JPH08338641A - 暖房パネル - Google Patents
暖房パネルInfo
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- JPH08338641A JPH08338641A JP24559695A JP24559695A JPH08338641A JP H08338641 A JPH08338641 A JP H08338641A JP 24559695 A JP24559695 A JP 24559695A JP 24559695 A JP24559695 A JP 24559695A JP H08338641 A JPH08338641 A JP H08338641A
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- JP
- Japan
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- front surface
- heating panel
- side member
- surface portion
- surface side
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- Central Heating Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱膨張による寸法吸収のための部材が不要と
なる暖房パネルの提供。 【解決手段】 熱伝導性材料により表面部3 と表面部の
端部から垂設した側面部4 を有して一面が開口した箱状
に形成される熱伝導性材料製の表面側部材2 と、表面側
部材の内方側に取着される発熱部材6 と、発熱部材を覆
うようにして表面側部材の内方側に配設される断熱部材
7 と、を有した暖房パネル1 において、表面側部材2
は、その側面部4 に、対向する側面部間で略点対称的な
位置に外方に突出する突出部4aを２個ずつ設けた。
なる暖房パネルの提供。 【解決手段】 熱伝導性材料により表面部3 と表面部の
端部から垂設した側面部4 を有して一面が開口した箱状
に形成される熱伝導性材料製の表面側部材2 と、表面側
部材の内方側に取着される発熱部材6 と、発熱部材を覆
うようにして表面側部材の内方側に配設される断熱部材
7 と、を有した暖房パネル1 において、表面側部材2
は、その側面部4 に、対向する側面部間で略点対称的な
位置に外方に突出する突出部4aを２個ずつ設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房等に用いら
れる暖房パネルに関する。
れる暖房パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の暖房パネルは、機械的強度と均
熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料製の表面側部材
と、表面側部材の内方側に取着される発熱部材と、発熱
部材を覆うようにして表面側部材の内方側に配設される
断熱部材と、を主要構成部材としている。この表面側部
材は、通常、表面部と表面部の端部から垂設した側面部
を有して一面が開口した箱状に形成されており、従って
暖房パネルの外郭 (裏面部は除く) を形成することとな
る。
熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料製の表面側部材
と、表面側部材の内方側に取着される発熱部材と、発熱
部材を覆うようにして表面側部材の内方側に配設される
断熱部材と、を主要構成部材としている。この表面側部
材は、通常、表面部と表面部の端部から垂設した側面部
を有して一面が開口した箱状に形成されており、従って
暖房パネルの外郭 (裏面部は除く) を形成することとな
る。
【０００３】このような暖房パネルは、床暖房等に用い
る場合、図６に示すように、床下地の上に並べて敷設す
る。図において、1 は暖房パネル、2 は表面側部材、5
は電源からの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に
接続するための接続ボックスを収納するボックス収納部
の開閉蓋、10,10,…は固定用ねじである。この場合、各
暖房パネル1,1 が隙間なく敷設されていたとすると、暖
房時には暖房パネル1,1 、すなわち表面側部材2,2 は上
昇する温度に応じて膨張し、図７の破線に示すように、
