JPH08338742A - 指針式表示装置 - Google Patents
指針式表示装置Info
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- JPH08338742A JPH08338742A JP14748895A JP14748895A JPH08338742A JP H08338742 A JPH08338742 A JP H08338742A JP 14748895 A JP14748895 A JP 14748895A JP 14748895 A JP14748895 A JP 14748895A JP H08338742 A JPH08338742 A JP H08338742A
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指針本体の配設高さ及び見返し板の配設高さ
を低くすることができ、設計の自由度が高い指針式表示
装置を提供する。 【構成】 測定信号に応じた指示角度まで回転駆動され
る指針4と、前記指針4の指示角度に応じた指示情報が
描かれるとともに前記指針4を取り付けるための孔32
Aを有する目盛り板31と、前記目盛り板31の周縁部
から見返し板15を介して光を照射する間接照明手段5
とを有する指針式表示装置において、前記指針4は、指
針本体41が配設される円盤状の天板42a及びこの天
板42aの周縁部に立設する円筒状のスカート部42b
からなる指針キャップ42と、この指針キャップ42の
周縁部にその径方向に向けて突出形成されたリング状の
鍔部42eとを有し、前記鍔部42eをその外径が目盛
り板31の孔32の径より大径となるように形成し、前
記孔32Aを前記鍔部42eにより覆う。
を低くすることができ、設計の自由度が高い指針式表示
装置を提供する。 【構成】 測定信号に応じた指示角度まで回転駆動され
る指針4と、前記指針4の指示角度に応じた指示情報が
描かれるとともに前記指針4を取り付けるための孔32
Aを有する目盛り板31と、前記目盛り板31の周縁部
から見返し板15を介して光を照射する間接照明手段5
とを有する指針式表示装置において、前記指針4は、指
針本体41が配設される円盤状の天板42a及びこの天
板42aの周縁部に立設する円筒状のスカート部42b
からなる指針キャップ42と、この指針キャップ42の
周縁部にその径方向に向けて突出形成されたリング状の
鍔部42eとを有し、前記鍔部42eをその外径が目盛
り板31の孔32の径より大径となるように形成し、前
記孔32Aを前記鍔部42eにより覆う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は指針により測定量を表示
する指針式表示装置に係り、より詳細には、文字板の周
縁部より指針や文字板を照明する間接照明手段を備えた
指針式表示装置に関する。
する指針式表示装置に係り、より詳細には、文字板の周
縁部より指針や文字板を照明する間接照明手段を備えた
指針式表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の指針式表示装置は、自動
車などの車両において、燃料の残量を表示するフューエ
ルゲージ、ラジエータの冷却水の温度を表示する水温
計、あるいは、バッテリーの電圧値を表示する電圧計な
どに使用されている。そして、この指針式表示装置は、
夜間や暗所においてもその表示を視認可能とする照明手
段を有している。この照明手段の照明方式には、指針自
身を発光させるように構成した透過照明方式、文字板の
周縁部から指針や文字板を照明するように構成した間接
照明方式がある。そして、後者の間接照明方式は、構造
が簡単で安価に構成することできる利点を有し広く用い
られている。以下、この間接照明方式の装置について、
図を参照して説明する。
車などの車両において、燃料の残量を表示するフューエ
ルゲージ、ラジエータの冷却水の温度を表示する水温
計、あるいは、バッテリーの電圧値を表示する電圧計な
どに使用されている。そして、この指針式表示装置は、
夜間や暗所においてもその表示を視認可能とする照明手
段を有している。この照明手段の照明方式には、指針自
身を発光させるように構成した透過照明方式、文字板の
周縁部から指針や文字板を照明するように構成した間接
照明方式がある。そして、後者の間接照明方式は、構造
が簡単で安価に構成することできる利点を有し広く用い
られている。以下、この間接照明方式の装置について、
図を参照して説明する。
【0003】図7は、従来の間接照明手段を有した指針
式表示装置の構成を例示した図である。この装置は、ケ
ース本体1と、計器ユニット2と、文字板3と、指針4
と、電球5とを有している。ケース本体1は、透明部材
の前面板11をその前方側(同図において左側)に備え
た箱状体として構成されている。計器ユニット2は、測
定信号の大きさに応じて指針4を回転駆動させる機構
で、内機21と、指針軸22とを有している。内機21
は、測定信号の大きさに応じて回転するモータで、例え
ばクロスコイル式モータあるいはステッピングモータと
して構成されている。そして指針軸22は、この内機2
1により回転する回転軸となっている。
式表示装置の構成を例示した図である。この装置は、ケ
ース本体1と、計器ユニット2と、文字板3と、指針4
と、電球5とを有している。ケース本体1は、透明部材
の前面板11をその前方側(同図において左側)に備え
た箱状体として構成されている。計器ユニット2は、測
定信号の大きさに応じて指針4を回転駆動させる機構
で、内機21と、指針軸22とを有している。内機21
は、測定信号の大きさに応じて回転するモータで、例え
ばクロスコイル式モータあるいはステッピングモータと
して構成されている。そして指針軸22は、この内機2
1により回転する回転軸となっている。
【0004】文字板3は、指示情報に対応した目盛りが
描かれた目盛り板31と、この目盛り板31の略中央部
に形成された孔32Bと、この目盛り板31の周縁部に
前方に向けて立設され、電球5からの照射光の回り込み
を制限する遮光壁33とから構成されている。そして、
この文字板3は、計器ユニット2の前方直前位置に配置
されている。この配置状態において、指針軸22は、孔
32Bを貫通してその前端部が目盛り板31の前方側ま
で突出している。指針4は、指針本体41と、指針キャ
ップ42とを有し、指針本体41の一端部に指針キャッ
プ42が接合されている。そして、この指針キャップ4
2は、目盛り板31の前面側で指針軸22に取り付けら
れている。これらの計器ユニット2、文字板3及び指針
ユニット4は、ケース本体1の内部空間1Aに配置され
ており、この状態において、指針本体41及び目盛り板
31は前面板11を介して視認可能な状態となる。
