JPH08339778A - 冷陰極蛍光灯 - Google Patents
冷陰極蛍光灯Info
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- JPH08339778A JPH08339778A JP16704795A JP16704795A JPH08339778A JP H08339778 A JPH08339778 A JP H08339778A JP 16704795 A JP16704795 A JP 16704795A JP 16704795 A JP16704795 A JP 16704795A JP H08339778 A JPH08339778 A JP H08339778A
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- Japan
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- glass tube
- electrode plate
- fluorescent lamp
- wire
- cold cathode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の冷陰極蛍光灯では短冊状の電極板を導
入線に溶接しゲッターなどを保持させる構成であるの
で、充分な量を保持するための長さが必要となり、この
部分が非発光部となり冷陰極蛍光灯が大型化する問題点
を生じていた。 【構成】 本発明により、中央に孔部6aが設けられた
円板状の電極板6の少なくとも一枚を孔部6aで導入線
5のガラス管2内部側に挿着し、ガラス管2内部の先端
側に潰し加工部5dが設けられて電極板6が係止されて
いる冷陰極蛍光灯1としたことで、円板状の電極板6は
板厚方向をガラス管2の軸方向に沿わせて取付けられる
ものとして、電極板6のガラス管2の軸方向に対して占
める長さを可及的に最小のものとして非発光部の格段の
短縮を可能とし、課題を解決するものである。
入線に溶接しゲッターなどを保持させる構成であるの
で、充分な量を保持するための長さが必要となり、この
部分が非発光部となり冷陰極蛍光灯が大型化する問題点
を生じていた。 【構成】 本発明により、中央に孔部6aが設けられた
円板状の電極板6の少なくとも一枚を孔部6aで導入線
5のガラス管2内部側に挿着し、ガラス管2内部の先端
側に潰し加工部5dが設けられて電極板6が係止されて
いる冷陰極蛍光灯1としたことで、円板状の電極板6は
板厚方向をガラス管2の軸方向に沿わせて取付けられる
ものとして、電極板6のガラス管2の軸方向に対して占
める長さを可及的に最小のものとして非発光部の格段の
短縮を可能とし、課題を解決するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用のテレビ受像機
の表示装置として液晶表示装置を採用するときに、その
バックライト装置の光源として用いられる例えば外径が
6mm程度とされる細径の冷陰極蛍光灯に関するものであ
る。
の表示装置として液晶表示装置を採用するときに、その
バックライト装置の光源として用いられる例えば外径が
6mm程度とされる細径の冷陰極蛍光灯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷陰極蛍光灯90の構成
の例を要部で示すものが図7および図8であり、内面に
蛍光体92が塗付されたガラス管91の両端部(図示は
一方の端部のみで行う)には、このガラス管91内の排
気および希ガスの封入が行われた状態で導入線93を貫
通させたビード94が溶着され、冷陰極蛍光灯90の形
成が行われるものとされている。
の例を要部で示すものが図7および図8であり、内面に
蛍光体92が塗付されたガラス管91の両端部(図示は
一方の端部のみで行う)には、このガラス管91内の排
気および希ガスの封入が行われた状態で導入線93を貫
通させたビード94が溶着され、冷陰極蛍光灯90の形
成が行われるものとされている。
【0003】このときに、前記導入線93のビード94
を貫通する部分はガラスとの接合性を高めるためにジュ
メット線93aで形成され、ガラス管91の内部となる
部分は放電に適するようにニッケル線93bとされて、
両線は突き合わせ溶接などにより溶接瘤93cを生じた
状態で一体化されている。
を貫通する部分はガラスとの接合性を高めるためにジュ
メット線93aで形成され、ガラス管91の内部となる
部分は放電に適するようにニッケル線93bとされて、
両線は突き合わせ溶接などにより溶接瘤93cを生じた
