JPH08337B2 - 直線摺動テーブルユニット - Google Patents

直線摺動テーブルユニット

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JPH08337B2
JPH08337B2 JP62248112A JP24811287A JPH08337B2 JP H08337 B2 JPH08337 B2 JP H08337B2 JP 62248112 A JP62248112 A JP 62248112A JP 24811287 A JP24811287 A JP 24811287A JP H08337 B2 JPH08337 B2 JP H08337B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
    • B23Q1/40Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members using ball, roller or wheel arrangements

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は工作機械のテーブルサドル、マシニングセン
タおよび搬送装置等の案内部に使用する直線摺動テーブ
ルユニットに関する。
(従来の技術) 従来のこの種の直線摺動テーブルユニットとしては、
たとえば第26図に示すようなものがある。すなわち、20
0は固定ベッドであり、この固定ベッド200に一対の直線
摺動用ベアリングユニット100を介して移動テーブル201
が移動自在に取付け支持されている。そしてベアリング
ユニット100は、第27図に示すように、長尺の軌道台101
の一側に長手方向に延びる突堤101aを突設し、その突堤
101aを両側部に長手方向に延びる2条のボール転走面10
2,102を形成している。そして軌道台101に沿って長手方
向に摺動するベアリング本体103の側面には、該軌道台1
01の突堤101aに対応して長手方向に延びる凹溝103aを形
成している。この凹溝103aの両側部には、軌道台101の
突堤101aのボール転走面102,102にそれぞれ対面する2
条のボール転走面104,104を形成し、相対面するボール
転走面102,102;104,104間に多数のボール105,105…を介
在させてこれらボール105,105…の転動によりベアリン
グ本体103を軌道台101に対して軽快に摺動させるように
していた。またボール105,105…を循環させるため、中
実のベアリング本体103に、前記相対面するボール転走
面102,102;104,104によりそれぞれ形成される2条の負
荷ボール用転走路106,106に連続する2条の無負荷ボー
ル用転走孔107,107が形成されている。これらの互に対
応する負荷ボール用転走路106,106と無負荷ボール用転
走孔107,107とによって2条の無端のボール循環通路が
構成される。そして負荷ボール用転走路106,106内のボ
ール105,105…は、長手方向に沿って長孔108,108を穿設
された保持器109によって負荷ボール用転走路106,106内
での転走を案内されるとともに脱落を防止されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の直線摺動テーブルユニットの場合に
は、通常直線摺動用ベアリングのボール105に予圧を付
与して使用されるが、一対のベアリング本体103によっ
て、テーブル201を介して一対の軌道台101を挟み込む構
造となっているために、テーブル201のストローク方向
の長さが長くなると、長さ方向に均一に予圧を調整する
ことが困難であった。
本願発明は、テーブルの直線ガイドとして直線摺動用ベ
アリングを用いた場合の予圧調整の容易化、特にテーブ
ルの長さ方向の予圧を均一に調整し得る直線摺動テーブ
ルユニットを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明にあっては、固定ベ