描かれた目盛り板31と、この目盛り板31の略中央部
に形成された孔32Bと、この目盛り板31の周縁部に
前方に向けて立設され、電球5からの照射光の回り込み
を制限する遮光壁33とから構成されている。そして、
この文字板3は、計器ユニット2の前方直前位置に配置
されている。この配置状態において、指針軸22は、孔
32Bを貫通してその前端部が目盛り板31の前方側ま
で突出している。指針4は、指針本体41と、指針キャ
ップ42とを有し、指針本体41の一端部に指針キャッ
プ42が接合されている。そして、この指針キャップ4
2は、目盛り板31の前面側で指針軸22に取り付けら
れている。これらの計器ユニット2、文字板3及び指針
ユニット4は、ケース本体1の内部空間1Aに配置され
ており、この状態において、指針本体41及び目盛り板
31は前面板11を介して視認可能な状態となる。
【0005】電球5は、上述したケース本体1の後側壁
面に取り付けられ、その前方に光を照射する。すなわ
ち、この電球5は、ケース本体1の後側壁面を構成する
背面板12の上方側に取り付けられた上側電球5aと、
同じく下方側に取り付けられた下側電球5bとからな
り、それぞれ前方に向けて光を照射する。そして、内部
空間1Aに配置された文字板3よりもさらに前方位置で
あって、上側電球5a及び下側電球5bからの照射光の
光路Lx上には、それぞれこの照射光を反射する見返し
板15が配設されている。この見返し板15は、上側電
球5a及び下側電球5bからの照射光を反射して目盛り
板31の前面に照射し、これにより指針4及び文字板3
を照明する。
面に取り付けられ、その前方に光を照射する。すなわ
ち、この電球5は、ケース本体1の後側壁面を構成する
背面板12の上方側に取り付けられた上側電球5aと、
同じく下方側に取り付けられた下側電球5bとからな
り、それぞれ前方に向けて光を照射する。そして、内部
空間1Aに配置された文字板3よりもさらに前方位置で
あって、上側電球5a及び下側電球5bからの照射光の
光路Lx上には、それぞれこの照射光を反射する見返し
板15が配設されている。この見返し板15は、上側電
球5a及び下側電球5bからの照射光を反射して目盛り
板31の前面に照射し、これにより指針4及び文字板3
を照明する。
【0006】次に、図5を参照し、指針4について説明
する。図5は、指針4の構成を示す斜視図である。この
指針4は、指針本体41と、指針キャップ42と、重り
部材43とから構成されている。指針本体41は、その
先端が先細りしたいわゆる楔形状をしており、その一端
側が回転中心となるとともに他端が上述した目盛り板3
1の目盛りを指示する指示部として作用する。そして、
指針キャップ42は指針本体41の一端側すなわち回転
中心側に取り付けられている。
する。図5は、指針4の構成を示す斜視図である。この
指針4は、指針本体41と、指針キャップ42と、重り
部材43とから構成されている。指針本体41は、その
先端が先細りしたいわゆる楔形状をしており、その一端
側が回転中心となるとともに他端が上述した目盛り板3
1の目盛りを指示する指示部として作用する。そして、
指針キャップ42は指針本体41の一端側すなわち回転
中心側に取り付けられている。
【0007】この指針キャップ42は、同図に示すよう
に、その前端面側(同図においては下側面に相当)に指
針本体41が設けられた円盤状部材の天板42aと、天
板42aの周縁部を囲繞しその後方に向けて立設するよ
う形成された中空状円筒部材のスカート部42bと、天
板42aの後端面側(同上面側)であってその中心位置
すなわち回転中心に立設するよう形成された円筒部材の
指針袴42cとを有している。重り部材43は平面視略
扇状をした立体形状を有し、例えば金属片や高比重化さ
れた樹脂などにより構成されている。そして、この重り
部材43は、指針キャップ42の天板42aとスカート
部42bにより形成される空間内であって、指針袴42
cに対し指針本体41の一端側すなわち指針袴42cを
基準とした場合の短針側に配設されている。この重り部
材43は、指針本体41の重量バランスを補正し、その
重心を回転中心すなわち指針袴42cの配設位置とする
ように作用する。
に、その前端面側(同図においては下側面に相当)に指
針本体41が設けられた円盤状部材の天板42aと、天
板42aの周縁部を囲繞しその後方に向けて立設するよ
う形成された中空状円筒部材のスカート部42bと、天
板42aの後端面側(同上面側)であってその中心位置
すなわち回転中心に立設するよう形成された円筒部材の
指針袴42cとを有している。重り部材43は平面視略
扇状をした立体形状を有し、例えば金属片や高比重化さ
れた樹脂などにより構成されている。そして、この重り
部材43は、指針キャップ42の天板42aとスカート
部42bにより形成される空間内であって、指針袴42
cに対し指針本体41の一端側すなわち指針袴42cを
基準とした場合の短針側に配設されている。この重り部
材43は、指針本体41の重量バランスを補正し、その
重心を回転中心すなわち指針袴42cの配設位置とする
ように作用する。
【0008】そして、これらの指針本体41、指針キャ
ップ42及び重り部材43は、指針本体41から指針キ
ャップ42及び重り部材43を貫通して立設された第1
のリベット部41a及び第2のリベット部41bにより
一体的化されている。そして、この状態においては、重
り部材43は、指針キャップ42のスカート部42bに
より外側からは見えない状態となる。このように、指針
キャップ42は、指針本体41の重量バランスを補正す
る重り部材43の取り付け部としての機能と、この重り
部材43を外部から見えなくする装飾部としての機能を
有している。
ップ42及び重り部材43は、指針本体41から指針キ
ャップ42及び重り部材43を貫通して立設された第1
のリベット部41a及び第2のリベット部41bにより
一体的化されている。そして、この状態においては、重
り部材43は、指針キャップ42のスカート部42bに
より外側からは見えない状態となる。このように、指針
キャップ42は、指針本体41の重量バランスを補正す
る重り部材43の取り付け部としての機能と、この重り
部材43を外部から見えなくする装飾部としての機能を
有している。
【0009】次に、図6を参照し、指針4の取り付け構
造について説明する。同図は、指針4付近を示す要部拡
大図である。内機21より突出した指針軸22は、目盛
り板31に設けられた孔32Bを貫通して目盛り板31
の前面31b側まで突出している。そして、この突出部
すなわち指針軸22の先端部に指針袴42cを介して指
針4が取り付けられている。また、この孔32Bは、指
針キャップ42の指針袴42cの直径d4よりも若干大
きな直径d5で形成されている。そして、指針キャップ