状態で一体化されている。
【0004】そして、前記ニッケル線93bの先端93
d側には、短冊状とし且つ一方の面にはゲッター材9
6、他方の面には水銀アマルガム97が塗付された電極
板95の2枚がスポット溶接などで取付けられているも
のであり、封止が行われた後に前記電極板95に対して
高周波加熱が行われ、ゲッター材96の活性化と水銀ア
マルガム97からの水銀の放出とが行われるものであ
る。
d側には、短冊状とし且つ一方の面にはゲッター材9
6、他方の面には水銀アマルガム97が塗付された電極
板95の2枚がスポット溶接などで取付けられているも
のであり、封止が行われた後に前記電極板95に対して
高周波加熱が行われ、ゲッター材96の活性化と水銀ア
マルガム97からの水銀の放出とが行われるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の冷陰極蛍光灯90においては、ガラス管
91が外径6mm程度と極めて細いものであることで、前
記電極板95に設定可能な幅Wもそれに対応して狭いも
のと成らざるを得ない。その一方で、冷陰極蛍光灯90
の寿命は水銀の量およびゲッターの量に左右されるの
で、それらの量を充分に確保するためには電極板95は
長さLを増して塗付面積を増さざるを得ないものとな
る。
た従来の構成の冷陰極蛍光灯90においては、ガラス管
91が外径6mm程度と極めて細いものであることで、前
記電極板95に設定可能な幅Wもそれに対応して狭いも
のと成らざるを得ない。その一方で、冷陰極蛍光灯90
の寿命は水銀の量およびゲッターの量に左右されるの
で、それらの量を充分に確保するためには電極板95は
長さLを増して塗付面積を増さざるを得ないものとな
る。
【0006】ここで、電極板95の長さLが増されると
いうことは、ニッケル線93bの先端93dが、ガラス
管91の中により以上に深く挿入されるものとなる。こ
こで、前記冷陰極蛍光灯90の発光は前記先端93d間
に生じる放電の長さと同じ長さとして行われるので、前
記電極板95の長さLの部分は非発光部となり、前記長
さLを増すほどに非発光部が増加して、必要な発光長を
得るための冷陰極蛍光灯90が長くなり、よって、この
冷陰極蛍光灯90を採用するバックライト装置全体が大
型化する問題点を生じる。
いうことは、ニッケル線93bの先端93dが、ガラス
管91の中により以上に深く挿入されるものとなる。こ
こで、前記冷陰極蛍光灯90の発光は前記先端93d間
に生じる放電の長さと同じ長さとして行われるので、前
記電極板95の長さLの部分は非発光部となり、前記長
さLを増すほどに非発光部が増加して、必要な発光長を
得るための冷陰極蛍光灯90が長くなり、よって、この
冷陰極蛍光灯90を採用するバックライト装置全体が大
型化する問題点を生じる。
【0007】また、前記ガラス管91が硬質ガラスで形
成されるときには、これに伴いビード94も硬質ガラス
で形成されるものとなるので、前記導入線93はタング
ステンワイヤで一体に形成されるものとなる。このと
き、前記したタングステンワイヤはスポット溶接などが
困難とされているので、上記の構成は採用することがで
きず、冷陰極蛍光灯90の構成が一層に煩雑化すると言
う問題点も生じるものとなり、これらの点の解決が課題
とされるものとなっていた。
成されるときには、これに伴いビード94も硬質ガラス
で形成されるものとなるので、前記導入線93はタング
ステンワイヤで一体に形成されるものとなる。このと
き、前記したタングステンワイヤはスポット溶接などが
困難とされているので、上記の構成は採用することがで
きず、冷陰極蛍光灯90の構成が一層に煩雑化すると言
う問題点も生じるものとなり、これらの点の解決が課題
とされるものとなっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、両面にゲッ
ター、水銀アマルガム若しくは一方の面にゲッター、他
方の面に水銀アマルガムが塗付され中央に孔部が設けら
れた円板状の電極板の少なくとも一枚を前記孔部で導入
線のガラス管内部側に挿着し、前記導入線のガラス管内
部の先端側に潰し加工部が設けられて前記電極板が係止
されていることを特徴とする冷陰極蛍光灯を提供するこ
とで課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、両面にゲッ
ター、水銀アマルガム若しくは一方の面にゲッター、他
方の面に水銀アマルガムが塗付され中央に孔部が設けら
れた円板状の電極板の少なくとも一枚を前記孔部で導入
線のガラス管内部側に挿着し、前記導入線のガラス管内
部の先端側に潰し加工部が設けられて前記電極板が係止
