JPH0834022B2 - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

磁気テ−プ装置

Info

Publication number
JPH0834022B2
JPH0834022B2 JP62135076A JP13507687A JPH0834022B2 JP H0834022 B2 JPH0834022 B2 JP H0834022B2 JP 62135076 A JP62135076 A JP 62135076A JP 13507687 A JP13507687 A JP 13507687A JP H0834022 B2 JPH0834022 B2 JP H0834022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
tape
loading
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62135076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63298851A (ja
Inventor
謙二 佐々木
文成 斎藤
直樹 橋本
周三 武田
伸彰 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP62135076A priority Critical patent/JPH0834022B2/ja
Publication of JPS63298851A publication Critical patent/JPS63298851A/ja
Publication of JPH0834022B2 publication Critical patent/JPH0834022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転磁気ヘッドを有した回転シリンダに磁
気テープを添接させて映像信号の記録,再生を行うビデ
オテープレコーダのような磁気テープ装置に係わるもの
であり、ローディング動作をキャプスタンモータで行
い、モード移行に伴う諸動作をモードモータで行うこと
により、小型,軽量の磁気テープ装置を提供するもので
ある。
従来の技術 近年、ビデオテープレコーダ(以下、VTRと記す)の
需要の増加に伴い、VTRは多様化が進み、特にポータブ
ルVTRにおいては、小型,軽量,低価格化の傾向が強ま
りつつある。たとえば特願昭55-15263号公報に示されて
いるように、磁気テープをカセット外に引き出して、回
転磁気ヘッドを内蔵する回転シリンダに添接させるテー
プローディング手段と、テープの動作態様を切り換える
動作態様切り換え手段とを、一つのモータで行う機構が
ある。
以下、従来例を第10図のブロック図を用いてその働き
を説明する。第10図において、第1モータは、キャプス
タンを駆動するとともに、リール台をも駆動する。ま
た、第2モータは、テープローディング手段に力を伝達
するだけでなく、動作態様手段を駆動することにより、
ピンチ圧着手段,トルク制御手段,および、ブレーキ制
御手段に力を伝達している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来例においては、第2モータは負荷
の大きいローディング動作と、ピンチ圧着動作を行うの
で、また、ピンチ圧着動作は、ローディング負荷がいく
らか残った状態で行うので、第2モータにかかる負荷は
かなり大きくなる。そのため、第2モータは、大きなト
ルクを発生できるような比較的大きな、コストの高いモ
ータを使用しなければならないといった欠点を有してい
る。
また、第11図のブロック図に示されているような、一
つのモータで、テープ駆動手段,テープローディング手
段,ピンチ圧着手段,トルク制御手段,およびブレーキ
制御手段を駆動させるものにおいては、クラッチ制御,
ブレーキ制御用として、プランジャー等のトリガー手段
が必要なばかりでなく、一つのモータでキャプスタンと
ピンチ圧着動作を駆動しているため、動作態様を切り換
えるとき、テープたるみ,テープダメージを発生させな
いために、複雑な動作をしなければならないといった欠
点を有している。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、キャプスタン
やリール台に力を伝達する第1モータの出力をテープロ
ーディング手段に断続的に伝達するクラッチ手段と、装
置の動作態様を切り換える動作態様切換手段とを設け、
第2モータによってクラッチ手段,動作態様切換手段と
を動作させるようにしたものである。
作用 本発明は、上記した構成により、第1モータによって
ローディング動作を行い、第2モータによってクラッチ
手段に動作させることにより、第1モータの出力をロー
