゴムリング11が前輪4のリム12に接触して回転することで打音が発生するようになっている。なお、図1においては、自転車2における前輪4側の箇所だけを表示してあり、後輪側の箇所は省略している。
ベル装置1は、概略半球状に形成されたベル本体8と、揺動プレート13を介して上記ベル本体8をフォーク5に揺動可能に連結する連結手段14と、ワイヤー15を介して上記揺動プレート13およびベル本体8を揺動させる上記操作手段6とを備えている。
本実施例におけるベル本体8の基本構成は、例えば実開平1−174293号公報で公知である。すなわち、ベル本体8は、上記揺動プレート13の先端部に一端を連結した支持軸16と、この支持軸16に回転自在に取り付けた皿状の回転部材17と、この回転部材17の外周部に一体に取り付けた上記ゴムリング11と、支持軸16の先端部に連結されて回転部材17と対向する金属製のベル18とを備えている。
回転部材17の中心部には軸方向に伸びる円筒部17Aを形成するとともに、外周部には先端側が徐々に拡径する円錐形の環状突起17Bを形成している。上記支持軸16を円筒部17Aに貫通させているので、支持軸16を回転中心として回転部材17が正逆方向に回転できるようになっている。また、上記環状突起17Bを外側から覆ってゴム製の上記ゴムリング11を一体に取り付けている。また、回転部材17の上面には、円周方向における所定箇所に三角錐形の突起17Cを1つ設けている。なお、上記ゴムリング11は回転部材17の一部を構成するものである。
操作手段6の操作レバー7が押し込まれて非作動位置から作動位置までが移動されると、ワイヤー15と揺動プレート13を介してベル本体8が上方側となる接触位置に位置するようになっており、その状態では上記ゴムリング11がリム12に接触するようになっている。
一方、ベル18の中心部には貫通孔18Aを穿設してあり、この貫通孔18Aに頭部23Aを有する軸部材23を外方から挿通してあり、その状態の軸部材23の外周部にベル18の内方側から円筒状の連結金具24を嵌着している。そして、この連結金具24の上端と軸部材23の頭部23Aとによってベル18の中央部を両側から挟持することにより、ベル18と軸部材23および連結金具24が一体に連結されている。また、連結金具24の外周部に突設部24Aを形成してあり、そこに可撓性を有するコイルばね22の一端を連結している。このコイルばね22の先端に球状をした打撃部材21を連結している。自然状態においては、コイルばね22は、その軸心がベル18および連結金具24の軸心に対して傾斜するように支持されている。
そして、上記回転部材17の円筒部17Aを貫通させた支持軸16の先端部を軸部材23に嵌着している。これによって、連結金具24と軸部材23およびベル18は、支持軸16および揺動プレート13と一体に連結されている。
図2および図4に示すように、ベル18の内部に位置してコイルばね22に連結された打撃部材21は、コイルばね22が撓められていない自然状態では、回転部材17の表面に近接して突起17Cと衝突可能な半径方向の位置に支持されるようになっている。
このように、本実施例のベル本体8は、揺動プレート13の先端に取り付けてあり、回転部材17およびゴムリング11は支持軸16を中心として正逆に回転できるようになっている。
そして、上述したように、上記操作レバー7が作動位置まで移動されてベル本体8が上方側の接触位置にあるときには、ゴムリング11がリム12に接触するようになっている。そのため、ベル本体8を接触位置に位置させたときに自転車2が走行中であれば、リム12の回転に連動してゴムリング11および回転部材17が回転される。この回転部材17の回転に伴って、上記突起17Cは打撃部材21と衝突し、それを取り付けたコイルばね22を撓めて打撃部材21を半径方向内方側へ強制的に移動させてから打撃部材21と離隔する。その際に、コイルばね22が元の位置まで迅速に復帰するのに伴って上記打撃部材21が半径方向外方に移動されてベル18の内面に衝突することで打音が発生するようになっている。
次に、揺動プレート13を介してベル本体8をフォーク5に支持する連結手段14について説明する。図1、図3および図4に示すように、連結手段14は、ベル本体8の支持軸16を取り付けた上記揺動プレート13と、フォーク5を内外両側から挟持して3組のねじ27とナット28によって相互に連結された一対の連結部材25、26とを備えている。連結部材26における内面に凹部26Aを形成してあり、その凹部26A内に上記ねじ27の先端部を突出させている。
上記揺動プレート13の基部には円筒部13Aを突設してあり、この円筒部13Aを、上記凹部26A内の最下方側に位置するねじ27の先端に嵌合させている。これにより、揺動プレート13は自転車2の前方側へ伸びるように支持されるようになっており、また円筒部13Aを嵌合させたねじ27を回転中心として、揺動プレート13とそれに取り付けたベル本体8が上下方向に揺動できるようになっている。
