JPH08337738A - Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法 - Google Patents

Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08337738A
JPH08337738A JP8082886A JP8288696A JPH08337738A JP H08337738 A JPH08337738 A JP H08337738A JP 8082886 A JP8082886 A JP 8082886A JP 8288696 A JP8288696 A JP 8288696A JP H08337738 A JPH08337738 A JP H08337738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
emulsion composition
polymer particles
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8082886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3732569B2 (ja
Inventor
Yukihiro Ikegami
幸弘 池上
Seiya Koyanagi
精也 小▲柳▼
Hiroki Ishii
弘樹 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP08288696A priority Critical patent/JP3732569B2/ja
Publication of JPH08337738A publication Critical patent/JPH08337738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732569B2 publication Critical patent/JP3732569B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTパネル内面の蛍光体層表面全面に均一
な塗膜を形成し、かつ、焼成性の良好なアンダーコート
被膜を形成して、輝度ムラのないCRTを得ることがで
きるCRTアルミバックアンダーコート被覆用エマルシ
ョン組成物を得る。 【解決手段】 (a)特定アルキルメタクリレート35
〜90重量部、(b)特定アルキルアクリレート5〜6
0重量部、(c)特定不飽和カルボン酸2〜12重量
部、及び(d)(a)〜(c)成分以外の共重合可能な
モノマー0〜30重量部を含有する特定構造の重合体粒
子が分散してなるエマルション組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRTの製造にお
いて、CRTパネル内面に蛍光体層を形成した後、アル
ミニウム等の金属反射膜を形成する際の下地として用い
られるアンダーコート被膜用のエマルション組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】CRTは、ディスプレイとしていろいろ
な用途に使用されているが、近年の情報の多様化、高密
度化にともない、さらに高性能な、特に、高精細な表示
が要求されている。しかしながら、高精細にすればする
ほど、輝度が低下することになり、実用性には自ずか
ら、限界が生ずることとなっていた。そこで、高精細化
しつつ、輝度を低下させないようにするために、従来、
CRTパネル内面に蛍光体層を形成した後に、アルミニ
ウム等の金属を用いたメタルバック層を蒸着により形成
させ、その光の反射効果を利用する方法が取られてい
た。
【0003】しかしこの方法では、蛍光体層表面に直接
アルミニウム等の金属蒸着膜を形成しても、蛍光体層表
面の凹凸により、鏡面効果のあるメタルバック層が得ら
れないため、光が効率よくCRT前面に反射されず効果
が少なかった。従って、通常は、蛍光体層表面の凹凸を
あらかじめ有機物層で被覆して平滑にしてから、その上
に金属蒸着膜を形成し、次いでベーキング処理により該
有機物層を焼成して分解、除去し、金属蒸着膜を形成す
る方法がとられている。一般に、該有機物層をアンダー
コート被膜と称し、該被膜を形成することをフィルミン
グ処理と称している。このアンダーコート被膜の形成方
法の具体例としては、水中に樹脂を乳化させたエマルシ
ョンを蛍光体層表面に塗布、乾燥するエマルション法が
採用されている。
【0004】エマルションを蛍光体層表面に塗布する方
法としては、通常、スピンコート法がとられているが、
従来のエマルションでは、このスピンコートの際にエマ
ルションが蛍光体層表面全面に均一に広がらず、パネル
の中心部と周辺部でアンダーコート被膜に塗布ムラが生
じるという問題があり、これがCRTの輝度ムラの原因
となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、CR
Tパネル内面の蛍光体層表面全面にわたって均一で、か
つ、焼成性の良好なアンダーコート被膜を形成して、輝
度ムラのない高輝度、高精細なCRTを製造するための
エマルション組成物を提供することにある。
【0006】
【発明が解決するための手段】本発明者等は、上記課題
について検討した結果、エマルション組成物中に分散す
る特定組成の重合体粒子のモルフォロジーを制御するこ
とにより、上記課題を解決出来ることを見いだし、本発
明に至った。
【0007】即ち、本発明の要旨は、(a)炭素数1〜
4のアルキル基を有するアルキルメタクリレート、35
〜90重量部、(b)炭素数1〜4のアルキル基を有す