中央部分が浮き上がるような変形力が生じる。11は床下
地である。
る場合、図６に示すように、床下地の上に並べて敷設す
る。図において、1 は暖房パネル、2 は表面側部材、5
は電源からの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に
接続するための接続ボックスを収納するボックス収納部
の開閉蓋、10,10,…は固定用ねじである。この場合、各
暖房パネル1,1 が隙間なく敷設されていたとすると、暖
房時には暖房パネル1,1 、すなわち表面側部材2,2 は上
昇する温度に応じて膨張し、図７の破線に示すように、
中央部分が浮き上がるような変形力が生じる。11は床下
地である。
【０００４】そこで、図８に示すように、表面側部材2,
2 が上昇する温度に応じて膨張する寸法を吸収するべ
く、ゴムのような弾性を有するスペーサ12を暖房パネル
1,1 間に介挿する手段を講じている。図において、3 は
表面側部材2 の表面部、4 は側面部、6 はコード状ヒー
タよりなる発熱部材、7 は木質系、石こうボードあるい
はポリウレタン発泡樹脂からなる断熱部材である。
2 が上昇する温度に応じて膨張する寸法を吸収するべ
く、ゴムのような弾性を有するスペーサ12を暖房パネル
1,1 間に介挿する手段を講じている。図において、3 は
表面側部材2 の表面部、4 は側面部、6 はコード状ヒー
タよりなる発熱部材、7 は木質系、石こうボードあるい
はポリウレタン発泡樹脂からなる断熱部材である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述した暖房パネル
は、表面側部材2 の熱膨張による寸法を吸収するための
スペーサ12を必要とし、またスペーサ12の介挿作業が面
倒であり、コスト面あるいは施工面での改良が望まれて
いた。
は、表面側部材2 の熱膨張による寸法を吸収するための
スペーサ12を必要とし、またスペーサ12の介挿作業が面
倒であり、コスト面あるいは施工面での改良が望まれて
いた。
【０００６】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、熱膨張による寸法吸収の
ための部材が不要となる暖房パネルを提供するにある。
で、その目的とするところは、熱膨張による寸法吸収の
ための部材が不要となる暖房パネルを提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項１記載の暖房パネルは、熱伝導性材料によ
り表面部と表面部の端部から垂設した側面部を有して一
面が開口した箱状に形成される表面側部材と、表面側部
材の内方側に取着される発熱部材と、発熱部材を覆うよ
うにして表面側部材の内方側に配設される断熱部材と、
を有した暖房パネルにおいて、前記表面側部材は、その
側面部に、対向する側面部間で略点対称的な位置に外方
に突出する突出部を設けた構成としている。
めに、請求項１記載の暖房パネルは、熱伝導性材料によ
り表面部と表面部の端部から垂設した側面部を有して一
面が開口した箱状に形成される表面側部材と、表面側部
材の内方側に取着される発熱部材と、発熱部材を覆うよ
うにして表面側部材の内方側に配設される断熱部材と、
を有した暖房パネルにおいて、前記表面側部材は、その
側面部に、対向する側面部間で略点対称的な位置に外方
に突出する突出部を設けた構成としている。
【０００８】このものは、暖房パネルを並べて敷設した
とき、隣接する側面部とは突出部のみが当接し、その他
の箇所は寸法吸収機能を発揮する適当な隙間が介在す
る。
とき、隣接する側面部とは突出部のみが当接し、その他
の箇所は寸法吸収機能を発揮する適当な隙間が介在す
る。
【０００９】また、請求項２記載の暖房パネルは、請求
項１記載の突出部を、各側面部の中心からの距離が異な
る位置に２個ずつ設けた構成としている。
項１記載の突出部を、各側面部の中心からの距離が異な
る位置に２個ずつ設けた構成としている。
【００１０】このものは、多数敷設した最外端の暖房パ
ネルも傾かずに敷設できる。また、請求項３記載の暖房
パネルは、請求項１又は２記載の表面側部材に、その表
面部の端部近傍に固定用孔を形成した構成としている。
ネルも傾かずに敷設できる。また、請求項３記載の暖房
パネルは、請求項１又は２記載の表面側部材に、その表
面部の端部近傍に固定用孔を形成した構成としている。
【００１１】このものは、固定用孔を通して固定用ねじ
を床下地に螺着することにより、表面側部材の浮き上が
りを防止できる。
を床下地に螺着することにより、表面側部材の浮き上が