上記揺動プレート13における長手方向の中央側の箇所にワイヤー15の下端部15Bを係止している。このワイヤー15の上端となる円柱部15Aは、後に詳述する操作レバー7に係止されている。この操作レバー7が非作動位置にあるときには、ワイヤー15によって吊り下げられた状態の揺動プレート13が略水平に支持されて、それに取り付けたベル本体8は図3に実線で示した離隔位置に位置するようになっている。このようにベル本体8が離隔位置に位置している状態では、ゴムリング11は前輪4のリム12から離隔してその近接下方側に位置している。したがって、この状態ではリム12が回転していたとしても、ゴムリング11は回転しないので、打音は発生しない。
これに対して、自転車2が走行中に、つまりリム12が回転中に操作レバー7が押し込まれて該操作レバー7が作動位置に位置すると、ワイヤー15を介して揺動プレート13およびベル本体8も図3に想像線で示す接触位置まで上昇される(図2)。この状態となると、上述したようにゴムリング11がリム12に接触して回転されるので、ゴムリング11と回転部材17が一回転されるごとに打音が生じるようになっている。
また、本実施例においては、自転車2が停止中においても、つまりリム12が回転していない時であっても、操作レバー7が操作されて作動位置まで移動されると少なくとも1回は打音を発生させることができる補助打音機構31を設けている。
すなわち、補助打音機構31は、回転部材17における円筒部17Aの外周部に形成したギヤ部17Dと、上記連結部材26における延長部26Bの先端に形成したセグメントギヤ26Cとから構成されている(図3〜図5参照)。
延長部26Bは連結部材26の凹部26Aを形成した基部から自転車2の前方側に延長させて形成してあり、略水平な状態に支持されている。この延長部26Bの先端に、上下にわたってセグメントギヤ26Cを形成している。
上記操作レバー7が操作されておらず非作動位置にあるときには、ベル本体8および揺動プレート13も離隔位置に位置している。その状態では、図5に示すように、ギヤ部17Dに対してセグメントギヤ26Cが係合するようになっている。
そのため、この状態であって、かつ自転車2が停止中において、操作レバー7が押し込まれて非作動位置から作動位置に移動されると、ベル本体8および揺動プレート13がワイヤー15を介して接触位置まで上昇される。このとき、セグメントギヤ26Cに係合していたギヤ部17Dは上昇されることに伴って、セグメントギヤ26Cにより回転された後にセグメントギヤ26から離隔してその上方側に支持される。この上昇過程におけるギヤ部17Dの回転に伴って回転部材17が慣性により回転されるので、少なくとも1回は突起17Cが打撃部材21に衝突して打音が発生するようになっている。
また、このようにベル本体8と揺動プレート13が接触位置にある状態から操作レバー7が作動位置から元の非作動位置まで復帰すると、ベル本体8および揺動プレート13は接触位置から図3および図5に示した離隔位置まで下降する。その際に、それまでセグメントギヤ26Cと離隔していたギヤ部17Dが再度セグメントギヤ26Cと係合することで、ギヤ部17Dおよび回転部材17が所要回転角度だけ逆転されて、少なくとも一回は突起17Cが打撃部材21に衝突して打音が発生するようになっている。
このように、本実施例においては、補助打音機構31を設けているので、自転車2が停止している状態であっても、操作レバー7を非作動位置から作動位置に移動させる際および作動位置から非作動位置に操作レバー7を復帰させる際に、それぞれ最低1回は打音を発生させることができる。
次に図6から図9に示すように、本実施例の操作手段6は、ハンドル3を上下から挟み込んで該ハンドル3に固定された連結部材32と、この連結部材32に揺動可能に取り付けた上記操作レバー7とを備えている。
連結部材32は概略C字形に形成されており、その中央側の屈曲部をハンドル3に係合させてから上下一対の自由端を連結ねじ34とナット35で連結されている。それによってハンドル3を上下から挟み込んた状態で連結部材32をハンドル3に固定している。この連結部材32は、ハンドル3における右グリップの近接位置に固定されている。そのため、自転車2の利用者がハンドル3の右グリップを右手で掴んだ状態において、右手の親指によって上記操作レバー7を操作できるようになっている。
連結部材32の上面には、ハンドル3と直交する長手方向に沿って幅広のガイド溝32Aを形成してあり、このガイド溝32A内に操作レバー7を上方から係合させている。
操作レバー7は、一端部7Aと他端部7Bを中央部7Cに対して所定角度だけ屈曲させてあり、したがって、操作レバー7は、側面から見ると扁平な台形状の山形となっている。操作レバー7の幅は、上記ガイド溝32Aよりも少し狭く設定されているので、操作レバー7をガイド溝32Aに上方側から係合させることができる。