るアルキルアクリレート、5〜60重量部、(c)アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸から選
ばれる少なくとも1種の不飽和カルボン酸、2〜12重
量部、および、(d)(a)〜(c)成分以外の共重合
可能なモノマー、0〜30重量部を含有する重合体粒子
であり、かつ、該重合体粒子のモルフォロジーが、粒子
中心部から最外部にむけて段階的もしくは連続的に
(c)成分の濃度が増大していることを特徴とするエマ
ルション組成物、及び、(a)炭素数1〜4のアルキル
基を有するアルキルメタクリレート、35〜90重量
部、(b)炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキル
アクリレート、5〜60重量部、(c)アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、クロトン酸から選ばれる少な
くとも1種の不飽和カルボン酸、2〜12重量部、およ
び、(d)(a)〜(c)成分以外の共重合可能なモノ
マー、0〜30重量部を含有するモノマー混合物を、モ
ノマー混合物単独もしくはモノマー混合物と乳化剤をあ
らかじめ水にプレ乳化したモノマーエマルションを、
(c)成分の濃度を段階的もしくは連続的に濃度勾配を
つけて分散媒中に滴下して乳化重合することを特徴とす
るCRTアルミバックアンダーコート被膜用エマルショ
ン組成物の製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエマルション組成
物について、まずエマルション組成物中に分散する重合
体粒子を構成する各成分について、詳細に説明する。
【0009】本発明のエマルション組成物中に分散する
重合体粒子成分のうち、(a)成分は、アンダーコート
被膜の焼成性を良好とするものである。
【0010】この(a)成分の具体例としては、炭素数
1〜4のアルキル基を有するアルキルメタクリレートで
あれば特に限定されないが、例えば、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、i−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタク
リレート等が好ましく、これらを単独で用いても良い
し、2種以上を併用しても良い。
【0011】また、(a)成分の含有量は、(a)〜
(d)成分の合計量を100重量部としたとき、35〜
90重量部含有することが必要であり、好ましくは45
〜80重量部の範囲である。(a)成分の含有量が35
重量部未満の重合体粒子を含有するエマルション組成物
でアンダーコート被膜を形成すると焼成性が悪くなり、
90重量部を越える量を含有するエマルション組成物の
場合には、その最低造膜温度(以下、MFTと称す)が
高くなりすぎて、CRT製造用の実用ラインに適さなく
なる。
【0012】本発明のエマルション組成物中に分散する
重合体粒子成分のうち、(b)成分は、本発明のエマル
ション組成物のMFTを調節するための成分である。
【0013】(b)成分としては、炭素数1〜4のアル
キル基を有するアルキルアクリレートであれば特に限定
されないが、例えば、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリ
レート、sec−ブチルアクリレート等が好ましく、こ
れらを単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良
い。この(b)成分の含有量は、(a)〜(d)成分の
合計量を100重量部としたとき、5〜60重量部含有
することが必要であり、好ましくは10〜50重量部の
範囲である。
【0014】(b)成分の含有量が5重量部より少ない
重合体粒子を含有するエマルション組成物の場合にはM
FTが高くなりすぎ、逆に60重量部より多く含有する
場合には、MFTが低くなりすぎて、いずれの場合もC
RT製造用の実用ラインに適さなくなる。
【0015】本発明のエマルション組成物中に分散する
重合体粒子成分のうち、(c)成分は、アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、クロトン酸から選ばれる少な
くとも1種の不飽和カルボン酸であり、(a)〜(d)
成分の合計量を100重量部としたとき2〜12重量
部、好ましくは3〜10重量部の範囲で含有する。
【0016】本発明で用いる(c)成分としては、上記
の不飽和カルボン酸であれば、いずれを用いても良い
が、エマルション組成物のアルカリ増粘性を適度に制御
するためには、メタクリル酸が特に好ましい。(c)成
分の含有量が2重量部より少ない重合体粒子を含有する
エマルション組成物は、アルカリ増粘性が低くなり、ア
ンダーコート被膜に塗布ムラが生じやすくなる傾向にあ
り、また(c)成分の含有量が12重量部を越えるエマ
ルション組成物をアンダーコート被膜として用いると、
その焼成性が悪くなり、アルミ蒸着後のベーキング工程
で焼成残渣が多くなる傾向にある。
【0017】本発明のエマルション組成物中に分散する
重合体粒子には、(d)成分として(a)〜(c)成分
以外の共重合可能なモノマーを30重量部を越えない範
囲で含有していても良い。(d)成分の含有量が30重
量部を越える場合には、本発明のエマルション組成物の
焼成性が不良となる。
【0018】この共重合可能なモノマー(d)として
は、例えば、炭素数5以上のアルキル基を有するアルキ
ルメタクリレート、炭素数5以上のアルキル基を有する
アルキルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
シリコンメタクリレート、シリコンアクリレート、アク
リロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−ジメチルアクリルアミド、N−ジメチルメタクリルア
ミド、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N−
ジエチルアミノエチルメタクリレート、酢酸ビニル、ス
チレン、α−メチルスチレン、マレイン酸、エチレング
リコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、グリシ
ジルメタクリレート、アリルメタクリレート等が挙げら
れる。これらの化合物は、1種もしくは2種以上を併用
して用いることができる。
【0019】本発明のエマルション組成物中の重合体粒
子は、そのモルフォロジーが、粒子中心部から最外部に
むけて段階的もしくは連続的に(c)成分である不飽和
カルボン酸の濃度が増大している分散粒子であることが
必要である。
【0020】これは、エマルション組成物がスピンコー
トにより蛍光体層表面全面に広がりながら、乾燥・成膜
する際の重合体粒子同士の相互作用、あるいは重合体粒
子と火ぶくれ防止用の種々の添加剤との相互作用に着目
した観点から、前記特定のモルフォロジー構造を有する
重合体を含有するエマルション組成物を用いることで、
CRT内面の蛍光体層表面全面にわたって均一なアンダ
ーコート被膜を形成することができるためである。
【0021】均一なアンダーコート塗膜を形成するため
には、重合体粒子の不飽和カルボン酸の濃度を高め、重
合体粒子同士の相互作用および重合体粒子と添加剤との
相互作用を高めることが有効である。しかしながら、単
に不飽和カルボン酸濃度を増加させると、アンダーコー
ト被膜の焼成性が悪くなるため、使用できる不飽和カル
ボン酸の量には限度がある。
【0022】そこで、本発明においては、粒子中心部か
ら最外部にむけて段階的もしくは連続的に不飽和カルボ
ン酸の濃度が増大したモルフォルジーを有する重合体粒
子を用いることによって、限られた不飽和カルボン酸の
量で、重合体粒子同士および重合体粒子と添加剤との相
互作用を高めることを可能としたものである。
【0023】このような特定のモルフォロジーの粒子構
造とすることによって、初めて本発明の目的とする均一
な塗膜を有し、かつ、焼成性の良好なアンダーコート被
膜を形成することができたものである。
【0024】そこで、本発明では、アンダーコート被膜
の焼成性を損なわない範囲の不飽和カルボン酸の濃度を
規定する手段として、一般に知られている、不飽和カル
ボン酸を共重合させた重合体粒子は、アルカリ領域まで
pHを上昇させると、重合体粒子表面が中和され、粒子
径が増大して膨潤度が高くなることを利用して、重合体
粒子表面の最適な不飽和カルボン酸の量を規定すること
にした。この重合体粒子表面の最適な不飽和カルボン酸
の量を見いだすための手段を検討した結果、本発明者ら
は、まず重合体粒子の粒子径はpHの上昇とともに増大
していくが、あるpH値を過ぎてさらにpHを上昇させ
ると、重合体粒子の膨潤層が溶解しはじめ、増大してい
た該粒子径が減少に転じることを見出し、この挙動を利
用して、以下のような方法で重合体粒子表面の不飽和カ
ルボン酸の量を規定することにした。
【0025】具体的には、pHの上昇に合わせて重合体
粒子の粒子径が増大してゆき、ある特定のpH値を境に
該粒子径が減少傾向に転じるため、この重合体粒子の膨
潤度が最大となる時点の膨潤度を、本発明において最大
膨潤度とする。本発明においてこの最大膨潤度は、pH
が7未満の領域における重合体粒子径(DO)と、pH
が7以上の領域において膨潤する際に粒子径が最大とな
るときの重合体粒子径(DMAX)との比(DMAX/DO
で表す。このようにして、重合体粒子表面の不飽和カル
ボン酸の量は、最大膨潤度(DMAX/DO)で判断するこ
とができ、最大膨潤度が大きいほど重合体粒子表面のカ
ルボン酸濃度が高くなるという、重合体粒子のモルフォ
ルジーを評価する1つの指標となる。本発明のエマルシ
ョン組成物は、重合体粒子同士の相互作用および重合体
粒子と添加剤との相互作用のバランスがよく、アンダー
コート被膜に塗布ムラが生じないという点を考慮する
と、重合体粒子表面のカルボン酸濃度は、pHを7以上
にしたときの重合体粒子の最大膨潤度が1.6〜3.0
の範囲にあることが好ましい。
【0026】また、不飽和カルボン酸を共重合させた重
合体粒子が分散してなるエマルション組成物は、アルカ
リ領域までpHを増大させると、重合体粒子が膨潤もし
くは一部溶解して、その結果、エマルション組成物の粘
度が増大する(一般にこの粘度変化をアルカリ増粘性と
呼んでいる)。このようなエマルション組成物のアルカ
リ増粘性は、エマルション組成物の温度、重合体粒子含
有率および重合体粒子に含有されるカルボン酸の濃度に
左右されることから、重合体粒子表面のカルボン酸の濃
度が高いほど、低いpH領域でエマルション組成物の粘
度が増大し、重合体粒子同士の相互作用の1つの指標と
なる。本発明のエマルション組成物は、25℃条件下
で、エマルション組成物中における重合体粒子含有率を
15重量%に調整したとき、このエマルション粘度がp
H7.2未満において10cps未満であり、かつ、p
Hが7.2〜8.6の範囲で増粘して15cps以上の
アルカリ増粘性を有することが好ましい。
【0027】エマルション組成物中の重合体粒子含有率
を15重量%に調整したときの25℃におけるエマルシ
ョン組成物の粘度が、pH7.2未満の領域において1
0cps以上である場合には、重合体粒子同士の相互作
用および重合体粒子と添加剤との相互作用が強くなり、
アンダーコート被膜に塗布ムラが生じやすくなる傾向に
ある。重合体粒子含有率を15重量%に調整したときの
25℃におけるエマルション組成物の粘度が、pH7.