りを防止できる。
【００１２】さらに、請求項４記載の暖房パネルは、熱
伝導性材料により表面部と表面部の端部から垂設した側
面部を有して一面が開口した箱状に形成される表面側部
材と、表面側部材の内方側に取着される発熱部材と、発
熱部材を覆うようにして表面側部材の内方側に配設され
る断熱部材と、を有した暖房パネルにおいて、前記表面
側部材は、その側面部に、外方に突出する複数の突出部
を対向する側面部間で表面側部材の縦又は横方向におい
てずれた位置に設けるとともに、その表面部の端部近傍
であって表面側部材の縦及び横方向において各突出部に
対応してその近傍に固定用孔を形成してなる構成として
いる。
伝導性材料により表面部と表面部の端部から垂設した側
面部を有して一面が開口した箱状に形成される表面側部
材と、表面側部材の内方側に取着される発熱部材と、発
熱部材を覆うようにして表面側部材の内方側に配設され
る断熱部材と、を有した暖房パネルにおいて、前記表面
側部材は、その側面部に、外方に突出する複数の突出部
を対向する側面部間で表面側部材の縦又は横方向におい
てずれた位置に設けるとともに、その表面部の端部近傍
であって表面側部材の縦及び横方向において各突出部に
対応してその近傍に固定用孔を形成してなる構成として
いる。
【００１３】このものは、固定用孔を通して固定用ねじ
を床下地に螺着する場合、その螺着を強固にしても寸法
吸収機能を阻害することは殆どない。
を床下地に螺着する場合、その螺着を強固にしても寸法
吸収機能を阻害することは殆どない。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る暖房パネル1
の第１の実施形態を、図１乃至図３に基づいて説明す
る。この暖房パネル1 は、表面側部材2 、発熱部材6 、
断熱部材7 を主要構成部材としている。
の第１の実施形態を、図１乃至図３に基づいて説明す
る。この暖房パネル1 は、表面側部材2 、発熱部材6 、
断熱部材7 を主要構成部材としている。
【００１５】表面側部材2 は、鉄板のような機械的強度
と均熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料により、表
面部3 と表面部3 の端部から垂設した側面部4,4,…を有
して一面が開口した箱状に形成されている。5 は電源か
らの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に接続する
ための接続ボックスを収納するボックス収納部の開閉蓋
である。3aは表面部3 の端部近傍に複数個 (本実施例で
は10個) 形成された固定用孔である。この固定用孔3a,3
a,…は、後述する固定用ねじが挿通されるものであり、
その内径は固定用ねじの外径よりやや大きく、その周囲
は固定用ねじの頭部が突出しないよう皿状に窪まし、さ
らにその窪みの内径は頭部の外径よりやや大きく形成す
ることが好ましい。
と均熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料により、表
面部3 と表面部3 の端部から垂設した側面部4,4,…を有
して一面が開口した箱状に形成されている。5 は電源か
らの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に接続する
ための接続ボックスを収納するボックス収納部の開閉蓋
である。3aは表面部3 の端部近傍に複数個 (本実施例で
は10個) 形成された固定用孔である。この固定用孔3a,3
a,…は、後述する固定用ねじが挿通されるものであり、
その内径は固定用ねじの外径よりやや大きく、その周囲
は固定用ねじの頭部が突出しないよう皿状に窪まし、さ
らにその窪みの内径は頭部の外径よりやや大きく形成す
ることが好ましい。
【００１６】また、表面側部材2 は、その側面部4,4,…
に、２個ずつ外方に突出する突出部4a,4a,…設けてい
る。各突出部4a,4a は、各側面部4,4,…の長手方向の端
部近傍であって各側面部の中心からの距離が異なる位置
で、かつ対向する側面部4,4 間で略点対称的な位置に、
設けられる。従って、表面側部材2 を平面的に見たと
き、対向する側面部4,4 の突出部4a,4a は縦横方向に所
定量x,y だけずれている。
に、２個ずつ外方に突出する突出部4a,4a,…設けてい
る。各突出部4a,4a は、各側面部4,4,…の長手方向の端
部近傍であって各側面部の中心からの距離が異なる位置
で、かつ対向する側面部4,4 間で略点対称的な位置に、
