JPH0834042B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JPH0834042B2
JPH0834042B2 JP1170654A JP17065489A JPH0834042B2 JP H0834042 B2 JPH0834042 B2 JP H0834042B2 JP 1170654 A JP1170654 A JP 1170654A JP 17065489 A JP17065489 A JP 17065489A JP H0834042 B2 JPH0834042 B2 JP H0834042B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスク等の記録可能型のディスク
に、互いに異なる複数のサンプリング周波数で作成され
た各種情報を記録・再生するディスク記録再生装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、音楽情報等が機械的なピットによりディジタル
信号として記録された、いわゆる、コンパクトディスク
(以下、CDと呼ぶ)が広く使用されている。このCDは再
生専用のディスク再生装置により再生が行われるように
なっている。
上記のCDには、通常、複数の情報が連続して記録され
ており、再生時には、ディスクに予め記録された絶対ア
ドレスと、ディスクの内周側端部等に設けられたTOC(T
able Of Contents)領域に記録されている各情報の記録
開始位置の絶対アドレスとを照合して、所望の情報の連
続再生、選択再生等が行われる。
ところで、近年開発が進められている光磁気ディスク
等の書換え可能型のディスク又は1回のみ記録可能な追
記型のディスク等に音楽情報等を記録して使用する場
合、従来のCDとの間で再生方式を共通化し、互換性を有
するディスク記録再生装置を提供することが望ましい。
その場合、記録再生時におけるディスクの回転制御方法
としては、CDで実施されている、いわゆる線速度一定
(Constant Linear Velocity:CLV)制御を採用すること
ができる。
一方、ディジタル情報を記録する記録媒体のうち、例
えば、ディジタルオーデイオテープ(以下、DATと呼
ぶ)のサンプリング周波数は48kHz、衛星放送のサンプ
リング周波数は32kHzであって、ともにCDのサンプリン
グ周波数である44.1kHzとは相違しているが、これらの
ディジタル記録媒体に記録された情報も、そのまま上記
した書換え可能型又は追記型のディスクに記録できるよ
うにするのが好ましい。
ところで、互いに異なるサンプリング周波数で作成さ
れた音楽情報等のディジタル情報を1枚のディスクに混
在させて一定の記録周波数で記録する際に、サンプリン
グ周波数にかかわらず、ディスク上での情報の記録密度
をほぼ一定にするためには、より高いサンプリング周波
数を有する情報の記録・再生時に線速度がより高くなる
ように、ディスクの線速度をサンプリング周波数に応じ
て変更する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、その場合、情報の連続再生等に際しては、
情報の切れ目においてサンプリング周波数が変わる毎に
線速度を変更する必要が生じるので、モータの負担が増
大して、寿命の低下を招く恐れがあるばかりでなく、線
速度の変更のための待ち時間が増大する等の問題を生じ
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るディスク記録再生装置は、上記の課題を
解決するために、互いに異なる複数のサンプリング周波
数で作成された情報の記録が可能な情報記録領域と、情
報記録領域に記録された情報に関する付加情報を記録す
るためのTOC領域とを備えたディスクに記録・再生を行
うディスク記録再生装置において、 外部設定に基づき、上記情報記録領域を設定された容
量比により各サンプリング周波数に対応した複数の領域
範囲に分割するとともに、分割内容を表す各領域範囲の
位置情報を付加情報として生成する分割設定手段と、記
録すべき情報のサンプリング周波数を判定し、各情報を
上記分割設定手段にて設定された情報記録領域における
その情報のサンプリング周波数に対応した領域範囲に記
録するとともに、上記分割設定手段にて生成された各領
域範囲の位置情報を含む付加情報をTOC領域に記録する
記録手段と、情報記録領域の情報及びTOC領域の付加情
報を再生する再生手段と、記録及び再生時にディスクを