2〜8.6の領域において15cps未満である場合に
は、重合体粒子同士の相互作用および重合体粒子と添加
剤との相互作用が弱くなり、アンダーコート被膜に塗布
ムラが生じやすくなる傾向にある。
【0028】また、本発明のエマルション組成物の重合
体粒子の分子量は特に限定されないが、ポリスチレン換
算で重量平均分子量が10万〜200万の範囲が好まし
く、特に、膜性能と成膜性のバランスの点から、好まし
くは50万〜150万の範囲であることが好ましい。該
組成物の重合体粒子の重量平均分子量が10万未満であ
ると成膜した膜が脆くなる傾向にあり、200万を越え
る場合には造膜性に劣る傾向にある。
【0029】また、本発明のエマルション組成物は、M
FTが30〜50℃であることが、CRTの製造条件上
好ましい。これは、MFTが30℃未満の場合には造膜
速度が速くなるため、CRTにエマルション組成物の塗
布時に生じる過剰分を再利用する際に回収率が低下する
傾向にあり、また、MFTが50℃より高い場合には造
膜速度が遅くなるため、生産性が低下する傾向にある。
【0030】本発明のエマルション組成物は、アンダー
コート被膜の焼成時に発生するアルミ蒸着膜の火ぶくれ
を防止するために、種々の添加剤、例えば、ポリビニ−
ルアルコ−ルほう酸錯体、過酸化水素、コロイド状シリ
カ、シュウ酸アンモン等公知のものを添加して使用して
もよい。
【0031】次に、本発明のエマルション組成物の製造
方法について説明する。本発明のエマルション組成物の
製造方法は、特に限定されないが、重合体粒子の構造を
前記特定のモルフォロジーに制御するためには、乳化重
合法が好ましい。
【0032】具体的には、(a)炭素数1〜4のアルキ
ル基を有するアルキルメタクリレート、35〜90重量
部、(b)炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキル
アクリレート、5〜60重量部、(c)アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、クロトン酸から選ばれる少な
くとも1種の不飽和カルボン酸、2〜12重量部、およ
び、(d)(a)〜(c)成分以外の共重合可能なモノ
マー、0〜30重量部からなるモノマー混合物を分散媒
中に滴下して、乳化重合を行う。
【0033】この際、該モノマー混合物は、モノマー混
合物単独を滴下してもよいし、モノマー混合物と乳化剤
をあらかじめ水にプレ乳化させたモノマー含有エマルシ
ョンを滴下してもよい。
【0034】また、前記モノマー混合物を滴下する際に
は、モノマー混合物中の(c)成分の濃度に段階的もし
くは連続的に濃度勾配をつけて滴下することにより、重
合体粒子構造が、粒子中心部から最外部にむけて段階的
もしくは連続的に(c)成分濃度が増大する重合体粒子
が分散するエマルション組成物を得ることができる。こ
の濃度勾配は、滴下量とともに徐々に(c)成分量を増
大するようにしてもよいし、逆に、滴下量とともに徐々
に(c)成分の量を減少するようにしてもよい。
【0035】この理由は、(c)成分の親水性が他のモ
ノマー成分に比べて高いため、滴下していくうちに、
(c)成分濃度を徐々に高濃度から薄くしても、(c)
成分濃度を徐々に低濃度から高くしても、(c)成分は
水との界面に多く存在しようとするため、結果的に両者
の場合とも粒子中心部から最外部にむけて(c)成分濃
度が増大している重合体粒子が得られるからである。
【0036】滴下時のモノマー混合物の(c)成分の濃
度に濃度勾配をつける具体的な方法としては、滴下する
モノマー混合物を少なくとも2つのフラクションに分割
し、各フラクションで(c)成分の濃度に差をつけて順
次滴下して段階的に濃度勾配をつけてもよいし、2つの
タンクを用意し、一方のタンクには(c)成分を、もう
一方のタンクには(c)成分以外のモノマーを貯蔵し、
両者を混合しながら滴下して連続的に(c)成分に濃度
勾配をつけてもよい。
【0037】本発明のエマルション組成物を構成する重
合体粒子の分散媒としては、水が挙げられる。以上の方
法で、本発明のエマルション組成物を製造することがで
きる。
【0038】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明する。
【0039】なお、実施例中に表示した各物性値は、下
記の評価方法に従って行った。 (1)MFT(最低造膜温度):連続した温度勾配をも
つ金属板(高林理化(株)製)上にエマルション組成物
を塗工し、乾燥させてクラックのない均一被膜を形成す
る最低温度を求めた。 (2)平均粒子径:エマルション0.1gに、純水50