42の天板42aは、この孔32Bよりもさらに大きな
直径d6で形成されており、指針4が指針軸22に取り
付けられた状態においては、スカート部42bの底面4
2dが目盛り板31の前面31bの直前に位置付けら
れ、この天板42aとスカート部42bにより孔32B
は覆い隠され、前方から見えない状態とされる。
造について説明する。同図は、指針4付近を示す要部拡
大図である。内機21より突出した指針軸22は、目盛
り板31に設けられた孔32Bを貫通して目盛り板31
の前面31b側まで突出している。そして、この突出部
すなわち指針軸22の先端部に指針袴42cを介して指
針4が取り付けられている。また、この孔32Bは、指
針キャップ42の指針袴42cの直径d4よりも若干大
きな直径d5で形成されている。そして、指針キャップ
42の天板42aは、この孔32Bよりもさらに大きな
直径d6で形成されており、指針4が指針軸22に取り
付けられた状態においては、スカート部42bの底面4
2dが目盛り板31の前面31bの直前に位置付けら
れ、この天板42aとスカート部42bにより孔32B
は覆い隠され、前方から見えない状態とされる。
【0010】以上のように、従来の指針式表示装置にお
いては、指針本体41の重量バランスを調整する重り部
材43に関し、この重り部材43を外部から見えないよ
うにすることを目的としてスカート部42bを設けると
ともにこのスカート部42bに形成された内側空間に重
り部材43を配置するように構成している。また、図6
に符号Lx1にて示す光路のように、孔32Bと指針袴
42cの隙間を通じて目盛り板31の背面から外部に漏
れる照射光を、指針袴42cの直径d4と孔32Bの直
径d5の差を小さくすることにより低減させ、さらにこ
の低減した照射光を天板42aとスカート部42bによ
り遮光している。
いては、指針本体41の重量バランスを調整する重り部
材43に関し、この重り部材43を外部から見えないよ
うにすることを目的としてスカート部42bを設けると
ともにこのスカート部42bに形成された内側空間に重
り部材43を配置するように構成している。また、図6
に符号Lx1にて示す光路のように、孔32Bと指針袴
42cの隙間を通じて目盛り板31の背面から外部に漏
れる照射光を、指針袴42cの直径d4と孔32Bの直
径d5の差を小さくすることにより低減させ、さらにこ
の低減した照射光を天板42aとスカート部42bによ
り遮光している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置のよう
に、見返し板15により照射光を反射させて指針4及び
目盛り板31を照明するように構成した場合、目盛り板
31の前面側に設けられる指針4を照明するためには、
図6に符号h3にて示す指針本体41の配設高さと、同
じく符号h4にて示す見返し板15の配設高さについ
て、見返し板15の配設高さh4を指針本体41の配設
高さh3以上に設定する必要がある。そして、この構成
においては、見返し板15を指針本体41の配設高さh
3より高く配設するほど指針本体41は明るく照明され
る。
に、見返し板15により照射光を反射させて指針4及び
目盛り板31を照明するように構成した場合、目盛り板
31の前面側に設けられる指針4を照明するためには、
図6に符号h3にて示す指針本体41の配設高さと、同
じく符号h4にて示す見返し板15の配設高さについ
て、見返し板15の配設高さh4を指針本体41の配設
高さh3以上に設定する必要がある。そして、この構成
においては、見返し板15を指針本体41の配設高さh
3より高く配設するほど指針本体41は明るく照明され
る。
【0012】ところで、スカート部42bを設けた構成
においては、スカート部42bの高さh5(図5参照)
があるので、このスカート部42bの高さh5に応じて
指針本体41の配設高さh3を設定する必要がある。そ
して、上述したように、指針本体41を明るく照明する
ためには、見返し板15の配設高さh4を指針本体41
の配設高さh3より高くする必要があるが、見返し板1
5を指針本体41より高く配設すると、目盛り板31と
見返し板15の隙間15aより装置の内部構造が外部
(前面)から見えてしまう。
においては、スカート部42bの高さh5(図5参照)
があるので、このスカート部42bの高さh5に応じて
指針本体41の配設高さh3を設定する必要がある。そ
して、上述したように、指針本体41を明るく照明する
ためには、見返し板15の配設高さh4を指針本体41
の配設高さh3より高くする必要があるが、見返し板1
5を指針本体41より高く配設すると、目盛り板31と
見返し板15の隙間15aより装置の内部構造が外部
(前面)から見えてしまう。
【0013】従って、従来装置においては、装置の内部
構造が見えないように且つ指針本体41が適度な明るさ
となるように、見返し板15の配設高さh4と指針本体
41の配設高さh3を設定する必要があり、設計の自由
度が制限されてしまうという問題点があった。本発明は
このような問題点に鑑みてなされたものであり、指針本
体41の配設高さ及び見返し板15の配設高さについ
て、比較的自由に選択でき、計器の薄型化等の設計の自
由度が高い指針式表示装置を提供することを課題とす
る。
構造が見えないように且つ指針本体41が適度な明るさ
となるように、見返し板15の配設高さh4と指針本体
41の配設高さh3を設定する必要があり、設計の自由
度が制限されてしまうという問題点があった。本発明は
このような問題点に鑑みてなされたものであり、指針本
体41の配設高さ及び見返し板15の配設高さについ
て、比較的自由に選択でき、計器の薄型化等の設計の自
由度が高い指針式表示装置を提供することを課題とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明によりなされた指針式表示装置は、図1乃至
図4に示すように、測定信号に応じた指示角度まで駆動
手段2により回転駆動される指針4と、前記指針4の指
示角度に応じた指示情報が描かれるとともに当該指針の
背面側に所定距離離間して配置された目盛り板31と、
前記目盛り板31の周縁部から見返し板15を介して前
記目盛り板31及び指針4に光を照射する間接照明手段
5とを有する指針式表示装置において、前記指針4は、
その前面に指示部材としての指針本体41が設けられた
天板42a及び当該天板42aの周縁部にその背面方向
に立設するよう形成された円筒状のスカート部42bに
より構成された指針キャップと、当該指針キャップの周
縁部にその径方向に向けて突出形成されたリング状の鍔
部とを有し、前記目盛り板31は、前記指針キャップの
スカート部42bの外径よりも大径で且つ、前記鍔部の
外径より小径に形成された孔32Aを有し、前記指針4
の取り付け状態において、前記スカート部42bの底面