ディング手段へ断続的に接続することができ、また、第
2モータの出力を動作態様切換手段を動作させることに
よりピンチ圧着動作等の動作態様切換動作を行うもので
ある。その結果、第2モータに加わる負荷が小さくてす
むので、小型,軽量,低コストの第2モータを使うこと
ができ、また、プランジャー等のトリガー手段も必要と
せず、小型,軽量,低コストの磁気テープ装置を提供す
ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。第1図は、本発明の一実施例における構成
手段ならびに構成要素を示し早送り巻戻し態様にある時
のブロック図、第2図は、本実施例が早送り巻戻し態様
にある時の平面図、第3図は、本実施例がローディング
態様にある時のブロック図、第4図は、本実施例がロー
ディング態様にある時の平面図、第5図は、本実施例が
記録,再生態様にある時のブロック図、第6図は、本実
施例が記録,再生態様にある時の平面図、第7図は、ク
ラッチ手段,クラッチ制御手段の平面図、第8図は、ク
ラッチ手段,クラッチ制御手段の断面図、第9図は、ロ
ーディング,アンローディング時のタイミングチャート
図である。
第1図,第3図,第5図,第10図,第11図において、
各手段および、構成要素を結ぶ線は、第1モータ,第2
モータの動作、あるいは各要素の動作が、各手段およ
び、構成要素に伝達される伝達径路を示し、図中の太線
は、回転駆動力あるいは動作が伝達されている状態、細
線は、伝達停止状態を示す。なお、図中の矢印は伝達方
向を示す。
本発明の基本構成を、第1図を用いて説明する。キャ
プスタンを駆動する第1モータの回転駆動力は、クラッ
チ手段により、テープローディング手段に断続的に伝達
される。第1モータの回転駆動力は、トルク制御手段に
より、トルクリミッターを介してリール台に伝達された
り、トルクリミッターを介さずリール台に伝達されたり
する。ブレーキは、ブレーキ制御手段により、リール台
を選択的に制動する。第2モータは、動作態様切換手段
を駆動することによって、ピンチ圧着手段に回転駆動力
を伝達する。また、第2モータの回転駆動力は、動作態
様切換手段によって、クラッチ手段,トルク制御手段,
ブレーキ制御手段に働き、クラッチ手段のON,OFF動作,
トルクリミッター,ブレーキの有無を選択する。
第2図において、シャーシ1には、供給リール台2,巻
取リール台3が回転自在に設けられている。カセット4
内に収められた供給リール5,巻取リール6には、それぞ
れ、テープ7が巻きつけられており、このテープ7は、
カセット4の前面に設けられた切欠部8,9,10をおおうよ
うになっている。切欠部8,9には、テープ7を引き出
し、回転磁気ヘッド(図示せず)を内蔵した回転シリン
ダ11に添接させるテープガイド12,13,14が挿入されてい
る。切欠部9には、後述するキャプスタン15と協働して
テープ7を駆動するピンチローラ16も挿入されている。
第1モータ17は、キャプスタン15と一体的に回転し、プ
ーリー18を有している。センタープーリー19には、一体
的に回転する第1センターギア20とトルクリミッター
(図示せず)により所定のトルクだけが伝達される第2
センターギア21とが設けられている。首振ギア22は、首
振アーム23に設けられ、第2センターギア21と噛合って
いるため、センタープーリー19の回転方向により、セン
タープーリー19の回転中心軸24の回りに回動する。ま
た、供給リール台2と首振ギア22の間には、中継供給ギ
ア25が、巻取リール台3と首振ギア22との間には、中継
巻取ギア26がそれぞれ、シャーシ1に回転自在に設けら
れている。ベルト27は、プーリー18とセンタープーリー
19とを連結している。
次にローディング手段について説明する。供給ローデ
ィングギア28,巻取ローディングギア29は、それぞれ噛
み合い、供給ローディングギア28には、リンク機構を構
成する板金30,31,32,33が設けられており、板金32に
は、テープガイド13が、板金33にはテープガイド12が、
それぞれ設けられている。一方、巻取ローディングギア
29にはリンク機構を構成する板金34,35が設けられ、板
金35にはテープガイド14が取り付けられている。センタ
ープーリー19と一体的に回転する第1センターギア20と
巻取ローディングギア29との間には、第1中継ギア36,
第2中継ギア37,第3中継ギア38,クラッチ手段39,駆動
ギア40,および、セクターギア41が、それぞれシャーシ
1に植立された軸に回転自在に支承されており、第1モ
ータ17の回転駆動力を巻取ローディングギア29に伝達可
能な状態になっている。一方、クラッチ制御手段42は、
シャーシ1に植立された軸42を中心に回動可能な構成で
あり、クラッチ手段39に作用し、ON,OFF動作を制御、す
なわち第1モータ17の回転駆動力を駆動ギア40以降のロ
