JP2585072B2 - 電熱ボード - Google Patents

電熱ボード

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JP2585072B2
JP2585072B2 JP63207794A JP20779488A JP2585072B2 JP 2585072 B2 JP2585072 B2 JP 2585072B2 JP 63207794 A JP63207794 A JP 63207794A JP 20779488 A JP20779488 A JP 20779488A JP 2585072 B2 JP2585072 B2 JP 2585072B2
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electric heating
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俊男 皿田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は床暖房パネル,壁暖房パネル等を利用して室
内の輻射暖房を行う際の電気を熱源とした電熱ボードに
関する。
(従来の技術) 従来の電熱ボードは、第7図に示すように、表面板1
の一部にジョイント部空間6を形成する際には、表面板
1を折り曲げて発泡体4の充填部と非充填部とを隔離さ
せ底面よりジョイント部底部材を当てていた。
このジョイント部空間は発熱体7のリード線や外部か
らの電線とを接続する場合などに用いられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような構成において、表面板1は
放熱を良くする目的で金属または金属と同等の熱伝導率
を有する材質が使用されており、折り曲げ加工等の加工
を行う場合、曲げ高さA1のバラツキが大きく、ジョイン
ト部底部材3′を表面板1に取り付けて発泡体4を注入
する時に全体厚みA2を一定に保とうとすれば表面板折り
曲げ部の先端とジョイント部底部材3′との間に隙間5a
が生じて発泡体4がジョイント部空間へ漏れ出すことが
多かった。
この漏れを防止するために弾力性を有する漏れ防止部
材5を表面板1とジョイント部底部材3′との間に押し
込んでいたが、漏れ防止部材5の取付は時間がかかる上
に、より確実に発泡体4の漏れを止めようとすれば量を
多く押し込まなければならず、コスト面においても不利
な点が多いという課題があった。
また、ジョイント部カバー2上から荷重がかかると表
面板1で受けるため、隙間5aがあると全体厚みA2が変化
するという欠点もあった。
なお、第8図は第7図の斜視図を示す。
しかして、この電熱ボードは、床暖房パネルとして使
用される場合、第9図に示すように、複数枚敷設される
場合が多く、特に床暖房として使用される時は床の凹凸
があった場合非常に困るため、特に厚み精度は高く要求
されている。
本発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、全体の厚みを精度良く保ち、かつ漏
れ防止部材を取付けることなく発泡体の注入時の漏れを
防止した電熱ボードを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明では、表面板の裏面に発熱体と発泡体とを備
え、かつ前記表面板の一部を切欠くとともに前記発泡体
の非充填部をジョイント空間部とする電熱ボードにおい
て、前記表面板の切欠部にジョイント部空間を有する有
底枠状のジョイント部形成部材を設け、このジョイント
部形成部材の周囲に立設された周壁により前記発泡体の
漏れを防止したり、あるいはジョイント部形成部材の周
囲に立設された周壁に、前記表面板の切欠き端部に形成
された段状の突起部を収納する凹部を形成し、かつ前記
周壁の外端部と前記表面板裏面または前記ジョイント部
形成部材上に覆設されたジョイント部カバーと前記周壁
の一部とを接触させ前記発泡体の漏れを防止するように
し、上記目的を達成している。
(作用) 本発明では、有底枠状のジョイント部形成部材に発泡
体の漏れ防止機能をもたせている。
(実施例1) 第1図および第2図は本発明の第1実施例を示す。こ
の実施例では、表面板1の裏面に採暖用の発熱体7を配
置し、かつ内部に発泡体4を注入発泡した電熱ボードの
構造において、外表面に設けられた表面板1の、例えば
隅部を、略矩形に切欠き、かつ裏面側に有底枠状のジョ
イント部形成部材3を設け、このジョイント部形成部材
3は枠状の周壁を有し、発泡体4側に面する周壁によっ
てジョイント部空間6内に発泡体4が侵入するのを防止
するようにしたことに特徴を有している。
この場合、ジョイント部形成部材3をプラスチック成
型品等で作れば精度も良いため、全体厚みA2を一定に保
っても表面板1とジョイント部形成部材3との間に隙間
が生じることはなく、したがって発泡体4が漏れ出すこ
とはない。
また、ジョイント部形成部材3はジョイント部カバー