設けられる。従って、表面側部材2 を平面的に見たと
き、対向する側面部4,4 の突出部4a,4a は縦横方向に所
定量x,y だけずれている。
【００１７】発熱部材6 は、発熱用芯線に耐熱性塩化ビ
ニル樹脂を被覆してなるコード状ヒータよりなり、表面
部3 の全面に熱が分布されるよう適宜折り曲げてその内
方面に配線取着される。発熱部材6 の表面部2aへの取着
は、例えば、片面に接着剤を塗布したアルミニウム箔あ
るいは不織布製のシート (図示せず) にコード状ヒータ
を固定した後、そのシートを表面部2aに接着するといっ
た手段による。なお、発熱部材6 は、面状発熱体を用い
ることもある。
ニル樹脂を被覆してなるコード状ヒータよりなり、表面
部3 の全面に熱が分布されるよう適宜折り曲げてその内
方面に配線取着される。発熱部材6 の表面部2aへの取着
は、例えば、片面に接着剤を塗布したアルミニウム箔あ
るいは不織布製のシート (図示せず) にコード状ヒータ
を固定した後、そのシートを表面部2aに接着するといっ
た手段による。なお、発熱部材6 は、面状発熱体を用い
ることもある。
【００１８】断熱部材7 は、木質系、石こうボードある
いはポリウレタン発泡樹脂等により形成され、発熱部材
6 を覆うようにして表面側部材2 、具体的にはその表面
部3の内方側に配設される。そして、通常、ポリエチレ
ン樹脂のような樹脂製のシート (図示せず) を表面側部
材2 の開口を塞ぐように、断熱部材7 に接合する。
いはポリウレタン発泡樹脂等により形成され、発熱部材
6 を覆うようにして表面側部材2 、具体的にはその表面
部3の内方側に配設される。そして、通常、ポリエチレ
ン樹脂のような樹脂製のシート (図示せず) を表面側部
材2 の開口を塞ぐように、断熱部材7 に接合する。
【００１９】かかる暖房パネル1 は、図３に示すよう
に、木質合板製の床下地 (図示せず)の上に並べ、各突
出部4a,4a が隣接する暖房パネル1 の側面部4 に当接す
るようにして敷設する。その結果、隣接する側面部4,4
間には、長手方向の端部近傍に設けた突出部4a,4a が存
在しないその他の箇所に、突出部4a,4a の高さ寸法に対
応した隙間が介在することとなる。各暖房パネル1,1,…
は、木ねじ構造の固定用ねじ10,10,…を固定用孔3a,3a,
…に挿通し、床下地にねじ込んで固定される。この固定
用ねじ10,10,…は、暖房パネル1 を床下地に強固に固定
するという目的ではなく、暖房パネル1 が膨張する挙動
を阻害しないように、しかも浮き上がりは防止すること
を主目的とするものであり、従ってそのような目的が達
成される程度のねじ込み強さとする。そして、表面側部
材2 の上にカーペット等の仕上げ表面部材が載置され
る。
に、木質合板製の床下地 (図示せず)の上に並べ、各突
出部4a,4a が隣接する暖房パネル1 の側面部4 に当接す
るようにして敷設する。その結果、隣接する側面部4,4
間には、長手方向の端部近傍に設けた突出部4a,4a が存
在しないその他の箇所に、突出部4a,4a の高さ寸法に対
応した隙間が介在することとなる。各暖房パネル1,1,…
は、木ねじ構造の固定用ねじ10,10,…を固定用孔3a,3a,
…に挿通し、床下地にねじ込んで固定される。この固定
用ねじ10,10,…は、暖房パネル1 を床下地に強固に固定
するという目的ではなく、暖房パネル1 が膨張する挙動
を阻害しないように、しかも浮き上がりは防止すること
を主目的とするものであり、従ってそのような目的が達
成される程度のねじ込み強さとする。そして、表面側部
材2 の上にカーペット等の仕上げ表面部材が載置され
る。
【００２０】かかる暖房パネル1 は、暖房時に、表面側
部材2,2 が上昇する温度に応じて膨張するが、図３の破
線に示すように、その膨張部分は隣接する側面部4,4 間
の隙間に収まり、従来例で説明したような浮き上がるよ
うな変形はない。すなわち、前述した隙間は、表面側部
材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を発揮する
のである。また、固定用ねじ10,10,…は、表面部3 の端
部近傍にあるので、端部が浮き上がったりせずに、固定
用孔3aとの寸法差により膨張部分を前述した隙間に収め
るのに寄与する。
部材2,2 が上昇する温度に応じて膨張するが、図３の破
線に示すように、その膨張部分は隣接する側面部4,4 間
の隙間に収まり、従来例で説明したような浮き上がるよ
うな変形はない。すなわち、前述した隙間は、表面側部