ッド上に一対の軌道台を互いに平行に配設すると共に各
軌道台の内側面に当接する位置決め部を設け、また、上
記一対の軌道台の外側面と対向するように下方に向かっ
て突出する一対のスカート部を有する断面コ字形の移動
テーブルを設け、該移動テーブルのスカート部の内側面
と前記軌道台の外側面間に上下2条の無限循環する多数
の転動体を備えたベアリング本体を介在させ、該ベアリ
ング本体を介して、前記移動テーブルの一対のスカート
部間に前記一対の軌道台の外側面を挟み込むように押圧
して摺動自在に支持する直線摺動テーブルユニットにお
いて、 前記一対の軌道台には互いに対向する一対で一組のベ
アリング本体を軌道台に沿って複数組並べて設けると共
に、前記移動テーブルのスカート部を前記複数組のベア
リング本体の長手方向にわたって連続的に形成し、 一方、前記各組のベアリング本体毎に独立して転動体
の予圧を調整する複数の独立した予圧調整機構を設け、 該予圧調整機構は、前記移動テーブルの一方のスカー
ト部に穿設されたねじ孔にスカート部外方からねじ部材
を締め込んで一組のベアリング本体の内の一方のベアリ
ング本体を軌道台に押圧せしめると共に、該ベアリング
本体からねじ部材に加わる反力により移動テーブルを介
して他方のベアリング本体を軌道台に押圧して予圧を調
整する構成であり、 前記ねじ部材によるベアリング本体の押圧位置を、上
下2条の転動体のほぼ中央位置で、かつ前記位置決め部
の高さよりも低い位置に設定したことを特徴とする。
(作用) 本発明にあっては、テーブルの長さが長い場合でも、
各予圧調整機構によって各組のベアリング本体毎に独立
して予圧を調整することができる。
予圧はねじ部材の締め込み量によって、精密にかつ容
易に行うことができる。
また、軌道台の内側に当接する位置決め部を設けて軌
道台の変形を規制して予圧の不均一を可及的に防止す
る。特に、予圧調整機構のねじ部材の押圧位置を位置決
め部の高さよりも低い位置に設定してねじ部材の押圧力
を支えて軌道台の変形を防止している。
さらに、本願発明は、スカート部を連続的に設けること
により、各組のベアリング本体の予圧調整を各組共通の
スカート部側面を目安に調整することができる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第
1図および第2図には本発明の一実施例に係る直線摺動
テーブルユニットが示されている。このテーブルユニッ
トUは、概略固定ベッド40と、固定ベッド40に対して直
線摺動ベアリングユニット1,…を介して相対的に直線移
動自在に組付けられる移動テーブル43とから構成されて
いる。
上記固定ベッド40の上面には2条の位置決め部として
の位置決め突起41,41が長手方向に互に平行に突設さ
れ、また固定ベッド40上には、2条の軌道台2,2が、負
荷ボール用転走面5,5の形成された側面と反対側の側面2
b,2bを前記位置決め突起41,41の外側面に当接させた状
態でボルト42,42…により固定されている。他方、固定
ベッド40の上方に配置される移動テーブル43の下面に
は、その両側部に下方に突設されたスカート部43a,43a
の内面側に、4個のベアリング本体4が軌道台2,2の長
手方向に沿って適当な間隔を存して各軌道台につき2個
づつボルト44,44…によって固着されている。
上記ベアリングユニット1は、長尺の軌道台2と転動
体としての多数の鋼球よりなる転動体としてのボール3,
3…を介してその軌道台2に沿って長手方向に摺動する
ベアリング本体4とからなっている。軌道台2の一側面
には長手方向に沿って横断面略台形状の凹溝2aが穿設さ
れ、その凹溝2aの両側部にはボール3,3…と略等しい曲
率半径を有する第1負荷転動体用転走面としての2条の
第1負荷ボール用転走面5,5が形成されている。これら
第1負荷ボール用転走面5,5は、その表面全域に亘って
高周波焼入れ等の表面硬化処理が施されているととも
に、第5図に示すように、凹溝2aの中心線Oに対して斜
