JPH0834201A - 自動車用アルミホイール - Google Patents
自動車用アルミホイールInfo
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- JPH0834201A JPH0834201A JP16958794A JP16958794A JPH0834201A JP H0834201 A JPH0834201 A JP H0834201A JP 16958794 A JP16958794 A JP 16958794A JP 16958794 A JP16958794 A JP 16958794A JP H0834201 A JPH0834201 A JP H0834201A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面の光輝性を高くし、且つ、表面の光沢を
独特なシャープな光沢とする。 【構成】 自動車用アルミホイール10のディスク14
の外周部には、リム部15が設けられ、このリム部15
にはウエル18、タイヤビードシート20、フランジ2
2が形成されている。ディスク14の外側面14Aとこ
れに続く、リム部15のフランジ22の外側面22A、
内側面14Bとこれに続くリム部15のタイヤビードシ
ート20とウエル18の各内側面20A、18Aは、単
結晶ダイヤモンドバイトにより鏡面加工されている。
独特なシャープな光沢とする。 【構成】 自動車用アルミホイール10のディスク14
の外周部には、リム部15が設けられ、このリム部15
にはウエル18、タイヤビードシート20、フランジ2
2が形成されている。ディスク14の外側面14Aとこ
れに続く、リム部15のフランジ22の外側面22A、
内側面14Bとこれに続くリム部15のタイヤビードシ
ート20とウエル18の各内側面20A、18Aは、単
結晶ダイヤモンドバイトにより鏡面加工されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用アルミホイー
ル、特に表面を鏡面加工した自動車用アルミホイールに
関する。
ル、特に表面を鏡面加工した自動車用アルミホイールに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用のタイヤホールにお
いては、軽量でかつ装飾性の高いアルミホイールが使用
されており、これらの自動車用アルミホイールにおいて
は、装飾性価値を高めるため表面を鏡面加工し、光沢を
持たせているものが多い。
いては、軽量でかつ装飾性の高いアルミホイールが使用
されており、これらの自動車用アルミホイールにおいて
は、装飾性価値を高めるため表面を鏡面加工し、光沢を
持たせているものが多い。
【0003】この表面を鏡面加工する方法としては、天
然または人工のダイヤモンドの微粉末を高温高圧で燒結
して作成した多結晶ダイヤモンドを使用したバイト(通
称、コンバックバイト)を用いてアルミホイール表面を
切削加工する方法が知られている。
然または人工のダイヤモンドの微粉末を高温高圧で燒結
して作成した多結晶ダイヤモンドを使用したバイト(通
称、コンバックバイト)を用いてアルミホイール表面を
切削加工する方法が知られている。
【0004】しかしながら、この多結晶ダイヤモンドの
バイトで切削加工したアルミホイールの表面は、光輝性
が低く、ぼやけた感じがあって、装飾的に地味な感じで
あった。
バイトで切削加工したアルミホイールの表面は、光輝性
が低く、ぼやけた感じがあって、装飾的に地味な感じで
あった。
【0005】これを改善した自動車用アルミホイールと
して、切削面をさらに、アルミナ粉末とワックスを主体
として配合した粉末を用いて羽布にてバフ処理して磨き
上げたアルミホイールが知られている。
して、切削面をさらに、アルミナ粉末とワックスを主体
として配合した粉末を用いて羽布にてバフ処理して磨き
上げたアルミホイールが知られている。
【0006】しかしながら、このバフ処理をしたアルミ
ホールは、バフ処理することによって、製造工程が増加
しコストアップとなる共に、多結晶ダイヤモンドのバイ
トを用いた切削加工品に比べ、光輝性は向上するもの
の、バフ処理特有のソフトな光沢になってしまうという
不具合があった。
ホールは、バフ処理することによって、製造工程が増加
しコストアップとなる共に、多結晶ダイヤモンドのバイ
トを用いた切削加工品に比べ、光輝性は向上するもの
の、バフ処理特有のソフトな光沢になってしまうという
不具合があった。
【0007】また、このバフ処理をしたアルミホールに
おいては、バフ処理面の油分子等との吸着性が切削面よ
り高く、付着した油分等を落とし難く、これによる汚れ