されていることを特徴とする冷陰極蛍光灯を提供するこ
とで課題を解決するものである。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る冷陰極蛍光灯であり、この冷陰極蛍光灯1は内面に
蛍光体3が塗付されたガラス管2の両端が、導入線5が
貫通するビード4で封止されて形成されるものである点
は従来例のものと同様である。
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る冷陰極蛍光灯であり、この冷陰極蛍光灯1は内面に
蛍光体3が塗付されたガラス管2の両端が、導入線5が
貫通するビード4で封止されて形成されるものである点
は従来例のものと同様である。
【0010】また、前記導入線5は、ビード4を貫通す
る部分がジュメット線5aで形成され、ガラス管2内に
挿入される部分がニッケル線5bで形成され、両線5
a、5bは突き合わせ溶接などにより溶接瘤5cを生じ
る状態で接合が行われているものであり、前記ニッケル
線5bの部分には電極板6が設けられるものである点も
従来例のものと同様である。
る部分がジュメット線5aで形成され、ガラス管2内に
挿入される部分がニッケル線5bで形成され、両線5
a、5bは突き合わせ溶接などにより溶接瘤5cを生じ
る状態で接合が行われているものであり、前記ニッケル
線5bの部分には電極板6が設けられるものである点も
従来例のものと同様である。
【0011】ここで、本発明では前記電極板6を図2に
示すように中央、即ち、同芯に孔部6aが設けられた円
板状に形成するものであり、このときに、前記電極板6
の外径φ1は前記ガラス管2の内径と適宜の間隙を有す
るものとされ、前記孔部6aの孔径φ2は前記ニッケル
線5bの外径に挿入を可能とする程度の大きさで、且
つ、前記溶接瘤5cよりは小径のものとされている。
示すように中央、即ち、同芯に孔部6aが設けられた円
板状に形成するものであり、このときに、前記電極板6
の外径φ1は前記ガラス管2の内径と適宜の間隙を有す
るものとされ、前記孔部6aの孔径φ2は前記ニッケル
線5bの外径に挿入を可能とする程度の大きさで、且
つ、前記溶接瘤5cよりは小径のものとされている。
【0012】以上説明の電極板6には、従来例と同様に
基本的には一方の面にはゲッター材7が塗付され、他の
一方の面には水銀アマルガム8が塗付されるものであ
り、このようにして完成された電極板6は図3に示すよ
うにビード4がガラス管2に封着される前の状態で必要
枚数(この実施例においては3枚の例で示す)のニッケ
ル線5bへの挿入が行われ、その後にニッケル線5bの
先端部に潰し加工が行われて潰し加工部5dが設けら
れ、この潰し加工部5dと前記溶接瘤5cとで電極板6
の挟持が行われる。
基本的には一方の面にはゲッター材7が塗付され、他の
一方の面には水銀アマルガム8が塗付されるものであ
り、このようにして完成された電極板6は図3に示すよ
うにビード4がガラス管2に封着される前の状態で必要
枚数(この実施例においては3枚の例で示す)のニッケ
ル線5bへの挿入が行われ、その後にニッケル線5bの
先端部に潰し加工が行われて潰し加工部5dが設けら
れ、この潰し加工部5dと前記溶接瘤5cとで電極板6
の挟持が行われる。
【0013】尚、このときに、上記のようにして必要枚
数が組合わされた電極板6の組立体においては、前記ゲ
ッター材7が塗付された面が上記した組立体での最も外
側となる2面に位置するようにしておけば、以下に記す
冷陰極蛍光灯1として完成された状態でガラス管2内で
ゲッター材7の露出する面積が増し、作用面で好ましい
ものとなる。
数が組合わされた電極板6の組立体においては、前記ゲ
ッター材7が塗付された面が上記した組立体での最も外
側となる2面に位置するようにしておけば、以下に記す
冷陰極蛍光灯1として完成された状態でガラス管2内で
ゲッター材7の露出する面積が増し、作用面で好ましい
ものとなる。
【0014】そして、ガラス管2内が排気され希ガスが
封入された状態で前記ビード4の溶着が行われて封止が
行われ、その後にボンバータなどにより前記電極板6の
高周波加熱が行われて、ゲッター材7の活性化が行われ
ると共に、水銀アマルガム8からガラス管2内に水銀の
放出が行われて、前記冷陰極蛍光灯1は完成するものと
なるのである。
封入された状態で前記ビード4の溶着が行われて封止が
行われ、その後にボンバータなどにより前記電極板6の
高周波加熱が行われて、ゲッター材7の活性化が行われ
ると共に、水銀アマルガム8からガラス管2内に水銀の
放出が行われて、前記冷陰極蛍光灯1は完成するものと