42dを前記目盛り板31の前面31bより後方側に位
置させるとともに前記孔32Aを前記鍔部により覆うよ
うに構成したことを特徴としている。
め、本発明によりなされた指針式表示装置は、図1乃至
図4に示すように、測定信号に応じた指示角度まで駆動
手段2により回転駆動される指針4と、前記指針4の指
示角度に応じた指示情報が描かれるとともに当該指針の
背面側に所定距離離間して配置された目盛り板31と、
前記目盛り板31の周縁部から見返し板15を介して前
記目盛り板31及び指針4に光を照射する間接照明手段
5とを有する指針式表示装置において、前記指針4は、
その前面に指示部材としての指針本体41が設けられた
天板42a及び当該天板42aの周縁部にその背面方向
に立設するよう形成された円筒状のスカート部42bに
より構成された指針キャップと、当該指針キャップの周
縁部にその径方向に向けて突出形成されたリング状の鍔
部とを有し、前記目盛り板31は、前記指針キャップの
スカート部42bの外径よりも大径で且つ、前記鍔部の
外径より小径に形成された孔32Aを有し、前記指針4
の取り付け状態において、前記スカート部42bの底面
42dを前記目盛り板31の前面31bより後方側に位
置させるとともに前記孔32Aを前記鍔部により覆うよ
うに構成したことを特徴としている。
【0015】また、前記鍔部を、前記天板42aの外周
部であって、その同一高さ位置において前記天板42a
より延出した延出部42eとしたことを特徴としてい
る。
部であって、その同一高さ位置において前記天板42a
より延出した延出部42eとしたことを特徴としてい
る。
【0016】また、前記鍔部を、リング部材42fとし
て構成し、前記リング部材42fを前記指針キャップ
(42a,42b)の外周面の高さ方向における中間位
置に個別に配設したことを特徴としている。
て構成し、前記リング部材42fを前記指針キャップ
(42a,42b)の外周面の高さ方向における中間位
置に個別に配設したことを特徴としている。
【0017】
【作用】上記構成によれば、指針4を、指針本体41
と、この指針本体41が設けられる天板42aとスカー
ト部42bからなるいわゆる有底状円筒部材の指針キャ
ップ42とから構成し、さらに、この指針キャップ42
の周縁部、具体的には天板42aあるいはスカート部4
2bの外周面に、その径方向に向けて突出したリング状
の鍔部42e、42fを設けている。この鍔部42e、
42fは目盛り板31に形成された孔32Aより大径に
形成され、指針4の取付状態すなわち前記孔32Aにス
カート部42bの少なくともその底面42dが挿入され
た状態において、前記孔32Aをその前方側から覆い隠
すように作用する。また、この取付状態においては、ス
カート部42bの底面側部分が孔32A内に挿入されて
いるので、見かけ上の指針高さが低くなる。
と、この指針本体41が設けられる天板42aとスカー
ト部42bからなるいわゆる有底状円筒部材の指針キャ
ップ42とから構成し、さらに、この指針キャップ42
の周縁部、具体的には天板42aあるいはスカート部4
2bの外周面に、その径方向に向けて突出したリング状
の鍔部42e、42fを設けている。この鍔部42e、
42fは目盛り板31に形成された孔32Aより大径に
形成され、指針4の取付状態すなわち前記孔32Aにス
カート部42bの少なくともその底面42dが挿入され
た状態において、前記孔32Aをその前方側から覆い隠
すように作用する。また、この取付状態においては、ス
カート部42bの底面側部分が孔32A内に挿入されて
いるので、見かけ上の指針高さが低くなる。
【0018】要するに、指針の取付状態において、指針
キャップを構成するスカート部を目盛り板の孔に挿入
し、さらにスカート部と孔との間の隙間を鍔部にて覆い
隠すように構成したので、見かけ上の指針高さを低くす
ることができ、指針の高さ方向についての設計の自由度
を高くすることができる。
キャップを構成するスカート部を目盛り板の孔に挿入
し、さらにスカート部と孔との間の隙間を鍔部にて覆い
隠すように構成したので、見かけ上の指針高さを低くす
ることができ、指針の高さ方向についての設計の自由度
を高くすることができる。
【0019】また、前記鍔部を前記天板42aから延出
した延出部42eとして構成したので、その構造を簡単
にすることができ、装置を安価に構成することができ
る。
した延出部42eとして構成したので、その構造を簡単
にすることができ、装置を安価に構成することができ
る。
【0020】また、前記鍔部をリング部材42fとして
構成し、当該リング部材42fを前記指針キャップ42
を構成するスカート部42bの高さ方向中間位置に別個
に配設するよう構成したので、別個のリング部材を新た
に追加することにより、キャップ部分すなわち天板42
a及びスカート部42bの構造に変更を加えることな
く、見かけ上の指針高さを低くすることができ、指針の
高さ方向についての設計の自由度を高くすることができ
る。
構成し、当該リング部材42fを前記指針キャップ42
を構成するスカート部42bの高さ方向中間位置に別個
に配設するよう構成したので、別個のリング部材を新た
に追加することにより、キャップ部分すなわち天板42
a及びスカート部42bの構造に変更を加えることな
く、見かけ上の指針高さを低くすることができ、指針の
高さ方向についての設計の自由度を高くすることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の指針式表示装置について説明
する。図1乃至図3は本発明を適用した指針式表示装置
の実施例を示す図である。図3を参照する。同図は、実
施例の構成を示す説明図であり、1はケース本体、2は
計器ユニット、3は文字板、4は指針本体41を有する
指針、5は電球である。これらの各構成は、基本的に先
に説明した従来装置と同様に構成されている。
する。図1乃至図3は本発明を適用した指針式表示装置
の実施例を示す図である。図3を参照する。同図は、実
施例の構成を示す説明図であり、1はケース本体、2は
計器ユニット、3は文字板、4は指針本体41を有する
指針、5は電球である。これらの各構成は、基本的に先
に説明した従来装置と同様に構成されている。
【0022】すなわち、ケース本体1は、前面板11、
背面板12、上面板13、下面板14及び見返し板15
を有している。前面板11はケース本体1の前端部(同
図において左側)に傾斜状態で配設され、背面板12は
ケース本体1の後端部(同右側)に配設されている。ま
た、上面板13はケース本体1の上端部に、下面板14
はケース本体1の下端部に配設され、側面から見て前方
に傾斜を有する台形状となるよう配設されている。そし
てこれらの側面部には、この台形状の側板(図示せず)
が配設されており、このケース本体1は側面視台形の箱