ーディング手段に伝達したり、伝達をきったりする。
次にクラッチ手段39について説明する。クラッチ手段
39は、第7図,第8図に示すように、ドライブギア43,
クラッチギア44,ロックギア45,付勢バネ46で構成されて
おり、ドライブギア43には内歯47が、ロックギア45には
内歯47と噛み合い可能な突起48と、テーパ部49とが設け
られ、クラッチギア44にはロックギア45が摺動可能な溝
50が設けられている。ロックギア45はクラッチギア44の
溝50にはまり、摺動可能な状態でとりつけられ、突起48
とドライブギア43の内歯47とが噛み合ったり、噛み合い
がずれたりできる構成になっている。通常は付勢バネ46
によりロックギア45が付勢されているので、ドライブギ
ア43の内歯47とロックギア45の突起48とが噛み合った状
態になっている。
次にクラッチ制御手段42について説明する。クラッチ
制御手段42には解除アーム51,解除ボス52,カム部55,ガ
イド部56が設けられており、解除ボス52は、テーパ部5
7,長穴部58を有している。解除ボス52は、解除アーム51
のガイド部56に従って摺動可能であり、通常は、圧縮バ
ネ53により、ストッパー54と長穴部58との壁があたる位
置となっている。この圧縮バネ53の解除ボス52を押す力
は付勢バネ46がロックボス45を押す力よりも大きく設定
されている。また、クラッチ制御手段42は、シャーシ1
に植立された支軸59を中心に回動可能に取り付けられて
いる。
次にピンチ駆動手段について説明する。ピンチ駆動手
段は、ピンチローラ16、ピンチアーム60、支軸61、板金
62,63,64、中継アーム65およびピンチバネ66で構成され
ている。ピンチローラ16はピンチアーム60に植立された
支軸61に回転自在に支承されている。また、ピンチバネ
66の引張力は、板金62,63,64を介して、ピンチアーム60
に伝達されるようになっている。中継アーム65は、後述
するメインロッド75により駆動され、板金62,63の接続
ピン67に作用し、板金62,63によりトグル機構を構成す
ることにより、ピンチバネ66の力をピンチアーム60に伝
達している。
次に第2モータ、および動作態様切換手段について説
明する。第2モータ68の出力は、ギア69、二段ギア70,7
1,72を介してローディングカム73に増幅されて伝達され
る。また、ロッドアーム74は支軸100を中心に回動可能
であり、その一端に設けたカムフォロアー101がローデ
ィングカム73に設けられた溝部(図示せず)に従って移
動可能であり、また、他の一端に設けられたピン76が動
作態様切換手段であるメインロッド75の長穴部77に挿入
されている。メインロッド75は第2図において左右に摺
動可能に取り付けられているので、ローディングカム73
の回転運動は、ロッドアーム74によってメインロッド75
の直線運動に変換される。メインロッド75は、中継アー
ム65を駆動するカム部78、供給側ブレーキ83や巻取側ブ
レーキ85を制御するカム部87,88および、解除アーム51
を駆動するピン79を有している。また、ロッドスイッチ
80は、メインロッド75のラック81と噛み合い、メインロ
ッド75の各動作態様の位置に応じた電気的信号を出力す
るようになっている。また、アームスイッチ82は、駆動
ギア40と噛み合っており、駆動ギア40の回転すなわち供
給ローディングギア28,巻取ローディングギア29の回転
に応じた電気的信号を出力するようになっている。供給
側ブレーキ83は、バネ84によって、中継供給ギア25の回
転に制動を与える。また巻取側ブレーキ85は、バネ86に
よって供給リール台3の回転に制動を与えている。また
トルク制御手段91は、第1モータの回転駆動力をそのま
ま供給リール台2もしくは巻取リール台3に伝えるか、
所定の値だけ伝えるかを選択する手段である。
次に動作について説明する。第1図,第2図は本実施
例が高速早送り巻戻し態様(以下、FF/REWモードと記
す)の時にあるものであり、第2モータ68が回転しロッ
ドスイッチ80がFF/REWモードの信号を出力する所でメイ
ンロッド75は停止している。この時、メインロッド75に
植立されたピン79は、解除アーム51のカム部55のフラッ
ト部に停止する(第7図)ため、解除ボス52のテーパ部
57は、ロックギア45の突起48とドライブギア43の内歯47
とが噛み合わない状態になっている。そこで、第1モー
タ17が回転してもクラッチギア44以降のローディング手
段には回転駆動力が伝達されず、テープはローディング
されない。また、メインロッド75に設けられたカム部87
が供給側ブレーキ83に設けられたピン89を、カム部88が
巻取側ブレーキ84に設けられたピン90を移動させている
ため、供給側ブレーキ83、巻取側ブレーキ84はそれぞ
れ、中継供給ギア25、巻取リール台3の回転を制動でき