め下方および斜め上方にそれぞれ傾斜されている。
そしてベアリング本体4の負荷ボール用転走面5,5は対
応する軌道台2の負荷ボール用転走面8,8に対向して配
置される。その際、各ベアリング本体4の負荷ボール用
転走面8,8は対応する軌道台2の負荷ボール用転走面5,5
に対向して配置される。第1図から明らかなように、軌
道台2の取付用のボルト42の直径は該軌道台2の取付孔
19の小径部19aの直径よりも小さく、それらの間に多少
の間隙が形成されるようになっている。またベアリング
本体4の取付用のボルト44の直径も、移動テーブル43に
穿設された取付孔45の小径部45aの直径よりも小さく、
それらの間に多少の間隙が形成されるようになってい
る。移動テーブル43の一方のスカート部43aには、各ベ
アリング本体4と対応する軌道台2との間に介在される
負荷ボール3a,3a…の予圧を調節するための予圧調整機
構を構成する予圧調節ボルト46,46…が長手方向に適当
な間隔を存して螺着されており、これら予圧調節ボルト
46,46…を緊締、弛緩することによって、移動テーブル4
3の取付穴45の小径部45aとそこに挿通されるボルト44と
の間の間隙の範囲内でベアリング本体4を移動テーブル
43に対して内方あるいは外方へ移動させて該ベアリング
本体4と軌道台43との間の負荷ボール3a,3a…に加えら
れる予圧を適宜調節することができる。
すなわち、一対の軌道台2,2には互いに対向するよう
に一対で一組のベアリング本体4,4が軌道台2,2に沿って
複数組並べて設けられ、各組のベアリング本体4,4毎に
独立してボール3の予圧を調整する複数の独立した予圧
調整機構が構成されている。前記予圧調節ボルト46,…
のねじ孔46a,…は一方のスカート部43aに水平方向に貫
通形成されていて、このねじ孔46aに螺着された予圧調
節ボルト46を締め込んでいくと、一方のベアリング本体
4が軌道台2に押圧せしめられる。そしてベアリング本
体4から予圧調節ボルト46に加わる反力によって移動テ
ーブル43を介して他方のベアリング本体4が軌道台2側
に押圧されて負荷ボール3a,…の予圧が調整される。こ
の予圧調整ボルト46の押圧位置は、第1図に示すよう
に、固定ベッド40の位置決め突起41の高さよりも低い位
置に設定して押圧力を支えている。
尚、第1図および第2図において、47は予圧調節ボル
ト46の緩み止め用のロックナットである。
上記ベアリングユニット1について、さらに詳述する
と、ベアリング本体4は、第3図乃至第8図に示すよう
に、略直方体状のベアリングブロック6と、そのベアリ
ングブロック6の両端面に被着されるエンドブレート7
とから主として構成されている。
ベアリングブロック6は、第9図乃至第11図に示すよ
うに、横断面が略矩形状を呈し、それの軌道台2に対向
する側面には、ボール3,3…と略等しい曲率半径を有す
る第2負荷転動体用転走面としての2条の横断面円弧状
の第2負荷ボール用転走面8,8が長手方向に沿って互に
平行に形成され、これら第2負荷ボール用転走面8,8
は、高周波焼入れ等の表面硬化処理が施されるととも
に、第9図から明らかなように、斜め上方および斜め下
方にそれぞれ指向されて、前記軌道台2に形成された斜
め下方および斜め上方に指向する第1負荷ボール用転走
面5,5とそれぞれ協働して負荷転動体用転走路としての
2条の負荷ボール用転走路9,9(第5図参照)を構成し
ている。而してボール3,3…と第1、第2負荷ボール用
転走面5,5;8,8との接触角(ボールと第1、第2負荷ボ
ール用転走面との接点を結ぶ線l1と荷重の作用力線l2,l
3とのなす角α,β)は約45度に設定される。この場
合、作用力線l2は凹溝2aの中心線Oに等しく、また作用
力線l3は該中心線Oに垂直な線である。
また、第5図乃至第8図に示すように、ベアリングブ
ロック6の第2負荷ボール用転走面8,8間に形成されて
長手方向に延びる突部10には、該負荷ボール用転走面8,
8にそれぞれ接続する横断面円弧状のボール案内面11a,1
1aを備えた保持器11(第14図および第15図参照)が長手