2が覆設されそれを保持しているから、ジョイント部空
間6の厚みも同じにできる。
さらに、ジョイント部形成部材3と表面板1との間に
隙間はないから、表面板1の切欠部に荷重が加わっても
厚みが変化することはない。
(実施例2) 第3図および第4図は本発明の第2実施例であり、こ
の実施例では、ジョイント部形成部材3の周壁の2辺
に、表面板1の切欠き端部をL字状に折曲して形成され
た段状の表面板突起部1aを収納するための溝状の凹所3a
を形成したことに特徴を有している。
この場合、発泡体4の漏れは表面板1と密着している
凹部3aの端部3cで止められる。なお、凹部3aによって周
壁のジョイント部空間6側には突起部3bが形成されるこ
とになり、この突起部3bはB方向からの力に対して表面
板1の突起部1aの端部に当たることでジョイント部形成
部材3を保持している。この突起部3bは切欠部全周にわ
たって突起部3bを有する必要はなく部分的にあっても効
果は同様である。また、表面板1の突起部1aとジョイン
ト部形成部材3の凹部3aは接触している必要はない。
その他の構成は第1実施例と同様であるため、同一部
材には同じ符号を用い詳細な説明は省略する。
(実施例3) 第5図および第6図は本発明の第3実施例を示す。こ
の実施例ではジョイント部形成部材3の周壁の2辺であ
って上面外縁に、表面板1の切欠き端部に形成された段
状の突起部1aを収納する切欠部3a′を形成したことに特
徴を有している。この切欠部3a′は周壁外縁をL字状に
切欠いてなり、発泡体4の注入時の漏れは表面板1の突
起部1aと切欠部3a′の底面とが接触して止める構造とな
っている。また、第2実施例と同様にジョイント部形成
部材3の突起部3bはB方向の力に対して有効である。な
お、ジョイント部空間6は必ずしも電熱ボードの隅部に
形成する必要はなく、表面板外周の任意の位置として良
い。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、表面板の裏面に発熱体
と発泡体とを備え、かつ前記表面板の一部を切欠くとと
もに前記発泡体の非充填部をジョイント空間部とする電
熱ボードにおいて、前記表面板の切欠部にジョイント部
空間を有する有底枠状のジョイント部形成部材を設け、
このジョイント部形成部材の周囲に立設された周壁によ
り前記発泡体の漏れを防止したり、 ジョイント部形成部材の周囲に立設された周壁に、前
記表面板の切欠き端部に形成された段状の突起部を収納
する凹部を形成し、かつ前記周壁の外端部と前記表面板
裏面とを接触させ前記発泡体の漏れを防止するようにし
たから、従前のような漏れ防止策をする必要がなく、組
立性が良い。
また、ジョイント部カバーと表面板の両方をジョイン
ト部形成部材で受けているため、上からの荷重に対して
寸法が変化しないので、床暖房パネル等で使用する際段
差を防止でき、使い勝手が良いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の要部断面図、第2図は同
上の斜視図、第3図は本発明の第2実施例の要部断面
図、第4図は同上の斜視図、第5図は本発明の第3実施
例の要部断面図、第6図は同上の斜視図、第7図ないし
第9図は従来例を示す。 1……表面板、2……ジョイント部カバー、3……ジョ
イント部形成部材、4……発泡体、6……ジョイント部
空間、7……発熱体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面板の裏面に発熱体と発泡体とを備え、
    かつ前記表面板の一部を切欠くとともに前記発泡体の非
    充填部をジョイント空間部とする電熱ボードにおいて、
    前記表面板の切欠部にジョイント部空間を有する有底枠
    状のジョイント部形成部材を設け、このジョイント部形
    成部材の周囲に立設された周壁により前記発泡体の漏れ
    を防止したことを特徴とする電熱ボード。
  2. 【請求項2】表面板の裏面に発熱体と発泡体とを設け、
    かつ、前記表面板の一部を切欠くとともに前記発泡体の
    非充填部をジョイント空間部とする電熱ボードにおい
    て、前記表面板の切欠部にジョイント部空間を有する有
    底枠状のジョイント部形成部材を設け、このジョイント
    部形成部材の周囲に立設された周壁に、前記表面板の切
    欠き端部に形成された段状の突起部を収納する凹部を形
    成し、かつ前記周壁の外端部と前記表面板裏面とを接触
    させ前記発泡体の漏れを防止したことを特徴とする電熱
    ボード。
JP63207794A 1988-08-22 1988-08-22 電熱ボード Expired - Lifetime JP2585072B2 (ja)

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JPH0256888A JPH0256888A (ja) 1990-02-26
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