ないようになっている。また、このFF/REWモードにおい
ては、トルク制御手段91によって、第1モータの回転駆
動力はそのまま、供給リール台2,もしくは、巻取リール
台3に伝達されるようになっている。第2図の状態にお
いて、第1モータ17を反時計方向に回転させると、回転
駆動力は、プーリー18からベルト27、センタープーリー
19、第2センターギア21、首振ギア22、中継巻取ギア26
を介して巻取リール台3に伝達される。そこで、供給リ
ール5に巻かれていたテープ7は、高速に巻取リール6
に早送りされる。また、第1モータ17が時計方向に回転
すると、首振ギア22が中継供給ギア25と噛み合うまで回
動するので第1モータ17の回転力が供給リール台2まで
伝達され、巻取リール6に巻かれたテープ7が供給リー
ル5まで高速に巻戻される。この時、クラッチ手段39,
および、クラッチ制御手段42により、第1モータ17の回
転駆動力はローディング手段に伝達されないので、テー
プ7はローディングされないのは早送りの時と同じであ
る。このFF/REWモードから停止態様(以下ストップモー
ドと記す)に移る時は、第1モータ17が停止するととも
に、第2モータ68が回転しメインロッド75がストップモ
ードまで移動するため、メインロッド75に設けられたカ
ム部87,88が、それぞれピン89,90を規制しなくなるため
供給側ブレーキ83、巻取側ブレーキ84がそれぞれ中継供
給ギア25、巻取リール台3の回転を制動し、高速早送
り、高速巻戻し動作は停止する。
次にテープローディング動作、アンローディング動作
について説明する。第3図,第4図は、本実施例がテー
プローディング動作にある時のブロック図、および、平
面図である。第2モータ68が回転すると、メインロッド
75はロッドスイッチ80がテープローディング態様(以
下、ローディングモードと記す)の信号を出力する所ま
で移動する。この時、メインロッド75に植立されたピン
79は解除アーム51のカム部55の山部にのりあげるので、
クラッチ制御手段42は、支軸59を中心に第4図において
反時計方向に回動する。解除ボス52のテーパ部57は、ロ
ックギア45のテーパ部49から離れるためロックギア45は
付勢バネ46により、クラッチギア44の溝部50にそって摺
動し、突起部48とドライブギア43の内歯47とが噛み合う
ようになる。第1モータ17の回転駆動力は、ベルト27、
センタープーリー19、第1センターギア20、第1中継ギ
ア36、第2中継ギア37、第3中継ギア38、クラッチ手段
39、駆動ギア40、および、センターギア41を介して、巻
取ローディングギア29、および、供給ローディングギア
28に逹される。巻取ローディングギア29、供給ローディ
ングギア28が回転すると板金30,31,32,33,および、板金
34,35によってテープガイド12,13,14がそれぞれローデ
ィングガイド溝92,93,94にそってテープ7をローディン
グし始める。この時、駆動ギア40と噛み合っているアー
ムスイッチ82は、第9図に示すような、供給ローディン
グギア28、巻取ローディングギア29の回転位相すなわ
ち、テープガイド12,13,14の位置に応じた信号を出力す
る。テープガイド12,13,14がそれぞれローディングガイ
ド溝92,93,94にそってテープ7を引き出し、Vストッパ
ー95,96,97に近ずくとアームスイッチ82は第9図に示す
ような(は)の信号を出力する。すると、第2モータ68
は回転し、メインロッド75が一時停止態様(以下、ポー
ズモードと記す)の信号を出力するところまで移動す
る。すると、クラッチ制御手段42は、メインロッド75に
植立されたピン79によって、支軸59の回りを回動し、第
7図に示す位置となる。クラッチ手段39は回転を続ける
が、回転を続けるに従い、ロックギア45のテーパ部49が
解除ボス52のテーパ部57にあたるのでロックギア45は、
クラッチギア44の溝部50にそって移動し、ロックギア45
の突起部48とクラッチギア44の内歯47とがはずれ、第1
モータ17の回転駆動力はクラッチギア44以下のローディ
ング手段に伝達されないようになるとともに、アームス
イッチ82はローディング完了の信号(に)を出力し、ロ
ーディング動作を完了する。次に、アンローディング動
作について説明する。第2モータ68が回転すると、メイ
ンロッド75は、ロッドスイッチ80がローディングモード
の信号を出力するところまで移動する。すると、ローデ
ィング動作の時と同じ動作によって、クラッチギア44と
ドライブギア43とが連結され、第1モータ17の回転駆動
力は巻取ローディングギア29,供給ローディングギア28
まで伝達されテープガイド12,13,14は、ローディングガ
イド溝92,93,94に従って第2図の位置にくるまで移動す
る。また一方、第1モータ17の回転駆動力は、ベルト2