gを加えて希釈した後、レーザーを光源とした光散乱法
(大塚電子(株)製;商品名 DLS−600)によ
り、平均粒子径Doを測定した。 (3)最大膨潤度:エマルション0.1gに、アンモニ
ア水50gを加えて希釈した後、DLS−600で膨潤
後のpH及び平均粒子径を測定した。この際に用いるア
ンモニア水としては、濃度を変えた0規定(純水)、
3.2×10-5N、8.0×10-5N、1.1×10-4
N、1.6×10-4N、3.2×10-4N、4.8×1
-4N、6.4×10-4N、8.0×10-4N、1.1
×10-3N、1.6×10-3N、4.8×10-3N、
8.0×10-3N、1.6×10-2N、8.0×10-2
N、1.6×10-1N、8.0×10-1N、1.6Nの
計18種を用い、徐々にその濃度を高くしてゆき膨潤後
の平均粒子径の最大値Dmaxを測定し、最大膨潤度をD
maxとDoとの比(Dmax/Do)により求めた。 (4)アルカリ増粘性:エマルション組成物を純水で希
釈して、重合体粒子含有率が15重量%になるように調
整した。この希釈したエマルション組成物を25℃の恒
温水槽中に30分以上放置した後、該エマルション組成
物100gに対して5重量%アンモニア水1〜5mlを
攪拌しながら添加した。添加後、1分間撹拌を続けた
後、エマルション組成物のpHおよび粘度を25℃で測
定した。 (5)pH:あらかじめ、pH7およびpH9の標準液
で2点校正した後、pHメータ((株)堀場製作所製;
商品名 M−13)で測定した。
【0040】(6)粘度:No.1ロータを使用し、6
0rpmにおいて粘度を粘度計(東機産業(株)製;B
型粘度計 VISCO−BL)で測定した。 (7)アンダーコート被膜の均一性:エマルション組成
物を純水で希釈して、さらに火ぶくれ防止用の添加剤を
下記に示す割合で添加して、アルミバックアンダーコー
ト被膜用調合液を調整した。 アクリルエマルション(固形分)…15.0重量% ポバールほう酸錯体 … 0.5重量% 過酸化水素 … 0.5重量% 純水 …84.0重量% この調合液を予め42℃に加温した14インチブラウン
管パネル内面の蛍光体層表面にスピンコート法により塗
布し、遠赤外線ヒーターで加温して成膜させた後、アル
ミニウム被膜を蒸着した。得られた該パネルのアルミニ
ウム蒸着膜側より光を照射し、パネル前面からの透過光
を目視により評価した。 ○:パネル全面にわたって透過光が均一であり、アンダ
ーコート被膜がパネル全面にわたって均一に塗布されて
いる。 ×:パネル中央部と周辺部とで透過光量に差があり、ア
ンダーコート被膜に塗布ムラがある。 (8)アンダーコート被膜の焼成性 エマルション組成物で成膜したアンダーコート被膜をア
ルミ皿に入れ、熱分析装置(真空理工(株)製;商品名
TGD9600)により、空気雰囲気中、昇温速度7
℃/minで室温から450℃まで昇温し、そのまま3
0分保持して、焼成した。焼成後の残渣を目視により評
価した。 ○:焼成残渣なし。 ×:アルミ皿に黒く焼成残渣が残った。
【0041】[実施例1]メチルメタクリレート224
重量部とエチルアクリレート144重量部の混合物を4
つのフラクションに等分割し、各フラクション中のメタ
クリル酸濃度が、表1に示す濃度になるように総量32
重量部のメタクリル酸を分割して添加し、4つのモノマ
ー混合物フラクションを調整した。2lのセパラブルフ
ラスコに、水630重量部,ラウリル硫酸ナトリウム
(花王(株)製;商品名:エマ−ル0)7.0重量部、
過硫酸カリウム1.2重量部を投入し、窒素雰囲気中1
30rpmで攪拌しながら、1時間で70℃に昇温し
た。昇温したフラスコ中に、表1に示すメタクリル酸の
濃度を有する第1段目のフラクションを30分間かけて
滴下し、30分間保持して第1段目の乳化重合を行っ
た。次に第1段目に重合した粒子をシード粒子として、
表1に示すメタクリル酸の濃度を有する第2段目のフラ
クションを30分間かけて滴下し、30分間保持して第
2段目のシード重合を行った。以下同様に、表1に示す
メタクリル酸の濃度を有する第3段目および第4段目の
フラクションを順に、30分間かけて滴下・保持を繰り
返した後、1時間保持した。さらに80℃に昇温し、1
時間保持して、粒子中心部から最外部へむけてメタクリ
ル酸濃度が増大している重合体粒子が分散するエマルシ
ョン組成物を得た。得られたエマルション組成物の粒子
径は80nm、MFTは42℃、固形分は38重量%で
あった。また、最大膨潤度は、2.1であった。
【0042】得られたエマルション組成物中の重合体粒
子含有率を15重量%になるように純水で希釈し、25
℃におけるアルカリ増粘性を評価したところ、pH7.
1においてエマルション組成物の粘度は5.4cpsで
あり、pH7.7においてエマルション粘度は18.2
cpsであった。この希釈したエマルション組成物を用
いてアンダーコート被膜を形成し、アルミ蒸着膜を形成
して透過光量を評価したところ、透過光量が均一であ
り、アンダーコート被膜がCRTパネル全面にわたって
均一に塗布されていた。また、アンダーコート被膜の焼
成性は良好で、焼成後に残渣は残らなかった。
【0043】[実施例2〜実施例4]滴下するモノマー
を5つのフラクションに分割し、各フラクションのメタ
クリル酸濃度を表1に示す割合にする以外は、実施例1
と同様の方法で粒子中心部から最外部へむけてメタクリ
ル酸濃度が増大している重合体粒子が分散してなるエマ
ルション組成物を得た。得られたエマルション組成物の
評価結果は表3に示す。
【0044】[実施例5]滴下するモノマーを6つのフ
ラクションに分割し、各フラクションのメタクリル酸の
濃度を表1に示す割合にする以外は、実施例1と同様の
方法で粒子中心部から最外部へむけてメタクリル酸濃度
が増大している重合体粒子が分散してなるエマルション
組成物を得た。得られたエマルション組成物の評価結果
は表3に示す。
【0045】[実施例6]メチルメタクリレート208
重量部、エチルアクリレート160重量部からなる混合
物を6つのフラクションに等分割し、各フラクション中
のメタクリル酸濃度が、表1に示す濃度になるように総
量32重量部のメタクリル酸を分割して添加し、6つの
モノマー混合物フラクションを調整する以外は、実施例
1と同様の方法で粒子中心部から最外部へむけてメタク
リル酸の濃度が増大している重合体粒子が分散してなる
エマルション組成物を得た。得られたエマルション組成
物の評価結果は表3に示す。
【0046】[実施例7]メチルメタクリレート192
重量部、エチルアクリレート176重量部からなる混合
物を6つのフラクションに等分割し、各フラクション中
のメタクリル酸濃度が、表1に示す濃度になるように総
量32重量部のメタクリル酸を分割して添加し、6つの
モノマー混合物フラクションを調整する以外は、実施例
1と同様の方法で粒子中心部から最外部へむけてメタク
リル酸の濃度が増大している重合体粒子が分散してなる
エマルション組成物を得た。得られたエマルション組成
物の評価結果は表3に示す。
【0047】[実施例8]メチルメタクリレート212
重量部、エチルアクリレート144重量部およびスチレ
ン12重量部からなる混合物を4つのフラクションに等
分割し、各フラクション中のメタクリル酸濃度が、表1
に示す濃度になるように総量32重量部のメタクリル酸
を分割して添加し、4つのモノマー混合物フラクション
を調整する以外は、実施例1と同様の方法で粒子中心部
から最外部へむけてメタクリル酸の濃度が増大している
重合体粒子が分散してなるエマルション組成物を得た。
得られたエマルション組成物の評価結果は表3に示す。
【0048】[実施例9]メチルメタクリレート252
重量部とエチルアクリレート136重量部からなる混合
物を5つのフラクションに等分割し、各フラクション中
のメタクリル酸の濃度が、表1に示す濃度になるように
総量12重量部のメタクリル酸を分割して添加し、5つ
のモノマー混合物フラクションを調整する以外は、実施
例1と同様の方法で粒子中心部から最外部へむけてメタ
クリル酸濃度が増大している重合体粒子が分散してなる
エマルション組成物を得た。得られたエマルション組成
物の評価結果は表3に示す。
【0049】[実施例10]滴下するモノマーを5つの
フラクションに分割し、各フラクションのメタクリル酸
濃度を表1に示す割合にする以外は、実施例1と同様の
方法で粒子中心部から最外部へむけてメタクリル酸濃度
が増大している重合体粒子が分散してなるエマルション
組成物を得た。得られたエマルション組成物の評価結果
は表3に示す。
【0050】[比較例1]2リットルのセパラブルフラ
スコに、水630重量部、ラウリル硫酸ナトリウム(花
王(株)製;商品名 エマール0)7.0重量部、過硫
酸カリウム1.2重量部を投入し、窒素雰囲気中130
rpmで攪拌しながら、1時間で70℃に昇温した。昇
温したフラスコ中に、メチルメタクリレート224重量
部、エチルアクリレート144重量部およびメタクリル
酸32重量部からなるモノマー均一混合物を3時間かけ
て滴下した後、1時間保持した。さらに80℃に昇温
し、1時間保持して、重合体粒子内部でメタクリル酸の
濃度が均一な重合体粒子が分散してなるエマルション組
成物を得た。得られたエマルション組成物の評価結果を
表3に示す。
【0051】[比較例2]滴下するモノマーが、メチル
メタクリレート200重量部、エチルアクリレート14
8重量部およびメタクリル酸52重量部からなるモノマ
ー均一混合物である以外は比較例1と同様の方法で、粒
子内部のメタクリル酸の濃度が均一な重合体粒子である
エマルション組成物を得た。得られたエマルション組成
物の評価結果は表3に示す。
【0052】[比較例3]滴下するモノマーが、メチル
メタクリレート160重量部、エチルアクリレート16
0重量部およびメタクリル酸80重量部からなるモノマ
ー均一混合物である以外は、比較例1と同様の方法で、
粒子内部のメタクリル酸の濃度が均一な重合体粒子が分
散してなるエマルション組成物を得た。得られたエマル
ション組成物の評価結果は表3に示す。
【0053】[比較例4]メチルメタクリレート264
重量部とエチルアクリレート132重量部からなる混合
物を5つのフラクションに等分割し、各フラクション中
のメタクリル酸濃度が、表1に示す濃度になるように総
量4重量部のメタクリル酸を分割して添加し、5つのモ
ノマー混合物フラクションを調整する以外は、実施例1
と同様の方法で粒子中心部から最外部へむけてメタクリ
ル酸の濃度が増大している重合体粒子であるエマルショ
ン組成物を得た。得られたエマルション組成物の評価結
果は表3に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の重合体粒子
を分散させてなるエマルション組成物により、CRTパ
ネル内面の蛍光体層表面全面にわたって均一な塗膜を有
し、かつ、焼成性の良好なアンダーコート被膜を形成す
ることができ、輝度ムラのないCRTを得ることができ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)炭素数1〜4のアルキル基を有す
    るアルキルメタクリレート、35〜90重量部、(b)
    炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルアクリレー
    ト、5〜60重量部、(c)アクリル酸、メタクリル
    酸、イタコン酸、クロトン酸から選ばれる少なくとも1
    種の不飽和カルボン酸、2〜12重量部、および、