材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を発揮する
のである。また、固定用ねじ10,10,…は、表面部3 の端
部近傍にあるので、端部が浮き上がったりせずに、固定
用孔3aとの寸法差により膨張部分を前述した隙間に収め
るのに寄与する。
【００２１】なお、この実施形態では、各側面部4 に突
出部4aを２個ずつ設けたものを説明したが、１個ずつで
もよい。この場合、暖房パネル1 を多数敷設したときの
最外端の暖房パネルが傾かないようにするために、隙間
調整用スペーサが必要になることがある。また、突出部
4aの高さは、予想される上昇温度、それに対応する膨張
量を考慮して適宜設定する。
出部4aを２個ずつ設けたものを説明したが、１個ずつで
もよい。この場合、暖房パネル1 を多数敷設したときの
最外端の暖房パネルが傾かないようにするために、隙間
調整用スペーサが必要になることがある。また、突出部
4aの高さは、予想される上昇温度、それに対応する膨張
量を考慮して適宜設定する。
【００２２】次に、本発明に係る暖房パネル1 の第２の
実施形態を、図４及び図５に基づいて説明する。この暖
房パネル1 は、先の実施形態の表面側部材2 のみが異な
るものであるので、その部分だけ説明する。
実施形態を、図４及び図５に基づいて説明する。この暖
房パネル1 は、先の実施形態の表面側部材2 のみが異な
るものであるので、その部分だけ説明する。
【００２３】この表面側部材2 も、鉄板のような機械的
強度と均熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料によ
り、表面部3 と表面部3 の端部から垂設した側面部4,4,
…を有して一面が開口した箱状に形成されている。5 は
電源からの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に接
続するための接続ボックスを収納するボックス収納部の
開閉蓋である。
強度と均熱性 (熱拡散性) を備えた熱伝導性材料によ
り、表面部3 と表面部3 の端部から垂設した側面部4,4,
…を有して一面が開口した箱状に形成されている。5 は
電源からの受電と複数の暖房パネル1,1,…を電気的に接
続するための接続ボックスを収納するボックス収納部の
開閉蓋である。
【００２４】そして、この表面側部材2 は、その側面部
4,4,…に、外方に突出する複数の突出部4a,4a,… (この
例では、各側面部4,4,…に３個又は４個で計１０個) を
設けている。さらに詳しくは、突出部4a,4a,…は、対向
する側面部4,4 間で表面側部材2 の縦又は横方向におい
て所定量x,y だけずれた位置に設けている。また、その
表面部3 の端部近傍であって、表面側部材2 の縦及び横
方向において各突出部4a,4a,…に対応してその近傍に固
定用孔3a,3a,… (この例では、計１０個) を形成してい
る。この固定用孔3a,3a,…は、固定用ねじ10,10,…が挿
通されるものであり、その内径は固定用ねじ10の外径に
略等しく、その周囲は固定用ねじ10の頭部が突出しない
よう皿状に窪まし、さらにその窪みの内径は頭部の外径
よりやや大きく形成することが好ましい。
4,4,…に、外方に突出する複数の突出部4a,4a,… (この
例では、各側面部4,4,…に３個又は４個で計１０個) を
設けている。さらに詳しくは、突出部4a,4a,…は、対向
する側面部4,4 間で表面側部材2 の縦又は横方向におい
て所定量x,y だけずれた位置に設けている。また、その
表面部3 の端部近傍であって、表面側部材2 の縦及び横
方向において各突出部4a,4a,…に対応してその近傍に固
定用孔3a,3a,… (この例では、計１０個) を形成してい
る。この固定用孔3a,3a,…は、固定用ねじ10,10,…が挿
通されるものであり、その内径は固定用ねじ10の外径に
略等しく、その周囲は固定用ねじ10の頭部が突出しない
よう皿状に窪まし、さらにその窪みの内径は頭部の外径
よりやや大きく形成することが好ましい。
【００２５】かかる暖房パネル1 は、図５に示すよう
に、木質合板製の床下地 (図示せず)の上に並べ、各突
出部4a,4a,…が隣接する暖房パネル1 の側面部4 に当接
するようにして敷設する。その結果、隣接する側面部4,
4 間には、突出部4a,4a が存在しないその他の箇所に、
突出部4a,4a の高さ寸法に対応した隙間が介在すること
となる。各暖房パネル1,1,…は、木ねじ構造の固定用ね
じ10,10,…を固定用孔3a,3a,…に挿通し、床下地にねじ