によって装飾性価値が低下するという不具合もあった。
おいては、バフ処理面の油分子等との吸着性が切削面よ
り高く、付着した油分等を落とし難く、これによる汚れ
によって装飾性価値が低下するという不具合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、表面の光輝性が高く、且つ、表面の光沢が独特な
シャープな光沢となり装飾性価値に優れた自動車用アル
ミホイールを得ることが目的である。
慮し、表面の光輝性が高く、且つ、表面の光沢が独特な
シャープな光沢となり装飾性価値に優れた自動車用アル
ミホイールを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用アルミ
ホイールは、単結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡
面加工したことを特徴としている。
ホイールは、単結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡
面加工したことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の自動車用アルミホイールでは、単結晶
ダイヤモンドバイトにより、アルミホイールの表面を切
削し鏡面加工するため、従来の多結晶ダイヤモンドバイ
トにより、アルミホイールの表面を切削した場合に比
べ、切削面の表面粗さを細かくできる。従って、従来の
多結晶ダイヤモンドバイトにより切削したものに比べ、
切削面の光輝性が高くなる。
ダイヤモンドバイトにより、アルミホイールの表面を切
削し鏡面加工するため、従来の多結晶ダイヤモンドバイ
トにより、アルミホイールの表面を切削した場合に比
べ、切削面の表面粗さを細かくできる。従って、従来の
多結晶ダイヤモンドバイトにより切削したものに比べ、
切削面の光輝性が高くなる。
【0011】また、バフ処理を必要としないため、製造
工程におけるバフ工程の増加によるコストアップを無く
すことができると共に、表面が切削加工によるものなの
で、バフ処理特有のソフトな光沢と比べ、シャープな光
沢が得られる。
工程におけるバフ工程の増加によるコストアップを無く
すことができると共に、表面が切削加工によるものなの
で、バフ処理特有のソフトな光沢と比べ、シャープな光
沢が得られる。
【0012】さらに、バフ処理の表面と比べ、表面の油
分子等との吸着性が低く、付着した油分等を落とし易
く、装飾性価値に優れている。
分子等との吸着性が低く、付着した油分等を落とし易
く、装飾性価値に優れている。
【0013】
【実施例】本発明の自動車用アルミホイールの一実施例
を図1に従って説明する。
を図1に従って説明する。
【0014】図1に示される如く、本実施例の自動車用
アルミホイール10には、その中央部にハブ穴12が穿
設されており、このハブ穴12の外周部となるディスク
14のハブ穴12の近傍には、ボルト穴16が、周方向
に所定の間隔で複数個穿設されている。
アルミホイール10には、その中央部にハブ穴12が穿
設されており、このハブ穴12の外周部となるディスク
14のハブ穴12の近傍には、ボルト穴16が、周方向
に所定の間隔で複数個穿設されている。
【0015】ディスク14の外周部にはリム部15が設
けられ、このリム部15には、ウエル18、タイヤビー
ドシート20、フランジ22が形成されており、ウエル
18とタイヤビードシート20との連続部には、バルブ
穴24が形成されている。
けられ、このリム部15には、ウエル18、タイヤビー
ドシート20、フランジ22が形成されており、ウエル
18とタイヤビードシート20との連続部には、バルブ
穴24が形成されている。
【0016】この自動車用アルミホイール10は、精密
旋盤にセットされ、単結晶ダイヤモンドバイトにより、
ディスク14の外側面14Aとこれに続くリム部15の
フランジ22の外側面22A、内側面14Bとこれに続
くリム部15のタイヤビードシート20とウエル18の
各内側面20A、18Aが鏡面加工されている。このよ
うに、タイヤがリム組みされて隠れる部分以外に鏡面加
工を施すことができる。
旋盤にセットされ、単結晶ダイヤモンドバイトにより、
ディスク14の外側面14Aとこれに続くリム部15の
フランジ22の外側面22A、内側面14Bとこれに続
くリム部15のタイヤビードシート20とウエル18の
各内側面20A、18Aが鏡面加工されている。このよ
うに、タイヤがリム組みされて隠れる部分以外に鏡面加
工を施すことができる。
【0017】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の自動車用アルミホイール10では、単結晶ダイヤモ