操作レバー7の一端部7Aは厚肉で断面U字形となっており、この一端部7Aの幅方向の中央側に切欠き7Dを形成するとともに、その切欠き7Dの奥にそれから連続する有底孔7Eを形成している。そして、ワイヤー15の上端付近を上記切欠き7Dに通してから有底孔7Eにワイヤー15の上端となる円柱部15Aを係止させている。
操作レバー7の中央部7Cの両側面に係合ピン7F、7Fを突設しあり。他方、ガイド溝32Aの長手方向中央となる両側壁に相互に対向させて係合孔32B、32Bを形成している。そして、上記操作レバー7をガイド溝32Aに上方から係合させると同時に、両係合ピン7F、7Fを上記係合孔32Bに嵌合させている。操作レバー7および連結部材32は合成樹脂からなるので、上方側から操作レバー7をガイド溝32Aに係合させて下方に押し込むことで、ガイド溝32Aの溝幅が拡大されて上記係合ピン7F、7Fを係合孔32B、32Bに係合させることができる。
これにより、操作レバー7は上記両係合ピン7F、7Cを回転中心としてガイド溝32A内で揺動できるとともに、操作レバー7が連結部材32から脱落しないようになっている。
操作レバー7の他端部7Bの上面中央には円形の凹部7Gを形成してあり、この凹部7Gを親指で押すことにより、操作レバー7の一端部7Aを図6に実線で示した非作動位置から想像線で示した作動位置へ揺動させることができる。
また、図6に示すように、ガイド溝32Aにおける係合孔32Bよりも前方側の箇所は、上記操作レバー7の一端部7Aに合わせた円弧状の断面形状になっており、そこを支持部32Cとしている。また、支持部32Cの中央に上下方向の貫通孔32Dを穿設している。
そして、上端である円柱部15Aを操作レバー7の有底孔7Eに係止したワイヤー15は、その下端部15Bを上記貫通孔32Dに上方側から挿通させてから上記揺動プレート13に係止している。ワイヤー15を介してベル本体8および揺動プレート13の荷重が常時操作レバー7の一端部7Aに掛かっており、図6に実線で示したように、操作レバー7が非作動位置にあるときには、その一端部7Aの下面が連結部材32の支持部32Cに載置されて、その非作動位置に維持される。このように操作レバー7が非作動位置にある時には、上述したようにベル本体8は下方側の離隔位置に位置して、ゴムリング11はリム12から離隔してその隣接下方側に位置する。
これに対して、操作レバー7の他端部7Bが押し込まれると、一端部7Aが図6に想像線で示した作動位置まで揺動される。これにより、ワイヤー15を介してベル本体8および揺動プレート13が図3に想像線で示した上方側の接触位置に位置する。なお、このようにベル本体8が接触位置まで上昇されることに伴って、上述した補助打音機構31によって少なくとも1回は打音が生じる。
そして、このようにベル本体8が接触位置となると、ゴムリング11がリム12に接触するようになっている。そのため、このベル本体8が接触位置にあるときに自転車2が走行中であれば、リム12の回転に連動してゴムリング11が回転して間欠的に打音が発生するようになっている。
また、図3および図6に示すように、ワイヤー15における略全域はアウターチューブ19に挿通して、該アウターチューブ19によって被覆している。また、本実施例においては、ワイヤー15の下端部15Bは、固定側である連結部材25に螺合させた中空ねじ20Aとその外周部に螺合させた固定ナット20Bを貫通させてから揺動プレート13の水平方向突出部13Bに係止している。中空ねじ20Aを正逆に回転させることでワイヤー15の張り具合を調整することができる。なお、中空ねじ20Aと固定ナット20Bとを用いてワイヤー15の張り具合を調整することは従来公知である。また、本実施例においては、上記ワイヤー15の下端部15Bを係止した揺動プレート13の水平方向突設部13Bと連結部材25とにわたって上下方向に戻しばね30を弾装している。これにより、揺動プレート13およびベル本体8が常時下方側に向けて付勢されており、ベル本体8を上方側の接触位置から下方側の離隔位置へ迅速かつ確実に下降させることができる。
さらに、本実施例においては、上述した操作レバー7を上述した作動位置に停止させるロック機構36を設けている。すなわち、図6から図8に示すように、ロック機構36は、上記操作レバー7の他端部7Bの下面中央に突設した一対の係合凹部7Hと、連結部材32における自由端の先端面に突設した係合凸部32Eとから構成している。
上述したように、操作レバー7が押し込まれて作動位置に位置すると、係合凸部32Eの両側部が両係合凹部7H、7Hの間隔を広げた後にそれらに係合するようになっている。そのため、本実施例においては、操作レバー7が作動位置まで移動されると、ロック機構36によって操作レバー7は作動位置に維持される。つまり、ベル本体8が上方側の接触位置に維持されて、ゴムリング11がリム12に接触した状態が維持されるようになっている。