回転駆動する回転駆動手段と、上記情報記録領域への記
録及び再生時に、サンプリング周波数に基づいて各領域
範囲毎にディスクの線速度が変更されるように回転駆動
手段の回転速度を調整する回転速度調整手段とが設けら
れていることを基本的な特徴としている。
なお、上記分割設定手段はより高いサンプリング周波
数に対応する領域範囲がディスクのより外周側に位置す
るように分割を行うようにされていることをが好まし
い。
〔作用〕
上記の構成によれば、ディスクの情報記録領域を外部
設定、つまり、ユーザの指定により、予めCD、DAT等で
定められた各サンプリング周波数に対応した複数の領域
範囲に分割し、同一のサンプリング周波数で作成された
情報群は同一の領域範囲に記録するようにしたので、デ
ィスクの連続再生等に際して、各領域範囲内ではディス
クの線速度を一定とすることができる。それにより、線
速度の変更の頻度が減少するため、回転駆動手段の負担
が軽減されるとともに、線速度の変更のための待ち時間
も全体として短縮されるようになる。
又、より高いサンプリング周波数に対応する領域範囲
がディスクのより外周側に位置するように分割を行うよ
うにすると、ディスクの外周側に向かうほど線速度が大
きくなることになるので、ディスクの全域に同一のサン
プリング周波数の情報を記録する場合に比してディスク
の各半径位置での回転速度の差が却って減少し、アクセ
ス時等に上記記録手段及び/又は再生手段をディスクの
半径方向へ移動させる際の回転駆動手段の回転速度の変
化量を低減させることができるようになる。
なお、情報記録領域の分割内容を示す各領域範囲の位
置情報は付加情報としてTOC領域に記録されるので、デ
ィスクが一旦ディスク記録再生装置から取り出された後
も、次回の記録又は再生時にTOC領域からの読出しを行
うことにより、ディスク記録再生装置が情報記録領域の
分割内容を認識することができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第5図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第4図に示すように、本実施例に係るディスク記録再
生装置は、書換え可能型(記録可能型)のディスクとし
ての光磁気ディスク1を支持して回転させる回転駆動手
段としてのスピンドルモータ2と、記録及び再生時に光
磁気ディスク1にレーザ光を照射する記録手段兼再生手
段としての光ピックアップ3と、記録時に光磁気ディス
ク1に磁界を印加する記録手段としての電磁石4とを備
えている。電磁石4は記録済の情報の上に新たな情報を
記録する、いわゆるオーバライトが行えるように構成さ
れている。
上記ディスク記録再生装置は、第1及び第2入力端子
5及び6を備えている。第1入力端子5からは磁気テー
プ等からのアナログ情報又はCD、DAT、衛星放送等から
のディジタル情報が入力されるようになっている。一
方、第2入力端子6からは、コンピュータ用等のディジ
タル情報が入力されるようになっている。
第1入力端子5から入力されたアナログ情報は、ディ
ジタル入力部7において、CDにおけるサンプリング周波
数である44.1KHzでサンプリングされてディジタル情報
に変換された後、エラー訂正回路10に送られる。
一方、第1入力端子5から入力された各種ディジタル
情報はディジタル入力部7を介してそのままエラー訂正
回路10に送られるようになっている。又、第2入力端子
6から入力されたディジタル情報は2重エラー訂正回路
8を介してエラー訂正回路10に送られる。
エラー訂正回路10でエラーの訂正が行われた情報に
は、必要に応じてサブコード発生回路11で発生されたサ
ブコードが付加され、続いて、EFM(Eight Fourteen Mo
dulation)変調回路12でEFM変調が施された後、電磁石
駆動回路13に送られる。
電磁石駆動回路13により、EFM変調回路12で変調され
た情報に応じて電磁石4が駆動され、それと同時に光ピ
ックアップ3により光磁気ディスク1にレーザ光が照射
されることにより、光磁気ディスク1における情報記録
領域1b(第2図参照)に情報が記録されるようになって
いる。なお、光磁気ディスク1の最内周部のリードイン
領域には、情報記録領域1bに記録された情報に関する付
加情報を記録するためのTOC領域1aが設けられている。
又、第3図に示すように、光磁気ディスク1には、円
周方向に延びる螺旋状又は同心円状の案内溝14・14…が