なるのである。
【0015】次いで、上記の構成とした本発明の冷陰極
蛍光灯1の作用および効果について説明する。尚、理解
を容易とするために従来例(図6を参照)との比較で説
明し、ガラス管2の内径を5mmとし、これに対応する従
来例の電極板の幅Wを3mm、本発明の冷陰極蛍光灯1の
電極板6の外径φ1を4.5mm、孔径φ2を1mm、板厚
を共に0.2mmであるとして説明する。
蛍光灯1の作用および効果について説明する。尚、理解
を容易とするために従来例(図6を参照)との比較で説
明し、ガラス管2の内径を5mmとし、これに対応する従
来例の電極板の幅Wを3mm、本発明の冷陰極蛍光灯1の
電極板6の外径φ1を4.5mm、孔径φ2を1mm、板厚
を共に0.2mmであるとして説明する。
【0016】本発明により電極板6を上記寸法の円板状
としたことで、その片面の面積Dは、{π×(4.5/
2)2 }−{π×(10./2)2 }の式から、略15
平方ミリとして計算できるものとなり、この面積を従来
例の短冊型に置き換えると15/3となり略5mmの長さ
Lが必要となる。
としたことで、その片面の面積Dは、{π×(4.5/
2)2 }−{π×(10./2)2 }の式から、略15
平方ミリとして計算できるものとなり、この面積を従来
例の短冊型に置き換えると15/3となり略5mmの長さ
Lが必要となる。
【0017】但し、従来例のものではニッケル線5bに
対し両側に2枚が取付けられているものであるので必要
な長さLは半分の2.5mmとなるが、これに加えてニッ
ケル線5bに対する溶接代が必要であり、この溶接代に
1.5mmが必要であれば、一枚の必要な長さLは略4mm
となり、ガラス管2の両端部に最低でも略4mmづつの非
発光部を生じるものとなる。
対し両側に2枚が取付けられているものであるので必要
な長さLは半分の2.5mmとなるが、これに加えてニッ
ケル線5bに対する溶接代が必要であり、この溶接代に
1.5mmが必要であれば、一枚の必要な長さLは略4mm
となり、ガラス管2の両端部に最低でも略4mmづつの非
発光部を生じるものとなる。
【0018】これに対して、本発明の構成では、電極板
6は板厚をガラス管2の軸方向に沿わせて取付けられる
ものであるので、ゲッター材7および水銀アマルガム8
の塗付が行われた厚さが0.2mmである場合には、総計
で0.6mmが非発光部と成るに過ぎず、従来例の4mmと
比較して−3.4mmと格段に非発光部の長さを減ずるこ
とを可能とするのである。
6は板厚をガラス管2の軸方向に沿わせて取付けられる
ものであるので、ゲッター材7および水銀アマルガム8
の塗付が行われた厚さが0.2mmである場合には、総計
で0.6mmが非発光部と成るに過ぎず、従来例の4mmと
比較して−3.4mmと格段に非発光部の長さを減ずるこ
とを可能とするのである。
【0019】そして、従来例のものでは電極板に要求さ
れる面積が略15平方ミリ増加するごとに上記4mmに加
えて2.5mmの追加が必要となり、略30平方ミリでは
6.5mm、略45平方ミリでは9mmとなるが、本発明の
電極板6では略30平方ミリのときには1.2mm、45
平方ミリのときには1.8mmで良く、その差は−5.3
mm、−7.2mmと、ますますに非発光部の長さを減じる
ものとなる。
れる面積が略15平方ミリ増加するごとに上記4mmに加
えて2.5mmの追加が必要となり、略30平方ミリでは
6.5mm、略45平方ミリでは9mmとなるが、本発明の
電極板6では略30平方ミリのときには1.2mm、45
平方ミリのときには1.8mmで良く、その差は−5.3
mm、−7.2mmと、ますますに非発光部の長さを減じる
ものとなる。
【0020】上記の検討はゲッター材7と水銀アマルガ
ム8とに同一の塗付面積が要求されるものとして行って
いるが、これらの塗付面積が異なる場合には本発明は一
層にその作用、効果を明確に示すものとなる。以下に記
すものは、例えばゲッター材7に要求される塗付面積が
略30平方ミリであり、水銀アマルガム8に要求される
塗付面積が略60平方ミリと異なる場合についての検討
である。
ム8とに同一の塗付面積が要求されるものとして行って
いるが、これらの塗付面積が異なる場合には本発明は一
層にその作用、効果を明確に示すものとなる。以下に記
すものは、例えばゲッター材7に要求される塗付面積が
略30平方ミリであり、水銀アマルガム8に要求される
塗付面積が略60平方ミリと異なる場合についての検討
である。
【0021】このような場合、従来例では表裏一体とし
てゲッター材と水銀アマルガムとが塗付されているの
で、電極板は何れか多いほうの塗付面積に基づいて長さ