7、センタープーリー19、第2ローディングギア21、首
振ギア22、中継巻取ギア26を介して巻取リール台3に伝
達されるため、回転シリンダに添接されたテープ7は、
巻取リール6に巻取られる。また、アンローディング動
作中、アームスイッチ82が(ろ)の信号を出力すると、
第2モータ68は回転を始め、ロッドスイッチ80がFF/REW
モードの信号を出力するまでメインロッド75を移動させ
る。クラッチ制御手段42は、第2図に示したような位置
に回動するため、ローディング完了時と同様の動作によ
り、クラッチギア44とドライブギア43との連結がはずれ
るとともに、アームスイッチ82はローディング完了の信
号(い)を出力してアンローディング動作は完了する。
次に記録,再生動作について第5図,第6図を用いて
説明する。記録,再生態様(以下、プレイモードと記
す)が選択されると、前述したように、テープガイド1
2,13,14はテープ7を回転シリンダ11に添接するまでひ
きだし、第6図のようになる。また、クラッチ手段39は
クラッチ制御手段42により、クラッチギア44とドライブ
ギア43との連結がはずされ、第1モータ17の回転駆動力
は駆動ギア40以降のテープローディング手段には伝達さ
れなくなる。ここで第2モータ68が回転しロッドスイッ
チ80がプレイモードの信号を出力するまでメインロッド
75を移動させる。メインロッド75が移動すると、メイン
ロッド75に設けられたカム部98が中継アーム65を介して
接続ピン67を押上げることにより、板金62,63がトグル
機構を構成し、ピンチバネ66の力がピンチアーム60に伝
わり、ピンチローラ16がテープ7をはさんでキャプスタ
ン15に圧着される。第1モータ17が定速回転するのでキ
ャプスタン15とピンチローラ16にはさまれたテープ7
は、定速走行を行う。また、第1モータ17の回転駆動力
は、ベルト27、センタープーリー19、第2センターギア
21、首振ギア22、中継巻取ギア26を介して巻取リール台
3まで所定のトルクが伝達されるので、キャプスタン15
とピンチローラ16によって定速に送り出されたテープ7
はたるむことなく巻取リール6に巻取られる。このよう
にして記録,再生動作が行われる。
発明の効果 以上の説明からもあきらかなように、本発明は、キャ
プスタンやリール台を駆動する第1モータにより、負荷
の大きいテープローディング動作を行い、装置の動作態
様を切り換える動作態様切換手段とを設け、第2モータ
の回転駆動力を増幅して動作態様切換動作を行うように
したものである。したがって、第2モータは、従来のも
のに比べて低トルクの小型,軽量,低コストのモータを
使用することができ、しかもプランジャー等のトリガー
手段も必要とせずその効果は大きい。また、ピンチ圧着
動作とキャプスタン駆動動作を別のモータで行っている
ため、動作態様切換の時、テープたるみを防ぐために複
雑な動作をしなくてもよい。
なお、本実施例の説明において、クラッチ手段をクラ
ッチ手段自身の回転駆動力によって動作するメカニカル
クラッチを用いたが、これに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における構成手段ならびに構
成要素を示し早送り巻戻し態様にある時のブロック図、
第2図は本実施例が早送り巻戻し態様にある時の平面
図、第3図は本実施例がローディング態様にある時のブ
ロック図、第4図は本実施例がローディング態様にある
時の平面図、第5図は本実施例が記録,再生態様にある
時のブロック図、第6図は本実施例が記録,再生態様に
ある時の平面図、第7図はクラッチ手段、クラッチ制御
手段の平面図、第8図はクラッチ手段、クラッチ制御手
段の断面図、第9図はローディング、アンローディング
時のタイミングチャート図、第10図は従来例のブロック
図、第11図は他の従来例のブロック図である。 2……供給リール台、3……巻取リール台、4……カセ
ット、7……テープ、11……回転シリンダ、12,13,14…
…テープガイド、16……ピンチローラ、17……第1モー
タ、19……センタープーリー、39……クラッチ手段、40
……駆動ギア、41……センターギア、42……クラッチ制
御手段、68……第2モータ、75……メインロッド、80…
…ロッドスイッチ、82……アームスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 周三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高木 伸彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピンチローラと協働して、磁気テープを定
    速移送するキャプスタンと、前記キャプスタンを定速駆
    動する第1モータと、磁気テープを巻回したテープリー
    ルを内蔵したテープカセット内の第1の位置と、前記磁