方向に沿って設けられ、該保持器11のボール案内面11a,
11aと第2負荷ボール用転走面8,8の側縁部とが協働して
該第2負荷ボール用転走面8,8に配置されるボール3,3の
脱落を防止するようになっている。
一方、ベアリングブロック6の反対側面には、第9図
乃至第10図に示すように、上、下角部を切欠いて2条の
横断面矩形状の無負荷ボール用転走溝15,15が長手方向
に沿って形成され、これら無負荷ボール用転走溝15,15
には、第5図乃至第8図に示すように、横断面が略L字
状を呈するとともに内面側にボール案内面16a,16aを備
えたカバー16,16(第12図および第13図参照)が長手方
向に沿って被着され、これらカバー16,16のボール案内
面16a,16aとベアリングブロック6の無負荷ボール用転
走溝15,15とによって2条の無負ボール体用転走路17,17
が構成される。
尚、図中、18,18はボルト等によりベアリング本体4
を移動テーブル等に取付けるためベアリングブロック6
に穿設された取付孔、および19,19…は軌道台2を固定
ベッド等に取付けるため該軌道台2に長手方向に間隔を
存して穿設された取付孔である。
ベアリングブロック6の両端面に被着される各エンド
プレート7は、第6図から明らかなように、エンドプレ
ート本体7aと、そのエンドプレート本体7aの内側に嵌合
される内部材7bとからなり、エンドプレート本体7aは、
第16図乃至第21図に示されるように、ベアリングブロッ
ク6と同様の略矩形状横断面を呈し、内面側に、前記内
部材7bの嵌合用の、平面形状が半円形の嵌合溝21(第20
図参照)を有し、その嵌合溝21の外周部には平面形状が
略半環状を呈するとともに円弧状断面の2条の連通溝2
2,22(第16図および第20図参照)が形成され、これら連
通溝22,22の両端は前記負荷ボール用転走路9,9と無負荷
ボール用転走路17,17とにそれぞれ接続されるようにな
っている。またエンドプレート本体7aの内面の上、下角
部には、第16図および第18図乃至第20図から明らかなよ
うに、連通溝22,22の無負荷ボール用転走路17,17に接続
する側の端部22a,22aにおいて前記カバー16,16と同様の
L字状断面の2つの係止溝23,23が穿設され、エンドプ
レート本体7aをベアリングブロック6の両端面に被着し
た際に、各カバー16の両端部が各エンドプレート本体7
a,7aの対応するL字状の係止溝23,23に嵌合して係止さ
れるようになっている。連通溝22,22の負荷ボール用転
走路9,9に接続する側の端部22b,22bには、該負荷ボール
用転走路9,9を転勤してきたボール3,3…を掬い上げて連
通溝22,22へ導くための舌片24,24が設けられている。さ
らに、エンドプレート本体7aの内面側において、連通溝
22,22の前記舌片24,24を有する側の端部22b,22b間の突
設部25には保持器11と同様の断面形状の保持器係止溝25
aが形成され、エンドプレート本体7aをベアリングブロ
ック6の両端面に被着した際に、保持器11の両端部が保
持器係止溝23,23に嵌合されて係止されるようになって
いる。
26はエンドプレート本体7aをベアリングブロック6へ
取付けるためのボルト孔である。
第22図乃至第25図に示すように、エンドプレート本体
7a内面の嵌合溝21に嵌合される内部材7bは、略半円形の
平面形状(第24図参照)を有し、全体として該嵌合溝21
と同じ外形状を呈しており、その外周面には、嵌合溝21
外周の連通溝22,22に対応して平面形状が半環状で且つ
円弧状断面の2条の連通溝30,30が形成され、内部材7b
がエンドプレート本体7aの嵌合溝21に嵌合されたとき、
互に対応する連通溝22,22;30,30同志により2つの半環
状の連絡通路31,31がそれぞれ形成されるようになって
おり、エンドプレート7,7をベアリングブロック6の両
端面にボルト32,32により取付けた際に、第6図から明
らかなように、前記連絡通路31,31によって互に対応す