を設定されるものとなり、この場合、水銀アマルガムの
塗付面積から電極板の長さは11.5mmと設定されるも
のとなる。
てゲッター材と水銀アマルガムとが塗付されているの
で、電極板は何れか多いほうの塗付面積に基づいて長さ
を設定されるものとなり、この場合、水銀アマルガムの
塗付面積から電極板の長さは11.5mmと設定されるも
のとなる。
【0022】これに対して、本発明では電極板6は夫々
が独立するので、ゲッター材7と水銀アマルガム8とが
夫々の面に塗付されたもの、ゲッター材7が表裏面共に
塗付されたもの、あるいは、水銀アマルガム8が表裏面
共に塗付されたものを組合わせて必要とされる塗付量を
確保することが自在となる。
が独立するので、ゲッター材7と水銀アマルガム8とが
夫々の面に塗付されたもの、ゲッター材7が表裏面共に
塗付されたもの、あるいは、水銀アマルガム8が表裏面
共に塗付されたものを組合わせて必要とされる塗付量を
確保することが自在となる。
【0023】従って、上記の要求に対しては、図4に示
すようにゲッター材7と水銀アマルガム8とが夫々の面
に塗付された電極板6の2枚と、水銀アマルガム8が表
裏面共に塗付された電極板6の1枚とを組合わせること
で実現できるものとなり、このときの従来例のものとの
寸法差は実に−9.7mmとなり、より一層に非発光部の
長さを減じることが可能となる。
すようにゲッター材7と水銀アマルガム8とが夫々の面
に塗付された電極板6の2枚と、水銀アマルガム8が表
裏面共に塗付された電極板6の1枚とを組合わせること
で実現できるものとなり、このときの従来例のものとの
寸法差は実に−9.7mmとなり、より一層に非発光部の
長さを減じることが可能となる。
【0024】即ち、本発明においては電極板6には、一
方の面にゲッター材7、他方の面に水銀アマルガム8が
塗付されているのを基本とするが、これを限定するもの
ではなく、必要に応じて両面が共にゲッター材7のも
の、あるいは、両面が共に水銀アマルガム8のものを用
意し、これらを自在に組合わせて使用しても良いもので
ある。
方の面にゲッター材7、他方の面に水銀アマルガム8が
塗付されているのを基本とするが、これを限定するもの
ではなく、必要に応じて両面が共にゲッター材7のも
の、あるいは、両面が共に水銀アマルガム8のものを用
意し、これらを自在に組合わせて使用しても良いもので
ある。
【0025】図5に示すものは本発明の別な実施例であ
り、前の実施例の冷陰極蛍光灯1では、内面に蛍光体3
が塗付されるガラス管2が軟質ガラスで形成され、これ
に伴いビード4も軟質ガラスで形成され、このビード4
を貫通する導入線5は、ジュメット線5aとニッケル線
5bとが溶接されて構成されるものであった。
り、前の実施例の冷陰極蛍光灯1では、内面に蛍光体3
が塗付されるガラス管2が軟質ガラスで形成され、これ
に伴いビード4も軟質ガラスで形成され、このビード4
を貫通する導入線5は、ジュメット線5aとニッケル線
5bとが溶接されて構成されるものであった。
【0026】これに対し、この実施例の冷陰極蛍光灯1
0においては、硬質ガラスによるガラス管12が採用さ
れ、これに伴いビード14も硬質ガラス化され、このビ
ード14を貫通する導入線15はタングステンワイヤに
よる一体の構成のものとされている。
0においては、硬質ガラスによるガラス管12が採用さ
れ、これに伴いビード14も硬質ガラス化され、このビ
ード14を貫通する導入線15はタングステンワイヤに
よる一体の構成のものとされている。
【0027】従って、当然に、導入線15には異種の線
材を接合したときに生じる溶接瘤は存在しないものとな
り、これにより、従来例で行っていたように溶接瘤と潰
し部15dとにより挟持させて電極板16を固定する構
成は採用が不可能なものとなる。
材を接合したときに生じる溶接瘤は存在しないものとな
り、これにより、従来例で行っていたように溶接瘤と潰
し部15dとにより挟持させて電極板16を固定する構
成は採用が不可能なものとなる。
【0028】図6は、この実施例における電極板16の
構成の例を示すものであり、この電極板16の中央に設
けられる孔部16aには、例えば円周を等分する3個所
など適宜個所に突起部16bが設けられ、導入線15へ
の挿入を計るときには前記突起部16bの先端が導入線
15の外径に当接するものとされている。
構成の例を示すものであり、この電極板16の中央に設
けられる孔部16aには、例えば円周を等分する3個所
など適宜個所に突起部16bが設けられ、導入線15へ
の挿入を計るときには前記突起部16bの先端が導入線
15の外径に当接するものとされている。