状体となっている。
背面板12、上面板13、下面板14及び見返し板15
を有している。前面板11はケース本体1の前端部(同
図において左側)に傾斜状態で配設され、背面板12は
ケース本体1の後端部(同右側)に配設されている。ま
た、上面板13はケース本体1の上端部に、下面板14
はケース本体1の下端部に配設され、側面から見て前方
に傾斜を有する台形状となるよう配設されている。そし
てこれらの側面部には、この台形状の側板(図示せず)
が配設されており、このケース本体1は側面視台形の箱
状体となっている。
【0023】このケース本体1の内部空間1A内であっ
て、前記上面板13及び下面板14の前端部からは、そ
れぞれ見返し板15が立設されている。なお、この見返
し板15はケース本体1の不図示の側板にも配設され、
その内部空間1Aの全周に亘って配設されている。背面
板12には、その上方位置に配設された上側電球5a及
び下方位置に配設された下側電球5bとからなる電球5
が配設されている。計器ユニット2は、内機21及び指
針軸22を有している。内機21は、上述した従来装置
と同様に、例えばクロスコイル式モータあるいはステッ
ピングモータとして構成され、指針軸22はこの内機2
1の回転軸として構成されている。そして、この内機2
1の後方部である背面部は背面板12に接合されてお
り、この内機21は内部空間1Aの所定位置に位置決め
されている。
て、前記上面板13及び下面板14の前端部からは、そ
れぞれ見返し板15が立設されている。なお、この見返
し板15はケース本体1の不図示の側板にも配設され、
その内部空間1Aの全周に亘って配設されている。背面
板12には、その上方位置に配設された上側電球5a及
び下方位置に配設された下側電球5bとからなる電球5
が配設されている。計器ユニット2は、内機21及び指
針軸22を有している。内機21は、上述した従来装置
と同様に、例えばクロスコイル式モータあるいはステッ
ピングモータとして構成され、指針軸22はこの内機2
1の回転軸として構成されている。そして、この内機2
1の後方部である背面部は背面板12に接合されてお
り、この内機21は内部空間1Aの所定位置に位置決め
されている。
【0024】文字板3は、目盛り板31と、孔32A
と、遮光壁33とから構成され、この文字板3は、計器
ユニット2の前方直前位置に配置されている。この配置
状態において、指針軸22は孔32Aの近傍位置に位置
付けられている。また、指針本体41は目盛り板31の
前面側に位置し、この指針本体41を有する指針4は孔
32Aを介して指針軸22に取り付けられている。な
お、上記孔32Aは、先に説明した従来装置における孔
32Bに相当するものであるが、この孔32Bよりも大
きな径にて形成されている。以下、両者を区別するた
め、この孔32Aについては大孔32Aとして説明する
ことにする。そして、この実施例においても電球5(上
側電球5a及び下側電球5b)からの照射光Lxは、ケ
ース本体1の内壁面及び見返し板15に反射し、指針4
及び目盛り板31を照明する。
と、遮光壁33とから構成され、この文字板3は、計器
ユニット2の前方直前位置に配置されている。この配置
状態において、指針軸22は孔32Aの近傍位置に位置
付けられている。また、指針本体41は目盛り板31の
前面側に位置し、この指針本体41を有する指針4は孔
32Aを介して指針軸22に取り付けられている。な
お、上記孔32Aは、先に説明した従来装置における孔
32Bに相当するものであるが、この孔32Bよりも大
きな径にて形成されている。以下、両者を区別するた
め、この孔32Aについては大孔32Aとして説明する
ことにする。そして、この実施例においても電球5(上
側電球5a及び下側電球5b)からの照射光Lxは、ケ
ース本体1の内壁面及び見返し板15に反射し、指針4
及び目盛り板31を照明する。
【0025】次に図1及び図2を参照して実施例の要部
構成について説明する。この実施例における指針4は、
詳細には図1に示す構成を有している。すなわち、この
指針4は、指針本体41と、指針キャップ42と、重り
部材43とから構成され、指針本体41は、その先端が
先細りしたいわゆる楔形状をしており、その一端が回転
中心となるとともに他端が上述した目盛り板31の目盛
りを指示する指示部として作用する。そして、指針キャ
ップ42は指針本体41の一端側すなわち文字板3の回
転中心に設けられている。
構成について説明する。この実施例における指針4は、
詳細には図1に示す構成を有している。すなわち、この
指針4は、指針本体41と、指針キャップ42と、重り
部材43とから構成され、指針本体41は、その先端が
先細りしたいわゆる楔形状をしており、その一端が回転
中心となるとともに他端が上述した目盛り板31の目盛
りを指示する指示部として作用する。そして、指針キャ
ップ42は指針本体41の一端側すなわち文字板3の回
転中心に設けられている。
【0026】この指針キャップ42は、天板42a、ス
カート部42b、指針袴42c及び鍔部42dから構成
されている。天板42aは、目盛り板31に形成された
大孔32Aよりもさらに大径である直径d2の円盤状部
材として構成され、その前面側に指針本体41の一端部
が接合されている。この天板42aの背面側の中央位置
には細身の円筒状部材として構成された指針袴42cが
その背面側に立設するように形成され、またこの天板4
2aの背面側であってその一端側(短針側)には、重り
部材43が指針袴42cに隣接して配設されている。
カート部42b、指針袴42c及び鍔部42dから構成
されている。天板42aは、目盛り板31に形成された
大孔32Aよりもさらに大径である直径d2の円盤状部
材として構成され、その前面側に指針本体41の一端部
が接合されている。この天板42aの背面側の中央位置
には細身の円筒状部材として構成された指針袴42cが
その背面側に立設するように形成され、またこの天板4
2aの背面側であってその一端側(短針側)には、重り
部材43が指針袴42cに隣接して配設されている。
【0027】さらに、この天板42aの背面側には、大
孔32Aよりも若干小径とされた直径d1の円筒状部材
であるスカート部42bが、その背面方向に立設するよ
う形成されている。そして、この天板42aとスカート
部42bにより指針キャップ2のキャップ部分が形成さ
れる。また、これらの天板42aとスカート部42b
は、互いの中心位置が一致する位置に形成されており、
これにより、天板42aの外周部より詳細には天板42
aの直径d2とスカート部42bの直径d1の差として
与えられる天板42aの周縁部は、前記スカート部42
bより径方向側に延出したリング状の延出部となり、こ
のリング状の延出部が鍔部42eを形成している。
孔32Aよりも若干小径とされた直径d1の円筒状部材