予め設けられているが、これら案内溝14・14…にはディ
スク半径方向のうねり(ウォブリング)が与えられてい
る。すなわち、光磁気ディスク1上の各部の絶対アドレ
スがFM変調され、変調された周波数に対応したピッチで
案内溝14・14…が蛇行している。
第4図において、本ディスク記録再生装置は、TOC(T
able Of Contents)用バッファメモリ15を備え、TOC用
バッファメモリ15には、光磁気ディスク1の情報記録領
域1bに記録された各情報の記録開始位置及び記録終了位
置の絶対アドレス等が付加情報として記憶されるように
なっている。
TOC用バッファメモリ15の内容は、例えば、光磁気デ
ィスク1をディスク記録再生装置から排出する際等に、
光磁気ディスク1のTOC領域1aに記録されるものであ
る。その際には、TOC用バッファメモリ15内の付加情報
がEFM変調回路12に送られ、EFM変調された後、上述と同
様にして電磁石4により記録が行われる。なお、情報記
録領域1bに情報を記録する度に、その情報に関する付加
情報をTOC領域1aに記録するようにしても良い。
光ピックアップ3は、光磁気ディスク1にレーザ光を
照射することにより、情報記録領域1b内の情報、TOC領
域1a内の付加情報及び案内溝14・14…の蛇行により表さ
れた絶対アドレスの再生を行うようになっている。
光ピックアップ3には波形処理回路16が接続され、波
形処理回路16では光ピックアップ3で再生された情報等
に必要な波形処理が施される。波形処理の施された情報
又は付加情報には、EFM復調回路17にてEFM復調が行わ
れ、更に、再生信号処理回路18にて必要な処理が行われ
る。その後、情報記録領域1bに記録されていた情報は、
出力部20及び第1出力端子21を介してそのままディジタ
ル情報として出力されるか、必要に応じて出力部20でア
ナログ情報に変換された後、第1出力端子21から出力さ
れるようになっている。
又、情報がコンピュータ用等のものであれば、2重エ
ラー訂正回路22で必要なエラーの訂正が行われた後、第
2出力端子23を介してディジタル情報として出力され
る。
一方、再生信号処理回路18で必要な処理が施された付
加情報は、マイクロコンピュータ24を介して、TOC用バ
ッファメモリ15に記憶される。
波形処理回路16で波形処理の行われた絶対アドレス
は、FM復調回路25でFM復調が行われて周波数が振幅に変
換される。第5図に、FM復調回路25の具体的な構成例を
示す。
FM復調回路25は、いわゆるフェーズロックループ(PL
L)により構成され、位相比較器30と、第1低域通過フ
ィルタ(第1LPF)31と、第1〜第3電圧依存発振器(第
1〜第3VCO)32〜34と、第1低域通過フィルタ31と並列
に接続された第2低域通過フィルタ(第2LPF)35とを備
えている。第1〜第3電圧依存発振器32〜34の両端には
それぞれ切換スイッチ36・37が設けられ、これら切換ス
イッチ36・37が連動して切り換えられることにより、情
報記録領域1bの後述する各領域範囲1b1〜1b3に対応し
て、いずれかの電圧依存発振器32〜34が選択されて第1
低域通過フィルタ31と位相比較器30とに接続されるよう
になっている。
すなわち、FM復調回路25の入力端子38に供給される周
波数frは、同一の絶対アドレス位置であっても光磁気デ
ィスク1の線速度に応じて変動するので、光磁気ディス
ク1の線速度、換言すれば、情報記録領域1bのいずれの
領域範囲1b1〜1b3であるかに対応して第1〜第3電圧依
存発振器32〜34を切り換えるものである。位相比較器30
の出力は第2低域通過フィルタ35を介して出力端子40に
導かれ、この出力端子40からFM復調済の信号が第4図の
アドレス復調回路26に送られるようになっている。
引続き、アドレス復調回路26によりアドレス復調が行
われ、FM復調された信号から絶対アドレスの値が得られ
る。この絶対アドレスはマイクロコンピュータ24に送ら
れるが、更に、アドレス演算回路27にも送られる。
情報の記録及び再生時に、アドレス演算回路27におい
て、上記の絶対アドレスが、後述する各領域範囲1b1〜1
b3毎に異なる光磁気ディスク1の線速度に応じて換算さ
れて、所定の記録又は再生開始基準時刻からの経過時間
に対応した補正絶対アドレスが求められ、この補正絶対
アドレスがマイクロコンピュータ24に送信される。すな
わち、上記の絶対アドレスは情報記録領域1bの全域で線
速度が一定であることを前提とし、その際、絶対アドレ
スの値が所定の記録又は再生開始基準時刻からの経過時