る負荷ボール用転走路9,9と無負荷ボール用転走路17,17
とがそれぞれ連絡されて2条の無端のボール循環通路が
構成される。
また、内部材7bの平坦な内面33には、上下に間隔を置
いて一対の位置決め突起34,34が突設され、これら位置
決め突起34,34は、エンドプレート7のベアリングブロ
ック6への被着時に、該ベアリングブロック6の両端面
に形成した位置決め穴6a,6aに嵌合されて両者の位置決
めを行なうものである。
前記軌道台2とベアリング本体4間に介在せしめられ
て循環移動するボール3,3…は、第5図および第6図に
示すように、軌道台2およびベアリング本体4間に形成
される負荷ボール用転走路9内を転動して負荷される負
荷ボール3a,3a…と、ベアリングブロック6の無負荷ボ
ール用転走溝15,15およびカバー16,16により形成される
無負荷ボール用転走路17,17内を転動する無負荷ボール3
b,3b…を含んでいる。なお負荷ボール3a,3a…と無負荷
ボール3b,3b…の相違は、同一のボールが負荷領域を転
動しているか、または無負荷領域を転動しているかの差
違を示しているに過ぎない。
次に上記構成の直線摺動テーブルユニットの作動につ
いて説明する。まず移動テーブル43を固定ベッド40に対
して移動させると、移動テーブル43と一緒に各ベアリン
グ本体4が前進し、各軌道台2の負荷ボール用転走面5,
5と各ベアリング本体4の負荷ボール用転走面8,8とによ
って挟持された状態にある負荷ボール3a,3a…は、第6
図乃至第8図に示すように、保持器11のボール案内面11
a,11aによって案内されながら転走し、一方のエンドプ
レート7に形成した舌片24,24により該エンドプレート
7内の半環状の連絡通路31,31に導かれて無負荷ボール3
6,36…になる。第6図に示すように、連絡通路31,31内
を転走する無負荷ボール3b,3b…はそこからベアリング
本体4の無負荷ボール用転走路17,17および反対側のエ
ンドプレート7内の半環状の連絡通路31,31を通って再
び負荷ボール用転走路9に戻って負荷ボール3a,3a…と
なり、以後同一の動作でもって整列循環を繰り返すもの
である。
ここで移動テーブル43に加わる荷重は、ベアリング本
体4と軌道台2間の各負荷ボール用転走面5;8間に介在
する負荷ボール3…によって受け持たれる。一方負荷ボ
ール3,…が介在するベアリング本体4の負荷ボール用転
走面8の長さは無負荷ボール用転走路9の長さに依存す
るが、無負荷ボール用転走路9はベアリングブロック6
を切欠くことにより形成しているので、ベアリングブロ
ック6の長さが長い場合でも正確に精度良く加工するこ
とができる。したがってベアリングブロック6に形成す
る負荷ボール用転走面8,8の長さを長くすることがで
き、負荷ボール3,…を多数配列することによってテーブ
ルユニットの負荷能力を高めることができる。
また上記実施例によれば、従来のもののように、ベア
リングブロックの一側面に長手方向に沿って穿設した凹
溝の両側部に負荷ボール用転走面を形成せずに、ベアリ
ングブロック6の一側面に直接負荷ボール用転走面8,.8
を形成したので、該ベアリングブロック6の断面形状を
比較的小さくしても負荷ボール用転走面8,8と、そのベ
アリングブロック6に穿設した取付孔18との間の間隔D
すなわち肉厚を比較的大きくとることができ、従って該
負荷ボール用転走面8,8に高周波焼入れ等の表面硬化処
理を施す場合に、負荷ボール用転走面8,8が高温に加熱
されて溶けてしまうような不都合はないので、ベアリン
グユニットを小型にでき、ベアリングユニット1を取付
ける移動テーブル43の小型、軽量化を図ることができ
る。さらに、軌道台2側の負荷ボール用転走面5,5は、
該軌道台2の側面に穿設した凹溝2a内に形成したので、
該負荷ボール用転走面5,5に外部からダスト等が浸入し
て付着し難く、そこを通るボール3a,3a…の円滑な転動
により常にベアリング本体4の軽快な移動を保証しうる
ものである。また、比較的長尺の軌道台2が捩れ等の変
形を起こしてその矯正が必要な場合でも、複雑な形状の