【0029】よって、導入線15へ挿入を行うためには
圧入することが必要となるが、一方の導入線15がタン
グステンと硬質な部材であり、他方の電極板16がニッ
ケルまたは鉄と比較的に軟質な部材であり、且つ、突起
部16bの先端も小面積であるので容易に変形し、それ
程に過大な力を必要とすることなく挿入が行えるものと
なる。
圧入することが必要となるが、一方の導入線15がタン
グステンと硬質な部材であり、他方の電極板16がニッ
ケルまたは鉄と比較的に軟質な部材であり、且つ、突起
部16bの先端も小面積であるので容易に変形し、それ
程に過大な力を必要とすることなく挿入が行えるものと
なる。
【0030】前記のように挿入が行われ適宜な位置まで
達した時点で外部からの力を解除すれば、前記電極板1
6はその位置に突起部16bにより固定されるものとな
る。そして、電極板16の必要枚数が挿入された後に、
導入線15に潰し部15dを形成すれば、電極板16の
硬質ガラス管12内への脱落は防止される。
達した時点で外部からの力を解除すれば、前記電極板1
6はその位置に突起部16bにより固定されるものとな
る。そして、電極板16の必要枚数が挿入された後に、
導入線15に潰し部15dを形成すれば、電極板16の
硬質ガラス管12内への脱落は防止される。
【0031】この実施例の構成では外部から強い衝撃な
どが加わると、電極板16はその位置を多少は移動する
可能性を生じるが、前記電極板16は本来、ゲッター材
7および水銀アマルガム8を保持するのみの目的のもの
であり、放電など直接の点灯機能には関与しないもので
あるので、導入線15からの脱落を生じない限りにおい
ては、その移動が冷陰極蛍光灯10の性能に何等に影響
を与えるものとはならない。
どが加わると、電極板16はその位置を多少は移動する
可能性を生じるが、前記電極板16は本来、ゲッター材
7および水銀アマルガム8を保持するのみの目的のもの
であり、放電など直接の点灯機能には関与しないもので
あるので、導入線15からの脱落を生じない限りにおい
ては、その移動が冷陰極蛍光灯10の性能に何等に影響
を与えるものとはならない。
【0032】以上に説明したように、硬質ガラス管12
が採用され、これに伴って導入線15にタングステンワ
イヤが採用されて、従来例のように電極板をスポット溶
接で取付けることが不可能な場合でも、本発明は実施を
可能とするものとなる。尚、上記以外の作用、効果は前
の実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略
する。
が採用され、これに伴って導入線15にタングステンワ
イヤが採用されて、従来例のように電極板をスポット溶
接で取付けることが不可能な場合でも、本発明は実施を
可能とするものとなる。尚、上記以外の作用、効果は前
の実施例と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略
する。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、中
央に孔部が設けられた円板状の電極板の少なくとも一枚
を前記孔部で導入線のガラス管内部側に挿着し、前記ガ
ラス管内部の先端側に潰し加工部が設けられて前記電極
板が係止されている冷陰極蛍光灯としたことで、第一に
は、円板状の電極板を孔部で導入線に挿入し取付ける構
成としたことで、電極板は板厚方向をガラス管の軸方向
に沿わせて取付けられるものとして、前記電極板のガラ
ス管の軸方向に対して占める長さを可及的に最小のもの
とし、この電極板の長さに略比例して生じる非点灯部を
低減させて冷陰極蛍光灯の小型化、延いては液晶表示装
置のバックライト装置の小型化に極めて優れた効果を奏
するものである。
央に孔部が設けられた円板状の電極板の少なくとも一枚
を前記孔部で導入線のガラス管内部側に挿着し、前記ガ
ラス管内部の先端側に潰し加工部が設けられて前記電極
板が係止されている冷陰極蛍光灯としたことで、第一に
は、円板状の電極板を孔部で導入線に挿入し取付ける構
成としたことで、電極板は板厚方向をガラス管の軸方向
に沿わせて取付けられるものとして、前記電極板のガラ
ス管の軸方向に対して占める長さを可及的に最小のもの
とし、この電極板の長さに略比例して生じる非点灯部を
低減させて冷陰極蛍光灯の小型化、延いては液晶表示装
置のバックライト装置の小型化に極めて優れた効果を奏
するものである。
【0034】また、第二には、上記の構成としたことで
導入線への電極板の取付けにスポット溶接など溶接手段
を不要とし、例えば、硬質ガラス管が採用されたものな
ど導入線に溶接が困難とされるタングステンワイヤが使