込んで固定される。この固定用ねじ10,10,…は、暖房パ
ネル1 を床下地に強固に固定してもよい。そして、表面
側部材2 の上にカーペット等の仕上げ表面部材が載置さ
れる。
に、木質合板製の床下地 (図示せず)の上に並べ、各突
出部4a,4a,…が隣接する暖房パネル1 の側面部4 に当接
するようにして敷設する。その結果、隣接する側面部4,
4 間には、突出部4a,4a が存在しないその他の箇所に、
突出部4a,4a の高さ寸法に対応した隙間が介在すること
となる。各暖房パネル1,1,…は、木ねじ構造の固定用ね
じ10,10,…を固定用孔3a,3a,…に挿通し、床下地にねじ
込んで固定される。この固定用ねじ10,10,…は、暖房パ
ネル1 を床下地に強固に固定してもよい。そして、表面
側部材2 の上にカーペット等の仕上げ表面部材が載置さ
れる。
【００２６】かかる暖房パネル1 は、暖房時に、表面側
部材2,2 が上昇する温度に応じて膨張するが、図５の破
線に示すように、その膨張部分は隣接する側面部4,4 間
の隙間に収まり、従来例で説明したような浮き上がるよ
うな変形はない。すなわち、前述した隙間は、表面側部
材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を発揮する
のである。また、固定用ねじ10,10,…は、表面側部材2
の縦及び横方向において各突出部4a,4a,…に対応してそ
の近傍にあるので、熱膨張による変形が少なく、表面側
部材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を阻害す
ることは殆どない。
部材2,2 が上昇する温度に応じて膨張するが、図５の破
線に示すように、その膨張部分は隣接する側面部4,4 間
の隙間に収まり、従来例で説明したような浮き上がるよ
うな変形はない。すなわち、前述した隙間は、表面側部
材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を発揮する
のである。また、固定用ねじ10,10,…は、表面側部材2
の縦及び横方向において各突出部4a,4a,…に対応してそ
の近傍にあるので、熱膨張による変形が少なく、表面側
部材2,2 が膨張したときにそれの寸法吸収機能を阻害す
ることは殆どない。
【００２７】なお、突出部4a及び固定用孔3aの数は、適
宜設定すればよい。さらに、両実施形態では、突出部4a
は表面側部材2 に一体的に形成したもので説明している
が、別部材を取り付けるようにしてもよい。
宜設定すればよい。さらに、両実施形態では、突出部4a
は表面側部材2 に一体的に形成したもので説明している
が、別部材を取り付けるようにしてもよい。
【００２８】
【発明の効果】請求項１記載の暖房パネルは、暖房パネ
ルを並べて敷設したとき隣接する側面部とは長手方向の
端部近傍に設けた突出部のみが当接し、その他の箇所は
寸法吸収機能を発揮する適当な隙間が介在するので、熱
膨張による寸法吸収のための部材が不要となる。
ルを並べて敷設したとき隣接する側面部とは長手方向の
端部近傍に設けた突出部のみが当接し、その他の箇所は
寸法吸収機能を発揮する適当な隙間が介在するので、熱
膨張による寸法吸収のための部材が不要となる。
【００２９】請求項２記載の暖房パネルは、請求項１記
載の作用効果に加え、多数敷設した最外端の暖房パネル
も傾かずに敷設できる。
載の作用効果に加え、多数敷設した最外端の暖房パネル
も傾かずに敷設できる。
【００３０】請求項３記載の暖房パネルは、請求項１又
は２記載の作用効果に加え、隣接する側面部の隙間がよ
り寸法吸収に寄与しやすいものとなる。
は２記載の作用効果に加え、隣接する側面部の隙間がよ
り寸法吸収に寄与しやすいものとなる。
【００３１】請求項４記載の暖房パネルは、固定用孔を
通して固定用ねじを床下地に螺着する場合、その螺着を
強固にしても寸法吸収機能を阻害することは殆どなく、
固定用ねじの螺着の強度の細かい管理が不要となる。
通して固定用ねじを床下地に螺着する場合、その螺着を
強固にしても寸法吸収機能を阻害することは殆どなく、
固定用ねじの螺着の強度の細かい管理が不要となる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示すもので、(a) は
平面図、(b) は側面図である。
平面図、(b) は側面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】その暖房パネルを敷設した状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図４】本発明の第２の実施形態を示すもので、(a) は