であるスカート部42bが、その背面方向に立設するよ
う形成されている。そして、この天板42aとスカート
部42bにより指針キャップ2のキャップ部分が形成さ
れる。また、これらの天板42aとスカート部42b
は、互いの中心位置が一致する位置に形成されており、
これにより、天板42aの外周部より詳細には天板42
aの直径d2とスカート部42bの直径d1の差として
与えられる天板42aの周縁部は、前記スカート部42
bより径方向側に延出したリング状の延出部となり、こ
のリング状の延出部が鍔部42eを形成している。
【0028】そして、これらの指針本体41、指針キャ
ップ42及び重り部材43は、従来装置と同様に、指針
本体41から立設した第1のリベット部41a及び第2
のリベット部41bにより一体的に取り付けられてい
る。なお、この取付状態において、同図に示すように、
重り部材43は第1のリベット部41により固定されて
いる。
ップ42及び重り部材43は、従来装置と同様に、指針
本体41から立設した第1のリベット部41a及び第2
のリベット部41bにより一体的に取り付けられてい
る。なお、この取付状態において、同図に示すように、
重り部材43は第1のリベット部41により固定されて
いる。
【0029】このような構成を有する指針4は、図2に
示すように取り付けられる。すなわち、目盛り板31の
背面側には計器ユニットを構成する内機21が配設さ
れ、この内機21から指針軸22が突出している。この
指針軸22はこの目盛り板31に形成された大孔32A
の近傍位置まで延出している。この大孔32Aは、上述
したように、指針キャップ42のスカート部42bの直
径d1よりも大径で且つ天板42aすなわち鍔部42e
の直径d2よりも小径の直径d3で形成されている。
示すように取り付けられる。すなわち、目盛り板31の
背面側には計器ユニットを構成する内機21が配設さ
れ、この内機21から指針軸22が突出している。この
指針軸22はこの目盛り板31に形成された大孔32A
の近傍位置まで延出している。この大孔32Aは、上述
したように、指針キャップ42のスカート部42bの直
径d1よりも大径で且つ天板42aすなわち鍔部42e
の直径d2よりも小径の直径d3で形成されている。
【0030】そして、指針4はこの大孔32Aを介して
指針軸22に取り付けられる。すなわち、指針軸22を
指針キャップ42の指針袴42cに挿入するよう指針4
を押し込むことにより指針4が取り付けられる。この取
り付け状態においては、指針キャップ42のスカート部
42bはこの大孔32A内に挿入された状態となり、同
図に符号42dで示すスカート底面(図1においても同
符号で示す)は大孔32Aを貫通して目盛り板31の背
面31a側の位置H1に位置付けられる。同時に鍔部4
2eが目盛り板31の前面31bに近接した位置に位置
付けられる。
指針軸22に取り付けられる。すなわち、指針軸22を
指針キャップ42の指針袴42cに挿入するよう指針4
を押し込むことにより指針4が取り付けられる。この取
り付け状態においては、指針キャップ42のスカート部
42bはこの大孔32A内に挿入された状態となり、同
図に符号42dで示すスカート底面(図1においても同
符号で示す)は大孔32Aを貫通して目盛り板31の背
面31a側の位置H1に位置付けられる。同時に鍔部4
2eが目盛り板31の前面31bに近接した位置に位置
付けられる。
【0031】そして、鍔部42eが目盛り板31の前面
に近接配置されることにより、この鍔部42eが大孔3
2Aを覆い隠す。これにより、指針4の配設高さを低く
するとともに符号Lx2で示す光路の照射光が大孔32
Aより漏れることを防止できる。なお、上記スカート部
42bに関し、例示した構成においては、スカート底面
42dが目盛り板31の背面31aの位置H3よりもさ
らに背面側(同図において下方)の位置H1まで延出し
ているが、このスカート底面42dの位置は、目盛り板
31の前面31bよりも背面側であれば良い。例えば、
このスカート底面42dの位置を目盛り板31の前面3
1bと背面31aの中間の位置に設定しても良い。そし
て、スカート底面42dをこのような中間位置に設定す
ることにより、目盛り板31の背面側からの照射光Lx
2が大孔32Aから外部に漏れることを効果的に低減す
ることができる。
に近接配置されることにより、この鍔部42eが大孔3
2Aを覆い隠す。これにより、指針4の配設高さを低く
するとともに符号Lx2で示す光路の照射光が大孔32
Aより漏れることを防止できる。なお、上記スカート部
42bに関し、例示した構成においては、スカート底面
42dが目盛り板31の背面31aの位置H3よりもさ
らに背面側(同図において下方)の位置H1まで延出し
ているが、このスカート底面42dの位置は、目盛り板
31の前面31bよりも背面側であれば良い。例えば、
このスカート底面42dの位置を目盛り板31の前面3
1bと背面31aの中間の位置に設定しても良い。そし
て、スカート底面42dをこのような中間位置に設定す
ることにより、目盛り板31の背面側からの照射光Lx
2が大孔32Aから外部に漏れることを効果的に低減す
ることができる。
【0032】この指針4の配設高さに関し、上述したよ
うに、スカート部42bを大孔32A内に挿入するよう
に構成したことにより、従来装置における指針配設高さ
h3(図5参照)と実施例における指針配設高さh1の
差の分だけ指針4の配設高さを低くすることができる。
うに、スカート部42bを大孔32A内に挿入するよう
に構成したことにより、従来装置における指針配設高さ
h3(図5参照)と実施例における指針配設高さh1の
差の分だけ指針4の配設高さを低くすることができる。
【0033】そして、指針4の配設高さを低くしたこと
により、見返し板15の配設高さh2を従来装置におけ
る見返し板15の配設高さh4と同じ高さにした場合に
は、指針4と見返し板15間の距離を大きくすることが
でき、指針4及び目盛り板31をより明るく照明するこ
とができる。また、従来装置と同等な明るさで指針4及
び目盛り板31を照明する場合には、見返し板15の配
設高さを低くすることすなわち両者により形成される隙
間15a(図2参照)を小さくすることができ、装置の
内部構造の見えを少なくすることができる。以上のよう
に、この実施例においては、装置の設計の自由度を高く
することができる。
により、見返し板15の配設高さh2を従来装置におけ
る見返し板15の配設高さh4と同じ高さにした場合に
は、指針4と見返し板15間の距離を大きくすることが
でき、指針4及び目盛り板31をより明るく照明するこ
とができる。また、従来装置と同等な明るさで指針4及
び目盛り板31を照明する場合には、見返し板15の配
設高さを低くすることすなわち両者により形成される隙
間15a(図2参照)を小さくすることができ、装置の
内部構造の見えを少なくすることができる。以上のよう
に、この実施例においては、装置の設計の自由度を高く
することができる。
【0034】なお、上述した実施例においては、鍔部4
2eを天板42aの周縁部から延出したもの、換言すれ
ば天板42aと鍔部42eとを一体に形成したものを説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下、図4を参照して、本発明の他の実施例について説明
する。
2eを天板42aの周縁部から延出したもの、換言すれ
ば天板42aと鍔部42eとを一体に形成したものを説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下、図4を参照して、本発明の他の実施例について説明
する。
【0035】図4は、指針4の他の構成を示す断面図で
ある。この図4において先に説明した実施例と同一部に
は同一符号をもって示し、その説明を省略する。まず、
図4(a)を参照する。同図において、42fはリング
部材である。このリング部材42fは、断面視略L字状
に形成された中空状部材として構成され、径方向に突出
した突出部分を有している。このリング状部材42fの
中空部すなわち内周面の径は、天板42aとスカート部
42bにより構成されるキャップ部分の外径すなわちス
カート部42bの外周面の径と略同一とされている。リ
ング状部材42fは、前記キャップ部分の外周面に装着
され、両者は溶着あるいは接着などにより接合されてい
る。そして、両者を接合する際において、リング部材4
2fを、リング部材42fの突出部分がスカート部42
bの高さ方向(立設方向)における略中間位置となるよ
うに位置付けている。
ある。この図4において先に説明した実施例と同一部に
は同一符号をもって示し、その説明を省略する。まず、
図4(a)を参照する。同図において、42fはリング
部材である。このリング部材42fは、断面視略L字状
に形成された中空状部材として構成され、径方向に突出
した突出部分を有している。このリング状部材42fの
中空部すなわち内周面の径は、天板42aとスカート部
42bにより構成されるキャップ部分の外径すなわちス
カート部42bの外周面の径と略同一とされている。リ
ング状部材42fは、前記キャップ部分の外周面に装着
され、両者は溶着あるいは接着などにより接合されてい
る。そして、両者を接合する際において、リング部材4
2fを、リング部材42fの突出部分がスカート部42
bの高さ方向(立設方向)における略中間位置となるよ
うに位置付けている。
【0036】そして、リング部材42fを断面視略L字
状に構成したことにより、このリング部材42fにおけ
るスカート部42bの外周面との接触部分は、両者を接
合する際のガイド部材として作用する。従って、リング
部材42fを断面視L字状にしたことにより、両者の接
続作業を容易にすることができるとともに両者をより強
固に接合することが可能となる。
状に構成したことにより、このリング部材42fにおけ
るスカート部42bの外周面との接触部分は、両者を接
合する際のガイド部材として作用する。従って、リング
部材42fを断面視L字状にしたことにより、両者の接
続作業を容易にすることができるとともに両者をより強
固に接合することが可能となる。
【0037】また、この構成のように、天板42aとス
カート部42bからなるキャップ部分と、リング部材4
2fとを別個に形成し、両者を接合するように構成した
場合には、キャップ部分に関しては従来装置と同じもの
を使用することができ、従来装置の構成からの変更点を
少なくすることができる。従って、設計変更に伴う製造
コストの増加を低く抑えることができるといった利点を
有する。なお、このリング部材42fの配設位置、より
詳細にはリング部材42fの突出部分についての高さ方
向における配設位置に関し、例示した構成では、スカー
ト部42bの高さ方向の略中間位置であったが、この配
設位置については、スカート部42bの高さ方向の範囲
内において、上下方向すなわち装置でいう前後方向に移
動しても構わない。
カート部42bからなるキャップ部分と、リング部材4
2fとを別個に形成し、両者を接合するように構成した
場合には、キャップ部分に関しては従来装置と同じもの
を使用することができ、従来装置の構成からの変更点を
少なくすることができる。従って、設計変更に伴う製造
コストの増加を低く抑えることができるといった利点を
有する。なお、このリング部材42fの配設位置、より
詳細にはリング部材42fの突出部分についての高さ方
向における配設位置に関し、例示した構成では、スカー
ト部42bの高さ方向の略中間位置であったが、この配
設位置については、スカート部42bの高さ方向の範囲
内において、上下方向すなわち装置でいう前後方向に移
動しても構わない。
【0038】以上説明した図4(a)の実施例では、キ
ャップ部分(天板42a、スカート部42b)と、鍔部
としてのリング部材42fとを別個に形成していたが、
これを図4(b)に示すように、スカート部42bの高
さ方向中間位置に形成された鍔部42gとしても良いこ
とはいうまでもない。
ャップ部分(天板42a、スカート部42b)と、鍔部
としてのリング部材42fとを別個に形成していたが、
これを図4(b)に示すように、スカート部42bの高
さ方向中間位置に形成された鍔部42gとしても良いこ
とはいうまでもない。
【0039】また、図1乃至図3で説明した実施例にお
ける鍔部42eに関し、図4(c)に示すように、この
鍔部42eの外周縁部にその背面方向すなわち目盛り板
31方向に屈曲したリブ42hを設けてもよい。このよ
うに構成すると、大孔32Aからの漏れ光を一層効果的
に遮光することができる。そして、このようなリブは図
4(a)で説明したリング部材42fあるいは図4
(b)で説明した鍔部42gに形成しても同様な効果を
得ることができる。
ける鍔部42eに関し、図4(c)に示すように、この
鍔部42eの外周縁部にその背面方向すなわち目盛り板
31方向に屈曲したリブ42hを設けてもよい。このよ
うに構成すると、大孔32Aからの漏れ光を一層効果的
に遮光することができる。そして、このようなリブは図
4(a)で説明したリング部材42fあるいは図4
(b)で説明した鍔部42gに形成しても同様な効果を
得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の指針式表
示装置によれば、次の効果を奏する。すなわち、指針の
取付状態において、指針キャップを構成するスカート部
を目盛り板の孔に挿入し、さらにスカート部と孔との間
の隙間を鍔部にて覆い隠すように構成したので、見かけ
上の指針高さを低くすることができ、指針の高さ方向に
ついての設計の自由度を高くすることができる。
示装置によれば、次の効果を奏する。すなわち、指針の
取付状態において、指針キャップを構成するスカート部
を目盛り板の孔に挿入し、さらにスカート部と孔との間
の隙間を鍔部にて覆い隠すように構成したので、見かけ
上の指針高さを低くすることができ、指針の高さ方向に
ついての設計の自由度を高くすることができる。
【0041】また、鍔部を天板から延出した延出部とし
て構成したので、その構造を簡単にすることができ、装
置を安価に構成することができる。
て構成したので、その構造を簡単にすることができ、装
置を安価に構成することができる。
【0042】また、鍔部を指針キャップと別個のリング
部材として構成し、このリング部材を前記スカート部の
高さ方向中間位置に配設するよう構成したので、別個の
リング部材を新たに追加することにより、キャップ部分
の構造に変更を加えることなく、見かけ上の指針高さを
低くすることができ、指針の高さ方向についての設計の
自由度を高くすることができる。
部材として構成し、このリング部材を前記スカート部の
高さ方向中間位置に配設するよう構成したので、別個の
リング部材を新たに追加することにより、キャップ部分
の構造に変更を加えることなく、見かけ上の指針高さを
低くすることができ、指針の高さ方向についての設計の
自由度を高くすることができる。
【図1】実施例における指針構造を示す斜視図である。
【図2】実施例における要部構成を示す断面図である。
【図3】実施例における装置構成を示す断面図である。
【図4】指針の他の構成を示す断面図である。
【図5】従来装置における指針構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】従来装置における要部構成を示す拡大図であ
る。
る。
【図7】従来装置における装置構成を示す断面図であ
る。
る。
1 ケース本体 1A 内部空間 15 見返し板 15a 隙間 2 計器ユニット 22 指針軸 3 文字板 31 目盛り板 32A,32B 孔 4 指針 41 指針本体 42 指針キャップ 42a 天板 42b スカート部 42c 指針袴 42d スカート底面 42e,42g 鍔部 42f リング部材(鍔部) 43 重り部材 5 電球
Claims (3)
- 【請求項1】 測定信号に応じた指示角度まで駆動手段
により回転駆動される指針と、前記指針の指示角度に応
じた指示情報が描かれるとともに当該指針の背面側に所
定距離離間して配置された目盛り板と、前記目盛り板の
周縁部から見返し板を介して前記目盛り板及び指針に光
を照射する間接照明手段とを有する指針式表示装置にお
いて、 前記指針は、その前面に指示部材としての指針本体が設
けられた天板及び当該天板の周縁部にその背面方向に立
設するよう形成された円筒状のスカート部により構成さ
れた指針キャップと、当該指針キャップの周縁部にその
径方向に向けて突出形成されたリング状の鍔部とを有
し、 前記目盛り板は、前記指針キャップのスカート部の外径
よりも大径で且つ、前記鍔部の外径より小径に形成され
た孔を有し、 前記指針の取り付け状態において、前記スカート部の底
面を前記目盛り板の前面より後方側に位置させるととも
に前記孔を前記鍔部により覆うように構成したことを特
徴とする指針式表示装置。 - 【請求項2】 前記鍔部を、前記天板の外周部であっ
て、その同一高さ位置において前記天板より延出した延
出部としたことを特徴とする請求項1記載の指針式表示
装置。 - 【請求項3】 前記鍔部を、リング部材として構成し、
前記リング部材を前記指針キャップの外周面の高さ方向
における中間位置に個別に配設したことを特徴とする請
求項1記載の指針式表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7147488A JP3023870B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 指針式表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7147488A JP3023870B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 指針式表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338742A true JPH08338742A (ja) | 1996-12-24 |
JP3023870B2 JP3023870B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=15431533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7147488A Expired - Fee Related JP3023870B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 指針式表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023870B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008139149A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Yazaki Corp | 計器装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101704230B1 (ko) * | 2015-07-07 | 2017-02-07 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 클러스터 포인터 |
KR102046241B1 (ko) * | 2018-01-22 | 2019-11-18 | 김남훈 | 소방 호스 이송 장치 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP7147488A patent/JP3023870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008139149A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Yazaki Corp | 計器装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3023870B2 (ja) | 2000-03-21 |
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