ンドバイトにより、アルミホイール10のディスク14
の外側面14Aとこれに続くリム部15のフランジ22
の外側面22A、内側面14Bとこれに続くリム部15
のタイヤビードシート20とウエル18の各内側面20
A、18Aを切削し鏡面加工したため、従来の多結晶ダ
イヤモンドバイトにより、アルミホイールの表面を切削
した場合に比べ、後述する試験例1に示される如く、切
削面の表面粗さを細かくできる。このため、従来の多結
晶ダイヤモンドバイトにより切削したものに比べ、切削
面の光輝性が高くなる。
例の自動車用アルミホイール10では、単結晶ダイヤモ
ンドバイトにより、アルミホイール10のディスク14
の外側面14Aとこれに続くリム部15のフランジ22
の外側面22A、内側面14Bとこれに続くリム部15
のタイヤビードシート20とウエル18の各内側面20
A、18Aを切削し鏡面加工したため、従来の多結晶ダ
イヤモンドバイトにより、アルミホイールの表面を切削
した場合に比べ、後述する試験例1に示される如く、切
削面の表面粗さを細かくできる。このため、従来の多結
晶ダイヤモンドバイトにより切削したものに比べ、切削
面の光輝性が高くなる。
【0018】また、本実施例の自動車用アルミホイール
10では、バフ処理を必要としないため、製造工程にお
けるバフ工程の増加によるコストアップを無くすことが
できると共に、試験例2に示される如く、切削加工によ
るものなので、バフ処理に比べ反射率が高くなり、バフ
処理特有のソフトな光沢と比べ、シャープな光沢が得ら
れる。
10では、バフ処理を必要としないため、製造工程にお
けるバフ工程の増加によるコストアップを無くすことが
できると共に、試験例2に示される如く、切削加工によ
るものなので、バフ処理に比べ反射率が高くなり、バフ
処理特有のソフトな光沢と比べ、シャープな光沢が得ら
れる。
【0019】さらに、単結晶ダイヤモンドバイトにより
鏡面加工を施すため切削効率を高めることが可能とな
る。
鏡面加工を施すため切削効率を高めることが可能とな
る。
【0020】〔試験例1〕本発明の効果を確認するため
に本発明品の自動車用アルミホイールと、従来の多結晶
ダイヤモンドのバイトを用いて切削加工した自動車用ア
ルミホイールとを試作し、それぞれの表面粗さを、日本
工業規格の表面粗さの定義及び測定方向(JIS B0
601-1994 )に準じて測定しその結果を表1に示す。
に本発明品の自動車用アルミホイールと、従来の多結晶
ダイヤモンドのバイトを用いて切削加工した自動車用ア
ルミホイールとを試作し、それぞれの表面粗さを、日本
工業規格の表面粗さの定義及び測定方向(JIS B0
601-1994 )に準じて測定しその結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1の結果から本発明品の単結晶ダイヤモ
ンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホイール
は、カットオフ:0.08mmにおいて、Ra(算術的平均粗
さ)が0.07μm より小さく(Ra<0.07μm )、また、
Ry(最大高さ)が0.4 μm より小さく(Ry<0.4 μ
m )、従来の多結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡
面加工したアルミホイールのカットオフ:0.08mmにおけ
るRa、Ryに比べ小さくなっている。
ンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホイール
は、カットオフ:0.08mmにおいて、Ra(算術的平均粗
さ)が0.07μm より小さく(Ra<0.07μm )、また、
Ry(最大高さ)が0.4 μm より小さく(Ry<0.4 μ
m )、従来の多結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡
面加工したアルミホイールのカットオフ:0.08mmにおけ
るRa、Ryに比べ小さくなっている。
【0023】同様に、単結晶ダイヤモンドバイトにより
表面を鏡面加工したアルミホイールは、カットオフ:0.
8mm において、Ra(算術的平均粗さ)が0.3 μm より
小さく(Ra<0.3 μm )、また、Ry(最大高さ)が
1.0 μm より小さく(Ry<1.0 μm )、従来の多結晶
ダイヤモンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホ
イールのカットオフ:0.8mm におけるRa、Ryに比べ
小さくなっている。
表面を鏡面加工したアルミホイールは、カットオフ:0.