平面図、(b) は側面図である。
平面図、(b) は側面図である。
【図５】その暖房パネルを敷設した状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図６】本発明の課題を説明するための暖房パネルを敷
設した状態の平面図である。
設した状態の平面図である。
【図７】図４のＡ−Ａ断面図である。
【図８】従来例の要部断面図である。
1 暖房パネル 2 表面側部材 3 表面側部材の表面部 3a 表面部の固定用孔 4 表面側部材の側面部 4a 側面部の突出部 5 ボックス収納部の開閉蓋 6 発熱部材 7 断熱部材 10 固定用ねじ
Claims (4)
- 【請求項１】 熱伝導性材料により表面部と表面部の端
部から垂設した側面部を有して一面が開口した箱状に形
成される表面側部材と、表面側部材の内方側に取着され
る発熱部材と、発熱部材を覆うようにして表面側部材の
内方側に配設される断熱部材と、を有した暖房パネルに
おいて、前記表面側部材は、その側面部に、対向する側
面部間で略点対称的な位置に外方に突出する突出部を設
けたことを特徴とする暖房パネル。 - 【請求項２】 前記突出部は、各側面部の中心からの距
離が異なる位置に２個ずつ設けたことを特徴とする請求
項１記載の暖房パネル。 - 【請求項３】 前記表面側部材は、表面部の端部近傍に
固定用孔が形成されてなる請求項１又は２記載の暖房パ
ネル。 - 【請求項４】 熱伝導性材料により表面部と表面部の端
部から垂設した側面部を有して一面が開口した箱状に形
成される表面側部材と、表面側部材の内方側に取着され
る発熱部材と、発熱部材を覆うようにして表面側部材の
内方側に配設される断熱部材と、を有した暖房パネルに
おいて、前記表面側部材は、その側面部に、外方に突出
する複数の突出部を対向する側面部間で表面側部材の縦
又は横方向においてずれた位置に設けるとともに、その
表面部の端部近傍であって表面側部材の縦及び横方向に
おいて各突出部に対応してその近傍に固定用孔を形成し
てなる暖房パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24559695A JPH08338641A (ja) | 1995-04-14 | 1995-09-25 | 暖房パネル |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8909695 | 1995-04-14 | ||
| JP7-89096 | 1995-04-14 | ||
| JP24559695A JPH08338641A (ja) | 1995-04-14 | 1995-09-25 | 暖房パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338641A true JPH08338641A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=26430529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24559695A Withdrawn JPH08338641A (ja) | 1995-04-14 | 1995-09-25 | 暖房パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338641A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109789883A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-05-21 | 川崎重工业株式会社 | 铁道车辆的加热地板面板装置以及地板结构 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP24559695A patent/JPH08338641A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109789883A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-05-21 | 川崎重工业株式会社 | 铁道车辆的加热地板面板装置以及地板结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |