JPH08337801A - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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JPH08337801A
JPH08337801A JP14446195A JP14446195A JPH08337801A JP H08337801 A JPH08337801 A JP H08337801A JP 14446195 A JP14446195 A JP 14446195A JP 14446195 A JP14446195 A JP 14446195A JP H08337801 A JPH08337801 A JP H08337801A
Authority
JP
Japan
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green compact
belt conveyor
compact
conveying
burr
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14446195A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Matsufuji
栄治 松藤
Toshifumi Osaku
敏文 尾作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP14446195A priority Critical patent/JPH08337801A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼結部品のバリ取りを圧粉体の段階で非常に
安価にかつ効率よく行なう。 【構成】 外周側面11aの段部11bにバリX’が残
った圧粉体11をベルトコンベア2の搬送面2aに載置
する。ベルトコンベア2の側方に回転ブラシ5,5,6
を千鳥状に配設する。圧粉体11を搬送しつつ、回転ブ
ラシ5,6によって圧粉体11を回転させながらバリ
X’を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結部品のバリを圧粉
体の段階で除去するバリ取り装置に関する。
【従来の技術】
【0002】圧粉体10は、図5(a)に示すように、
ダイ12、上下パンチ13,14及びコア15等の金型
Kを備えた粉末プレス成形機によって所望形状に成形さ
れる。
【0003】ところで、この金型Kを円滑に作動させる
ため、金型Kの各嵌合面には僅かな隙間が形成されてい
る。このため、圧粉体10の製造工程において、粉末が
前記隙間に押し出され、これが図5(b)に示すよう
に、圧粉体10の上下面にバリXとして残る。
【0004】圧粉体10が、外周側面に歯形を持つプー
リーやスプロケット等の場合、このようなバリXが残る
と、とりわけ部品の機能が損なわれるため、これを取り
除かなければならない。
【0005】このバリ取りには、大別すると圧粉体の段
階で除去する方法と、焼結部品(焼結体)にしてから除
去する方法とがあるが、圧粉体の段階で除去する方が効
率的である。図6に、圧粉体の段階で除去するバリ取り
装置の一例を示す。
【0006】この装置21では、圧粉体10の下面に残
ったバリXを、表面に研磨孔が形成されたシュートSで
除去し、上面に残ったバリXを搬送面22a上でベルト
コンベア22とは反対方向に回転する回転ブラシ23で
除去している。また、除去されたバリXはシュートSの
下方及びベルトコンベア22の終端に接続された排出管
24,25に落下する。
【0007】しかし、図7に示すように、外周側面11
aに段部11bを有するプーリやスプロケット等の圧粉
体11にあっては、段部11bがシュートSから離間し
ているため、前記装置21ではバリX’を除去できな
い。
【0008】そこで、図8に示すように、圧粉体11を
上下方向から挾み込む回転ブラシ32,33を対向配置
したバリ取り装置31が提案された。このバリ取り装置
31は、エアシリンダ34を使用した間欠搬送手段35
により圧粉体11を回転ブラシ32,33の間に位置決
めした後、図9に示すように、下方の回転ブラシ32を
圧粉体11の位置まで上昇させる。そして、各回転ブラ
シ32,33を水平回転させることによって上下面のバ
リX及び段部11bのバリX’を除去するようにしてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この装置3
1の場合、圧粉体11を回転ブラシ32,33間に位置
決めする機構(間欠搬送手段35)が必要なため装置全
体が複雑になる。
【0010】また、この位置決め機構は、圧粉体の形状
毎に設計しなければならないから汎用性に欠ける。
【0011】さらに、位置決め機構で圧粉体を1つずつ
位置決めしなければならないので、圧粉体を連続的に搬
送できず、従って処理能力の増大が困難である。
【0012】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
もので、装置全体を簡単かつ汎用性のあるものにし、し
かも、圧粉体を連続的に搬送して圧粉体の外周側面段部
のバリを効率よく除去することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、外周側面に段部が形成され、かつ、こ
の段部にバリが残った圧粉体を搬送面に載置して連続的
に搬送する手段と、前記搬送手段の側方に配設され、圧
粉体の外周側面に摺接しつつ前記圧粉体を回転させる回
転ブラシとを有する。
【0014】なお、この回転ブラシは、1つでもよい
が、搬送面上の圧粉体の両側に少なくとも一対配設して
もよく、さらにはこの一対の回転ブラシの回転数を異な
らせるように配設してもよい。
【0015】
【作用】搬送面に載置された圧粉体は、回転ブラシによ
り搬送面上で回転される。回転ブラシの毛先が圧粉体の
外周側面に摺接し、圧粉体は回転されつつ段部のバリが
均一に除去される。
【0016】回転ブラシを圧粉体の両側に一対配設した
場合は、圧粉体の回転がよりスムーズになり、さらに各
回転ブラシの回転数を異ならせることによって、圧粉体
と回転ブラシとの摺接速度差が増大してバリの除去が早
くなる。搬送面上で後に続く各圧粉体も同じ様にしてバ
リが除去される。
【0017】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。このバリ取り装置1は、図1(a)に
示すように、圧粉体11を搬送する搬送する手段として
のベルトコンベア2と、このベルトコンベア2の側方に
千鳥状に配設された回転ブラシ5,5,6とを有する。
【0018】ベルトコンベア2は、図2(a)に示すよ
うに、回転軸3,3の間に張架され、図示しない駆動モ
ータによって、同図中矢印A方向に駆動される。その搬
送面2aには、圧粉体11の段部11bを掛止する凹状
掛止部2bが 図1(b)及び図2(b)に明示するよ
うに、一定間隔ごとに突設配置されている。凹状掛止部
2bは、圧粉体11の段部11bの高さよりやや低い高
さに形成され、種々の外径の段部11bに対応できる曲
率の曲面部2cを備える。
【0019】このベルトコンベア2の一側方には一対の
回転ブラシ5,5が隣接して、また他側方には前記回転
ブラシ5,5と対向するように回転ブラシ6が配設され
ている。回転ブラシ5の下部には、図3及び図4に示す
ように、従動ギア5aが一体的に取付けられ、回転ブラ
シ6の下部には、従動ギア6b及び従動ギア6bよりも
やや小径の従動ギア6aが一体的に取付けられている。
回転ブラシ6の従動ギア6aと駆動モータ7の駆動ギア
7aとの間、及び一対の従動ギア5a,5aと従動ギア
6bとの間には歯付きベルト4,4がそれぞれ張架され
ている。
【0020】回転ブラシ5,6は、その先端部がベルト
コンベア2上の圧粉体11の外周側面11aに摺接する
ように配置されるが、回転ブラシ5,5と回転ブラシ6
との間隔は、搬送面2aに載置される圧粉体11の外径
に応じてベルトコンベア2の横断方向に広狭調整できる
ようになっている。
【0021】なお、本実施例は、図6に示す従来のシュ
ートS、回転ブラシ23及び排出管24,25を併せて
備え、圧粉体11の下面に残っているバリXをシュート
Sで除去し、上面に残っているバリXを回転ブラシ23
で除去するように構成されている。
【0022】次に本実施例の作用について説明する。ま
ず、シュートSによって下面のバリXが除去された圧粉
体11を、その段部11bをベルトコンベア2の凹状掛
止部2bに掛止させて連続的に搬送する。
【0023】回転ブラシ5,6をそれぞれ図1(a)及
び図3中矢印B方向に回転させ、その先端部を圧粉体1
1の外周側面11aに摺接させる。この摺接時の摩擦力
によって圧粉体11が図1(a)及び図3中矢印C方向
に回転される。この圧粉体11の回転速度は、回転ブラ
シ5と回転ブラシ6の回転速度のちょうど中間速度とな
る。そのため、回転ブラシ5,6,5が段部11bに残
ったバリX’に均一に接触してこれを圧粉体11から除
去する。また、このバリX’の除去と並行して回転ブラ
シ23によって圧粉体11上面のバリXも上述したよう
に除去される。
【0024】こうして全てのバリX,X’が除去された
圧粉体11はベルトコンベア2の終端方向に搬送され
る。また、除去されたバリは、シュート下方の排出管2
4あるいはベルトコンベア終端の排出管25に排出され
る。
【0025】なお、外径や高さの異なる圧粉体をバリ取
りするには、回転ブラシ5,6の位置を搬送面2a上で
左右方向に調整し、回転ブラシ23の高さを上下方向に
調整するだけで対応できる。そのため、従来装置のよう
に、異種形状ごとに位置決め機構を準備する必要もなく
装置全体がきわめて簡単になる。
【0026】なお、本実施例では、回転ブラシを千鳥状
に3つ設けたが、必ずしもこれに限定されず、ベルトコ
ンベアのいずれか一側方又は両側に1つ、あるいは両側
方に2つずつ以上設けてもよく、この回転ブラシの配設
数を増やすほどバリ取り効果は増大する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送手段の側方に配設された回転ブラシによって、従来
は除去しにくかった外周側面の段部のバリを効率よく確
実に除去することができる。
【0028】特に、圧粉体の位置決め機構を配設する必
要がないので、装置全体を簡単にすることができ、圧粉
体のサイズの如何にかかわらず圧粉体を搬送手段で連続
的に搬送することができるので、処理能力も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明に係るバリ取り装置の一実
施例の平面図、(b)はその凹状掛止部の拡大平面図。
【図2】(a)は、この発明に係るバリ取り装置の一実
施例の一部省略側面図、(b)はそのベルトコンベアの
一部拡大斜視図。
【図3】この発明に係るバリ取り装置の一実施例の一部
拡大裏面図。
【図4】回転ブラシに歯付きベルトを張架した状態を示
す一部省略拡大側面図。
【図5】(a)は金型の拡大断面図、(b)は同金型に
よって製造された圧粉体の拡大断面図。
【図6】従来のバリ取り装置の側面図。
【図7】外周側面の段部にバリが残った圧粉体の拡大断
面側面図。
【図8】従来のバリ取り装置の他例を示す側面図。
【図9】従来の他例のバリ取り装置によるバリ取り状態
を示す側面図。
【符号の説明】
1 バリ取り装置 2 搬送手段 2a 搬送面 5,6,23 回転ブラシ 11 圧粉体 11a 圧粉体の外周側面 11b 段部 X,X’ バリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周側面に段部が形成され、かつ、該段部
    にバリが残った圧粉体を搬送面に載置して連続的に搬送
    する手段と、 前記搬送手段の側方に配設され、前記圧粉体の外周側面
    に摺接しつつ前記圧粉体を回転させる回転ブラシとを有
    する圧粉体のバリ取り装置。
JP14446195A 1995-06-12 1995-06-12 バリ取り装置 Withdrawn JPH08337801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14446195A JPH08337801A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 バリ取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14446195A JPH08337801A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 バリ取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08337801A true JPH08337801A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15362811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14446195A Withdrawn JPH08337801A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 バリ取り装置

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JP (1) JPH08337801A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030061574A (ko) * 2002-01-15 2003-07-22 주식회사 삼한 중공홀을 가지는 부품의 제조방법
KR100488404B1 (ko) * 2002-08-02 2005-05-10 최규태 분말소결용 금형
JP2008303432A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結機械部品の製造方法
CN115889780A (zh) * 2022-12-30 2023-04-04 惠州市鑫迪智造科技有限公司 一种后摄像头支架mim加工用切粒装置及其工艺

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903