    気テープをカセット外に引き出して、回転磁気ヘッドを
    内蔵した回転ドラムに添接させる第2の位置との間を、
    往復移動するテープローディング手段と、前記第1モー
    タの駆動力を前記テープローディング手段に断続して伝
    達するクラッチ手段と、装置の動作態様を切り換える動
    作態様切換手段と、前記クラッチ手段と前記動作態様切
    換手段とを動作させる第2モータとを具備したことを特
    徴とする磁気テープ装置。
JP62135076A 1987-05-29 1987-05-29 磁気テ−プ装置 Expired - Lifetime JPH0834022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62135076A JPH0834022B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 磁気テ−プ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62135076A JPH0834022B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 磁気テ−プ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63298851A JPS63298851A (ja) 1988-12-06
JPH0834022B2 true JPH0834022B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=15143279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62135076A Expired - Lifetime JPH0834022B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 磁気テ−プ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0834022B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2730237B2 (ja) * 1989-12-26 1998-03-25 ソニー株式会社 テープローディング装置
RU2125301C1 (ru) * 1992-12-11 1999-01-20 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Устройство передачи мощности магнитофона

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63298851A (ja) 1988-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4437129A (en) Magnetic recording and reproducing apparatus enabling tape transport in the forward and reverse directions
JPS5927984B2 (ja) 磁気テ−プ装置
JPH0834022B2 (ja) 磁気テ−プ装置
JPH033296B2 (ja)
JPS6238783B2 (ja)
JPS58147835A (ja) 磁気テ−プ装置
JPS63298852A (ja) 磁気テ−プ装置
JPH0719411B2 (ja) 磁気テープ装置
JP2607724B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0210499B2 (ja)
JPH034997Y2 (ja)
JP2699501B2 (ja) テープレコーダ装置
JP2900398B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2954739B2 (ja) 磁気記録再生装置のカム操作機構
JP3448442B2 (ja) 磁気記録再生装置の制御部材駆動機構
JP3420813B2 (ja) ブレーキ装置
JPS6367263B2 (ja)
JPS6152540B2 (ja)
JPH0748271B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH071581B2 (ja) 磁気テープ装置
JPS6412022B2 (ja)
JPS6367265B2 (ja)
JPH10162450A (ja) 磁気記録再生装置の制御部材駆動機構
JPH041940B2 (ja)
JPS6156572B2 (ja)