特殊な治具を用いることなく、軌道台2の凹溝2aを形成
した側面以外の平坦な外周面に、通常の矯正用治具の平
坦面を当接させて加圧力を加えること等により比較的簡
単且つ能率的に矯正作業を行いうるものである。さらに
また、負荷ボール3a,3a…と負荷ボール用転走面5,5;8,8
との接触角α,βを約45度にしたので、左右および上下
方向よりベアリングユニット1に加わる荷重を等しく受
けることができるものである。
また、本実施例によれば、保持器11には転動体として
のボール3,…の転走を案内するとともにその脱落を防止
する案内面11a,11aを形成するだけでよく、従来のよう
にベアリング本体4の負荷ボール用転走面8,8の長さに
応じた長孔を保持器11に個別に形成する必要はなく、案
内面11aを予め形成した単一材料から負荷転動体用転走
面の長さに応じて切断することにより保持器11を各種の
荷重用途に合せて簡単容易に製作できるので一層のコス
トダウンを図ることができる。
すなわち、転動体としてボールを用いているので、そ
の剛性がローラに比べて1/3程度と小さく弾性変形量が
大きい。従って、転動体に力を加えて隙間調整をする場
合、力は3倍のレンジで調整でき、また隙間調整の範囲
も大きくできる。
また、予圧調整時に加えた力によってテーブルにソリ
が出た場合でも、ローラの片当たりのような現象は生じ
ないので、精度よく調整することができる。したがっ
て、スムーズに動き、またボールや転走面の寿命の劣化
もない。
さらに、無限循環タイプのベアリングを用いているの
でストロークに制限はなく、クロスローラウエイのリテ
ーナのずれのような問題は全く生じない。
また、クロスローラウエイの場合には、隙間調整側レ
ールの全長にわたって予圧調整ボルトによって隙間を調
整する必要があり、予圧調整が非常に面倒で、しかも、
長尺で剛性がないレールを調整ボルトで押すために曲が
りが生じやすく、精度が出しにくいという欠点があった
が、本願発明は、予圧調整ボルトによる調整がベアリン
グ本体のブロック部分だけですむので、平行度の調整が
極めて容易にできる。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用を有するもので、互い
に対向する一対で一組のベアリング本体を軌道台に沿っ
て複数組設け、各組のベアリング本体毎に独立して転動
体の予圧を調整する複数の独立した予圧調整機構を設け
たので、予圧調整を各組のベアリング本体毎にそれぞれ
行えばよく、均一な予圧調整を簡単にしかも高精度に行
うことができる。
テーブルの長さを長くとる場合でも、ベアリング本体
の組数を増やすだけよく、予圧調整についても各予圧調
整機構によってベアリング本体組毎に行えばよいので、
均一な予圧でもってテーブルの長さを無限に延長するこ
とが可能である。
また、予圧調整の際にねじ部材でベアリング本体を押
圧するだけの構成なので、予圧の調整を精密にかつ容易
に行うことができる。
また、軌道台の内側に当接する位置決め部を設けて軌
道台の変形を規制して予圧の不均一を可及的に防止し、
特に、予圧調整機構のねじ部材の押圧位置を位置決め部
の高さよりも低い位置に設定してねじ部材の押圧力を支
えて軌道台の変形を防止しているので、軌道台の変形に
よる予圧の不均一を防止することができる。
さらに、スカート部を複数組のベアリング本体の長手
方向にわたって連続的に設けることにより、各組のベア
リング本体の予圧調整を各組共通のスカート部側面を目
安に調整することができ、予圧調整の容易化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例に係る直線摺動
テーブルユニットを示しており、第1図は第2図のI−
I線断面図、第2図は直線摺動テーブルユニットの平面
図、第3図乃至第25図は第1図の装置のベアリングユニ
ットを示すもので、第3図は軌道台の一部を破断したベ
アリングユニットの側面図、第4図はその正面図、第5
図は第3図III−III線断面図、第6図は第5図IV−IV線
断面図、第7図はベアリング本体の平面図、第8図はベ
アリング本体の底面図、第9図はベアリングブロックの
正面図、第10図はベアリングブロックの平面図、第11図
はベアリングブロックの側面図、第12図はカバーの正面
図、第13図はカバーの側面図、第14図は保持器の正面
図、第15図は保持器の側面図、第16図はエンドプレート
本体の正面図、第17図はエンドプレート本体の右側面
図、第18図はエンドプレート本体の背面図、第19図はエ
ンドプレート本体の左側面図、第20図は第16図XVIII−X
VIII線断面図、第21図はエンドプレート本体の平面図、
第22図はエンドプレート内部材の側面図、第23図は内部
材の正面図、第24図は第23図XXII−XXII線断面図、第25
図は内部材の背面図、第26図は従来の直線摺動テーブル
ユニットの縦断面図、第27図は第26図の装置のベアリン
グユニットの縦断面図である。 符号の説明 40……固定ベッド、43……移動テーブル 1……ベアリングユニット 2,2……軌道台、2a……凹溝 3……転動体(ボール) 4……ベアリング本体 5,5……第1負荷転動体用転走面 6……ベアリングブロック 7,7……エンドプレート 8,8……第2負荷転動体用転走面 9,9……負荷転動体用転走路 11……保持器、11a,11a……案内面 15,15……無負荷転動体用転走溝 16,16……カバー 17……無負荷転動体用転走路 α,β……接触角、U……テーブルユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−27631(JP,A) 特開 昭58−94945(JP,A) 特開 昭47−607(JP,A) 実開 昭54−136451(JP,U) 実開 昭57−130017(JP,U) 特公 昭28−45(JP,B1) 実公 昭46−292(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ベッド上に一対の軌道台を互いに平行
    に配設すると共に各軌道台の内側面に当接する位置決め
    部を設け、また、上記一対の軌道台の外側面と対向する
    ように下方に向かって突出する一対のスカート部を有す
    る断面コ字形の移動テーブルを設け、該移動テーブルの
    スカート部の内側面と前記軌道台の外側面間に上下2条
    の無限循環する多数の転動体を備えたベアリング本体を
    介在させ、該ベアリング本体を介して、前記移動テーブ
    ルの一対のスカート部間に前記一対の軌道台の外側面を
    挟み込むように押圧して摺動自在に支持する直線摺動テ
    ーブルユニットにおいて、 前記一対の軌道台には互いに対向する一対で一組のベア
    リング本体を軌道台に沿って複数組並べて設けると共
    に、前記移動テーブルのスカート部を前記複数組のベア
    リング本体の長手方向にわたって連続的に形成し、 一方、前記各組のベアリング本体毎に独立して転動体の
    予圧を調整する複数の独立した予圧調整機構を設け、 該予圧調整機構は、前記移動テーブルの一方のスカート
    部に穿設されたねじ孔にスカート部外方からねじ部材を
    締め込んで一組のベアリング本体の内の一方のベアリン
    グ本体を軌道台に押圧せしめると共に、該ベアリング本
    体からねじ部材に加わる反力により移動テーブルを介し
    て他方のベアリング本体を軌道台に押圧して予圧を調整
    する構成であり、 前記ねじ部材によるベアリング本体の押圧位置を、上下
    2条の転動体のほぼ中央位置で、かつ前記位置決め部の
    高さよりも低い位置に設定したことを特徴とする直線摺
    動テーブルユニット。
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JPS57130017U (ja) * 1981-02-09 1982-08-13
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