上記ロック機構36によるロック状態を解除する場合には、操作レバー7の他端部7Bの下面と連結部材32との隙間に下方側から指を差し込んで他端部7Bを手前に僅かに引き戻すことで、係合凹部7Hから係合凸部32Eが容易に離脱するようになっている。その後、操作レバー7の一端部7Aにはワイヤー15を介してベル本体8の荷重と戻しばね30による付勢力が作用しているので、操作レバー7は図6に実線で示した非作動位置に復帰し、それにともなってベル本体8および揺動プレート13も離隔位置に復帰するようになっている。
なお、このように、操作レバー7が作動位置から非作動位置に復帰することに伴って、上記補助打音機構31のギヤ部17Dがそれまで離隔していたセグメントギヤ26Cと係合するので、ギヤ部17Dとそれを設けた回転部材17が逆転されて打音が発生する。
以上のように構成した本実施例のベル装置1は、自転車2が停止されている状態で、かつ操作レバー7が利用者によって操作されていない時には、操作レバー7は非作動位置に位置している。この状態ではベル本体8も離隔位置に位置しているので、ベル本体8に設けたゴムリング11はリム12から離隔している。
この自転車2が停止状態において利用者によって操作レバー7が押されて該操作レバー7が作動位置に位置すると、ワイヤー15を介してベル本体8が接触位置まで上昇される。そして、その上昇過程において補助打音機構31によって少なくとも1回は打音が生じるようになっている。また、ベル本体8が接触位置に位置することで、ゴムリング11がリム12に接触する。このように操作レバー7が作動位置に位置すると、ロック機構36によって操作レバー7は作動位置に維持されるようになっている。
そして、操作レバー7を引き戻してロック機構36による操作レバー7のロック状態を解除しれやれば、操作レバー7が作動位置から非作動位置に復帰し、それに伴ってベル本体8も離隔位置に位置するので、この状態ではゴムリング11がリム12から離隔して打音が発生しないようになっている。
また、このように離隔位置までベル本体8が復帰するのに伴ってギヤ部17Dがセグメントギヤ26Cに係合することで、回転部材17が所要角度だけ回転されて少なくとも1回は打音が発生するようになっている。
これに対して、自転車2を走行させている際に利用者が上記操作レバー7を指で押し込んで非作動位置から作動位置に位置させると、ベル本体8が接触位置まで上昇され、ゴムリング15が回転中のリム12に接触して回転される。操作レバー7が作動位置となるとロック機構36によってその状態が維持される。そのため、ロック機構36によりレバー7が作動位置に維持されている限りリム12の回転に連動して間欠的に打音が発生するようになっている(図4を参照)。
打音を発生させるのを止める場合には、操作レバー7を引き戻してロック機構36による操作レバー7のロック状態を解除しれやれば、操作レバー7が作動位置から非作動位置に復帰し、それに伴ってベル本体8も接触位置から離隔位置に復帰するので、ゴムリング11がリム12から離隔して打音が発生しないようになっている。
なお、このように自転車2の走行中においても、操作レバー7を押し込んで非作動位置から作動位置に移動させる際および作動位置から非作動位置に操作レバー7が戻る際には、上記補助打音機構31によってそれぞれ1回は打音が生じるようになっている。
以上のように本実施例のベル装置1においては、ベル本体8は回転部材17とベル18および支持軸16を有する簡略な構成となっており、操作レバー7によってベル本体8を接触位置に移動させることにより、リム12の回転に連動させてベル18を鳴らすことができる。したがって、本実施例によれば、従来のベル装置と比較して構成が簡略で製造コストが安いベル装置1を提供することができる。
また、リム12に接触するゴムリング11は、弾性および可撓性を備えているので、ゴムリング11がリム12に接触しても該リムが損傷するはなく、前輪4のスポークが損傷することもない。なお、ゴムリング11と回転部材17とを単一の部材で構成して、それを回転部材17として用いても良い。
また、上記実施例においては、ベル本体8を連結手段14により前輪4のフォーク5に連結しているが、後輪のフォークにベル本体8を取り付けても良い。
また、ギヤ部17Dとセグメントギヤ26Cからなる補助打音機構31は省略しても良い。
さらに、操作レバー7を作動位置に維持するロック機構36も省略しても良い。ロック機構36を省略した場合には、自転車2の走行中に操作レバー7を指で押したままにすることで、ベル本体8を接触位置に保持してベルを鳴らすことができる。そして、ベルを鳴らす必要が無くなったら操作レバー7から指を放すことで、ベル本体が自重と戻しばね30の付勢力とによって離隔位置まで復帰するとともに操作レバー7も非作動位置に復帰する。
また、上記実施例は、二輪の自転車にベル装置1を取り付ける場合を説明しているが、ベル装置1は三輪車に取り付けても良い.
本発明の一実施例であるベル装置とそれを取り付けた自転車の要部を示す側面図。 図1のII―II線に沿う断面図。 図1の要部の拡大図。 図3のIV―IV線に沿う断面図。 図4のV―V線に沿う要部の拡大断面図。 図1の要部の拡大図。 図6の矢印VIIから見た他端部7Bの正面図。 図6の平面図。 図6のIX―IX線に沿う断面図。
符号の説明
1…ベル装置 2…自転車
3…ハンドル 4…前輪(車輪)
5…フォーク(フレーム) 6…操作手段
8…ベル本体 11…ゴムリング
12…リム 17…回転部材
14…連結手段 18…ベル
21…打撃部材 22…コイルばね(可撓性部材)
31…補助打音機構 36…ロック機構

Claims (5)

  1. 打音を発生させるベル本体と、このベル本体をフレームに移動可能に保持する連結手段と、上記連結手段を介してベル本体を接触位置と離隔位置とに移動させる操作手段とを備えたベル装置であって、
    上記ベル本体は、支持軸に回転可能に取り付けた回転部材と、上記支持軸に固定されて上記回転部材と対向させたベルと、上記回転部材又はベルのいずれか一方に可撓性部材を介して取り付けた打撃部材と、上記回転部材又はベルのいずれか他方に形成した突起とを備え、上記回転部材が回転されると上記打撃部材と上記突起が衝突して上記可撓性部材が変形した後に上記打撃部材がベルに衝突して打音が発生するようになっており、
    上記操作手段が操作されて上記連結手段を介して上記ベル本体が接触位置に位置すると、上記回転部材が車輪に接触して回転可能となることを特徴とするベル装置。
  2. 上記操作手段は、作動位置と非作動位置とにわたって移動可能な操作レバーと、上記操作レバーを作動位置に固定するロック機構とを備え、
    上記ロック機構により操作レバーが作動位置に維持されているロック状態では,上記ベル本体は接触位置に維持されて、上記回転部材が車輪に接触した状態が維持されることを特徴とする請求項1に記載のベル装置。
  3. 車輪の回転が停止している状態において、上記操作手段の操作レバーが非作動位置から作動位置まで移動されると、該操作レバーの移動に連動して上記ベル本体の回転部材を少なくとも所要回転角度だけ回転させて打音を発生させる補助打音機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベル装置。
  4. 上記補助打音機構は、上記回転部材の外周面に形成したギヤ部と、ベル本体が離隔位置にあるときには上記ギヤ部と係合し、ベル本体が接触位置にあるときには上記ギヤ部と離隔するセグメントギヤとを備え、
    上記操作レバーが非作動位置と作動位置とにわたって移動される際に、上記ギヤ部とセグメントギヤとが係合することで上記回転部材が回転されて打音が生じることを特徴とする請求項3に記載のベル装置。
  5. 上記回転部材は、その外周部に一体に設けたゴムリングを備えており、上記ベル本体が接触位置に位置すると上記ゴムリングが車輪のリムに接触することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のベル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5006985B1 (ja) * 2011-10-07 2012-08-22 夕子 木暮 自転車警報装置
CN104843109A (zh) * 2015-05-26 2015-08-19 河海大学常州校区 自行车自动响铃装置
KR102385179B1 (ko) * 2021-01-04 2022-04-08 송덕용 제동시 주행동력으로 작동하는 경고음발생기를 구비한 스쿠터

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JPH0714110Y2 (ja) * 1988-06-22 1995-04-05 三菱自動車工業株式会社 電動式パワーステアリング

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