    (d)(a)〜(c)成分以外の共重合可能なモノマ
    ー、0〜30重量部を含有する重合体粒子であり、か
    つ、該重合体粒子のモルフォロジーが、粒子中心部から
    最外部にむけて段階的もしくは連続的に(c)成分の濃
    度が増大していることを特徴とするCRTアルミバック
    アンダーコート被膜用エマルション組成物。
  2. 【請求項2】 エマルション組成物のpHを7以上にし
    たときの重合体粒子の最大膨潤度が1.6〜3.0の範
    囲であることを特徴とする請求項1記載のCRTアルミ
    バックアンダーコート被膜用エマルション組成物。
  3. 【請求項3】 エマルション組成物中における重合体粒
    子含有率を15重量%に調整したときの25℃における
    エマルション粘度が、pHが7.2未満においては10
    cps未満であり、かつ、pHが7.2〜8.6の範囲
    においては増粘して15cps以上となることを特徴と
    する請求項1および請求項2記載のCRTアルミバック
    アンダーコート被膜用エマルション組成物。
  4. 【請求項4】 (a)炭素数1〜4のアルキル基を有す
    るアルキルメタクリレート、35〜90重量部、(b)
    炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルアクリレー
    ト、5〜60重量部、(c)アクリル酸、メタクリル
    酸、イタコン酸、クロトン酸から選ばれる少なくとも1
    種の不飽和カルボン酸、2〜12重量部、および、
    (d)(a)〜(c)成分以外の共重合可能なモノマ
    ー、0〜30重量部を含有するモノマー混合物を、モノ
    マー混合物単独もしくはモノマー混合物と乳化剤をあら
    かじめ水にプレ乳化したモノマーエマルションを、
    (c)成分の濃度を段階的もしくは連続的に濃度勾配を
    つけて分散媒中に滴下して乳化重合することを特徴とす
    る、CRTアルミバックアンダーコート被膜用エマルシ
    ョン組成物の製造方法。
JP08288696A 1995-04-10 1996-04-04 Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3732569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08288696A JP3732569B2 (ja) 1995-04-10 1996-04-04 Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8433495 1995-04-10
JP7-84334 1995-04-10
JP08288696A JP3732569B2 (ja) 1995-04-10 1996-04-04 Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08337738A true JPH08337738A (ja) 1996-12-24
JP3732569B2 JP3732569B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=26423918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08288696A Expired - Fee Related JP3732569B2 (ja) 1995-04-10 1996-04-04 Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3732569B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10120709A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Daicel Chem Ind Ltd エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法
KR100716764B1 (ko) * 2005-02-28 2007-05-14 주식회사 디에프씨 컬러 브라운관용 필르밍액 조성물
WO2009080614A1 (de) * 2007-12-21 2009-07-02 Basf Se Wässrige polymerisatdispersionen, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532064A (en) * 1976-06-29 1978-01-10 Hitachi Ltd Aqueous emulsion compound to be applied to crt phosphorescent face
JPS5757757A (en) * 1980-09-26 1982-04-07 Dainippon Ink & Chem Inc Emulsion coating composition excellent in thick coating and leveling properties
JPS57158929A (en) * 1981-02-20 1982-09-30 Rca Corp Method of metallizing fluorescent display surface
JPH05501123A (ja) * 1990-03-28 1993-03-04 ビーエーエスエフ ラッケ ウント ファルベン アクチェンゲゼルシャフト 多層ラッカー塗膜を製造する方法およびこの方法に好適な水性下塗ラッカー
JPH0652799A (ja) * 1992-07-30 1994-02-25 Sanyo Chem Ind Ltd 陰極線管用フィルミング剤
JPH06179726A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Dainippon Ink & Chem Inc 共重合体エマルジョンの製造方法
JPH06211950A (ja) * 1992-12-18 1994-08-02 Rohm & Haas Co 官能化された多段階重合体
JPH06290707A (ja) * 1993-03-30 1994-10-18 Sanyo Chem Ind Ltd 陰極線管用フィルミング乳剤

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532064A (en) * 1976-06-29 1978-01-10 Hitachi Ltd Aqueous emulsion compound to be applied to crt phosphorescent face