8mm において、Ra(算術的平均粗さ)が0.3 μm より
小さく(Ra<0.3 μm )、また、Ry(最大高さ)が
1.0 μm より小さく(Ry<1.0 μm )、従来の多結晶
ダイヤモンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホ
イールのカットオフ:0.8mm におけるRa、Ryに比べ
小さくなっている。
【0024】このため、本実施例のアルミホイールの切
削面は、従来例のアルミホイールの切削面に比べ、表面
の光輝性が高くなっていることが明らかである。
削面は、従来例のアルミホイールの切削面に比べ、表面
の光輝性が高くなっていることが明らかである。
【0025】〔試験例2〕本発明の効果を確認するため
に本発明品の自動車用アルミホイールと、従来のアルミ
ナ粉末とワックスを主体として配合した粉末を用いて羽
布にてバフ処理した自動車用アルミホイールとを試作
し、それぞれの鏡面反射率を日本工業規格の光沢度測定
方法(JIS Z8741)に準じて測定(なお、表面
反射率の基準板としては、黒色基準反射板を銀鏡に代え
て測定)しその結果を表2に示す。
に本発明品の自動車用アルミホイールと、従来のアルミ
ナ粉末とワックスを主体として配合した粉末を用いて羽
布にてバフ処理した自動車用アルミホイールとを試作
し、それぞれの鏡面反射率を日本工業規格の光沢度測定
方法(JIS Z8741)に準じて測定(なお、表面
反射率の基準板としては、黒色基準反射板を銀鏡に代え
て測定)しその結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2の結果から本発明品の単結晶ダイヤモ
ンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホイールの
反射率は75%以上であり、従来のアルミナ粉末とワッ
クスを主体として配合した粉末を用いて羽布にてバフ処
理したアルミホイールの反射率に比べ、高く、これによ
って、表面の光沢が独特な黒い鏡面感を呈するシャープ
な光沢となり装飾性価値に優れていることが明らかであ
る。
ンドバイトにより表面を鏡面加工したアルミホイールの
反射率は75%以上であり、従来のアルミナ粉末とワッ
クスを主体として配合した粉末を用いて羽布にてバフ処
理したアルミホイールの反射率に比べ、高く、これによ
って、表面の光沢が独特な黒い鏡面感を呈するシャープ
な光沢となり装飾性価値に優れていることが明らかであ
る。
【0028】なお、バフ研磨仕上げの場合は、バフとの
摩擦による表面層の変形と摩擦熱が発生し、表面に変質
層が形成され、表面酸化膜厚さは200A°程度形成さ
れる。この酸化膜の成分は酸化アルミのほか本合金(A
6061 成分1.0 Mg−0.6 Si−0.3 Cu−0.15C
r−残Al)に含まれるマグネシウムが選択酸化され酸
化マグネシウムを含む状態となる。この酸化マグネシウ
ムは多孔質で、表面の浸水性(濡れ性)を高め油分等を
吸着する性質がある。このため、表面に油等が付着した
場合には、拭き取りが極めて困難となる。
摩擦による表面層の変形と摩擦熱が発生し、表面に変質
層が形成され、表面酸化膜厚さは200A°程度形成さ
れる。この酸化膜の成分は酸化アルミのほか本合金(A
6061 成分1.0 Mg−0.6 Si−0.3 Cu−0.15C
r−残Al)に含まれるマグネシウムが選択酸化され酸
化マグネシウムを含む状態となる。この酸化マグネシウ
ムは多孔質で、表面の浸水性(濡れ性)を高め油分等を
吸着する性質がある。このため、表面に油等が付着した
場合には、拭き取りが極めて困難となる。
【0029】一方、ダイヤモンドバイトによる切削表面
は、非常に鋭利な刃物、即ちダイヤモンドバイトで表面
を切削したため、表面変形層の形成がなく、表面の発生
熱もほとんど発生しない。また、表面がバフ処理に比べ
平滑に仕上がるため、表面酸化膜膜は加工直後10A°
程度発生し、それ以上進展しない。このため、表面は浸
水性は高いが表面が平滑で吸着性が低いため、油など付
着した場合、容易に拭き取ることが可能であり、この点
においても本発明品の単結晶ダイヤモンドバイトにより
表面を鏡面加工したアルミホイールは、従来のバフ処理
したアルミホイールに比べ優れていることが明らかであ
る。
は、非常に鋭利な刃物、即ちダイヤモンドバイトで表面
を切削したため、表面変形層の形成がなく、表面の発生
熱もほとんど発生しない。また、表面がバフ処理に比べ
平滑に仕上がるため、表面酸化膜膜は加工直後10A°
程度発生し、それ以上進展しない。このため、表面は浸
水性は高いが表面が平滑で吸着性が低いため、油など付
着した場合、容易に拭き取ることが可能であり、この点
においても本発明品の単結晶ダイヤモンドバイトにより
表面を鏡面加工したアルミホイールは、従来のバフ処理
したアルミホイールに比べ優れていることが明らかであ
る。
【0030】また、表面状態を対比すると単結晶ダイヤ
モンドバイトによる切削表面は、切削加工時のバイトの
送りピッチによる実質的に平行な条痕が形成され、この
条痕間に鏡面が形成されているのに対して、バフ研磨仕
上げによる表面はランダムに発生したミクロン単位の研
磨痕が形成されている。
モンドバイトによる切削表面は、切削加工時のバイトの
送りピッチによる実質的に平行な条痕が形成され、この
条痕間に鏡面が形成されているのに対して、バフ研磨仕