用されている冷陰極蛍光灯においても実施可能とすると
共に、上記の非発光部の減少も可能とするものであり、
同様な効果を奏することができるものとする。
導入線への電極板の取付けにスポット溶接など溶接手段
を不要とし、例えば、硬質ガラス管が採用されたものな
ど導入線に溶接が困難とされるタングステンワイヤが使
用されている冷陰極蛍光灯においても実施可能とすると
共に、上記の非発光部の減少も可能とするものであり、
同様な効果を奏することができるものとする。
【図1】 本発明に係る冷陰極蛍光灯の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を示す平面図である。
【図3】 同じ実施例の電極板の組合せ例を示す説明図
である。
である。
【図4】 同じ実施例の電極板の別の組合せ例を示す説
明図である。
明図である。
【図5】 同じく本発明に係る冷陰極蛍光灯の別の実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図6】 同じく別の実施例の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図7】 従来例を示す断面図である。
【図8】 図7のA―A線に沿う断面図である。
1、10……冷陰極蛍光灯 2……ガラス管 3……蛍光体 4、14……ビード 5、15……導入線 5a……ジュメット線 5b……ニッケル線 5c……溶接瘤 5d、15d……潰し加工部 6、16……電極板 6a、16a……孔部 16b……突起部 7……ゲッター材 8……水銀アマルガム 12……硬質ガラス管
Claims (2)
- 【請求項1】 両面にゲッター、水銀アマルガム若しく
は一方の面にゲッター、他方の面に水銀アマルガムが塗
付され中央に孔部が設けられた円板状の電極板の少なく
とも一枚を前記孔部で導入線のガラス管内部側に挿着
し、前記導入線のガラス管内部の先端側に潰し加工部が
設けられて前記電極板が係止されていることを特徴とす
る冷陰極蛍光灯。 - 【請求項2】 前記導入線はガラス管内部側とガラス管
外部側とが異なる素材で形成されて溶接瘤が設けられて
一体化されたものであり、前記電極板は前記溶接瘤と前
記潰し加工部とにより挟持されていることを特徴とする
請求項1記載の冷陰極蛍光灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16704795A JPH08339778A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 冷陰極蛍光灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16704795A JPH08339778A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 冷陰極蛍光灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08339778A true JPH08339778A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15842414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16704795A Pending JPH08339778A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 冷陰極蛍光灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08339778A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334681C (zh) * | 2004-01-17 | 2007-08-29 | 台达电子工业股份有限公司 | 冷阴极荧光灯管及其制造方法以及其吸附装置 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16704795A patent/JPH08339778A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334681C (zh) * | 2004-01-17 | 2007-08-29 | 台达电子工业股份有限公司 | 冷阴极荧光灯管及其制造方法以及其吸附装置 |
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