間に対応するように設定されているので、本実施例の如
く、各領域範囲1b1〜1b3毎に線速度を変更する場合は、
絶対アドレスの値が上記の経過時間に対応しなくなる。
そのため、アドレス演算回路27にて絶対アドレスの値が
線速度に応じて換算され、経過時間との対応関係を有す
る補正絶対アドレスが求められる。
マイクロコンピュータ24は表示兼操作部28に接続さ
れ、表示兼操作部28では、情報の再生時に、上記の補正
絶対アドレスに基づいた、再生開始時刻からの経過時間
の表示等が行われるとともに、ユーザが情報の記録、再
生等の指示を行うようになっている。
マイクロコンピュータ24は分割設定手段としての役割
を有し、外部設定、具体的には表示兼操作部28によるユ
ーザの指定に基づいて上記情報記録領域1bをCD、DAT等
の各記録ソースのサンプリング周波数に対応した複数の
領域範囲1b1〜1b3に設定された容量比で分割し、かつ、
分割内容を表す各領域範囲1b1〜1b3の位置情報を付加情
報として生成して、TOC用バッファメモリ15を介してTOC
領域1aに記録させるようになっている。
更に、マイクロコンピュータ24は回転速度調整手段と
しての役割を有し、基本的に線速度一定制御で光磁気デ
ィスク1に情報の記録・再生を行うようにスピンドルモ
ータ2の回転速度を制御するようになっている。その上
で、マイクロコンピュータ24は情報の記録及び再生時
に、サンプリング周波数にかかわらず情報の記録密度を
ほぼ一定に維持するため、情報記録領域1b内の各領域範
囲1b1〜1b3毎に光磁気ディスク1の線速度が変更される
ように、スピンドルモータ2の回転速度を調整するよう
になっている。
以下、情報記録領域1bの分割手順につき述べる。情報
記録領域1bは、その全域にCDからの情報のみを記録する
のであれば、例えば、合計70分程度の記録で可能であ
る。しかしながら、CD以外に、CDとは異なるサンプリン
グ周波数を有するDAT、衛星放送等の情報を混在させて
記録する場合、CD以外の媒体の情報を混在させる割合に
より合計の記録可能時間が変動することになる。
そこで、情報記録領域1bの分割に際しては、CD(サン
プリング周波数44.1KHz)、DAT(同48KHz)、衛星放送
(同32KHz)のそれぞれに割り当てる記録時間を、例え
ば、百分率により設定する。
具体的には、例えば、光磁気ディスク1への記録を開
始する前に、予めCDからの記録時間を全記録時間の40
%、DATからの記録時間を30%、衛星放送からの記録時
間を30%等と設定する。それに基づき、マイクロコンピ
ュータ24は情報記録領域1bを3つの領域範囲1b1〜1b
3(第1図(a)参照)に分割し、各媒体からの記録時
間の割合に基づいて各領域範囲1b1〜1b3の開始位置及び
終了位置の絶対アドレスを演算して、TOC領域1aに記録
させる。又、その際、各媒体用の実際の記録時間が演算
されて、表示兼操作部28に表示される。なお、以上で
は、CD、DAT等の各媒体に対する記録時間の配分を百分
率により設定したが、これは例えば、CD用に20分、DAT
用に20分、残余を衛星放送用等、実時間により設定して
も良い。
ところで、上記の領域範囲1b1〜1b3の分割に際して
は、マイクロコンピュータ24は、より高いサンプリング
周波数を有する媒体用の領域範囲1b1を、光磁気ディス
ク1のより外周側に配置するようになっている。すなわ
ち、ユーザが情報記録領域1bをCD用、DAT用及び衛星放
送用に3分割することを指定すれば、マイクロコンピュ
ータ24は、それに基づき、最も外周側の領域範囲1b1
最もサンプリング周波数の高いDAT用の領域範囲とし、
半径方向中間部の領域範囲1b2をサンプリング周波数が
次に高いCD用の領域範囲とし、最も内周側の領域範囲1b
3を最もサンプリング周波数が低い衛星放送用の領域範
囲とするようになっている。
これにより、記録される情報のサンプリング周波数が
高く、従って線速度を高くする必要がある領域範囲1b1
が光磁気ディスク1の外周側に位置するので、光磁気デ
ィスク1の半径位置に応じたスピンドルモータ2の回転
速度の変化量を、情報記録領域1bの全域に同一のサンプ
リング周波数の情報を記録する場合に比して却って小さ
くすることができる。従って、アクセス時等において光
ピックアップ3を光磁気ディスク1の半径方向に移動さ
せる際のスピンドルモータ2の回転速度の変化量を低減
させ、アクセス時間の短縮、スピンドルモータ2の負担
の軽減等を図ることができる。しかも、サンプリング周
波数の高い情報用の領域範囲1b1を光磁気ディスク1の
外周側に配置するという選択は、マイクロコンピュータ
24が行うものであるから、ユーザによる分割の指定は比
較的簡略に行える。
上記の例では、情報記録領域1bを3つの領域範囲1b1
〜1b3に分割したが、例えば、CDとCATのみから記録を行
う場合には、第1図(b)に示すように、情報記録領域
1bを2つの領域範囲1b1・1b2に分割すれば良い。その場
合も、マイクロコンピュータ24は、よりサンプリング周
波数が高いDAT用の領域範囲1b1を光磁気ディスク1の外
周側に配置する。又、磁気テープ等からのアナログ情報
は、上述の如く、CDのフォーマットに合わせてディジタ
ル化されるので、CD用の領域範囲に記録される。更に、
情報記録領域1bの全域を、例えば、DATからの記録に使
用する場合は、表示兼操作部28によりその旨を指定す
る。なお、情報記録領域1bの分割の指定又は情報記録領
域1bの全域をCD以外の媒体からの記録に使用する旨の指
定を行わない場合は、基準モードとして、情報記録領域
1bの全域にCDからの記録が行われるものとみなされる。
又、一旦設定した分割内容は、適宜変更可能である。
以上のように、予め情報記録領域1bの分割を行った
後、ディスク記録再生装置に記録ソースを接続し、ユー
ザが表示兼操作部28により情報の記録を指令すると、マ
イクロコンピュータ24は記録ソースを判別し、記録ソー
スに応じて、各情報を、そのサンプリング周波数に対応
した領域範囲1b1〜1b3に記録を行わせる。例えば、記録
ソースがCDであれば、マイクロコンピュータ24は領域範
囲1b2内に記録を行わせ、記録ソースがDATであれば領域
範囲1b1内に記録を行わせる。その場合、各領域範囲1b1
〜1b3内の未記録部に記録を行うか又は各領域範囲1b1
1b3内の記録済部分にオーバライトを行うかは、ユーザ
が任意に指定できる。
上記の記録時に、マイクロコンピュータ24は、各領域
範囲1b1〜1b3に応じた目標線速度となるように、スピン
ドルモータ2の回転速度を制御する。なお、スピンドル
モータ2の実際の回転速度は、例えば、スピンドルモー
タ2に接続した図示しないロータリーエンコーダにより
検出できる。又、再生時にも、マイクロコンピュータ24
は各領域範囲1b1〜1b3に応じた線速度となるように、ス
ピンドルモータ2の回転速度を制御する。
上記のように、記録又は再生時において、各領域範囲
1b1〜1b3内では線速度一定とすることができるので、線
速度の変更の頻度が減少し、スピンドルモータ2の負担
が軽減されるとともに、線速度の変更のための待ち時間
も減少させることができる。
上記の実施例では、案内溝14・14…を蛇行させること
により絶対アドレスの記録を行ったが、それに代えて、
凹凸のピットにより絶対アドレスを記録するようにして
も良い。その場合も、上記と同様に、アドレス演算回路
27にて、再生される絶対アドレスが各領域範囲1b1〜1b3
での線速度に応じて換算され、補正絶対アドレスが求め
られる。
なお、上記の実施例では、記録可能なディスクの一例
として光磁気ディスクを取り挙げて説明したが、本発明
は相変化型光ディスク等の書換え可能型のディスクもし
くは1回のみ記録可能な追記型のディスク等に記録再生
を行うディスク記録再生装置にも適用できるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係るディスク記録再生装置
は、基本的には、互いに異なる複数のサンプリング周波
数で作成された情報の記録が可能な情報記録領域と、情
報記録領域に記録された情報に関する付加情報を記録す
るためのTOC領域とを備えたディスクに記録・再生を行
うディスク記録再生装置において、外部設定に基づき、
上記情報記録領域を設定された容量比により各サンプリ
ング周波数に対応した複数の領域範囲に分割するととも
に、分割内容を表す各領域範囲の位置情報を付加情報と
して生成する分割設定手段と、記録すべき情報のサンプ
リング周波数を判定し、各情報を上記分割設定手段にて
設定された情報記録領域におけるその情報のサンプリン
グ周波数に対応した領域範囲に記録するとともに、上記
分割設定手段にて生成された各領域範囲の位置情報を含
む付加情報をTOC領域に記録する記録手段と、情報記録
領域の情報及びTOC領域の付加情報を再生する再生手段
と、記録及び再生時にディスクを回転駆動する回転駆動
手段と、上記情報記録領域への記録及び再生時に、サン
プリング周波数に基づいて各領域範囲毎にディスクの線