JPS5757757A (en) * 1980-09-26 1982-04-07 Dainippon Ink & Chem Inc Emulsion coating composition excellent in thick coating and leveling properties
JPS57158929A (en) * 1981-02-20 1982-09-30 Rca Corp Method of metallizing fluorescent display surface
JPH05501123A (ja) * 1990-03-28 1993-03-04 ビーエーエスエフ ラッケ ウント ファルベン アクチェンゲゼルシャフト 多層ラッカー塗膜を製造する方法およびこの方法に好適な水性下塗ラッカー
JPH0652799A (ja) * 1992-07-30 1994-02-25 Sanyo Chem Ind Ltd 陰極線管用フィルミング剤
JPH06179726A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Dainippon Ink & Chem Inc 共重合体エマルジョンの製造方法
JPH06211950A (ja) * 1992-12-18 1994-08-02 Rohm & Haas Co 官能化された多段階重合体
JPH06290707A (ja) * 1993-03-30 1994-10-18 Sanyo Chem Ind Ltd 陰極線管用フィルミング乳剤

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10120709A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Daicel Chem Ind Ltd エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法
KR100716764B1 (ko) * 2005-02-28 2007-05-14 주식회사 디에프씨 컬러 브라운관용 필르밍액 조성물
WO2009080614A1 (de) * 2007-12-21 2009-07-02 Basf Se Wässrige polymerisatdispersionen, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung
CN101903416A (zh) * 2007-12-21 2010-12-01 巴斯夫欧洲公司 聚合物水分散体、其制备方法及其用途
RU2469050C2 (ru) * 2007-12-21 2012-12-10 Басф Се Водные полимерные дисперсии, способ их получения и их применение
US8334350B2 (en) 2007-12-21 2012-12-18 Basf Se Aqueous polymer dispersions, processes for preparing them, and their use
US8552126B2 (en) 2007-12-21 2013-10-08 Basf Se Aqueous polymer dispersions, processes for preparing them, and their use
AU2008340157B2 (en) * 2007-12-21 2013-10-24 Basf Se Aqueous polymer dispersions, method for the production and use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP3732569B2 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0321096B1 (en) Polymer particles and their preparation
JP4880853B2 (ja) 重合可能な化合物及びその用途
US4910229A (en) Process for producing hollow polymer latex particles
US3582390A (en) Method of metallizing phosphor screens using an aqueous emulsion containing hydrogen peroxide
US5385975A (en) Polysiloxane-composite polymer particles
US3740367A (en) Colloidal dispersions of ammonia-comminuted particles of methyl methacrylate-acid copolymers
US4327123A (en) Method of metallizing a phosphor screen
US20130148205A1 (en) Method of producing antireflection film
JPH08337738A (ja) Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法
JPH05170909A (ja) 重合体粒子の水性分散体の製造方法
JPH06248012A (ja) 中空重合体粒子の製造方法
JP2014047233A (ja) 構造色発現用組成物及び構造色発現膜
JP2983585B2 (ja) Crtアルミバック用アンダーコート被膜の形成方法
JPH10168267A (ja) Crtメタルバックアンダーコート被膜形成用エマルジョン組成物
JP4006052B2 (ja) ルミネセントスクリーンの製造方法
JPH08315730A (ja) 陰極線管内面の金属反射膜形成用アンダーコート樹脂
JPS61215629A (ja) 表面改質組成物
JP3091797B2 (ja) 陰極線管用フィルミング剤
JP3169738B2 (ja) 陰極線管用フィルミング乳剤
JPH09216984A (ja) アクリルゾル
JP2983586B2 (ja) Crtアルミバック用アンダーコート剤組成物
JPH11124530A (ja) 水性塗料用エマルジョン
JP2001052609A (ja) Crt金属反射膜の製造方法、そのアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法
JP2780049B2 (ja) 金属のクロメート系処理液用低発泡性重合体水性エマルジョン
JP3443183B2 (ja) コーティング剤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees