JPH0834228A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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Publication number
JPH0834228A
JPH0834228A JP6191254A JP19125494A JPH0834228A JP H0834228 A JPH0834228 A JP H0834228A JP 6191254 A JP6191254 A JP 6191254A JP 19125494 A JP19125494 A JP 19125494A JP H0834228 A JPH0834228 A JP H0834228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
air conditioner
vehicle
air
duct
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6191254A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Tanaka
茂利 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0834228A publication Critical patent/JPH0834228A/ja
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  • Air Humidification (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加湿機を別個に設置することなく空気調和装
置20内に組み込んで車室35内の空気が乾燥するのを防止
する。 【構成】 エバポレータ24からドレンパン40に滴下した
ドレン水を給水管43を経て多孔質蒸発面42に毛細管現象
により吸い上げ、ここで蒸発させてダクト41中を通る調
和空気と一緒にダクト41、吹出口31を経て車室35内に吹
き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置の1例が図2
に示されている。車両21に搭載された空気調和装置20の
ケーシング22内にはブロア23、エバポレータ24、ヒータ
25、エアミックスダンパ26、吹出モード切換ダンパ27、
28、内外気切換ダンパ29等が内蔵されている。
【0003】この空気調和装置20の運転時、走行用エン
ジン37から電磁クラッチ38を介して圧縮機39が駆動され
ると、圧縮機39から吐出されたガス冷媒がコンデンサ40
に入り、ここでコンデンサフアン43によって送風される
外気に放熱することによって凝縮液化する。この液冷媒
はレシーバ41で未凝縮ガス冷媒を分離した後、膨張弁42
で断熱膨張する。次いで、この冷媒はエバポレータ24で
蒸発気化した後、圧縮機39に戻る。
【0004】また、走行用エンジン37を冷却することに
よって昇温したエンジン冷却水はヒータ25を流過するこ
とによって降温した後、走行用エンジン37に戻る。
【0005】一方、ブロア23が回転すると、内外気切換
ダンパ29を切り換えることによって選択された外気吸入
口34又は内気吸入口35から外気又は車室内空気がケーシ
ング22内に吸入され、ブロア23で付勢された後、エバポ
レータ24を流過することによって冷却される。
【0006】エバポレータ24で冷却された空気はエアミ
ックスダンパ26によって分流され、その一部はヒータ25
を流過する過程でこのヒータ25内を循環するエンジン冷
却水と熱交換することによって昇温した後、ヒータ25を
バイパスした残部の空気と混合して所定温度の調和空気
となる。この調和空気は吹出モード切換ダンパ27、28を
切り換えることによって選択されたフェイス吹出口31、
デフロスト吹出口32、フート吹出口33から車室35内に吹
き出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用空気
調和装置20においては、その運転時、車室35内空気が乾
燥する場合がある。これに対処するため、車室35内に加
湿機を設置することが提案されたが、これは加湿機のタ
ンク内に水を頻繁に補給する必要があり、従って、補給
が面倒であるのみならず給水忘れやタンク内の水が腐敗
するおそれがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その特徴とすると
ころは、エバポレータからドレンパン内に滴下したドレ
ン水を蒸発させて上記ダクト中に供給する加湿機構を設
けたことにある。
【0009】上記加湿機構をドレンパンから毛細血管現
象で吸い上げたドレン水をダクト中に設置された多孔質
蒸発面で蒸発させる自然蒸発加湿機構より構成すること
ができる。
【0010】上記加湿機構を超音波加湿機構より構成す
ることができる。
【0011】上記ドレンパンに基端が接続され、上記ド
レンパン内のドレン水を車外に排出するドレンパイプに
加湿の要否に応じて開閉される排出弁を設けることがで
きる。
【0012】
【作用】本発明においては、空気を冷却することによっ
てエバポレータからドレンパン内に滴下したドレン水は
加湿機構により蒸発せしめられてダクト中に供給され、
このダクト中を通る空気に伴われて吹出口から車室内に
吹き出される。
【0013】
【実施例】本発明の実施例が図1に示されている。エバ
ポレータ24の下方にはドレンパン40が設置されている。
そして、ケーシング22とフエイス吹出口31とを連結する
ダクト41の内面にはスポンジ等からなる多孔質蒸発面42
が貼り付けられている。この多孔質蒸発面42は給水管43
を介してドレンパン40と連結され、この給水管43の内面
にもスポンジ等からなる多孔質材46が貼り付けられてい
る。
【0014】ドレンパン40にはドレンパイプ44の基端が
接続され、このドレンパイプ44には排出弁45が介装され
ている。他の構成は図2に示す従来のものと同様であ
り、対応する部材には同じ符号が付されている。
【0015】しかして、空気調和装置20の運転時、外気
吸込口34又は内気吸込口35からケーシング22内に吸入さ
れた空気はブロア23に付勢されてエバポレータ24を流過
することによって冷却される。
【0016】すると、空気中に含まれている水分がエバ
ポレータ24の表面に結露してドレン水となってドレンパ
ン40内に滴下する。このドレン水は毛細血管現象で給水
パイプ43内を通って多孔質蒸発面42に吸い上げられてこ
こで蒸発し、ダクト41内を通る空気に伴われてフエイス
吹出口31から車室35内に吹き出される。
【0017】かくして、エバポレータ24を流過する空気
から除湿された水分が吹出空気に伴われて車室35内に吹
き出されるので、車室35内は自然状態と同じ湿度に維持
される。また、エバポレータ24で除湿された水分が加湿
に用いられるので、衛生的である。
【0018】そして、空気調和装置20の運転時にはエバ
ポレータ24からドレン水が得られるので、従来のように
加湿水を貯溜するタンク及びこれに加湿水を補給する必
要もなくなる。
【0019】加湿する必要がないときには、排出弁45を
開としてドレンパン40内のドレン水をドレンパイプ44を
経て車外に排出すれば良い。
【0020】なお、上記実施例においては、ドレンパン
40内のドレン水を毛細血管現象で吸い上げて多孔質蒸発
面で蒸発させているが、これに代えてドレンパン40内の
ドレン水を起音波加湿機構で蒸発させてダクト41中に供
給することもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、空気を冷却すること
によってエバポレータからドレンパン内に滴下したドレ
ン水は加湿機構により蒸発せしめられてダクト中に供給
され、このダクト中を通る空気に伴われて吹出口から車
室内に吹き出される。従って、空気調和装置の運転時に
はエバポレータにより空気を冷却することによって加湿
水が得られるので、従来のように加湿水を貯溜するタン
クやこのタンク内に加湿水を頻繁に補給する必要がな
く、また、給水忘れやタンク内の水が腐敗することもな
い。
【0022】また、エバポレータで除湿された水分が吹
出空気に伴われて車室内に吹き出されるので、車室内は
自然状態と同じ湿度に維持される。また、エバポレータ
で除湿された水分が加湿水として用いられるので、衛生
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す略示的構成図である。
【図2】従来の車両用空気調和装置の1例を示す略示的
構成図である。。
【符号の説明】
24 エバポレータ 41 ダクト 31 吹出口 35 車室 40 ドレンパン 43 給水管 46 多孔質材 42 多孔質蒸発面 44 ドレンパイプ 45 排出弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータで冷却された空気をダクト
    を経て吹出口から車室内へ吹き出す車両用空気調和装置
    において、上記エバポレータからドレンパン内に滴下し
    たドレン水を蒸発させて上記ダクト中に供給する加湿機
    構を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記加湿機構がドレンパンから毛細血管
    現象で吸い上げたドレン水を上記ダクト中に設置された
    多孔質蒸発面で蒸発させる自然蒸発加湿機構よりなる請
    求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記加湿機構が超音波加湿機構よりなる
    請求項1記載の車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 上記ドレンパンに基端が接続され、上記
    ドレンパン内のドレン水を車外に排出するドレンパイプ
    に加湿の要否に応じて開閉される排出弁を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
JP6191254A 1994-07-22 1994-07-22 車両用空気調和装置 Withdrawn JPH0834228A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282992A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和ユニットおよび車両用空気調和装置
JP2010006325A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Denso Corp 空調装置
JP2012109185A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Calsonic Kansei Corp 車両用バッテリ冷却装置
JP2015072819A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 日産自動車株式会社 バッテリ温調装置
JP2020036425A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池を搭載した移動体

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Effective date: 20011002