速度が変更されるように回転駆動手段の回転速度を調整
する回転速度調整手段とが設けられている構成である。
これにより、ディスクの情報記録領域を外部設定、つ
まり、ユーザの指定により、予めCD、DAT等で定められ
た各サンプリング周波数に対応した複数の領域範囲に分
割し、同一のサンプリング周波数で作成された情報群は
同一の領域範囲に記録するようにしたので、ディスクの
連続再生等に際して、各領域範囲内ではディスクの線速
度を一定とすることができる。その結果、線速度の変更
の頻度が減少するため、回転駆動手段の負担が軽減され
るとともに、線速度の変更のための待ち時間も全体とし
て短縮されるようになる。
又、上記の構成に加えて、より高いサンプリング周波
数に対応する領域範囲がディスクのより外周側に位置す
るように分割を行うようにすると、ディスクの外周側に
向かうほど線速度が大きくなることになるので、ディス
クの全域に同一のサンプリング周波数の情報を記録する
場合に比してディスクの各半径位置での回転速度の差が
却って減少し、アクセス時等に上記記録手段及び/又は
再生手段をディスクの半径方向へ移動させる際の回転駆
動手段の回転速度の変化量を低減させることができるよ
うになる。
なお、情報記録領域の分割内容は付加情報としてTOC
領域に記録されるので、ディスクが一旦ディスク記録再
生装置から取り出された後も、次回の記録又は再生時に
TOC領域からの読出しを行うことにより、ディスク記録
再生装置が情報記録領域の分割内容を認識することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図(a)は光磁気ディスクにおける情報記録領域の
分割例を示す概略平面図である。 第1図(b)は光磁気ディスクにおける情報記録領域の
他の分割例を示す概略平面図である。 第2図は光磁気ディスクの概略平面図である。 第3図は光磁気ディスクの拡大平面図である。 第4図はディスク記録再生装置のブロック構成図であ
る。 第5図はFM復調回路のブロック構成図である。 1は光磁気ディスク(記録可能なディスク)、1aはTOC
領域、1bは情報記録領域、1b1〜1b3は領域範囲、2はス
ピンドルモータ(回転駆動手段)、3は光ピックアップ
(記録手段兼再生手段)、4は電磁石(記録手段)、24
はマイクロコンピュータ(分割設定手段兼回転速度調整
手段)である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 D 9463−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数のサンプリング周波数で
    作成された情報の記録が可能な情報記録領域と、情報記
    録領域に記録された情報に関する付加情報を記録するた
    めのTOC領域とを備えたディスクに記録・再生を行うデ
    ィスク記録再生装置において、 外部設定に基づき、上記情報記録領域を設定された容量
    比により各サンプリング周波数に対応した複数の領域範
    囲に分割するとともに、分割内容を表す各領域範囲の位
    置情報を付加情報として生成する分割設定手段と、 記録すべき情報のサンプリング周波数を判定し、各情報
    を上記分割設定手段にて設定された情報記録領域におけ
    るその情報のサンプリング周波数に対応した領域範囲に
    記録するとともに、上記分割設定手段にて生成された各
    領域範囲の位置情報を含む付加情報をTOC領域に記録す
    る記録手段と、 情報記録領域の情報及びTOC領域の付加情報を再生する
    再生手段と、 記録及び再生時にディスクを回転駆動する回転駆動手段
    と、 上記情報記録領域への記録及び再生時に、サンプリング
    周波数に基づいて各領域範囲毎にディスクの線速度が変
    更されるように回転駆動手段の回転速度を調整する回転
    速度調整手段とが設けられていることを特徴とするディ
    スク記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記分割設定手段は、より高いサンプリン
    グ周波数に対応する領域範囲がディスクのより外周側に
    位置するように情報記録領域の分割を行うようにされて
    いることを特徴とする請求項第1項に記載のディスク記
    録再生装置。
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