上げによる表面はランダムに発生したミクロン単位の研
磨痕が形成されている。
【0031】
【発明の効果】本発明の自動車用アルミホイールは、単
結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡面加工したの
で、表面の光輝性が高く、且つ、表面の光沢が独特なシ
ャープな光沢となり装飾性価値に優れているという効果
を有する。
結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡面加工したの
で、表面の光輝性が高く、且つ、表面の光沢が独特なシ
ャープな光沢となり装飾性価値に優れているという効果
を有する。
【0032】また、バフ処理を必要としないため、製造
工程におけるバフ工程の増加によるコストアップを無く
すことができると共に、バフ処理の表面と比べ、表面の
油分子等との吸着性が低く、付着した油分等を落とし易
く、この点においても装飾性価値に優れている。
工程におけるバフ工程の増加によるコストアップを無く
すことができると共に、バフ処理の表面と比べ、表面の
油分子等との吸着性が低く、付着した油分等を落とし易
く、この点においても装飾性価値に優れている。
【図1】本発明の一実施例の自動車用アルミホイールを
示す軸方向に沿った断面図である。
示す軸方向に沿った断面図である。
10 自動車用アルミホイール 14 ディスク 15 リム部 18 ウエル 20 タイヤビードシート 22 フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】単結晶ダイヤモンドバイトにより表面を鏡
面加工したことを特徴とする自動車用アルミホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16958794A JPH0834201A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 自動車用アルミホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16958794A JPH0834201A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 自動車用アルミホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834201A true JPH0834201A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15889254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16958794A Pending JPH0834201A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 自動車用アルミホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103577A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Hitachi Metals Ltd | 軽合金ホイールおよびその製造方法 |
JP2008207334A (ja) * | 2008-06-09 | 2008-09-11 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 |
US11684983B2 (en) | 2019-07-24 | 2023-06-27 | Rays Engineering Co., Ltd. | Method for producing vehicle wheels |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP16958794A patent/JPH0834201A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103577A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Hitachi Metals Ltd | 軽合金ホイールおよびその製造方法 |
JP4618543B2 (ja) * | 2004-10-07 | 2011-01-26 | 日立金属株式会社 | 軽合金ホイールおよびその製造方法 |
JP2008207334A (ja) * | 2008-06-09 | 2008-09-11 | Allied Material Corp | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 |
JP4688110B2 (ja) * | 2008-06-09 | 2011-05-25 | 株式会社アライドマテリアル | 単結晶ダイヤモンドバイト及びその製造方法 |
US11684983B2 (en) | 2019-07-24 | 2023-06-27 | Rays Engineering Co., Ltd. | Method for producing vehicle wheels |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000801 |